JPS61140278A - 水平偏向回路 - Google Patents

水平偏向回路

Info

Publication number
JPS61140278A
JPS61140278A JP26252184A JP26252184A JPS61140278A JP S61140278 A JPS61140278 A JP S61140278A JP 26252184 A JP26252184 A JP 26252184A JP 26252184 A JP26252184 A JP 26252184A JP S61140278 A JPS61140278 A JP S61140278A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
horizontal deflection
retrace
current
capacitor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26252184A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Kashiwagi
柏木 茂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP26252184A priority Critical patent/JPS61140278A/ja
Publication of JPS61140278A publication Critical patent/JPS61140278A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Television Scanning (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、水平偏向回路に係り、広範囲な水平偏向周波
数に応じ一定の水平画面振幅が得られ、さらに受像管の
画像を任意に拡大あるいは縮小することの出来る水平偏
向回路に関する。
従来の技術 一般に、受像管の電子ビームを偏向する水平偏向回路に
おいて、水平偏向周波数の変化に応じて偏向電流が変化
し、水平画面振幅が変化するという問題点があった。こ
のことにつき更に説明するに、第5図は従来の水平偏向
回路の一例の回路図を示す。同図中、1は励振パルスP
でオン、オフする水平偏向出力トランジスタ、2はダン
パーダイオード、3は水平偏向コイル、4は直流阻止用
又は8字補正用コンデンサ、5は帰線共振用コンデンサ
、6はフライバックトランス、7は高圧整流回路、8は
受像管を示す。いま、励振パルスPに応動して水平偏向
出力トランジスタ1がオン。
オフ動作を行なうと、ダンパーダイオード2のオン、オ
フ動作と連動して、周知の原理により、水平偏向コイル
3に鋸歯状波電流が発生する。水平偏向コイル3は受像
管の頚部に装着され、上記鋸歯状波電流により生じた磁
束によって、受像管の電子ビームを偏向する。一方、フ
ライバックトランス6は、その−次巻線6aによって、
水平偏向回路に直流電圧+Eeを供給し、さらに水平偏
向出力トランジスタ1のコレクタに生じる帰線パルスV
pを昇圧して、二次巻線6bより取り出し、″これを高
圧整流回路7を経て、直流高電圧(高圧)El−ITと
し、これを通常は受像管の陽極加速電圧として使用して
いる。
また、帰線パルスVpのパルス幅は、水平偏向コイル3
と、フライバックトランス6の合成インダクタンスと、
帰線共振用コンデンサ5の容量とによって定まる共振周
期により決定される。ここで、偏向走査期間がTsで、
この期間中水平偏向出力トランジスタ1とダンパーダイ
オード2がオンするものとし、水平偏向コイル3のイン
ダクタンス値をLとすると、水平偏向コイル3に流れる
偏向電流のピーク・ピーク111は I−(Es /L) ・Ts          (1
)と表わされる。
ところで、最近のコンピュータ機器出力信号の水平偏向
周波数は、機種により、15kHzから30k171Z
近傍まで種々の値をとることが多く、そのディスプレイ
モニタも、種々の偏向周波数に対応出来ることが望まし
い。さらに、テレビジョン放送やビデオディスク等家庭
用映像ソースについても、現在の水平偏向周波数は15
.734k H7であるが、近い将来高品位放送等の3
0kHz以上の水平偏向周波数が混在することが考えら
