JPH0511695U - 圧電スピーカ - Google Patents

圧電スピーカ

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JPH0511695U
JPH0511695U JP5651991U JP5651991U JPH0511695U JP H0511695 U JPH0511695 U JP H0511695U JP 5651991 U JP5651991 U JP 5651991U JP 5651991 U JP5651991 U JP 5651991U JP H0511695 U JPH0511695 U JP H0511695U
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JP
Japan
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piezoelectric
surface side
diaphragm
speaker
cover
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JP5651991U
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English (en)
Inventor
慶一 上
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組み立て作業の簡略化を図ることが容易な構
成の圧電スピーカを提供する。 【構成】 表面側電極26a及び裏面側電極26bが形
成された圧電セラミック板26と、その裏面側電極26
bに接合された金属板27とからなる圧電発音体21の
複数個が組み込まれた圧電スピーカ1であって、前記圧
電発音体21のそれぞれを収納する収納用凹部4の複数
個が表面側に開口した状態で並列形成されたベース側振
動板2と、その表面側に接合されて前記収納用凹部4を
閉塞するカバー側振動板3とを備えるとともに、前記圧
電発音体21の表面側電極26a及び金属板27のそれ
ぞれ同士を直列状に連結し、かつ、前記ベース側振動板
2とカバー側振動板3との接合面Sによって互いに離間
して挟持された一対の裸導線7を具備している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、複数個の圧電発音体を用いて構成された圧電スピーカに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、この種の圧電スピーカ20には、図5及び図6で示すように、ユニ モルフ型といわれる圧電発音体21の複数個と、これらを収納すべく対面状に接 合された一対の振動板22,22と、その一方側の振動板22の一端に取り付け られたスピーカ端子用プリント基板23とを備えたものがあり、振動板22,2 2それぞれの互いに対向する位置には圧電発音体21を収納するための収納用凹 部24,…が形成されている。そして、収納された圧電発音体21のそれぞれは 、各収納用凹部24の底面に突設された支持部25,25間に挟まれることによ って振動可能な状態で支持されている。なお、ここで、各振動板22は、発泡ス チロールなどのような絶縁性を有する弾性素材によって形成されている。
【0003】 また、圧電発音体21のそれぞれは、表面側電極26a及び裏面側電極26b が形成された円形状の圧電セラミック板26と、その裏面側電極26bに接合さ れた大径円形状の金属板27とから構成されており、各圧電発音体21を構成す る圧電セラミック板26の表面側電極26a及び金属板27のそれぞれとスピー カ端子用プリント基板23上に配設されたスピーカ端子(図示していない)のそ れぞれとは絶縁被覆されたリード線28,…を介して個々別々に接続されている 。そして、これらのリード線28,…は、振動板22,22の接合面Sで挟持さ れることによって固定支持されている。なお、図中の符号29,29は、スピー カ端子用リード線を示している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、前記従来例としての圧電スピーカ20においては、振動板22,2 2間に収納される圧電発音体21の個数が多くなればなるほど、各圧電発音体2 1とスピーカ端子用プリント基板23との間に配設されるリード線28,…の本 数が増えることになるとともに、他の圧電発音体21やリード線28,…を避け ながら各リード線28の配線を行う必要が生じてくることから、これらのリード 線28,…の配線作業が煩雑となってしまい、組み立て作業に多大な手間を要す るという不都合が生じることになっていた。
【0005】 本考案は、このような不都合に鑑みて創案されたものであって、組み立て作業 の簡略化を図ることが容易な圧電スピーカの提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、このような目的を達成するために、表面側電極及び裏面側電極が形 成された圧電セラミック板と、その裏面側電極に接合された金属板とからなる圧 電発音体の複数個が組み込まれた圧電スピーカであって、前記圧電発音体のそれ ぞれを収納する収納用凹部の複数個が表面側に開口した状態で並列形成されたベ ース側振動板と、その表面側に接合されて前記収納用凹部を閉塞するカバー側振 動板とを備えるとともに、前記圧電発音体の表面側電極及び金属板のそれぞれ同 士を直列状に連結し、かつ、前記ベース側振動板とカバー側振動板との接合面に よって互いに離間して挟持された一対の裸導線を具備していることを特徴とする ものである。
【0007】
【作用】
上記構成によれば、複数個の圧電発音体それぞれに設けられた表面側電極及び 金属板のそれぞれ同士を1本ずつの裸導線によって直列状に連結しているのであ るから、表面側電極及び金属板の単一個ごとにリード線を接続しておく必要はな くなり、裸導線それぞれの一端とスピーカ端子とを接続すれば圧電スピーカとし て完成することになる。そして、このとき、各導線が裸となっていても、これら はベース側振動板とカバー側振動板との接合面によって互いに離間した状態で挟 持されているのであるから、これら同士の接触というような不都合が生じること はない。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0009】 図1は本実施例にかかる圧電スピーカの概略構成を示す一部破断斜視図、図2 は図1のA−A線に沿う側断面図であり、これらの図における符号1は圧電スピ ーカである。なお、これらの図1及び図2において、従来例を示す図5及び図6 と互いに同一若しくは相当する部品、部分には同一符号を付している。
