JPH08116549A - 輪郭改善回路 - Google Patents

輪郭改善回路

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JPH08116549A
JPH08116549A JP6250454A JP25045494A JPH08116549A JP H08116549 A JPH08116549 A JP H08116549A JP 6250454 A JP6250454 A JP 6250454A JP 25045494 A JP25045494 A JP 25045494A JP H08116549 A JPH08116549 A JP H08116549A
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signal
contour
circuit
contour correction
input
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JP6250454A
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Kazumasa Ikeda
一雅 池田
Ken Hirata
研 平田
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 S/Nを減少させることなくかつ、輪郭補正
量を大きくしてもオーバーシュート・プリシュートを発
生しないばかりか、時間軸変動の大きい信号やノイズの
多い信号においても、弊害の少ない輪郭改善システムを
提供する。 【構成】 入力端子1に入力された輝度信号は、微分回
路3、絶対値回路4、微分回路5から構成される輪郭部
情報抽出回路2の微分回路3に入力する。輪郭部情報抽
出回路2はその出力より信号の輪郭が抽出された信号を
出力する。また、入力端子6に入力された色信号は、輪
郭補正信号抽出回路7の微分回路8、遅延回路9に入力
するとともに遅延回路10に入力する。微分回路8の出
力は選択器11の一方の入力に、遅延回路9の出力は微
分回路12、反転回路13を介して選択器11の他方の
入力にそれぞれ入力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、映像信号の輪郭を改
善して画質の向上を図るための輪郭改善回路に関する。
【0002】
【従来の技術】輪郭のなまった映像信号の輪郭を補正す
る従来の輪郭補正回路について、図9を用いて説明す
る。入力信号をベースバンド信号とした場合の図9の各
部の信号波形を図10に示す。
【0003】2次微分回路1により、入力信号aの2次
微分信号b(高周波成分)を取り出す。取り出された2
次微分信号bと遅延回路2で入力信号aの時間合わせを
する。2次微出力bと、遅延回路2の出力を加算器3を
介して加算すると、出力cのように輪郭のなまりを改善
した波形を得ることができる。
【0004】しかし、この輪郭補正回路は信号の高域成
分と共に雑音成分も加算することになるため、S/Nが
劣化する。また、補正量を大きくすると、オーバーシュ
ート・プリシュートが発生して画質劣化を招いていた。
【0005】従来の輪郭改善回路の別の例として、特公
昭60−23553号がある。これは、S/Nを劣化さ
せない輪郭改善を行い、またオーバーシュート・プリシ
ュートを起こすことなく画像の輪郭を改善するもので、
図11にこれを示して説明する。
【0006】図11において、色度鮮鋭化装置は、輝度
信号処理部111および色信号処理部112より構成す
る。輝度信号処理部111は、第1の微分器113、全
波整流器114、第2の微分器115、ローパスフィル
タ116、それに振幅制限増幅器117より構成してい
る。色信号処理部112は、微分器118、遅延回路1
19、乗算器120、遅延回路121、それに加算器1
22より構成している。乗算器120は、振幅制限増幅
器117および遅延回路119からの信号を乗算し、加
算回路122に供給される輪郭補正信号を積の形で発生
する。入力色度信号は、遅延回路121を介して取り出
し、加算回路122に供給する。この加算回路122で
は、遅延回路121の出力信号を乗算器120からの輪
郭補正信号に加算する。
【0007】次に、色度鮮鋭化装置の動作を図12を用
いて説明する。図12のaで示される輝度転移は、第1
の微分器113により1回目の微分を行い、bの出力を
生成する。次に、この微分された輝度転移bを、全波整
流器114により整流してcを生成する。次に全波整流
された信号cを、第2の微分器115によって2回目の
微分を行ってdを生成し、ローパスフィルタ116を通
過させてeを生成する。ローパスフィルタ116の出力
