JPH05111366A - 栄養調整食品 - Google Patents
栄養調整食品Info
- Publication number
- JPH05111366A JPH05111366A JP3305268A JP30526891A JPH05111366A JP H05111366 A JPH05111366 A JP H05111366A JP 3305268 A JP3305268 A JP 3305268A JP 30526891 A JP30526891 A JP 30526891A JP H05111366 A JPH05111366 A JP H05111366A
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- vitamins
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 保存安定性に優れ、種々の栄養素がト−タル
的にバランスよく配合された、ゲル可能な粉末状栄養調
整食品を提供することを目的とする。 【構成】 脂質、蛋白質、無機塩類、ビタミン及び食物
繊維からなる粉末状栄養素を、相互にバランスをとった
割合で含有し、更に所定量の粉末状糖質と粉末状ゲル化
剤とを含有することを特徴とする。
的にバランスよく配合された、ゲル可能な粉末状栄養調
整食品を提供することを目的とする。 【構成】 脂質、蛋白質、無機塩類、ビタミン及び食物
繊維からなる粉末状栄養素を、相互にバランスをとった
割合で含有し、更に所定量の粉末状糖質と粉末状ゲル化
剤とを含有することを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、栄養調整食品に係り、
特に種々の栄養素をバランス良く配合した、ゲル化可能
な粉末状栄養調整食品に関する。
特に種々の栄養素をバランス良く配合した、ゲル化可能
な粉末状栄養調整食品に関する。
【0002】
【従来の技術】ヒトが生命維持活動を行なう上で必要な
栄養素には、糖質、脂質、蛋白質、無機塩類、ビタミン
類があり、また最近では更に食物繊維も必要とされてい
る。これらの中で、糖質、脂質、蛋白質は3大栄養素と
呼ばれ、エネルギ−源として利用されるほか、体の組織
の構成成分としても利用される。また、無機塩類やビタ
ミン類は、エネルギ−源とはならないが、生命維持のた
めには欠くことの出来ないものであり、補充栄養素とよ
ばれる。
栄養素には、糖質、脂質、蛋白質、無機塩類、ビタミン
類があり、また最近では更に食物繊維も必要とされてい
る。これらの中で、糖質、脂質、蛋白質は3大栄養素と
呼ばれ、エネルギ−源として利用されるほか、体の組織
の構成成分としても利用される。また、無機塩類やビタ
ミン類は、エネルギ−源とはならないが、生命維持のた
めには欠くことの出来ないものであり、補充栄養素とよ
ばれる。
【0003】ヒトが健康を保持するのに最小限必要な栄
養素の量、即ち栄養必要量に、個人差等を加味したもの
が栄養所要量であるが、この栄養所要量は、わが国にお
いては、栄養審議会から厚生大臣への答申によって示さ
れている。近年、栄養状態の改善により、日本人が摂取
する栄養素の量は増加を続けているが、生活のテンポが
速くなるに従って、食事が簡便化し、摂取する栄養素の
バランスに問題が生じるようになってい。例えば、カル
シウム、鉄等のミネラルやビタミン類の不足が常に問題
とされている。
養素の量、即ち栄養必要量に、個人差等を加味したもの
が栄養所要量であるが、この栄養所要量は、わが国にお
いては、栄養審議会から厚生大臣への答申によって示さ
れている。近年、栄養状態の改善により、日本人が摂取
する栄養素の量は増加を続けているが、生活のテンポが
速くなるに従って、食事が簡便化し、摂取する栄養素の
バランスに問題が生じるようになってい。例えば、カル
シウム、鉄等のミネラルやビタミン類の不足が常に問題
とされている。
【0004】このような背景の下で、カルシウム剤、ビ
タミン剤、食物繊維食品等の栄養補助食品が開発されて
いる。また、これら単一の栄養素を含む栄養補助食品に
限らず、複数の栄養素を複合した商品も市販されてい
る。更には、多数の栄養素をト−タル的にバランスをと