れ、簡単な構成で任意の偏向周波数に対応出来る受像機
の開発が望まれていた。
しかし、第5図に示す従来の水平偏向回路においては、
を向周期T+−+が長くなると偏向走査期間Tsも長く
なるので、(1)式の関係より、偏向電流のピーク・ピ
ーク値Iが増加し、その結果受像管の水平画面振幅が拡
大する。逆に、偏向周期THが短くなれば、水平画面振
幅は縮小する。
以上の如く、第5図に示す従来の水平偏向回路において
、多種の水平偏向周期に対応しようとすると、その都度
、受像管の画面幅が変動することになり、水平画面振幅
の調節が面倒である等の欠点があった。
そこで、本出願人は先に昭和59年12月4日付提出の
特許出願(発明の名称「水平偏向回路」)にて、各種の
水平偏向層WRT )−1に対して常に水平偏向電流が
一定で、しかも高圧E)4Tも変化しないようにした水
平偏向回路を提案した。第6図はこの本出願人の提案に
なる水平偏向回路の一例の回路図を示す。同図中、第5
図と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略
する。一端を接地したフライバックトランス6の二次巻
線を6+ 、62.63の如く三段に分割し、その間に
ダイオード7+ 、72を挿入接続した、所謂マルチジ
ングラ一方式といわれる構成の二次巻線より取り出され
たパルスを整流用ダイオード7+。
72.73で整流することにより高圧EHTtfi得ら
れる。また、上記マルチジングラ一方式により、フライ
バックトランス6の高次高調波同調を容易にしている。
受像管8が小型で、高電圧を必要としない場合は、二次
巻線とダイオード夫々1個で通常のパルス尖頭値整流形
式を使用する事が出来る。しかし、後述する如く゛、水
平偏向周波数変化に対して、偏向電流、高圧共に一定で
ある条件が成立しなくなるので、一般に高圧整流回路と
して使われているコツククロフト・ウオルトン回路(所
謂多倍圧整流回路)を使うことは出来ない。
一方、一端を接地したフライバックトランス6の三次巻
線6Cで得られるパルス電圧Vp’ は、整流用ダイオ
ード12及び、一端を接地した平滑コンデンサ13を経
て直流電圧E3となる。この直流電圧E3は必要に応じ
て機器の他の回路へ電源電圧として出力される。直流電
圧E3は基準電圧源10の基準電圧Esとコンパレータ
9にて比較され、その偏差に応じたコンパレータ出力電
圧が発生する。電圧レギュレータ11は、コンパレータ
出力電圧に応じてレベルが変化する直流電圧+Es’ 
を、フライバックトランス6の一次側に、この水平偏向
回路の実質上の電源電圧として供給する。
上記構成において、直流電圧E3が増加しようとすると
、直流電圧Ee’ が減少し、逆に直流電圧E3が減少
しようとすると、直流電圧Ee’ が増加するので、直
流電圧E3は一定値に保たれる。
また、高圧El−ITも直流電圧E3と同様、帰線パル
スVρを昇圧して得ているので、偏向周期に拘らず一定
となる。
上述した内容を数式を用いて説明するに、第7図に示す
帰線パルスVpのパルス幅、即ち帰線時間をTRとする
と、一般に帰線パルスVpの値は、Vp −((π/2
)・(Ts/TR)+1)・Ee’         
       ■で表わされる。一方、水平偏向回路に
おいて、偏向電流■の値は水平偏向周期THに拘らず一
定なので、 I −(Ea ’ Ts )/L=一定      ■
となり、従って Es’Ts”LI−一定         (4)とな
る。A)式を(211式に代入すると、Vp = (π
/2> ・(L T/TR)+E8 ’■ となる。0式の右辺第2墳のEe’ は、第7図に示す
帰線パルスVpの直流平均レベルを意味し、右辺第1項
は平均レベルから尖頭値迄の値■1を意味する。
帰線パルスVpは、巻数比1:nの三次巻線6Cにて昇
圧され、パルス電圧Vρ′となるが、三次@@6Cの一
端が接地されているので、パルス電圧Vp’の平均レベ
ルはゼロ電位となり、従ってパルス電圧■ρ′の平均レ
ベルから尖頭値迄の値nV+を整流して得られる直流電
圧E3は、nV+かう整流ダイオード12bの電圧降下
分を差し引いた埴であり、第6図の回路構成により基準
電圧Esと一致して、一定となっている。故に、vlも
一定となり、その値は、 V+=(π/2)・(Ll/TR)     (6)と
表わされる。ここで、帰線時間TRが一定であれば、偏
