JPH0714378A - 磁気ディスク装置 - Google Patents
磁気ディスク装置Info
- Publication number
- JPH0714378A JPH0714378A JP15095793A JP15095793A JPH0714378A JP H0714378 A JPH0714378 A JP H0714378A JP 15095793 A JP15095793 A JP 15095793A JP 15095793 A JP15095793 A JP 15095793A JP H0714378 A JPH0714378 A JP H0714378A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic disk
- humidity
- disk device
- silica gel
- moisture absorption
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 関係湿度が高くなる程吸湿特性が大きくなる
第一の吸湿剤と関係湿度が高くなる程吸湿特性が小さく
なる第二の吸湿剤とを混合して収容するか、または別個
に収容した吸湿部材を密封容器内に設ける。 【効果】 磁気ディスク装置を高湿度の環境下に長時間
保持したときの吸湿剤の寿命を改善することができ、従
って密封容器内の湿度を長期間に亘って適正に保つこと
が可能となる。
第一の吸湿剤と関係湿度が高くなる程吸湿特性が小さく
なる第二の吸湿剤とを混合して収容するか、または別個
に収容した吸湿部材を密封容器内に設ける。 【効果】 磁気ディスク装置を高湿度の環境下に長時間
保持したときの吸湿剤の寿命を改善することができ、従
って密封容器内の湿度を長期間に亘って適正に保つこと
が可能となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスクと磁気デ
ィスクに対してデータの書込み読出しを行う磁気ヘッド
とを密封容器内に収容した磁気ディスク装置に関する。
ィスクに対してデータの書込み読出しを行う磁気ヘッド
とを密封容器内に収容した磁気ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の磁気ディスク装置の一例を
示す断面図である。
示す断面図である。
【0003】磁気ディスクと磁気ディスクに対してデー
タの書込み読出しを行う磁気ヘッドとを密封容器内に収
容した従来の磁気ディスク装置は、図4に示すように、
磁気ディスク1と、磁気ディスク1と交互に積載される
スペーサリング2と、磁気ディスク1およびスペーサリ
ング2と一体になって回転するスピンドルモータ3と、
磁気ディスク1に対してデータの書込み読出しを行う磁
気ヘッド4と、磁気ヘッド4を保持するアーム5と、ア
ーム5を駆動して磁気ヘッド4の磁気ディスク1に対す
る位置決めを行うキャリッジ6と、スピンドルモータ3
およびキャリッジ6を取付けるベース7と、ベース7と
共にスピンドルモータ3およびキャリッジ6を密封して
収容するカバー8とを備えており、カバー8には、ベー
ス7およびカバー8によって構成される密封容器の内外
の圧力差を調整するための呼吸穴9が設けてある。呼吸
穴9には、外部から密封容器の中に流入する空気に含ま
れるダストを除去するため、呼吸フィルタ10が取付け
てある。また、密封容器の中には、外部から流入する空
気の中に含まれている水分を除去するため、A型シリカ
ゲル11を収容した吸湿剤容器15が設けてある。
タの書込み読出しを行う磁気ヘッドとを密封容器内に収
容した従来の磁気ディスク装置は、図4に示すように、
磁気ディスク1と、磁気ディスク1と交互に積載される
スペーサリング2と、磁気ディスク1およびスペーサリ
ング2と一体になって回転するスピンドルモータ3と、
磁気ディスク1に対してデータの書込み読出しを行う磁
気ヘッド4と、磁気ヘッド4を保持するアーム5と、ア
ーム5を駆動して磁気ヘッド4の磁気ディスク1に対す
る位置決めを行うキャリッジ6と、スピンドルモータ3
およびキャリッジ6を取付けるベース7と、ベース7と
共にスピンドルモータ3およびキャリッジ6を密封して
収容するカバー8とを備えており、カバー8には、ベー
ス7およびカバー8によって構成される密封容器の内外
の圧力差を調整するための呼吸穴9が設けてある。呼吸
穴9には、外部から密封容器の中に流入する空気に含ま
れるダストを除去するため、呼吸フィルタ10が取付け
てある。また、密封容器の中には、外部から流入する空
気の中に含まれている水分を除去するため、A型シリカ
ゲル11を収容した吸湿剤容器15が設けてある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の磁気ディスク装置は、呼吸穴を介して外部から密封容
器の中に流入する空気の中に含まれている水分を除去す
るため、吸湿剤としてA型シリカゲルを設けているが、
吸湿剤の装備容量に限度があるため、高湿度の環境下で
は、吸湿剤はすぐ寿命に到達して密封容器内が高湿度に
なり、このため磁気ディスクと磁気ヘッドとが吸着を起
すという欠点を有している。
の磁気ディスク装置は、呼吸穴を介して外部から密封容
器の中に流入する空気の中に含まれている水分を除去す
るため、吸湿剤としてA型シリカゲルを設けているが、
吸湿剤の装備容量に限度があるため、高湿度の環境下で
は、吸湿剤はすぐ寿命に到達して密封容器内が高湿度に
