JPH05114331A - 押ボタンスイツチ - Google Patents
押ボタンスイツチInfo
- Publication number
- JPH05114331A JPH05114331A JP27436691A JP27436691A JPH05114331A JP H05114331 A JPH05114331 A JP H05114331A JP 27436691 A JP27436691 A JP 27436691A JP 27436691 A JP27436691 A JP 27436691A JP H05114331 A JPH05114331 A JP H05114331A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- push button
- locking
- bracket
- switch
- spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Push-Button Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ロック解除時にロック用ばねと摺接する係止用
段差部の磨耗を少なくして押ボタンスイッチの寿命を延
ばし、部品点数を少なくしてコスト低減を図り、またス
イッチ機構を内蔵したスイッチ本体部のベースに形成さ
れた端子穴の防塵構造を確保することができる押ボタン
スイッチを提供する。 【構成】ブラケット4内に対向して配設した一対のロッ
ク用ばね10を円形断面形状の線ばねで形成したことによ
り、押しボタンを押圧操作すると、ロック用ばね10は係
止用段差部13の傾斜面を押し広げるようにして移動して
係止用段差部13上面の平面部に係止され、ロック状態を
維持することができ、このときロック用ばね10と係止用
段差部13との係合摩擦は少なくなり係止用段差部13の磨
耗を防止する。
段差部の磨耗を少なくして押ボタンスイッチの寿命を延
ばし、部品点数を少なくしてコスト低減を図り、またス
イッチ機構を内蔵したスイッチ本体部のベースに形成さ
れた端子穴の防塵構造を確保することができる押ボタン
スイッチを提供する。 【構成】ブラケット4内に対向して配設した一対のロッ
ク用ばね10を円形断面形状の線ばねで形成したことによ
り、押しボタンを押圧操作すると、ロック用ばね10は係
止用段差部13の傾斜面を押し広げるようにして移動して
係止用段差部13上面の平面部に係止され、ロック状態を
維持することができ、このときロック用ばね10と係止用
段差部13との係合摩擦は少なくなり係止用段差部13の磨
耗を防止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は機械装置等に使用される
押ボタンスイッチに関する。
押ボタンスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】図6および図7は従来例を示す押ボタン
スイッチの一部破断断面図およびII−II線断面図で
ある。図において、21はスイッチ機構(図示せず)を内
蔵した円筒形のスイッチ本体部、22はスイッチ本体部21
の後端面から突設された外部端子、23はスイッチ本体部
21に設定されたスイッチ機構駆動用押込子である。24は
後端部24aで上記スイッチ本体部21を保持した合成樹脂
製の略筒形のブラケットであり、パネル25に装着される
ようになっている。26は上記ブラケット24の前端側に配
設された合成樹脂製の円盤形の押ボタンであり、後面に
は上記ブラケット24の前側開口端部に嵌合ガイドされる
周壁部26aが形成されており、この周壁部26aの内周面
には、ブラケット24の開口端部外周面に周方向へ形成さ
れた溝24bに嵌合して回動範囲が規制される凸部26bが
形成されている。さらに上記押ボタン26の後面中央部に
は円柱状部26cが突設されている。27は上記ブラケット
24内に軸動可能に配設されて押ボタン26の所定の押込量
で上記押込子23を介してスイッチ機構を投入する操作軸
