JPH05117124A - 抗菌,抗カビ性塗布剤および接着剤 - Google Patents

抗菌,抗カビ性塗布剤および接着剤

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JPH05117124A
JPH05117124A JP27531191A JP27531191A JPH05117124A JP H05117124 A JPH05117124 A JP H05117124A JP 27531191 A JP27531191 A JP 27531191A JP 27531191 A JP27531191 A JP 27531191A JP H05117124 A JPH05117124 A JP H05117124A
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JP
Japan
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adhesive
coating agent
antimicrobial
antifungal
hinokitiol
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Withdrawn
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JP27531191A
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English (en)
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Koichi Arai
孝一 荒井
Norikatsu Tao
憲功 田尾
Toshio Furukawa
俊夫 古川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容器,家具,衣服などのあらゆる日用品,生
活用品、さらには屋内装飾材などを対象として塗布とか
接着に用いられ、外部に発散するヒノキチオール成分に
より、抗菌,抗カビ効果を含め、生鮮食品の鮮度保持
や、ダニ,白蟻などの防虫駆除、さらには水虫の治療防
止,室内空気の浄化など生活環境の改善を図る。 【構成】 ヒノキチオール成分aを含有した木材の粉末
材料1を分散状態で塗布用溶媒2や接着用溶媒3中に配
合分散させて外部にヒノキチオール成分を発散できる抗
菌,抗カビ性塗布剤および接着剤を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、各種食品などの鮮度
保持用包装容器、または寝具,履物あるいは家具など防
菌,防カビが求められる個所への塗布、または壁などの
内装材,シートなどの接着に用いられて滅菌,防カビな
どの効果を呈することができるようにした新規な抗菌
性,抗カビ性塗布剤および接着剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、食品の鮮度を保つ手段として真空
パックとか、不活性ガスの封入などのパック手段とか紫
外線照射などが広く用いられている。また例えば屋内用
壁や床などの表面被覆材(内装材)は、専らビニールな
どの不燃性樹脂とか陶磁器などの無機物が原料として使
用され、通常の接着剤などを用いて敷設されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来例の、各種
食品の鮮度保持は、手間がかかり、高価となるのみなら
ず、特定の食品に限られ汎用性に欠けるという不都合が
あり、また内装材にあっても台所など厨房での害虫、例
えば、ゴキブリ,蟻などを始めとしてじゅうたんなどに
派生するダニなどの小動物、さらにはカビ,菌による食
品の腐敗などには特別な対応をしなければならないとい
う不便,不都合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、叙上の点に
着目してなされたもので、ヒノキチオールを含有した天
然木の微粉、ないし微粒の粉末材料を分散状態で塗布用
溶媒中に配合してヒノキチオール成分を外部に発散でき
るようにして成ることを特徴とする抗菌,抗カビ性塗布
剤を得ることにあり、さらにヒノキチオールを含有した
天然木の微粉ないし微粒の粉末材料を分散状態で接着用
溶媒中に配合してヒノキチオール成分を外部に発散でき
るようにして成ることを特徴とする抗菌,抗カビ性接着
剤を得ることにある。
【0005】これにより、あらゆる食品や家具,日用品
その他の生活用品すべてに対して塗布または接着という
手段によって抗菌,抗カビに有効な対抗処置を行うこと
ができるようにした抗菌,抗カビ性塗布剤および接着剤
を提供することを目的とする。
【0006】
【作用】塗布剤の場合、ダンボール箱の必要個所あるい
は介装される緩衝材の表面とか、包装紙,包装シートな
ど内面とか、野菜を包むサランラップ(商標名)などの
透明包装フィルムの表面とか、鮮度,抗菌,抗カビを必
要とするすべての食品,日用品に部分的または全体に塗
布するのみで簡単に使用できる。
【0007】また、接着剤の場合は、従来と全く同様の
方法であらゆる物の接着に用いられ、接着剤中に含有さ
れる抗菌,抗カビ効果により常に接着物を介して敷設さ
れる壁材とかじゅうたんなどの表面を衛生的に保つこと
ができる。
【0008】そして、塗布剤も接着剤も、その含有され
ている天然木の微粉末材料中のヒノキチオール成分が外
部に有効に発散して作用できるものであって、その使用
用途はあらゆる個所に適宜、必要量用いて、鮮度保持を
はじめとして環境汚染をなくしこれにより地球上の生活
環境を改善できる。
【0009】
【実施例】始めに、塗布剤(塗装剤)についてその一実
施例を図1(A)に基づいて説明する。まず、ヒノキチ
オール成分を含有しているヒバ,檜の天然木を微粉化,
微細化した粉末材料1を得る。この粉末材料1は微細で
あれば格別その粒径は限定されない。したがって、オガ
屑大でも十分使用できる。
【0010】この粉末材料1を、好みの化学組成物を有
する従来の着色または無着色の塗布溶媒2中に配合し
て、分散させる。得られる塗装物の中には、粉末材料1
中に含有されているヒノキチオール成分aが浸出して外
部に発散するので抗菌,抗カビ性に優れた塗布剤として
形成される。
【0011】つぎに接着剤について図1(B)に従って
その一実施例を述べる。前記塗布剤中に含有した天然木
の粉末材料1と同一の構造のヒノキチオール成分aを含
有した粉末材料1を得る。
【0012】この粉末材料1を、従来一般に知られてい
る化学組成物より成る接着用溶媒3中に配合分散させ
る。得られる接着剤中には、粉末材料1中に含有されて
いるヒノキチオール成分aが浸出して外部に発散するの
で、抗菌,抗カビ性に優れた接着剤として形成される。
【0013】なお、塗布剤および接着剤は、配分分散さ
れる天然木の粉末材料1の配合量に格別制限はないが、
塗布剤は接着剤に比し、比較的多量配合可能であるが接
着剤の場合、配合量が多すぎると接着効果が低下するの
で、接着剤の種類,量に応じて適量の配合が必要であ
る。なお、符号4は、いづれも好みの構造の容器であ
る。
【0014】(塗布剤の使用例)ヒノキチオール成分を
発散する塗布剤は、その性質上、あらゆる個所へ容易に
塗布できるので、例えば段ボール箱の内面の全域または
部分的な塗布とか段ボール箱内に収納される生鮮食料品
を重ね合わせる際の緩衝用材の表面塗布などに用いられ
る。また、サランラップ(商標名)などの食品包装フィ
ルム、或はビニールなどの包装フィルムなど、表面の一
部または全域に塗布して、使用時の食品の鮮度保持に役
立たせたり、食品を収納する冷蔵庫,食器棚,食器タン
ス内に塗布して防菌,防カビ、特にゴキブリ,蟻などの
昆虫の侵入を防ぐことができる。
【0015】その他、箸箱,箸包み紙,ケーキ,菓子な
どの収容箱,包装紙,ナプキン,前掛けなどはもちろん
のこと、寝具など布団,枕,シーツ,さらには寝巻き,
下着や洋服,靴,靴下など身回品すべてに塗布して必要
に応じて新たに塗布して反覆使用できる。
【0016】(接着剤の使用例)接着剤も、その化学性
質上、すべての接着目的に使用できるものであるから格
別用途は限定されないが、例えば家内の壁とか床などに
敷設するシート材料の接着剤として用いれば、外部に発
散するヒノキチオール成分aがシート材料を介して防
菌,防カビ効果を発揮できるので、ダニ,カビ,白蟻な
どの駆除に有効である。
【0017】また、段ボールとか家具その他各種日用品
などの製作の際の接着剤を用いた製作過程に、この発明
に係る接着剤を用いることができ、前記塗布剤と同様に
食品鮮度の保持に有効な働きを呈することができる。そ
の他、靴やサンダルなどの履物の製作時にもこの発明に
係る接着剤を用いれば水虫の治療やその発生防止を図る
ことができる。
【0018】以上、この発明について一般的な実施例、
使用例を記述したが、ヒノキチオール成分aを含有する
天然木として、杉,檜,あるはヒバなど多く知られてい
るが、これらのうち、最も有効な天然木は、青森ヒバで
あり、概して檜よりもヒバ類の方がヒノキチオール成分
aの含有成分が多く、従って、その薬効特に、ぜんそ
く,アトピーの予防効果や、カビ,ダニ,水虫の発生を
防ぎ、さらには室内の空気浄化にも役立つなどの優れた
効果を発揮できる。
【0019】
【発明の効果】この発明によれば、ヒノキチオール成分
は、精製抽出した高価なものを利用せず、ヒノキチオー
ル成分を含有した天然木の粉末材料を自然の状態で塗布
剤や接着剤中に直接配合分散させてヒノキチオール成分
を滲出させて外部に自然に放出発散させて防菌,防カビ
などの効果を得るようにしたものであるから、製造も簡
単で量産に適し、きわめて安価に得られ、かつ、使用用
途はきわめて広範である。
【0020】そして、環境汚染が原因と呼ばれているぜ
んそくやアトピー性皮膚炎などの予防,治療に役立ち、
さらに水虫,白蟻の駆除、その上室内の空気浄化など塗
布,接着だけの作用によってその効果きわめて高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)はこの発明に係る塗布剤の一実施例を
示す断面説明図、(B)はこの発明に係る接着剤の一実
施例を示す断面説明図
【符号の説明】
1 ヒノキチオール成分aを含有する天然木の粉末材料 2 塗布用溶媒 3 接着用溶媒
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 11/08 JBC 6770−4J (72)発明者 田尾 憲功 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町2833の88 (72)発明者 古川 俊夫 千葉県野田市岩名1丁目12−15

