JPH0511777A - 能動騒音制御方法 - Google Patents

能動騒音制御方法

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JPH0511777A
JPH0511777A JP3183618A JP18361891A JPH0511777A JP H0511777 A JPH0511777 A JP H0511777A JP 3183618 A JP3183618 A JP 3183618A JP 18361891 A JP18361891 A JP 18361891A JP H0511777 A JPH0511777 A JP H0511777A
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JP
Japan
Prior art keywords
noise
transfer characteristic
error
signal
canceling sound
Prior art date
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Pending
Application number
JP3183618A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsutake Nakamura
光勇 中村
Takeshi Yamashita
剛 山下
Hisashi Sano
久 佐野
Tatsuya Shudo
達哉 首藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP3183618A priority Critical patent/JPH0511777A/ja
Publication of JPH0511777A publication Critical patent/JPH0511777A/ja
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  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
  • Exhaust Silencers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 乗員に不快感を与えたり乗員を当惑させるこ
となく伝達特性の推定を可能とする。 【構成】 音楽ソース15からの音楽信号は一方では増
幅器9に増幅されてスピーカ10相殺音として発生さ
れ、マイクロホン11により検出され、加算器13に入
力される。他方では適応デジタルフィルタ14を介して
加算器13に入力される。加算器13からの差信号は適
応デジタルフィルタ14に入力されてスピーカ10とマ
イクロホン11間の伝達特性Cが測定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車、航空機、船舶
等の交通機関の乗員が居住する車室又はキャビン内の騒
音を抑制する装置に関し、特に相殺音発生手段から誤差
センサまでの伝達特性を予め推定する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の能動騒音制御方法として
は、騒音源からの騒音を検出し、検出した騒音信号に基
いて前記騒音源から人間までの騒音伝達特性と逆の伝達
特性の相殺信号を生成し、該相殺信号により相殺音を相
殺音発生手段により発生すると共に、前記騒音源からの
騒音と前記相殺音発生手段からの相殺音との誤差を誤差
センサにより検出し、該検出した誤差と、前記相殺音発
生手段と前記誤差センサ間の伝達特性とに基いて当該誤
差が最小になるように前記逆伝達特性を変更するように
制御する能動騒音制御方法が提案されている(例えば、
特表平1−501344号公報)。
【0003】かかる能動騒音制御を精度良く行うには、
前記相殺音発生手段から誤差センサまでの伝達特性(イ
ンパルス応答等)を予め測定推定することが必要であ
る。
【0004】このため、上記提案方法においては、騒音
抑制の制御対象周波数を有するランダムノイズや、正弦
波掃引信号を発生させることにより上記伝達特性を測定
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、伝達特
性測定に用いられるランダムノイズや正弦波掃引信号
は、乗員にとって大変不快なノイズであることと共に、
予めノイズ発生を乗員に通告しておかないと乗員が当惑
してしまうと云う問題点があった。
【0006】従って、本発明の目的は、乗員に不快感を
与えたり乗員を当惑させることなく伝達特性を推定する
ことが可能な能動騒音制御方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、騒音源からの騒音を検出し、検出した騒
音信号に基いて前記騒音源から人間までの騒音伝達特性
と逆の伝達特性の相殺信号を生成し、該相殺信号により
相殺音を相殺音発生手段により発生すると共に、前記騒
音源からの騒音と前記相殺音発生手段からの相殺音との
誤差を誤差センサにより検出し、該検出した誤差と、前
記相殺音発生手段と前記誤差センサ間の伝達特性とに基
いて当該誤差が最小になるように前記逆伝達特性を変更
するように制御する能動騒音制御方法において、前記相
殺音発生手段と前記誤差センサ間の伝達特性を騒音抑制
の制御対象周波数成分の全てを含む音楽ソースを用いて
予め推定することを特徴とする能動騒音制御方法を提供
する。
【0008】
【作用】騒音抑制の制御対象周波数成分を含む音楽ソー
スを用いて相殺音発生手段と誤差センサ間の伝達特性が
予め推定される。これにより乗員に不快感等を与えるこ
とがない。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。
【0010】図1は本発明の方法を適用した能動騒音制
御装置を示すブロック図である。図示の装置は車両の騒
音キャンセル装置であり、騒音検出センサと、相殺音発
生手段としてのスピーカと、誤差センサとしてのマイク
ロホンとを各1個使用したいわゆる1入力1出力の1点
制御の構成を有している。
【0011】図1に示すように、騒音源としてのエンジ
ン1のエンジンパルス等エンジン回転数と相関性がある
信号を出力する、例えば加速ピックアップから成る騒音
検出用センサ2が車体等装着され、該センサ2の出力側
は適応制御回路3のA/Dコンバータ4に接続されてい