であり、上記円柱状部26cの先端側にねじ体28で固定さ
れている。29は上記プラケット24の前側開口端部に形成
された環状の溝部24cと上記押ボタン26の後面との間に
掛設された復帰用コイルばねである。
スイッチの一部破断断面図およびII−II線断面図で
ある。図において、21はスイッチ機構(図示せず)を内
蔵した円筒形のスイッチ本体部、22はスイッチ本体部21
の後端面から突設された外部端子、23はスイッチ本体部
21に設定されたスイッチ機構駆動用押込子である。24は
後端部24aで上記スイッチ本体部21を保持した合成樹脂
製の略筒形のブラケットであり、パネル25に装着される
ようになっている。26は上記ブラケット24の前端側に配
設された合成樹脂製の円盤形の押ボタンであり、後面に
は上記ブラケット24の前側開口端部に嵌合ガイドされる
周壁部26aが形成されており、この周壁部26aの内周面
には、ブラケット24の開口端部外周面に周方向へ形成さ
れた溝24bに嵌合して回動範囲が規制される凸部26bが
形成されている。さらに上記押ボタン26の後面中央部に
は円柱状部26cが突設されている。27は上記ブラケット
24内に軸動可能に配設されて押ボタン26の所定の押込量
で上記押込子23を介してスイッチ機構を投入する操作軸
であり、上記円柱状部26cの先端側にねじ体28で固定さ
れている。29は上記プラケット24の前側開口端部に形成
された環状の溝部24cと上記押ボタン26の後面との間に
掛設された復帰用コイルばねである。
【0003】30,31は上記ブラケット4内に対向して平
行状に架設された1対のロック用ばねとしての板ばねで
ある。32は上記円柱状部26cの先端に嵌着させて前記ね
じ体28で固定された金属製筒状体であり、上記1対の板
ばね30,31はこの筒状体32の大径円筒部を介して上記円
柱状部26cに径方向から弾性的に当接している。上記円
柱状部26cの先端部には、図8に示すように上記筒状体
32との間に係合用段差部33,33を形成させるための平面
部34,34が形成されている。上記段差部33は上記押ボタ
ン26の所定の押込位置で上記1対の板ばね30,31の軸方
向の端面に係止されるようになっている。35は上記段差
部33に隣接して円柱状部36cの先端部に形成されたカム
面部であり、上記筒状体32の円筒部外周面と同一曲面に
形成されており、板ばね30,31の係止位置で上記押ボタ
ン26を所定量だけ回動動作した際、上記1対の板ばね3
0,31の段差部33への係止状態を解除させるように設定
されている。なお図中36は操作軸27の外周面に装着され
たパッキング部材である。
行状に架設された1対のロック用ばねとしての板ばねで
ある。32は上記円柱状部26cの先端に嵌着させて前記ね
じ体28で固定された金属製筒状体であり、上記1対の板
ばね30,31はこの筒状体32の大径円筒部を介して上記円
柱状部26cに径方向から弾性的に当接している。上記円
柱状部26cの先端部には、図8に示すように上記筒状体
32との間に係合用段差部33,33を形成させるための平面
部34,34が形成されている。上記段差部33は上記押ボタ
ン26の所定の押込位置で上記1対の板ばね30,31の軸方
向の端面に係止されるようになっている。35は上記段差
部33に隣接して円柱状部36cの先端部に形成されたカム
面部であり、上記筒状体32の円筒部外周面と同一曲面に
形成されており、板ばね30,31の係止位置で上記押ボタ
ン26を所定量だけ回動動作した際、上記1対の板ばね3
0,31の段差部33への係止状態を解除させるように設定
されている。なお図中36は操作軸27の外周面に装着され
たパッキング部材である。
【0004】また、図9および図10は従来例の押ボタン
スイッチの底面部および部分断面図であり、図のよう
に、例えば1接点と2接点のものを1つのスイッチ本体
で兼用する押ボタンスイッチにおいては、端子穴が4つ
あり、ベースに形成されている固定接点端子を挿入する
端子穴38はすべて開口しており、1接点のみ使用のとき
