JPH05111052A - 輪郭補正回路 - Google Patents

輪郭補正回路

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Publication number
JPH05111052A
JPH05111052A JP3264742A JP26474291A JPH05111052A JP H05111052 A JPH05111052 A JP H05111052A JP 3264742 A JP3264742 A JP 3264742A JP 26474291 A JP26474291 A JP 26474291A JP H05111052 A JPH05111052 A JP H05111052A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
circuit
multiplication
modulated
color
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3264742A
Other languages
English (en)
Inventor
Kouun Kouno
光雲 河野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH05111052A publication Critical patent/JPH05111052A/ja
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  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、色信号レベルの立ち上がり及び立
ち下がり部分の輪郭強調のみでなく色相変化時に生じる
色信号部分の括れを減少させて、高品質の再生カラー画
像を得ることができる輪郭補正回路を提供することを目
的としている。 【構成】 本発明において、掛算回路17は変調色信号
100とこの色信号100をトラップフィルタ12に通過
させて得た信号600とを掛算して、その掛算結果信号
1000を掛算回路15に出力する。掛算回路15は前
記信号600を両波整流回路13にて両波整流して得ら
れた信号700を更に微分回路14にて微分して得られ
た信号800と前記掛算結果信号1000とを掛算して
得られた信号900をローパスフルタ16にて平滑して
ゲイン制御信号50とする。可変ゲインアンプ11は前
記ゲイン制御信号50によってそのゲインを変化させつ
つ変調色信号100を増幅して、輪郭強調した変調色信
号500を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は映像信号を構成する変調
色信号のような直角二相変調された信号を処理する輪郭
補正回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばNTSC方式の映像信号を
構成する色信号は周波数3.58MHzの搬送波を色の
レベルによって直角二相変調されて作られたものであ
る。このような色信号の帯域は輝度信号に比べて狭くさ
れており、特にビデオテープレコーダ(VTR)等で記
録再生された色信号は更に帯域が狭くなっている。この
ように帯域が狭められている色信号を再生してモニタテ
レビ画面に写すと、色滲みとなって現れる不都合があっ
た。このため、テレビジョン受像機では、上記のような
色信号をベースバンドに復調した後、高域強調すること
によって、色の輪郭強調を行うことにより、前記色滲み
を低減させることができる。しかし、VTRでこのよう
な輪郭強調を行うには復調器に加えて変調器をも追加し
なければならず、コスト的に割りに合わないという欠点
があった。そこで、VTR等では色信号を復調せずに変
調色信号のままで同等の処理をする方式を採用して装置
のコスト上昇を抑えることができるが、しかし、この方
式を採用すると位相調整が必要で且つこの調整に手間が
かかるため、やはり装置の組立コストが上昇するという
欠点があった。
【0003】図4は上記のような欠点を解消してVTR
に搭載することをコスト的に可能とした従来の色輪郭補
正回路の一例を示したブロック図である。この回路は変
調色信号の立上がり及び立下がり部分で前記変調色信号
のレベルを可変ゲインアンプによって変化させて色の輪
郭を補正するものである。変調色信号100は図5
(A)に示したような波形を有し、これが両波整流回路
1及び可変ゲインアンプ5に入力される。両波整流回路
1は入力される変調色信号100を両波整流して、これ
をローパスフィルタ2に出力する。ローパスフィルタ2
は入力される両波整流信号を平滑して図5(B)に示す
ような包絡線信号200とし、これを微分回路3に出力
する。微分回路3は入力される包絡線信号200を微分
して図5(C)に示すような1回微分信号300とし、
これを微分回路4に出力する。微分回路4は入力される
1回微分信号300を微分して図5(D)に示すような
2回微分信号とし、これをゲイン制御信号400として
可変ゲインアンプ5に出力する。可変ゲインアンプ5は
微分回路4から出力されるゲイン制御信号400が負パ
ルス側になると、そのゲインを増大するように制御され
るため、この可変ゲインアンプ5に入力される変調色信
号100は図5(E)に示すように色の立上がり及び立
下がり部分が強調された色信号500になる。
【0004】しかし、図5(A)のイに示す如く、色相
が反転するような場合、この部分で変調色信号に括れが
生じるが、この括れロが可変ゲインアンプ5を通すと、
図5(F)に示す如く広がってしまう。このように、括
れロ部分が広がった変調色信号500を再生してモニタ
