JP3546691B2 - 輪郭補正回路 - Google Patents

輪郭補正回路 Download PDF

Info

Publication number
JP3546691B2
JP3546691B2 JP09117798A JP9117798A JP3546691B2 JP 3546691 B2 JP3546691 B2 JP 3546691B2 JP 09117798 A JP09117798 A JP 09117798A JP 9117798 A JP9117798 A JP 9117798A JP 3546691 B2 JP3546691 B2 JP 3546691B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
circuit
contour correction
waveform width
delay
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP09117798A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11289473A (ja
Inventor
信夫 竹谷
敦久 影山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP09117798A priority Critical patent/JP3546691B2/ja
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to PCT/JP1999/001587 priority patent/WO1999052274A1/en
Priority to CNB99800457XA priority patent/CN1148952C/zh
Priority to EP99909345A priority patent/EP0986899B1/en
Priority to DE69923508T priority patent/DE69923508T2/de
Priority to KR1019997011259A priority patent/KR100361386B1/ko
Priority to TW088105334A priority patent/TW417391B/zh
Priority to MYPI99001272A priority patent/MY124076A/en
Priority to US09/286,342 priority patent/US6597407B1/en
Publication of JPH11289473A publication Critical patent/JPH11289473A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3546691B2 publication Critical patent/JP3546691B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/14Picture signal circuitry for video frequency region
    • H04N5/20Circuitry for controlling amplitude response
    • H04N5/205Circuitry for controlling amplitude response for correcting amplitude versus frequency characteristic
    • H04N5/208Circuitry for controlling amplitude response for correcting amplitude versus frequency characteristic for compensating for attenuation of high frequency components, e.g. crispening, aperture distortion correction
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/14Picture signal circuitry for video frequency region
    • H04N5/142Edging; Contouring

