JPH0274986A - ダイナミツクフオーカス回路 - Google Patents

ダイナミツクフオーカス回路

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JPH0274986A
JPH0274986A JP22637088A JP22637088A JPH0274986A JP H0274986 A JPH0274986 A JP H0274986A JP 22637088 A JP22637088 A JP 22637088A JP 22637088 A JP22637088 A JP 22637088A JP H0274986 A JPH0274986 A JP H0274986A
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雨宮 喜夫
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明は、CRTデイスプレィ装置におけるCRT(陰
極線管)のフォーカス回路に係り、特に、オートスキャ
ン形デイスプレィ装置に好適なダイナミックフォーカス
回路に関する。
〔従来の技術〕
CRTデイスプレィ装置においては、CRTでの電子ビ
ームを集束させるために、直流のフォーカス電圧を生成
してCRTのフォーカス電極に印加している。しかしな
がら、一般に画面の中央部と周辺部とは最適なフォーカ
ス電圧が異なっており、これを補正するための電圧を発
生するダイナミックフォーカス回路が設けられている。
このダイナミックフォーカス回路が発生する補正電圧は
水平同期信号の周期で画面周辺部で高くなるパラボラ電
圧であり、これが直流のフォーカス電圧に重畳されてC
RTのフォーカス電極に印加される。
第5図は「テレビ技術」 ”86年2月号pp、 29
−33に記載される従来のダイナミックフオーカス回路
の一例を示すものである。
同図において、水平出力回路から出力される水平帰線パ
ルスは、二次巻線がダイオードで分割されて夫々高圧整
流回路を構成するフライバックトランスに供給されて昇
圧整流され、CRTのアノード電圧が形成される。直流
のフォーカス電圧はこのフライバックトランスの二次側
の初段整流電圧を抵抗分割して取り出され、シールド線
を介してCRTのフォーカス電極に印加される。
一方、フライバックトランスの絶線巻線から水平フライ
バックパルスが発生され、ダイナミックフォーカス回路
に供給される。ダイナミックフォーカス回路では、コン
デンサC7〜C3,コイルLz、抵抗R1で共振回路が
構成されており、水平フライバックパルスの尖頭値付近
でダイオードD1がオンすると、共振してパラボラ電圧
を発生する。このパラボラ電圧はシールド線の外被に印
加され、その分布容量を通してフライバックトランスか
らのフォーカス電圧に重畳される。
第6図は実開昭61−44960号公報に開示される従
来のダイナミックフォーカス回路の他の例を示すもので
ある。
同図において、入力端子P、から入力された水平パルス
は、コイルLを介し、インピーダンス変換用のトランス
Tに供給される。このトランスTの二次側では、このト
ランスTの二次コイルとコンデンサCとで並列共振回路
が構成されており、供給された水平パルスで並列共振し
て出力端子P2にパラボラ電圧が得られる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来のダイナミックフォーカス回路においては、そ
の共振回路の共振周波数を水平同期周波数に設定するこ
とにより、第7図(a)に実線で示す水平同期周波数の
フライバックパルス、水平パルスに対し、第7図(b)
に実線で示すように、水平同期周波数の良好な波形のパ
ラボラ電圧が得られることになる。
一方、オートスキャン形デイスプレィ装置は周波数が異
なる多種の水平同期信号にも対応できるようにしたもの
である。かかるデイスプレィ装置においても、ダイナミ
ックフォーカス回路を用いてフォーカスの劣化を補正す
る必要がある。
しかしながら、従来のダイナミックフォーカス回路にお
いては、共振回路を構成する各素子は固定であって共振
周波数が固定されており、このために、水平同期周波数
がこの共振周波数と異なり、第7図(a)に破線で示す
フライバックパルスや水平パルスが共振回路に供給され
ると、第7図(b)に破線で示すように、水平同期周波
数ではあるが、良好なパラボラ波形とはならない電圧が
得られることになる。したがって、この電圧をフォーカ
ス電圧に重畳してCRTのフォーカス電極に印加しても