は固定接点端子の不要の端子穴38はそのままとするか、
または端子穴38にほこり,ゴミ等が入らないように接着
剤等により端子穴38を塞いでいる。
スイッチの底面部および部分断面図であり、図のよう
に、例えば1接点と2接点のものを1つのスイッチ本体
で兼用する押ボタンスイッチにおいては、端子穴が4つ
あり、ベースに形成されている固定接点端子を挿入する
端子穴38はすべて開口しており、1接点のみ使用のとき
は固定接点端子の不要の端子穴38はそのままとするか、
または端子穴38にほこり,ゴミ等が入らないように接着
剤等により端子穴38を塞いでいる。
【0005】上記構成において、図6の状態にある押ボ
タン26を復帰用コイルばね29のばね力に抗して押込操作
すると円柱状部26c、筒状体32を介して操作軸27が変位
し、この操作軸27が押込子23を介してスイッチ機構を駆
動するため、上記押ボタン26の所定の押込位置でスイッ
チが投入(ONもしくはOFF)される。上記押ボタン
26の所定の押込位置では、押ボタン26の円柱状部26cの
先端側に形成された平面部34が上記1対の板ばね30,31
に当接され、換言すれば、段差部33が上記板ばね30,31
の軸方向の端面に係止され、上記押ボタン26の復帰が阻
止される。したがって、上記スイッチ投入状態が保持さ
れる。
タン26を復帰用コイルばね29のばね力に抗して押込操作
すると円柱状部26c、筒状体32を介して操作軸27が変位
し、この操作軸27が押込子23を介してスイッチ機構を駆
動するため、上記押ボタン26の所定の押込位置でスイッ
チが投入(ONもしくはOFF)される。上記押ボタン
26の所定の押込位置では、押ボタン26の円柱状部26cの
先端側に形成された平面部34が上記1対の板ばね30,31
に当接され、換言すれば、段差部33が上記板ばね30,31
の軸方向の端面に係止され、上記押ボタン26の復帰が阻
止される。したがって、上記スイッチ投入状態が保持さ
れる。
【0006】上記押ボタン26を、復帰用コイルばね29の
捻り力に抗して周方向へ回動操作(リセット操作)すれ
ば、所定の回動位置で円柱状部26cに形成されたカム面
部35により、上記1対の板ばね30,31が径方向外方へ弾
性変形して筒状体32の円筒部外周面と面一の位置まで変
位されるため、上記板ばね30,31と段差部33との係合状
態が解除される。したがって、押ボタン26は上記復帰用
コイルばね29のばね力で図6の原状位置に復帰される。
捻り力に抗して周方向へ回動操作(リセット操作)すれ
ば、所定の回動位置で円柱状部26cに形成されたカム面
部35により、上記1対の板ばね30,31が径方向外方へ弾
性変形して筒状体32の円筒部外周面と面一の位置まで変
位されるため、上記板ばね30,31と段差部33との係合状
態が解除される。したがって、押ボタン26は上記復帰用
コイルばね29のばね力で図6の原状位置に復帰される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の押ボ
タンスイッチにおいては、スイッチ状態を保持するため
に、押ボタンの後面に突設された円柱状部外周面に形成
された係止用段差部に、押ボタンの所定押込位置でロッ
ク用の板ばねの軸方向の端面を係止させるが、係止用段
差部を有する円柱状部を突設する押ボタンと連結する操
作軸には復帰用コイルばねによる復帰力が働くため、押
ボタンをロック状態にすると復帰用コイルばねの復帰力
により係止用段差部の面圧が高くなり、ロック解除の捻
回時にはロック用の板ばねの端面によって押ボタンの円
柱状部に設けた係止用段差部の磨耗が大きくなる。この
ためロック用の板ばねと摺接する係止用段差部の消耗を
少なくするために、該係止用段差部をロック用の板ばね
と同様に金属製としなければならず、従って押ボタンの
材質とは異なる金属製の筒状体を設けなければならない
ため部品点数が増え、またコストもかかるという欠点が
あった。
タンスイッチにおいては、スイッチ状態を保持するため
に、押ボタンの後面に突設された円柱状部外周面に形成
された係止用段差部に、押ボタンの所定押込位置でロッ