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Picture Signal Circuits (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、テレビ等の映像表示装置に先鋭感のある映像を表示するための輪郭補正回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、輪郭補正回路は、映像信号の先鋭感を上げるために重要視されている。以下、図面を参照しながら、上述した従来の輪郭補正回路の一例について説明を行う。図5は、特許番号2532605号で提案されている輪郭補正回路のブロック構成図を示すものである。
【0003】
図5のブロック構成図において3は画質調整ボリューム、4は遅延回路、5は加算回路、11は輪郭強調回路、12は細部強調回路、13は第1の可変増幅回路、14は第2の可変増幅回路、15は高域ろ波回路、16は全波整流回路、17は第1のクリップ回路、18はリミット回路、19は第2のクリップ回路、20は引算回路、21は平滑回路である。
【0004】
以上のように構成された輪郭補正回路について、以下その動作について説明する。まず、図6は従来の輪郭補正回路の動作を説明した概念図である。
【0005】
画質補正装置に入力された入力映像輝度信号aは遅延回路4と輪郭強調回路11と細部強調回路12と、高域ろ波回路15におのおの入力される、遅延回路4は各回路系の遅れに入力映像輝度信号aのタイミングを合わせ遅延映像輝度信号eを加算回路5に出力する。
【0006】
次に輪郭強調回路11は入力輝度信号aのうち、はっきりしたエッジ部分に相当する振幅の変化が大きい大コントラスト比の信号に対して輪郭強調信号gを発生し、第1の可変増幅回路13に出力する。この輪郭強調信号gには、入力輝度信号aが持つノイズ成分は小信号であるため出力されない。第1の可変増幅回路13は画質調整ボリューム3で設定した電圧に応じて輪郭補正信号gの振幅をコントロールし加算回路5に増幅輪郭強調信号iとして出力する。次に細部強調回路12は入力映像輝度信号aのうち、小振幅の部分に対して細部強調信号hを発生し、第2の可変増幅回路14に送る。
【0007】
この可変増幅回路14は画質調整ボリューム3と、平滑回路21の出力電圧の和に応じて細部強調信号hの振幅をコントロールするようになっている。そして第1の可変増幅回路13の出力の増幅輪郭強調信号iと第2の可変増幅回路14の出力の増幅細部強調信号jを加算回路5で、遅延映像輝度信号eに加算し、強調映像輝度信号fを得る。次に細部コントロール信号rを得る方法であるが、まず、入力輝度信号aを高域ろ波回路15にとおすことによって高域成分のみを取り出し、高域映像信号kを得る。
【0008】
次に、全波整流回路16により、高域映像信号kを全波整流し、整流高域映像信号lを得る。次にこの信号lから第1のクリップ回路17で微小信号成分を除去し、クリップ整流高域映像信号mを得る。次にこの信号mをリミット回路18と、第2のクリップ回路19に入力し、リミット回路18は細部信号のみを選び、細部映像信号nを得る。
【0009】
また、第2のクリップ回路19は大コントラスト比の輪郭部分のみを選び輪郭映像信号pを得る。ここで得られた細部映像信号nは厳密には細部以外に輪郭部分も含んでおり、従って正確な細部信号成分を得るために、細部映像信号nから輪郭映像信号pを引き算する。これを引算回路20でおこない、出力信号として細部コントロールパルス信号qを得ている。
【0010】
この信号qを平滑回路21で平滑すると、細部の量に応じた電圧が得られる。つまり、全体として細部信号の少ない映像では電圧が下がり、これによって細部強調信号hの振幅をコントロールするため細部強調を余り行わず、ノイズを減少させ、逆に全体として細部信号が多い映像では細部強調を強くかけ、映像の迫力を増している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記のような構成では、次のような問題点を有している。平滑回路にて平均化された細部コントロール信号rによって強調信号のゲインをコントロールするため、図6(a)に示すように大コントラスト比の信号とあまりはっきりしないエッジ部分に相当する振幅の変化が小さい小コントラスト比の信号とが隣接している場合、細部コントロール電圧rはその平均値でしか補正がかからず、図6(f)にあるように大コントラスト比の信号にも細部強調信号が加算されてしまう。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、第1の発明に係る輪郭補正回路は、入力映像信号を遅延させる映像信号遅延手段と、前記入力映像信号から輪郭補正信号を生成する輪郭信号生成手段と、前記輪郭補正信号の振幅を制御するゲインコントロール手段と、前記入力映像信号から前記ゲインコントロール手段におけるゲインを設定するゲイン設定手段と、前記映像信号遅延手段の出力信号と前記ゲインコントロール手段の出力信号とを加算する第1の加算回路とを有する輪郭補正回路であって、前記ゲイン設定手段は、エッジに相当する前記入力映像信号の振幅の変化量を検出する変化量検出手段と、前記変化量の内の所定値以上の成分からなる信号を出力するスライス手段と、前記スライス手段の出力信号の波形幅を拡張させ出力する第1の波形幅拡張手段と、前記変化量の内の前記所定値以下の成分からなる信号を出力するリミット手段と、前記リミット手段の出力信号から前記第1の波形拡張手段の出力信号を引き算し前記ゲインとして出力する引き算手段とを具備することを特徴とする。