向電流のピーク・ピーク値■も一定となる。
上記の如く、水平偏向周波数の変化に拘らず、高圧El
−ITも、偏向電RIも一定に保たれるため、受像管の
水平画面振幅は変化しない。
発明が解決しようとする問題点 しかるに、最近のコンピュータ機器によるディスプレイ
画像を操作する場合、画像を拡大、又は縮小して見る機
能を付加したいという要請があり、第6図に示す水平偏
向回路ではかかる機能が得られない。
そこで、基準電圧I!10の基準電圧Esを変化させる
ことにより、水平画面振幅を変化させることができる。
すなわち、画像を拡大する場合、基準電圧、Esを上昇
させると、直流電圧E3と基準電圧Esとの間に偏差が
発生し、その結果発生するコンパレータ9の出力電圧に
応じ電圧レギュレータ11が直流電圧Es’ を上昇さ
せ、偏向電流Iを増加させる。逆に画像を縮小する場合
、基準電圧Esを減少させ、電圧レギュレータ11が直
流電圧Ee’ を減少して、偏向電流[を減少させる。
以上の如く、基準電圧Esを変化させ、よって偏向電流
Iを変化させることにより、画像の大きさを変えること
ができる。
ところが、上記の方式では、偏向電流Iを変えるため、
(8)式の関係より、電圧■1を変化させると、電圧■
1を昇圧し、整流することにより発生させている高圧(
ここでは陽極加速電圧)EHvも変化してしまう。この
ため、以下に記述する2つの問題点が発生する。第1の
問題点は、偏向電流Iの変化が陽極加速電圧El−IT
の変化で相殺されてしまうことである。すなわち、仮り
にIを10%増加させても、同時に陽極加速電圧El−
ITも10%増加するため、実際の画像幅は約5%しか
増加せず、非効率的である。
第2の問題点は、受像管8の第2グリツド電圧EV2が
変動することである。一般に、第2グリツド電圧EfJ
zは高圧El−ITを抵抗器で分圧して取り出すか、あ
るいは帰線パルスVρをトランスで変圧し、その模整流
して得ているため、偏向電流Iの変動に伴ない第2グリ
ツド電圧E(12も変動する。そして、第2グリツド電
圧E(+2の変動に伴ない受像管8のカットオフ点が動
き、そのため画像の明るさのレベルが変動し、画像品位
を著しく損ねてしまうという欠点がある。さらに、高圧
El−ITや第2グリツド電圧E(+2が変動すると、
受像管最大定格に対する余裕が少なくなり、好ましくな
い等の問題点があった。
そこで、本発明は帰線パルスの帰線時間を変化させるこ
とにより、上記問題点を解決した水平偏向回路を提供す
ることを目的とする。
問題点を解決するための手段 本発明になる水平偏向回路は、フライバックトランスの
出力パルスの平均電圧レベルよりパルス先端部までの電
圧に略比例する直流電圧を生成する電圧生成手段と、こ
の電圧生成手段よりの直流電圧と基準電圧とを夫々比較
するコンパレータと、このコンパレータの出力信号によ
りフライバックトランスの一次巻線に供給する電源電圧
を制御するレギュレータと、一端を接地されたフライバ
ックトランスの二次巻線の他端に接続されたダイオード
かうなる高圧電圧を出力する高圧出力手段と、前記フラ
イバックトランスの一次側に設けられた水平偏向の帰線
時間可変手段とより構成されている。
作用 第6図に示す水平偏向回路において、巻数比1:nの三
次巻線6C上に発生するパルス電圧Vp’ は、(2)
式より、   。
Vp’ =(r+π/2.) ・((TsEa’ )/
TR)+nEB’         のと表わされる。
■式の右辺第1項は、パルス電圧Vp’の平均レベル(
すなわち、ゼロレベル)から尖頭値迄の値を示し、これ
を整流して得る直流電圧E3は、整流用ダイオード12
の電圧降下分Edの差を持つので、 (nπ/2)  ・ (CTs E日’  )/TR)
= E 3’ + E d             
  (81となる。一方、コンパレータ9の動作により
E3′=FEsであり、(4)式の関係を考慮すると、
0式は、(nπ/2) ・(I L/TR) =Es 
+Ed、’、 I −(2(Es  +Ed  )  
/  (nπ−L)) ・T R(9) と1き改められる。(9)式で、(2(Es +Ed 
)/(nπ・L))は定数であるため、偏向電流Iは、
第7図に示す帰線パルスVpの帰線時間TRに比例して
変化する。故に、仮りに帰線時間TRを10%変化させ
ると、偏向電流Iも10%変化し、結局水平画面振幅も
10%変化する。しかも、帰線パルスVpあるいはパル