ク用の板ばねの軸方向の端面を係止させるが、係止用段
差部を有する円柱状部を突設する押ボタンと連結する操
作軸には復帰用コイルばねによる復帰力が働くため、押
ボタンをロック状態にすると復帰用コイルばねの復帰力
により係止用段差部の面圧が高くなり、ロック解除の捻
回時にはロック用の板ばねの端面によって押ボタンの円
柱状部に設けた係止用段差部の磨耗が大きくなる。この
ためロック用の板ばねと摺接する係止用段差部の消耗を
少なくするために、該係止用段差部をロック用の板ばね
と同様に金属製としなければならず、従って押ボタンの
材質とは異なる金属製の筒状体を設けなければならない
ため部品点数が増え、またコストもかかるという欠点が
あった。
【0008】また、ベースに形成されている固定接点端
子を圧入する端子穴は、1接点しか使用していない場合
には端子穴をそのままの状態にしていたが、これでは端
子穴からほこり,ごみ等が侵入してしまい、接点面等に
ほこり,ごみ等が付着し接触不良をおこす原因ともな
る。そのために接着剤等で端子穴を塞ぐ方法もあるがコ
ストがかかるという欠点があった。
子を圧入する端子穴は、1接点しか使用していない場合
には端子穴をそのままの状態にしていたが、これでは端
子穴からほこり,ごみ等が侵入してしまい、接点面等に
ほこり,ごみ等が付着し接触不良をおこす原因ともな
る。そのために接着剤等で端子穴を塞ぐ方法もあるがコ
ストがかかるという欠点があった。
【0009】そこで、本発明の第1の目的は、上述した
点に鑑みてロック解除時にロック用ばねと摺接する係止
用段差部の磨耗を少なくして押しボタンスイッチの寿命
を延ばし、部品点数を少なくしてコスト低減を図ること
が可能な押ボタンスイッチを提供することにある。
点に鑑みてロック解除時にロック用ばねと摺接する係止
用段差部の磨耗を少なくして押しボタンスイッチの寿命
を延ばし、部品点数を少なくしてコスト低減を図ること
が可能な押ボタンスイッチを提供することにある。
【0010】また本発明の第2の目的は、スイッチ機構
を内蔵したスイッチ本体部のベースに形成された端子穴
の防塵構造を確保することができる押ボタンスイッチを
提供することにある。
を内蔵したスイッチ本体部のベースに形成された端子穴
の防塵構造を確保することができる押ボタンスイッチを
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述した第1の目的を達
成するために、本発明の第1形態の押ボタンスイッチ
は、スイッチ機構を内蔵しベースに固定接点端子が突出
する端子穴が形成されたスイッチ本体部を後端側に保持
してパネルに装着される筒形のブラケットと、このブラ
ケットの前端側に配設される押ボタンと、上記ブラケッ
ト内に摺動可能に嵌挿され、かつ上記押ボタンに該押ボ
タンと一体的に連結されて押ボタンの所定の押込量で上
記スイッチ機構を投入するロック駒と、上記押ボタンの
背面側とブラケットの前側開口端部との間に掛設された
復帰用コイルばねと、上記ブラケット内に互いに平行状
に配設された1対のロック用ばねと、上記ロック駒外周
面に形成されて上記押ボタンの所定押込位置で上記ロッ
ク用ばねに係止される係止用段差部とを備えた押ボタン
スイッチにおいて、前記ロック用ばねを円形断面形状の
線ばねとし、該線ばねを前記係止用段差部に係合させる
ようにしたことを特徴とする。
成するために、本発明の第1形態の押ボタンスイッチ
は、スイッチ機構を内蔵しベースに固定接点端子が突出
する端子穴が形成されたスイッチ本体部を後端側に保持
してパネルに装着される筒形のブラケットと、このブラ
ケットの前端側に配設される押ボタンと、上記ブラケッ
ト内に摺動可能に嵌挿され、かつ上記押ボタンに該押ボ
タンと一体的に連結されて押ボタンの所定の押込量で上
記スイッチ機構を投入するロック駒と、上記押ボタンの
背面側とブラケットの前側開口端部との間に掛設された
復帰用コイルばねと、上記ブラケット内に互いに平行状
に配設された1対のロック用ばねと、上記ロック駒外周
面に形成されて上記押ボタンの所定押込位置で上記ロッ