【0013】
上記発明により、エッジに相当する入力映像信号の振幅の変化が一定レベル以上の場合には、その振幅変化に反比例した輪郭補正を行うと同時に、大コントラスト比の信号と小コントラスト比の信号とが隣接する場合でも、それぞれの信号成分に対して所望の輪郭補正を行うことができる。
【0014】
第2の発明に係る輪郭補正回路は、第1の構成において、前記ゲイン設定手段は、前記引き算手段の出力信号の波形幅を拡張させ前記ゲインとして出力する第2の波形幅拡張手段をさらに具備することを特徴とする。
【0015】
上記発明により、より良好な輪郭補正を行うことができる。
第3の発明に係る輪郭補正回路は、第1の構成において、前記第1の波形幅拡張手段は、出力信号の波形幅が可変であることを特徴とする。
【0016】
上記発明により、ユーザの好みに合った輪郭補正を行うことができる。
第4の発明に係る輪郭補正回路は、第2の構成において、前記第2の波形幅拡張手段は、出力信号の波形幅が可変であることを特徴とする。
【0017】
上記発明により、ユーザの好みに合った輪郭補正を行うことができる。
第5の発明に係る輪郭補正回路は、第1の発明の構成において、前記第1の波形幅拡張手段は、直列に接続された複数の遅延手段と、前記複数の遅延手段の各出力信号を入力し、ある時点における最大の信号を選択し出力するMAX手段とを具備することを特徴とする。
【0018】
上記発明により、エッジに相当する入力映像信号の振幅の変化が一定レベル以上の場合には、その振幅変化に反比例した輪郭補正を行うと同時に、大コントラスト比の信号と小コントラスト比の信号とが隣接する場合でも、それぞれの信号成分に対して所望の輪郭補正を行うことができる。
【0019】
第6の発明に係る輪郭補正回路は、第2の発明の構成において、前記第2の波形幅拡張手段は、直列に接続された複数の遅延手段と、前記複数の遅延手段の各出力信号を入力し、ある時点における最大の信号を選択し出力するMAX手段とを具備することを特徴とする。
【0020】
上記発明により、より良好な輪郭補正を行うことができる。
第7の発明に係る輪郭補正回路は、第3の発明の構成において、前記第1の波形幅拡張手段は、直列に接続された複数の遅延手段と、前記複数の遅延手段の少なくとも1つの出力端子との接続をグランドとの接続に切り換えるスイッチ手段と、前記複数の遅延手段の内前記スイッチ手段とは接続されない遅延手段の出力信号と前記スイッチ手段の出力信号とを入力し、ある時点における最大の信号を選択し出力するMAX手段とを具備することを特徴とする。
【0021】
上記発明により、ユーザの好みに合った輪郭補正を行うことができる。
第8の発明に係る輪郭補正回路は、第4の発明の構成において、前記第2の波形幅拡張手段は、直列に接続された複数の遅延手段と、前記複数の遅延手段の少なくとも1つの出力端子との接続をグランドとの接続に切り換えるスイッチ手段と、前記複数の遅延手段の内前記スイッチ手段とは接続されない遅延手段の出力信号と前記スイッチ手段の出力信号とを入力し、ある時点における最大の信号を選択し出力するMAX手段とを具備することを特徴とする。
【0022】
上記発明により、ユーザの好みに合った輪郭補正を行うことができる。
第9の発明に係る輪郭補正回路は、第1から第8の発明の構成において、前記ゲイン設定手段は、予め定められた制御信号と前記ゲインとを加算し前記ゲインとして出力する第2の加算回路を具備することを特徴とする。
【0023】
上記発明により、さらにユーザの好みに合った輪郭補正を行うことができる。第10の発明に係る輪郭補正回路は、第1の発明の構成において、前記入力映像信号は、輝度信号であることを特徴とする。
【0024】
上記発明により、輝度信号を基に輪郭補正を行うことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
【0026】
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施例における輪郭補正回路のブロック構成図を示すものである。図1において、101は入力輝度信号を遅延させ、タイミングを合わせるための遅延回路であり、映像信号遅延手段として動作する。102は入力輝度信号に加算する輪郭補正信号を生成する輪郭信号生成回路、103は輪郭信号生成回路102の出力信号を入力とし振幅のコントロールをおこなうゲインコントロール回路、104は遅延回路101とゲインコントロール回路103の出力信号を入力とし加算を行う第1の加算手段である加算回路である。
【0027】
