JPH067676B2 - 色ノイズ低減回路 - Google Patents

色ノイズ低減回路

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JPH067676B2
JPH067676B2 JP61220795A JP22079586A JPH067676B2 JP H067676 B2 JPH067676 B2 JP H067676B2 JP 61220795 A JP61220795 A JP 61220795A JP 22079586 A JP22079586 A JP 22079586A JP H067676 B2 JPH067676 B2 JP H067676B2
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signal
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noise
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信彦 三枝
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Pioneer Electronic Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はテレビジョン受像機における色搬送波信号段
階での色信号に重畳する色ノイズを低減する回路に関す
るものである。
[従来の技術] 従来テレビジョン受像機では映像信号の色信号を強調し
て、一見色ノイズを減ずる輪郭補正手段が提唱されてい
るが、この発明は入力色搬送波信号そのものの特性を損
なうことなく色ノイズを除去して伝送しようとするもの
で、色信号に復調する前の色搬送波信号段階における色
ノイズ低減に関する発明である。
従来この種の回路として第4図に示すものがあった。テ
レビジョン受像機の映像検波回路(図示せず)から輝度
信号と色搬送波信号に分離され、後者が第4図の入力に
供給される。図において色搬送波信号を係数器7と減算
器4に供給し、係数器7にて信号レベルを(1−K)倍
され、この出力と係数器6の出力とを加える加算器3に
供給される。次に加算器3の出力を1水平走査期間(1
H)遅らす遅延素子1及び前記減算器4更に加算器5に
供給する。遅延素子1の出力は1より小さいKの係数を
有する係数器6に供給され信号レベルをK倍されて加算
器3に供給される。減算器4の出力は大きい信号レベル
部分のみを通すノイズクリップ回路2を経て、加算器5
に加えられる。
次に第4図のブロック図の各部の波形図を第5図に示し
て、この動作について説明する。入力の色搬送波信号の
1垂直走査期間(1V)の波形図を第5図Aとする。
ここで、1Hの遅延素子1及びK倍される係数器6を通
した信号と入力の色搬送波信号を(1−K)倍する係数
器7からの信号とを加算器3にて加えれば、加算器3の
出力波形図は波形Bとなる。すなわち表示される画像で
いえば、垂直方向にローパスフィルタを通した様な波形
となる。そこで、係数器7、加算器3、1Hの遅延素子
1及び係数器6から構成される巡回型フィルタ系と称
し、この係数器7へ入力信号を、加算器3の出力信号を
出力とすると、この巡回型フィルタ系の伝達関数A
(w)は一般的に次式の様になる。
A(w)=(1−K)/ [1−Kexp(jwT)] ただし、T=1H(63.5μs), K=0.3〜0.7 wは色搬送波信号の角周波数、 である。
この伝達関数A(w)により、例えば、この係数Kの値
を0.7とすると垂直方向の周波数成分の2〜3kHz
[(525/15〜525/10)CPh(サイクル・
パー・ハイト)]程度以上の色ノイズ(色相ムラとも称
する。)が除去されて、第5図の波形Bを得る。また、
Kの値を0.3とするとこの波形Bより立ち上がりの垂直
輪郭部分においてもっと鋭い波形となる。しかし、この
巡回型フィルタ系のみでは立ち上がり及び立ち下がりが
鈍るため、垂直方向の解像度が劣化するので、以下の手
段を構じている。
即ち、第4図に示すように減算器4によって波形Aの入
力色搬送波信号からこの波形Bの信号を引けば、波形C
に示す信号となる。波形Cの信号をノイズクリップ回路
2によりクリップレベルaでクリップすれば、この出力
は波形Dに示す信号となる。この波形B,Dの信号を加
算器5にて加えれば波形Eで示す信号を得る。ここで時
間t,tは垂直輪郭部分であり、クリップする前後
で時間的な差が生じる。このノイズクリップ回路2及び
加算器5の追加により、波形Eと波形Aとを比較する
に、ノイズを除去したある程度の垂直輪郭部分を有する
信号を復元することができる。
しかし、波形Eに示すごとく、信号の欠落や尾引きが存
する。すなわちこれは第5図に示すtとrとの差に
基づいて生ずるものである。
