JP2015137627A - インジェクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】コマンドピストンが摩耗した場合に、コマンドピストンの交換作業を容易に行えるインジェクタを提供する。
【解決手段】インジェクタ1は、コマンドピストン15が摺動する摺動孔21の内周面の表面硬度が、コマンドピストン15の表面硬度よりも高い。これによれば、コマンドピストン15と摺動孔21の内周面との間の摺動による摩耗は主にコマンドピストン15に生じて、摺動孔21の摩耗がほとんど生じない。このため、コマンドピストン15が摩耗したら、摩耗したコマンドピストン15を抜き取って新しいコマンドピストン15を摺動孔21に挿入するだけでよく、摺動孔21の径の調整は不要となる。従って、コマンドピストン15の交換作業を容易に行える。
【選択図】図1

Description

本発明は、エンジンに燃料を噴射供給するインジェクタに関する。
従来より、インジェクタとして、ノズルボディと、ノズルニードルと、ノズルニードルの後端側にノズルニードルとは別体に設けられたコマンドピストンと、コマンドピストンが摺動する摺動孔が形成されたボディとを備えるものが知られている(例えば特許文献1参照)。
従来のインジェクタでは、コマンドピストンと摺動孔内周面との摩耗を低減すべく、コマンドピストンと摺動孔内周面との表面硬度を同等にしている。
しかし、劣悪な燃料の使用や燃料への異物混入等によって、摩耗が大きくなる場合がある。コマンドピストンと摺動孔内周面は表面硬度が同等であるため、それぞれ同程度摩耗する。
コマンドピストンと摺動孔内周面との摩耗が進むと、作動不良の原因にもなるため、インジェクタ自体の交換やコマンドピストンの交換を行う必要がある。
近年、市場修理では、コスト面の観点等から、インジェクタ自体の交換よりも、コマンドピストンの交換の要望がある。
しかし、従来のインジェクタでは、コマンドピストンだけでなく摺動孔内周面も同程度摩耗する。つまり、コマンドピストンの交換時期には摺動孔内周面も十分磨耗している。
このため、現在のコマンドピストン交換作業では、摩耗したコマンドピストンを抜き取り、摺動孔の特に摩耗した部分に合わせて内周面を切削して孔径を調整し、初期のコマンドピストンよりわずかに径大なコマンドピストンを挿入するという工程が必要となる。
すなわち、コマンドピストンの交換作業が簡易に行えないという問題がある。
特開2012−112259号公報
そこで、本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、コマンドピストンが摩耗した場合に、コマンドピストンの交換作業を容易に行えるインジェクタを提供することにある。
本発明のインジェクタは、先端に噴孔が形成されたノズルボディと、ノズルボディ内に摺動自在に収容されて噴孔を開閉するノズルニードルと、ノズルニードルの後端側に、ノズルニードルとは別体に設けられたコマンドピストンと、コマンドピストンが摺動する摺動孔が形成されたボディとを備える。
摺動孔の内周面の表面硬度が、コマンドピストンの表面硬度よりも高い。
すなわち、本発明では、コマンドピストンを積極的に摩耗させて、摺動孔の内周面の摩耗を抑制する構成としている。
これによれば、コマンドピストンと摺動孔の内周面との間の摺動による摩耗は主にコマンドピストンに生じて、摺動孔の摩耗がほとんど生じない。このため、コマンドピストンが摩耗したら、摩耗したコマンドピストンを抜き取って新しいコマンドピストンを摺動孔に挿入するだけでよく、摺動孔の径の調整は不要となる。従って、コマンドピストンの交換作業を容易に行える。
インジェクタの全体構成図である(実施例1)。
本発明を実施するための形態を以下の実施例により詳細に説明する。
〔実施例1〕
〔実施例1の構成〕
実施例1の構成を図1を用いて説明する。