って配合した栄養調整食品も開発されるに至っている。
特に、医薬品の一種である成分栄養剤のより広義のもの
として、種々の栄養素を配合した経口栄養剤があり、こ
れは病中、病後の医療食として利用されている。
タミン剤、食物繊維食品等の栄養補助食品が開発されて
いる。また、これら単一の栄養素を含む栄養補助食品に
限らず、複数の栄養素を複合した商品も市販されてい
る。更には、多数の栄養素をト−タル的にバランスをと
って配合した栄養調整食品も開発されるに至っている。
特に、医薬品の一種である成分栄養剤のより広義のもの
として、種々の栄養素を配合した経口栄養剤があり、こ
れは病中、病後の医療食として利用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、医療食として
利用されている経口栄養剤は、その商品形態としては液
状、あるいは固形化したものに限られていた。従って、
その使用にあたっては、そのまま用いるか、又は液状の
ものを何らかの方法で固形化して用いていた。このよう
な経口栄養剤は、それらの商品形態故に、種々の問題点
を有している。例えば、保存性が悪く、保存性を高める
ためにレトルト殺菌等の加熱工程が必要である。そのた
め、成分の変化を生じ、何よりも食味的に問題があっ
た。また、一度開缶すると短期間に消費する必要があっ
た。更に、溶液中において、ビタミン類等で経時的に不
安定なものがあるため、それらの使用が困難であった。
利用されている経口栄養剤は、その商品形態としては液
状、あるいは固形化したものに限られていた。従って、
その使用にあたっては、そのまま用いるか、又は液状の
ものを何らかの方法で固形化して用いていた。このよう
な経口栄養剤は、それらの商品形態故に、種々の問題点
を有している。例えば、保存性が悪く、保存性を高める
ためにレトルト殺菌等の加熱工程が必要である。そのた
め、成分の変化を生じ、何よりも食味的に問題があっ
た。また、一度開缶すると短期間に消費する必要があっ
た。更に、溶液中において、ビタミン類等で経時的に不
安定なものがあるため、それらの使用が困難であった。
【0006】本発明は、以上の事情の下になされ、保存
安定性に優れ、種々の栄養素がト−タル的にバランスよ
く配合された、ゲル化可能な粉末状栄養調整食品を提供
することを目的とする。
安定性に優れ、種々の栄養素がト−タル的にバランスよ
く配合された、ゲル化可能な粉末状栄養調整食品を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされ、脂質、蛋白質、無機塩類、ビタミ
ン及び食物繊維からなる栄養素を、相互にバランスをと
った割合で含有し、更に所定量の糖質とゲル化剤とを含
有することを特徴とする、ゲル化可能な粉末状栄養調整
食品を提供する。
決するためになされ、脂質、蛋白質、無機塩類、ビタミ
ン及び食物繊維からなる栄養素を、相互にバランスをと
った割合で含有し、更に所定量の糖質とゲル化剤とを含
有することを特徴とする、ゲル化可能な粉末状栄養調整
食品を提供する。
【0008】この場合、上記栄養素を、1回の摂取量中
に、それぞれ栄養所要量の1/20以上の量を、相互に
バランスをとった割合で含有させると効果的である。本
発明の栄養調整食品に使用可能なゲル化剤としては、寒
天、カラギ−ナン、ファ−セレラン、アルギン酸ナトリ
ウム、ゼラチン、シェランガム、ロ−カストビ−ンガ
ム、タラガム、グア−ガム、デンプン、キサンタンガム
及びタマリンドガム等を挙げることが出来る。これらゲ
ル化剤は、単独で使用してもよいが、これらの2種以上
の混合物の形で使用することも可能である。
に、それぞれ栄養所要量の1/20以上の量を、相互に
バランスをとった割合で含有させると効果的である。本
発明の栄養調整食品に使用可能なゲル化剤としては、寒
天、カラギ−ナン、ファ−セレラン、アルギン酸ナトリ
ウム、ゼラチン、シェランガム、ロ−カストビ−ンガ
ム、タラガム、グア−ガム、デンプン、キサンタンガム
及びタマリンドガム等を挙げることが出来る。これらゲ
ル化剤は、単独で使用してもよいが、これらの2種以上
の混合物の形で使用することも可能である。
【0009】ゲル化剤の量は、栄養調整食品全体の0.