信号eを振幅制限増幅器117に供給して振幅を制限
し、fで示す方形波を生成する。
【0008】色信号路においては、低周波色信号入力転
移gを微分器118により一次微分を行い、hの信号を
生成する。この微分された色信号hを遅延回路119に
より、輝度信号が輝度信号処理部111を通過するのに
必要な遅延時間と一致する時間だけ遅延させる。遅延さ
れた微分色信号および振幅制限増幅器117の出力fを
乗算器120を用いて乗算を行い、図12にiで示す輪
郭補正信号を積として発生する。乗算器120の積出力
を遅延回路121によって遅延された入力色信号gとと
もに、加算器122に供給する。これら2つの信号を加
算器122によって加え合わせて、図12の波形jで示
すような輪郭の改善された出力信号を発生する。
【0009】しかし、上記回路は時間軸変動の大きい信
号やノイズの多い信号が入力された場合、画像輪郭部が
横方向に変動するジャリジャリした妨害が発生し、画質
劣化となる。このような場合の図11各部の波形を図1
3に示している。輝度信号のみに時間軸変動の大きい信
号が入力された場合を示す。色信号にのみ、または輝度
信号、色信号双方であっても同様のことが言え、更にノ
イズの多い信号の場合も同じである。
【0010】入力輝度転移が図13の信号がaに示すよ
うに時間軸変動(波線部)を多く含んでいるとする。時
間軸変動を含んだ状態でローパスフィルタ116からe
を通過させ、所定の制限レベル以下では増幅し、所定の
レベル以上では制限されたfが得られる。このように振
幅制限された信号fは時間軸変動により中央転移部に時
間の揺らぎが発生する。信号fと時間合わせを行った色
1次微分信号を乗算した結果が、輪郭補正信号iであ
る。この信号iは信号fの時間軸変動により色相変化点
が時間変動しているため、jに示す輪郭改善された信号
の色相変化部も変動する。
【0011】図14は、輪郭改善された信号jによりT
V画面上での妨害の様子を模式的に示したものである。
左が赤、右が緑の場合で、(a)は妨害がない場合、
(b)は輪郭部に色相ズレによるジャリジャリとした妨
害が発生している様子を示したものである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の輪郭改
善回路では、S/N劣化と輪郭補正量を大きくした場合
オーバーシュート・プリシュートが発生するという問題
があった。また、もう一つの従来の輪郭改善回路では、
時間軸変動の大きい信号やノイズの多い信号が入力され
た場合、画像輪郭部に色相変化点の位置ズレによるジャ
リジャリとした妨害が発生するという問題があった。
【0013】この発明は、S/Nを減少させることなく
かつ、輪郭補正量を大きくしてもオーバーシュート・プ
リシュートを発生しないばかりか、時間軸変動の大きい
信号やノイズの多い信号においても、弊害の少ない輪郭
改善システムを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明は上記した課題
を解決するために、映像信号中に含まれる第1および第
2の信号のうち、第1の信号の輪郭から輪郭部情報を抽
出する抽出手段と、前記第2の信号に基づいて第1およ
び第2の輪郭補正信号を生成する補正信号生成手段と、
前記抽出手段により抽出された輪郭部情報の極性によ
り、前記第1の輪郭補正信号または第2の輪郭補正信号
を選択する選択手段と、前記選択手段により選択された
輪郭補正信号または選択された輪郭補正信号に定数を掛
けた信号と前記第2の信号の時間合わせを行った信号と
を加算する加算手段とからなることを特徴とする。
【0015】また、映像信号中に含まれる第1の信号か
ら輪郭部情報を抽出する抽出手段と、前記映像信号中に
含まれる第2の信号から第1および第2の輪郭補正信号
を得る補正信号生成手段と、前記輪郭部情報の極性によ
り前記第1または第2の輪郭補正信号を選択する選択手
段と、前記輪郭部情報のレベルにより、前記選択された
輪郭補正信号のレベルを制御し、前記輪郭補正信号のレ
ベルを制御したものまたは前記輪郭補正信号のレベルを
制御したものに定数を掛けた信号と前記第2の信号の時
間合わせを行った信号とを加算する加算手段とからなる
ことを特徴とする。
【0016】
【作用】上記した手段により、第1の信号より得られる
輪郭部情報によって制御される輪郭補正信号抽出回路を
用いて、輪郭補正信号を得る。この輪郭補正信号を原信
号に加算することにより、高域成分を加算する。これに
より、S/N劣化を招くことがない輪郭改善を行うこと
ができる。また、非線形処理を行うためオーバーシュー
ト・プリシュートの少ない輪郭改善を行うことができ
る。また、上記した手段により、第1の信号より得られ
る輪郭部情報によって制御される輪郭補正信号抽出回路
を用いて、輪郭補正信号を得る。輪郭部情報のレベルで
