JPH05109261A - 磁気デイスク装置 - Google Patents

磁気デイスク装置

Info

Publication number
JPH05109261A
JPH05109261A JP26800091A JP26800091A JPH05109261A JP H05109261 A JPH05109261 A JP H05109261A JP 26800091 A JP26800091 A JP 26800091A JP 26800091 A JP26800091 A JP 26800091A JP H05109261 A JPH05109261 A JP H05109261A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic disk
desiccant
base
humidity
disk device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26800091A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Aoyanagi
武史 青柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Ibaraki Ltd
Original Assignee
NEC Ibaraki Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Ibaraki Ltd filed Critical NEC Ibaraki Ltd
Priority to JP26800091A priority Critical patent/JPH05109261A/ja
Publication of JPH05109261A publication Critical patent/JPH05109261A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】磁気ディスクと磁気ヘッドとの吸着、及び磁気
ディスクの耐久性の劣化を防止し、磁気ディスク装置の
信頼性の向上をはかる。 【構成】磁気ディスク装置のカバー6又はベース7を中
空胴構造とし、この中に調湿乾燥剤又は調湿乾燥剤と活
性炭との混合物10を収容する。もしくは、中空胴部を
分割し、調湿乾燥剤11,活性炭12をそれぞれ収容す
る。そして、中空胴部に設けた通気孔13,呼吸孔15
を介して、磁気ディスク装置内の湿度を一定に保つとと
もにガスケット8から装置内部に拡散したガスを除去す
る。これにより、磁気ディスク1と磁気ヘッド2との吸
着、及び磁気ディスク1の耐久性の劣化を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ディスク装置に関
し、特に密封容器内に乾燥剤を有する磁気ディスク装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の磁気ディスク装置は、図3に示す
ように、カバー16とベース17との間にガスケット8
を介して密封構造をなしており、この密封容器内では、
ボイスコイルモーター4で駆動されるキャリッジ3に搭
載された磁気ヘッド2が、高速回転する磁気ディスク1
上を浮上し、情報の記録・再生を行っている。磁気ディ
スク装置が密封構造となっているのは、密封容器内の清
浄度を保ち外部からの塵埃の進入を防止する為であっ
て、もしも、塵埃の浸入があった場合には、磁気ディス
ク1と浮上している磁気ヘッド2との間隙に塵埃が入り
込み、磁気ディスク1や磁気ヘッド2に損傷を与える可
能性があるからである。
【0003】この磁気ディスク装置の停止時には、磁気
ヘッド2が磁気ディスク1上で接触して停止している
が、外部環境の影響により拡散現象で密封容器内の湿度
が高くなると、密封容器内の水蒸気量も多くなり、接触
停止している磁気ヘッド2と磁気ディスク1とが吸着を
置こす恐れがある。すなわち、磁気ディスク1を搭載し
たスピンドルモーター5が起動しなくなり、情報の記録
・再生ができなくなる。このため、密封容器内に乾燥剤
9を収容し、密封容器内の湿度を常に低湿度(約50%
以下)に保って吸着が生じるのを防いでいる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の磁気デ
ィスク装置は、密封容器内を低湿度に保つために乾燥剤
を収容しているが、年々磁気ディスク装置の記憶容量が
増加するとともに、磁気ディスク装置の小型化がはから
れ、乾燥剤を収容するスペースが狭くなり、適量の乾燥
剤を収容することが困難であった。このため、乾燥剤の
量が少ないと吸水量も減少するため、密封容器内の水蒸
気量が多くなって磁気ヘッドと磁気ディスクとが吸着す
るという問題点があった。
【0005】また、密封容器のシール部にガスケット
(ゴム系の材料)を用いているが、このガスケットから
ガスが発生して密封容器内に拡散する。そして、ガスに
よる影響で磁気ヘッドと磁気ディスクとが吸着したり、
磁気ディスクの耐久力を劣化させ、磁気ディスク装置の
信頼性が低下するという問題点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、磁気ディスク
を保持し回転させるスピンドルモーターと、前記磁気デ
ィスク面に対向する磁気ヘッドを保持し所定のトラック
に位置決めする位置決め機構と、前記スピンドルモータ
ーと前記位置決め機構とを固定するベースと、このベー
スを覆って密封するカバーとを有する磁気ディスク装置
において、前記カバー又は前記ベースのうち少なくとも
一方を中空胴構造とし、この中空胴内に乾燥剤を収容す
るとともに、前記中空胴内から磁気ディスク装置内に通
じる通気孔を備えている。
【0007】また、前記カバー又は前記ベースの前記中
空胴を少なくとも2分割し、その一方に乾燥剤を収容
し、かつ他方にガス吸着剤を収容してもよく、更に、前
記中空胴が外気を呼吸する呼吸孔を備えてもよい。
【0008】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0009】図1は本発明の第1の実施例を示す縦断面
図である。図1において、本実施例は、中空胴構造とし
たカバー6とベース7の間にガスケット8を介して密封
