JPH05110889A - ダイナミツクフオーカス回路 - Google Patents

ダイナミツクフオーカス回路

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JPH05110889A
JPH05110889A JP26500791A JP26500791A JPH05110889A JP H05110889 A JPH05110889 A JP H05110889A JP 26500791 A JP26500791 A JP 26500791A JP 26500791 A JP26500791 A JP 26500791A JP H05110889 A JPH05110889 A JP H05110889A
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JP
Japan
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dynamic focus
waveform
circuit
focus voltage
voltage
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Pending
Application number
JP26500791A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Iwamoto
寿 岩本
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フライバックトランスとダイナミックフォー
カス電圧供給電極間にある結合コンデンサの容量を小さ
く(数百PF)し、画面のY軸上のダイナミックフォー
カス特性を向上させる。 【構成】 フライバックトランス9とダイナミックフォ
ーカス電圧供給電極G4 間の結合コンデンサC0 を数百
PFとし、ダイナミックフォーカス電圧を1水平走査期
間に同期して発生させて、このダイナミックフォーカス
電圧を1垂直走査期間で同期させて振幅変調させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフォーカス特性を向上さ
せる様にしたダイナミックフォーカス回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からカラーテレビジョン受像機等で
はCRTの画面上のフォーカス性能を向上させるために
種々のダイナミックフォーカス回路が提案されている。
【0003】図6は従来のダイナミックフォーカス回路
の1例の系統図を示すものである。図で入力端子T10
は水平出力回路の1水平走査期間(以下1Hと記す)に
同期した信号が入力され、水平波形成形回路30に供給
され、図7Aに示す水平波形信号30Aが形成されて合
成回路32に供給される。
【0004】又、入力端子T11には垂直出力回路から1
垂直走査期間(以下1Vと記す)に同期した鋸歯状波等
が入力されて垂直波形成形回路31に供給され、図7B
に示すパラボラ状の垂直波形信号31を形成して合成回
路32に供給する。
【0005】合成回路32に供給された水平波形信号3
0Aと垂直波形信号31Aは図7Cに示す様に水平・垂
直合成パラボラ状電圧に合成された変調電圧32Aとな
って次段の出力アンプ33及びフォーカスブロック4内
の結合コンデンサC0 を介してCRT34のフォーカス
電極G4 へダイナミックフォーカス電圧として供給して
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来構成では水
平・垂直合成パラボラ状電圧、即ち、ダイナミックフォ
ーカス電圧を得るために1V周期で変調を行なってい
る。通常の結合コンデンサC0 の値は220PF程度で
あるが、略60Hzの1Vの水平・垂直合成パラボラ状
電圧では220PF程度の結合コンデンサC0 を通らな
い為に、その値を1000PF〜2000PFに上げな
ければならなかった。
【0007】この様にフライバックトランス内のフォー
カスブロック4の結合コンデンサC 0 の値を増大させた
場合、十分に大きな耐圧とするために、その形状は大き
くなり、通常のフォーカスブロック4内に収納しきれな
い問題が生ずる。この為に新たに大きなフォーカスブロ
ック4を設計し直す必要が生じ、コストが上昇する問題
があった。この為に一般の汎用のカラーテレビジョン受
像機等では1V周期で変調を掛けないダイナミックフォ
ーカス電圧が用いられる傾向が強い、然し、この場合は
画面上のフォーカス性能は画面の中央に比べてY軸上の
フォーカスが悪くなる問題が生ずる。
【0008】本発明は叙上の問題点を解決するために成
されたもので、その目的とするところは画面のY軸上の
フォーカス特性が改善されると共に大きな結合コンデン
サC 0 を設ける必要のないダイナミックフォーカス回路
を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のダイナミックフ
ォーカス回路はその例が図1に示されている様に、1垂
直走査期間に同期した波形を発生する波形発生手段1,
2と、1水平走査期間に同期したダイナミックフォーカ
ス電圧を発生するダイナミックフォーカス電圧発生手段
3とを具備し、ダイナミックフォーカス電圧を波形発生
手段1,2の出力波形で振幅変調して成るものである。
【0010】
【作用】本発明のダイナミックフォーカス回路は1H周
期のダイナミックフォーカス電圧をLC共振回路等を用
いて発生させ、このダイナミックフォーカス電圧を1V
周期で振幅変調する様にしたのでフライバックトランス
内の結合コンデンサC0 の値を数百PFとすることが出
来ると共に画面Y軸上のフォーカス特性が改善出来るも
のが得られる。
【0011】
【実施例】以下、本発明のダイナミックフォーカス回路
の一実施例を図1乃至図5について詳記する。図1は本
例の具体的回路構成を示すものである。
【0012】図1に於いて、1及び2はオペアンプ部及
びアンプ部から構成された垂直波形成形回路を示すもの
である。オペアンプOPには入力端子T1 から図2Aに
示す様に1V周期の鋸歯状波信号6が、垂直出力回路等
から供給される。この鋸歯状波信号6はオペアンプOP
で積分され、図2Bに示すパラボラ波形信号7が得られ
る。このパラボラ波形信号7は次段のアンプ部2のトラ
ンジスタQ1 及びQ2 で増幅されて、図2Cに示す様に
反転されたパラボラ波形信号8が出力端子T2 に出力さ
れてフライバックトランス9の1次側のインダクタンス
Lに供給される。
【0013】上述の構成では垂直波形成形回路を構成す
るオペアンプ部1及びアンプ部2でパラボラ波形8を形
成したが、この波形成形回路で発生させる波形は例え
ば、台形波やU字波形の如き1Vに同期した波形であれ
ばよい。
【0014】一方、ダイナミックフォーカス電圧発生回