ス電圧Vp’ の平均レベルから尖頭値迄の値は一定な
ので、第6図に示した整流方式をとる限り、高圧EHT
も偏向電流■の変化に拘らず一定であり、前述の問題点
は発生しない。また、水平画面振幅を帰線時間TRによ
り、目的の値に定めた後は、第7図にTHで示す水平偏
向周期が変化しても、偏向電流I及び高圧EH’Tは変
化しない。
そこで、具体的に帰線時間TRを変えるには、帰線共振
インピーダンスの値を変えれば良い。一般に、フライバ
ックトランス6の一次側の合成インダクタンスをL′1
合成キャパシタンスをCとすると、帰線時間TRの値は
、 TR=πC口1σ          (10)と表わ
されるため、(10)式のL′及びCの少なくともいず
れか一方を変えれば良い。
実施例 第1図は、本発明になる水平偏向回路の第1実施例の回
路図を示す。同図中、第6図と同一構成部分には同一符
号を付し、その説明を省略する。
本実施例は、前記共振周波数可変手段して、フライバッ
クトランス6の一次側に振幅調整用切換えスイッチ24
と、補助共振用コンデンサ25とよりなる直列回路をコ
ンデンサ5に並列接続している。いま、スイッチ24を
オンすると、コンデンサ−5の容量にコンデンサ25の
容量が加わるため、(10)式中の合成キャパシタンス
Cが大きくなるので、帰線時間TRが長くなる。よって
、(9)式から、偏向電流1が増加するため水平画面振
幅が拡大する。但し、本実施例は、スイッチ24のオン
オフにより水平画面振幅を二者択一的にしか選択出来な
い。
第2図は、本発明になる水平偏向回路の第2実施例の回
路図を示す。本実施例は、上記第1実施例と異なり、連
続的に水平画面振幅を可変出来る。
同図中、第6図に示す帰線共振用コンデンサ5がコンデ
ンサ51と52に分割され、その接続点にコンデンサ5
2に並列に、アノードを接地したダンパー兼クランプダ
イオードのカソードと、エミッタを接地したNPN型の
振幅調整用トランジスタ14のコレクタとが接続されて
いる。さらに、トランジスタ14のベース側に一端を接
地したバイパスコンデンサ16の他端が接続され、その
接続点に振幅調整用可変抵抗器17のスライダ17aが
接続されている。トランジスタ14に供給される動作電
圧は、抵抗器18と、可変抵抗器17と、一端を接地し
た抵抗器19の直列抵抗回路により直流電圧Eocを抵
抗分圧して得られる。また、可変抵抗器17のスライダ
17aが抵抗器18側に来ると、トランジスタ14のベ
ース電流が十分大きくなるため、トランジスタ14が導
通し、逆に、スライダ17aが抵抗器19側に来ると、
トランジスタ14のベース電流が小さくなりカットオフ
する様直流電圧E o c +可変抵抗器17.抵抗器
18.19の各値が設定されている。
いま、可変抵抗器17のスライダ17aが最も抵抗器1
8II11となり、トランジスタ14にベース電流が十
分流れると、トランジスタ14のコレクタ・エミッタ間
が導通状態となり、コンデンサ52を短絡する。すると
、帰線共振用コンデンサの容量は、コンデンサ5Iのみ
となり、コンデンサ51と52の直列接続の場合に比べ
容量値が大きくなり、(10)式より帰線時間TRが増
大し、水平画面振幅は拡大する。また、コンデンサ51
に流れる電流は交流電流であるが、NPN型トランジス
タ14はエミッタからコレクタへは電流が流れ難いので
、この方向の電流を流すため、ダイオード15を設けて
いる。
つぎに、可変抵抗器17のスライダ17aが最も抵抗器
19側となり、ベース電流が減少し、トランジスタ14
が遮断状態になると、ダイオード15はクランプダイオ
ードとして働き、殆ど電流は、流れない。従ってコンデ
ンサ5Iと52は直列となり、先に説明したコンデンサ
52が短絡した場合に比べて帰線共振コンデンサの容量
値が減少するので、(10)式から解る様に、帰線時間
TRが減少し、水平画面振幅は縮小する。ここで、バイ
パスコンデンサ16は、トランジスタ14が遮断状態に
なった時、コレクタ電極に比較的大きなパルス電圧が発
生し、該パルス電圧波形がコレクタ・ベース間の容量に
よってベース側に誘起し、そのためトランジスタ14が
再び導通状態となる誤動作を防止している。
また、可変抵抗器17のスライダ17aが、抵抗器18
側と抵抗器19側の中間に位置すると、トランジスタ1
4は能動状態となる。従って、スライダ17aを移動さ
せることによってトランジスタ14は完全に導通の状態