した容器内に、ボイスコイルモーター4で駆動されるキ
ャリッジ3に搭載された磁気ヘッド2が、スピンドルモ
ーター5に搭載し高速回転する磁気ディスク1上を浮上
して情報の記録・再生を行うように構成されている。そ
して、カバー6とベース7とに設けた中空胴内には、調
湿乾燥剤11を収容し通気孔13を通して密封容器内の
湿度を一定に保っている。
【0010】この調湿乾燥剤11は、外気の温度変化に
対しても密封容器内の湿度を一定に保つ能力があり、す
なわち、外部環境が変化して密封容器内の湿度が上昇し
ようとすると、調湿乾燥剤11によって一定の水分量が
吸収されるため、密封容器内の湿度は一定に保持された
状態となる。
【0011】また、カバー6と、ベース7に設けた中空
胴部に調湿乾燥剤11を収容しているため収容スペース
にも余裕があり、密封容器の容積に必要な量の調湿乾燥
剤11を収容する事ができ、水分の吸水量が減少するの
を防止することができる。
【0012】次に、図2は本発明の第2の実施例を示す
縦断面図である。図2において、本実施例は、カバー6
及びベース7のいずれか一方、もしくは双方に、少なく
とも2つの中空胴が設けられ、一方には調湿乾燥剤11
が収容され、他方には活性炭12が収容されている。密
封容器内の構造は、図1と同様であり、外部環境の変化
によって密封容器内の湿度が変化しようとしても、通気
孔13を通して調湿乾燥剤11の作用により、密封容器
内は一定の湿度で保たれる。
【0013】また、外気を呼吸するための呼吸孔15と
これに装着する呼吸フィルタ14とを調湿乾燥剤11を
収容した方の中空胴部に設けることによって、外部から
水蒸気が浸入しても調湿乾燥剤11によって吸収される
ため、密封容器内への水蒸気の浸入を防止することがで
きる。
【0014】更に、カバー6とベース7との間にシール
剤として用いたガスケット8からガスが発生しても、他
方の中空胴内に収容した活性炭12によって発生したガ
スを除去することができる。すなわち、活性炭12はガ
ス吸着や脱臭などの特性を持っているため、ガスケット
8からガスが発生しても、通気鉱13を通して吸収する
ため、密封容器内へのガス拡散を防止することができ
る。
【0015】このように、カバー6とベース7とに2つ
の中空胴を設け、それぞれに調湿乾燥剤11と活性炭1
2とを分割して収容することにより密封容器内の湿度を
一定に保つことができ、かつガスの拡散を防止すること
ができる。
【0016】なお、図1に示す第1の実施例において、
カバー6とベース7とに設けた中空胴に調湿乾燥剤11
に代えて調湿乾燥剤と活性炭との混合物10を収容すれ
ば、カバー6とベース7の構造もより簡単になり、図2
に示す第2の実施例のように調湿乾燥剤11と活性炭1
2とを分割して収容する必要がなくなり、密封容器内の
湿度の一定保持とガス散乱防止とが同時にできる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、密封容器
のカバー及びベースに中空胴を設け、この中空胴内に調
湿乾燥剤、あるいは調湿乾燥剤と活性炭とを収容するこ
とにより、密封容器内の湿度を一定に保持することがで
きる。
【0018】また、密封容器内へのガスの拡散を防止す
ることができるため、磁気ヘッドと磁気ディスクとの吸
着及び磁気ディスクの耐久力劣化を防止することがで
き、磁気ディスク装置の信頼性が向上するという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す縦断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す縦断面図である。
【図3】従来例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 磁気ディスク 2 磁気ヘッド 3 キャッリッジ 4 ボイスコイルモーター 5 スピンドルモーター 6 カバー 7 ベース 8 ガスケット 9 乾燥剤 10 調湿乾燥剤と活性炭との混合物 11 調湿乾燥剤 12 活性炭 13 通気孔 14 呼吸フィルタ 15 呼吸孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ディスクを保持し回転させるスピン
    ドルモーターと、前記磁気ディスク面に対向する磁気ヘ
    ッドを保持し所定のトラックに位置決めする位置決め機
    構と、前記スピンドルモーターと前記位置決め機構とを
    固定するベースと、このベースを覆って密封するカバー
    とを有する磁気ディスク装置において、前記カバー又は
    前記ベースのうち少なくとも一方を中空胴構造とし、こ
    の中空胴内に乾燥剤を収容するとともに、前記中空胴内
    から磁気ディスク装置内に通じる通気孔を備えることを
    特徴とする磁気ディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記カバー又は前記ベースの前記中空胴
    を少なくとも2分割し、その一方に乾燥剤を収容し、か
    つ他方にカス吸着剤を収容することを特徴とする請求項
    1記載の磁気ディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記少なくとも2分割し、かつ前記乾燥
    剤を収容する前記中空胴が外気を呼吸する呼吸孔を備え
    ることを特徴とする請求項2記載の磁気ディスク装置。
JP26800091A 1991-10-17 1991-10-17 磁気デイスク装置 Pending JPH05109261A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26800091A JPH05109261A (ja) 1991-10-17 1991-10-17 磁気デイスク装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26800091A JPH05109261A (ja) 1991-10-17 1991-10-17 磁気デイスク装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05109261A true JPH05109261A (ja) 1993-04-30