路3には水平出力回路等から入力端子T3 に1Hの水平
同期パルス等が供給されてスイッチング用トランジスタ
3 のベースに供給される。スイッチング用トランジス
タQ3 のエミッタは接地され、コレクタはインダクタン
スL0 及びダンパ用ダイオードDのカソード側に接続さ
れ、ダイオードDのアノード側は接地されている。イン
ダクタンスL0 にはリンギング除去用のコンデンサC1
及び抵抗器R1 の直列回路がインダクタンスL 0 と並列
に接続されている。
【0015】インダクタンスL0 とリンギング除去用の
コンデンサC1 と抵抗器R1 の直列接続の接続点10は
抵抗器R2と一端が接地されたコンデンサCC との直列
接続中点に接続されている。抵抗器R2 はリンギング除
去用の抵抗器で他端はフライバックトランス9の1次巻
線のインダクタンスLの一端に接続されている。又、フ
ライバックトランス9の1次巻線に並列に接続されたコ
ンデンサC2 は位相調整用のキャパシタンスであり、フ
ライバックトランス9には図示しないが通常の水平偏向
回路の出力等が関連している。
【0016】フライバックトランス9は1:nの巻線比
で昇圧されフォーカスブロック4内の結合コンデンサC
0 を介してダイナミックフォーカス電圧が取り出されて
出力端子T4 からCRT34のグリットG4 へ供給され
る。
【0017】上述のダイナミックフォーカス電圧発生回
路3で1H周期のU字型の波形を得るための動作を以下
説明する。
【0018】図1に示すダイナミックフォーカス電圧発
生回路3のLC共振回路は図3Aに示す様にスイッチン
グトランジスタQ3 とダンパダイオードDの後段に接続
されたインダクタンスL0 =7.5mHとフライバック
トランス9の1次側巻線のインダクタンスL=50mH
並びに共振用コンデンサCC から構成され、+Bは1V
のパラボラ波形が供給される出力端子T2 に接続されて
いるので+Bの135Vが供給されることになる。
【0019】ここでスイッチングトランジスタQ3 が1
H周期でオン状態になれば、図3Bに示す様にトランジ
スタQ3 のコレクタ−エミッタは接地される。ここで+
Bは直流と考えれば接地され、図3Cに示す共振コンデ
ンサCC とインダクタンスL 0 =7.5mH及びインダ
クタンス=50mHとの共振回路となる。この場合Lは
無視出来るので実際には+Bを供給することで図3Dに
示す様に共振コンデンサCC とインダクタンスL0 の共
振回路によって共振し、図4Aに示すU字状のダイナミ
ックフォーカス電圧14のうち11部分の共振波形が得
られる。
【0020】同様に、スイッチングトランジスタQ3
オフされるとエミッタ−コレクタ間はオープンとなされ
図3Aで示す等価回路は図3Eの様に共振コンデンサC
C とフライバックトランス9の1次側のインダクタンス
Lとが+Bに接続されたものとなるが、+Bを直流と考
えれば、図3Fに示す様に+Bで駆動される共振コンデ
ンサCC とインダクタンスLとの共振回路と成り、図4
に示す12部分の共振波形が得られる。尚、ダンパダイ
オードDは充電時に用いられる。
【0021】この様な1H周期のU字型のダイナミック
フォーカス電圧は共振周波数をf0 とすると数1で表す
ことが出来る。
【0022】
【数1】
【0023】この数1で示すf0 で交互に共振して図4
Aに示す連続した電圧波形14を発生する。
【0024】上述の実施例では図4Aに示す様にU字状
のダイナミックフォーカス電圧を得る場合を説明した
が、コンデンサCC の値を変えることで図4Bに示す様
に共振波形12の底部12Aが略平らなバスタブ型波形
或は図示しないがパラボラ型の共振波形とすることも出
来る。
【0025】この様にダイナミックフォーカス電圧のリ
ンギング(図4B参照)波形13は抵抗器R1 ,R2
びコンデンサC1 によって除去される。
【0026】又、垂直波形成形回路のオペアンプ部1と
アンプ部2で形成された1Vに同期したパラボラ波形信
号8は図5Aに示す様に成形されるが、この垂直波形成
回路に供給している+B(135V)を1V周期で変調
することで図1に示すダンパダイオードDのカソードの
波形は図5Bの様に1Vのパラボラ波信号で+B電圧が
変調される毎に振幅が変化した1H周期の台形波形信号
15と成される。
【0027】同様にフライバックトランス9の1次巻線
のインダクタンスLと抵抗器R1 との接続点では同じ様
にダイナミックフォーカス電圧の1H周期の波形14は
図5Cに示す様に+B電圧が+135Vから+70Vま
で変化して1V周期のパラボラ波で変調される毎に1H
周期の共振波形14の振幅AはA1 ,A2 ‥‥と変化す
る。
【0028】この様な波形14をフライバックトランス
9で1:nに昇圧させる。実際には1次巻線側の600
V・PP程度の電圧はフライバックトランス9の巻線比
n:6とすると3600V・PP程度となり、フライバ
ックトランス9の2次巻線側では図5Dに示す様にダイ
ナミックフォーカス電圧が1V周期で中心部でAC=0
と成された振幅変調した波形信号16と成され、この波
形信号16が結合コンデンサC0 を通ってCRT13の
グリッドG4 にダイナミックフォーカス電圧波形として
供給される。即ち、表示画面のY軸上の上側及び下側で
は1.5KV・PP程度のダイナミックフォーカス電圧
が供給され、X軸上のセンタでは3KV・PP程度の電
圧が供給される。
【0029】本例は叙上の様にダイナミックフォーカス
電圧を1V周期で中心部がAC=0と成され、振幅変調
したので結合コンデンサC0 の容量は大きくする必要が
なく、約220PF程度で充分であり、フォーカスブロ
ックを作り直す必要もなく、画面上でのY軸上のフォー
カス特性は所定のフォーカス電圧が供給出来て、特性を
向上させることが出来る。
【0030】尚、上述の実施例ではダイナミックフォー
カス電圧発生回路をLC共振回路によって、発生させた
が、トランジスタ等を用いて構成させてU字状波形等を
形成させることも出来る。
【0031】
【発明の効果】本発明のダイナミックフォーカス回路に
よれば画面のY軸上のフォーカス特性が向上し、結合コ
ンデンサ容量は従来と変わらない容量で済ませることの
出来るものが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すダイナミックフォーカ
ス回路図である。
【図2】本発明に用いる垂直波形発生回路のパラボラ波
形信号の説明図である。
【図3】本発明に用いるダイナミックフォーカス電圧発
生回路の等価説明図である。
【図4】本発明に用いるダイナミックフォーカス電圧発
生回路からのダイナミックフォーカス電圧信号の波形図
である。
【図5】本発明の振幅変調波形説明図である。
【図6】従来のダイナミックフォーカス回路の系統図で
ある。
【図7】従来ダイナミックフォーカス回路の波形説明図
である。
【符号の説明】
1 オペアンプ部 2 アンプ部 3 ダイナミックフォーカス電圧発生回路 4 フォーカスブロック