105は入力輝度信号の高域成分を取り出すハイパスフィルター回路、106はハイパスフィルター回路105の出力信号を入力とし全波整流動作をおこなう全波整流回路、107は全波整流回路106の出力信号を入力としノイズに相当する小さい信号振幅を0にするコアリング回路である。
【0028】
ハイパスフィルター回路105と全波整流回路106とコアリング回路107とから、ノイズを除去してエッジに相当する前記入力映像信号の振幅の変化量のみを検出する変化量検出手段が構成される。
【0029】
108はコアリング回路107の出力信号を入力とし所定の基準電圧119より大きい信号を出力するMAX回路、110はMAX回路108の出力信号を入力としクリップ動作をおこなうクリップ回路である。MAX回路108とクリップ回路110とから基準電圧119より大きい成分からなる信号を出力するスライス手段が構成される。
【0030】
109はコアリング回路107の出力信号を入力とし所定の基準信号119より小さい信号を出力するMIN回路、111はMIN回路109の出力信号を入力としクリップ動作をおこなうクリップ回路である。MIN回路109とクリップ回路111とから基準信号119より小さい成分からなる信号を出力するリミット手段が構成される。
【0031】
112はクリップ回路110の出力信号を入力とし波形の幅を広げる動作を行う第1の波形幅拡張手段である波形幅拡張回路、113は波形幅拡張回路112とクリップ回路111の出力信号を入力とし引き算を行う引き算回路、114は引き算回路113の出力信号を入力とし波形の幅を広げる動作を行う第2の波形幅拡張手段である波形幅拡張回路、115は波形幅拡張回路114の出力信号と、ユーザにより外部から予め設定される直流電圧である制御信号117とを加算する第2の加算手段である加算回路である。116は入力映像信号である輝度信号である。
【0032】
なお、変化量検出手段とスライス手段とリミット手段と第1及び第2の波形幅拡張と第2の加算手段とから、ゲインコントロール回路103におけるゲインを設定するゲイン設定手段が構成される。
【0033】
以上のように構成された輪郭補正回路について、以下図1、図2、図3を用いてその動作を説明する。
【0034】
図2は本発明の第1の実施例の動作を説明する概念図であり、図3は本発明構成中の波形幅拡張回路112、114のブロック構成図と動作説明図を示すものである。図2(a)は入力輝度信号116であり、はっきりしたエッジ部分に相当する振幅の変化が大きい大コントラスト比信号とあまりはっきりしないエッジ部分に相当する振幅の変化の小さい小コントラスト比信号とノイズ信号とを含んでいる。
【0035】
この信号116をハイパスフィルター回路105に入力すると、図2(b)に示されるような輝度信号の微分成分が得られる。図2(b)の信号を全波整流回路106に通すと、図2(c)に示されるような図2(b)の信号の絶対値が得られる。
【0036】
図2(c)の信号をコアリング回路107に入力すると図2(d)に示されるような信号が得られる。ノイズ信号は一般的に極めて小さい振幅を有するため、コアリングをかけるとノイズ成分を除去することができる。
【0037】
MAX回路108は、コアリング回路107の出力信号と基準電圧119とのうち大きい方の信号を出力するため、その出力信号は図2(e)に示され、またMIN回路109は、コアリング回路107の出力信号と基準電圧119とのうち小さい方の信号を出力するため、その出力信号は図2(f)に示される。
【0038】
波形幅拡張回路112は、MAX回路108の出力信号をクリップ回路110に通すことで振幅レベルを調整した信号を入力し、入力信号の波形幅を拡張し出力する。そのブロック構成図を図3(a)に示す。その構成は直列に接続された2つ以上の遅延回路(本実施の形態では、第1の遅延回路120と第2の遅延回路121)があり、それぞれの出力信号をMAX回路122に入力する構成となっている。MAX回路とは入力された信号のうちある時点において最も大きい振幅の信号を選択し出力する回路であり、例えば図3(a)に示すブロック構成図の動作は図3(b)に示されるようになる。
【0039】
この波形幅拡張回路112の出力波形は図2(g)に示され、引き算回路113を通ることにより図2(h)の波形を得る。次に、引き算回路113の出力信号を波形幅拡張回路114に入力するとその出力波形は図2(i)に示される。
【0040】
ゲインコントロール回路103は、輪郭信号生成回路102から出力される輪郭補正信号(図2(j))に対して、図2(i)の信号に応じた振幅の制御を行い、図2(k)に示される振幅制御された輪郭補正信号を出力する。加算回路104は、遅延回路101の出力信号に図2(k)の信号を加算し図2(l)に示されるような輪郭補正された輝度信号118を出力する。
【0041】
ここで注目すべき事は、図2(i)に示されるように、大コントラスト比信号から得られる輪郭補正信号に対するゲインは小さく設定され、小コントラスト比信号から得られる輪郭補正信号に対するゲインは大きく設定され、さらにノイズ成分に対するゲインは0に設定されていることである。
