JPH05116280A - インクジエツト記録装置 - Google Patents

インクジエツト記録装置

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JPH05116280A
JPH05116280A JP28319991A JP28319991A JPH05116280A JP H05116280 A JPH05116280 A JP H05116280A JP 28319991 A JP28319991 A JP 28319991A JP 28319991 A JP28319991 A JP 28319991A JP H05116280 A JPH05116280 A JP H05116280A
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JP
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recording
paper
platen
ink jet
cardboard
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JP28319991A
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Hideo Nishigaki
秀雄 西垣
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録用紙に対するインクの定着性を落とすこ
となく良好な記録品質を得る。 【構成】 手差し給紙でハガキなどの厚紙を給紙する場
合、左右用紙ガイド板をハガキサイズに合わせると、右
用紙ガイド板の突起によりマイクロスイッチがONさ
れ、ROMの制御テーブルに基づいて、厚紙に応じたヒ
ータ26の最適加熱温度及びファンモータ36の最適駆
動値を選択され、ヒータ26及びファンモータ36が駆
動される。これにより、プラテン14は厚紙を加熱する
のに最適な温度までヒータ26によって昇温され、かつ
ファンモータ36の回転数を上げることにより吸引圧力
を上げて厚紙をプラテン14に密着させることができ
る、プラテン14の熱が厚紙に的確に伝導され、厚紙が
最適な温度になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱溶融性インクを用い
て記録用紙に記録を行なうインクジェット記録装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の記録装置、特に常温では
固体であり、加熱すると溶融する熱溶融性インクを用い
て記録ヘッドにより記録用紙に記録を行なうホットメル
ト式インクジェット記録装置においては、記録用紙を支
持するプラテンを加熱することにより記録動作に先がけ
て記録用紙を昇温しておく制御がなされていた。
【0003】例えば、ホットメルト式インクジェット記
録装置100は、図6に示すように、プリントヘッド1
02が溶融状態のインクをプラテン104上の記録用紙
106に噴射することにより記録用紙106に記録を行
なうものである。このプリントヘッド102を搭載した
キャリッジ108は、2本のガイド軸110,110に
支持され、図示しないキャリッジモータの駆動によって
往復移動できるように配設されている。
【0004】プラテン104には、記録用紙106を記
録に先立って昇温するために、プラテン104を加熱す
るヒータ112が取り付けられており、また、プラテン
104にはヒータ112による加熱温度を一定に保持す
る制御に用いられるサーミスタ114も取り付けられて
いる。さらに、プリントヘッド102と対向するプラテ
ン104近傍の用紙搬送路116上には、プラテン10
4と記録用紙106との密着を高めてプラテン104か
ら記録用紙106への熱の伝導を良くするために、複数
個の吸着孔118が設けられている。プラテン104の
背面には、その吸着孔118に連通し気密性に優れた合
成樹脂などから形成されたファンホルダ120が連続し
て設けられており、このファンホルダ120の後端部に
はファンモータ122により駆動されるファン124が
取り付けられている。
【0005】従って、ファンモータ122の駆動により
ファン124が回転してファンホルダ120内の空気を
装置外へ排気することによって、ファンホルダ120内
に負圧を発生させるので、プラテン104に給紙された
記録用紙106は吸着孔118を介してプラテン104
に密着される。そのため、プリントヘッド102の上流
に配設された給紙カセット126から給紙ローラ128
によって搬送された記録用紙106は、プラテン104
に密着されて加熱されながら記録される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、記録用
紙106を加熱することによって溶融している熱溶融性
インクを記録用紙106に浸透させると共にインクが記
録用紙106に充分に定着するためには、記録用紙10