ク用ばねに係止される係止用段差部とを備えた押ボタン
スイッチにおいて、前記ロック用ばねを円形断面形状の
線ばねとし、該線ばねを前記係止用段差部に係合させる
ようにしたことを特徴とする。
【0012】また、第2の目的を達成するために本発明
の第2形態の押ボタンスイッチは、スイッチ機構を内蔵
しベースに固定接点端子が突出する端子穴が形成された
スイッチ本体部を後端側に保持してパネルに装着される
筒形のブラケットと、このブラケットの前端側に配設さ
れる押ボタンと、上記ブラケット内に摺動可能に嵌挿さ
れ、かつ上記押ボタンに該押ボタンと一体的に連結され
て押ボタンの所定の押込量で上記スイッチ機構を投入す
るロック駒と、上記押ボタンの背面側とブラケットの前
側開口端部との間に掛設された復帰用コイルばねと、上
記ブラケット内に互いに平行状に配設された1対のロッ
ク用ばねと、上記ロック駒外周面に形成されて上記押ボ
タンの所定押込位置で上記ロック用ばねに係止される係
止用段差部とを備えた押ボタンスイッチにおいて、前記
ブラケットに保持されたスイッチ本体部のベースに設け
た端子穴に該端子穴を塞ぐ膜を一体形成したことを特徴
とする。
の第2形態の押ボタンスイッチは、スイッチ機構を内蔵
しベースに固定接点端子が突出する端子穴が形成された
スイッチ本体部を後端側に保持してパネルに装着される
筒形のブラケットと、このブラケットの前端側に配設さ
れる押ボタンと、上記ブラケット内に摺動可能に嵌挿さ
れ、かつ上記押ボタンに該押ボタンと一体的に連結され
て押ボタンの所定の押込量で上記スイッチ機構を投入す
るロック駒と、上記押ボタンの背面側とブラケットの前
側開口端部との間に掛設された復帰用コイルばねと、上
記ブラケット内に互いに平行状に配設された1対のロッ
ク用ばねと、上記ロック駒外周面に形成されて上記押ボ
タンの所定押込位置で上記ロック用ばねに係止される係
止用段差部とを備えた押ボタンスイッチにおいて、前記
ブラケットに保持されたスイッチ本体部のベースに設け
た端子穴に該端子穴を塞ぐ膜を一体形成したことを特徴
とする。
【0013】
【作用】上述した押ボタンスイッチにおいて、ロック用
ばねは、押ボタンが押圧されるとロック駒に設けた係止
用段差部の傾斜面に押し広げられて係止用段差部上面の
平面部に係止され押ボタンの押し込み状態を維持しロッ
ク状態となる。このときロック用ばねを円形断面形状の
線ばねとしたためロック用ばねの端面による係止用段差
部の磨耗が少なくなりロック状態を維持することがで
き、また押ボタンの捻回操作による係止用段差部の磨耗
も少なくなる。
ばねは、押ボタンが押圧されるとロック駒に設けた係止
用段差部の傾斜面に押し広げられて係止用段差部上面の
平面部に係止され押ボタンの押し込み状態を維持しロッ
ク状態となる。このときロック用ばねを円形断面形状の
線ばねとしたためロック用ばねの端面による係止用段差
部の磨耗が少なくなりロック状態を維持することがで
き、また押ボタンの捻回操作による係止用段差部の磨耗
も少なくなる。
【0014】また、固定接点端子を圧入する端子穴に、
ベースと一体に形成されたプラスチックの薄膜部を設け
たので、固定接点端子が差し込まれていない状態におい
てプラスチックの薄膜部がほこり,ごみ等の侵入を防止
する。
ベースと一体に形成されたプラスチックの薄膜部を設け
たので、固定接点端子が差し込まれていない状態におい
てプラスチックの薄膜部がほこり,ごみ等の侵入を防止
する。
【0015】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1および図2は本発明の一実施例を示す押ボタン
スイッチの構成断面図および図1のロック状態で押ボタ
ンを取り除いた平面図である。図において、1はブラケ
ット4の前端側に配設されプラスチックにより形成され
た円盤形の押ボタン、2はプラスチックで形成され、ブ
ラケット4内に摺動可能に配設されて押ボタン1の所定
の押込量でスイッチ機構を投入し、押ボタン1の所定の
押圧でロック用ばね10を係止させる係止用段差部13と、
