JPS60186261A - 固体状食品組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、食品組成物に関し、特に、分岐鎖アミノ酸を
含有する食品組成物の嗜好性を抜部し、その摂食を容易
にし、分岐鎖アミノ酸に期待した栄養生理効果の発揮を
助長することを目的とするものである。

近年、アミノ酸の栄養生理学的効果についての知見が増
大するのに伴い、これを健康の維持増進や、疾病の予防
治療に利用しようとする試みも多くなされるに至った。

アミノ酸が、重要な栄養素であるタンパク質の構成成分
であるとの本質からみても、食品として、あるい超、食
品に添えられた形で給与することが最も自然であり、長
期多量の摂取にも適合し／Ｃ形態であるといえよう。

しかるに、分岐鎖アミノ酸は苦味を呈し、飲料とした場
合には分岐鎖アミノ酸は溶解［２、摂１１ｊ！に大きい
障害となっていた。

本発明者等は、この問題解決のためｆΦ々検削を重ねた
結果、固型分中の分岐鎖アミノ酸の割合が２重量％以上
となるように分岐蛸アミノ酸を配合し、更に少なくとも
蛋白質を含治せしめた固体状食品組成物とすることによ
って、や１味を除くのに効果があり、抵抗感なく食する
ことがｉｉＪ能となる、特に蛋白質により組織化するこ
とにより食感上も食べ易いものとなることを見い出し本
発明を完成した。

本発明で用いる分岐鎖アミノ酸としては、イソロイジノ
、ロイノン、バリンが対象に□なるが、これらは製品形
態、用途に応じ、使用口：、的によシこれ等の内から１
種または２種以上を適宜選択使用する。更に使用目的に
より□、上記以外のアミノ酸等を併用するとともさしつ
かえない。特に、イソロイノン：ロイシン：バリンの割
合が重量比で２０〜Ｏ，ｌｉ　：　Ｉ　：　０．４〜０
．８となるように調製した時、筋肉運動の機能を向上さ
せる効果がすぐれている。この比率はこれ等アミノ酸の
筋肉中の平均的な存在比および筋肉における代謝速度を
調べで決めたものである。このようなアミノ酸は、速や
かに吸収されて血中に移行し体内各臓器に運ばれ、筋肉
にも供給され利用される。

これらの分岐鎖アミノ酸は、固型物中□の分岐鎖アミノ
酸の割合が２重部％以上、好ましくは５重■％以上であ
る必要があり、２重量％未満では分岐鎖アミノ酸を含有
させる効果が表われず、更に３０重量％以上では分岐鎖
アミノ酸特有のフレーバー、苦味が強くなる。分岐鎖ア
ミノ酸の他のアミノ酸またはその誘導体を混合して添加
することも可能で１、遊離のアミノ酸中分岐鎖アミノ酸
、の、□割合が４０重量％以上、好ましくは７０重駁％
以上となるまで配合することができる。このような割合
の食品組成物は筋肉運動の機能の維持増強に優れた効果
を現わす。　□ 更に、少なくとも蛋白質を含有せしめて固体状の食品組
成物とする。蛋白質、とじては、大豆タン・やり質、小
麦グルテンなどの植物性タンノ４り質や、袋物、カゼイ
ンなどの動物性タン・ｒり質など、どのようなものであ
ってもよい。これ等クン・母り質を酸あるいは酵素で処
理し完全にあるいは部分的゛に加水分解したものを扇い
ることも本発明の範囲に属するものである。

蛋白質の添加量は、分岐鎖アミノ酸の棟Ｊ′１、含量、
食品組成物の形態などによるが、分岐鎖アミノ酸に対し
ｔＪｉｔ比で３倍量ないし３０倍阻添加すれば蛋白質が
有効に分岐鎖アミノ酸を被覆し、食スル時にも分岐鎖ア
ミノ酸の苦味を有効にマスキングする。

以上の細氷発明による製品には、一般栄養成分として、
炭水化物類、油脂類、ミネラル類、ビタミン類などを使
用の態様に合わせて栄養バランスを考及ｉして用いるこ
とが出来る。

炭水化物類としては、米粉、小麦粉、小麦澱粉、コーン
・スターチ、せ詰澱粉、馬鈴薯澱粉など澱粉や澱粉を主
体とする原料素材、又はこれ等の加工品、部分分解物を
用いる。