から遮断の状態まで連続的に変化し、それに伴い帰線時
間TRも連続的に変化するので、偏向電流I及び水平画
面振幅も連続的に可変出来る。ここで、水平画面振幅を
変化させても、高圧EHTは一定であり、また、前述の
理由により、帰線時間TRが一定ならば、水平偏向周期
T+が変化しても、水平画面振幅及び高圧El−ITは
変化しない。
第3図は、本発明になる水平偏向回路の第3実施例の回
路図を示す。本実施例は、前記第1及び第2実施例が、
帰線時間可変手段として、コンデンサ容量を変化・させ
たのに対し、インダクタンスを変化させる方式としてい
る。同図中、フライバックトランス6の一次巻線6aに
可飽和リアクタ20の変調巻線20aと直流阻止用コン
デンサ21との直列回路が並列に接続されている。一方
、可飽和リアクタ20の励磁巻線20bは、一端を接地
され、他端はチョークコイル22を介して可変直流電流
源23に接続されている。ここで、可飽和リアクタ20
は、励磁巻線20bに流れる直流電流値に略逆比例して
被変調巻線20aのインダクタンス値が変化し、チョー
クコイル22は励磁巻線20bに発生するパルスを阻止
する目的で設置している。
いま、可変直流電流源23が直流電流[ocを増加させ
ると、被変調巻線20aのインダクタンスが減少し、逆
に、直流電流1ocを減少させると該インダクタンスが
増加する。ここで、帰線時間TRは(10)式から、水
平偏向コイル3と、−次巻線6aと、被変調巻線20a
とからなる合成インダクタンス(前記(10)式のL′
に相当する。
)に比例するので、被変調巻線20aのインダクタンス
値が減少すると、(10)式から帰線時間TRも短くな
り、水平画面振幅が縮小する。逆に、被変調巻線20a
のインダクタンス値が増加すると、水平画面振幅が拡大
する。また、この場合も振幅変化に伴う高圧El−IT
の変動はなく、水平偏向周波数が変化しても、帰線時間
TRが一定である限り、水平画面振幅及び高圧E147
は一定である。
第4図は本発明になる水平偏向回路の第4実施例の回路
図を示す。同図中、第1図と同一構成部分には同一符号
を付し、その説明を省略する。本実施例は、前記第1実
施例における直流電圧生成手段として、フライバックト
ランス6の三次巻線6Gとコンデンナ26と、一端を接
地したクランプダイオード27と、コイル28と、コン
デンサ29とよりなる平滑回路とが設けられている。
ここで、帰線パルスVpを昇圧及びクランプして得られ
るパルス電圧Vp’ は、帰線パルス■ρと逆相で、し
かもパルス電圧Vp’の先端部はゼロボルトとなる。前
記平滑回路を介して取り出されたパルス電圧■ρ′の平
均レベル電圧E3はコンパレータ9の一端に供給され、
基準電圧Esと比較される。この平均レベル電圧E3は
帰線パルスVpの平均レベルからパルス先端部までの電
圧値v1に比例するため、第1図に示す第1実施例と同
様、偏向周期THの変化に拘らず偏向電流I及び高圧E
l−ITは変化しない。また、振幅調整用切り換えスイ
ッチ24を操作することによって、水平画面振幅の拡大
、縮小ができる。
発明の効果 上述の如く、本発明によれば、帰線時間TRが一定であ
る限り、水平偏向周波数の変化に拘らず常に水平画面振
幅及び高圧を一定にすることができ、また、フライバッ
クトランス−次側の帰線共振インピーダンスを変化させ
ることにより、帰線時間TRを変化させ、これにより高
圧や受像管の第2グリツド電圧を変化させることなく常
に略一定に保ったままで、任意の水平画面振幅を得るこ
とが出来る等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図及び第4図は夫々本発明になる
水平偏向回路の第1.第2.第3及び第4実施例を示す
回路図、第5図は従来の水平偏向回路の一例の回路図、
第6図は本出願人の先の提案になる水平偏向回路の一例
の回路図、第7図は帰線パルスVpのパルス波形図であ
る。 1・・・水平偏向出力トランジスタ、3・・・水平偏向
コイル、5.5+ 、52・・・帰線共振用コンデンナ
、6・・・フライバックトランス、6a・・・−次巻線
、6b・・・二次巻線、6C・・・三次巻線、6+ 、
62 。 63・・・二次巻線、7・・・高圧整流回路、7+ 、
72 。 73・・・ダイオード、9・・・コンパレータ、10・
・・基準電圧源、11・・・電圧レギュレータ、14・
