JPH09195892A - 燃料噴射ノズル - Google Patents

燃料噴射ノズル

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JPH09195892A
JPH09195892A JP592896A JP592896A JPH09195892A JP H09195892 A JPH09195892 A JP H09195892A JP 592896 A JP592896 A JP 592896A JP 592896 A JP592896 A JP 592896A JP H09195892 A JPH09195892 A JP H09195892A
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fuel
injection
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needle
hole
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Tomoji Matsukawa
智二 松川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】加工が容易であるとともに高精度に加工するこ
とができ、これによりピストン部の厳密な摺動嵌合が可
能になる燃料噴射ノズルを提供する。 【解決手段】ノズルボディ12に、弁座32および先端
が開放されたガイド筒部33を形成し、このガイド筒部
33に第1の噴射孔34および第2の噴射孔35を開設
し、ノズルボディ12に収容されたニードル40に上記
弁座32に着座するシート部41および上記ガイド筒部
33に摺動自在に嵌挿されたピストン部42を設け、こ
のピストン部42にはリフト量が小さい場合に燃料供給
通路14と前記第1の噴射孔34とを連通させてこの第
1の噴射孔34から燃料を噴射させる第1の小径部4
3、およびリフト量が大きい場合に燃料供給通路14と
前記第2の噴射孔35とを連通させてこの第2の噴射孔
35から燃料を噴射させる第2の小径部44を設けたこ
とを特徴とする燃料噴射ノズルである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、初期噴射およびこ
れに続き主噴射を行い、すなわち2段噴射を行うように
した燃料噴射ノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の燃料噴射ノズルにおいては、
噴射の初期に噴射率を小さくし、主噴射に至ると噴射率
を大きくしたものが知られており、このような2段噴射
式燃料噴射ノズルであれば燃料の着火性が向上し、騒音
の低減や有害成分の排出防止などに有効である。
【0003】このような2段噴射式燃料噴射ノズルとし
て、例えば実開昭3−17274号公報に記載されたノ
ズルが提案されている。このものは、ノズルボディの内
部にテーパ形状の弁座を形成するとともに、この弁座に
連続して先端が閉塞されたサックホール部を設け、この
サックホール部の側壁に軸方向に沿って第1の噴射孔お
よび第2の噴射孔を開設してある。そして、このノズル
ボディにはニードルが摺動自在に収容されており、この
ニードルには上記弁座に接離自在に着座するシート部お
よび上記サックホール部に摺動自在に嵌挿されるピスト
ン部が形成されている。このニードルは、リフト量が小
さい場合に燃料供給通路と第1の噴射孔を連通させて高
圧燃料をこの第1の噴射孔から噴射させるとともに、さ
らにニードルがリフトされた場合には燃料供給通路と第
2の噴射孔を連通させて高圧燃料をこの第2の噴射孔か
ら噴射させるようになっている。そして、上記リフト量
が大きいときの噴射量をリフト量が小さいときの噴射量
よりも多くしてあり、これにより主噴射の噴射率を大き
くしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の2
段噴射式の燃料噴射ノズルでは、ニードルのリフト量に
応じて燃料の噴射を2段階に変化させるため、サックホ
ール部に摺動自在に嵌合されたピストン部がリードとな
っており、このピストン部で第1の噴射孔および第2の
噴射孔を開閉制御する構造になっている。このような構
成の場合、ピストン部はサックホール部に対し高精度に
嵌合して液密を保ち、しかしながら摺動可能でなければ
