JP3003672B2 - 熱制御用テープ及びその貼り付け方法 - Google Patents
熱制御用テープ及びその貼り付け方法Info
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- JP3003672B2 JP3003672B2 JP10167140A JP16714098A JP3003672B2 JP 3003672 B2 JP3003672 B2 JP 3003672B2 JP 10167140 A JP10167140 A JP 10167140A JP 16714098 A JP16714098 A JP 16714098A JP 3003672 B2 JP3003672 B2 JP 3003672B2
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- Japan
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- tape
- satellite structure
- control tape
- heat control
- conductive surface
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- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外表面に導電性を
有するテープ、特に人工衛星の外表面に貼り付けられる
熱制御用テープにおいて、テープの外表面から人工衛星
の構体(金属面)に電気的に導通を行う方法及び導通体
に関するものである。
有するテープ、特に人工衛星の外表面に貼り付けられる
熱制御用テープにおいて、テープの外表面から人工衛星
の構体(金属面)に電気的に導通を行う方法及び導通体
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】テープの外表面はITO等の導電性処理
を施しているため導電体となっているが、テープ自体の
材料及びテープを貼り付ける接着剤は絶縁体であるた
め、テープを衛星構体に接着しただけでは、テープの外
表面と衛星構体は、導通できないという問題点がある。
このため、従来は、図3に示すように、テープ1と衛星
構体5をネジ6止めすることにより、テープの外表面で
ある導電性面2とワッシャ7が電気的に結合し、ワッシ
ャ7及びネジ6を介してテープ1の導電性面2と衛星構
体(金属面)5は導通する。
を施しているため導電体となっているが、テープ自体の
材料及びテープを貼り付ける接着剤は絶縁体であるた
め、テープを衛星構体に接着しただけでは、テープの外
表面と衛星構体は、導通できないという問題点がある。
このため、従来は、図3に示すように、テープ1と衛星
構体5をネジ6止めすることにより、テープの外表面で
ある導電性面2とワッシャ7が電気的に結合し、ワッシ
ャ7及びネジ6を介してテープ1の導電性面2と衛星構
体(金属面)5は導通する。
【0003】しかし、従来の方法では、次の問題点があ
る。 ・ネジ及びワッシャの重量が大きい。特に、外形が複雑
なものは、テープを複数に分割する必要があるため、そ
のテープ分割数分のネジとワッシャが必要となるので重
量が大きくなる。 ・衛星構体にネジ穴が必要となる。 ・ネジ頭及びワッシャの高さ分の外形領域が大きくな
る。
る。 ・ネジ及びワッシャの重量が大きい。特に、外形が複雑
なものは、テープを複数に分割する必要があるため、そ
のテープ分割数分のネジとワッシャが必要となるので重
量が大きくなる。 ・衛星構体にネジ穴が必要となる。 ・ネジ頭及びワッシャの高さ分の外形領域が大きくな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の問題点
を解決した導電性を有するテープの導通方法及び導通体
を提供することを目的とする。
を解決した導電性を有するテープの導通方法及び導通体
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的は以下の手段
によって達成される。すなわち、本発明は、外表面に導
電性面を有する絶縁性の熱制御用テープを衛星構体上に
絶縁性接着剤で貼り付ける方法において、金属フィルム
を、衛星構体上に貼り付けた熱制御用テープの導電性面
と衛星構体に押し付けて該導電性面と衛星構体を電気的
に導通する構成とし、衛星構体上に貼り付けた該熱制御
用テープの端部に異なるもう一方の熱制御用テープの端
部を重ねて絶縁性接着剤を介して貼り合わせて、これら
熱制御用テープ同士の貼り合わせの間に前記金属フィル
ムが挿入された構成とすることを特徴とする熱制御用テ
ープの貼り付け方法を提案するものである。また本発明
は、衛星構体上に絶縁性接着剤で貼り付けられた、外表