輪郭補正信号のレベルを制御する。このレベルを制御し
た輪郭補正信号を原信号に加算するため、高域成分によ
るS/N劣化を招くことなく輪郭改善を行うことができ
る。また非線形処理を行うためオーバーシュート・プリ
シュートの少ない輪郭改善を行える。さらに輪郭補正信
号抽出回路を用いること、輪郭補正信号を輪郭部情報の
レベルにより制御することにより、時間軸変動の大きい
信号7ノイズの多い信号に対して、従来例より色相変化
点を保存した輪郭補正が可能となる。
【0017】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面を参照
して詳細に説明する。図1は、この発明の輪郭改善回路
の一実施例を説明するための回路ブロック図である。入
力端子1に入力された輝度信号は、微分回路3、絶対値
回路4、それに微分回路5より構成される輪郭部情報抽
出回路2の微分回路3に入力する。輪郭部情報抽出回路
2はその出力より輝度信号の輪郭が抽出された信号を出
力する。また、入力端子6に入力された色信号は、輪郭
補正信号抽出回路7の微分回路8、遅延回路9に入力す
るとともに遅延回路10に入力する。微分回路8の出力
は選択器11の一方の入力に、遅延回路9の出力は微分
回路12、反転回路13を介して選択器11の他方の入
力にそれぞれ入力する。
【0018】選択器11は、輪郭部情報抽出回路2の出
力信号の極性を判定する極性判定回路14の出力によ
り、一方と他方に入力された信号を選択する。選択器1
1の出力は係数器14を介して加算器15の一方に入力
する。加算器15の他方の入力には、遅延回路10の出
力を入力する。加算器15の出力からは輪郭改善された
信号を出力端子16に出力する。
【0019】動作について、図1の各部の信号波形をベ
ースバンド信号を用いた場合で示した図2とともに説明
する。まず、輝度信号処理部について説明する。輪郭部
情報抽出回路2は、その入力端子1より図2に示す入力
輝度信号aを微分回路3に入力して微分を行い、その出
力から微分された信号bの出力を得る。この微分信号b
を輝度信号の転移の符号および方向とは無関係にするた
めに絶対値回路4で絶対値をとり、信号cを得る。絶対
値回路4の出力はさらに微分回路5で微分を行い、図2
のdに示す信号を輪郭部情報として得る。
【0020】次に、色信号処理部を説明する。入力端子
6に入力されたベースバンドの色信号eは、輪郭補正信
号抽出回路7の微分回路8と遅延回路9に入力し、微分
回路8を用いて色信号eが微分された信号fを得、選択
器11の一方の入力に入力する。また、色信号eを遅延
回路9により一定時間遅延して信号gを得、この信号g
を微分回路12を通して微分された信号hを得る。この
信号hを反転回路13に入力して反転された信号iを
得、選択器11の他方の入力に入力する。また、極性判
定回路14に輝度信号aの輪郭部情報信号dを入力し、
その判定結果を選択器11に入力する。
【0021】ここで、極性判定回路14は、輪郭部情報
信号dがaaやaa´の正極性の区間とbbやbb´の
負極性の区間の極性を判断する。それぞれの極性のとき
に、選択器11の切換信号を出力する。選択器11は極
性判定回路14の出力が、正極性の区間では反転回路1
3の出力iを、負極性の区間では微分回路8の出力fを
それぞれ選択して出力する。選択器11より選択された
輪郭補正信号jは、係数器14に入力して係数倍する。
係数倍された輪郭補正信号jと遅延回路10を通した色
信号eの遅延信号mとはタイミングが合わされ、これら
の信号jとmをそれぞれ加算器15にてて加算して信号
kとして取り出し出力端子16より出力する。なお、係
数器14は、例えば輪郭補正信号jのレベルおと遅延回
路10の出力レベルとの関係によってはこれを省略し、
輪郭補正信号dをそのまま加算器14に入力してもよ
い。
【0022】このように、この実施例の回路構成によれ
ば、輪郭補正信号jと色信号mを加算器15を用いて加
算することにより、S/N劣化や、オーバーシュート・
プリシュートの少ない輪郭改善を行うことができる。
【0023】次に、この発明の他の実施例について図3
を用いて説明する。この実施例は、輪郭部情報抽出回路
2の出力を絶対値回路31を介して乗算器32の一方に
入力し、選択器11の出力を乗算器32の他方に入力
し、乗算器32の出力を係数器14に入力した部分が図
1の実施例と異なる部分である。
【0024】図3の各部の信号波形を示した図4を用
い、図3の動作について説明する。まず、輝度信号処理
部は、図1の実施例と同様に輪郭部情報抽出回路2によ
って図4のdに示す輪郭部情報を得る。
【0025】また、色信号処理部は、図1の実施例で説
明したことと同様に輪郭補正信号抽出回路7によって、
図4jに示すような輪郭補正信号を出力する。輪郭部情