1〜20.0重量%が好ましい。本発明の栄養調整食品
に使用可能な無機塩類としては、カルシウム、鉄、マグ
ネシウム、カリウム、リン、ナトリウム及びヨウ素等を
挙げることが出来る。これら無機塩類は、単独で使用し
てもよいが、これらの2種以上の混合物の形で使用する
ことも可能である。
1〜20.0重量%が好ましい。本発明の栄養調整食品
に使用可能な無機塩類としては、カルシウム、鉄、マグ
ネシウム、カリウム、リン、ナトリウム及びヨウ素等を
挙げることが出来る。これら無機塩類は、単独で使用し
てもよいが、これらの2種以上の混合物の形で使用する
ことも可能である。
【0010】本発明の栄養調整食品に使用可能なビタミ
ンとしては、ビタミンA、ビタミンB1 、ビタミンB
2 、ナイアシン、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンB
6 、ビタミンD、ビタミンB16、葉酸、パントテン酸及
びビオチン等を挙げることが出来る。これらビタミン
は、単独で使用してもよいが、これらの2種以上の混合
物の形で使用することも可能である。
ンとしては、ビタミンA、ビタミンB1 、ビタミンB
2 、ナイアシン、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンB
6 、ビタミンD、ビタミンB16、葉酸、パントテン酸及
びビオチン等を挙げることが出来る。これらビタミン
は、単独で使用してもよいが、これらの2種以上の混合
物の形で使用することも可能である。
【0011】
【作用】本発明の栄養調整食品に配合される各種栄養素
は、糖質、脂質、蛋白質、無機塩類、ビタミン及び食物
繊維であり、いずれも粉末状の形態である。そのため保
存性に優れ、加熱を要しないため味覚的にも優れ、かつ
ビタミン類が変質することがない。また、ゲル化剤を含
有したゲル化可能な栄養食品であるため、水や湯を加え
ることにより容易にゼリ−状に固形化することが可能で
あり、老人等の咀嚼に問題がある場合でも、容易に利用
することが出来る。更に、本発明の栄養調整食品は、そ
れぞれの栄養素を、相互にバランスをとった割合で含有
している。そのため、栄養補助食品、病態時の栄養保持
食品、食後のデザ−ト、ダイエット食品等の広範な用途
に使用可能である。
は、糖質、脂質、蛋白質、無機塩類、ビタミン及び食物
繊維であり、いずれも粉末状の形態である。そのため保
存性に優れ、加熱を要しないため味覚的にも優れ、かつ
ビタミン類が変質することがない。また、ゲル化剤を含
有したゲル化可能な栄養食品であるため、水や湯を加え
ることにより容易にゼリ−状に固形化することが可能で
あり、老人等の咀嚼に問題がある場合でも、容易に利用
することが出来る。更に、本発明の栄養調整食品は、そ
れぞれの栄養素を、相互にバランスをとった割合で含有
している。そのため、栄養補助食品、病態時の栄養保持
食品、食後のデザ−ト、ダイエット食品等の広範な用途
に使用可能である。
【0012】
【実施例】以下、本発明の栄養調整食品について、より
具体的に説明する。本発明の栄養調整食品は、含まれる
栄養素のうち、脂質、蛋白質、無機塩類、ビタミン及び
食物繊維を、相互にバランスをとった割合で含有する。
量的には例えば、1回の摂取量中に、それぞれ栄養所要
量の1/20以上の量、含有している。ここで、日本人
(成年男子)平均1人1日当たりの栄養所要量(公衆衛
生審議会、1984年)及びその1/20の量は、下記
表1に示す通りである。
具体的に説明する。本発明の栄養調整食品は、含まれる
栄養素のうち、脂質、蛋白質、無機塩類、ビタミン及び
食物繊維を、相互にバランスをとった割合で含有する。
量的には例えば、1回の摂取量中に、それぞれ栄養所要
量の1/20以上の量、含有している。ここで、日本人
(成年男子)平均1人1日当たりの栄養所要量(公衆衛
生審議会、1984年)及びその1/20の量は、下記
表1に示す通りである。