ならず、すなわちピストン部の外径およびサックホール
の内径を厳密に寸法管理する必要がある。
【0005】しかしながら、サックホール部は文字通り
先端が閉塞された袋穴であるからこの内径を加工するに
は、ノズルボディの上記ニードル挿入側の開口部からド
リル等の工具を挿入し、この工具の先端をノズルボディ
の反対側先端に形成されたサックホール部まで延ばし、
この工具の先端で穴開け加工しなければならない。この
ような加工は工具のチャック部(工具支持箇所)と先端
の加工箇所との距離が長くなるため、加工中に加わる切
削抵抗のため工具が撓んだり、芯振れを生じるなどの不
具合が生じ、サックホール部の内径を高精度に加工する
ことが困難であるという問題を生じる。サックホール部
が高精度に加工できないと、ピストン部とサックホール
部との間で燃料漏れを発生するなどの心配がある。
【0006】本発明はこのような事情にもとづきなされ
たもので、その目的とするところは、サックホール部を
無くし、加工が容易であるとともに高精度に加工するこ
とができ、これによりピストン部の厳密な摺動嵌合が可
能になる燃料噴射ノズルを提供しようとするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1の発明は、ノズルボディの内部に弁座を形成す
るとともに、この弁座に連続して先端が開放されたガイ
ド筒部を形成し、このガイド筒部に軸方向に沿って第1
の噴射孔および第2の噴射孔を開設し、このノズルボデ
ィに摺動自在に収容されたニードルには上記弁座に接離
自在に着座するシート部および上記ガイド筒部に摺動自
在に嵌挿されたピストン部を設け、かつこのニードルの
ピストン部には、ニードルのリフト量が小さい場合に燃
料供給通路と前記第1の噴射孔とを連通させてこの第1
の噴射孔から燃料を噴射させる第1の通路部、およびニ
ードルのリフト量が大きい場合に燃料供給通路と前記第
2の噴射孔とを連通させてこの第2の噴射孔から燃料を
噴射させる第2の通路部を設けたことを特徴とする燃料
噴射ノズルである。
【0008】すなわち、請求項1の発明は、従来のサッ
クホール部を止め、その代わりに先端が開放されたガイ
ド筒部を形成したものであり、このようなガイド筒部で
あれば先端の開放部から工具を挿入して内径を加工でき
るから、高精度な加工が可能になり、ピストン部が高精
度に摺動嵌合する。よって、ガイド筒部とピストン部と
の間から燃料が漏れるなどの不具合を防止することがで
きる。
【0009】請求項2の発明は、ニードルのリフト量が
大きい場合に、第1の通路部および第2の通路部がとも
に連通して第1の噴射孔および第2の噴射孔から同時に
燃料が噴射されるようにしたことを特徴とする請求項1
に記載の燃料噴射ノズルである。
【0010】すなわち、請求項2の発明は、ニードルの
リフト量が大きい場合に第1の噴射孔と第2の噴射孔の
両方から燃料を噴射させるようにしたものであり、噴射
率を高くすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明について、図1ないし
図4に示す第1の実施例にもとづき詳細に説明する。図
1は本発明の燃料噴射ノズルを用いた燃料噴射系の全体
を示す構成図、図2はノズル先端部の拡大した断面図、
図3および図4はその作動を説明する図である。図1に
おいて、1は燃料噴射ノズル、2は燃料噴射ポンプ、3
は燃料供給パイプを示す。燃料噴射ポンプ2は例えば列
型燃料噴射ポンプであり、この燃料噴射ポンプ2はエン
ジンの運転状況に応じて所定量の燃料を所定のタイミン
グで上記燃料供給パイプ3…を通じて各気筒の燃料噴射
ノズル1…に分配供給する。
【0012】燃料噴射ノズル1について説明すると、図
において10はノズルホルダであり、このノズルホルダ
10には、ディスタンスピース11およびノズルボディ
12がリティーニングナット13を介して軸方向に連結
されている。
【0013】ノズルホルダ10の一端には燃料供給通路
14が開口されており、この燃料供給通路14は前記燃
料噴射ポンプ2に連結されているとともに、ノズルホル
ダ10の側壁内部を通って上記ディスタンスピース11
からノズルボディ12に通じている。
【0014】このノズルホルダ10内には、第1のスプ
リング室15と第2のスプリング室16が設けられてお
り、これら第1のスプリング室15と第2のスプリング
室16は段差をなして区分されている。上記第1のスプ
リング室15には初期噴射の開弁圧を設定する第1のス
