JPH05111675A - 金属板の塗装方法 - Google Patents
金属板の塗装方法Info
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- JPH05111675A JPH05111675A JP30254491A JP30254491A JPH05111675A JP H05111675 A JPH05111675 A JP H05111675A JP 30254491 A JP30254491 A JP 30254491A JP 30254491 A JP30254491 A JP 30254491A JP H05111675 A JPH05111675 A JP H05111675A
- Authority
- JP
- Japan
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- paint
- main component
- synthetic resin
- coating
- fluororesin
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- Pending
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】例えば、優れた耐候性、耐薬品性、耐蝕性に加
え、耐傷つき性、折り曲げ等の加工性等を有し、更に、
実用上の特性、例えばリコート性、色調・光沢等の意匠
性の改良された塗装物品を提供する。 【構成】柔軟性を有する合成樹脂(A)を主成分とする
塗料を塗装し、次いで、硬度を有する溶剤可溶型フッ素
樹脂(B)を主成分とする塗料を塗装する。
え、耐傷つき性、折り曲げ等の加工性等を有し、更に、
実用上の特性、例えばリコート性、色調・光沢等の意匠
性の改良された塗装物品を提供する。 【構成】柔軟性を有する合成樹脂(A)を主成分とする
塗料を塗装し、次いで、硬度を有する溶剤可溶型フッ素
樹脂(B)を主成分とする塗料を塗装する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塗装方法に関するもの
である。
である。
【0002】
【従来の技術】フッ素樹脂塗料を塗装した金属板はフッ
素樹脂の優れた物理的、化学的性質に起因する優れた耐
候性、耐薬品性、耐蝕性等のためアルミニウム板、亜鉛
鉄板、アルミニウム−亜鉛合金鋼板、ステンレス鋼板等
の耐久性の優れた金属板として、屋根・壁等の建築用材
料に普及している。また、フッ素樹脂塗料は、比較的に
高価であることもあり、薄い厚みに塗装でき、かつ、塗
料のロスの少ない方法で塗装されることがなされつつあ
る。
素樹脂の優れた物理的、化学的性質に起因する優れた耐
候性、耐薬品性、耐蝕性等のためアルミニウム板、亜鉛
鉄板、アルミニウム−亜鉛合金鋼板、ステンレス鋼板等
の耐久性の優れた金属板として、屋根・壁等の建築用材
料に普及している。また、フッ素樹脂塗料は、比較的に
高価であることもあり、薄い厚みに塗装でき、かつ、塗
料のロスの少ない方法で塗装されることがなされつつあ
る。
【0003】例えば、金属板に、ロールコート、フロー
コート等により連続的に塗装を施した後、必要な大きさ
・形状に裁断・成形加工し屋根・壁等に供される場合が
増加しつつある。このような場合には、塗装時、成形加
工時に塗膜に摩擦・衝撃やひっかきによる傷が生じた
り、折り曲げによる亀裂を生じたりすると外観及び耐久
性の低下をもたらし、商品価値を損なうこととなる。ま
た、このような塗装方法に用いるフッ素樹脂塗料として
はフッ化ビニリデン系樹脂を主体とする塗料が有名であ
るが、タッチアップ・補修等のリコートがしにくい、色
調・光沢が限定される等の実用上の欠点を本質的に有し
ている。
コート等により連続的に塗装を施した後、必要な大きさ
・形状に裁断・成形加工し屋根・壁等に供される場合が
増加しつつある。このような場合には、塗装時、成形加
工時に塗膜に摩擦・衝撃やひっかきによる傷が生じた
り、折り曲げによる亀裂を生じたりすると外観及び耐久
性の低下をもたらし、商品価値を損なうこととなる。ま
た、このような塗装方法に用いるフッ素樹脂塗料として
はフッ化ビニリデン系樹脂を主体とする塗料が有名であ
るが、タッチアップ・補修等のリコートがしにくい、色
調・光沢が限定される等の実用上の欠点を本質的に有し
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、フッ
素樹脂塗料として要求される特性、例えば、優れた耐候
性、耐薬品性、耐蝕性に加え、耐傷つき性、折り曲げ等
の加工性等を有し、更に、実用上の特性、例えばリコー
ト性、色調・光沢等の意匠性の改良された塗装物品を与
える塗装方法を提供するものである。
素樹脂塗料として要求される特性、例えば、優れた耐候
性、耐薬品性、耐蝕性に加え、耐傷つき性、折り曲げ等
の加工性等を有し、更に、実用上の特性、例えばリコー
ト性、色調・光沢等の意匠性の改良された塗装物品を与
