JPH05109744A - 半導体装置 - Google Patents
半導体装置Info
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- JPH05109744A JPH05109744A JP27114191A JP27114191A JPH05109744A JP H05109744 A JPH05109744 A JP H05109744A JP 27114191 A JP27114191 A JP 27114191A JP 27114191 A JP27114191 A JP 27114191A JP H05109744 A JPH05109744 A JP H05109744A
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- diffusion region
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 エミッタ−ベ−ス接合間に逆方向に電圧を印
加した際のホットキャリヤ効果を抑制し、特性劣化を回
避した、高信頼性を有する微細なバイポ−ラトランジス
タを提供する。 【構成】 バイポ−ラトランジスタのエミッタ拡散領域
を、N+型エミッタ電極6からの不純物拡散により形成
されたN+型エミッタ拡散領域7と、酸化膜10内のエ
ミッタ開孔領域11の側壁に設けた、高濃度のリンを含
有するPSG膜からなるサイドウオ−ル・スペ−サ8か
らの不純物拡散により、前記N+型エミッタ拡散領域7
の表面近傍に接続し、前記N+型エミッタ拡散領域7よ
り不純物濃度が低く形成されたN-型拡散領域9から構
成する。
加した際のホットキャリヤ効果を抑制し、特性劣化を回
避した、高信頼性を有する微細なバイポ−ラトランジス
タを提供する。 【構成】 バイポ−ラトランジスタのエミッタ拡散領域
を、N+型エミッタ電極6からの不純物拡散により形成
されたN+型エミッタ拡散領域7と、酸化膜10内のエ
ミッタ開孔領域11の側壁に設けた、高濃度のリンを含
有するPSG膜からなるサイドウオ−ル・スペ−サ8か
らの不純物拡散により、前記N+型エミッタ拡散領域7
の表面近傍に接続し、前記N+型エミッタ拡散領域7よ
り不純物濃度が低く形成されたN-型拡散領域9から構
成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置に係り、より
詳しくはバイポ−ラトランジスタの構造に関する。
詳しくはバイポ−ラトランジスタの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の半導体集積回路の高速化、高集積
化に伴い、バイポ−ラトランジスタにおいては、エミッ
タ電極として多結晶シリコン層が多く採用されている。
化に伴い、バイポ−ラトランジスタにおいては、エミッ
タ電極として多結晶シリコン層が多く採用されている。
【0003】この種の半導体装置の構造例を図2に示
す。
す。
【0004】図2において、バイポ−ラトランジスタ
は、縦型NPNバイポ−ラトランジスタでウオシュト・
エミッタ構造をなし、P型シリコン基板1の主表面にN
+型埋め込み層2を介して形成されたコレクタ領域をな
すN型エピタキシャル成長シリコン層3と、その中に形
成されたP型ベ−ス拡散領域5と、このP型ベ−ス拡散
領域5上に形成された層間絶縁膜をなす酸化膜10内の
エミッタ開孔領域11に形成されたN+型多結晶シリコ
ン層からなるN+型エミッタ電極6と、このN+型エミッ
タ電極6からの不純物拡散により形成されたN+型エミ
ッタ拡散領域7から構成されている。なお、図中、4は
フィ−ルド酸化膜である。また、コレクタ及びべ−ス電
極引出し領域は省略してある。
は、縦型NPNバイポ−ラトランジスタでウオシュト・
エミッタ構造をなし、P型シリコン基板1の主表面にN
+型埋め込み層2を介して形成されたコレクタ領域をな
すN型エピタキシャル成長シリコン層3と、その中に形
成されたP型ベ−ス拡散領域5と、このP型ベ−ス拡散
領域5上に形成された層間絶縁膜をなす酸化膜10内の
エミッタ開孔領域11に形成されたN+型多結晶シリコ
ン層からなるN+型エミッタ電極6と、このN+型エミッ
タ電極6からの不純物拡散により形成されたN+型エミ
ッタ拡散領域7から構成されている。なお、図中、4は
フィ−ルド酸化膜である。また、コレクタ及びべ−ス電
極引出し領域は省略してある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ような従来の半導体装置においては、N+型多結晶シリ