ロック用ばね10と係止用段差部13との係合を解除させる
切り落とし部12(図2参照)とロック用ばね10を押し広
げて係止用段差部13に係合させる傾斜面を設けた筒状体
のロック駒である。3は前記ロック駒2と前記押ボタン
1とを連結するねじ、4はスイッチ本体部のベース16を
後端部に保持した突起5を内方に設けた筒状のブラケッ
トで、該突起5は復帰用コイルばね7に付勢されロック
駒2の鍔6と当接している。7は押ボタン1の背面とブ
ラケット4内の前側開口端部との間に設けられた復帰用
コイルばね、8はブラケット4に設けられ前記復帰用コ
イルばね7のねじれを制限するリブ、9は押ボタン1に
設けられ前記復帰用コイルばね7のねじれを制限するリ
ブである。10は前記ブラケット4内に対向して配設され
た一対のロック用ばねであり、該ロック用ばね10は円形
断面形状の線ばねからなり直線部分の両端がコ字状に折
り曲げられ図3に示すように該コ字状先端部はブラケッ
ト4に設けられた垂直方向の穴部11に挿入され、前記直
線部分はブラケット4の直角方向にロック用ばね10の入
る距離をもつ互いに対向した平面に摺動自在に配設され
る。
る。図1および図2は本発明の一実施例を示す押ボタン
スイッチの構成断面図および図1のロック状態で押ボタ
ンを取り除いた平面図である。図において、1はブラケ
ット4の前端側に配設されプラスチックにより形成され
た円盤形の押ボタン、2はプラスチックで形成され、ブ
ラケット4内に摺動可能に配設されて押ボタン1の所定
の押込量でスイッチ機構を投入し、押ボタン1の所定の
押圧でロック用ばね10を係止させる係止用段差部13と、
ロック用ばね10と係止用段差部13との係合を解除させる
切り落とし部12(図2参照)とロック用ばね10を押し広
げて係止用段差部13に係合させる傾斜面を設けた筒状体
のロック駒である。3は前記ロック駒2と前記押ボタン
1とを連結するねじ、4はスイッチ本体部のベース16を
後端部に保持した突起5を内方に設けた筒状のブラケッ
トで、該突起5は復帰用コイルばね7に付勢されロック
駒2の鍔6と当接している。7は押ボタン1の背面とブ
ラケット4内の前側開口端部との間に設けられた復帰用
コイルばね、8はブラケット4に設けられ前記復帰用コ
イルばね7のねじれを制限するリブ、9は押ボタン1に
設けられ前記復帰用コイルばね7のねじれを制限するリ
ブである。10は前記ブラケット4内に対向して配設され
た一対のロック用ばねであり、該ロック用ばね10は円形
断面形状の線ばねからなり直線部分の両端がコ字状に折
り曲げられ図3に示すように該コ字状先端部はブラケッ
ト4に設けられた垂直方向の穴部11に挿入され、前記直
線部分はブラケット4の直角方向にロック用ばね10の入
る距離をもつ互いに対向した平面に摺動自在に配設され
る。
【0016】また、14はベース16の端子穴20(図4参
照)に圧入され保持される固定接点端子19の固定接点、
15はベース16のガイドと摺動案内される滑動枠17に支え
られ、コイルばね18により付勢された可動接点で押ボタ
ンの押圧により該可動接点が開閉する。18は該ブラケッ
ト4後端部に設けられ可動接点を保持する滑動枠17とベ
ース16との間に設けたコイルばねでロック状態解除で可
動接点を復帰させる。20はベース16に設けられ、固定接
点端子19を圧入する端子穴であり、該端子穴20にはプラ
スチックの膜を一体形成した薄膜部16aが設けられてい
る。
照)に圧入され保持される固定接点端子19の固定接点、
15はベース16のガイドと摺動案内される滑動枠17に支え
られ、コイルばね18により付勢された可動接点で押ボタ
ンの押圧により該可動接点が開閉する。18は該ブラケッ
ト4後端部に設けられ可動接点を保持する滑動枠17とベ
ース16との間に設けたコイルばねでロック状態解除で可
動接点を復帰させる。20はベース16に設けられ、固定接
点端子19を圧入する端子穴であり、該端子穴20にはプラ
スチックの膜を一体形成した薄膜部16aが設けられてい
る。
【0017】また図4および図5は図1の底面図および