える塗装方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の問題点
を解決すべくなされたものであり、柔軟性を有する合成
樹脂(A)を主成分とする塗料を塗装し、しかる後に硬
度を有する溶剤可溶型フッ素樹脂(B)を主成分とする
塗料を塗装する金属板の塗装方法を提供するものであ
る。また、本発明の好ましい態様を示すと次の通りであ
る。
を解決すべくなされたものであり、柔軟性を有する合成
樹脂(A)を主成分とする塗料を塗装し、しかる後に硬
度を有する溶剤可溶型フッ素樹脂(B)を主成分とする
塗料を塗装する金属板の塗装方法を提供するものであ
る。また、本発明の好ましい態様を示すと次の通りであ
る。
【0006】合成樹脂(A)が溶剤可溶型フッ素樹脂で
ある塗装方法、合成樹脂(A)の伸度E(A)がフッ素
樹脂(B)の伸度E(B)よりも大きい塗装方法、合成
樹脂(A)の伸度E(A)がフッ素樹脂(B)の伸度E
(B)よりも10%以上大きい塗装方法、合成樹脂
(A)の伸度E(A)が20%以上である塗装方法、合
成樹脂(A)の伸度E(A)が30%以上である塗装方
法、
ある塗装方法、合成樹脂(A)の伸度E(A)がフッ素
樹脂(B)の伸度E(B)よりも大きい塗装方法、合成
樹脂(A)の伸度E(A)がフッ素樹脂(B)の伸度E
(B)よりも10%以上大きい塗装方法、合成樹脂
(A)の伸度E(A)が20%以上である塗装方法、合
成樹脂(A)の伸度E(A)が30%以上である塗装方
法、
【0007】合成樹脂(A)の未硬化状態のガラス転移
温度Tg(A)がフッ素樹脂(B)の未硬化状態のガラ
ス転移温度Tg(B)よりも低い塗装方法、合成樹脂
(A)の未硬化状態のガラス転移温度Tg(A)がフッ
素樹脂(B)の未硬化状態のガラス転移温度Tg(B)
よりも5℃以上低い塗装方法、合成樹脂(A)の未硬化
状態のガラス転移温度Tg(A)がフッ素樹脂(B)の
未硬化状態のガラス転移温度Tg(B)よりも10℃以
上低い塗装方法、フッ素樹脂(B)に基づく硬化塗膜の
ガラス転移温度Tg’(B)が40℃以上である塗装方
法、
温度Tg(A)がフッ素樹脂(B)の未硬化状態のガラ
ス転移温度Tg(B)よりも低い塗装方法、合成樹脂
(A)の未硬化状態のガラス転移温度Tg(A)がフッ
素樹脂(B)の未硬化状態のガラス転移温度Tg(B)
よりも5℃以上低い塗装方法、合成樹脂(A)の未硬化
状態のガラス転移温度Tg(A)がフッ素樹脂(B)の
未硬化状態のガラス転移温度Tg(B)よりも10℃以
上低い塗装方法、フッ素樹脂(B)に基づく硬化塗膜の
ガラス転移温度Tg’(B)が40℃以上である塗装方
法、
【0008】柔軟性を有する合成樹脂(A)を主成分と
する塗料を塗装し、乾燥した後、硬度を有する溶剤可溶
型フッ素樹脂(B)を主成分とする塗料を塗装し、乾燥
する塗装方法、柔軟性を有する合成樹脂(A)を主成分
とする塗料を塗装し、硬度を有する溶剤可溶型フッ素樹
脂(B)を主成分とする塗料を塗装し、同時に乾燥する
塗装方法、
する塗料を塗装し、乾燥した後、硬度を有する溶剤可溶
型フッ素樹脂(B)を主成分とする塗料を塗装し、乾燥
する塗装方法、柔軟性を有する合成樹脂(A)を主成分
とする塗料を塗装し、硬度を有する溶剤可溶型フッ素樹
脂(B)を主成分とする塗料を塗装し、同時に乾燥する
塗装方法、
【0009】柔軟性を有する合成樹脂(A)を主成分と
する塗料がメタリック顔料を含有する塗料である塗装方
法、硬度を有する溶剤可溶型フッ素樹脂(B)を主成分
とする塗料がクリアまたはカラークリア塗料である塗装
方法、柔軟性を有する合成樹脂(A)を主成分とする塗
料が顔料を含有する塗料である塗装方法、硬度を有する
溶剤可溶型フッ素樹脂(B)を主成分とする塗料がクリ
アまたはカラークリア塗料である塗装方法、硬度を有す
る溶剤可溶型フッ素樹脂(B)を主成分とする塗料が顔
料を含有する塗料である塗装方法、柔軟性を有する合成
樹脂(A)を主成分とする塗料がクリアまたはカラーク
リア塗料であり、硬度を有する溶剤可溶型フッ素樹脂
(B)を主成分とする塗料がクリアまたはカラークリア
塗料である塗装方法、
する塗料がメタリック顔料を含有する塗料である塗装方
法、硬度を有する溶剤可溶型フッ素樹脂(B)を主成分
とする塗料がクリアまたはカラークリア塗料である塗装
方法、柔軟性を有する合成樹脂(A)を主成分とする塗
料が顔料を含有する塗料である塗装方法、硬度を有する
溶剤可溶型フッ素樹脂(B)を主成分とする塗料がクリ
アまたはカラークリア塗料である塗装方法、硬度を有す
る溶剤可溶型フッ素樹脂(B)を主成分とする塗料が顔
料を含有する塗料である塗装方法、柔軟性を有する合成
樹脂(A)を主成分とする塗料がクリアまたはカラーク
リア塗料であり、硬度を有する溶剤可溶型フッ素樹脂
(B)を主成分とする塗料がクリアまたはカラークリア
塗料である塗装方法、
【0010】硬度を有する溶剤可溶型フッ素樹脂(B)
を主成分とする塗料が紫外線吸収剤を含有する塗料であ
る塗装方法、柔軟性を有する合成樹脂(A)を主成分と
する塗料が紫外線吸収剤を含有する塗料である塗装方