プリング17が収容されており、また第2のスプリング
室16には上記第1のスプリング17と協同して全噴射
の開弁圧を設定する第2のスプリング18が収容されて
いる。第1のスプリング室15の天井部には第1のスプ
リング17のセット荷重を調整するシム19が設けられ
ているとともに、第2のスプリング室16の天井部にも
第2のスプリング18のセット荷重を調整するシム20
が設けられている。なお、これらシム19,20はそれ
ぞれ貫通孔が開いている。
【0015】第2のスプリング室16には上下方向に伸
びるプッシュロッド21が挿通されている。このプッシ
ュロッド21の上端は上記第1のスプリング室15に導
入されており、この上端部にはばね受け22が取着され
ている。このばね受け22と前記シム19との間には上
記第1のスプリング17が掛け渡されており、よってプ
ッシュロッド21は上記第1のスプリング17の押圧力
を受けている。
【0016】このプッシュロッド21の下端はディスタ
ンスピース11内に伸びている。ディスタンスピース1
1の中央部には貫通孔が形成されており、この貫通孔に
は他のばね受け23が摺動自在に挿入されている。この
ばね受け23と前記シム20との間に第2のスプリング
18が掛け渡されており、したがってばね受け23は第
2のスプリング18の押圧力を受けている。ばね受け2
3はディスタンスピース11の上面に当接してその下動
を規制されているが、ディスタンスピース11の下面側
から後述するニードルで押し上げられると第2のスプリ
ング18を押し上げて上向きに移動可能となっている。
ばね受け23の中央部には導入孔が形成されており、こ
の導入孔に前記プッシュロッド21の下端が導入されて
いる。
【0017】上記ディスタンスピース11に連設された
前記ノズルボディ12には、中央部に収容孔30が設け
られているとともに、この収容孔30に通じる燃料溜り
部31が形成されている。上記燃料溜り部31は前記燃
料供給通路14に連通しており、したがって上記燃料溜
り部31には燃料噴射ポンプ2から燃料供給通路14を
通じて高圧燃料が送られてくるようになっている。
【0018】また、上記ノズルボディ12の下端には、
図2にも示す通り、上記燃料溜り部31に連なるテーパ
形状の弁座32が形成されており、この弁座32の先端
には円筒形のガイド筒部33が設けられている。このガ
イド筒部33の先端は開口されており、このガイド筒部
33の側壁には、軸方向に離間して第1の噴射孔34お
よび第2の噴射孔35が形成されている。
【0019】上記収容孔30にはニードル40が摺動自
在に嵌挿されている。ニードル40は、下端に円錐シー
ト部41を有し、この円錐シート部41は上記ノズルボ
ディ12に形成したテーパ状の弁座32に接離可能に着
座するようになっている。また、このシート部41の先
端にはピストン部42が形成されており、このピストン
部42は上記ノズルボディ12のガイド筒部33に摺動
自在に嵌挿されている。
【0020】そして、このピストン部42には軸方向に
離間して第1の小径部43および第2の小径部44がそ
れぞれ周方向に伸びるリング溝により形成されている。
すなわち、これら第1の小径部43と第2の小径部44
は大きな径を有する摺動部45により軸方向に区画され
ている。そして、これら第1の小径部43と第2の小径
部44はピストン部42の内部に形成された連通孔46
を介して相互に連通している。
【0021】図2に示すように、ニードル40のシート
部41がノズルボディ12のテーパ状弁座32に着座す
ると、これらシート部41と弁座32で燃料の流れる経
路を断ち、燃料の噴射が阻止される。
【0022】上記ニードル40が僅かにリフトして円錐
シート部41が弁座32から少し離れると、これらシー
ト部41と弁座32の間を燃料溜り部31の高圧燃料が
通り、この燃料は図3に示すように、第1の小径部43
から第1の噴射孔34を通って燃焼室6へ噴射される。
すなわち、第1の小径部43は本発明の第1の通路部を
構成している。なお、このとき、第2の小径部44は第
2の噴射孔35に連通していない。
【0023】上記ニードル40がさらにリフトしてシー
ト部41が弁座32から大きく離れると、図4に示すよ
うに、第1の小径部43は依然として第1の噴射孔34
に連通しており、しかも第2の小径部44が第2の噴射
孔35に連通する。第2の小径部44は連通孔46を介
して第1の小径部43に通じているので、これら第1の