なり、このため磁気ディスクと磁気ヘッドとが吸着を起
すという欠点を有している。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気ディスク装
置は、磁気ディスクと、前記磁気ディスクと交互に積載
されるスペーサリングと、前記磁気ディスクおよび前記
スペーサリングと一体になって回転するスピンドルモー
タと、前記磁気ディスクに対してデータの書込み読出し
を行う磁気ヘッドと、前記磁気ヘッドを保持するアーム
と、前記アームを駆動して前記磁気ヘッドの前記磁気デ
ィスクに対する位置決めを行うキャリッジと、前記スピ
ンドルモータおよび前記キャリッジを取付けるベース
と、前記スピンドルモータおよび前記キャリッジを密封
して収容するカバーとを備える磁気ディスク装置におい
て、関係湿度が高くなる程吸湿特性が大きくなる第一の
吸湿剤と関係湿度が高くなる程吸湿特性が小さくなる第
二の吸湿剤とを混合して収容した吸湿部材、または前記
第一の吸湿剤と前記第二の吸湿剤とを別個に収容した吸
湿部材を、前記ベースと前記カバーとで構成した密封容
器内に設けたものである。
置は、磁気ディスクと、前記磁気ディスクと交互に積載
されるスペーサリングと、前記磁気ディスクおよび前記
スペーサリングと一体になって回転するスピンドルモー
タと、前記磁気ディスクに対してデータの書込み読出し
を行う磁気ヘッドと、前記磁気ヘッドを保持するアーム
と、前記アームを駆動して前記磁気ヘッドの前記磁気デ
ィスクに対する位置決めを行うキャリッジと、前記スピ
ンドルモータおよび前記キャリッジを取付けるベース
と、前記スピンドルモータおよび前記キャリッジを密封
して収容するカバーとを備える磁気ディスク装置におい
て、関係湿度が高くなる程吸湿特性が大きくなる第一の
吸湿剤と関係湿度が高くなる程吸湿特性が小さくなる第
二の吸湿剤とを混合して収容した吸湿部材、または前記
第一の吸湿剤と前記第二の吸湿剤とを別個に収容した吸
湿部材を、前記ベースと前記カバーとで構成した密封容
器内に設けたものである。
【0006】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0007】図1は本発明の第一の実施例を示す断面
図、図3は図1の実施例においけるA型シリカゲルおよ
び高吸水性樹脂の吸水特性を示す特性図である。
図、図3は図1の実施例においけるA型シリカゲルおよ
び高吸水性樹脂の吸水特性を示す特性図である。
【0008】図1の実施例の構成は、吸湿剤容器13以
外は図4の従来例と同じであり、それらの作用もまた同
じである。
外は図4の従来例と同じであり、それらの作用もまた同
じである。
【0009】吸湿剤容器13は、A型シリカゲル11と
高吸水性樹脂12とを混合して収容している。
高吸水性樹脂12とを混合して収容している。
【0010】A型シリカゲル11の吸湿特性(吸水率)
は、図3に示すように、関係湿度(RH)が高くなる程
吸湿特性が小さくなる(傾きが小さくなる)。一方高吸
水性樹脂12は、関係湿度(RH)が高くなる程吸湿特
性が大きくなる(傾きが大きくなる)。従って例えば磁
気ディスク装置の外の湿度が50%程度であれば、磁気
ディスク装置の起動または停止のときに温度変化があっ
ても、A型シリカゲル11の吸放水によって密封容器内
の湿度を30〜60%に保つことができる。
は、図3に示すように、関係湿度(RH)が高くなる程
吸湿特性が小さくなる(傾きが小さくなる)。一方高吸
水性樹脂12は、関係湿度(RH)が高くなる程吸湿特
性が大きくなる(傾きが大きくなる)。従って例えば磁
気ディスク装置の外の湿度が50%程度であれば、磁気
ディスク装置の起動または停止のときに温度変化があっ
ても、A型シリカゲル11の吸放水によって密封容器内
の湿度を30〜60%に保つことができる。
【0011】しかし、磁気ディスク装置を高湿度の環境
下に長時間保持すると、A型シリカゲル11は寿命に到
達する。これを補うため、高湿度における吸水率が高い
高吸水性樹脂12を混合しておくと、A型シリカゲル1
1の寿命を改善することができ、従って密封容器内の湿
度を長期間に亘って適正に保つことが可能となる。
下に長時間保持すると、A型シリカゲル11は寿命に到
達する。これを補うため、高湿度における吸水率が高い
高吸水性樹脂12を混合しておくと、A型シリカゲル1
1の寿命を改善することができ、従って密封容器内の湿
度を長期間に亘って適正に保つことが可能となる。
【0012】図2は本発明の第二の実施例を示す断面図
である。
である。
【0013】図2の実施例の構成も吸湿剤容器14以外
は図4の従来例と同じであり、それらの作用もまた同じ
である。
は図4の従来例と同じであり、それらの作用もまた同じ
である。
【0014】吸湿剤容器14は、A型シリカゲル11と
高吸水性樹脂12とを別個に収容している。
高吸水性樹脂12とを別個に収容している。
【0015】本実施例の作用および効果は、図1の実施
例と同じである。
例と同じである。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の磁気ディ
スク装置は、関係湿度が高くなる程吸湿特性が大きくな
る第一の吸湿剤と関係湿度が高くなる程吸湿特性が小さ
くなる第二の吸湿剤とを混合して収容するか、または別
個に収容した吸湿部材を密封容器内に設けることによ
り、磁気ディスク装置を高湿度の環境下に長時間保持し
たときの吸湿剤の寿命を改善することができ、従って密
封容器内の湿度を長期間に亘って適正に保つことが可能