6の厚みや紙質の違いに合わせて加熱する際の熱量を変
える必要があるが、上記のような構成の記録装置100
においては、プラテン104の加熱温度を変更すること
ができなかった。
【0007】また、20ポンド紙に記録するときに比べ
てハガキのような厚紙に記録するときには、記録用紙1
06の温度を高める必要があるので、プラテン104の
温度を上げると共に、プラテン104と記録用紙106
との密着を高めてプラテン104から記録用紙106へ
の熱の伝導を良くするために、複数個の吸着孔118に
より記録用紙106を吸引するためのバキューム圧を高
めなければならなかった。このプラテン104の温度と
バキューム圧を20ポンド紙対応のままでハガキに記録
すると、インクが記録用紙106に充分に定着できず、
逆に前記各設定値をハガキ対応のままで20ポンド紙に
記録すると、インクが記録用紙106に浸透しすぎて文
字のにじみや裏映りの原因になる。
【0008】本発明は、上述した問題点を解決するため
なされたものであり、煩わしい操作を必要とせず、異な
る種類の記録用紙に記録するときでも、記録用紙に対す
るインクの定着性を落とすことなく良好な記録品質を得
ることができるインクジェット記録装置を提供すること
を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に第一の発明のインクジェット記録装置は、常温では固
体で、かつ加熱すると溶融する熱溶融性インクを用いて
記録ヘッドにより記録用紙に記録を行なうものであり、
記録用紙の種類を検出する検出手段と、記録ヘッドと対
向して設けられ、記録用紙を支持するプラテンと、その
プラテンを加熱する加熱手段と、検出手段の検出結果に
基づいて、プラテンの加熱温度を制御する制御手段とを
備えている。
【0010】また、第二の発明のインクジェット記録装
置は、常温では固体で、かつ加熱すると溶融する熱溶融
性インクを用いて記録ヘッドにより記録用紙に記録を行
なうものであり、記録用紙の種類を検出する検出手段
と、記録ヘッドと対向して設けられ、記録用紙を支持す
るプラテンと、そのプラテンを加熱する加熱手段と、プ
ラテンに記録用紙を密着させるための吸引手段と、検出
手段の検出結果に基づいて、プラテンの加熱温度を制御
し、かつ吸引手段の吸引圧力を制御する制御手段とを備
えている。
【0011】
【作用】上記の構成を有する第一の発明のインクジェッ
ト記録装置は、検出手段によって記録用紙の種類を検出
し、その検出手段の検出結果に基づいて制御手段により
記録用紙の種類に応じたプラテン温度にするために加熱
制御して、プラテンを最適な温度にする。そして、プラ
テンに支持された記録用紙をプラテンの熱により加熱
し、その記録用紙に対して記録ヘッドによって記録を行
なう。
【0012】また、第二の発明のインクジェット記録装
置は、検出手段によって記録用紙の種類を検出し、その
検出手段の検出結果に基づいて制御手段により記録用紙
の種類に応じたプラテン温度にするために加熱制御する
と共に、吸引手段の吸引圧力を制御して、プラテンを最
適な温度にし、かつ最適な吸引圧力にする。そして、吸
引圧力によりプラテンに密着された記録用紙をプラテン
の熱により加熱し、その記録用紙に対して記録ヘッドに
よって記録を行なう。
【0013】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例について図
1〜図5を参照して説明する。
【0014】ホットメルト式インクジェット記録装置1
0は、インクジェットヘッド12が溶融されたインクを
プラテン14上の記録用紙16に噴射することにより記
録用紙16に記録を行なうものである。すなわち、イン
クジェットヘッド12は、インクを充満したノズル(図
示せず)の壁面に配置された圧電素子(図示せず)に電
圧をかけ、その圧電素子を変形させてノズル内のインク
を圧迫して、その圧迫されたインクをインクジェットヘ
ッド12の外部へ噴射して記録用紙16に付着させる。
【0015】このインクジェットヘッド12を搭載した
キャリッジ18は、図2に示すように、2本のガイド軸
20,20に支持され、キャリッジモータ22の駆動に
よってタイミングベルト24を介してプラテン14に沿
って往復移動できるように配設されている。プラテン1
4にはヒータ26が取り付けられており、また、プラテ
ン14にはヒータ26による加熱温度を検知するための
サーミスタ28も取り付けられている。
【0016】さらに、インクジェットヘッド12と対向
するプラテン14の上下近傍の用紙搬送路30には、図
2に示すように、複数個の吸着孔32が平行に並んだ状
態で設けられている。プラテン14の背面には、吸着孔
32に連通し気密性に優れた合成樹脂などから形成され
たファンホルダ34が連続して設けられ、このファンホ
ルダ34の後端部にはファンモータ36により駆動され
るファン38が取り付けられている。従って、ファンモ
ータ36の駆動によりファン38が回転してファンホル
ダ34内の空気をホットメルト式インクジェット記録装
置10外へ排気することによりファンホルダ34内に負