Family

ID=17452522

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26800091A Pending JPH05109261A (ja) 1991-10-17 1991-10-17 磁気デイスク装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05109261A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6867939B2 (en) * 2001-02-21 2005-03-15 Fujitsu Limited Disk unit and information processing apparatus
US6961208B2 (en) * 2002-03-22 2005-11-01 Seagate Technology Llc Acoustically improved disc drive cover made of porous metal matrix with ceramic constrained within pores of matrix

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6867939B2 (en) * 2001-02-21 2005-03-15 Fujitsu Limited Disk unit and information processing apparatus
US6961208B2 (en) * 2002-03-22 2005-11-01 Seagate Technology Llc Acoustically improved disc drive cover made of porous metal matrix with ceramic constrained within pores of matrix

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5392177A (en) Sealed DASD having humidity control and method of making same
US9058851B1 (en) Information-storage device including an oxygen absorbing device
US8693135B2 (en) Magnetic storage device with means for supplying a beneficial vapor via a desiccant device
US7365937B2 (en) Inert gas atmosphere replenishment structure
JPH05109261A (ja) 磁気デイスク装置
JP2021034083A (ja) 磁気ディスク装置
JP2003263882A (ja) ディスク装置
JP2658993B2 (ja) 磁気ディスク装置
JP2002100179A (ja) 磁気ディスク装置
JPH04181588A (ja) 磁気ディスク装置
JPH02301091A (ja) 磁気ディスク装置
JPH02172089A (ja) 磁気ディスク装置
JPH04149886A (ja) 磁気ディスク装置
JPH05342840A (ja) 磁気ディスク装置
JPH02244478A (ja) 磁気ディスク装置
JPH08171791A (ja) 磁気ディスク装置
JPH0127513B2 (ja)
JPH01199389A (ja) 磁気ディスク装置および結露防止容器
JPH0714378A (ja) 磁気ディスク装置
JP2022180054A (ja) 磁気記録再生装置、及びその製造方法
JPH01211296A (ja) 磁気ディスク装置
JPH03100988A (ja) 磁気ディスク装置
JP2004055055A (ja) 磁気ディスク装置
JPS5856270A (ja) 滋気デイスク装置
JPS5922274A (ja) 密封型磁気デイスク装置