【0013】 表1 栄養素 栄養所要量 栄養所要量の1/20 蛋白質 70g 3.5g 脂質 45〜60g 2.25〜3g カルシウム 0.6g 0.03g 鉄 10mg 0.5mg ビタミンA 2000IU 100IU ビタミンB1 1.0mg 0.05mg ビタミンB2 1.4mg 0.07mg ナイアシン 17mg 0.85mg ビタミンC 50mg 2.5mg ビタミンD 100IU 5IU なお、ビタミンAの1IU(国際単位)は0.3μg、
ビタミンDの1IUは0.025μgである。
ビタミンDの1IUは0.025μgである。
【0014】本発明の栄養調整食品は、主として栄養補
助食品として使用されることから、1回の摂取量中の各
栄養素の含有量は、栄養所要量より少なく、通常は栄養
所要量の1/50〜1/3、好ましくは1/20〜1/
5である。本発明の栄養調整食品に含まれる粉末状の栄
養素源としては、具体的には以下のものを使用すること
が出来る。即ち、糖質としては、ショ糖、ブドウ糖、デ
ンプン、乳糖、果糖、麦芽糖、オリゴ糖、粉飴、糖アル
コール等を挙げることが出来る。蛋白質としては、大豆
タンパク、牛乳タンパク、脱脂粉乳、小麦タンパク、卵
黄、卵白、スピルリナ、クロレラ等を挙げることが出来
る。脂質としては、植物油脂、パーム油、大豆油、なた
ね油、やし油、ごま油、カカオ脂、ラード等を挙げるこ
とが出来る。以上の栄養素は、機能性を有するものであ
ってもよく、例えば油脂の中でも吸収性の良いMCT
(中鎖トリグリセライド)、ビフィズス活性を有するオ
リゴ糖やカルシウムの吸収を促進するCCP(オゼイン
ホスホペプチド)を用いることが出来る。
助食品として使用されることから、1回の摂取量中の各
栄養素の含有量は、栄養所要量より少なく、通常は栄養
所要量の1/50〜1/3、好ましくは1/20〜1/
5である。本発明の栄養調整食品に含まれる粉末状の栄
養素源としては、具体的には以下のものを使用すること
が出来る。即ち、糖質としては、ショ糖、ブドウ糖、デ
ンプン、乳糖、果糖、麦芽糖、オリゴ糖、粉飴、糖アル
コール等を挙げることが出来る。蛋白質としては、大豆
タンパク、牛乳タンパク、脱脂粉乳、小麦タンパク、卵
黄、卵白、スピルリナ、クロレラ等を挙げることが出来
る。脂質としては、植物油脂、パーム油、大豆油、なた
ね油、やし油、ごま油、カカオ脂、ラード等を挙げるこ
とが出来る。以上の栄養素は、機能性を有するものであ
ってもよく、例えば油脂の中でも吸収性の良いMCT
(中鎖トリグリセライド)、ビフィズス活性を有するオ
リゴ糖やカルシウムの吸収を促進するCCP(オゼイン
ホスホペプチド)を用いることが出来る。
【0015】本発明の栄養調整食品には、各栄養素及び
ゲル化剤以外に種々の物質を含有させることが可能であ
る。そのような物質として、増粘剤、香料、色素、調味
料、香辛料、酸味料等を挙げることが出来る。本発明の
栄養補助食品は、各種粉末成分を適宜混合することによ
り、容易に得ることが可能である。粉末の形態は、微粒
子状であっても、顆粒状であってもよく、その粒径に特
に制限はないが、粒径が細かすぎると取扱いが不便であ
り、また、大きすぎると溶解性が悪くなる。本発明の栄
養調整食品は、水、又は湯に溶解した後、型に収容して
室温下で放置するか、又は冷却することにより容易にゲ
ル化し、固形化する。固形化したゲル状食品は、そのま
ま又は適宜シロップ等をかけて食することが出来る。
ゲル化剤以外に種々の物質を含有させることが可能であ
る。そのような物質として、増粘剤、香料、色素、調味
料、香辛料、酸味料等を挙げることが出来る。本発明の
栄養補助食品は、各種粉末成分を適宜混合することによ
り、容易に得ることが可能である。粉末の形態は、微粒
子状であっても、顆粒状であってもよく、その粒径に特
に制限はないが、粒径が細かすぎると取扱いが不便であ
り、また、大きすぎると溶解性が悪くなる。本発明の栄
養調整食品は、水、又は湯に溶解した後、型に収容して