圧を発生させるので、プラテン14上に給紙された記録
用紙16は吸着孔32を介してプラテン14へ密着され
る。
【0017】インクジェットヘッド12の上流には、図
1に示すように、給紙カセット40と手差し給紙台42
とが配設されている。そして、給紙カセット40が装着
される前方位置には、給紙カセット40のインクジェッ
ト記録装置10に対する装着の有無及び装着された給紙
カセット40の種類を検出するカセットセンサ41が配
置されている。自動給紙を行なう場合には給紙カセット
40内に積層された記録用紙16の最上位の一枚を給紙
ローラ44によって給送する。また、手差し給紙を行な
う場合には一枚ずつ記録用紙16を手差し給紙台42か
ら挿入し、駆動ローラ46とニップローラ48によって
挟持されて給送される。尚、ニップローラ48の近傍に
は手差し給紙台42に記録用紙16がセットされている
か否かを検出する手差しセンサ49が配置されている。
【0018】また、手差し給紙を行なう際、手差しセン
サ49が手差し給紙台42に記録用紙16がセットされ
ていることを検出したときには、前記給紙ローラ44が
図示しない周知のロック機構によりロックされるので、
給紙カセット40がインクジェット記録装置10に装着
されていたとしても給紙カセット40からは記録用紙1
6が給送されないようになっている。
【0019】手差し給紙台42には、図3に示すよう
に、記録用紙16の両側端を保持するための右用紙ガイ
ド板50および左用紙ガイド板52が設けられている。
また、右用紙ガイド板50は手差し給紙台42上に移動
可能支持された上ラック54の端部に固定されており、
左用紙ガイド板52も同様に手差し給紙台42上に移動
可能支持された下ラック56の端部に固定されている。
更に、上ラック54および下ラック56は、手差し給紙
台42に回転可能に支持されているギヤ58に噛み合わ
されており、いずれか一方のラックを持って左右方向に
移動させることによりギヤ58を中心に上ラック54と
下ラック56との間隔を調整することができる。上ラッ
ク54のもう一方の端部には突起54aが設けられ、右
用紙ガイド板50がハガキサイズに合わされたときに、
その突起54aによりマイクロスイッチ60が作動(O
N)されるように配設されている。
【0020】尚、本実施例において、記録用紙16の種
類を検出する検出手段は、カセットセンサ41及び手差
し給紙台42に設けられたマイクロスイッチ60から構
成されている。カセットセンサ41の場合には、各給紙
カセット40に設けられているマークなどを読み取るこ
とにより、給紙カセット40内に収納されている記録用
紙16の種類を判別している。そして、マイクロスイッ
チ60の場合には、右用紙ガイド板50がハガキサイズ
に合わされたときマイクロスイッチ60をONさせるこ
とでハガキ(厚紙)であることを検出するようになって
いる。
【0021】また、給紙カセット40あるいは手差し給
紙台42から給紙された記録用紙16は、複数の下方送
りローラ62とプレッシャローラ64によりプラテン1
4に給紙され、その後、記録用紙16は複数の上方送り
ローラ66とプレッシャローラ68により排紙トレイ6
9に排出される。尚、上下送りローラ66,66及びプ
レッシャローラ64,68は、図2に示すような紙送り
モータ70により駆動される。
【0022】次に、このホットメルト式インクジェット
記録装置10の制御部について図4を参照して説明す
る。
【0023】制御部は、周知のCPU72,ROM7
4,RAM76などから構成されており、それぞれバス
を介して接続されている。また、CPU72には、イン
クジェットヘッド12,キャリッジモータ22,前記プ
ラテン14を昇温するヒータ26,そのヒータ26によ
る加熱温度を検知するサーミスタ28,吸引圧力を発生
させるファンモータ36,前記給紙カセット40の有無
及び種類を検出するカセットセンサ41,前記手差し給
紙台42に記録用紙16がセットされているか否かを検
出する手差しセンサ49,記録用紙16の種類を検出す
るマイクロスイッチ60,記録データを送信してくる外
部装置80などが接続されている。
【0024】ROM74には、記録用紙16の種類に応
じたヒータ26の最適加熱温度及び吸引圧力を発生させ
るためのファンモータ36の最適駆動値を、記録用紙1
6の種類毎にそれぞれ記憶した制御テーブル82や、イ
ンクジェット記録装置10全体を制御するプログラムな
どが格納されている。また、RAM76には、外部装置
80から送られてきた記録データをイメージデータに展
開したイメージバツファ84と、周知の各種メモリ,カ
ウンタ,フラグなどが格納されている。
【0025】次に、このように構成されたホットメルト
式インクジェット記録装置10の記録動作について図5
に示すフローチャートを参照して説明する。
【0026】まず、記録用紙16として普通紙を使用す
る場合には、普通紙用の給紙カセット40をインクジェ
ット記録装置10に装着する。尚、普通紙用の給紙カセ
ット40の装着先端部には普通紙用の給紙カセット40