画面に写すと、色相反転部分の色が薄くなってしまうと
いう欠点があった。これは、図4の回路では、変調色信
号100のレベルを検出して、このレベルだけで可変ゲ
インアンプのゲインを制御するため、前記色信号のレベ
ルの変化と色相の変化との区別ができないことが原因で
生じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、変調色信
号を可変ゲインアンプに通し、このアンプのゲインを前
記変調色信号の立上がり及び立ち下がりで制御する従来
の輪郭補正回路では、前記変調色信号のレベルのみを検
出して、前記可変ゲインアンプのゲインを制御している
ため、色相変化と前記色信号のレベルの変化を区別する
ことができず、色相反転部で再生画像の色が薄くなって
しまうという欠点があった。
【0006】そこで本発明は上記の欠点を除去するもの
で、色信号レベルの立ち上がり及び立ち下がり部分の輪
郭強調のみでなく色相変化時に生じる色信号部分の括れ
を減少させて、高品質の再生カラー画像を得ることがで
きる輪郭補正回路を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は変調搬送波信号
を入力して増幅する可変ゲインアンプを備えた輪郭補正
回路において、前記変調搬送波信号の搬送波周波数をボ
トムに持つトラップフィルタ回路と、このトラップフィ
ルタ回路の出力信号と前記変調搬送波信号とを掛け算す
る第1の掛算回路と、前記トラップフィルタ回路の出力
信号を両波整流した後微分する微分回路と、この微分回
路の出力微分信号と、前記第1の掛算回路から出力され
る第1の掛算結果信号とを掛算する第2の掛算回路と、
この第2の掛算回路の第2の掛算結果信号を平滑するフ
ィルタ回路とを具備し、このフィルタ回路により平滑さ
れた前記第2の掛算結果信号を前記可変ゲインアンプの
ゲイン制御信号として用いる構成を有する。
【0008】
【作用】本発明の輪郭補正回路において、トラップフィ
ルタ回路は前記変調搬送波信号の搬送波周波数をボトム
に持つ。第1の掛算回路は前記トラップフィルタ回路の
出力信号と前記変調搬送波信号とを掛け算する。微分回
路は前記トラップフィルタ回路の出力信号を両波整流し
た後微分する。第2の掛算回路は前記微分回路の出力微
分信号と、前記第1の掛算回路から出力される第1の掛
算結果信号とを掛算する。フィルタ回路は前記第2の掛
算回路の第2の掛算結果信号を平滑する。このフィルタ
回路により平滑された前記第2の掛算結果信号は可変ゲ
インアンプのゲインを制御して、この可変ゲインアンプ
に入力される変調搬送波信号のレベルを変化させる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は本発明の輪郭強調回路の一実施例を示し
たブロック図である。11はゲイン制御信号50によっ
てそのゲインを変化させて入力信号を増幅することがで
きる可変ゲインアンプ、12は変調色信号100の搬送
周波数をボトムに持つトラップフィルタ、13は入力信
号を両波整流する両波整流回路、14は入力信号を微分
する微分回路、15、17は2種類の入力信号を掛け算
する掛算回路、16は入力信号を平滑するロ−パスフィ
ルタである。
【0010】次に本実施例の動作について説明する。変
調色信号100は図2(A)に示すような波形を有し、
色のない状態から色が現れ(立ち上がり部分)、その後
途中で色相が180度反転して次に色がなくなる(立ち
下がり部分)というパタ−ンを持っている。このような
変調色信号100が可変ゲインアンプ11とトラップフ
ィルタ12及び掛算回路17に入力される。トラップフ
ィルタ12は入力される変調色信号100の搬送周波数
付近の信号をトラップして、図2(B)に示すような波
形の信号600を掛算回路17と両波整流回路13に出
力する。ここで、信号600は図2(A)に示した変調
色信号100の色の変化部分が残った信号で、最初の色
の位相を0度とすると、立ち上がり部分で0度、色相反
転部で180 度、立ち下がり部分で再び0度の位相にほぼ
戻る波形となっている。両波整流回路13は入力される
信号を両波整流して、図2(C)に示すような信号70
0として微分回路14に出力する。微分回路14は入力
される信号700を微分して図2(D)に示すような微
分信号800として、これを掛算回路15に出力する。
この微分信号800はリップル成分が残っているが平均
的には変調色信号100の変化部分で常に正パルスから
負パルスに変化するような信号となっている。
【0011】一方、掛算回路17は変調色信号100に
トラップフィルタ12から出力される信号600を掛け
算して、図2(E)で示すような掛け算結果信号100
0を掛算回路15に出力する。この掛算結果信号100
0は変調色信号100の立上がり部分で正パルスに、立
ち下がり部分で負パルスになり、更に色相が反転する括
れ部分で負パルスから正パルスに変化する信号である。
掛算回路15はこのような信号1000に微分回路14
から出力される微分信号800を掛け算して、図2
(F)で示すような掛算結果信号900をロ−パスフィ
ルタ16に出力する。この掛算結果信号900は図2
(F)で示すように、変調色信号100の立上がり部で
正パルスから負パルスに、信号の立ち下がり部分で負パ
ルスから正パルスに変化し、更に色相が反転する括れ部
分で負パルスから負パルスに変化する。このような掛算
結果信号900はロ−パスフィルタ16によって平滑さ
れることによりリップル成分が取り除かれて、ゲイン制
御信号50となり、可変ゲインアンプ11に出力され
る。可変ゲインアンプ11は入力されるゲイン制御信号
50の負パルスでそのゲインを増加させる方向に制御さ