【0042】
つまり、本発明のゲイン設定手段によれば、従来の技術で問題のあった大コントラスト比信号と小コントラスト比信号とが隣接している場合でも、波形幅拡張回路112、114を用いることにより、各々の信号に応じた制御電圧が出力され、この信号を使って輪郭補正信号のレベルを制御すると、大コントラスト比信号に対してはほとんど輪郭補正が行われず、小コントラスト比信号に対しては充分に輪郭補正が行われ、かつノイズに影響されることはない。
【0043】
さらに、本実施の形態においては、波形幅拡張回路114によって得られる信号を用いて輪郭補正を行うため、大コントラスト比の信号と小コントラスト比の信号とが隣接する場合でも、それぞれの信号成分に対して所望の輪郭補正を行うことができる。
【0044】
なお、加算回路115は、波形幅拡張回路114の出力信号に制御信号117を加算することにより、輪郭補正信号に対するゲインに予め定められたオフセットを持たせている。従って、ユーザが、例えば可変抵抗(不図示)を操作して制御信号117のDCレベルを変化させると、輪郭補正信号に対するゲインを直接操作することができる。これにより、ユーザの好みに合った輪郭補正が可能となる。
【0045】
上記のように、本実施の形態によれば、輪郭補正回路においてノイズの影響を除去すると同時に、エッジに相当する入力映像信号の振幅の変化が一定レベル以上の場合には、その振幅変化に反比例した輪郭補正を行い、さらには大コントラスト比の信号と小コントラスト比の信号とが隣接する場合でも、それぞれの信号成分に対して所望の輪郭補正を行うことができる。
【0046】
なお、本実施の形態において、ハイパスフィルター回路105をバンドパスフィルター回路としても同様の結果が得られる。また、波形幅拡張回路114は図3において2つの遅延回路から構成されるとしたが、3つ以上の遅延回路から構成されても構わない。
【0047】
さらに、本実施の形態では、2つの波形幅拡張回路を有する構成としたが、波形幅拡張回路114を除き、引き算回路113の出力を加算回路115に入力する構成としても同様の効果が得られる。波形幅拡張回路114を設けたのは、より精度の高い輪郭補正を行うことができるからである。
【0048】
(実施の形態2)
以下、本発明の第2の実施の形態を図4を用いて説明する。図4は、波形幅拡張回路112及び波形幅拡張回路114の第2の構成を示すブロック図である。
【0049】
図4に示される波形幅拡張回路は、図3(a)の構成に第3の遅延回路123とスイッチ回路124とを新たに設け、MAX回路122を4つの入力端子を有するMAX回路125に置き換えた構成を有している。
【0050】
図4に示される波形幅拡張回路の動作を以下に説明する。ユーザの操作によりスイッチ回路123の接続が切り換わると、MAX回路122の1つの入力端子がグランド126と接続され、第3の遅延回路123の出力信号がMAX回路122に供給されなくなる。これにより波形幅拡張回路の出力信号の波形幅を調節でき、ユーザの好みに合った輪郭補正を行うことができる。
【0051】
なお、本実施の形態において、どちらか一方の波形幅拡張回路を図3(a)に示される波形幅拡張回路に置き換えても同様の効果が得られる。また、図4に示される波形幅拡張回路において、別のスイッチ回路がスイッチ回路124と同様にMAX回路125の別の入力端子に接続されていれば、波形幅の調節をさらに柔軟に行うことができる。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態に係る輪郭補正回路によれば、輪郭補正回路においてノイズの影響を除去すると同時に、エッジに相当する入力映像信号の振幅の変化が一定レベル以上の場合には、その振幅変化に反比例した輪郭補正を行い、さらには大コントラスト比の信号と小コントラスト比の信号とが隣接する場合でも、それぞれの信号成分に対して所望の輪郭補正を行うことができる。
【0053】
また、本発明の第2の実施の形態に係る輪郭補正回路によれば、ユーザの好みに合った輪郭補正を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による輪郭補正回路のブロック構成図
【図2】本発明の第1の実施の形態による輪郭補正回路の動作説明図
【図3】本発明の第1の実施の形態による波形幅拡張回路のブロック構成図と動作説明図
【図4】本発明の第2の実施の形態による波形幅拡張回路のブロック構成図
【図5】従来の輪郭補正回路のブロック構成図
【図6】従来の輪郭補正回路の動作説明図
【符号の説明】
101、120、121、123 遅延回路
102 輪郭信号生成回路
103 ゲインコントロール回路
104、115 加算回路
105 ハイパスフィルター回路
106 全波整流回路
107 コアリング回路
108、122、125 MAX回路
109 MIN回路
110、111 クリップ回路
112、114 波形幅拡張回路
113 引き算回路
116 入力輝度信号
117 制御信号
118 出力輝度信号
119 基準電圧
124 スイッチ回路
126 グランド