・・振幅調整用トランジスタ、15・・・ダンパー兼ク
ランプダイオード、16・・・バイパスコンデンサ、1
7・・・振幅調整用可変抵抗器、17a・・・スライダ
、20・・・可飽和リアクタ、21・・・直流阻止用コ
ンデンサ、22・・・チョークコイル、23・・・可変
直流電流源、24・・・振幅調整用切換えスイッチ、2
6・・・コンデンサ、27・・・クランプダイオード、
28・・・コイル、29・・・コンデンサ。 特許出願人 日本ビクター株式会社 第璽図 第3図 第4図 第5図 第7図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)フライバックトランスの出力パルスの平均電圧レ
    ベルよりパルス先端部までの電圧に略比例する直流電圧
    を生成する電圧生成手段と、該電圧生成手段よりの該直
    流電圧と予め設定した基準電圧とを夫々比較するコンパ
    レータと、該コンパレータの出力信号によつて該フライ
    バックトランスの一次巻線に供給する電源電圧を偏向電
    流のピーク・ピーク値に略逆比例して制御するレギュレ
    ータと、該フライバックトランスの二次巻線の一端を接
    地し、かつ、他端を整流用ダイオードに接続し、該整流
    用ダイオードより受像管用の高圧電圧を出力する高圧出
    力手段と、該フライバックトランスの一次側に設けられ
    た水平偏向の帰線時間可変手段とよりなることを特徴と
    する水平偏向回路。
  2. (2)該帰線時間可変手段は、第1の帰線共振用コンデ
    ンサに並列に接続された、スイッチと第2の帰線共振用
    コンデンサとよりなる直列回路であることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の水平偏向回路。
  3. (3)該帰線時間可変手段は、直列に接続された複数個
    の帰線共振用コンデンサのうち少なくとも一個の該帰線
    共振用コンデンサの両端にコレクタ・エミッタが夫々接
    続されたトランジスタと、該トランジスタのベース電流
    を可変し、該トランジスタを遮断状態から導通状態まで
    連続的に制御するベース電流制御手段とよりなることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の水平偏向回路。
  4. (4)該帰線時間可変手段は、可変直流電流源と、該可
    変直流電流源よりの直流電流が励磁電流として励磁巻線
    に供給され、かつ、その被変調巻線が該フライバックト
    ランスの一次巻線に並列に接続された可飽和リアクタと
    よりなることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    水平偏向回路。
JP26252184A 1984-12-12 1984-12-12 水平偏向回路 Pending JPS61140278A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26252184A JPS61140278A (ja) 1984-12-12 1984-12-12 水平偏向回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26252184A JPS61140278A (ja) 1984-12-12 1984-12-12 水平偏向回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS61140278A true JPS61140278A (ja) 1986-06-27

Family

ID=17376956

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26252184A Pending JPS61140278A (ja) 1984-12-12 1984-12-12 水平偏向回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61140278A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01151669U (ja) * 1988-04-08 1989-10-19