インジェクタ1は、例えば、コモンレール(図示せず)等の燃料供給源から高圧の燃料を受け入れてエンジンの各気筒内に噴射するものであって、図1に示すように、燃料を噴射するノズル2と、コモンレールから受け入れた燃料をノズル2へ導く本体3と、ノズル2を動作させる電磁アクチュエータ4とを備える。
ノズル2は、先端に噴孔7が形成されたノズルボディ8と、ノズルボディ8内に摺動自在に収容されて噴孔7を開閉するノズルニードル9とを備え、噴孔7をノズルニードル9の先端部により開閉することで、燃料の噴射を開始または停止するものである。
ノズルボディ8は、ノズルニードル9を軸方向に摺動自在に収容するとともに、噴孔7に通じるノズル室11を形成する。ノズル室11にはコモンレールからの高圧燃料が導入される。
そして、ノズルニードル9の先端に形成されたシート面12がノズルボディ8の先端部の内周面に形成されたシート部13に離着することで、噴孔7とノズル室11との間が開閉されて燃料の噴射が開始または停止される。
本体3は、ノズルニードル9の後端側に、ノズルニードル9とは別体に設けられたコマンドピストン15と、コマンドピストン15が収容される軸方向孔16が形成されたボディ17と、コマンドピストン15の外周に設けられてコマンドピストン15を先端側に付勢するスプリング18とを有する。
コマンドピストン15は、軸方向孔16に摺動自在に支持される摺動部20を有する。
軸方向孔16の内、摺動部20が摺動する部分を摺動孔21と呼ぶ。
また、コマンドピストン15の後端側には、コマンドピストン15に背圧を及ぼす燃料が流出入する制御室22が形成されている。
コマンドピストン15は、制御室22の燃料圧をノズルニードル9に伝達する役割をする。
本体3には、コモンレールから導入した高圧燃料が流れる高圧流路25と、低圧燃料が流れる低圧流路26が設けられている。低圧燃料は低圧流路26を介して燃料タンクへ導かれる。なお、ノズル室11には、高圧流路25を介してコモンレールからの高圧燃料が導入されている。
制御室22は、高圧流路25から高圧の燃料が常時流入可能となるように設けられ、かつ、低圧流路26との間を電磁アクチュエータ4により開閉されるように設けられている。制御室22の燃料圧は、コマンドピストン15を介してノズルニードル9を閉弁側に付勢する。電磁アクチュエータ4は、制御室22を低圧流路26に開放して制御室22から燃料を逃すことで、制御室22の燃料圧を低下させてノズルニードル9を開弁側に駆動する。
なお、本体3は、制御室22と高圧流路25とを連通する流路を絞る流入側の絞り28と、制御室22と低圧流路26とを連通する流路を絞る流出側の絞り29が形成されたオリフィスプレート30を有する。オリフィスプレート30は、ボディ17の後端側で軸方向孔16の開口を塞ぐように設けられている。制御室22は、オリフィスプレート30とコマンドピストン15との間に形成される。
そして、流出側の絞り29は、流入側の絞り28よりも燃料が通過しやすくなるように設けられているので、電磁アクチュエータ4が制御室22を低圧流路26に開放する際、制御室22からの燃料の流出流量が制御室22への燃料の流入流量よりも大きくなって制御室22の燃料圧が低下する。
また、電磁アクチュエータ4は、通電により磁気回路を形成するソレノイドコイル(図示せず)と、ソレノイドコイルへの通電により磁気吸引されるアーマチャ31と、アーマチャ31の先端に保持されて制御室22を低圧流路26に対し開閉する弁体32等を備える。
電磁アクチュエータ4は、オリフィスプレート30の後端側に組付けられている。
そして、電磁アクチュエータ4は、ソレノイドコイルへの通電によりアーマチャ31を後端側に磁気吸引して弁体32により制御室22を低圧流路26に開放させ、ソレノイドコイルへの通電停止によりアーマチャ31をスプリング(図示せず)に付勢させて弁体32により制御室22を低圧流路26に対し閉鎖させる。
