JPH06141204A - 輪郭補正回路 - Google Patents

輪郭補正回路

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Publication number
JPH06141204A
JPH06141204A JP4306060A JP30606092A JPH06141204A JP H06141204 A JPH06141204 A JP H06141204A JP 4306060 A JP4306060 A JP 4306060A JP 30606092 A JP30606092 A JP 30606092A JP H06141204 A JPH06141204 A JP H06141204A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
signal
contour
gain
peak value
Prior art date
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Pending
Application number
JP4306060A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Toyoshima
智 豊嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力される映像の輝度信号の帯域に応じて、
最適な輪郭補正を行う輪郭補正回路を提供する。 【構成】 輪郭信号形成回路2は、入力された輝度信号
Yinより輪郭信号A1を得て、ゲインコントロール回路
3に供給する。一方、HPF6は輝度信号Yinから高域
成分C1を抽出し、平滑回路7により高域成分C1のピ
ーク値C2を検出する。演算回路8はピーク値C2と制
御信号Sとから、ゲインコントロール回路3の制御電圧
Vcを算出する。ゲインコントロール回路3は、制御電
圧Vcにより輪郭信号A1を増幅して、輪郭信号A3を
出力し、それを加算回路4により、元の輝度信号に加算
することによって、映像の輪郭部分を強調する。この
時、演算回路8は、ピーク値C2が大きい時には、ゲイ
ンコントロール回路3ゲインを下げ、ピーク値C2が小
さくなるにつれてゲインを上げる制御電圧Vcを供給
し、ピーク値C2がある一定以上小さい時には、制御電
圧Vcを0にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン受像機等
に用いられる輪郭補正回路に係り、特に入力される映像
の輝度信号の帯域に応じて、最適な輪郭補正を行う輪郭
補正回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からテレビジョン受像機等におい
て、映出される画像の視覚上の鮮鋭感を増すために、特
定の周波数成分の利得を高め、輪郭部を強調する輪郭補
正回路が用いられている。従来の輪郭補正回路を図5に
示し、その動作を説明する。図5において、入力端子1
から入力した輝度信号Yinは、輪郭信号形成回路2に供
給される。輪郭信号形成回路2は、特定の周波数成分
(NTSC方式の場合、約4MHz)を透過させるバン
ドパスフィルタからなり、図6に示すような周波数特性
を持つ。輪郭信号形成回路2より出力された輪郭信号A
1は、制御電圧Vcによりゲインを可変制御できるゲイ
ンコントロール回路3により増幅され、輪郭信号A2に
なる。この輪郭信号A2は、加算回路4により元の輝度
信号に加算されることによって、映像の輪郭部分の強調
された輝度信号Yout が、出力端子5より出力される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の輪郭補正回路で
は、入力される輝度信号の帯域によって様々な問題が生
じていた。図7,図8に信号波形図を示し、入力信号の
帯域に応じて、高帯域な映像信号(a)と、NTSC方
式等の標準的な映像信号(b)、狭帯域の映像信号
(c)の3通りの場合に分けて説明する。
【0004】輪郭信号形成回路2は約4MHz付近の周
波数をパスするので、図7に示すように、輪郭信号A1
の大きさは、入力信号の帯域に関係し、帯域が広いほ
ど、輪郭信号A1は大きくなる。高帯域の入力信号
(a)に補正出力が最適になるように、制御電圧Vcを
設定してゲインコントロール回路3のゲインを定める
と、(b)のような帯域の場合では、その補正量は小さ
