JPH051118Y2 - - Google Patents

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JPH051118Y2
JPH051118Y2 JP16266785U JP16266785U JPH051118Y2 JP H051118 Y2 JPH051118 Y2 JP H051118Y2 JP 16266785 U JP16266785 U JP 16266785U JP 16266785 U JP16266785 U JP 16266785U JP H051118 Y2 JPH051118 Y2 JP H051118Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、電子機器類において、電磁障害や静
電気帯電を防止するために用いられるケースある
いはシールド板等と接地線とを接続する集電用シ
ールに係り、特に半田付け等高熱を加えることが
できない合成樹脂ケースや、導電塗料塗布面に適
用するのに好適な集電用シートに関する。
〔従来技術〕
近年、電子機器類のケースは合成樹脂製のもの
が多用されるようになつてきているが、合成樹脂
は絶縁体であるため、電子機器類に用いる場合に
は、電磁障害や静電気帯電を防止する処置を施す
必要がある。
その主な方法としては、合成樹脂表面に金属粉
末やカーボンを含む合成樹脂塗料(導電性塗料)
を塗布したり、あるいは溶融金属を薄く吹き付け
たり、さらには薄い金属箔や網を貼付する方法が
提案されており、これらの方法によりシールド効
果を得ている。
ところで、このようにして形成されたシールド
材は、何等かの方法により接地線に接続しなけれ
ばならない。例えば、コンピユータのケースの場
合、ケース本体はもとより、裏蓋、底蓋、上蓋等
も完全なシールドを必要とすることから、いずれ
も導電性塗料等によりシールドしている。これら
各シールドは、組立てする場合に導電性塗料面の
一部から接地線を引出したり、シールド相互間を
導電体で接続する必要があるが、合成樹脂は熱に
弱く、また導電性塗料や金属吹付け面には直接半
田付けすることができないという問題がある。
そこで従来は、各部品の接合部分に金属性のス
ペーサを挟んだり、あるいは電線を導電性接着剤
で固定して接続しているが、いずれも作業性が悪
く、特に接着剤を用いる場合には、乾燥、硬化に
長時間を要するとともに、接着強度に問題があ
り、また修理や点検の際に再接続が困難であると
いう問題がある。
〔考案の目的〕
本考案はかかる現況に鑑みなされたもので、導
電性塗料塗布面等のシールド面間等を簡単に接続
したり、半田付けにより簡単に接地線をシールド
面等に接続することができる集電用シートを提供
することを目的とする。
〔考案の概要〕
本考案は、導電性シート材により導電部の両端
に広面積の集電部を有する基体を形成するととも
に、基体裏面の少なくとも集電部に対応する部位
に、導電性接着剤または導電性粘着剤を塗布し、
もつて、集電部をシールド面に貼着することによ
りシールド面間を容易に接続できるようにすると
ともに、集電部を広面積として接触抵抗を低減で
きるようにし、また少なくともいずれか一方の集
電部の中心部と周辺部との間に、周方向に断続的
に複数のスリツトを設け、このスリツトで囲まれ
た集電部の中心部を接地線の半田付け部とし、も
つて、シールド面に直接半田付けできない場合で
も接地線の半田付けを可能とし、かつスリツトに
より周辺部裏面の接着剤または粘着剤の強度が半
田付け時の熱により劣化しないようにしたことを
特徴とする。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。
第1図および第2図は本考案に係る集電用シー
ルドの一例を示すもので、この集電用シート1
は、銅箔等の導電性シート材で形成された基体2
と、この基体2の裏面に塗布された導電性接着剤
または導電性粘着剤3とから構成されている。
前記基体2は、第1図に示すように細帯状の通
電部4と、この通電部4の両端に一体的に設けら
れた広面積の円形の集電部5とから構成されてお
り、一方の集電部5の中心部5aと周辺部5bと
の間には、細い連結部6を介して複数のスリツト
7が周方向に断続的に設けられている。すなわ
ち、中心部5aと周辺部5bとは、連結部6の部
分を除いてスリツト7で分離されている。
このように構成された集電用シート1は、例え
ば第3図に示すように合成樹脂製ケース8の内面
に導電性塗料を塗布する等の方法で形成されたシ
ールド面9と、ケース裏蓋10の内面に同様の方
法で形成されたシールド面11とを接続する場合
に用いられいる。
すなわち、両シールド面9,11は、一方の集
電部5の裏面をシールド面9に貼着し、他方の集
電部5の裏面をシールド面11に貼着することに
より、集電用シート1を介して電気的に相互に接
続される。そしてこれらのシールド面9,11と
他の接地端子12とを電線13を介して接続する
場合には、第3図に示すように電線13の端部を
スリツト7を有する集電部5の中心部5aに半田
付け14を介して接続することにより行なわれ
る。
ところで、各シールド面9,11と集電部5と
の接続は、集電部5裏面の導電性接着剤または導
電性粘着剤3を介して行われるが、電線を導電性
接着剤で固定する従来の場合と異なり、接着剤が
硬化するまで待つ必要はなく、加圧接着するのみ
で完全に接続され自由分な接着力が得られる。ま
た集電部5が広面積であるので、接触抵抗を低く
することができる。
また、電線13が半田付け14される中心部5
aと周辺部5bとの間にはスリツト7が設けられ