コン層からなるN+型エミッタ電極6がP型ベ−ス拡散
領域5上に形成された酸化膜10にオ−バ−ラップして
いるため、文献1;Applied Physics Letters 13,26419
68 "Excesscurrent generation due to reverse bias P
-N junction stress" 及び文献2; Proceedings IE
EE 1989 Bipolar Circuits and Technology Meetin
g,140 1989 "Temperature dependence of emitter-base
reverse stress degradation and its mechanism anal
yzed by MOS structures "に開示されているように、エ
ミッタ−ベ−ス接合間に逆方向に電圧を印加した際のホ
ットキャリヤ効果に起因した以下のような問題点があ
る。
ような従来の半導体装置においては、N+型多結晶シリ
コン層からなるN+型エミッタ電極6がP型ベ−ス拡散
領域5上に形成された酸化膜10にオ−バ−ラップして
いるため、文献1;Applied Physics Letters 13,26419
68 "Excesscurrent generation due to reverse bias P
-N junction stress" 及び文献2; Proceedings IE
EE 1989 Bipolar Circuits and Technology Meetin
g,140 1989 "Temperature dependence of emitter-base
reverse stress degradation and its mechanism anal
yzed by MOS structures "に開示されているように、エ
ミッタ−ベ−ス接合間に逆方向に電圧を印加した際のホ
ットキャリヤ効果に起因した以下のような問題点があ
る。
【0006】すなわち、エミッタ−ベ−ス接合間に逆方
向に電圧を印加すると、エミッタ−ベ−ス接合近傍の逆
方向電界によりキャリヤである電子が加速され、そのキ
ャリヤの一部は界面準位をつくったり、エミッタ−ベ−
ス接合近傍の酸化膜中にトラップされる。その結果、そ
れらの界面準位やトラップされた電子により、順方向ベ
−ス再結合電流が流れ、バイポ−ラトランジスタの電流
増幅率hFEの劣化等が起る。
向に電圧を印加すると、エミッタ−ベ−ス接合近傍の逆
方向電界によりキャリヤである電子が加速され、そのキ
ャリヤの一部は界面準位をつくったり、エミッタ−ベ−
ス接合近傍の酸化膜中にトラップされる。その結果、そ
れらの界面準位やトラップされた電子により、順方向ベ
−ス再結合電流が流れ、バイポ−ラトランジスタの電流
増幅率hFEの劣化等が起る。
【0007】特に、近年のバイポ−ラトランジスタにお
ける電源電圧を一定にしてのスケ−リングにより、ベ−
ス領域は高濃度され、上記の現象はより大きな問題とな
っている。
ける電源電圧を一定にしてのスケ−リングにより、ベ−
ス領域は高濃度され、上記の現象はより大きな問題とな
っている。
【0008】さらに、この劣化現象は、回路的にエミッ
タ−ベ−ス接合間に逆方向電圧印加の起るBi−CMO
S回路において顕著である。
タ−ベ−ス接合間に逆方向電圧印加の起るBi−CMO
S回路において顕著である。
【0009】そこで、本発明はこのような問題点を解決
するものであり、その目的とするところは、エミッタ−
ベ−ス接合間に逆方向に電圧を印加した際のホットキャ
リヤ効果を抑制し、特性劣化を回避した、高信頼性を有
する微細なバイポ−ラトランジスタを提供するところに
ある。
するものであり、その目的とするところは、エミッタ−
ベ−ス接合間に逆方向に電圧を印加した際のホットキャ
リヤ効果を抑制し、特性劣化を回避した、高信頼性を有
する微細なバイポ−ラトランジスタを提供するところに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、
少なくともバイポ−ラトランジスタを具備する半導体装
置において、前記バイポ−ラトランジスタの第一導電型
ベ−ス拡散領域上に形成された層間絶縁膜に設けられた
エミッタ開孔領域と、前記エミッタ開孔領域の側壁に配
設された、第二導電型不純物を含有する絶縁膜からなる
サイドウオ−ル・スペ−サと、前記エミッタ開孔領域か