噴射孔34および第2の噴射孔35から同時に噴射がな
される。上記第2の小径部44は本発明の第2の通路部
を構成している。
【0024】このようなニードル40の中間部には、前
記燃料溜り部31に対応してテーパ面からなる受圧面4
7が形成されており、この受圧面47で燃料溜り部31
の圧力を受けている。そしてニードル40の上端には小
径な押圧ロッド48が一体に突出されている。この押圧
ロッド48の上端は、ばね受け23の中央部に形成した
導入孔に挿入され、この導入孔内で前記プッシュロッド
21の下端に当接している。
【0025】したがって、ニードル40には第1のスプ
リング17の押圧荷重がプッシュロッド21および押圧
ロッド48を介して伝えられ、これによりシート部41
が弁座32に接離可能に当接するものである。
【0026】上記ニードル40の上記押圧ロッド48を
囲った肩面はばね受け23の下面に対向しており、ニー
ドル40がリフトされるとこのニードル40の肩面がば
ね受け23の下面に当接し、これにより第2のスプリン
グ17の付勢力を受けるようになっている。
【0027】なお、ノズルホルダ10には、燃料戻し通
路49が形成されており、噴射で余剰となった燃料を第
2のスプリング室16および第1のスプリング室15を
介して燃料戻し通路49より燃料タンクに戻すようにな
っている。
【0028】このような構成による第1の実施例の作用
について説明する。燃料噴射ポンプ2から高圧燃料が燃
料供給通路14を通じて燃料溜り部31に供給される
と、ニードル40に形成した受圧面47が燃料溜り部3
1の燃料圧力を受けるのでニードル40に押上げ力を生
じる。この押上げ力は押圧ロッド48、プッシュロッド
21、ばね受け22を通じて第1のスプリング17に伝
えられる。
【0029】上記燃料溜り部31の燃料圧力が初期開弁
圧に達すると、ニードル40の押上げ力が大きくなり、
第1のスプリング17の付勢力に打ち勝つからこの第1
のスプリング17が圧縮され、よってニードル40はリ
フトする。
【0030】ニードル40がリフトすると、図3に示す
ようにシート部41が弁座32から離れ、よって燃料溜
り部31の燃料がシート部41と弁座32との隙間を通
じて第1の小径部43に流れ込む。このとき、ピストン
部42がガイド筒部33内で上昇し、第1の小径部43
が第1の噴射孔34に連通するので、第1の小径部43
の燃料は第1の噴射孔34通って燃焼室6へ噴射され
る。よって、初期噴射がなされるようになる。
【0031】なお、このときは、第2の小径部44と第
2の噴射孔35は連通していないから、第2の噴射孔3
5からの噴射はない。上記のような初期噴射の後、さら
に燃料溜り部31の燃料圧力が高くなって全噴射の開弁
圧を越えると、ニードル40の押圧ロッド48がプッシ
ュロッド21を介して第1のスプリング17を押すと同
時に、ニードル40の肩面がばね受け23を押し、この
ばね受け23は第2のスプリング18を押す。したがっ
て、ニードル40には第1のスプリング17および第2
のスプリング18の付勢力が作用する。これら付勢力に
抗して燃料の押上げ力が大きくなると、ニードル40が
上昇し、これによりピストン部42はさらに上昇する。
【0032】よって、燃料溜り部31の燃料はシート部
41と弁座32との隙間を通じて第1の小径部43に流
れ込み、第1の小径部43から第1の噴射孔34を通っ
て燃焼室6へ噴射される。また同時にピストン部42が
上昇したことにより、第2の小径部44が第2の噴射孔
35に連通し、このため上記第1の小径部43の燃料が
連通孔46を介して第2の小径部44に流れ込み、この
第2の小径部44から第2の噴射孔35を経て燃焼室6
へ噴射される。よって、この場合は第1の噴射孔34と
第2の噴射孔35の両者から同時に噴射されるようにな
り、噴射量が多くなって全噴射となる。
【0033】そして、所定の燃料噴射が終わって燃料溜
り部31の燃料圧が上記コイルばね17および18の押
し下げ力より弱くなると、ニードル40が押し下げら
れ、シート部41が弁座32に着座する。これにより燃
料の通過が遮断され、燃料の噴射が終了する。
【0034】このような作用を奏する本実施例の燃料噴
射ノズル1においては、図2に示すように、ノズルボデ
ィ12の先端にガイド筒部33を形成したので、このガ
イド筒部33の内径dを容易にかつ高精度に加工するこ
とができる。すなわち、従来の場合この部分はサックホ
ールとなっており、先端が閉塞されていたが、本発明に