くなり、(c)の場合ではほとんど補正されない。即
ち、もともと鮮鋭感のある高帯域の入力信号に合わせ
て、補正量を設定した場合、高域成分が少ない程、補正
量も小さくなるため、本来、補正を行いたい(b)のよ
うな帯域を持つ信号が入力された場合に補正量が不足す
る。
【0005】次に、図8において、(b)の帯域に合わ
せるため、ゲイン・コントロール回路3のゲインを大き
くした場合を考える。すると、もともと高域成分を持つ
入力信号(a)の場合は、過度に補正されてしまう。ま
た、高域がほとんどノイズ成分である狭帯域の信号
(c)の場合は、ノイズ成分が増幅され、S/N比が悪
化するという問題があった。この様に、従来の輪郭補正
回路では、帯域の異なる入力信号に応じて、最適な輪郭
補正を行うためには、ユーザーが映出される画像を見な
がら、ゲインコントロール回路3の制御電圧Vcを、そ
の画像にあった値に変えなければならず、帯域が変化す
る入力信号に対して、常に最適な輪郭補正を行うことは
非常に困難であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した従来
の技術の課題を解決するため、入力される輝度信号から
輪郭信号を得る輪郭信号形成回路と、前記輪郭信号のゲ
インを制御するゲインコントロール回路と、前記輝度信
号と前記ゲインコントロール回路から出力された輪郭信
号を加算する加算回路とから構成される輪郭補正回路に
おいて、前記輝度信号から高域成分を抽出する高域通過
フィルタと、抽出された前記高域成分を平滑し、そのピ
ーク値を検出する平滑回路と、前記ピーク値と、外部か
ら入力される制御信号に応じて、前記ゲインコントロー
ル回路のゲインを制御する制御電圧を出力する演算回路
とを有することを特徴とする輪郭補正回路を提供するも
のである。
【実施例】
【0007】以下、本発明の輪郭補正回路について、添
付図面を参照して説明する。図1は本発明の輪郭補正回
路を示すブロック図、図2は高域通過フィルタの特性を
示す図、図3は演算回路の特性を示す図である。なお、
図1において、図5と同一部分には同一符号を付し、そ
の説明は省略する。
【0008】本発明の輪郭補正回路は、従来の輪郭補正
回路に高域通過フィルタ(HPF)6、平滑回路7、及
び演算回路8を新たに備えたものである。図1におい
て、入力端子1に入力した輝度信号Yinは、輪郭信号形
成回路2、及び図2に示すような特性を持つHPF6に
供給される。輪郭信号形成回路2より出力された輪郭信
号A1は、ゲインコントロール回路3に供給される。一
方、HPF6により抽出された入力信号の高域成分C1
は、平滑回路7により平滑され、ピーク値C2が得られ
る。このピーク値C2は演算回路8に供給され、演算回
路8はピーク値C2と外部からの制御信号Sとから、ゲ
インコントロール回路3の制御電圧Vcを算出する。図
3は演算回路8の特性を示す図である。横軸はピーク値
C2であり、縦軸はゲインコントロール回路3の制御電
圧Vcである。ゲインコントロール回路3は、演算回路
8で得られた制御電圧Vcにより、輪郭信号A1を増幅
して、輪郭信号A3を得る。この輪郭信号A3は、加算
回路4により、元の輝度信号に加算されることによっ
て、映像の輪郭部分が強調された輝度信号Yout が出力
端子5より出力される。
【0009】図4に信号波形図を示し、図4を用いて図
1に示す回路の動作を説明する。入力信号の帯域が広い
場合(a)、中程度の場合(b)、狭い場合(c)に分
けて説明する。HPF6から取り出された高域成分C1
は、平滑回路7によりそのピーク値C2が検出される。
このピーク値C2は、入力信号の帯域の広さに比例し、
図4に示すように、高帯域(a)の場合は、ピーク値C
2は大きく、狭帯域(c)の場合は、ピーク値C2は小
さい。また、輪郭信号形成回路2から出力される輪郭信
号A1も帯域に応じて異なり、帯域が広いほど輪郭信号
A1は大きくなる。
【0010】演算回路8は、このピーク値C2と外部か
らの制御信号Sから、ゲインコントロール回路3の制御
電圧Vcを算出する。演算回路8の特性は図3に示すよ
うに、ピーク値C2が大きい場合、即ち入力される輝度
信号の帯域が広い(a)のような場合は、制御電圧Vc
を低くする。従って、輪郭信号A1は、ゲインコントロ
ール回路3により、抑えられた輪郭信号A3になり、過
度の輪郭補正が行われることはない。輝度信号の帯域が
ある程度以上広くなった場合には、もともと鮮鋭感のあ