尚、映像信号がNTSC方式の場合、色搬送波信号の極
性は1H毎に反転することを利用してノイズを低減して
いるが、当然上記係数器の係数Kは1H毎に負極性とな
る。
[発明が解決しようとする問題点] 従来の色雑音低減回路は以上のように構成されているの
で、ノイズクリップ回路2の出力でノイズ成分と共に輪
郭成分の一部も欠落してしまい、垂直方向の色の立ち上
がり部分で色信号の欠落により色が薄くなったり、立ち
下がり部分で画像の下方向に尾引いたりする等の弊害が
生じる欠点があった。
また、ノイズクリップ回路のクリップレベルは一定であ
るので、入力色搬送波信号のレベルに関与せずにクリッ
プされ、垂直輪郭(エッジ)部分に尾引き等の歪みが生
じる欠点があった。
[問題点を解決するための手段] この発明は、上記のような従来の欠点を除去するために
成されたもので、入力色搬送波信号と上述の巡回型フィ
ルタ系の加算器3の出力との差を取り、この差出力を入
力とするノイズクリップ回路のノイズクリップレベルを
入力色搬送波信号のバースト信号のレベルにより可変制
御するとともにKの係数を有する係数器に通し、入力
色搬送波信号と加算器に加えて上述の巡回型フィルタ系
に導入し、加算器3の出力をこの色ノイズを低減した信
号出力としたことにより、入力色搬送波信号のレベルの
大小にかかわらず最適なノイズクリップを行うことがで
きて、それによって色の輪郭部分の欠落や尾引きのない
色ノイズ低減回路を提供することを目的としている。
[実施例] 以下、この発明の一実施例を図に基づいて説明する。第
1図において、8はオペアンプ等を用いたKの係数を
有する係数器、9は入力色搬送波信号のバースト信号を
バーストゲートパルスにより抽出するバーストゲート回
路、10はバーストゲート回路9からのバースト信号レ
ベルを検波用コンデンサ11を具備して検波ししかもノ
イズクリップ回路を制御するバースト検波器である。ま
た第4図と同等部分は同一符号で示し、重複する部分の
説明は省略する。
次に信号の伝送過程を説明する。入力の色搬送波信号は
加算器5及び減算器4に供給される。加算器5のもう一
方の入力は減算器4から入力色搬送波信号のバースト信
号のレベルに応じてクリップレベルを可変制御されるノ
イズクリップ回路2にてノイズ成分を除去し、係数器8
にて所定のレベルとなるK倍された信号として導入さ
れる。加算器5の出力は従来の例の第4図で示した場合
と同様に、(1−K)倍の係数器7と加算器3と1Hの
遅延時間遅らす遅延素子1とK倍の係数器6からなる巡
回型フィルタ系に入力される。この巡回型フィルタ系の
出力を加算器3の出力から取り出し、更に減算器4の入
力とする。
次に、この発明の動作について第2図の各部の波形図を
参照しつつ説明する。入力の色搬送波信号を波形Aとす
ると、巡回型フィルタ系の出力は画像の垂直外方にフィ
ルタリングされた波形Bの信号となる。ここで巡回型フ
ィルタ系の伝達関数A(w)は前述のごとく、 A(w)=(1−K)/ [1−Kexp(jwT)] である。
加算器3の出力波形Bの信号は減算器4に供給され、入
力色搬送波信号との差を取られる。この差信号は所定の
レベル以上の信号を通過するノイズクリップ回路2を経
て、K倍の係数器8にて所定のレベルになり、加算器
5に供給される。
ここでバーストゲート回路9及びバースト検波器10が
動作せずノイズクリップ回路2のノイズクリップレベル
を一定として、減算器4から入力される信号のレベルに
関して論じる。この減算器4の出力信号のレベルがノイ
ズクリップ回路2のノイズクリップレベルより小さいと
きには、ノイズクリップ回路2はオフであり、この場合
の本実施例の伝達関数A′(w)は前記巡回型フィルタ系
の伝達関数A(w)と等しく A′(W)=A(W) となる。
しかし、信号のレベルがノイズクリップレベルより大き
い場合は、ノイズクリップ回路2はオンであり、この場
合の伝達関数A′(w)は、 A′(w)=(1+K)/ [K+1/A(w)] となる。
尚、この数式を第1図のノイズクリップ回路がオンの場
合を置き換えた第3図を使って説明する。ここで12は
伝達関数A(w)を有する前記巡回型フィルタ系であ
り、ノイズクリップ回路2はオンなのでスルーしてい
る。減算器4への2つの信号入力、及び出力を図のよう
にそれぞれV,V,Vとすると V=V−V=(V+K・V)・A(w) であり、この2式から、 V=[V+K・(V−V)]A(w) となり、よって出力Vは V={(1+K)/ [K+1/A(w)]}V となり、よって伝達関数A′(w)は上記のようになる。
以上により、伝達関数A′(w)から解るように、係数K
が0に近い場合はノイズクリップ回路がオフしている
場合と同様にA′(W)=A(W)となり、巡回型フィルタの
特性に近くなるが、係数Kが∞に近い場合はA′(W)
=1となり、欠損のない伝送系となる。実際には、ノイ
ズクリップ回路がオンして係数器8の利得をある程度大