ら前記サイドウオ−ル・スペ−サ及び前記層間絶縁膜に
オ−バ−ラップして形成された多結晶シリコン層からな
る第二導電型エミッタ電極と、前記第二導電型エミッタ
電極からの不純物拡散により形成された第二導電型の第
一拡散領域と、前記サイドウオ−ル・スペ−サからの不
純物拡散により、前記第一拡散領域の表面近傍に接続
し、前記第一拡散領域より不純物濃度が低く形成された
第二導電型の第二拡散領域から構成されてなるエミッタ
拡散領域を具備することを特徴とする。
少なくともバイポ−ラトランジスタを具備する半導体装
置において、前記バイポ−ラトランジスタの第一導電型
ベ−ス拡散領域上に形成された層間絶縁膜に設けられた
エミッタ開孔領域と、前記エミッタ開孔領域の側壁に配
設された、第二導電型不純物を含有する絶縁膜からなる
サイドウオ−ル・スペ−サと、前記エミッタ開孔領域か
ら前記サイドウオ−ル・スペ−サ及び前記層間絶縁膜に
オ−バ−ラップして形成された多結晶シリコン層からな
る第二導電型エミッタ電極と、前記第二導電型エミッタ
電極からの不純物拡散により形成された第二導電型の第
一拡散領域と、前記サイドウオ−ル・スペ−サからの不
純物拡散により、前記第一拡散領域の表面近傍に接続
し、前記第一拡散領域より不純物濃度が低く形成された
第二導電型の第二拡散領域から構成されてなるエミッタ
拡散領域を具備することを特徴とする。
【0011】
【実施例】以下、本発明の代表的な実施例を図面を用い
て具体的に説明する。
て具体的に説明する。
【0012】図1は、本発明の一実施例を示す半導体装
置の断面図である。なお、図中、1〜7、10は上記図
2の従来の半導体装置と全く同一のものである。
置の断面図である。なお、図中、1〜7、10は上記図
2の従来の半導体装置と全く同一のものである。
【0013】図1において、バイポ−ラトランジスタ
は、縦型NPNバイポ−ラトランジスタでウオシュト・
エミッタ構造をなし、P型シリコン基板1の主表面にN
+型埋め込み層2を介して形成されたコレクタ領域をな
すN型エピタキシャル成長シリコン層3と、その中に形
成されたP型ベ−ス拡散領域5と、このP型ベ−ス拡散
領域5上に形成された層間絶縁膜をなす酸化膜10とを
有する。前記酸化膜10内のエミッタ開孔領域11の側
壁には、10〜20mol%程度の高濃度のリンを含有
するリンガラス(PSG)膜からなるサイドウオ−ル・
スペ−サ8が設けられている。さらに、N+型多結晶シ
リコン層からなるエミッタ電極6が、前記エミッタ開孔
領域11から前記サイドウオ−ル・スペ−サ8及び酸化
膜10にオ−バ−ラップして形成されている。また、エ
ミッタ拡散領域は、前記N+型エミッタ電極6からの不
純物拡散により形成されたN+型エミッタ拡散領域7
と、前記サイドウオ−ル・スペ−サ8からの不純物拡散
により、前記N+型エミッタ拡散領域7の表面近傍に接
続し、前記N+型エミッタ拡散領域7より不純物濃度が
低く形成されたN-型拡散領域9から構成されている。
なお、コレクタ及びべ−ス電極引出し領域は省略してあ
る。
は、縦型NPNバイポ−ラトランジスタでウオシュト・
エミッタ構造をなし、P型シリコン基板1の主表面にN
+型埋め込み層2を介して形成されたコレクタ領域をな
すN型エピタキシャル成長シリコン層3と、その中に形
成されたP型ベ−ス拡散領域5と、このP型ベ−ス拡散
領域5上に形成された層間絶縁膜をなす酸化膜10とを
有する。前記酸化膜10内のエミッタ開孔領域11の側
壁には、10〜20mol%程度の高濃度のリンを含有
するリンガラス(PSG)膜からなるサイドウオ−ル・
スペ−サ8が設けられている。さらに、N+型多結晶シ
リコン層からなるエミッタ電極6が、前記エミッタ開孔
領域11から前記サイドウオ−ル・スペ−サ8及び酸化
膜10にオ−バ−ラップして形成されている。また、エ
ミッタ拡散領域は、前記N+型エミッタ電極6からの不
純物拡散により形成されたN+型エミッタ拡散領域7
と、前記サイドウオ−ル・スペ−サ8からの不純物拡散
により、前記N+型エミッタ拡散領域7の表面近傍に接
続し、前記N+型エミッタ拡散領域7より不純物濃度が
低く形成されたN-型拡散領域9から構成されている。
なお、コレクタ及びべ−ス電極引出し領域は省略してあ
る。
【0014】ここで、N+型エミッタ拡散領域7と、N-
型拡散領域9の不純物濃度及び接合深さは、それぞれ
0.1〜0.2μm、0.05〜0.15μm、1X1
017〜5X1018cm-3程度に設定される。
型拡散領域9の不純物濃度及び接合深さは、それぞれ
0.1〜0.2μm、0.05〜0.15μm、1X1
