JPH05116020A - プレス加工用金型装置 - Google Patents

プレス加工用金型装置

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JPH05116020A
JPH05116020A JP28001391A JP28001391A JPH05116020A JP H05116020 A JPH05116020 A JP H05116020A JP 28001391 A JP28001391 A JP 28001391A JP 28001391 A JP28001391 A JP 28001391A JP H05116020 A JPH05116020 A JP H05116020A
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JP
Japan
Prior art keywords
scrap
upper die
cutting blade
die cutting
mold
Prior art date
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Application number
JP28001391A
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English (en)
Inventor
Seiichi Yano
精一 谷野
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Publication of JPH05116020A publication Critical patent/JPH05116020A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金型におけるパネル面へのバリ粉の侵入によ
るプレス加工品の品質低下、および生産効率の低下を未
然に防止し得るプレス加工用金型装置を提供すること。 【構成】 上型30におけるスクラップ用上型切り刃3
2を、トリミング用上型切り刃31よりも上位に形成し
て凹部33の天井面33bに近接させ、下降する上型3
0によりスクラップの引っ張られる距離を短くしてワー
クが引き千切られてバリを生ずる不都合を可及的に防止
するとともに、スクラップカッタ20を下型10の側面
10aから離隔配置することにより、万一ワークが引き
千切られてバリを生じ、上型30の下降に伴ってバリ粉
が発生した場合には、このバリ粉を下型10とスクラッ
プカッタ20との間に画成された間隙50に落とし込ん
でいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプレス加工用金型装置に
関し、詳しくはトリミング用下型切り刃を有する下型
と、スクラップ用下型切り刃を有し下型の側面に配設さ
れたスクラップカッタと、上記トリミング用下型切り刃
およびスクラップ用下型切り刃に対応したトリミング用
上型切り刃およびスクラップ用上型切り刃を有する上型
とを具備し、ワークをトリミングして所定の寸法形状を
成すプレス加工品に加工するとともに、スクラップを分
断するよう構成されたプレス加工用金型装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に実線で示す如き形状のプレス加工
品、例えば自動車用のパネル部品Pは、成形加工工程に
おいて任意の形状に成形されたワークWから、プレス加
工用金型装置により図中一点鎖線で示す不要な周縁部Q
をトリミングすることによって所定の寸法形状に形成さ
れる一方、上記周縁部から成るスクラップQは、図中破
線で示す切断線で複数個のスクラップ片q,q,…に分
断されて上記金型装置から排出される。
【0003】図6ないし図8は上記パネル部品Pを形成
するためのプレス加工用金型装置Aを示しており、この
プレス加工用金型装置Aは、下型Bと、該下型Bの側面
に配設された複数個のスクラッブカッタC,C,…と、
上型Dとを具備している。上記下型Bの上方縁部および
上記スクラッブカッタCの上部には、それぞれトリミン
グ用下型切り刃Baおよびスクラッブ用下型切り刃Ca
が設けられている一方、上記上型Dにはトリミング用上
型切り刃Daおよびスクラッブ用上型切り刃Dbが設け
られているとともに、上記スクラッブカッタCとの干渉
を防止するための凹部Eが形成されている。
【0004】下型Bに載置されてパッドFにより押圧固
定されたワークWは、上型Dの下降に伴い、先ずトリミ
ング用上型切り刃Daによってトリムライン(プレス加
工品Pの外形線)の大部分が切断され、次いで上型Dの
