JPH051140U - 回路遮断器の排気装置 - Google Patents

回路遮断器の排気装置

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JPH051140U
JPH051140U JP4724691U JP4724691U JPH051140U JP H051140 U JPH051140 U JP H051140U JP 4724691 U JP4724691 U JP 4724691U JP 4724691 U JP4724691 U JP 4724691U JP H051140 U JPH051140 U JP H051140U
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JP
Japan
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exhaust hole
dustproof plate
side wall
exhaust
arc
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JP4724691U
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English (en)
Inventor
昭彦 平尾
晋治 高山
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】排気効率が高く、しかも構造が簡単で組立性が
よい回路遮断器の排気装置を提供する。 【構成】消弧室17の排気孔5を閉塞し消弧室17内の
ガス圧により弾性変形して排気孔5を開放する弾性の防
塵板6を有する回路遮断器の排気装置において、防塵板
6を略L字状に形成する一方、排気孔5の一側壁7に略
L字状溝9を形成し、略L字状溝9に防塵板6のL字状
部14を係止するとともに、防塵板6のL字状部14と
反対側の先端部11を挿入させる溝13を一側壁7に対
向する他側壁12に形成している

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、回路遮断器等に適用される消弧装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、接点の接触信頼性に悪影響を及ぼす塵埃等の侵入を防ぐため、排気孔内 に弾性の防塵板を設けた消弧装置があった(たとえば特開昭61-85740号) 。 また、排気小孔のある排気板に弾性の防塵板を重ねて排気孔を閉塞するものが あった(たとえば実開昭62−012245号) 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、前者は排気孔の断面の中央付近で防塵板を支持しており、排気を妨げ る構造物があるため排気効率が悪いという欠点があった。また後者は、排気板に 重ねるため構造が複雑で組立性が悪いという欠点があった。 したがって、この考案の目的は、排気効率が高く、しかも構造が簡単で組立性 がよい消弧装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案の消弧装置は、排気孔を形成した消弧室と、前記排気孔を閉塞するよ うに前記排気孔内に挿入されて前記消弧室のガス圧により弾性変形して前記排気 孔を開放する弾性の防塵板とを備え、前記防塵板を略L字状に形成する一方、前 記排気孔の一側壁に略L字状溝を形成し、前記略L字状溝に前記防塵板のL字状 部を係止するとともに、前記防塵板の前記L字状部と反対側の先端部を前記一側 壁に対向する他側壁側に当接させたものである。
【0005】
【作用】
この考案の構成によれば、通常時は防塵板により排気孔が閉塞され、短絡遮断 時等で消弧室内に高圧ガスが発生すると防塵板が弾性変形して排気孔が開放され 、高圧ガスが排気される。高圧ガスが排気され消弧室が通常の圧力に低下すると 防塵板が復帰して排気孔を閉塞する。この場合、防塵板のL字状部を排気孔の略 L字状溝に係合するため、排気効率が高くできるとともに、構造が簡単で組立性 がよく、コストアップすることもない。
【0006】
【実施例】
この考案の一実施例を適用した回路遮断器を図1ないし図4により説明する。 すなわち、8は絶縁物製のケースでありカバー(図示せず)とかしめピン等によ り一体となって、内蔵する部品を保持する箱体を形成する。 4は操作ハンドルであり、機構部3を操作して接点1,20を接離させること ができ、またトリップ時には機構部3をリセットすることができる。
【0007】 15は電源端子であり接点1を有する。16は負荷端子であり、バイメタル, 電磁石装置等からなるセンサー部21、可動接触子2と、可動接点20、固定接 点1等を介して電源端子15と電気的に接続される。 17は消弧室であり、排気孔5を有するとともに、接点1,20を配置してい る。