法、
を主成分とする塗料が紫外線吸収剤を含有する塗料であ
る塗装方法、柔軟性を有する合成樹脂(A)を主成分と
する塗料が紫外線吸収剤を含有する塗料である塗装方
法、
【0011】柔軟性を有する合成樹脂(A)を主成分と
する塗料による塗膜膜厚が10μm以上である塗装方
法、柔軟性を有する合成樹脂(A)を主成分とする塗料
による塗膜膜厚と硬度を有する溶剤可溶型フッ素樹脂
(B)を主成分とする塗料による塗膜膜厚の合計が20
μm以上である塗装方法、柔軟性を有する合成樹脂
(A)を主成分とする塗料による塗膜膜厚が、硬度を有
する溶剤可溶型フッ素樹脂(B)を主成分とする塗料に
よる塗膜膜厚と同じまたはそれ以上である塗装方法、で
ある。
する塗料による塗膜膜厚が10μm以上である塗装方
法、柔軟性を有する合成樹脂(A)を主成分とする塗料
による塗膜膜厚と硬度を有する溶剤可溶型フッ素樹脂
(B)を主成分とする塗料による塗膜膜厚の合計が20
μm以上である塗装方法、柔軟性を有する合成樹脂
(A)を主成分とする塗料による塗膜膜厚が、硬度を有
する溶剤可溶型フッ素樹脂(B)を主成分とする塗料に
よる塗膜膜厚と同じまたはそれ以上である塗装方法、で
ある。
【0012】なお、本明細書において使用される各用語
は、次の通り定義される。 伸度E:30℃においてJISK−5400に従って測
定される値(%)。 ガラス転移温度Tg:剛体振り子型粘性測定器DDV−
OPAを用いて測定し、転移の開始する温度(℃)(硬
化塗膜のガラス転移温度Tg’は、硬化剤としてコロネ
ートEH(日本ポリウレタン)をOH/NCO=1.0
の割合で用い、120℃で20分間乾燥硬化して得られ
る硬化塗膜について測定した値である)。
は、次の通り定義される。 伸度E:30℃においてJISK−5400に従って測
定される値(%)。 ガラス転移温度Tg:剛体振り子型粘性測定器DDV−
OPAを用いて測定し、転移の開始する温度(℃)(硬
化塗膜のガラス転移温度Tg’は、硬化剤としてコロネ
ートEH(日本ポリウレタン)をOH/NCO=1.0
の割合で用い、120℃で20分間乾燥硬化して得られ
る硬化塗膜について測定した値である)。
【0013】本発明の合成樹脂(A)としては、アルキ
ッド樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、エポキシ
ポリエステル樹脂、アミノアルキッド樹脂、アクリル樹
脂、塩化ビニール樹脂、フェノール樹脂、シリコーン変
性アクリル樹脂、シリコーン変性ポリエステル樹脂及び
フッ素樹脂等が使用でき、高度の耐候性、耐薬品性、耐
蝕性を有する溶剤可溶型フッ素樹脂が好ましい。
ッド樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、エポキシ
ポリエステル樹脂、アミノアルキッド樹脂、アクリル樹
脂、塩化ビニール樹脂、フェノール樹脂、シリコーン変
性アクリル樹脂、シリコーン変性ポリエステル樹脂及び
フッ素樹脂等が使用でき、高度の耐候性、耐薬品性、耐
蝕性を有する溶剤可溶型フッ素樹脂が好ましい。
【0014】合成樹脂(A)として好ましい溶剤可溶型
フッ素樹脂としては、フルオロオレフィンとビニルエー
テル、ビニルエステルなどの炭化水素系モノマーの共重
合体であって、水酸基、カルボン酸基、加水分解性シリ
ル基、エポキシ基などの反応性基を有する含フッ素ポリ
マーが採用される。上記含フッ素ポリマーとしては、ク
ロロトリフルオロエチレン、シクロヘキシルビニルエー
テル、アルキルビニルエーテル、ヒドロキシアルキルビ
ニルエーテルの共重合体、クロロトリフルオロエチレ
ン、アルキルビニルエーテル、アリルアルコールの共重
合体、クロロトリフルオロエチレン、脂肪族カルボン酸
ビニルエステル、ヒドロキシアルキルビニルエステルの
共重合体などがある。これらは、ルミフロン(旭硝
子)、セフラルコート(セントラル硝子)などの名前で
市販されている。例えば、ルミフロンLF−550、L
F−552、LF−554、LF−600、LF−60
1、LF−602等が挙げられる。
フッ素樹脂としては、フルオロオレフィンとビニルエー
テル、ビニルエステルなどの炭化水素系モノマーの共重
合体であって、水酸基、カルボン酸基、加水分解性シリ
ル基、エポキシ基などの反応性基を有する含フッ素ポリ
マーが採用される。上記含フッ素ポリマーとしては、ク
ロロトリフルオロエチレン、シクロヘキシルビニルエー
テル、アルキルビニルエーテル、ヒドロキシアルキルビ
ニルエーテルの共重合体、クロロトリフルオロエチレ
ン、アルキルビニルエーテル、アリルアルコールの共重
合体、クロロトリフルオロエチレン、脂肪族カルボン酸
ビニルエステル、ヒドロキシアルキルビニルエステルの
共重合体などがある。これらは、ルミフロン(旭硝
子)、セフラルコート(セントラル硝子)などの名前で
市販されている。例えば、ルミフロンLF−550、L
F−552、LF−554、LF−600、LF−60
1、LF−602等が挙げられる。
【0015】本発明の硬度を有する溶剤可溶型フッ素樹