凹部Eにより上記トリムラインが完全に切断されてプレ
ス加工品(パネル部品)Pが所定の寸法形状に形成され
るとともに、該プレス加工品Pの周囲に抜き落とされた
スクラップQは、上型Dのスクラッブ用上型切り刃Db
によって分断される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のプレス加工用金型装置Aでは、そのスクラップ用上
型切り刃Dbはトリミング用上型切り刃Daと同一面上
に形成され、図7からも明らかなように凹部Eにおける
天井面Eaから大きく離れているために、上記トリミン
グ用上型切り刃DaがワークWを切断したのち、上記凹
部Eにおける天井面Eaの縁部に形成された切り刃Eb
がワークを切断するまでの間に、上記スクラップQは図
9に示す如く上記スクラップ用上型切り刃Dbの歯先に
よって下方へ大きく引っ張られ、このため上記ワークW
は、図10に示す如くプレス加工品Pのトリムラインに
沿った長い範囲に亘り引き千切られることとなる。
【0006】このようにしてワークWの引き千切られた
部分には、図示するようにバリWaが発生し、このバリ
Waは上記凹部Eにおける天井面Eaの切り刃Ebによ
り切断されてバリ粉と成る。このバリ粉が金型のパネル
面に侵入した場合、プレス加工品の表面に押し傷が発生
し、プレス加工品の品質を著しく低下させる不都合があ
るばかりでなく、上記バリ粉を除去するべく金型のパネ
ル面を頻繁に清掃する必要があり、これによってプレス
加工品の生産効率をも低下させる不都合があった。
【0007】本発明は上記実状に鑑みて、バリ粉に起因
するプレス加工製品の品質低下、および生産効率の低下
を未然に防止し得るプレス加工用金型装置を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明に関わる
プレス加工用金型装置では、上型におけるスクラップ用
上型切り刃を、凹部の天井面に近接させるべく該凹部以
外のトリミング用上型切り刃よりも上位に形成する一
方、上記下型における側面との間に所定の間隙を画成す
べく下型の側面に対してスクラップカッタを離隔配置す
ることにより上記目的を達成している。
【0009】
【作用】上記構成によれば、上型の下降時にスクラップ
用上型切り刃によってスクラップの引っ張られる距離が
短いために、上記ワークが引き千切られてバリを生じる
不都合が可及的に防止される。また、万一にワークが引
き千切られてバリを生じ、上型の下降により切断されて
バリ粉となった場合でも、このバリ粉のほとんどは下型
とスクラップカッタとの間に画成された間隙に落ち込ん
で金型の外部に排出される。
【0010】
【実施例】以下、一実施例を示す図面に基づいて、本発
明を詳細に説明する。図1から図4は、本発明に関わる
プレス加工用金型装置を、自動車用のパネル部品を製造
するための生産ラインに採用した例を示しており、上記
プレス加工用金型装置1は、下型10、スクラップカッ
タ20、上型30、およびパッド(ワーク押え)40を
具備している。
【0011】上記下型10には、その上方縁部にトリミ
ング用下型切り刃11が形成されており、該トリミング
用下型切り刃11は、図1および図3に示す如く略水平
方向に沿って延設されている。
【0012】上記下型10の側方域にはスクラップカッ
タ20が設置されており、該スクラップカッタ20の上
部にはスクラップ用下型切り刃21が形成されている。
また上記スクラップカッタ20は、下型10によってワ
ークが完全にトリミングされた後にスクラップを切断す
るべく、図1および図3に示すように、スクラップ用下
型切り刃21を上記トリミング用下型切り刃11により
も下方に位置させて配設されている。
【0013】さらに、上記スクラップカッタ20は、図
2(b)に明示するように、上記下型10における側面
10aから離隔して配設されており、これによって上記
下型10の側面10aと上記スクラップカッタ20との
間には、所定寸法(実施例においては2〜3mm)の間隙
50が画成されている。
【0014】一方、上型30の下方縁部には、上記下型
10のトリミング用下型切り刃11と対応するトリミン
グ用上型切り刃31が形成されており、該トリミング用
上型切り刃31は、図1および図3に示す如く略水平方
向に沿って延設されている。また、上型30の下面30
aには、上記スクラップカッタ20のスクラップ用下型
切り刃21と対応するスクラップ用上型切り刃32が形
成されているとともに、稼働時において上記スクラップ
カッタ20との干渉を防ぐ目的で、上記スクラップ用上
型切り刃32に臨む凹部33が切欠き形成されている。
【0015】上記凹部33は、上記スクラップ用上型切