【0008】 6はバルカナイズドファイバー等の弾性部材で形成された略L字状の防塵板で あり、排気孔5の一側壁7に形成された略L字状溝9にL字状部14を嵌合して 固定している。また防塵板6のL字状部14と反対側の先端部11は一側壁7と 対向する他側壁12に形成された溝13の内側面に弾接されこの位置に保持され る。防塵板6の取付けはカバーを外した図1の状態で紙面の表側から挿入するこ とにより行われる。
【0009】 いま、短絡等によりセンサー部21が動作して機構部3がトリップし、図3に 示すように接点1,20が開離してアークAが発生し、そのため内部の圧力が所 定の値以上に高まると、防塵板6はそのL字状部14が略L字状溝9に保持され たまま先端部11が溝13から外れL字状部14を略回動中心として図3に示す ように弾性的に外部に向かって排気孔5を開放し内部の高圧ガスを放出する。
【0010】 さらに短絡遮断が完了して内部の圧力が所定の値より小さくなると、防塵板6 はその弾性によって復帰する。このとき防塵板6は図4のように完全に初期の位 置へは復帰しない、すなわち防塵板6の先端部11は一側壁7に対向する他側壁 12の溝13の近傍の段差部13aに弾接して静止する。 なお、前記実施例は防塵板6の先端部11を溝13に係合しているが、溝13 に変えて突起(図示せず)でもよい。さらに溝13や突起がなく単に壁面に弾接 したものでもよく、一側壁7に対向する他側壁12に防塵板6の先端部11が当 接する構成であればよい。
【0011】
【考案の効果】
この考案の消弧装置は、排気孔を形成した消弧室と、前記排気孔を閉塞するよ うに前記排気孔内に挿入されて前記消弧室のガス圧により弾性変形して前記排気 孔を開放する弾性の防塵板とを備え、前記防塵板を略L字状に形成する一方、前 記排気孔の一側壁に略L字状溝を形成し、前記略L字状溝に前記防塵板のL字状 部を係止するとともに、前記防塵板の前記L字状部と反対側の先端部を前記一側 壁に対向する他側壁側に当接させたため、防塵板のL字状部を排気孔の略L字状 溝に係合することにより、排気効率が高くできるとともに、構造が簡単で組立性 がよく、コストアップすることもないという効果がある。
【提出日】平成3年12月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、回路遮断器の排気装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、接点の接触信頼性に悪影響を及ぼす塵埃等の侵入を防ぐため、排気孔内 に弾性の防塵板を設けた消弧装置があった(たとえば特開昭61-85740号) 。 また、排気小孔のある排気板に弾性の防塵板を重ねて排気孔を閉塞するものが あった(たとえば実開昭62−012245号) 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、前者は排気孔の断面の中央付近で防塵板を支持しており、排気を妨げ る構造物があるため排気効率が悪いという欠点があった。また後者は、排気板に 重ねるため構造が複雑で組立性が悪いという欠点があった。 したがって、この考案の目的は、排気効率が高く、しかも構造が簡単で組立性 がよい回路遮断器の排気装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案の回路遮断器の排気装置は、消弧室の排気孔を閉塞し前記消弧室内の ガス圧により弾性変形して前記排気孔を開放する弾性の防塵板を有する回路遮断 器の排気装置において 、前記防塵板を略L字状に形成する一方、前記排気孔の一 側壁に略L字状溝を形成し、前記略L字状溝に前記防塵板のL字状部を係止する とともに、前記防塵板の前記L字状部と反対側の先端部を挿入させる溝を前記一 側壁に対向する他側壁に形成した ものである。
【0005】
【作用】
この考案の構成によれば、通常時は防塵板により排気孔が閉塞され、短絡遮断 時等で消弧室内に高圧ガスが発生すると防塵板が弾性変形して排気孔が開放され 、高圧ガスが排気される。高圧ガスが排気され消弧室が通常の圧力に低下すると 防塵板が復帰して排気孔を閉塞する。この場合、防塵板のL字状部を排気孔の略 L字状溝に係合するため、排気効率が高くできるとともに、構造が簡単で組立性 がよく、コストアップすることもない。
【0006】
【実施例】
この考案の一実施例を適用した回路遮断器を図1ないし図4により説明する。 すなわち、8は絶縁物製のケースでありカバー(図示せず)とかしめピン等によ り一体となって、内蔵する部品を保持する箱体を形成する。 4は操作ハンドルであり、機構部3を操作して接点1,20を接離させること ができ、またトリップ時には機構部3をリセットすることができる。