脂(B)としては、フルオロオレフィンとビニルエーテ
ル、ビニルエステルなどの炭化水素系モノマーの共重合
体であって、水酸基、カルボン酸基、加水分解性シリル
基、エポキシ基などの反応性基を有する含フッ素ポリマ
ーが採用される。上記含フッ素ポリマーとしては、クロ
ロトリフルオロエチレン、シクロヘキシルビニルエーテ
ル、アルキルビニルエーテル、ヒドロキシアルキルビニ
ルエーテルの共重合体、クロロトリフルオロエチレン、
アルキルビニルエーテル、アリルアルコールの共重合
体、クロロトリフルオロエチレン、脂肪族カルボン酸ビ
ニルエステル、ヒドロキシアルキルビニルエステルの共
重合体などがある。これらは、ルミフロン(旭硝子)、
セフラルコート(セントラル硝子)などの名前で市販さ
れている。例えば、ルミフロン LF−100、LF−
200、LF−302、LF−400、LF−700、
LF−916、LF−936などが挙げられる。
脂(B)としては、フルオロオレフィンとビニルエーテ
ル、ビニルエステルなどの炭化水素系モノマーの共重合
体であって、水酸基、カルボン酸基、加水分解性シリル
基、エポキシ基などの反応性基を有する含フッ素ポリマ
ーが採用される。上記含フッ素ポリマーとしては、クロ
ロトリフルオロエチレン、シクロヘキシルビニルエーテ
ル、アルキルビニルエーテル、ヒドロキシアルキルビニ
ルエーテルの共重合体、クロロトリフルオロエチレン、
アルキルビニルエーテル、アリルアルコールの共重合
体、クロロトリフルオロエチレン、脂肪族カルボン酸ビ
ニルエステル、ヒドロキシアルキルビニルエステルの共
重合体などがある。これらは、ルミフロン(旭硝子)、
セフラルコート(セントラル硝子)などの名前で市販さ
れている。例えば、ルミフロン LF−100、LF−
200、LF−302、LF−400、LF−700、
LF−916、LF−936などが挙げられる。
【0016】本発明の塗料には、合成樹脂(A)、フッ
素樹脂(B)以外に必要に応じて各種成分を含有させる
ことも可能である。通常、着色成分として着色剤を加え
て使用されるが、着色成分を用いなくとも差し支えな
い。
素樹脂(B)以外に必要に応じて各種成分を含有させる
ことも可能である。通常、着色成分として着色剤を加え
て使用されるが、着色成分を用いなくとも差し支えな
い。
【0017】着色剤としては顔料または染料のいずれで
あってもよい。例えば、酸化チタン、亜鉛華、カーボン
黒、鉄黒、銅クロムブラック、銅鉄マンガンブラック、
弁柄、亜鉛鉄ブラウン、カドミウムレッド、クロムバー
ミリオン、黄鉛、カドミウムイエロー、ジンククロメー
ト、コバルトグリーン、クロムグリーン、酸化クロムグ
リーン、チタン・ニッケル・コバルト・亜鉛系グリー
ン、ピリジアン、コバルトグリーン、コバルト・クロム
グリーン、紺青、群青、コバルトブルー、コバルトバイ
オレット、マンガンバイオレット、ホワイトカーボン、
シリカ白、アルミナホワイト、石膏、沈降性硫酸バリウ
ム、沈降性炭酸バリウム、のごとき無機系の、また、β
−ナフトール系、β−オキシナフトエ酸系、ナフトール
NAS系、ピラゾロン系、アセト酢酸エステル系、アセ
ト酢酸アニリド系、フタロシアニン系、アントラキノン
系、インジゴー系、ベリレン系、ベリノン系、ジオキサ
ジン系、キナクリドン系、イソインドリン系、金属錯塩
系、フルオルピン系、キノフタロン系等のごとき有機系
の、白顔料、黒顔料、赤顔料、黄顔料、緑顔料、青顔料
等が使用できる。又、アルミニウム粉末、金粉末、銀粉
末、銅粉末、真鍮粉末、酸化チタン処理した鱗片状雲母
等も使用できる。
あってもよい。例えば、酸化チタン、亜鉛華、カーボン
黒、鉄黒、銅クロムブラック、銅鉄マンガンブラック、
弁柄、亜鉛鉄ブラウン、カドミウムレッド、クロムバー
ミリオン、黄鉛、カドミウムイエロー、ジンククロメー
ト、コバルトグリーン、クロムグリーン、酸化クロムグ
リーン、チタン・ニッケル・コバルト・亜鉛系グリー
ン、ピリジアン、コバルトグリーン、コバルト・クロム
グリーン、紺青、群青、コバルトブルー、コバルトバイ
オレット、マンガンバイオレット、ホワイトカーボン、
シリカ白、アルミナホワイト、石膏、沈降性硫酸バリウ
ム、沈降性炭酸バリウム、のごとき無機系の、また、β
−ナフトール系、β−オキシナフトエ酸系、ナフトール
NAS系、ピラゾロン系、アセト酢酸エステル系、アセ
ト酢酸アニリド系、フタロシアニン系、アントラキノン
系、インジゴー系、ベリレン系、ベリノン系、ジオキサ
ジン系、キナクリドン系、イソインドリン系、金属錯塩
系、フルオルピン系、キノフタロン系等のごとき有機系
の、白顔料、黒顔料、赤顔料、黄顔料、緑顔料、青顔料
等が使用できる。又、アルミニウム粉末、金粉末、銀粉
末、銅粉末、真鍮粉末、酸化チタン処理した鱗片状雲母
等も使用できる。
【0018】また、柔軟性を有する合成樹脂(A)を主
成分とする塗料がメタリック顔料またはその他の顔料を
含有する塗料であり、硬度を有する溶剤可溶型フッ素樹
脂(B)を主成分とする塗料がクリアまたはカラークリ
ア塗料であると意匠性に優れるため好ましい。
成分とする塗料がメタリック顔料またはその他の顔料を