ているので、中心部5aと周辺部5bとを繋ぐ連
結部6の断面積を小さくすることができ、よつ
て、半田付け時の熱が周辺部5bに伝わりにくく
なる。このことは、熱伝達は断面積が小さければ
熱伝達が小さくなるという、熱回路のオームの法
則から導かれる。
このため周辺部5b裏面の導電性接着剤または
導電性粘着剤の熱劣化を防止することができる。
つまり天然ゴム、シリコーン、アクリル等の樹
脂からなる導電性接着剤または導電性粘着剤にと
つて、熱は劣化の大きな要素であることは旧来よ
り知られており、また、前記樹脂の耐熱限度は天
然ゴムで約130℃、シリコーンで約280℃、アクリ
ルで約200℃であるところ、半田付け時の温度は
約250℃〜300℃であるから、上記粘着剤等を本実
施例において使用しようとする場合耐熱限度を越
してしまう不都合が起こる。前記スリツト7の存
在は周辺部5bの温度変化を少なくすることがで
きるので結果的に粘着剤等に対するの熱の影響を
考慮することなく使用できることになり、導電性
接着剤または導電性粘着剤の利用範囲を広げるこ
とができる。
第4図は本考案の他の実施例を示すもので、
CRTの接地の場合に適用したものである。
すなわち、第4図において15は、ケーブル1
6を介して内部に高電圧の電流が入力される
CRTであり、その背面には、CRT15の本体ガ
ラス材を介してその両面間に高耐電圧の蓄電器を
構成する目的で、導電性塗料面17が形成されて
いる。
この導電性塗料面17は、接地側に完全に接地
する必要がある。そこで、集電用シート1の一方
の集電部5を導電性塗料面17に貼着するととも
に、他方の集電部5をシヤーシ(図示せず)等の
接地側に貼着する。これにより、導電性塗料面1
7を接地側に完全に接地することができる。
従来、この導電性塗料面17の接地は、第4図
に示すようにコイルバネ18や板状のばね材を加
工した金具19を用いて行なつているが、導電性
塗料面17との接触をよくするのが容易でなく、
部品の加工および取付に多大な時間と費用とを要
するという欠点がある。これに対して本実施例の
場合には、集電用シート1を貼着するだけでよい
ので、作業が容易で安価である。
なお、前記両実施例では、集電用シート1の基
体2を銅箔等の金属で形成するものについて説明
したが、合成樹脂フイルムと金属箔とのラミネー
ト材を用いてもよい。ただしこの場合、集電部5
の中心部5aに半田付けを要する場合には、中心
部5a表面の合成樹脂フイルムを除去する必要が
ある。
また前記両実施例では、基体2裏面全域に導電
性接着剤または導電性粘着材3を塗布するものに
ついて説明したが、集電部5の裏面のみに塗布す
るようにしてもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案は、導電性シート材
により導電部の両端に広面積の集電部を有する基
体を形成するとともに、基体裏面の少なくとも集
電部に対応する部位に、導電性接着剤または導電
性粘着材を塗布するようにしているので、集電部
をシールド面に貼着することによりシールド面間
等を容易に接続でき、しかも集電部が広面積に形
成されているので、接触抵抗を低減できる。
また、すくなくともいずれか一方の集電部の中
心部と周辺部との間に、周方向に断続的に複数の
スリツトを設け、このスリツトで囲まれた集電部
の中心部を接地線の半田付け部としているので、
シールド面等に直接半田付けできない場合でも接
地線の半田付けが可能となり、またスリツトによ
り、周辺部裏面の導電性接着剤または導電性粘着
材の強度が半田付け時の熱により劣化するのを有
効に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す集電用シート
の平面図、第2図は同様の正面図、第3図は集電
用シートの使用の一例を示す斜視図、第4図は本
考案の他の実施例を示す説明図である。 1……集電用シート、2……基体、3……導電
性接着剤または導電性粘着剤、4……通電部、5
……集電部、5a……中心部、5b……周辺部、
7……スリツト、9,11……シールド面、13
……電線、14……半田付け、15……CRT、
17……導電性塗料面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 導電性シート材により導電部の両端に広面積の
    集電部を有する基体を形成するとともに、基体裏
    面の少なくとも集電部に対応する部位に、導電性
    接着剤または導電性粘着材を塗布し、かつ少なく
    ともいずれか一方の集電部の中心部と周辺部との
    間に、周方向に断続的に複数のスリツトを設け、
    このスリツトで囲まれた集電部の中心部を接地線
    の半田付け部としたことを特徴とする集電用シー
    ト。
JP16266785U 1985-10-23 1985-10-23 Expired - Lifetime JPH051118Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP16266785U JPH051118Y2 (ja) 1985-10-23 1985-10-23

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Publication Number Publication Date
JPS6270498U JPS6270498U (ja) 1987-05-02
JPH051118Y2 true JPH051118Y2 (ja) 1993-01-12

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