る。
【0012】適応制御回路3は、後述するスピーカ10
と誤差センサ11間の伝達特性Cが設定されたFIR
(有限パルス応答特性)フィルタ5と、エンジン1と乗
員間の伝達特性Hに対して逆の伝達特性(擬似逆伝達特
性)H′を与える適応デジタルフィルタ(ADF)6
と、LMSアルゴリズムに基づく演算装置を内蔵する処
理部7と、D/Aコンバータ8とを有する。適応デジタ
ルフィルタ6の出力側はD/Aコンバータ8、加算器1
7、及び増幅器9を介して相殺音発生手段としてのスピ
ーカ10に接続されている。スピーカ10に対向した位
置に誤差センサとしてのマイクロホン11が配され、そ
の出力側がA/Dコンバータ12に接続されている。A
/Dコンバータ12の出力側は前記適応制御回路3の処
理部7に接続されている。A/Dコンバータ12の出力
側は更に加算器13の入力側に接続され、該加算器13
の別の入力側と出力側に適応デジタルフィルタ(AD
F)14が接続されている。音楽ソースジェネレータ1
5の出力側がA/Dコンバータ16を介して該適応デジ
タルフィルタ14の入力側に接続され、さらに前記加算
器17の入力側に直接接続されている。また、適応デジ
タルフィルタ14のフィルタ係数はFIRフィルタ5に
コピーできるようになっている。
【0013】エンジン1の振動音を検出するセンサ2の
出力は適応制御回路3のA/Dコンバータ4によりデジ
タル信号に変換された後、適応デジタルフィルタ6とF
IRフィルタ5に基準信号xとして供給される。適応デ
ジタルフィルタ6は該基準信号xに基いて前記擬似逆伝
達特性H′を有する相殺信号を生成しD/Aコンバータ
8に供給する。D/Aコンバータ8からのアナログ信号
は加算器17を介して増幅器9に供給され、これにより
増幅されてスピーカ10を駆動し、該スピーカ10から
相殺音が発生される。マイクロホン11は該相殺音を検
出し、その出力はA/Dコンバータ12によりデジタル
信号に変換されて前記処理部7に誤差信号εとして供給
される。処理部7は該誤差信号εとFIRフィルタ5か
らの伝達特性Cとに応じて誤差信号εが最小となるよう
に下記数式により適応デジタルフィルタ6の逆伝達特性
H′を変更する。
【0014】ε=Hx+CH′x 次に、本発明に係る伝達特性推定方法を実行するため
に、音楽ソースジェネレータ15から音楽信号を発生さ
せると、該音楽信号は一方では加算器17を介して増幅
器9により増幅されてスピーカ10を駆動しスピーカ1
0から音楽音が発生される。この音楽音はマイクロホン
11により検出されA/Dコンバータ12によりデジタ
ル信号に変換され加算器13の入力側に入力される。他
方、ジェネレータ15からの音楽音は同時にA/Dコン
バータ16を介して適応デジタルフィルタ14に入力さ
れ、該適応デジタルフィルタ14から加算器13の他方
の入力側に入力される。加算器13は両音楽信号の差に
応じた出力を適応デジタルフィルタ14に供給し、該適
応デジタルフィルタ14はジェネレータ15からの音楽
信号と該差出力とに応じてスピーカ10とマイクロホン
11間の伝達特性Cを測定する。これにより、伝達特性
Cが推定される。この測定された伝達特性Cは適応制御
回路3のFIRフィルタ5にコピーされ、該フィルタ5
に伝達特性Cが設定される。
【0015】音楽ソースジェネレータ15における音楽
ソースは、騒音抑制の制御対象周波数成分の全てを含む
音楽ソースである。また、音楽ソースとしての曲の選択
方法としては、(イ)車室内に選択ボタンを設け、乗員
が好みに応じた曲を選択できるようにし、選択がなされ
ない場合は、予めデフォルト設定された曲が使用される
ようにする方法、(ロ)装置購入時に乗員が好みの曲を
選択し、使用時該選択した曲が用いられるようにする方
法、(ハ)ROM、録音テープ等の記憶媒体に予め曲を
記憶しておき、記憶媒体の交換により曲の任意な変更が
可能とする方法等が考えられる。
【0016】尚、上記実施例では、本発明の方法を、騒
音検出センサと、相殺音発生手段と、誤差センサとを各
1個使用したいわゆる1入力1出力の1点制御の構成に
適用した例について説明したが、これに限らず、本発明
の方法は、上記構成要素を各々複数個使用し、適応制御
回路も複数の制御ブロックを有する構成にも適用でき
る。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に依れば、
相殺音発生手段と誤差センサ間の伝達特性を騒音抑制の
制御対象周波数成分の全てを含む音楽ソースを用いて予
め推定するので、乗員に不快感を与えたり乗員を当惑さ
せることなく伝達特性の推測が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に方法を適用した能動騒音制御装置のブ
ロック図である。
【符号の説明】
10 スピーカ(相殺音発生手段) 11 マイクロホン(誤差センサ) 13 加算器 14 適応デジタルフィルタ 15 音楽ソースジェネレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 首藤 達哉 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 騒音源からの騒音を検出し、検出した騒
    音信号に基いて前記騒音源から人間までの騒音伝達特性
    と逆の伝達特性の相殺信号を生成し、該相殺信号により
    相殺音を相殺音発生手段により発生すると共に、前記騒
    音源からの騒音と前記相殺音発生手段からの相殺音との
    誤差を誤差センサにより検出し、該検出した誤差と、前
    記相殺音発生手段と前記誤差センサ間の伝達特性とに基
    いて当該誤差が最小になるように前記逆伝達特性を変更
    するように制御する能動騒音制御方法であって、前記相
    殺音発生手段と前記誤差センサ間の伝達特性を騒音抑制
    の制御対象周波数成分の全てを含む音楽ソースを用いて
    予め推定することを特徴とする能動騒音制御方法。
JP3183618A 1991-06-28 1991-06-28 能動騒音制御方法 Pending JPH0511777A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007047539A (ja) * 2005-08-11 2007-02-22 Sony Corp 音場補正装置及び音場補正方法
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