【0010】 この圧電スピーカ1は、ユニモルフ型といわれる圧電発音体21、すなわち、 互いに対向しあう表面側電極及び裏面側電極26a,26bが形成された円形状 の圧電セラミック板26と、その裏面側電極26bに接合された大径円形状の金 属板27とからなる圧電発音体21の複数個が組み込まれて構成されたものであ り、対面状に接合されることによって複数個の圧電発音体21を収納・保持する ベース側振動板2及びカバー側振動板3を備えている。そして、このベース側振 動板2は、発泡スチロールなどのような絶縁性を有する弾性素材からなる厚肉の 矩形平板状とされており、その表面側には圧電発音体21のそれぞれを収納しう る深さとされた複数個の収納用凹部4,…が表面側に向かって開口した状態で並 列形成されている。さらに、収納用凹部4,…それぞれの底面には圧電発音体2 1を支持する短尺棒状の支持部5が突設される一方、このベース側振動板2の一 端にはスピーカ端子用プリント基板23が取り付けられている。
【0011】 また、カバー側振動板3は同一素材からなる薄肉の矩形平板状として形成され たうえでベース側振動板2の表面側に接合されるものであり、ベース側振動板2 の表面側に開口した収納用凹部4,…はこのカバー側振動板3によって閉塞され るようになっている。そして、このカバー側振動板3における収納用凹部4,… と対応する位置ごとには、各収納用凹部4内にまで突出し、かつ、支持部5のそ れぞれとの間で圧電発音体21を挟み込んで振動自在に支持するための短尺棒状 とされた支持部6が突設されている。
【0012】 一方、これらのベース側振動板2及びカバー側振動板3によって収納・保持さ れた複数個の圧電発音体21それぞれにおける表面側電極26a及び金属板27 のそれぞれ同士は、絶縁被覆されていない1本ずつの裸導線7,7を介して直列 状に連結されている。すなわち、これらの裸導線7,7は表面側電極26a若し くは金属板27に対し半田付けなどによって接続されており、ベース側振動板2 とカバー側振動板3との接合面Sによって離間した状態で挟持されている。なお 、このとき、これらの接合面Sと表面側電極26a及び金属板27との間に架け 渡された裸導線7,7は、互いに接触することがないよう確実に離間させられて おり、緊張状態を保ったままで取り付けられている。さらに、このようにして張 り巡らされた裸導線7,7それぞれの一端部は、ベース側振動板2に取り付けら れたスピーカ端子用プリント基板23のスピーカ端子(図示していない)に連結 されている。なお、図中の符号29,29は、スピーカ端子に連結されて外部へ 引き出されたスピーカ端子用リード線である。
【0013】 ところで、以上の説明においては、圧電発音体21が1枚ずつの圧電セラミッ ク板26及び金属板27を接合してなるものであるとしているが、例えば、図3 で示す要部側断面図のように、圧電発音体8が2枚の圧電セラミック板9,10 と1枚の金属板11とを接合したものであってもよい。なお、このような構成の 圧電発音体8をベース側振動板2及びカバー側振動板3に組み込んで圧電スピー カ1を構成する場合には、絶縁物としてビニールテープ12などを用いて上側に 位置する圧電セラミック板9及び金属板11と下側に位置する圧電セラミック板 10との間の絶縁を確保しておく必要があることはいうまでもない。また、以上 説明した実施例では、圧電スピーカ1がユニモルフ型といわれる圧電発音体21 の複数個を組み込んで構成されたものであるとしているが、例えば、図4で示す 他の実施例のように、バイモルフ型といわれる圧電発音体13の複数個を組み込 んで構成されたものであってもよいことは勿論である。ただし、この場合には、 金属板14を介して対向状に配置されることによって圧電発音体13を構成する 圧電セラミック板15,15それぞれの表面側電極15a同士を結線用リード線 16などを用いて連結しておく必要がある。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案にかかる圧電スピーカにおいては、これに組み込 まれた複数個の圧電発音体の表面側電極及び金属板のそれぞれ同士を1本ずつの 裸導線によって直列状に連結するとともに、これらの裸導線をベース側振動板と カバー側振動板との接合面によって互いに離間した状態で挟持しているので、表 面側電極及び金属板の単一個ごとにリード線を接続しておく必要がなくなり、組 み立て作業の簡略化を容易に図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例にかかる圧電スピーカの概略構成を示
す一部破断斜視図である。
【図2】図1のA−A線に沿う側断面図である。
【図3】その変形例にかかる圧電スピーカの概略構成を
示す要部側断面図である。
【図4】他の実施例にかかる圧電スピーカの要部構成を
示す要部側断面図である。
【図5】従来例にかかる圧電スピーカの概略構成を示す
一部破断斜視図である。
【図6】図5のB−B線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 圧電スピーカ 2 ベース
側振動板 3 カバー側振動板 4 収納用
凹部 7 裸導線 21 圧電発
音体 26 圧電セラミック板 26a 表面
側電極 26b 裏面側電極 27 金属
板 S 接合面

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 表面側電極(26a)及び裏面側電極
    (26b)が形成された圧電セラミック板(26)と、
    その裏面側電極(26b)に接合された金属板(27)
    とからなる圧電発音体(21)の複数個が組み込まれた
    圧電スピーカであって、 前記圧電発音体(21)のそれぞれを収納する収納用凹
    部(4)の複数個が表面側に開口した状態で並列形成さ
    れたベース側振動板(2)と、その表面側に接合されて
    前記収納用凹部(4)を閉塞するカバー側振動板(3)
    とを備えるとともに、 前記圧電発音体(21)の表面側電極(26a)及び金
    属板(27)のそれぞれ同士を直列状に連結し、かつ、
    前記ベース側振動板(2)とカバー側振動板(3)との
    接合面(S)によって互いに離間して挟持された一対の
    裸導線(7)を具備していることを特徴とする圧電スピ
    ーカ。
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JP2006121360A (ja) * 2004-10-21 2006-05-11 Authentic Ltd パネル型スピーカ
US11984241B2 (en) 2020-03-31 2024-05-14 Lg Display Co., Ltd. Flexible cable, vibration device including the same, and display apparatus including the vibration device

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