Claims (10)

  1. 入力映像信号を遅延させる映像信号遅延手段と、前記入力映像信号から輪郭補正信号を生成する輪郭信号生成手段と、前記輪郭補正信号の振幅を制御するゲインコントロール手段と、前記入力映像信号から前記ゲインコントロール手段におけるゲインを設定するゲイン設定手段と、前記映像信号遅延手段の出力信号と前記ゲインコントロール手段の出力信号とを加算する第1の加算回路とを有する輪郭補正回路であって、
    前記ゲイン設定手段は、エッジに相当する前記入力映像信号の振幅の変化量を検出する変化量検出手段と、前記変化量の内の基準電圧以上の成分からなる信号を出力するスライス手段と、前記スライス手段の出力信号の波形幅を拡張させ出力する第1の波形幅拡張手段と、前記変化量の内の前記基準電圧以下の成分からなる信号を出力するリミット手段と、前記リミット手段の出力信号から前記第1の波形拡張手段の出力信号を引き算し前記ゲインとして出力する引き算手段とを具備することを特徴とする輪郭補正回路。
  2. 前記ゲイン設定手段は、前記引き算手段の出力信号の波形幅を拡張させ前記ゲインとして出力する第2の波形幅拡張手段をさらに具備することを特徴とする請求項1記載の輪郭補正回路。
  3. 前記第1の波形幅拡張手段は、出力信号の波形幅が可変であることを特徴とする請求項1記載の輪郭補正回路。
  4. 前記第2の波形幅拡張手段は、出力信号の波形幅が可変であることを特徴とする請求項2記載の輪郭補正回路。
  5. 前記第1の波形幅拡張手段は、直列に接続された複数の遅延手段と、前記複数の遅延手段の各出力信号を入力し、ある時点における最大の信号を選択し出力するMAX手段とを具備することを特徴とする請求項1記載の輪郭補正回路。
  6. 前記第2の波形幅拡張手段は、直列に接続された複数の遅延手段と、前記複数の遅延手段の各出力信号を入力し、ある時点における最大の信号を選択し出力するMAX手段とを具備することを特徴とする請求項2記載の輪郭補正回路。
  7. 前記第1の波形幅拡張手段は、直列に接続された複数の遅延手段と、前記複数の遅延手段の少なくとも1つの出力端子との接続をグランドとの接続に切り換えるスイッチ手段と、前記複数の遅延手段の内前記スイッチ手段とは接続されない遅延手段の出力信号と前記スイッチ手段の出力信号とを入力し、ある時点における最大の信号を選択し出力するMAX手段とを具備することを特徴とする請求項3記載の輪郭補正回路。
  8. 前記第2の波形幅拡張手段は、直列に接続された複数の遅延手段と、前記複数の遅延手段の少なくとも1つの出力端子との接続をグランドとの接続に切り換えるスイッチ手段と、前記複数の遅延手段の内前記スイッチ手段とは接続されない遅延手段の出力信号と前記スイッチ手段の出力信号とを入力し、ある時点における最大の信号を選択し出力するMAX手段とを具備することを特徴とする請求項4記載の輪郭補正回路。
  9. 前記ゲイン設定手段は、予め定められた制御信号と前記ゲインとを加算し前記ゲインとして出力する第2の加算回路を具備することを特徴とする請求項1から8のいずれか記載の輪郭補正回路。
  10. 前記入力映像信号は、輝度信号であることを特徴とする請求項1から9のいずれか記載の輪郭補正回路。
JP09117798A 1998-04-03 1998-04-03 輪郭補正回路 Expired - Lifetime JP3546691B2 (ja)