油脂類はエネルギー源としての他、必須脂肪酸の給源と
して添加することが望ましい。エネルギー供給を抑ｆｌ
ｊｌ！するために金部を低くする場合でも、少くとも３
％はご有するようにすれば好ましい。

大ヴ油１　コーン油、ナタネ油、綿実油、ヒマワリ油・
・ぐ−ノ・油、オリーブ油などの稙物油や、牛脂、豚脂
、乳脂、魚脂などの動物油脂を用いることが出・来、こ
れ等の油脂類をエステル交換や水素添加などにより加−
「したものであってもよい〇ミネラル類としては、ナト
リウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄など
の塩類からなる無機質の賦形剤が用いられる。

ビタミン類としては、脂溶性（Ａ、Ｄ、Ｅ、Ｆ。

Ｋなど）および水溶性（Ｂ１　＋　Ｂ１２ｒＣ，ナイア
シ／、など）の各ビタミンを用いることが出来る。更に
ガム質として、アラビアがム。

キサンタンガム、グアーガムなどを用いることができる
。

製品の嗜好性を向上させるため、調味料、着香料、着色
料を適宜配合することが出来る。

分岐鎖アミノ酸と蛋白質のみを用いた場合には、味覚の
バランスが必ずしも好ましくないので、イｈ補添し、苦
味をマスキングし、組成物を組織化す白質と一目味物質
との併用により、他のアミノ酸をることかできる。Ｕ゛
味動物質しては、糖類、Ｊ％Ｉｉ−アルコール、α−Ｌ
−アスノクラチルーＬ−フェニルアラニンメチルエステ
ルなτを用いることができる。糖類としては、具体的に
はブｌ”つ糖、果糖、キシロース、９　ｓｒ−ス、蔗糖
、麦芽糖、乳糖などを用いることができ、仕法を有する
ものであれば他の素材と併用することも可能である。

特ニα−Ｌ−７スノクラチルーＬ−フェニル７５ニンノ
グールエス“ブール−ｉ：　ｌｃ　Ｉｄ、　Ｊ７−＋ア
ルコールヲ用いたときに分岐鎖アミノ酸の苦味をマスキ
ングし、後味の優れたものとなる。

本発明による食品組成物の製品形態としては、粉末、固
体成形物／、３’、ｘをとりイｑ１ゼリー、錠菓、飴、
チョコレート、クラ、カー、ケーキ、・やン箔多様であ
り、これに」、って本発明が限定されるものではない。

このような製品形態に仕上げるだめ、それぞれの１−１
的に応じて他の食品Ｄｒ％別素拐、栄素素成分やｈ１味
第１、賦形岑−１、乳化別、保存別竹の食品添加物を（
７１ぜ用いることも１１１能である。

これらｄケ゛ル化物のようなゼリーとする方法、ｚｉ剤
と１′る方法、顆籾七する力θハカノセルとする方法、
月給成形し棒状、板状などに成形する方ｌ）：、　、な
ど神々の方法により加工することができ、食−」る１１
！Ｊに分岐鎖アミノ酸かなるべく溶解しないようにずれ
はよい。Ｉ’ｌｌち、分岐鎖アミノ酸は強いｊＩ′ｉ味
を早し、製品の形態として、溶液状、懸濁物状、練り吻
状とした場合には分岐鎖アミノ酸が溶解してしまい、食
した時に強い苦味を有するのであまシ好ましくない。運
動選手等が一１１ｊｊ的に多、：ｉ；の分岐鎖アミノ酸
を食する場合には、分岐鎖アミノ酸の粉末に蛋白質打首
しくは蛋白質および糖類で被覆し、錠剤、顆粒、カシセ
ルなどどすることにより嗜好性が改良される。被覆する
ような場合にあっても蛋白質または糖類が溶１屑する以
前に食するのがよい。

分岐鎖アミノ酸のみでは苦味が強いので一定；１：以上
は添加できないが、蛋白質を含イ１ぜしめた場合には蛋
白質が消化され実質的に」二限を−に１わる量の分岐鎖
アミノ酸を添加したこととなり好ましい。

分岐鎖アミノ酸は、他の一般のアミノ酸が主として肝臓
で代謝されるのとは異り、筋肉で代謝烙れて、筋肉に対
するエネルギーの給源となる。史にストレス下にある状
態で生起し易い筋肉夕／・？り質の分解を抑制し、合成
を促すので、本発明の固体状食品組成物を食することに
より、筋肉運動の機能が維持増強される。