報dの絶対値を絶対値回路31により得る。この輪郭部
情報の絶対値と輪郭補正信号jとを乗算器32により乗
算する。乗算結果を係数器14に入力し、ここで係数倍
する。これが輪郭補正信号lとなる。輪郭補正信号l
と、入力色信号eとの時間合わせを遅延回路10で行
う。時間合わせを行った入力色信号eと輪郭補正信号l
を加算器15により加算を行い、出力端子16より輪郭
の改善された色信号kを得る。
【0026】この実施例においても図1の実施例と同様
に、S/N劣化することなく、オーバーシュート・プリ
シュートの少ない輪郭改善を行うことができる。なお、
この実施例でも係数器14は省略し、乗算器32の結果
をそのまま加算器15に入力してもよい。
【0027】時間軸変動の大きい信号が入力された場合
について図5を用いて説明する。ここでは輝度信号のみ
に時間軸変動の大きい信号が入力された場合を示す。色
信号にのみまたは、輝度信号、色信号双方であっても同
様のことが言え、さらにノイズの多い信号の場合でも同
様のことが言えるのは明白である。
【0028】ここで、図4のaに示される入力輝度信号
転移が、図5のaの波形に示すように時間軸変動が大き
いとする。輪郭部情報d、輪郭補正信号jも同様に時間
軸変動が大きい。輪郭補正信号jに輪郭部情報の絶対値
を乗算し、輪郭補正信号lを得る。この輪郭補正信号l
と時間合わせを行った入力色信号eと加算することによ
り、輪郭改善信号kを得る。輪郭補正信号lは乗算結果
であるため、輪郭部情報dがゼロクロス付近で輪郭補正
信号jもゼロ近くなる。この輪郭補正信号jを主信号に
加算しても色相変化点の位置は変わらない。そのため、
時間軸変動の大きい信号やノイズの多い信号が入力され
た場合でも、色相変化点などでジャリジャリした弊害の
発生しにくい輪郭補正を行うことができる。
【0029】次に輪郭補正信号抽出回路7の他の具体例
について図6を用いて説明する。図6の各部の信号波形
は図2や図4で用いたものと同じである。
【0030】入力色信号eを加算器61を用いて遅延回
路60の入力から出力の差分をとる。これが図2fの波
形で示される信号となる。また、色信号eを遅延回路6
2により一定時間遅延した図2のgの遅延信号を得、加
算器64を用いて遅延回路63の入力から出力の差分を
とる。これが、図2のhに示した信号である。遅延回路
62の遅延時間は遅延回路60、63と同じである必要
なはい。この差分出力hは反転回路65により反転を行
い、iとなる。また、符号判定回路67に輝度信号の輪
郭部情報信号dを入力し、その判定結果を選択器66に
入力する。輪郭部情報dが正であれば反転出力iを、負
であれば差分出力fを選択して、輪郭補正信号jを得
る。
【0031】図7に輪郭補正信号抽出回路7のもう一つ
の他の具体例を示し、図7の各部の信号波形を示す図8
とともに説明する。この例は、より簡単な回路構成で同
様の効果を得られる。入力信号はここでは図8のa´に
示すような色信号であるとする。この色信号a´を遅延
回路70と選択器73に入力する。この遅延回路70の
出力c´は遅延回路71と減算器74にそれぞれ入力す
る。遅延回路71の出力が、図8のb´である。輪郭部
情報d´は符号判別回路75に入力し、符号情報e´を
取り出す。この符号情報e´が正の場合は、固定遅延回
路出力b´を選択し、負の場合は、固定遅延回路入力a
´を選択器73により選択された出力f´を出力する。
この選択器73の出力f´と遅延回路70の出力c´を
減算器74により減算することにより、輪郭補正信号g
´を得ることができる。この輪郭補正信号g´は図1、
図3の選択器11の出力jおよび、図6の選択器66の
出力jに相当する。
【0032】入力色信号に変調色信号を用いる場合、以
上図6、図7で説明した輪郭補正信号抽出回路7の具体
例の各遅延回路の遅延時間が色副搬送波の整数倍の周期
であれば、簡単な回路構成で実現できる。
【0033】また、図1、図3の実施例で用いている輪
郭補正信号抽出回路11は、同様の効果が得られれば、
上記説明した回路構成でなくとも良い。
【0034】この装置の使用は以上説明してきたように
第1の入力信号が輝度信号、第2の入力信号が色信号で
あると限定するものではなく、他の相互関係にある信号
の輪郭改善の為に用いることができることは明きらかで
ある。また、説明で用いた色信号が変調色信号であって
も同様の効果を得られることは明かである。
【0035】さらに、図1、3に示す実施例は、入力端
子1,6に供給される入力信号は輝度信号と色信号の信
号が同じでない場合を説明してきたが、例えば第1の信
号と第2の信号が輝度信号同士、色差信号同士など同じ
信号であっても同様の効果を得ることができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の輪郭改