、正しいフォーカスが行なわれないことになる。
以上のように、従来のダイナミックフォーカス回路は、
水平同期周波数が変化するオートスキャン形デイスプレ
ィ装置には対応できないという問題があった。
本発明の目的は、かかる問題点を解消し、水平同期周波
数が異なっても、常に正常なフォーカスを行なうことが
できるようにしたダイナミックフォーカス回路を提供す
ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、パラボラ電圧を
発生するための共振回路のインダクタンス成分を可飽和
リアクタとし、水平同期周波数を検出する手段を設けて
その検出出力によって該可飽和リアクタを制御する。
また、本発明は、上記手段を、水平同期周波数の入力パ
ルスによってトリガーされ一定パルス幅のパルスを発生
する単安定マルチバイブレータと、。
該単安定マルチバイブレータの出力パルスを積分する積
分回路とで構成する。
〔作用〕
可飽和リアクタのインダクタンスは水平同期周波数に応
じて変化し、このため、共振回路の共振周波数が該水平
同期周波数に応じて変化する。これにより、該水平同期
周波数が変わってもこれに共振周波数を追従させること
ができ、いずれの水平同期周波数であっても、良好な波
形のパラボラ電圧を得ることができる。
また、単安定マルチバイブレータの出力パルスは、パル
ス幅が一定であるから、水平同期周波数の変化とともに
デユーティ比が変化し、これを積分回路で積分して得ら
れる直流電圧のレベルは該水平同期周波数に応じて変化
する。したがって、該直流電圧によって可飽和リアクタ
の電流を制御することにより、共振回路の共振周波数が
該水平同期周波数に追従して変化することになる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面によって説明する。
第1図は本発明によるダイナミックフォーカス回路の一
実施例を示す構成図であって、1はダイナミックフォー
カス回路、2は制御回路、3はCRT、4は分割点、C
,〜C3はコンデンサ、R。
は抵抗、Llは可飽和リアクタ、T1は水平ドライブト
ランス、Ttはフライバックトランス、Q。
は水平出力トランジスタ、Dlはダンパーダイオード、
04〜C6は共振コンデンサ、L、は水平偏向コイル、
C7は5字補正コンデンサ、E、は定電圧源、Dzは高
圧整流ダイオード、R2−R6は分割抵抗、Gはフォー
カス電極である。
同図において、周知のように、水平発振回路(図示せず
)から水平同期周波数のパルスが水平ドライブトランス
T+を介して水平出力トランジスタQ、のベースに印加
され、水平出力トランジスタQ++ ダンパーダイオー
ドDIのオン、オフ動作、水平偏向コイルLvと共振コ
ンデンサ04〜C6の共振動作などにより、水平偏向コ
イルLvに、水平走査期間では直線的に増加し水平帰線
期間では減少する水平偏向電流が流れる。
また、水平帰線期間では、共振コンデンサ04〜C4の
充電によって正のフライバックパルスが水平出力トラン
ジスタQ、のコレクタに生ずる。
このフライバックパルスはフライバックトランスT2で
昇圧され、高圧整流ダイオードD2で整流されて直流の
アノード電圧が生成される。このアノード電圧はCRT
3のアノード電極に印加される。このアノード電圧は、
また、分割抵抗Rz〜R4の分割点4で分圧され、フォ
ーカス電圧としてCRT3のフォーカス電極Gに印加さ
れる。
ダイナミックフォーカス回路1は、共振コンデンサCs
、C−の接続点からフライバックパルスが供給され、こ
れと同一周期のパラボラ電圧を発生する。このパラボラ
電圧は分割点4からの直流のフォーカス電圧に重畳され
、CRT3のフォーカス電極Gに印加される。
ダイナミックフォーカス回路1はコンデンサC1〜C3
+抵抗R1+可飽和リアクタL1および制御回路2から
なり、コンデンサCIと抵抗R3とでバイパスフィルタ
が構成され、可飽和リアクタL1とコンデンサC2とで
共振回路が構成されている。コンデンサC5は直流分阻
止用である。可飽和リアクタL、では、制御回路2によ
って直流電流iを変化させることにより、インダクタン
スが変化される。このインダクタンスは、電流iを増大
させると小さくなり、電流i@減少させると大きくなる
。これにより、可飽和リアクタし、とコンデンサC2と
からなる共振回路の共振周波数を変化させることができ
る。
いま、点(a)に第2図(a)に実線で示す波形のフラ
イバックパルスが入力されたとすると、このフライバッ
クパルスの周波数が共振回路の共振周波数に等しいとき