であることを示すコードマークが形成されている。
【0027】そして、外部装置80から記録データが送
られてくると、記録用紙16が手差し給紙されるのか否
か、つまり手差し給紙台42に記録用紙16がセットさ
れているか否かを手差しセンサ49からのデータに基づ
いて判断する(S1)。この場合、手差し給紙台42に
は記録用紙16がセットされていないので(S1・N
o)、続いて、給紙カセット40がインクジェット記録
装置10に装着されているか否かをカセットセンサ41
からのデータに基づいて判断する(S2)。
【0028】この場合、給紙カセット40がインクジェ
ット記録装置10に装着されているので(S2・Ye
s)、前記カセットセンサ41が読み取ったコードマー
クに基づいて装着されている給紙カセット40内の記録
用紙16が普通紙なのか厚紙なのかを判断する(S
3)。この場合、普通紙用の給紙カセット40が装着さ
れているので(S3・Yes)、ROM74の制御テー
ブル82に基づいて、普通紙に応じたヒータ26の最適
加熱温度及びファンモータ36の最適駆動値を選び、そ
れに基づいてそれぞれヒータ26及びファンモータ36
を駆動する(S4,S5)。つまり、ヒータ26によっ
て普通紙を加熱するのに最適な温度までプラテン14を
昇温し、かつファンモータ36の回転数を普通紙に適し
た回転数まで上げることにより、吸引圧力を上昇させて
普通紙の紙送りに支障がない程度に記録用紙16をプラ
テン14に密着させることができるので、最適に加熱さ
れたプラテン14の熱が記録用紙16つまり普通紙に的
確に伝導され、記録用紙16が最適な温度になる。
【0029】そして、給紙カセット40から給紙ローラ
44により給送され(S6)、プラテン14まで搬送さ
れた記録用紙16は、吸着孔32を介してプラテン14
に密着され、インクジェットヘッド12によって記録さ
れる(S7)。記録済の記録用紙16は上方送りローラ
66とプレッシャローラ68により排紙トレイ69へ送
出される(S8)。
【0030】一方、記録用紙16として厚紙を使用する
場合には、厚紙用の給紙カセット40をインクジェット
記録装置10に装着する。尚、同様に給紙カセット40
の装着先端部には厚紙用の給紙カセット40であること
を示すコードマークが形成されている。
【0031】すると、前記S3の判断結果がNoとな
り、ROM74の制御テーブル82に基づいて、厚紙に
応じたヒータ26の最適加熱温度及びファンモータ36
の最適駆動値を選び、ヒータ26及びファンモータ36
をそれぞれ駆動する(S9,S10)。そして、プラテ
ン14まで搬送された(S6)記録用紙16は、吸着孔
32を介してプラテン14に密着され、インクジェット
ヘッド12によって記録され(S7)、記録済の記録用
紙16は上方送りローラ66とプレッシャローラ68に
より排紙トレイ69に送出される(S8)。
【0032】また、手差し給紙を行なう際は、右用紙ガ
イド板50および左用紙ガイド板52の間隔を手差しす
る記録用紙16の大きさに合わせて調整し、手差し給紙
台42上にその記録用紙16をセットする。
【0033】そして、外部装置80から記録データが送
られてくると、まず、記録用紙16が手差し給紙される
のか否かを手差しセンサ49からのデータに基づいて判
断する(S1)。この場合、手差し給紙台42上に記録
用紙16がセットされているので(S1・Yes)、続
いて、手差し給紙台42上にセットされている記録用紙
16が普通紙なのか厚紙なのかをマイクロスイッチ60
からの信号に基づいて判断する(S11)。このとき、
右用紙ガイド板50がハガキサイズに合わされ、突起5
4aによりマイクロスイッチ60がONされていたとす
ると、手差し給紙台42上に厚紙がセットされていると
判断される(S11・No)。
【0034】これにより、ROM74の制御テーブル8
2に基づいて、厚紙に応じたヒータ26の最適加熱温度
及びファンモータ36の最適駆動値を選び、ヒータ26
及びファンモータ36を駆動する(S9,S10)。つ
まり、ヒータ26によって厚紙を加熱するのに最適な温
度までプラテン14を昇温し、かつファンモータ36の
回転数を厚紙に適した回転数まで上げることにより、吸
引圧力を上昇させて厚紙の紙送りに支障がない程度に厚
紙をプラテン14に密着させることができるので、プラ
テン14の熱が記録用紙16つまり厚紙に的確に伝導さ
れ、記録用紙16が最適な温度になる。
【0035】そして、手差し給紙台42から一枚ずつ記
録用紙16を給送される(S6)。このとき、給紙カセ
ット40がインクジェット記録装置10に装着されてい
たとしてもロック機構の作動により給紙カセット40か
らは記録用紙16が給送されない。
【0036】プラテン14まで搬送された記録用紙16
は、吸着孔32を介してプラテン14に密着され、イン
クジェットヘッド12によって記録される(S7)。記
録済の記録用紙16は上方送りローラ66とプレッシャ
ローラ68により排紙トレイ69へ送出される(S
8)。
【0037】尚、前記S2において給紙カセット40が
装着されていないと判断された場合には、図示されてい