017〜5X1018cm-3程度に設定される。
【0015】上記実施例の構造によれば、バイポ−ラト
ランジスタのN+型エミッタ領域7の表面近傍に接続
し、前記酸化膜10内のエミッタ開孔領域11の側壁に
設けられた、高濃度のリンを含有するPSG膜からなる
サイドウオ−ル・スペ−サ8からのリンの不純物拡散に
より形成された低濃度のN-型拡散領域9が配設されて
いるため、逆方向電圧印加の際のエミッタ−ベ−ス接合
間の電界ピ−クを緩和し、エミッタ−ベ−ス接合間の逆
方向電圧印加に起因したホットキャリヤ効果を抑制する
ことができる。その結果、微細化に伴う、バイポ−ラト
ランジスタのホットキャリヤ効果の問題は回避すること
ができ、微細で、高性能なバイポ−ラトランジスタを実
現せしめることができる。
ランジスタのN+型エミッタ領域7の表面近傍に接続
し、前記酸化膜10内のエミッタ開孔領域11の側壁に
設けられた、高濃度のリンを含有するPSG膜からなる
サイドウオ−ル・スペ−サ8からのリンの不純物拡散に
より形成された低濃度のN-型拡散領域9が配設されて
いるため、逆方向電圧印加の際のエミッタ−ベ−ス接合
間の電界ピ−クを緩和し、エミッタ−ベ−ス接合間の逆
方向電圧印加に起因したホットキャリヤ効果を抑制する
ことができる。その結果、微細化に伴う、バイポ−ラト
ランジスタのホットキャリヤ効果の問題は回避すること
ができ、微細で、高性能なバイポ−ラトランジスタを実
現せしめることができる。
【0016】さらに、基板上に形成された層間絶縁膜を
なす酸化膜10内のエミッタ開孔領域11の側壁には、
サイドウオ−ル・スペ−サ8が設けられているため、前
記N+型エミッタ電極6及び上層配線層の被覆性が向上
し、断線やショ−ト等のない配線の信頼性の高い半導体
素子が得られる。
なす酸化膜10内のエミッタ開孔領域11の側壁には、
サイドウオ−ル・スペ−サ8が設けられているため、前
記N+型エミッタ電極6及び上層配線層の被覆性が向上
し、断線やショ−ト等のない配線の信頼性の高い半導体
素子が得られる。
【0017】次に、図1に示す半導体装置の製造方法を
図3(a)〜図3(d)について順次説明する。なお、
図において図1の実施例と同一あるいは相当部分は同一
符号を用いている。
図3(a)〜図3(d)について順次説明する。なお、
図において図1の実施例と同一あるいは相当部分は同一
符号を用いている。
【0018】(1)図3(a)は、本発明による半導体
装置を製造するために予備加工された半導体基板の一部
を示す。図において、P型シリコン基板1上にN+型埋
め込み層2が形成され、その上にN型エピタキシャル成
長シリコン層3が形成されている。さらに、N型エピタ
キシャル成長シリコン層3内にはフィ−ルド酸化膜4及
びP型ベ−ス拡散領域5がそれぞれ形成され、基板上に
化学気相成長(CVD)法により膜厚が2000〜60
00Å程度に酸化膜10が形成され、さらに、この酸化
膜10にはフォトエッチング法によりエミッタ開孔領域
11が形成されている。
装置を製造するために予備加工された半導体基板の一部
を示す。図において、P型シリコン基板1上にN+型埋
め込み層2が形成され、その上にN型エピタキシャル成
長シリコン層3が形成されている。さらに、N型エピタ
キシャル成長シリコン層3内にはフィ−ルド酸化膜4及
びP型ベ−ス拡散領域5がそれぞれ形成され、基板上に
化学気相成長(CVD)法により膜厚が2000〜60
00Å程度に酸化膜10が形成され、さらに、この酸化
膜10にはフォトエッチング法によりエミッタ開孔領域
11が形成されている。
【0019】(2)図3(b)は、基板上にCVD法に
よりリン濃度が10〜20mol%程度のPSG膜を5
000〜10000Å程度堆積後、反応性イオンエッチ
ング(RIE)法により、前記酸化膜10のエミッタ開
孔領域11の側壁にサイドウオ−ル・スペ−サ8を形成
した状態を示す。ここで、サイドウオ−ル・スペ−サの
幅は0.15〜0.3μm程度に設定される。
よりリン濃度が10〜20mol%程度のPSG膜を5
000〜10000Å程度堆積後、反応性イオンエッチ
ング(RIE)法により、前記酸化膜10のエミッタ開
孔領域11の側壁にサイドウオ−ル・スペ−サ8を形成
した状態を示す。ここで、サイドウオ−ル・スペ−サの
幅は0.15〜0.3μm程度に設定される。
【0020】(3)図3(c)は、CVD法により多結
晶シリコン層を堆積後、砒素の60〜100keV、5
X1015〜5X1016cm-3程度のイオン注入法を行