面に導電性面を有する絶縁性の熱制御用テープであっ
て、金属フィルムが、衛星構体上に貼り付けられた熱制
御用テープの導電性面と衛星構体に密着し、該導電性面
と衛星構体が電気的に導通する構成を有し、衛星構体上
に貼り付けられた該熱制御用テープの端部に異なるもう
一方の熱制御用テープの端部が重なり絶縁性接着剤を介
して貼り合わされ、これら熱制御用テープ同士の貼り合
わせの間に前記金属フィルムが挿入された構成を有する
ことを特徴とする熱制御用テープを提案するものであ
る。
によって達成される。すなわち、本発明は、外表面に導
電性面を有する絶縁性の熱制御用テープを衛星構体上に
絶縁性接着剤で貼り付ける方法において、金属フィルム
を、衛星構体上に貼り付けた熱制御用テープの導電性面
と衛星構体に押し付けて該導電性面と衛星構体を電気的
に導通する構成とし、衛星構体上に貼り付けた該熱制御
用テープの端部に異なるもう一方の熱制御用テープの端
部を重ねて絶縁性接着剤を介して貼り合わせて、これら
熱制御用テープ同士の貼り合わせの間に前記金属フィル
ムが挿入された構成とすることを特徴とする熱制御用テ
ープの貼り付け方法を提案するものである。また本発明
は、衛星構体上に絶縁性接着剤で貼り付けられた、外表
面に導電性面を有する絶縁性の熱制御用テープであっ
て、金属フィルムが、衛星構体上に貼り付けられた熱制
御用テープの導電性面と衛星構体に密着し、該導電性面
と衛星構体が電気的に導通する構成を有し、衛星構体上
に貼り付けられた該熱制御用テープの端部に異なるもう
一方の熱制御用テープの端部が重なり絶縁性接着剤を介
して貼り合わされ、これら熱制御用テープ同士の貼り合
わせの間に前記金属フィルムが挿入された構成を有する
ことを特徴とする熱制御用テープを提案するものであ
る。
【0006】本発明によればテープの外表面の導電性面
と衛星構体を金属フィルムでつなぐことによって、従来
の方法で必要であったネジ及びワッシャを削除し、重量
削減の効果があるものである。
と衛星構体を金属フィルムでつなぐことによって、従来
の方法で必要であったネジ及びワッシャを削除し、重量
削減の効果があるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を参照して更
に詳細に説明する。
に詳細に説明する。
【0008】図1は本発明の導通体の一実施例を示す断
面図である。
面図である。
【0009】図1において1はテープ、2はテープの外
表面に形成させた導電性面、3は接着剤、4は金属フィ
ルム、5は衛星構体(金属面)を示している。
表面に形成させた導電性面、3は接着剤、4は金属フィ
ルム、5は衛星構体(金属面)を示している。
【0010】テープ1(例えば熱制御用フレキシブルO
SRテープ)の外表面は導電処理を行うことにより導電
性面2としてある。
SRテープ)の外表面は導電処理を行うことにより導電
性面2としてある。
【0011】導電処理剤としてはITO 等が挙げられ
る。
る。
【0012】本発明では図1のように金属構体5上に接
着剤3を介して貼り付けたテープ1の端部にもう一方の
テープ1の端部を重ねて接着剤3を介して貼り合わせ、
かつ、テープ1同士の貼り合わせの間に電気的に導通の
ある金属フィルム4を挿入させ、金属フィルム4は重ね
合わせたテープ1により上から押しつけている。
着剤3を介して貼り付けたテープ1の端部にもう一方の
テープ1の端部を重ねて接着剤3を介して貼り合わせ、
かつ、テープ1同士の貼り合わせの間に電気的に導通の
ある金属フィルム4を挿入させ、金属フィルム4は重ね
合わせたテープ1により上から押しつけている。
【0013】従って金属フィルム4はテープ1の外表面
にある導電性面2と衛星構体5に接触することになる。
にある導電性面2と衛星構体5に接触することになる。
【0014】次に図1に示す本実施例の動作について説
明する。宇宙環境に曝されたテープ1の外表面は帯電さ
れる。テープ1の外表面2は、導電性面2であるのでテ
ープ1の外表面は、等電位となる。テープ1の導電性面
2と衛星構体(金属面)5とは、金属フィルム4により
電気的に導通があるため、導電性面2と衛星構体5と
は、等電位となる。このため、テープ1の外表面の帯電
を防ぐことができる。
明する。宇宙環境に曝されたテープ1の外表面は帯電さ
れる。テープ1の外表面2は、導電性面2であるのでテ
ープ1の外表面は、等電位となる。テープ1の導電性面
2と衛星構体(金属面)5とは、金属フィルム4により
電気的に導通があるため、導電性面2と衛星構体5と
は、等電位となる。このため、テープ1の外表面の帯電
を防ぐことができる。
【0015】図2は他の実施例を示すもので、金属フィ
ルム4の端部をテープ1の端部の導電性面2と衛星構体
5に接触させるように接着剤3で固定している。
ルム4の端部をテープ1の端部の導電性面2と衛星構体
5に接触させるように接着剤3で固定している。