室温下で放置するか、又は冷却することにより容易にゲ
ル化し、固形化する。固形化したゲル状食品は、そのま
ま又は適宜シロップ等をかけて食することが出来る。
【0016】以下、本発明の具体的実施例を示す。 実施例1 以下の組成の各種粉末成分を混合して、100gの粉末
状栄養補助食品を調製した。 寒天 5.0% ショ糖 28.7% 大豆オリゴ糖 15% ヤシ油 20% 大豆タンパク 30% 乳酸カルシウム 0.9% ヘム鉄 0.002% ビタミンA 1.2ppm ビタミンB1 2ppm ビタミンB2 2.8ppm ナイアシン 0.005ppm 香料 0.3% 色素 0.1%
状栄養補助食品を調製した。 寒天 5.0% ショ糖 28.7% 大豆オリゴ糖 15% ヤシ油 20% 大豆タンパク 30% 乳酸カルシウム 0.9% ヘム鉄 0.002% ビタミンA 1.2ppm ビタミンB1 2ppm ビタミンB2 2.8ppm ナイアシン 0.005ppm 香料 0.3% 色素 0.1%
【0017】この栄養補助食品は、保存性が優れ、1年
放置後も、変質、変色等を生ずることが無かった。この
栄養補助食品を熱湯に溶解した後、冷蔵庫内で5℃で2
時間冷却したことろ、プリン状の栄養補助食品が得られ
た。このプリン状の栄養補助食品は、舌ざわりがよく、
かつ味覚に優れていた。
放置後も、変質、変色等を生ずることが無かった。この
栄養補助食品を熱湯に溶解した後、冷蔵庫内で5℃で2
時間冷却したことろ、プリン状の栄養補助食品が得られ
た。このプリン状の栄養補助食品は、舌ざわりがよく、
かつ味覚に優れていた。
【0018】実施例2 以下の組成の各種粉末成分を混合して、100gの粉末
状デザ−トミックスを調製した。 ゼラチン 6.0% カラギナン 1.5% パーム油 30% フラクトオリゴ糖 10% ブドウ糖 20.2% 全粉乳 30% CPP 1% 乳酸カルシウム 0.9% クエン酸第1鉄ナトリウム 0.011% ビタミンA 1.2ppm ビタミンB1 2ppm ビタミンB2 2.8ppm ナイアシン 0.005ppm 香料(ミルク) 0.4%
状デザ−トミックスを調製した。 ゼラチン 6.0% カラギナン 1.5% パーム油 30% フラクトオリゴ糖 10% ブドウ糖 20.2% 全粉乳 30% CPP 1% 乳酸カルシウム 0.9% クエン酸第1鉄ナトリウム 0.011% ビタミンA 1.2ppm ビタミンB1 2ppm ビタミンB2 2.8ppm ナイアシン 0.005ppm 香料(ミルク) 0.4%
【0019】このデザ−トミックスは、保存性が優れ、
1年放置後も、変質、変色等を生ずることが無かった。
このデザ−トミックスを熱湯に溶解した後、冷蔵庫内で
5℃で2時間冷却したことろ、ミルクゼリ−が得られ
た。このミルクゼリ−は、舌ざわりがよく、かつ味覚に
優れていた。
1年放置後も、変質、変色等を生ずることが無かった。
このデザ−トミックスを熱湯に溶解した後、冷蔵庫内で
5℃で2時間冷却したことろ、ミルクゼリ−が得られ
た。このミルクゼリ−は、舌ざわりがよく、かつ味覚に
優れていた。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の栄養調整
食品は、粉末状であるため保存安定性が良好であり、か
つ種々の栄養素がト−タル的にバランスよく配合されて
いるため栄養価が高く、更にゲル化可能であるため種々
の広範な用途に好適に使用することが出来る等、優れた
効果を奏する。
食品は、粉末状であるため保存安定性が良好であり、か
つ種々の栄養素がト−タル的にバランスよく配合されて
いるため栄養価が高く、更にゲル化可能であるため種々
の広範な用途に好適に使用することが出来る等、優れた