り刃32の歯先から上方に広がる端面33aと、略水平
方向に延びる天井面33bと、該天井面33bから上型
30の下面30aに向かって広がる斜面33cとから構
成されており、図1および図3に明示するように、上記
スクラップ用上型切り刃32は、凹部33における天井
面33bに近接する態様で、上記トリミング用上型切り
刃31より上方に形成されている。なお、上記凹部33
における天井面33bの縁部には切り刃34が設けられ
ているとともに、上記斜面33cの縁部にも図示してい
ない切り刃が設けられている。
【0016】さらに、上型30の下面30aには、図1
および図3に明示するように、上記スクラップ用上型切
り刃32の歯先から図中の左方に向かってアーチ形状に
切り欠かれて成る逃げ部35が形成されている。なお、
上記逃げ部35は、円筒形のグラインダ砥石を用いるこ
とによってアーチ形状に成形されているが、上型30の
下面30aおよびスクラップ用上型切り刃32の歯先を
滑らかに連続させるものであれば、例えば平滑な斜面に
よって構成することも可能である。
【0017】因みに、上述したプレス加工用金型装置1
において、図1に示す如く上型30が最下方に位置して
いる状態では、トリミング用上型切り刃31および凹部
33における天井面33bの切り刃34は、それぞれ下
型10のトリミング用下型切り刃11に対して9mmおよ
び3mm食い込んでおり、また上型30のスクラップ用上
型切り刃32は、スクラップカッタ20のスクラップ用
下型切り刃21に対して1mm食い込んでいる。
【0018】上記構成のプレス加工用金型装置1によっ
て所定寸法形状のプレス加工品を製造するには、まず先
行の成形加工工程において任意の形状に成形されたワー
ク100を下型10に載置し、次いで上記パッド40に
よって押圧固定する。
【0019】こののち上型30を下降させることによ
り、上記ワーク100は上型30のトリミング用上型切
り刃31によって、プレス加工品100Aの外形に倣っ
たトリムラインの大部分が切断され、次いで上型30に
おける凹部33により上記トリムラインの残りの部分が
切断されることによってプレス加工品100Aが所定の
寸法形状に形成され、一方、該プレス加工品100Aの
周囲に抜き落とされたスクラップ100Bは、上型30
におけるスクラッブ用上型切り刃32によって複数個の
スクラップ片に分断される。
【0020】ここで、上述した如く上型30におけるス
クラップ用上型切り刃32は、トリミング用上型切り刃
上型31に対して上位に形成されることにより凹部33
の天井面33bに近接して位置しているため、上記トリ
ミング用上型切り刃31がワーク100を切断したの
ち、図3に明示する如く凹部33における天井面33b
の切り刃34(図2 (b))がワーク100を切断する直
前の位置まで上型30が下降しても、上記スクラップ1
00Bはスクラップ用上型切り刃32の歯先によって極
く僅かな距離しか下方へ引っ張られることがなく、もっ
て上記ワーク100が引き千切られてバリを生じる不都
合が可及的に防止される。
【0021】また、図4に示すように、万一ワーク10
0が引き千切られ、トリムライン上にバリが生じたとし
ても、上記トリムラインに沿ってバリの発生する範囲は
極めて短いために、下降する上型30の上記切り刃34
によって上記バリが切断されても極く僅かのバリ粉しか
発生することがない。しかも、上述したように下型10
の側面10aと、上記スクラップカッタ20との間に
は、所定間隔の間隙50が画成されているために、上型
30の下降に伴って発生したバリ粉は、そのほとんどが
上記間隙50に落ち込んで金型の外部へ排出されてしま
う。
【0022】すなわち、上述したプレス加工用金型装置
1によれば、金型のパネル面にバリ粉が侵入することを
未然に防止できるので、プレス加工品におけるバリ粉に
起因する押し傷の発生を未然に防止し得るとともに、金
型のパネル面からバリ粉を除去するための清掃作業も不
要となる。
【0023】また、上記プレス加工用金型装置1では、
上型30に形成された逃げ部35における縁部の曲線
が、上記上型30の下降時においてシャー角として作用
するため、大きなプレス圧力を要することなくワークを
容易に専断することができる。なお、本発明に関わるプ
レス加工用金型装置は、自動車用のパネル部品を製造す
るためのみならず、種々のプレス加工品を製造するため
のプレス加工用金型装置として、様々な産業分野におい
て広くかつ有効に適用し得るものであることは言うまで
もない。
【0024】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明に関わる
プレス加工用金型装置によれば、上型におけるスクラッ