【0016】この実施例でも図1の場合と同様の効果を
奏するものである。
奏するものである。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
衛星外部に貼り付けられたテープの帯電防止ができ、従
来の方法で使用していたネジ及びワッシャが必要でなく
なったため次のような効果が得られる。
衛星外部に貼り付けられたテープの帯電防止ができ、従
来の方法で使用していたネジ及びワッシャが必要でなく
なったため次のような効果が得られる。
【0018】(1)帯電防止用ネジ及びワッシャの削除
により、重量の削減できる。(軽量化) (2)衛星構体に帯電防止用のネジ穴が不要となる。 (3)帯電防止用ネジ及びワッシャが不要となり、ネジ
頭及びワッシャの高さ分が小さくできる。(小型化)
により、重量の削減できる。(軽量化) (2)衛星構体に帯電防止用のネジ穴が不要となる。 (3)帯電防止用ネジ及びワッシャが不要となり、ネジ
頭及びワッシャの高さ分が小さくできる。(小型化)
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図3】従来の導通方法を示す断面図である。
1.テープ 2.導電性面 3.接着剤 4.金属フィルム 5.衛星構体 6.ネジ 7.ワッシャ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B64G 1/52 - 1/58 B64G 1/66 H05F 3/02
Claims (2)
- 【請求項1】 外表面に導電性面を有する絶縁性の熱制
御用テープを衛星構体上に絶縁性接着剤で貼り付ける方
法において、 金属フィルムを、衛星構体上に貼り付けた熱制御用テー
プの導電性面と衛星構体に押し付けて該導電性面と衛星
構体を電気的に導通する構成とし、 衛星構体上に貼り付けた該熱制御用テープの端部に異な
るもう一方の熱制御用テープの端部を重ねて絶縁性接着
剤を介して貼り合わせて、これら熱制御用テープ同士の
貼り合わせの間に前記金属フィルムが挿入された構成と
することを特徴とする熱制御用テープの貼り付け方法。 - 【請求項2】 衛星構体上に絶縁性接着剤で貼り付けら
れた、外表面に導電性面を有する絶縁性の熱制御用テー
プであって、 金属フィルムが、衛星構体上に貼り付けられた熱制御用
テープの導電性面と衛星構体に密着し、該導電性面と衛
星構体が電気的に導通する構成を有し、 衛星構体上に貼り付けられた該熱制御用テープの端部に
異なるもう一方の熱制御用テープの端部が重なり絶縁性
接着剤を介して貼り合わされ、これら熱制御用テープ同
士の貼り合わせの間に前記金属フィルムが挿入された構
成を有することを特徴とする熱制御用テープ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10167140A JP3003672B2 (ja) | 1998-06-15 | 1998-06-15 | 熱制御用テープ及びその貼り付け方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10167140A JP3003672B2 (ja) | 1998-06-15 | 1998-06-15 | 熱制御用テープ及びその貼り付け方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11348900A JPH11348900A (ja) | 1999-12-21 |
JP3003672B2 true JP3003672B2 (ja) | 2000-01-31 |
Family
ID=15844177
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10167140A Expired - Lifetime JP3003672B2 (ja) | 1998-06-15 | 1998-06-15 | 熱制御用テープ及びその貼り付け方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3003672B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103274052B (zh) * | 2013-05-10 | 2015-09-30 | 中航通飞研究院有限公司 | 集中式电搭接模块及电搭接网络 |
-
1998
- 1998-06-15 JP JP10167140A patent/JP3003672B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11348900A (ja) | 1999-12-21 |
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