含有する塗料であり、硬度を有する溶剤可溶型フッ素樹
脂(B)を主成分とする塗料がクリアまたはカラークリ
ア塗料であると意匠性に優れるため好ましい。
【0019】また、柔軟性を有する合成樹脂(A)を主
成分とする塗料と硬度を有する溶剤可溶型フッ素樹脂
(B)を主成分とする塗料の両方、または硬度を有する
溶剤可溶型フッ素樹脂(B)を主成分とする塗料のみに
紫外線吸収剤が含有されていると、色あせが少なくなり
好ましい。
成分とする塗料と硬度を有する溶剤可溶型フッ素樹脂
(B)を主成分とする塗料の両方、または硬度を有する
溶剤可溶型フッ素樹脂(B)を主成分とする塗料のみに
紫外線吸収剤が含有されていると、色あせが少なくなり
好ましい。
【0020】更に、柔軟性を有する合成樹脂(A)を主
成分とする塗料および硬度を有する溶剤可溶型フッ素樹
脂(B)を主成分とする塗料には、各種成分として、硬
化剤をはじめ、樹脂類、溶剤類、粘度調整剤、分散剤、
消泡剤、色分れ防止剤、酸化防止剤、光安定剤、カップ
リング剤など公知慣用のものも添加使用できる。
成分とする塗料および硬度を有する溶剤可溶型フッ素樹
脂(B)を主成分とする塗料には、各種成分として、硬
化剤をはじめ、樹脂類、溶剤類、粘度調整剤、分散剤、
消泡剤、色分れ防止剤、酸化防止剤、光安定剤、カップ
リング剤など公知慣用のものも添加使用できる。
【0021】かかる成分のうち、硬化剤としては、塗料
用硬化剤として知られたものは使用可能である。具体的
には、アミノプラスト樹脂、尿素樹脂などのメラミン系
硬化剤、アミノ系硬化剤、多価イソシアナート系硬化
剤、ブロック多価イソシアナート系硬化剤などが例示さ
れる。本発明の塗料用組成物をプレコートメタル等の塗
装後に加工がされる用途に対しては多価イソシアナート
系硬化剤、ブロック多価イソシアナート系硬化剤が好ま
しく使用される。多価イソシアナート系硬化剤またはブ
ロック多価イソシアナート系硬化剤として市販されてい
るものには、パーノックD−750、パーノックD−8
00、パーノックDN−950、パーノックDN−96
0、タケネート−D−102、タケネート−DN−11
0N、タケネート−D−140N、タケネート−B−8
42、コロネートEH、コロネートL、コロネートH
L、コロネート2030、コロネート2527、デスモ
ジュールL、デスモジュールN、デスモジュールHLな
どがある。
用硬化剤として知られたものは使用可能である。具体的
には、アミノプラスト樹脂、尿素樹脂などのメラミン系
硬化剤、アミノ系硬化剤、多価イソシアナート系硬化
剤、ブロック多価イソシアナート系硬化剤などが例示さ
れる。本発明の塗料用組成物をプレコートメタル等の塗
装後に加工がされる用途に対しては多価イソシアナート
系硬化剤、ブロック多価イソシアナート系硬化剤が好ま
しく使用される。多価イソシアナート系硬化剤またはブ
ロック多価イソシアナート系硬化剤として市販されてい
るものには、パーノックD−750、パーノックD−8
00、パーノックDN−950、パーノックDN−96
0、タケネート−D−102、タケネート−DN−11
0N、タケネート−D−140N、タケネート−B−8
42、コロネートEH、コロネートL、コロネートH
L、コロネート2030、コロネート2527、デスモ
ジュールL、デスモジュールN、デスモジュールHLな
どがある。
【0022】そして、本発明の塗装方法としては、スプ
レー塗装、ハケ塗り、ロールコーター、フローコータ
ー、バーコーター等公知慣用の方法で金属板に塗装を施
すことができる。また、基材である金属板としてはアル
ミニウム板、亜鉛鉄板、アルミニウム−亜鉛合金鋼板、
ステンレス鋼板等が挙げられる。勿論、金属板はプラス
ト処理、化成処理、プライマー処理、及び、これらの併
用など、物理的、化学的処理をされていても塗装できる
し、耐久性の点から好ましい場合もある。また、金属プ
ラスチック金属積層体を基材としても良い。
レー塗装、ハケ塗り、ロールコーター、フローコータ
ー、バーコーター等公知慣用の方法で金属板に塗装を施
すことができる。また、基材である金属板としてはアル
ミニウム板、亜鉛鉄板、アルミニウム−亜鉛合金鋼板、
ステンレス鋼板等が挙げられる。勿論、金属板はプラス
ト処理、化成処理、プライマー処理、及び、これらの併
用など、物理的、化学的処理をされていても塗装できる
し、耐久性の点から好ましい場合もある。また、金属プ
ラスチック金属積層体を基材としても良い。
【0023】本発明は、柔軟性を有する合成樹脂(A)
を主成分とする塗料を塗装し、次いで硬度を有する溶剤
可溶型フッ素樹脂(B)を主成分とする塗料を塗装する
ことが重要である。この逆では、本発明の目的が達成さ
れない。
を主成分とする塗料を塗装し、次いで硬度を有する溶剤
可溶型フッ素樹脂(B)を主成分とする塗料を塗装する
ことが重要である。この逆では、本発明の目的が達成さ
れない。
【0024】また、柔軟性を有する合成樹脂(A)を主
成分とする塗料に基づく塗膜膜厚は、10μm以上であ
ることが好ましい。それ以下では折り曲げ加工性などが