となるという効果がある。
スク装置は、関係湿度が高くなる程吸湿特性が大きくな
る第一の吸湿剤と関係湿度が高くなる程吸湿特性が小さ
くなる第二の吸湿剤とを混合して収容するか、または別
個に収容した吸湿部材を密封容器内に設けることによ
り、磁気ディスク装置を高湿度の環境下に長時間保持し
たときの吸湿剤の寿命を改善することができ、従って密
封容器内の湿度を長期間に亘って適正に保つことが可能
となるという効果がある。
【図1】本発明の第一の実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の第二の実施例を示す断面図である。
【図3】図1の実施例においけるA型シリカゲルおよび
高吸水性樹脂の吸水特性を示す特性図である。
高吸水性樹脂の吸水特性を示す特性図である。
【図4】従来の磁気ディスク装置の一例を示す断面図で
ある。
ある。
1 磁気ディスク 2 スペーサリング 3 スピンドルモータ 4 磁気ヘッド 5 アーム 6 キャリッジ 7 ベース 8 カバー 9 呼吸穴 10 呼吸フィルタ 11 A型シリカゲル 12 高吸水性樹脂 13・14・15 吸湿剤容器
Claims (2)
- 【請求項1】 磁気ディスクと、前記磁気ディスクと交
互に積載されるスペーサリングと、前記磁気ディスクお
よび前記スペーサリングと一体になって回転するスピン
ドルモータと、前記磁気ディスクに対してデータの書込
み読出しを行う磁気ヘッドと、前記磁気ヘッドを保持す
るアームと、前記アームを駆動して前記磁気ヘッドの前
記磁気ディスクに対する位置決めを行うキャリッジと、
前記スピンドルモータおよび前記キャリッジを取付ける
ベースと、前記スピンドルモータおよび前記キャリッジ
を密封して収容するカバーとを備える磁気ディスク装置
において、関係湿度が高くなる程吸湿特性が大きくなる
第一の吸湿剤と関係湿度が高くなる程吸湿特性が小さく
なる第二の吸湿剤とを混合して収容した吸湿部材を前記
ベースと前記カバーとで構成した密封容器内に設けたこ
とを特徴とする磁気ディスク装置。 - 【請求項2】 磁気ディスクと、前記磁気ディスクと交
互に積載されるスペーサリングと、前記磁気ディスクお
よび前記スペーサリングと一体になって回転するスピン
ドルモータと、前記磁気ディスクに対してデータの書込
み読出しを行う磁気ヘッドと、前記磁気ヘッドを保持す
るアームと、前記アームを駆動して前記磁気ヘッドの前
記磁気ディスクに対する位置決めを行うキャリッジと、
前記スピンドルモータおよび前記キャリッジを取付ける
ベースと、前記スピンドルモータおよび前記キャリッジ
を密封して収容するカバーとを備える磁気ディスク装置
において、関係湿度が高くなる程吸湿特性が大きくなる
第一の吸湿剤と関係湿度が高くなる程吸湿特性が小さく
なる第二の吸湿剤とを別個に収容した吸湿部材を前記ベ
ースと前記カバーとで構成した密封容器内に設けたこと
を特徴とする磁気ディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15095793A JPH0714378A (ja) | 1993-06-23 | 1993-06-23 | 磁気ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15095793A JPH0714378A (ja) | 1993-06-23 | 1993-06-23 | 磁気ディスク装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0714378A true JPH0714378A (ja) | 1995-01-17 |
Family
ID=15508133
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15095793A Withdrawn JPH0714378A (ja) | 1993-06-23 | 1993-06-23 | 磁気ディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0714378A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6765753B2 (en) | 2002-03-08 | 2004-07-20 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Disk apparatus |
KR101599793B1 (ko) * | 2014-09-01 | 2016-03-04 | 이태영 | 방습수단이 구비된 전기모터 일체형 구동 회전체 |
-
1993
- 1993-06-23 JP JP15095793A patent/JPH0714378A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6765753B2 (en) | 2002-03-08 | 2004-07-20 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Disk apparatus |
KR101599793B1 (ko) * | 2014-09-01 | 2016-03-04 | 이태영 | 방습수단이 구비된 전기모터 일체형 구동 회전체 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000905 |