実施例１ 表１に／ｌｅず配合で常法に従い錠菓を試作した。

各配合品を乳鉢で均一に混合、粉砕し手動の１１錠４ｉ
２　（ＪＡＳＣＯ（！６３　Ｂ’：　）　ＶＣ２！ｌづ
つ投入した。圧力Ｊ、００１＼！７７ｃｍ２にてＪＯ秒
間打錠し、直径２０叫厚さ５　ｍｍの錠菓が１；１られ
た。

ｔ・ｒ価は５名の／Ｐネルで杓なったがサンプル−Ａ−
一アミノ酸！１’；’ｊイ）の苦味と風味が強く食べる
のは困英１１であったが、リンゾルＢ、Ｃは砂糖濃度が
増えると苦味も弱くなり、−リンゾルＣ、Ｉ）は抵抗な
く摂食出来ノ、−０ 表１　錠菓の配合 実施例２ 表２に示す配合にて常法に従いゼリ一様食品を試作した
。

表２　ゼリ一様食品配合 ４（車のす°ンゾルについて、１ｏ名の／Ｆネルによる
官能評価（１０点法）およびレオメータ−（不動工業■
製）によるゼリー強度を測定した。結果を表３に示した
が、含量が少なくなるとアミノ酸の苦味が激しく食べる
のが困難であったが、サンプルＢはＡに比較しても大差
なく容易に摂食出来た。

実施例３ 実施例１で試作した錠菓（サンプルＢ　、Ｄ）を粉砕し
た原末を用いてラットの運動量の測定を行なった。使用
したラットは雄のＳＤ系のもので、６週令（体重１６５
ｇ前後）である。本実験に入る１週間前よシ予備飼育し
て実験環境に慣らしだ。ラットは５頭ずつ２群に区分け
した。第１群にはサンプルＢを、第２群にはサンゾルＤ
を与え、それぞれ給飼し／ζ。

ラットは、自由運動が可能な回転篭（円周ｊｍ）を併設
したケージに１ケージ当り１匹ずつ収容した。ケージは
動物飼育室におき、室温２３±１℃、湿度５５±１０％
に維持し、かつ１２時間照明、１２時間暗という条件下
においた。飼料は被アートフィード法により力え、水は
自由に飲ませた。　□実験飼料にラットが慣れるだめの
期間（実験飼別給力開始後５１ヨ間）を経た後、毎日の
回転篭の回転数を言１測し、これをもとに各ラットの自
発連動量を１Ｆ１当り走行距離（メートル）として算出
した。

以上の実験をｌ　（１日間継続して得られたデータを第
２群、すなわち分岐鎖アミノ酸を摂取しなかった群のラ
ットの１日干均自発走行距離に対する第１群すなわち分
岐鎖アミノを摂取した群のラットの１０′Ｘ１′均自発
走行距離の比として計算した。

結果を各Ｅｌ毎に測定し、表４として示した。

表　４　・ 経過日数１　１日干う自発走行距離の比（群ｚ、、４Ｒ
’、１）　、　’以上、実験の全期間を通じ、算出され
た比の値　。

は１を越えた、すなわち分岐鎖アミノ酸の摂取はラット
の自発釣力運動を増進させる効果が認めら　パれた。

手続補正書 昭和６０４ｆ２月１ｑ日 特ｒ「庁艮官　志　賀　学　殿 ２、発明の名称 固体状食品組成物 ３、補正をηる者 事イ′１どの関係　特許出願人 ＩＬｌ　所　東京都中央区京橋−丁目５番８号５、補正
により増加りる発明の数　な　し６、補正の対象　明細
書の発明の詳細な説明の欄７、補ｉ１−の内容　明ＩＩ
Ｉ書第１４頁表４の（群２／群１）を（群１／群２）に
補正する。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）　固型物中の分岐鎖アミノ酸の割合が２重量％以
   １−となるように分岐鎖アミノ酸を配合し、更に少なく
   とも蛋白質を含有せしめた固体状食品組成物。 （２１１，ＩＪ１体状嚢状食品組成物り゛ル化物である
   特８′「請求の範囲第（１）項記載の組成物。 （３）　分岐鎖アミノ酸の他に、蛋白質及び“１１゛味
   物質をａイうせしめた組成物であるｌ持許計１求の範囲
   第（１）、Ｉｊｉ記載の組成物。