い、その後、フォトエッチング法でN+型エミッタ電極
6を形成した状態を示す。
晶シリコン層を堆積後、砒素の60〜100keV、5
X1015〜5X1016cm-3程度のイオン注入法を行
い、その後、フォトエッチング法でN+型エミッタ電極
6を形成した状態を示す。
【0021】(4)図3(d)は、窒素雰囲気で、90
0〜1000℃、20〜60分間程度のアニ−ル処理を
行うことにより、N+型エミッタ電極6及びサイドウオ
−ル・スペ−サ8からの砒素及びリンの不純物拡散によ
り、それぞれN+型エミッタ拡散領域7と、このN+型エ
ミッタ領域7の表面近傍に接続したN-型拡散領域9を
形成した状態を示す。なお、この熱処理を調整すること
により、所望の不純物濃度及び接合深さのN+型エミッ
タ拡散領域7とN-型拡散領域9を設定できる。
0〜1000℃、20〜60分間程度のアニ−ル処理を
行うことにより、N+型エミッタ電極6及びサイドウオ
−ル・スペ−サ8からの砒素及びリンの不純物拡散によ
り、それぞれN+型エミッタ拡散領域7と、このN+型エ
ミッタ領域7の表面近傍に接続したN-型拡散領域9を
形成した状態を示す。なお、この熱処理を調整すること
により、所望の不純物濃度及び接合深さのN+型エミッ
タ拡散領域7とN-型拡散領域9を設定できる。
【0022】以下、従来法により、配線電極の形成等が
なされ、前述の効果を奏する図1に示すようなバイポ−
ラトランジスタが得られる。
なされ、前述の効果を奏する図1に示すようなバイポ−
ラトランジスタが得られる。
【0023】上記実施例によれば、N+型エミッタ領域
7の表面近傍に接続したN-型拡散領域9の形成におい
ては、フォトリゾグラフィ工程、すなわちマスク等の位
置合わせが不要であり、自己整合的に形成することがで
きる。
7の表面近傍に接続したN-型拡散領域9の形成におい
ては、フォトリゾグラフィ工程、すなわちマスク等の位
置合わせが不要であり、自己整合的に形成することがで
きる。
【0024】なお、上記実施例は、NPN型バイポ−ラ
トランジスタの場合について述べたが、本発明はPNP
型バイポ−ラトランジスタの場合についても有効であ
る。
トランジスタの場合について述べたが、本発明はPNP
型バイポ−ラトランジスタの場合についても有効であ
る。
【0025】さらに、本発明は、バイポ−ラトランジス
タとMOSFETとを同一基板上に具備するBi−MO
S半導体装置の場合においても有効である。
タとMOSFETとを同一基板上に具備するBi−MO
S半導体装置の場合においても有効である。
【0026】以上、本発明を実施例に基いて説明した
が、本発明は上記実施例に限定されることなく、その要
旨を逸しない範囲で種々変更が可能であることは言うま
でもない。
が、本発明は上記実施例に限定されることなく、その要
旨を逸しない範囲で種々変更が可能であることは言うま
でもない。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の半導体装置
によれば、バイポ−ラトランジスタのエミッタ拡散領域
の表面近傍に接続し、酸化膜内のエミッタ開孔領域の側
壁に設けられた高濃度の不純物を含有する絶縁膜膜から
なるサイドウオ−ル・スペ−サからの不純物拡散により
形成された低濃度の拡散領域が配設されているため、エ
ミッタ−ベ−ス接合間の電界ピ−クを緩和し、逆方向電
圧印加の際のエミッタ−ベ−ス接合間の逆方向電圧印加
に起因したホットキャリヤ効果を抑制することができ
る。その結果、微細化に伴うなう、バイポ−ラトランジ
スタのホットキャリヤ効果の問題は回避することがで
き、微細で、高性能なバイポ−ラトランジスタを実現せ
しめることができる。
によれば、バイポ−ラトランジスタのエミッタ拡散領域
の表面近傍に接続し、酸化膜内のエミッタ開孔領域の側
壁に設けられた高濃度の不純物を含有する絶縁膜膜から
なるサイドウオ−ル・スペ−サからの不純物拡散により
形成された低濃度の拡散領域が配設されているため、エ
ミッタ−ベ−ス接合間の電界ピ−クを緩和し、逆方向電
圧印加の際のエミッタ−ベ−ス接合間の逆方向電圧印加
に起因したホットキャリヤ効果を抑制することができ
る。その結果、微細化に伴うなう、バイポ−ラトランジ
スタのホットキャリヤ効果の問題は回避することがで
き、微細で、高性能なバイポ−ラトランジスタを実現せ
しめることができる。
【0028】さらに、基板上に形成された層間絶縁膜内
のエミッタ開孔領域の側壁には、サイドウオ−ル・スペ
−サが設けられているため、エミッタ電極及び上層配線