れるため、この可変ゲインアンプ11に入力される図2
(A)に示す変調色信号100は図2(G)に示すよう
に輪郭強調された変調色信号500となって出力され
る。
【0012】本実施例によれば、可変ゲインアンプ11
のゲインを制御する制御信号50を作る際に、入力され
る変調色信号100のレベル変化だけでなく、色相変化
の両者を考慮しているため、輪郭強調した変調色信号5
00の色相変化部分に現れる括れ部分ロを狭くすること
ができると共に、変調色信号の立ち上がり及び立ち下が
り部分を急俊にすることができるので、色滲みが少なく
且つ色相変化部分で色が薄くなることがない高品質の再
生画像を得ることができる。
【0013】図3は本発明の他の実施例を示したブロッ
ク図である。本例では、トラップフィルタ16と掛算回
路17の入力変調色信号として可変ゲインアンプ11の
出力信号が用いられており、他の構成は前実施例と同一
であり、波形は少し異なるが前実施例と同様の輪郭強調
された変調色信号500を得ることができ、同様の効果
がある。
【0014】尚、上記実施例において両波整流回路1
3、掛算回路15、17はいずれも二重平衡変調回路等
を用いることができ、且つあるレベル以上の信号はリミ
ットされるように設計しても同様の効果がある。又、微
分回路14は出力波形が同等であれば、バンドパスフィ
ルタを用いても構わない。更に、両波整流回路13と掛
算回路15の後段に同程度の軽いロ−パスフィルタをそ
れぞれ挿入してもよい。又、上記実施例では各回路の信
号遅れを無視できるものとして説明してあるが、各回路
の信号遅れを補正する遅延信号補正回路を設ければ、性
能が向上されることはいうまでもない。
【0015】
【発明の効果】以上記述した如く本発明の輪郭補正回路
によれば、色信号レベルの立ち上がり及び立ち下がり部
分の輪郭強調のみでなく色相変化時に生じる色信号部分
の括れを減少させて、高品質の再生カラー画像を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の輪郭強調回路の一実施例を示したブロ
ック図。
【図2】図1に示した回路の各部の信号波形例を示した
波形図。
【図3】本発明の他の実施例を示したブロック図。
【図4】従来の輪郭強調回路の一例を示したブロック
図。
【図5】図4に示した回路の各部の信号波形例を示した
波形図。
【符号の説明】
11…可変ゲインアンプ 12…トラップフ
ィルタ 13…両波整流回路 14…微分回路 15、17…掛算回路 16…ロ−パスフ
ィルタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変調搬送波信号を入力して増幅する可変
    ゲインアンプを備えた輪郭補正回路において、前記変調
    搬送波信号の搬送波周波数をボトムに持つトラップフィ
    ルタ回路と、このトラップフィルタ回路の出力信号と前
    記変調搬送波信号とを掛け算する第1の掛算回路と、前
    記トラップフィルタ回路の出力信号を両波整流した後微
    分する微分回路と、この微分回路の出力微分信号と、前
    記第1の掛算回路から出力される第1の掛算結果信号と
    を掛算する第2の掛算回路と、この第2の掛算回路の第
    2の掛算結果信号を平滑するフィルタ回路とを具備し、
    このフィルタ回路により平滑された前記第2の掛算結果
    信号を前記可変ゲインアンプのゲイン制御信号として用
    いることを特徴とする輪郭補正回路。
JP3264742A 1991-10-14 1991-10-14 輪郭補正回路 Withdrawn JPH05111052A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3264742A JPH05111052A (ja) 1991-10-14 1991-10-14 輪郭補正回路

Applications Claiming Priority (1)

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JP3264742A JPH05111052A (ja) 1991-10-14 1991-10-14 輪郭補正回路

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JPH05111052A true JPH05111052A (ja) 1993-04-30

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ID=17407549

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3264742A Withdrawn JPH05111052A (ja) 1991-10-14 1991-10-14 輪郭補正回路

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JP (1) JPH05111052A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1294766C (zh) * 2003-01-16 2007-01-10 三星电子株式会社 色度信号处理器和色度信号处理方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1294766C (zh) * 2003-01-16 2007-01-10 三星电子株式会社 色度信号处理器和色度信号处理方法

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990107