部分断面図である。図において、ベース16に形成した端
子穴20は固定接点端子19が挿入される挿入部分にプラス
チックで一体形成した薄膜部16aを設けた構造となって
いる。そのため、使用していない端子穴20から内部にほ
こり,ごみ等が侵入するのを防ぐ防塵構造が確保でき
る。ここで固定接点端子19を端子穴20に挿入するには固
定接点端子19でプラスチックで一体形成した薄膜部16a
を押し破ることにより固定接点端子19を端子穴20に保持
できる。
部分断面図である。図において、ベース16に形成した端
子穴20は固定接点端子19が挿入される挿入部分にプラス
チックで一体形成した薄膜部16aを設けた構造となって
いる。そのため、使用していない端子穴20から内部にほ
こり,ごみ等が侵入するのを防ぐ防塵構造が確保でき
る。ここで固定接点端子19を端子穴20に挿入するには固
定接点端子19でプラスチックで一体形成した薄膜部16a
を押し破ることにより固定接点端子19を端子穴20に保持
できる。
【0018】上記構成において、押ボタン1を押圧する
と、押ボタン1に連結されたロック駒2が押圧され、該
ロック駒2を介して滑動枠17が押され、該滑動枠17に支
持された可動接点15がベース16の端子穴20に保持した固
定接点端子19の固定接点14と開離する。このとき、上記
押ボタン1の押込動作によりロック駒2の係止用段差部
13に円形断面形状とした線ばねで形成したロックばね用
10は、ロック駒2の係止用段差部13の傾斜面を押し広げ
るようにして移動して係止用段差部13に係止してロック
状態となる。
と、押ボタン1に連結されたロック駒2が押圧され、該
ロック駒2を介して滑動枠17が押され、該滑動枠17に支
持された可動接点15がベース16の端子穴20に保持した固
定接点端子19の固定接点14と開離する。このとき、上記
押ボタン1の押込動作によりロック駒2の係止用段差部
13に円形断面形状とした線ばねで形成したロックばね用
10は、ロック駒2の係止用段差部13の傾斜面を押し広げ
るようにして移動して係止用段差部13に係止してロック
状態となる。
【0019】次いで押ボタン1を復帰用コイルばね7に
抗して捻回操作すると所定の回動位置でロック駒2に設
けた形止用段差部13の切り落とし部12とロック用ばね10
の直線部とが重なりロック用ばね10と係止用段差部13と
の係合がはずれ復帰用コイルばね7のばね力で押しボタ
ン1は押し戻され、さらに捻回復帰され押ボタンは元に
戻る。
抗して捻回操作すると所定の回動位置でロック駒2に設
けた形止用段差部13の切り落とし部12とロック用ばね10
の直線部とが重なりロック用ばね10と係止用段差部13と
の係合がはずれ復帰用コイルばね7のばね力で押しボタ
ン1は押し戻され、さらに捻回復帰され押ボタンは元に
戻る。
【0020】
【発明の効果】前述したように請求項1に記載した発明
によれば、ロック用ばねを円形断面形状の線ばねとした
ためロック用ばねと係合する係止用段差部の磨耗を少な
くすることができ、押ボタンスイッチの寿命が延び、し
かも金属製の筒状体が不要となり部品点数が減り、また
円形断面形状とした線ばねによる磨耗が少ないため係止
用段差部をプラスチック部品にすることができコスト低
減が図れるという効果が得られる。
によれば、ロック用ばねを円形断面形状の線ばねとした
ためロック用ばねと係合する係止用段差部の磨耗を少な
くすることができ、押ボタンスイッチの寿命が延び、し
かも金属製の筒状体が不要となり部品点数が減り、また
円形断面形状とした線ばねによる磨耗が少ないため係止
用段差部をプラスチック部品にすることができコスト低
減が図れるという効果が得られる。
【0021】また、請求項2に記載した発明によれば、
固定接点端子が圧入される端子穴にプラスチックの膜を
一体に形成したため端子穴の防塵構造を確保することが
できるという効果が得られる。
固定接点端子が圧入される端子穴にプラスチックの膜を
一体に形成したため端子穴の防塵構造を確保することが
できるという効果が得られる。
【図1】本発明の一実施例を示す構成断面図