よれば先端が開放された円筒形状のガイド筒部33とな
っているから、先端の開放部からドリルなどの工具を挿
入してこのガイド筒部33の内径dの加工が行える。こ
のような加工は、加工位置が開口部に近いため、加工が
容易であり、精度の高い加工も可能になる。
【0035】このことから、ガイド筒部33の内面と、
ピストン部42に形成した大きな径を有する摺動部45
との摺動性が良くなり、燃料漏れなどの不具合を防止す
ることができる。
【0036】そして、ガイド筒部33の先端が開放され
たことにより、つまりサックホール構造を止めたことに
より、サックホールの内部を燃料通路として利用できな
くなったが、その代わり、ピストン部42に第1の通路
部に相当する第1の小径部43および第2の通路部に相
当する第2の小径部44を設け、かつ連通孔46を形成
したから、初期噴射と全噴射の2段階噴射が可能にな
り、燃料の着火性が向上し、騒音の低減や有害成分の排
出防止などに有効になる。
【0037】なお、本発明は上記第1の実施例に制約さ
れるものではなく、図5ないし図7に示す第2の実施例
のように構成してもよい。すなわち、前記第1の実施例
では、全噴射のときに第1の噴射孔34と第2の噴射孔
35の両者から同時に燃料を噴射するようにし、これに
より噴射量を多くしたが、図5ないし図7に示す第2の
実施例では、初期噴射のときは第1の噴射孔34から燃
料を噴射し、全噴射のときは第2の噴射孔34のみから
燃料を噴射するようになっており、第1の噴射孔34と
第2の噴射孔35を切換えて噴射するようになってい
る。なお、このとき、第2の噴射孔34の孔径を第1の
噴射孔34より大きくしてあり、これにより噴射量を多
くしている。さらにまた、本発明の第2の連通路は、図
2に想像線100で示すように、燃料溜り部に通じる高
圧燃料部と第2の小径部44を直接結んでもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示し、燃料噴射系の全
体を示す構成図。
【図2】同実施例の燃料噴射ノズルの先端部を拡大した
断面図。
【図3】同実施例の燃料噴射ノズルの初期噴射時を示す
先端部を拡大した断面図。
【図4】同実施例の燃料噴射ノズルの全噴射時を示す先
端部を拡大した断面図。
【図5】本発明の第2の実施例を示し、燃料噴射ノズル
の先端部を拡大した断面図。
【図6】同実施例の燃料噴射ノズルの初期噴射時を示す
先端部を拡大した断面図。
【図7】同実施例の燃料噴射ノズルの全噴射時を示す先
端部を拡大した断面図。
【符号の説明】
1…燃料噴射ノズル 2…燃料噴射ポンプ 10…ノズルホルダ 12…ノズルボディ 17…第1のスプリング 18…第2のスプリング 21…プッシュロッド 31…燃料溜り部 32…弁座 33…ガイド筒部 34…第1の噴射孔 35…第2の噴射孔 40…ニードル 41…シート部 42…ピストン部 43…第1の小径部 44…第2の小径部 46…連通孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に弁座が形成されるとともに、この
    弁座に連続して先端が開放されたガイド筒部が形成さ
    れ、このガイド筒部に軸方向に沿って第1の噴射孔およ
    び第2の噴射孔が開設されたノズルボディと;上記ノズ
    ルボディに摺動自在に収容され、上記弁座に接離自在に
    着座するシート部および上記ガイド筒部に摺動自在に嵌
    挿されたピストン部を有するニードルと;上記ニードル
    のピストン部に形成され、ニードルのリフト量が小さい
    場合に燃料供給通路と前記第1の噴射孔とを連通させて
    この第1の噴射孔から燃料を噴射させる第1の通路部、
    およびニードルのリフト量が大きい場合に燃料供給通路
    と前記第2の噴射孔とを連通させてこの第2の噴射孔か
    ら燃料を噴射させる第2の通路部と;を具備したことを
    特徴とする燃料噴射ノズル。
  2. 【請求項2】 ニードルのリフト量が大きい場合に、第
    1の通路部および第2の通路部がともに連通して第1の
    噴射孔および第2の噴射孔から同時に燃料が噴射される
    ようにしたことを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射
    ノズル。
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