層の被覆性が向上し、断線やショ−ト等のない配線の信
頼性の高い半導体素子が得られる効果がある。
のエミッタ開孔領域の側壁には、サイドウオ−ル・スペ
−サが設けられているため、エミッタ電極及び上層配線
層の被覆性が向上し、断線やショ−ト等のない配線の信
頼性の高い半導体素子が得られる効果がある。
【図1】 本発明の半導体装置の一実施例を示す断面図
である。
である。
【図2】 従来の半導体装置示す断面図である。
【図3】 図1に示す半導体装置の製造工程別断面図で
ある。
ある。
1 P型シリコン基板 2 N+型埋め込み層 3 N型エピタキシャル成長シリコン層 4 フィ−ルド酸化膜 5 P型ベ−ス拡散領域 6 N+型エミッタ電極 7 N+型エミッタ拡散領域 8 サイドウオ−ル・スペ−サ 9 N-型拡散領域 10 酸化膜 11 エミッタ開孔領域
Claims (1)
- 【請求項1】 少なくともバイポ−ラトランジスタを具
備する半導体装置において、 前記バイポ−ラトランジスタの第一導電型ベ−ス拡散領
域上に形成された層間絶縁膜に設けられたエミッタ開孔
領域と、 前記エミッタ開孔領域の側壁に配設された、第二導電型
不純物を含有する絶縁膜からなるサイドウオ−ル・スペ
−サと、 前記エミッタ開孔領域から前記サイドウオ−ル・スペ−
サ及び前記層間絶縁膜にオ−バ−ラップして形成された
多結晶シリコン層からなる第二導電型エミッタ電極と、 前記第二導電型エミッタ電極からの不純物拡散により形
成された第二導電型の第一拡散領域と、前記サイドウオ
−ル・スペ−サからの不純物拡散により、前記第一拡散
領域の表面近傍に接続し、前記第一拡散領域より不純物
濃度が低く形成された第二導電型の第二拡散領域から構
成されてなるエミッタ拡散領域を具備することを特徴と
する半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27114191A JPH05109744A (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27114191A JPH05109744A (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05109744A true JPH05109744A (ja) | 1993-04-30 |
Family
ID=17495895
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27114191A Pending JPH05109744A (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | 半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05109744A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100422360B1 (ko) * | 1996-10-29 | 2004-05-31 | 주식회사 하이닉스반도체 | 바이폴라트랜지스터및그의제조방법 |
US7572708B1 (en) * | 2007-03-08 | 2009-08-11 | National Semiconductor Corporation | Utilization of doped glass on the sidewall of the emitter window in a bipolar transistor structure |
-
1991
- 1991-10-18 JP JP27114191A patent/JPH05109744A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100422360B1 (ko) * | 1996-10-29 | 2004-05-31 | 주식회사 하이닉스반도체 | 바이폴라트랜지스터및그의제조방법 |
US7572708B1 (en) * | 2007-03-08 | 2009-08-11 | National Semiconductor Corporation | Utilization of doped glass on the sidewall of the emitter window in a bipolar transistor structure |
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