善回路によれば、S/Nの劣化を増大することなくか
つ、オーバーシュート・プリシュートのない輪郭改善を
行うことができる。また、時間軸変動の大きい信号やノ
イズの多い信号が入力されても、輪郭の変化点部での弊
害を少なくすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を説明するための回路構成
図。
【図2】図1の動作を説明するための信号波形図。
【図3】この発明の他の実施例を説明するための回路構
成図。
【図4】図3の動作を説明するための信号波形図。
【図5】図3の動作を説明するための信号波形図。
【図6】輪郭補正信号抽出回路の他の具体例を説明する
ための回路構成図。
【図7】輪郭補正信号抽出回路のもう一つの他の具体例
を説明するため回路構成図。
【図8】図7の動作を説明するための信号波形図。
【図9】この発明の第1の従来例の回路構成図。
【図10】図9の動作を説明するための信号波形図。
【図11】この発明の第2の従来例の回路構成図。
【図12】図11の動作を説明するための信号波形図。
【図13】第2の従来例における問題点を説明するため
の信号波形図。
【図14】図13のTV画面上での模式図。
【符号の説明】
1,6…入力端子、3…微分回路、4…絶対値回路、5
…微分回路、2…輪郭部情報抽出回路、7…輪郭補正信
号抽出回路、8…微分回路、9…遅延回路、10…遅延
回路、11…選択器、12…微分回路、13…反転回
路。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号中に含まれる第1および第2の
    信号のうち、第1の信号の輪郭から輪郭部情報を抽出す
    る抽出手段と、 前記第2の信号に基づいて第1および第2の輪郭補正信
    号を生成する補正信号生成手段と、 前記抽出手段により抽出された輪郭部情報の極性によ
    り、前記第1の輪郭補正信号または第2の輪郭補正信号
    を選択する選択手段と、 前記選択手段により選択された輪郭補正信号または選択
    された輪郭補正信号に定数を掛けた信号と前記第2の信
    号の時間合わせを行った信号とを加算する加算手段とか
    らなることを特徴とする輪郭改善回路。
  2. 【請求項2】 映像信号中に含まれる第1の信号から輪
    郭部情報を抽出する抽出手段と、 前記映像信号中に含まれる第2の信号から第1および第
    2の輪郭補正信号を得る補正信号生成手段と、 前記輪郭部情報の極性により前記第1または第2の輪郭
    補正信号を選択する選択手段と、 前記輪郭部情報のレベルにより、前記選択された輪郭補
    正信号のレベルを制御し、 前記輪郭補正信号のレベルを制御したものまたは前記輪
    郭補正信号のレベルを制御したものに定数を掛けた信号
    と前記第2の信号の時間合わせを行った信号とを加算す
    る加算手段とからなることを特徴とする輪郭改善回路。
  3. 【請求項3】 第1の輪郭補正信号は、第2の信号の過
    去の信号と現在の信号から得、第2の輪郭補正信号は、
    第2の信号の未来信号と現在の信号から得ることを特徴
    とする請求項1または2記載の輪郭改善回路。
  4. 【請求項4】 第1の輪郭補正信号は、第2の信号を一
    定時間遅延させた信号を微分して得、第2の輪郭補正信
    号は、第2の信号を微分してを得ることを特徴とする請
    求項1または2記載の輪郭改善回路。
  5. 【請求項5】 第1の輪郭補正信号は、第2の信号を一
    定時間遅延させた信号と共に、一定時間遅延させた信号
    との差分から得、第2の輪郭補正信号は、第2の信号と
    一定時間遅延した信号との差分からを得ることを特徴と
    する請求項1または2記載の輪郭改善回路。
  6. 【請求項6】 現在と過去の時間差と現在と未来の時間
    差が色副搬送波の整数倍の周期であることを特徴とする
    請求項3記載の輪郭改善回路。
  7. 【請求項7】 第1の信号は輝度信号であり、第2の信
    号は色信号であることを特徴とする請求項1または2記
    載の輪郭改善回路。
  8. 【請求項8】 第1の信号と第2の信号は同一の信号で
    あることを特徴とする請求項1または2記載の輪郭改善
    回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007235957A (ja) * 2006-02-27 2007-09-13 Samsung Electronics Co Ltd 色信号の遷移特性を向上させる画像信号の処理方法及び画像信号の処理装置
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