【図2】図1のロック状態で押ボタンを取り除いた平面
図
図
【図3】ロック用ばねの要部断面図
【図4】図1の底面図
【図5】図1の部分断面図
【図6】従来例を示す押ボタンスイッチの一部破断断面
図
図
【図7】図6のII−II線断面図
【図8】従来例を示す要部構成斜視図
【図9】図6の底面図
【図10】図6の部分断面図
1 押ボタン 2 ロック駒 3 ねじ 4 ブラケット 5 突起 6 鍔 7 復帰用コイルばね 8 リブ 9 リブ 10 ロック用ばね 11 穴部 12 切り落とし部 13 係止用段差部 14 固定接点 15 可動接点 16 ベース 16a 薄膜部 17 滑動枠 18 コイルばね 19 固定接点端子 20 端子穴
Claims (2)
- 【請求項1】スイッチ機構を内蔵しベースに固定接点端
子が突出する端子穴が形成されたスイッチ本体部を後端
側に保持してパネルに装着される筒形のブラケットと、
このブラケットの前端側に配設される押ボタンと、上記
ブラケット内に摺動可能に嵌挿され、かつ上記押ボタン
に該押ボタンと一体的に連結されて押ボタンの所定の押
込量で上記スイッチ機構を投入するロック駒と、上記押
ボタンの背面側とブラケットの前側開口端部との間に掛
設された復帰用コイルばねと、上記ブラケット内に互い
に平行状に配設された1対のロック用ばねと、上記ロッ
ク駒外周面に形成されて上記押ボタンの所定押込位置で
上記ロック用ばねに係止される係止用段差部とを備えた
押ボタンスイッチにおいて、前記ロック用ばねを円形断
面形状の線ばねとし、該線ばねを前記係止用段差部に係
合させることを特徴とする押ボタンスイッチ。 - 【請求項2】スイッチ機構を内蔵しベースに固定接点端
子が突出する端子穴が形成されたスイッチ本体部を後端
側に保持してパネルに装着される筒形のブラケットと、
このブラケットの前端側に配設される押ボタンと、上記
ブラケット内に摺動可能に嵌挿され、かつ上記押ボタン
に該押ボタンと一体的に連結されて押ボタンの所定の押
込量で上記スイッチ機構を投入するロック駒と、上記押
ボタンの背面側とブラケットの前側開口端部との間に掛
設された復帰用コイルばねと、上記ブラケット内に互い
に平行状に配設された1対のロック用ばねと、上記ロッ
ク駒外周面に形成されて上記押ボタンの所定押込位置で
上記ロック用ばねに係止される係止用段差部とを備えた
押ボタンスイッチにおいて、前記ブラケットに保持され
たスイッチ本体部のベースに設けた端子穴に該端子穴を
塞ぐ膜を一体形成したことを特徴とする押ボタンスイッ
チ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27436691A JPH05114331A (ja) | 1991-10-23 | 1991-10-23 | 押ボタンスイツチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27436691A JPH05114331A (ja) | 1991-10-23 | 1991-10-23 | 押ボタンスイツチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05114331A true JPH05114331A (ja) | 1993-05-07 |
Family
ID=17540660
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27436691A Pending JPH05114331A (ja) | 1991-10-23 | 1991-10-23 | 押ボタンスイツチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05114331A (ja) |
-
1991
- 1991-10-23 JP JP27436691A patent/JPH05114331A/ja active Pending
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