十分に達成されない。さらに、柔軟性を有する合成樹脂
(A)を主成分とする塗料に基づく塗膜膜厚および硬度
を有する溶剤可溶型フッ素樹脂(B)を主成分とする塗
料に基づく塗膜膜厚の合計が、20μmであることが好
ましい。これ以下では十分な保護機能が達成されなくな
るため好ましくない。
成分とする塗料に基づく塗膜膜厚は、10μm以上であ
ることが好ましい。それ以下では折り曲げ加工性などが
十分に達成されない。さらに、柔軟性を有する合成樹脂
(A)を主成分とする塗料に基づく塗膜膜厚および硬度
を有する溶剤可溶型フッ素樹脂(B)を主成分とする塗
料に基づく塗膜膜厚の合計が、20μmであることが好
ましい。これ以下では十分な保護機能が達成されなくな
るため好ましくない。
【0025】柔軟性を有する合成樹脂(A)を主成分と
する塗料に基づく塗膜膜厚が硬度を有する溶剤可溶型フ
ッ素樹脂(B)を主成分とする塗料に基づく塗膜膜厚と
同じまたはそれ以上である時に折り曲げか構成などがよ
り向上する。
する塗料に基づく塗膜膜厚が硬度を有する溶剤可溶型フ
ッ素樹脂(B)を主成分とする塗料に基づく塗膜膜厚と
同じまたはそれ以上である時に折り曲げか構成などがよ
り向上する。
【0026】柔軟性を有する合成樹脂(A)を主成分と
する塗料を塗装し、硬度を有する溶剤可溶型フッ素樹脂
(B)を主成分とする塗料を塗装するまでの塗装間隔に
ついては制限はなく、通常の方法が取れる。例えば、2
コート1べーク法、2コート2べーク法、ウエットオン
ウエット法などがある。また、乾燥方法もいわゆる常温
乾燥、強制乾燥、焼付け乾燥など公知の方法が採用でき
る。
する塗料を塗装し、硬度を有する溶剤可溶型フッ素樹脂
(B)を主成分とする塗料を塗装するまでの塗装間隔に
ついては制限はなく、通常の方法が取れる。例えば、2
コート1べーク法、2コート2べーク法、ウエットオン
ウエット法などがある。また、乾燥方法もいわゆる常温
乾燥、強制乾燥、焼付け乾燥など公知の方法が採用でき
る。
【0027】中でも特に、2コート2べーク法、すなわ
ち、柔軟性を有する合成樹脂(A)を主成分とする塗料
を塗装し、乾燥した後、硬度を有する溶剤可溶型フッ素
樹脂(B)を主成分とする塗料を塗装し乾燥する方法が
界面での応力緩和が起こり、加工性に優れた塗装物品と
なるため好ましい。
ち、柔軟性を有する合成樹脂(A)を主成分とする塗料
を塗装し、乾燥した後、硬度を有する溶剤可溶型フッ素
樹脂(B)を主成分とする塗料を塗装し乾燥する方法が
界面での応力緩和が起こり、加工性に優れた塗装物品と
なるため好ましい。
【0028】
【作用】本発明に於いて、柔軟性を有する合成樹脂
(A)はその柔軟さにより折り曲げ等の成形加工時の外
力に対し、応力を緩和して塗膜に亀裂を生じさせない様
に機能し、一方、硬度を有する溶剤可溶型フッ素樹脂
(B)は、その硬さにより、塗装時、成形加工時の塗膜
への摩擦・衝撃やひっかきによって生ずる傷への抵抗性
を向上すると考えられる。また、上層が溶剤可溶型フッ
素樹脂であるため、優れた耐候性、耐薬品性、耐蝕性、
リコート性、色調・光沢等を与えることができる。但
し、かかる推定は本発明を限定するものではない。
(A)はその柔軟さにより折り曲げ等の成形加工時の外
力に対し、応力を緩和して塗膜に亀裂を生じさせない様
に機能し、一方、硬度を有する溶剤可溶型フッ素樹脂
(B)は、その硬さにより、塗装時、成形加工時の塗膜
への摩擦・衝撃やひっかきによって生ずる傷への抵抗性
を向上すると考えられる。また、上層が溶剤可溶型フッ
素樹脂であるため、優れた耐候性、耐薬品性、耐蝕性、
リコート性、色調・光沢等を与えることができる。但
し、かかる推定は本発明を限定するものではない。
【0029】
[実施例1]下記の組成からなる配合物を分散し、柔軟
性を有する合成樹脂(A)を含有する塗料(a)を得
た。 ルミフロンLF−600は、未硬化状態のガラス転移温
度」は25℃、伸度は80%以上であるフッ素樹脂のキ
シレン溶液(固形分50%)。以下、LF−600と略
記する。
性を有する合成樹脂(A)を含有する塗料(a)を得
た。 ルミフロンLF−600は、未硬化状態のガラス転移温
度」は25℃、伸度は80%以上であるフッ素樹脂のキ
シレン溶液(固形分50%)。以下、LF−600と略
記する。
【0030】また、下記の組成からなる配合物を分散
し、硬度を有する溶剤可溶型フッ素樹脂(B)を含有す
る塗料(b)を得た。 ルミフロンLF−200は、未硬化状態のガラス転移温
度は35℃、伸度は5%以下、硬化塗膜のガラス転移温
度は45℃であるフッ素樹脂のキシレン溶液(固形分6
0%)。以下、LF−200と略記する。
し、硬度を有する溶剤可溶型フッ素樹脂(B)を含有す
る塗料(b)を得た。 ルミフロンLF−200は、未硬化状態のガラス転移温
度は35℃、伸度は5%以下、硬化塗膜のガラス転移温
度は45℃であるフッ素樹脂のキシレン溶液(固形分6
0%)。以下、LF−200と略記する。
【0031】塗料(a)をエポキシ系防錆プライマーを
施したアルミニウム板に、バーコーターにて乾燥塗膜厚
