JPH05111071A - 自動不在案内電話交換方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 不在案内等を有する移動電話交換方式におい
て、移動端末が不在状態にある時にのみサービスを提供
することにより誤サービスを防止する。 【構成】 不在案内等のサービス登録中に移動端末へ着
信があった時、移動端末５がサービスエリア内にあれ
ば、中央処理装置１０はその移動端末５がサービス状態
であることを判定して、登録されたサービスを起動せ
ず、一般接続を行なう。また、移動端末１２（５）がサ
ービスエリア外であれば移動端末１２（５）が不在状態
であることを判定し、登録された不在サービスを起動し
て音声蓄積装置９へ接続し、メッセージを加入者へ送出
する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は移動電話交換方式に関
し、特に不在案内および留守番サービス機能の制御を行
なう自動不在案内電話方式に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の移動電話交換方式では、移動端末
加入者が提供されている不在案内および留守番サービス
を受けるためには、不在状態（移動端末がサービスエリ
ア外へ移動または電源断の状態を示し、以下不在状態と
称する）となる前に、移動端末加入者があらかじめ特殊
番号をダイヤルしてこれらのサービスを登録し、更にサ
ービス状態（移動端末がサービスエリア内に存在し、移
動端末の電源入の状態を示し、以下サービス状態と称す
る）に戻った時には再度特殊番号をダイヤルして本サー
ビスを解除するものである。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上述した従来の移動電
話交換方式における不在案内または留守番サービスは、
移動端末加入者が事前に特殊番号等をダイヤルしてサー
ビスの登録し、また、このサービスを停止するためには
再度、特殊番号をダイヤルして解除する必要があった。

【０００４】このため、サービスを受ける移動端末加入
者は不在状態となる都度、本サービスの登録／解除の繁
雑な操作を行なわなければならず、非常に不便であり、
また操作を忘れることが多く、不在状態であっても不在
案内または留守番サービスが提供されなかったり、また
サービス状態に戻っても着信呼が不在案内または留守番
サービスへ接続され、移動端末への着信ができなくなる
などという問題点がある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明に係る自動不在案
内電話方式は、あらかじめ不在案内または留守番サービ
スを登録している加入者の移動端末が、不在状態となっ
た時、電話交換システムで不在状態であることを判定し
て登録された不在案内または留守番サービスを移動し、
また、サービス状態に戻った時は同様に電話交換システ
ムでサービス状態である事を判定してこのサービスを停
止する機能を有している。

【０００６】

【作用】本発明は移動端末が不在状態にある時にのみサ
ービスを提供することができる。

【０００７】

【実施例】図１は本発明に係る自動不在案内電話交換方
式の一実施例を示すシステムブロック図である。同図に
おいて、１は一般加入者電話２を収容した一般電話交換
網、３はこの一般電話交換網１にトランク装置４を介し
て接続した通話路ネットワーク、５は例えば移動電話の
サービスエリア内に存在し、サービス状態にある移動端
末、６はこの移動端末５の電話番号を信号受信する信号
受信装置、７は通話路ネットワーク３に接続した無線装
置である。

【０００８】８は無線装置７に接続した空中線、９は通
話路ネットワーク３に接続し、不在メッセージの送出ま
たは留守番サービスにおける伝言の録音を行なう音声蓄
積装置、１０は通話路ネットワーク３に接続した中央処
理装置、１１はこの中央処理装置１０に接続した主記憶
装置である。なお、１２は前記移動端末５が移動電話の
サービスエリア外に移動し、また電源断等により不在状
態になった場合を示す。

【０００９】また、自動不在案内電話交換方式全体は、
主記憶装置１１に格納されているプログラムおよびデー
タに従って中央処理装置１０によって制御される。

【００１０】次に、上記構成による自動不在案内電話交
換方式の動作について説明する。まず、移動端末５の加
入者が移動等のため、不在状態となるときに、例えば一
般加入者２よりあらかじめ定められたサービス登録用特
殊番号をダイヤルすると、一般電話交換網１→トランク
装置４→通話路ネットワーク３を経由して信号受信装置
６に接続され、登録信号が受信される。

【００１１】サービス登録信号は中央処理装置１０へ伝
達され、有効性を確認したのち、主記憶装置１１に格納
されている当該加入者のサービスデータに自動不在案内
サービス登録を示すデータを設定する。この設定が完了
すると、加入者は通話路ネットワーク３において音声蓄
積装置９へ接続変更が行なわれ、サービス登録完了メッ
セージが送出される。このサービス登録後、一般加入者
２より移動端末５へ着信があったとき、中央処理装置１
０は通常の着信接続手順に従って移動端末５を呼び出
す。

【００１２】この時、移動端末５がサービスエリア内に
存在し、サービス状態であれば、移動端末５は着信応答
信号を返送するため、中央処理装置１０は当該移動端末
５がサービス状態であると判定し、登録された自動不在
サービスを起動せず、通常の着信接続制御を行ない、通
話を完了させる。

【００１３】次に、移動端末５がサービスエリア外へ移
動するが、移動端末５の電源を切断する等により不在状
態となった時（移動端末１２として図示し、以下移動端
末１２として説明する）、一般加入者２より移動端末１
２への着信があれば前述の手順に従って中央処理装置１
０は移動端末１２を呼び出すが、移動端末１２は不在状
態であるため、着信応答信号を返送しない。

【００１４】中央処理装置１０は一定時間内に移動端末
１２より着信応答信号の返送がないため、この移動端末
１２は不在状態であると判定し、登録された自動不在案
内サービスを起動する。すなわち、着信中の一般加入者
２は通話路ネットワーク３において音声蓄積装置９へ接
続されると共に、中央処理装置１０の制御により、音声
蓄積装置９より不在メッセージが送出され、移動端末１
２が不在状態であることを一般加入者へ通知する。

【００１５】そして、移動端末１２がサービスエリア内
に戻り、サービス状態へ復したとき（移動端末５として
図示し、以下移動端末５として説明する）、前述の登録
手順と同様の手順により解除を行なうことにより、主記
憶装置１１内のデータが削除され、本自動不在サービス
は停止される。なお、以上は自動不在案内サービスにつ
いてのみ説明したが、留守番サービスについても同様に
実施することができることはもちろんである。

【００１６】

【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る自動不在案内電話交換方式によれば、移動端末が実際
に不在状態にある時のみ、不在案内または留守番サービ
スを実施することにより、繁雑な登録および解除の操作
を不要とし、操作忘れ等による着信不達、サービス不起
動を防止すると共に、移動端末の状態にあった一般電話
および不在案内、留守番サービスの適切なサービスを提
供することができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る自動不在案内電話交換方式の一実
施例を示すシステムブロック図である。

【符号の説明】

１ 一般電話交換網 ２ 一般加入者 ３ 通話路ネットワーク ４ トランク装置 ５ 移動端末（サービス状態） ６ 信号受信装置 ７ 無線装置 ８ 空中線 ９ 音声蓄積装置 １０ 中央処理装置 １１ 主記憶装置 １２ 移動端末（不在状態）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 不在案内または留守番機能を有する移動
   電話交換システムにおいて、移動端末がサービス状態に
   ない時、着信呼へ自動的にあらかじめ録音された不在案
   内を送出または留守番機能を動作する手段と、この移動
   端末がサービス状態に復した時、自動的に本サービスを
   停止する手段とを有することを特徴とする自動不在案内
   電話交換方式。