プ用上型切り刃を、凹部以外のトリミング用上型切り刃
よりも上位に形成して該凹部の天井面に近接させたの
で、下降する上型によってスクラップの引っ張られる距
離が短くなり、もってワークが引き千切られてバリを生
ずる不都合が可及的に防止されることとなる。また、ス
クラップカッタを下型の側面から離隔して配設したの
で、万一ワークが引き千切られてバリを生じ、上型の下
降に伴い切断されてバリ粉が発生した場合でも、そのバ
リ粉は上記スクラップカッタと下型との間隙に落ち込ん
で、金型の外部へ排出されることとなる。かくして、本
発明に関わるプレス加工用金型装置によれば、金型のパ
ネル面にバリ粉が侵入することを可及的に抑えることが
できるので、プレス加工品の表面傷の発生を未然に防止
し得るとともに、バリ粉に起因する金型の清掃作業が不
要となり、もってプレス加工製品の品質低下および生産
効率の低下を未然に防止することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関わるプレス加工用金型装置を示す要
部側面図。
【図2】(a)および(b)は、図1中のVa−Va線
断面図およびVb−Vb線断面図。
【図3】本発明に関わるプレス加工用金型装置によって
加工されるワークの切断態様を示す要部側面図。
【図4】本発明に関わるプレス加工用金型装置によって
加工されるワークの切断態様を示す要部斜視図。
【図5】ワークの全体斜視図。
【図6】従来のプレス加工用金型装置における下型およ
びスクラップカッタの全体斜視図。
【図7】従来のプレス加工用金型装置を示す要部側面
図。
【図8】(a)および(b)は、図7中のXa−Xa線
断面図およびXb−Xb線断面図。
【図9】従来のプレス加工用金型装置によって加工され
るワークの切断態様を示す要部側面図。
【図10】従来のプレス加工用金型装置によって加工さ
れるワークの切断態様を示す要部斜視図。
【符号の説明】
1…プレス加工用金型装置、 10…下型、 10a…側面、 11…トリミング用下型切り刃、 20…スクラップカッタ、 21…スクラップ用下型切り刃、 30…上型、 31…トリミング用上型切り刃、 32…スクラップ用上型切り刃、 33…凹部、 33b…天井面、 50…間隙、 100…ワーク、 100A…プレス加工品、 100B…スクラップ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年12月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のプレス加工用金型装置Aでは、そのスクラップ用上
型切り刃Dbはトリミング用上型切り刃Daと同一面上
に形成され、図7からも明らかなように凹部Eにおける
天井面Eaから大きく離れているために、上記トリミン
グ用上型切り刃DaがワークWを切断したのち、上記凹
部Eにおける天井面Eaの縁部に形成された切り刃Eb
がワークを切断するまでの間に、上記スクラップQは図
9に示す如く上記スクラップ用上型切り刃Dbの歯先に
よって下方へ大きく引っ張られ、このため上記ワークW
は、図10に示す如くスクラップQのスクラップカット
ラインに沿った長い範囲に亘って引き千切られることと
なる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】このようにしてワークWの引き千切られた
部分には、図示するようにバリWaが発生し、このバリ
Waは上記スクラップ用上型切り刃Dbとスクラップ用
下型切り刃Caにより切断されてバリ粉と成る。このバ
リ粉が金型のパネル面に侵入した場合、プレス加工品の
表面に押し傷が発生し、プレス加工品の品質を著しく低
下させる不都合があるばかりでなく、上記バリ粉を除去
するべく金型のパネル面を頻繁に清掃する必要があり、
これによってプレス加工品の生産効率をも低下させる不
都合があった。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【作用】上記構成によれば、上型の下降時にスクラップ
用上型切り刃によってスクラップの引っ張られる距離が
短いために、上記ワークが引き千切られてバリを生じる
範囲が小さく限定される。また、ワークが引き千切られ
てバリを生じた部分は、スクラップ用下型切り刃が離隔
配置されている為、このバリが切断されてバリ粉になる
ことはなく、スクラップから離れることなく金型の外部
に排出される。万一、バリ粉が生じた場合でも、このバ
リ粉は下型とスクラップカッタとの間に画成された間隙
に落ち込んで金型の外部に排出される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】ここで、上述した如く上型30におけるス