が表1に示す値になる様に塗装し、室温にて乾燥した。
次いでこの上に塗料(b)を乾燥塗膜厚が表1に示す値
になる様に塗装し、室温にて乾燥し、フッ素塗料塗装ア
ルミニウム板を得た。このフッ素塗料塗装アルミニウム
板のT折り曲げ試験結果、鉛筆硬度試験結果を表1に示
す。
施したアルミニウム板に、バーコーターにて乾燥塗膜厚
が表1に示す値になる様に塗装し、室温にて乾燥した。
次いでこの上に塗料(b)を乾燥塗膜厚が表1に示す値
になる様に塗装し、室温にて乾燥し、フッ素塗料塗装ア
ルミニウム板を得た。このフッ素塗料塗装アルミニウム
板のT折り曲げ試験結果、鉛筆硬度試験結果を表1に示
す。
【0032】
【表1】
【0033】[比較例]実施例1において塗料(a)と
塗料(b)の塗装の順番を逆転して塗装した(塗膜厚は
いずれも15μm)。その結果、T折り曲げ試験結果は
0T、鉛筆硬度試験結果はHBであった。
塗料(b)の塗装の順番を逆転して塗装した(塗膜厚は
いずれも15μm)。その結果、T折り曲げ試験結果は
0T、鉛筆硬度試験結果はHBであった。
【0034】[実施例2]実施例1における、塗料
(a)と塗料(b)において、硬化剤としてコロネート
2527(日本ポリウレタン製)を10重量部使用する
ことに変更した塗料(c)と塗料(d)を用い、乾燥条
件を220℃120秒とするほかは実施例1と同様の試
験を行った。結果を表2に示す。
(a)と塗料(b)において、硬化剤としてコロネート
2527(日本ポリウレタン製)を10重量部使用する
ことに変更した塗料(c)と塗料(d)を用い、乾燥条
件を220℃120秒とするほかは実施例1と同様の試
験を行った。結果を表2に示す。
【0035】
【表2】
【0036】[実施例3]実施例2において、塗料
(c)を塗装した後、乾燥を行なわずに塗料(d)を塗
装し、両塗膜を同時に乾燥した(塗膜厚はいずれも15
μm)。その結果、T折り曲げ試験結果は1T、鉛筆硬
度試験結果は2Hであった。
(c)を塗装した後、乾燥を行なわずに塗料(d)を塗
装し、両塗膜を同時に乾燥した(塗膜厚はいずれも15
μm)。その結果、T折り曲げ試験結果は1T、鉛筆硬
度試験結果は2Hであった。
【0037】[実施例4]実施例2における塗料(c)
の酸化チタンの代わりにアルミペースト10重量部を使
用した塗料(e)および、塗料(d)酸化チタンの代わ
りにアルミペースト10重量部を使用した塗料(f)を
用いたほかは実施例2と同様の試験を行った。結果を表
3に示す。
の酸化チタンの代わりにアルミペースト10重量部を使
用した塗料(e)および、塗料(d)酸化チタンの代わ
りにアルミペースト10重量部を使用した塗料(f)を
用いたほかは実施例2と同様の試験を行った。結果を表
3に示す。
【0038】
【表3】
【0039】表3において、塗料(g)および塗料
(h)は、以下の配合物である。 塗料(g) LF−600 80重量部 メチルイソブチルケトン 10重量部 コロネート2527 10重量部 バイオソーブ910(共同薬品製) 4重量部 塗料(h) LF−200 70重量部 キシレン 10重量部 メチルイソブチルケトン 10重量部 コロネート2527 10重量部 バイオソーブ910(共同薬品製) 4重量部
(h)は、以下の配合物である。 塗料(g) LF−600 80重量部 メチルイソブチルケトン 10重量部 コロネート2527 10重量部 バイオソーブ910(共同薬品製) 4重量部 塗料(h) LF−200 70重量部 キシレン 10重量部 メチルイソブチルケトン 10重量部 コロネート2527 10重量部 バイオソーブ910(共同薬品製) 4重量部
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、耐候性に優れ、耐傷つ
き姓、折り曲げ性等の加工性に優れ、リコート性、色調
・光沢等の改良された塗装物品を得ることができる。
き姓、折り曲げ性等の加工性に優れ、リコート性、色調
・光沢等の改良された塗装物品を得ることができる。
Claims (23)
- 【請求項1】柔軟性を有する合成樹脂(A)を主成分と
する塗料を塗装し、しかる後に硬度を有する溶剤可溶型
フッ素樹脂(B)を主成分とする塗料を塗装する金属板
の塗装方法。 - 【請求項2】合成樹脂(A)が溶剤可溶型フッ素樹脂で
ある請求項1の塗装方法。 - 【請求項3】合成樹脂(A)の伸度E(A)がフッ素樹
脂(B)の伸度E(B)よりも大きい請求項1または2
の塗装方法。 - 【請求項4】合成樹脂(A)の伸度E(A)がフッ素樹
脂(B)の伸度E(B)よりも10%以上大きい請求項
3の塗装方法。 - 【請求項5】合成樹脂(A)の伸度E(A)が20%以
上である請求項3または4の塗装方法。 - 【請求項6】合成樹脂(A)の伸度E(A)が30%以
上である請求項5の塗装方法。 - 【請求項7】合成樹脂(A)の未硬化状態のガラス転移
温度Tg(A)がフッ素樹脂(B)の未硬化状態のガラ
ス転移温度Tg(B)よりも低い請求項1〜6のいずれ
かの塗装方法。 - 【請求項8】合成樹脂(A)の未硬化状態のガラス転移