効果を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 繁弘 長野県松本市芳野19番48号 キツセイ薬品 工業株式会社内 (72)発明者 中城 巳佐男 長野県松本市芳野19番48号 キツセイ薬品 工業株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 脂質、蛋白質、無機塩類、ビタミン及び
食物繊維からなる栄養素を、相互にバランスをとった割
合で含有し、更に所定量の糖質とゲル化剤とを含有する
ことを特徴とする、ゲル化可能な粉末状栄養調整食品。 - 【請求項2】 脂質、蛋白質、無機塩類、ビタミン及び
食物繊維からなる栄養素を、1回の摂取量中に、それぞ
れ栄養所要量の1/20以上の量を、相互にバランスを
とった割合で含有し、更に所定量の糖質とゲル化剤とを
含有することを特徴とする、ゲル化可能な粉末状栄養調
整食品。 - 【請求項3】 前記ゲル化剤は、寒天、カラギ−ナン、
ファ−セレラン、アルギン酸ナトリウム、ゼラチン、シ
ェランガム、ロ−カストビ−ンガム、タラガム、グア−
ガム、デンプン、キサンタンガム及びタマリンドガムか
らなる群から選ばれた少なくとも1種である請求項1に
記載の栄養調整食品。 - 【請求項4】 前記無機塩類は、カルシウム、鉄、マグ
ネシウム、カリウム、リン、ナトリウム及びヨウ素から
なる群から選ばれた少なくとも1種又はそれを含有する
化合物である請求項1に記載の栄養調整食品。 - 【請求項5】 前記ビタミンは、ビタミンA、ビタミン
B1 、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンC、ビタミ
ンE、ビタミンB6 、ビタミンD、ビタミンB16、葉
酸、パントテン酸及びビオチンからなる群から選ばれた
少なくとも1種である請求項1に記載の栄養調整食品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3305268A JPH05111366A (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | 栄養調整食品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3305268A JPH05111366A (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | 栄養調整食品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05111366A true JPH05111366A (ja) | 1993-05-07 |
Family
ID=17943061
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3305268A Pending JPH05111366A (ja) | 1991-10-24 | 1991-10-24 | 栄養調整食品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05111366A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US6569445B2 (en) | 2000-12-05 | 2003-05-27 | Pbm Pharmaceuticals, Inc. | Food bars containing nutritional supplements and anti-constipation and regularity maintaining-agents |
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-
1991
- 1991-10-24 JP JP3305268A patent/JPH05111366A/ja active Pending
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