【0007】 15は電源端子であり接点1を有する。16は負荷端子であり、バイメタル, 電磁石装置等からなるセンサー部21、可動接触子2、可動接点20、固定接点 1等を介して電源端子15と電気的に接続される。 17は消弧室であり、排気孔5を有するとともに、接点1,20を配置してい る。排気孔5は、一側壁7に略L字状溝9を形成し、他側壁12に溝13を形成 している。
【0008】 6はバルカナイズドファイバー等の弾性部材で形成された略L字状の防塵板で あり、排気孔5の一側壁7に形成された略L字状溝9にL字状部14を嵌合して 固定している。また防塵板6のL字状部14と反対側の先端部11は他側壁12 に形成された溝13に挿入されている。防塵板6の取付けはカバーを外した図1 の状態で紙面の表側から挿入することにより行われる。
【0009】 いま、短絡等によりセンサー部21が動作して機構部3がトリップし、図3に 示すように接点1,20が開離してアークAが発生し、そのため内部の圧力が所 定の値以上に高まると、防塵板6はそのL字状部14が略L字状溝9に保持され たまま先端部11が溝13から外れL字状部14を略回動中心として図3に示す ように弾性的に外部に向かって排気孔5を開放し内部の高圧ガスを放出する。
【0010】 さらに短絡遮断が完了して内部の圧力が所定の値より小さくなると、防塵板6 はその弾性によって復帰する。このとき防塵板6は図4のように完全に初期の位 置へは復帰しない、すなわち防塵板6の先端部11は一側壁7に対向する他側壁 12の溝13の近傍の段差部13aに弾接して静止する。
【0011】
【考案の効果】
この考案の回路遮断器の排気装置は、消弧室の排気孔を閉塞し前記消弧室内の ガス圧により弾性変形して前記排気孔を開放する弾性の防塵板を有する回路遮断 器の排気装置において 、前記防塵板を略L字状に形成する一方、前記排気孔の一 側壁に略L字状溝を形成し、前記略L字状溝に前記防塵板のL字状部を係止する とともに、前記防塵板の前記L字状部と反対側の先端部を挿入させる溝を前記一 側壁に対向する他側壁に形成した ため、防塵板のL字状部を排気孔の略L字状溝 に係合することにより、排気効率が高くできるとともに、構造が簡単で組立性が よく、コストアップすることもないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を適用した回路遮断器のカ
バーを外した状態の正面図である。
【図2】防塵板の斜視図である。
【図3】消弧室内に高圧ガスが発生したときの動作状態
の部分断面図である。
【図4】高圧ガスが排気された後の防塵板の復帰状態の
部分断面図である。
【符号の説明】
5 排気孔 6 防塵板 7 一側壁 9 略L字状溝 11 先端部 12 他側壁 14 L字状部 17 消弧室
【手続補正書】
【提出日】平成3年12月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 回路遮断器の排気装置
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を適用した回路遮断器のカ
バーを外した状態の正面図である。
【図2】防塵板の斜視図である。
【図3】消弧室内に高圧ガスが発生したときの動作状態
の部分断面図である。
【図4】高圧ガスが排気された後の防塵板の復帰状態の
部分断面図である。
【符号の説明】 5 排気孔 6 防塵板 7 一側壁 9 略L字状溝 11 先端部 12 他側壁13 溝 14 L字状部 17 消弧室

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 排気孔を形成した消弧室と、前記排気孔
    を閉塞するように前記排気孔内に挿入されて前記消弧室
    のガス圧により弾性変形して前記排気孔を開放する弾性
    の防塵板とを備え、前記防塵板を略L字状に形成する一
    方、前記排気孔の一側壁に略L字状溝を形成し、前記略
    L字状溝に前記防塵板のL字状部を係止するとともに、
    前記防塵板の前記L字状部と反対側の先端部を前記一側
    壁に対向する他側壁側に当接させた消弧装置。
JP4724691U 1991-06-21 1991-06-21 回路遮断器の排気装置 Pending JPH051140U (ja)

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JP (1) JPH051140U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020098714A (ja) * 2018-12-18 2020-06-25 河村電器産業株式会社 回路遮断器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020098714A (ja) * 2018-12-18 2020-06-25 河村電器産業株式会社 回路遮断器

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