る映像なので、制御電圧Vcは一定にされ、補正量も一
定にする。
【0011】次に、入力される輝度信号が(b)のよう
な場合を考える。図3に示すように、ピーク値C2が小
さくなる程、即ち入力される輝度信号の帯域が狭くなる
に従って、制御電圧Vcを高くする。このため、輝度信
号の帯域が狭くなるにつれて、ゲインコントロール回路
3のゲインが上がり、入力される輝度信号の帯域に応じ
て、輪郭信号A3が決定される。また、高域がほとんど
ノイズ成分のような(c)の場合には、図3に示すよう
に、制御電圧Vcを0にして、ノイズ成分を増幅しない
ために、輪郭信号A3を出力しないようにする。
【0012】なお、図3に示すように、演算回路8の制
御信号SをS1,S2のように変えることにより、ユー
ザーの好みに応じて、輪郭補正の強弱を選択する。この
様に、入力信号の帯域に応じて、輪郭信号A1のゲイン
をゲインコントロール回路3により制御し、輪郭信号A
3を得るため、ユーザーが制御電圧Vcを変えることな
く、自動的に常に最適な補正を得ることができる。
【0013】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の輪
郭補正回路は、入力信号の帯域に応じて、常に最適な輪
郭補正を自動的に行うと共に、ある一定以上帯域が狭い
場合には、無用なノイズ成分が加算されることを防止す
ることができるという実用上極めて優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の輪郭補正回路の一実施例を示すブロッ
ク図である。
【図2】高域通過フィルタの特性を示す図である。
【図3】演算回路の特性を示す図である。
【図4】入力される輝度信号の帯域別における本発明の
動作を説明するための信号波形図である。
【図5】従来の輪郭補正回路を示すブロック図である。
【図6】輪郭信号形成回路の特性を示す図である。
【図7】入力される輝度信号の帯域別における従来例の
動作を説明するための信号波形図である。
【図8】入力される輝度信号の帯域別における従来例の
動作を説明するための信号波形図である。
【符号の説明】
1 入力端子 2 輪郭信号形成回路 3 ゲインコントロール回路 4 加算回路 5 出力端子 6 高域通過フィルタ(HPF) 7 平滑回路 8 演算回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力される輝度信号から輪郭信号を得る輪
    郭信号形成回路と、 前記輪郭信号のゲインを制御するゲインコントロール回
    路と、 前記輝度信号と前記ゲインコントロール回路から出力さ
    れた輪郭信号を加算する加算回路とから構成される輪郭
    補正回路において、 前記輝度信号から高域成分を抽出する高域通過フィルタ
    と、 抽出された前記高域成分を平滑し、そのピーク値を検出
    する平滑回路と、 前記ピーク値と、外部から入力される制御信号に応じ
    て、前記ゲインコントロール回路のゲインを制御する制
    御電圧を出力する演算回路とを有することを特徴とする
    輪郭補正回路。
JP4306060A 1992-10-19 1992-10-19 輪郭補正回路 Pending JPH06141204A (ja)

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JP4306060A JPH06141204A (ja) 1992-10-19 1992-10-19 輪郭補正回路

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JP4306060A Pending JPH06141204A (ja) 1992-10-19 1992-10-19 輪郭補正回路

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101101434B1 (ko) * 2010-08-06 2012-01-02 동아대학교 산학협력단 이미지 선명도 향상 장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101101434B1 (ko) * 2010-08-06 2012-01-02 동아대학교 산학협력단 이미지 선명도 향상 장치

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