温度Tg(A)がフッ素樹脂(B)の未硬化状態のガラ
ス転移温度Tg(B)よりも5℃以上低い請求項7の塗
装方法。 - 【請求項9】合成樹脂(A)の未硬化状態のガラス転移
温度Tg(A)がフッ素樹脂(B)の未硬化状態のガラ
ス転移温度Tg(B)よりも10℃以上低い請求項8の
塗装方法。 - 【請求項10】フッ素樹脂(B)に基づく硬化塗膜のガ
ラス転移温度Tg’(B)が40℃以上である請求項1
〜9のいずれかの塗装方法。 - 【請求項11】柔軟性を有する合成樹脂(A)を主成分
とする塗料を塗装し、乾燥した後、硬度を有する溶剤可
溶型フッ素樹脂(B)を主成分とする塗料を塗装し、乾
燥する請求項1の塗装方法。 - 【請求項12】柔軟性を有する合成樹脂(A)を主成分
とする塗料を塗装し、硬度を有する溶剤可溶型フッ素樹
脂(B)を主成分とする塗料を塗装し、同時に乾燥する
請求項1の塗装方法。 - 【請求項13】柔軟性を有する合成樹脂(A)を主成分
とする塗料がメタリック顔料を含有する塗料である請求
項1の塗装方法。 - 【請求項14】硬度を有する溶剤可溶型フッ素樹脂
(B)を主成分とする塗料がクリアまたはカラークリア
塗料である請求項13の塗装方法。 - 【請求項15】柔軟性を有する合成樹脂(A)を主成分
とする塗料が顔料を含有する塗料である請求項1の塗装
方法。 - 【請求項16】硬度を有する溶剤可溶型フッ素樹脂
(B)を主成分とする塗料がクリアまたはカラークリア
塗料である請求項15の塗装方法。 - 【請求項17】硬度を有する溶剤可溶型フッ素樹脂
(B)を主成分とする塗料が顔料を含有する塗料である
請求項15の塗装方法。 - 【請求項18】柔軟性を有する合成樹脂(A)を主成分
とする塗料がクリアまたはカラークリア塗料であり、硬
度を有する溶剤可溶型フッ素樹脂(B)を主成分とする
塗料がクリアまたはカラークリア塗料である請求項1の
塗装方法。 - 【請求項19】硬度を有する溶剤可溶型フッ素樹脂
(B)を主成分とする塗料が紫外線吸収剤を含有する塗
料である請求項1の塗装方法。 - 【請求項20】柔軟性を有する合成樹脂(A)を主成分
とする塗料が紫外線吸収剤を含有する塗料である請求項
19の塗装方法。 - 【請求項21】柔軟性を有する合成樹脂(A)を主成分
とする塗料による塗膜膜厚が10μm以上である請求項
1の塗装方法。 - 【請求項22】柔軟性を有する合成樹脂(A)を主成分
とする塗料による塗膜膜厚と硬度を有する溶剤可溶型フ
ッ素樹脂(B)を主成分とする塗料による塗膜膜厚の合
計が20μm以上である請求項1の塗装方法。 - 【請求項23】柔軟性を有する合成樹脂(A)を主成分
とする塗料による塗膜膜厚が、硬度を有する溶剤可溶型
フッ素樹脂(B)を主成分とする塗料による塗膜膜厚と
同じまたはそれ以上である請求項1の塗装方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30254491A JPH05111675A (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 金属板の塗装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30254491A JPH05111675A (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 金属板の塗装方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05111675A true JPH05111675A (ja) | 1993-05-07 |
Family
ID=17910248
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30254491A Pending JPH05111675A (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | 金属板の塗装方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05111675A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20200069343A (ko) | 2017-10-30 | 2020-06-16 | 닛폰세이테츠 가부시키가이샤 | 도장 금속판 및 도장 금속판의 제조 방법 |
-
1991
- 1991-10-22 JP JP30254491A patent/JPH05111675A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20200069343A (ko) | 2017-10-30 | 2020-06-16 | 닛폰세이테츠 가부시키가이샤 | 도장 금속판 및 도장 금속판의 제조 방법 |
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