ない表示装置に「給紙カセットが装着されていませ
ん。」と表示される(S12)。
【0038】以上のように構成することにより、本イン
クジェット記録装置では、ハガキのように普通紙に比べ
て厚紙であっても、特別な操作を必要とせずにプラテン
14の最適加熱温度と記録用紙に対する吸引圧力の設定
値を変更することができる。また、ヒータ26及びファ
ンモータ36の設定値を間違えることも起きない。更に
インクが記録用紙に充分に定着できなかったり、インク
が記録用紙に浸透しすぎて文字のにじみや裏映りの原因
になることがなく、紙質の異なる記録用紙を使用する場
合も、記録品質を落とさず充分な定着性を保つことがで
きる。
【0039】尚、前記実施例においては記録用紙が普通
紙と厚紙との2つだけの場合について説明したが、2つ
以上であっても良いし、またそれ以外のOHP用紙や各
種異なる材質の用紙であっても同様にして対応すること
ができることは言うまでもない。
【0040】また、前記実施例においては手差し給紙台
42上に装着されている記録用紙16の種類についてマ
イクロスイッチ60などの機械的な構成により検出して
いたが、光学センサなどを利用して検出判断するように
してもよい。
【0041】更に、前記実施例においては記録用紙16
の種類を検出する検出手段としてカセットセンサ41及
びマイクロスイッチ60を使用していたが、キーボード
などから記録用紙の種類を入力してそれに基づいて、R
OMの制御テーブルから記録用紙の種類に応じたヒータ
26の最適加熱温度及びファンモータ36の最適駆動値
を選び、ヒータ26及びファンモータ36を駆動するよ
うにしてもよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明のインクジェ
ット記録装置では、煩わしい操作を必要とせず、異なる
種類の記録用紙に記録するときでも、記録用紙に対する
インクの定着性を落とすことなく良好な記録品質を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のインクジェット記録装置の基本
断面図である。
【図2】図2は記録機構及び吸引機構の部分斜視図であ
る。
【図3】図3は手差し給紙部の概略説明図である。
【図4】図4は制御部の概念図である。
【図5】図5はインクジェット記録装置の記録動作のフ
ローチャートである。
【図6】図6は従来のホットメルト式インクジェット記
録装置の概念図である。
【符号の説明】
12 インクジェットヘッド 14 プラテン 26 ヒータ 28 サーミスタ 32 吸着孔 36 ファンモータ 38 ファン 41 カセットセンサ 42 手差し給紙台 49 手差しセンサ 50 右用紙ガイド板 52 左用紙ガイド板 60 マイクロスイッチ 72 CPU 74 ROM 76 RAM 82 制御テーブル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 常温では固体で、かつ加熱すると溶融す
    る熱溶融性インクを用いて記録ヘッドにより記録用紙に
    記録を行なうインクジェット記録装置において、 前記記録用紙の種類を検出する検出手段と、 前記記録ヘッドと対向して設けられ、前記記録用紙を支
    持するプラテンと、 そのプラテンを加熱する加熱手段と、 前記検出手段の検出結果に基づいて、前記プラテンの加
    熱温度を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする
    インクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 常温では固体で、かつ加熱すると溶融す
    る熱溶融性インクを用いて記録ヘッドにより記録用紙に
    記録を行なうインクジェット記録装置において、 前記記録用紙の種類を検出する検出手段と、 前記記録ヘッドと対向して設けられ、前記記録用紙を支
    持するプラテンと、 そのプラテンを加熱する加熱手段と、 前記プラテンに記録用紙を密着させる吸引手段と、 前記検出手段の検出結果に基づいて、前記プラテンの加
    熱温度を制御し、かつ前記吸引手段の吸引圧力を制御す
    る制御手段とを備えたことを特徴とするインクジェット
    記録装置。
JP28319991A 1991-10-29 1991-10-29 インクジエツト記録装置 Pending JPH05116280A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106240177A (zh) * 2016-08-25 2016-12-21 常州纳捷机电科技有限公司 吸附式动喷墨绘图仪

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106240177A (zh) * 2016-08-25 2016-12-21 常州纳捷机电科技有限公司 吸附式动喷墨绘图仪

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