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1垂直走査期間に同期した波形を発生す
    る波形発生手段と、 1水平走査期間に同期したダイナミックフォーカス電圧
    を発生するダイナミックフォーカス電圧発生手段とを具
    備し、 上記ダイナミックフォーカス電圧を上記波形発生手段の
    出力波形で振幅変調して成ることを特徴とするダイナミ
    ックフォーカス回路。
  2. 【請求項2】 上記ダイナミックフォーカス電圧をLC
    共振回路により発生させて成ることを特徴とする請求項
    1記載のダイナミックフォーカス回路。
JP26500791A 1991-10-14 1991-10-14 ダイナミツクフオーカス回路 Pending JPH05110889A (ja)

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JP26500791A JPH05110889A (ja) 1991-10-14 1991-10-14 ダイナミツクフオーカス回路

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JPH05110889A true JPH05110889A (ja) 1993-04-30

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ID=17411281

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JP26500791A Pending JPH05110889A (ja) 1991-10-14 1991-10-14 ダイナミツクフオーカス回路

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JP (1) JPH05110889A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003051038A1 (en) * 2001-12-05 2003-06-19 Thomson Licensing S.A. Dynamic focus amplifier output with step-up autotransformer

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WO2003051038A1 (en) * 2001-12-05 2003-06-19 Thomson Licensing S.A. Dynamic focus amplifier output with step-up autotransformer

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