JPH03177166A (ja) * 1989-12-06 1991-08-01 Mitsubishi Electric Corp 水平画面幅制御回路

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS513692U (ja) * 1974-06-28 1976-01-12
JPS5944177A (ja) * 1982-09-06 1984-03-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高圧安定化装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS513692U (ja) * 1974-06-28 1976-01-12
JPS5944177A (ja) * 1982-09-06 1984-03-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 高圧安定化装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01151669U (ja) * 1988-04-08 1989-10-19
JPH03177166A (ja) * 1989-12-06 1991-08-01 Mitsubishi Electric Corp 水平画面幅制御回路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DE3036878C2 (de) Ablenkschaltung mit Ost-West-Kissenkorrektur
JPH0228947B2 (ja)
US5010281A (en) High voltage stabilization circuit for video display apparatus
JPS6261186B2 (ja)
KR920005869B1 (ko) 동-서 핀쿳션 보정 수평편향회로
EP0414184A2 (en) High voltage regulator circuit for picture tube
US5463290A (en) Power supply stabilization circuit with separate AC/DC negative feedback paths
US4041355A (en) High voltage generating circuit
US5466993A (en) Deflection apparatus for raster scanned CRT displays
US4794307A (en) Raster distortion correction for a deflection circuit
JPS61140278A (ja) 水平偏向回路
US4572993A (en) Television deflection circuit with raster width stabilization
US3414667A (en) Beam current stabilizing circuit
EP0178737B1 (en) Line output circuit for generating a line frequency sawtooth current
US4169989A (en) Circuit arrangements for providing saw-tooth currents in coils
US6326743B1 (en) Horizontal linearity correcting circuit
EP0266996B2 (en) Raster correction circuit
JPH0414914B2 (ja)
JPS596031Y2 (ja) 水平偏向回路
EP0114430B1 (en) Picture display device comprising a power supply circuit and a line deflection circuit
JPS5846599Y2 (ja) 水平偏向回路
GB2273427A (en) Power supply
JP3045047B2 (ja) ダイナミックフォーカス回路
JPS63281571A (ja) 水平偏向回路
JPS6012873A (ja) テレビジヨン受信機の黒レベル補正回路