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒノキチオールを含有した天然木の微
    粉、ないし微粒の粉末材料を分散状態で塗布用溶媒中に
    配合してヒノキチオール成分を外部に発散できるように
    して成ることを特徴とする抗菌,抗カビ性塗布剤。
  2. 【請求項2】 ヒノキチオールを含有した天然木の微粉
    ないし微粒の粉末材料を分散状態で接着用溶媒中に配合
    してヒノキチオール成分を外部に発散できるようにして
    成ることを特徴とする抗菌,抗カビ性接着剤。
JP27531191A 1991-10-23 1991-10-23 抗菌,抗カビ性塗布剤および接着剤 Withdrawn JPH05117124A (ja)

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JP27531191A JPH05117124A (ja) 1991-10-23 1991-10-23 抗菌,抗カビ性塗布剤および接着剤

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09218679A (ja) * 1996-02-14 1997-08-19 Junji Yamamoto 抗菌楽器
JP2002080309A (ja) * 2000-09-04 2002-03-19 Topics:Kk ヒノキチオール含有マイクロカプセルの使用方法
WO2003033607A1 (fr) * 2001-10-17 2003-04-24 Topics Co., Ltd. Peintures pour ameliorer l'environnement domestique et leur procede d'utilisation
WO2006008566A1 (de) * 2004-06-22 2006-01-26 Mandapro Ag Schützende beschichtung

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