きくして、色搬送波信号の垂直輪郭部分では巡回型フィ
ルタ系の係数を変えて伝達関数の時定数を小さくするよ
うに係数器8の係数Kが動作する。
次に、バーストレベル検出手段としてのバースト回路9
及びバースト検波器10が加わった場合について説明す
る。色搬送波信号のバースト信号をバーストゲートパル
スによりバーストゲート回路9で抽出し、このバースト
信号をバースト検波器10で検波し、そのレベルを所定
の時定数で保持し、このレベルに比例してノイズクリッ
プ回路2のクリップレベルを可変するようにする。そう
すれば、入力前段までの受信レベルや信号処理による振
幅、周波数等の伝送特性により生じる色搬送波信号は、
小さい(バースト信号も小さい)場合はノイズクリップ
レベルを小さくし、大きい場合はノイズクリップレベル
を大きくして、入力色搬送波信号のレベルの大小に関係
なく、ノイズクリップレベルを常に最適な設定にして、
ノイズを除去した伝送を行うことができる。
よって、入力色搬送波信号のレベルに応じたノイズクリ
ップ回路2により、巡回型フィルタ系で鈍った信号に、
係数器8を通して付加することになるので、この実施例
での信号伝送での信号欠落や尾引きは存在せず、歪みの
生じない伝送系となる。
尚、第2図の波形Bはノイズクリップ回路2がオフの場
合、波形Cはノイズクリップ回路2がオンでしかもクリ
ップレベルが小さい場合、波形Dはノイズクリップ回路
2がオンでしかもクリップレベルが入力色搬送波信号に
応じて最適となる場合の加算器3の出力波形図である。
以上により、実際の加算器3の出力は波形Dに示すよう
に垂直輪郭部分に信号欠落や信号尾引きのない明確な波
形となる。
なお、上記実施例ではテレビジョン受像機の場合につい
て説明したが、色搬送波信号を扱うビデオテープレコー
ダやビデオディスクプレーヤーの場合でもこのノイズク
リップ回路を用いる色ノイズ除去回路を用いてよく、上
記実施例と同様の有効な効果を奏しうる。
また、上記実施例では色搬送波信号の場合について説明
したが、輝度信号の場合であってもよく、この場合でも
同様な効果を奏しえる。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば色搬送波信号の垂直輪
郭部分を巡回型フィルタの初段に戻し、入力色搬送波信
号のレベルに比例してノイズクリップ回路のクリップレ
ベルを可変制御して、所定のレベルで色搬送波信号に加
算した構成としたので、垂直輪郭部分での色の欠落や尾
引きを除去することができ、色の輪郭は忠実に再生さ
れ、色ノイズ(色相ムラ・色雑音)のみを低減すること
ができる。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明の一実施例による色ノイズ低減回路の
ブロック図、第2図は第1図の要部における波形図、第
3図は第1図の色ノイズ低減回路の1部分のブロック図
を1つにまとめて置き換えた状態を示すブロック図、第
4図は従来の色ノイズ低減回路のブロック図、第5図は
第4図の要部における波形図である。 1……遅延素子、2……ノイズクリップ回路 3,5……加算器、6,7,8……係数器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】巡回型フィルタ系を用いた色ノイズ低減回
    路において、 前記巡回型フィルタ系は入力信号を(1−K)倍する第
    1の係数器と、この第1の係数器の出力と第2の係数器
    の出力とを加える第1の加算器と、この第1の加算器の
    出力を1水平走査期間遅延する遅延素子と、この遅延素
    子からの信号をK倍する前記第2の係数器とから成っ
    て、前記第1の加算器から出力を取り出すものであっ
    て、 入力の信号が供給される減算器及び第2の加算器と、前
    記減算器のもう一方には前記巡回型フィルタ系の出力が
    供給され、前記減算器の出力を制御信号に従ってクリッ
    プするクリップ回路と、このノイズクリップ回路からの
    信号レベルに所定の係数を掛ける第3の係数器と、この
    第3の係数器の出力を前記第2の加算器のもう一方の入
    力に供給して、前記第2の加算器の信号出力を前記巡回
    型フィルタ系の入力信号として供給し、 前記入力の信号のバーストレベルを検出してこのバース
    トレベルに比例的な出力を前記ノイズクリップ回路の前
    記制御信号として供給するバーストレベル検出手段と、
    から構成し、 前記巡回型フィルタ系の出力信号を出力とすることを特
    徴とする色ノイズ低減回路。
JP61220795A 1986-09-18 1986-09-18 色ノイズ低減回路 Expired - Lifetime JPH067676B2 (ja)

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