Priority Applications (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09117798A JP3546691B2 (ja) 1998-04-03 1998-04-03 輪郭補正回路
CNB99800457XA CN1148952C (zh) 1998-04-03 1999-03-29 轮廓校正电路及轮廓校正方法
EP99909345A EP0986899B1 (en) 1998-04-03 1999-03-29 Circuit and method for contour correction
DE69923508T DE69923508T2 (de) 1998-04-03 1999-03-29 Schaltung und verfahren zur konturkorrektur
PCT/JP1999/001587 WO1999052274A1 (en) 1998-04-03 1999-03-29 Circuit and method for contour correction
KR1019997011259A KR100361386B1 (ko) 1998-04-03 1999-03-29 윤곽보정회로와 윤곽보정방법
TW088105334A TW417391B (en) 1998-04-03 1999-04-02 Contour correction circuit and contour correction method
MYPI99001272A MY124076A (en) 1998-04-03 1999-04-02 Contour correction circuit and contour correction method.
US09/286,342 US6597407B1 (en) 1998-04-03 1999-04-05 Contour correction circuit and contour correction method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09117798A JP3546691B2 (ja) 1998-04-03 1998-04-03 輪郭補正回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11289473A JPH11289473A (ja) 1999-10-19
JP3546691B2 true JP3546691B2 (ja) 2004-07-28