クラップ用上型切り刃32は、トリミング用上型切り刃
上型31に対して上位に形成されることにより凹部33
の天井面33bに近接して位置しているため、上記トリ
ミング用上型切り刃31がワーク100を切断したの
ち、図3に明示する如く凹部33における天井面33b
の切り刃34(図2 (b))がワーク100を切断する直
前の位置まで上型30が下降しても、上記スクラップ1
00Bはスクラップ用上型切り刃32の歯先によって極
く僅かな距離しか下方へ引っ張られることがなく、もっ
て上記ワーク100が引き千切られてバリを生じる範囲
が小さく限定される。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】また、図4に示すように、ワーク100が
引き千切られ、スクラップカットライン上にバリが生じ
たとしても、上記スクラップカッタ20は下型10の側
面10aから離隔して配置されている為に、下降する上
型30の上記切り刃34によって上記バリが切断される
ことがなく、上記バリはスクラップから離れることなく
金型の外部へ排出されてしまう。しかも、上述したよう
に下型10の側面10aと、上記スクラップカッタ20
との間には、所定間隔の間隙50が画成されているため
に、上型30の下降に伴って不可避的に発生したバリ粉
は、そのほとんどが上記間隙50に落ち込んで金型の外
部へ排出されてしまう。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明に関わる
プレス加工用金型装置によれば、上型におけるスクラッ
プ用上型切り刃を、凹部以外のトリミング用上型切り刃
よりも上位に形成して該凹部の天井面に近接させたの
で、下降する上型によってスクラップの引っ張られる距
離が短くなり、もってワークが引き千切られてバリを生
ずる範囲が小さく限定される。また、スクラップカッタ
を下型の側面から離隔して配設したので、ワークが引き
千切られてバリを生じた部分は、上型の下降によっても
切断されてバリ粉になることはなく、スクラップから離
れることなく金型の外部に排出される。また、万一にバ
リ粉が発生した場合でも、そのバリ粉は上記スクラップ
カッタと下型との間隙に落ち込んで、金型の外部へ排出
されることとなる。かくして、本発明に関わるプレス加
工用金型装置によれば、金型のパネル面にバリ粉が侵入
することを可及的に抑えることができるので、プレス加
工品の表面傷の発生を未然に防止し得るとともに、バリ
粉に起因する金型の清掃作業が不要となり、もってプレ
ス加工製品の品質低下および生産効率の低下を未然に防
止することが可能となった。
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方縁部にトリミング用下型切り刃
    を有する下型を備え、かつ上部にスクラップ用下型切り
    刃を有するとともに上記下型の側方域に配設されるスク
    ラップカッタを備え、さらに上記トリミング用下型切り
    刃および上記スクラップ用下型切り刃に対応するトリミ
    ング用上型切り刃およびスクラップ用上型切り刃を有す
    るとともに上記スクラップカッタとの干渉を防ぐべく下
    面に切欠き形成されて上記トリミング用上型切り刃に臨
    む凹部を有する上型を具備して成るプレス加工用金型装
    置であって、 上記凹部の天井面に近接する態様で、上記トリミング用
    上型切り刃よりも上位に形成されたスクラップ用上型切
    り刃を有する上型と、 上記下型における側面との間に所定の間隙を画成すべ
    く、上記下型の側面から離隔して配設されたスクラップ
    カッタと、 を具備して成ることを特徴とするプレス加工用金型装
    置。
JP28001391A 1991-10-25 1991-10-25 プレス加工用金型装置 Pending JPH05116020A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005279883A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Press Kogyo Co Ltd 打抜き装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005279883A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Press Kogyo Co Ltd 打抜き装置

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