には、このフライバックパルスはコンデンサC2と抵抗
R1とのバイパスフィルタで波形成形され、その出力点
(b)に第2図(b)に実線で示す波形のパルスが得ら
れる。このパルスは可飽和リアクタLlとコンデンサc
2との共振回路に供給され、その共振作用により、点(
C)に第2図(C)に実線で示す波形のパラボラ電圧が
得られる。
コノヨウに、入力されるフライバックパルスの周波数が
共振回路の共振周波数に等しいときには、バイパスフィ
ルタの波形成形作用と共振回路の共振作用とにより、良
好な波形のパラボラ電圧が得られる。
そこで、可飽和リアクタLLのインダクタンスを常に一
定として共振周波数を常に一定とすると、点(a)に入
力されるフライバックパルスの周波数がこの共振周波数
と異なる場合(この場合のフライバックパルスの波形を
第2図(a)に破線で示す)、点rb>での波形は、第
2図(b)に破線で示すように、共振周波数に等しい周
波数のフライバックパルスが供給された場合と同様であ
るが、共振回路の出力点(C)での波形は、第2図(C
)に破線で示すように、パラボラ形状とはならない。
これを防止するために、ダイナミックフォーカス回路1
では、フライバックパルスの周波数、すなわち水平同期
周波数を検出し、この検出結果に応じて電流iを制御す
ることにより、共振回路の共振周波数が水平同期周波数
に等しくなるように、可飽和リアクタし、のインダクタ
ンスを変化させる制御回路2が設けられている。これに
より、フライバックパルスの周波数が変えられても、こ
の周波数に等しくなるように共振回路の共振周波数が変
えられ、したがって、常に良好な波形のパラボラ電圧が
得られる。
なお、得られたパラボラ電圧の直流分がフォーカス動作
に影響しないようにするために、この直流分はコンデン
サC8によって除かれ、しかる後、分割点4からのフォ
ーカス電圧にこのパラボラ電圧が重畳される。
第3図は第1図における制御回路2の一具体例を示す構
成図であって、5は単安定マルチバイブレータ(以下、
モノマルチという)、R3−R7は抵抗、R6は可変抵
抗、C8〜CI+はコンデンサ、Q2はトランジスタ、
■は入力端子であり、第1図に対応する部分には同一符
号をつけている。
同図において、入力端子Iからは、第1図の点(a)に
おけるフライバックパルスの周波数、すなわち水平同期
周波数のパルスが入力される。このパルスはモノマルチ
5をトリガーし、これによって抵抗R2とコンデンサC
3による時定数で決まる一定のパルス幅のパルスが得ら
れる。モノマルチ5の出力パルスは抵抗R6とコンデン
サC7とからなる積分回路で積分されて直流電圧となり
、可変抵抗R8でレベル調整された後、コンデンサC3
゜。
CI +で積分されてより直流化され、トランジスタQ
2のベースに印加される。トランジスタQ、のコレクタ
電流はこのベース電圧によって決まり、これによって可
飽和リアクタし、のインダクタンスが設定される。
ここで、入力端子Iから入力されるパルスの周期Hは異
なる水平周波数に対して異なる。しかし、第4図(a)
に示すかかる入力パルスに対し、モノマルチ5の出力パ
ルスのパルス幅tは、第4図(b)に示すように、入力
パルスの水平周波数に関係なく一定である。したがって
、水平同期周波数が高くなると、モノマルチ5の出力パ
ルスのデユーティ比は増大し、水平同期周波数が低くな
ると、このデユーティ比は減少する。そこで、この出力
パルスを抵抗R6とコンデンサC9とからなる積分回路
で積分して得られる直流電圧のレベルは、水平同期周波
数が高くなると高くなり、水平同期周波数が低くなると
低くなる。また、この結果、水平同期周波数が高くなる
と、トランジスタQ2のコレクタ電流、したがって可飽
和リアクタL1の電流iが大きくなり、そのインダクタ
ンスが小さくなって共振周波数が高くなるし、逆に、水
平同期周波数が低くなると、可飽和リアクタし、のイン
ダクタンスが大きくなって共振周波数が低(なる。
このようにして、水平同期周波数に共振回路の共振周波
数が追従することになる。
なお、第3図において、可変抵抗R1は一旦設定される
と固定され、水平同期周波数に関係なく一定とされる。
また、抵抗R5は電源子BからトランジスタQ!のベー
スに一定バイアス電圧を供給するためのものであり、モ
ノマルチ5からの制御電圧と混合して可飽和リアクタL
+に流す電流jを水平同期周波数に応じて最適に制御す
るための補正用抵抗である。さらに、トランジスタQ2
の代わりに演算増幅器などの直流電流増幅器を用いても