以上の構成により、電磁アクチュエータ4のソレノイドコイルに通電が開始されると、アーマチャ31および弁体32が後端側に移動して制御室22が低圧流路26に開放され、制御室22の燃料圧が低下する。このため、ノズルニードル9が開弁側に駆動されて噴孔7を開放し、燃料の噴射が開始される。そして、電磁アクチュエータ4のソレノイドコイルへの通電が停止されると、アーマチャ31および弁体32が先端側に移動して制御室22が低圧流路26に対して閉鎖され、制御室22の燃料圧が上昇する。このため、ノズルニードル9が閉弁側に駆動されて噴孔7を閉鎖し、燃料の噴射が停止される。
〔本実施例の特徴〕
本実施例のインジェクタ1では、摺動孔21の内周面の表面硬度が、コマンドピストン15の表面硬度よりも高い。
具体的には、例えば、ボディ17は、クロムモリブデン鋼により形成されており、軸方向孔16の内周面には、ダイヤモンドライクカーボンを主体とする被覆が施されている。コマンドピストン15は高炭素クロム軸受鋼鋼材で形成されている。
なお、被覆は摺動部20が摺動する摺動孔21の内周面のみに少なくとも設けられていればよい。
表面硬度は、例えばロックウェルCスケール表面硬度である。
〔本実施例の作用効果〕
本実施例では、コマンドピストン15を積極的に摩耗させて、摺動孔21の内周面の摩耗を抑制する構成としている。
これによれば、コマンドピストン15と摺動孔21の内周面との間の摺動による摩耗は主にコマンドピストン15に生じて、摺動孔21の摩耗がほとんど生じない。このため、コマンドピストン15が摩耗したら、摩耗したコマンドピストン15を抜き取って新しいコマンドピストン15を摺動孔21に挿入するだけでよく、摺動孔21の径の調整は不要となる。
すなわち、電磁アクチュエータ4及びオリフィスプレート30を取り外して、摩耗したコマンドピストン15を抜き取り、新しいコマンドピストン15を摺動孔21に挿入するだけでよい。
従って、コマンドピストン15の交換作業を容易に行える。
なお、ダイヤモンドライクカーボンの被覆を設けると、摺動抵抗となり得るような付着物が付きにくくなる。このため、良好な摺動性も確保できる。
〔変形例〕
実施例1では、摺動孔21の内周面にダイヤモンドライクカーボンを主体とする被覆を施すことで、摺動孔21の内周面の表面硬度を高めたが、この方法に限らない。
例えば、焼入れ等の熱処理によって摺動孔21の内周面に表面硬化層を形成してもよい。また、窒化処理または浸炭処理によって摺動孔21の内周面に表面硬化層を形成してもよい。
これらの場合でも、実施例1と同様に、コマンドピストン15の交換作業を容易に行えるという作用効果を奏することができる。
また、コマンドピストン15の摺動部20の表面硬度が摺動孔21の内周面の表面硬度よりも小さくなるように、摺動部20の材質を変えてもよい。
1 インジェクタ
7 噴孔
8 ノズルボディ
9 ノズルニードル
15 コマンドピストン
17 ボディ
21 摺動孔

Claims (4)

  1. 先端に噴孔(7)が形成されたノズルボディ(8)と、
    前記ノズルボディ(8)内に摺動自在に収容されて前記噴孔(7)を開閉するノズルニードル(9)と、
    前記ノズルニードル(9)の後端側に、前記ノズルニードル(9)とは別体に設けられたコマンドピストン(15)と、
    前記コマンドピストン(15)が摺動する摺動孔(21)が形成されたボディ(17)とを備えるインジェクタ(1)において、
    前記摺動孔(21)の内周面の表面硬度が、前記コマンドピストン(15)の表面硬度よりも高いことを特徴とするインジェクタ。
  2. 請求項1に記載のインジェクタにおいて、
    前記摺動孔(21)の内周面には、ダイヤモンドライクカーボンを主体とする被覆が施されていることを特徴とするインジェクタ。
  3. 請求項1に記載のインジェクタにおいて、
    前記摺動孔(21)の内周面には、熱処理によって表面硬化層が形成されていることを特徴とするインジェクタ。
  4. 請求項1に記載のインジェクタにおいて、
    前記摺動孔(21)の内周面には、窒化処理または浸炭処理によって表面硬化層が形成されていることを特徴とするインジェクタ。
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