Family

ID=14019190

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09117798A Expired - Lifetime JP3546691B2 (ja) 1998-04-03 1998-04-03 輪郭補正回路

Country Status (9)

Country Link
US (1) US6597407B1 (ja)
EP (1) EP0986899B1 (ja)
JP (1) JP3546691B2 (ja)
KR (1) KR100361386B1 (ja)
CN (1) CN1148952C (ja)
DE (1) DE69923508T2 (ja)
MY (1) MY124076A (ja)
TW (1) TW417391B (ja)
WO (1) WO1999052274A1 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4390506B2 (ja) * 2003-09-02 2009-12-24 三洋電機株式会社 水平輪郭補正回路
JP4387220B2 (ja) * 2004-02-24 2009-12-16 株式会社日立製作所 映像表示方法及びその装置
JP4155233B2 (ja) * 2004-06-24 2008-09-24 株式会社日立製作所 映像表示装置
JP4398809B2 (ja) * 2004-06-30 2010-01-13 株式会社東芝 映像信号処理装置及び映像信号処理方法
JP2006179975A (ja) * 2004-12-20 2006-07-06 Toshiba Corp 映像信号処理装置、映像信号処理方法及びテレビ放送受信装置
JP2008546033A (ja) * 2005-06-08 2008-12-18 トムソン ライセンシング 空間光変調されたディスプレイ・システムにおいて画像を処理するための装置および方法
KR100702238B1 (ko) 2005-07-04 2007-04-03 삼성전자주식회사 영상처리장치 및 영상처리방법
US8134646B2 (en) * 2006-05-24 2012-03-13 Kabushiki Kaisha Toshiba Video signal processing device and video signal processing method
JP2008259097A (ja) * 2007-04-09 2008-10-23 Mitsubishi Electric Corp 映像信号処理回路および映像表示装置
JP4875647B2 (ja) * 2008-03-12 2012-02-15 パナソニック株式会社 輪郭補正回路
JP2009189031A (ja) * 2009-03-27 2009-08-20 Sony Corp 画像信号処理装置、ビューファインダ、表示装置、画像信号処理方法、記録媒体及びプログラム
TWM374628U (en) * 2009-10-05 2010-02-21 Wen-Chun Chen Control device capable of executing different actions by determining human body approaching distance
JP6305194B2 (ja) * 2014-05-08 2018-04-04 キヤノン株式会社 画像処理装置、撮像装置および画像処理方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4414564A (en) * 1981-12-28 1983-11-08 Magnavox Consumer Electronics Company Nonlinear edge peaking system and method
JPS62239670A (ja) * 1986-04-11 1987-10-20 Ikegami Tsushinki Co Ltd 輪郭強調装置
KR920008630B1 (ko) * 1990-09-28 1992-10-02 삼성전자 주식회사 수평윤곽 보상회로

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11289473A (ja) 1999-10-19
DE69923508D1 (de) 2005-03-10
TW417391B (en) 2001-01-01
EP0986899B1 (en) 2005-02-02
WO1999052274A1 (en) 1999-10-14
EP0986899A1 (en) 2000-03-22
CN1263667A (zh) 2000-08-16
CN1148952C (zh) 2004-05-05
KR100361386B1 (ko) 2002-11-21
US6597407B1 (en) 2003-07-22
KR20010013267A (ko) 2001-02-26
MY124076A (en) 2006-06-30
DE69923508T2 (de) 2006-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3546691B2 (ja) 輪郭補正回路
JPH04284069A (ja) 水平輪郭補償回路
JP2002259965A (ja) 画像ノイズ低減方法及び装置
KR0141782B1 (ko) 영상선명화장치
JP4776070B2 (ja) くし形フィルタのベクトル絶対値制御方法および装置
JP3480615B2 (ja) 映像信号処理装置
JP2532605B2 (ja) 画質補正装置
JPH07184084A (ja) 輪郭補正装置
JPH02222267A (ja) 輪郭補正回路
JPH02213283A (ja) 輪郭強調量調整回路およびテレビジョン受像機
JPH10215390A (ja) 画質調整回路
JP3789307B2 (ja) 撮像装置
JPH06141204A (ja) 輪郭補正回路
JPH01212973A (ja) アパーチャ回路
KR920005172B1 (ko) 수평 윤곽 인핸싱방법
JPH08116549A (ja) 輪郭改善回路
JPH06253179A (ja) 輪郭補正回路
JP2563952B2 (ja) 輝度信号色信号分離装置
JP3601391B2 (ja) 輪郭補正装置および輪郭補正方法
JPH04306977A (ja) 輪郭補正装置
JPH08331518A (ja) 走査線変換装置
JPH07312705A (ja) 輪郭補正回路
JPH05115069A (ja) テレビジヨン受像機
JP2003163840A (ja) フリッカ補正回路
JPH0879568A (ja) 水平輪郭補正回路

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040323

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040405

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080423

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090423

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100423

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110423

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120423

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130423

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130423

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140423

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term