よい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、水平同期周波数
を変えても、これに追従して共振回路の共振周波数が変
化してフォーカス補正用の最適なパラボラ電圧を発生す
ることができる。このために、特に、オートスキャン形
デイスプレィ装置には好適であって無調整化が可能とな
り、異なる仕様の顧客向はデイスプレィ装置を同一機種
で対応させることが可能となり、製品の統一が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるダイナミックフォーカス回路の一
実施例を示す構成図、第2図はその動作を示す信号波形
図、第3図は第1図における制御回路の一具体例を示す
構成図、第4図はその動作説明図、第5図および第6図
は夫々従来のダイナミックフォーカス回路の例を示す構
成図、第7図は第6図に示す従来例の動作説明図である
。 ■・・−・・・−ダイナミックフォーカス回路、2−−
−−−−一制御回路、3−−−−−−一陰極線管9.5
−・・・・・単安定マルチバイブレータ、LV−・−・
−可飽和リアクタ。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、水平フライバックパルスの周期に同調したパラボラ
    電圧を発生するための共振回路を備えたダイナミックフ
    ォーカス回路において、該共振回路のインダクタンス成
    分を可飽和リアクタとし、かつ水平同期周波数を検出す
    る手段を設け、該手段の検出出力によつて該可飽和リア
    クタの電流を制御することにより、該水平同期周波数に
    応じて該共振回路の共振周波数を変化させることができ
    るように構成したことを特徴とするダイナミックフォー
    カス回路。 2、請求項1において、前記手段は、前記水平同期周波
    数の入力パルスによつてトリガーされ一定パルス幅のパ
    ルスを発生する単安定マルチバイブレータと、該単安定
    マルチバイブレータの出力パルスを積分する積分回路と
    からなることを特徴とするダイナミックフォーカス回路
JP22637088A 1988-09-12 1988-09-12 ダイナミツクフオーカス回路 Expired - Lifetime JPH087541B2 (ja)

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JPH087541B2 JPH087541B2 (ja) 1996-01-29

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0643532A1 (en) * 1993-09-09 1995-03-15 Pioneer Electronic Corporation Dynamic focus circuit of electromagnetic focusing type for cathode ray tube of video image displaying apparatus
US6215258B1 (en) * 1998-10-07 2001-04-10 Matsushita Electronics Corporation Dynamic focus circuit suitable for use in a wide-angled cathode ray tube

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0643532A1 (en) * 1993-09-09 1995-03-15 Pioneer Electronic Corporation Dynamic focus circuit of electromagnetic focusing type for cathode ray tube of video image displaying apparatus
US6215258B1 (en) * 1998-10-07 2001-04-10 Matsushita Electronics Corporation Dynamic focus circuit suitable for use in a wide-angled cathode ray tube

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JPH087541B2 (ja) 1996-01-29

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