JPH07254267A - 磁気ディスク装置の呼吸フィルタアセンブリ - Google Patents

磁気ディスク装置の呼吸フィルタアセンブリ

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JPH07254267A
JPH07254267A JP4419294A JP4419294A JPH07254267A JP H07254267 A JPH07254267 A JP H07254267A JP 4419294 A JP4419294 A JP 4419294A JP 4419294 A JP4419294 A JP 4419294A JP H07254267 A JPH07254267 A JP H07254267A
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恒頼 井野
Takeshi Furukawa
毅 古川
Masaki Jinbo
雅樹 神保
Hisashi Kaneko
久 金子
Shinichi Fukuzawa
信一 福沢
Masaharu Sugimoto
雅治 杉本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は小サイズ且つ簡単な構造で長い間に
渡り腐食性ガスを吸着除去することが可能な磁気ディス
ク装置の呼吸フィルタアセンブリを提供することを目的
とする。 【構成】 ベース14とこのベースに固定された通気口
16aを有するカバー16とを含んだ磁気ディスク装置
の呼吸フィルタアセンブリ。呼吸フィルタアセンブリは
通気口16aに連通する通気入口44aと磁気ディスク
装置内部に連通する通気出口44bとを有し、カバー1
6の内面に固着されたケーシング44と、通気入口44
aに隣接してケーシング44内に収容された、通気入口
44aから通気出口44bに向かう空気流方向に概略平
行な方向に並んだ複数の繊維からなる第1フィルタ48
を含んでいる。呼吸フィルタアセンブリはさらに、通気
出口44bを塞ぐようにケーシング44に接着された第
2フィルタ54と、第1フィルタ48と第2フィルタ5
4の間のケーシング44内部に収容された活性炭層50
とを含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ディスク装置の呼吸
フィルタアセンブリに関する。近年、コンピュータ用外
部記憶装置の一種である磁気ディスク装置の小型化、薄
型化が進んでおり、さらに低消費電力化が求められてい
る。また、大容量化のために磁気ディスクの記録密度の
向上が要求され、装置に搭載する磁気ディスクの枚数が
増加している。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ用磁気ディスク装置では、
ヘッドと磁気ディスクとの関係はコンタクトスタートス
トップ(CSS)方式が一般的に採用されている。この
方式では、ディスク回転中においては、高速回転により
発生する空気流体による浮上力とヘッドをディスクに押
し付けるスプリングアームとの力のバランスで、ヘッド
は磁気ディスク上を微小な間隙を保って浮上する。
【0003】磁気ディスクの回転が停止すると、ヘッド
はディスク上の接触可能領域へ移動し、そこでヘッドと
ディスクが接触する。ディスクが回転停止中は、ヘッド
とディスクは接触したままである。
【0004】このように磁気ディスク回転中は、ヘッド
がディスク上を微小な間隙を保って浮上するため、僅か
な塵埃等が原因でヘッドクラッシュ等が発生する。この
ため、磁気ディスク及びこれらの磁気ディスクにデータ
の書き込み/読み出しをするアクチュエータアセンブリ
はディスクエンクロージャ(ハウジング)内に画成され
た密閉室内に配置される。
【0005】しかし、磁気ディスク装置内部の密閉を長
期間保つことは困難であり、また温度変化等に起因する
装置内部の圧力変動によって磁気ヘッドの浮上量が変化
する。これを防止するために、磁気ディスク装置のカバ
ーに微小な通気口を設け、磁気ディスク装置内部の圧力
を外部の圧力と概略等しくなるようにしている。
【0006】微小な通気口には通常呼吸フィルタが取り
付けられ、この呼吸フィルタで塵埃が装置外部から内部
に侵入するのを防止している。しかし、従来一般的に使
用されている呼吸フィルタは水蒸気や腐食性ガス等を磁
気ディスク装置内部に通すため、米国特許第4,75
1,594号には、狭くて長い通気路を形成し、空気の
拡散による装置内部への水蒸気の侵入を遅くするさせる
技術が開示されている。
【0007】また、特開昭60−147983号には、
空気の流路に絞りと乾燥剤を配置し、水蒸気の装置内部
への侵入を防止する技術が開示されている。さらに特開
平5−109260号には、磁気ディスク装置内に不織
布と金属被着フィルタと活性炭とを組み合わせたフィル
タアセンブリを組み込むことにより、磁気ディスク装置
内の有害なガス分子を除去する技術が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】磁気ディスク装置内に
侵入してくる空気中に含まれる腐食性のガスはディスク
表面や磁気ヘッドトランスデューサを酸化させ、ディス
クや磁気ヘッドの寿命を短くする。腐食性のガスをトラ
ップするのに磁気ディスク装置内に活性炭を配置するこ
とが知られている。
【0009】8インチ、5.25インチ等の大型磁気デ
ィスク装置では、十分な量の活性炭及び乾燥剤を装置内
に配置することが可能であったが、3.5インチ磁気デ
ィスク装置等の小型磁気ディスク装置では、スペースが
限られているため、十分な量の活性炭及び/又は乾燥剤
を装置内に配置することは不可能である。活性炭の量が
少ないと、直ぐに活性炭の腐食性のガスを吸収する能力
がなくなり、活性炭の寿命は短くなる。
【0010】上述した米国特許第4,751,594号
は、水蒸気や腐食性ガス等の装置内部への侵入を防止す
るたに、狭くて長い通気路を形成しているが、通気路を
長くすると通気装置が複雑且つ大型となる。また、狭く
て長い通気路を形成しただけでは、装置内部と外部の圧
力差に起因する空気の装置内部への侵入を防ぐことはで
きない。
【0011】また、特開昭60−147983号に開示
されているように、単に絞りと乾燥剤を通気口に取り付
ける方法では、空気の拡散を低減するのには不十分であ
る。この方法だと乾燥剤は、磁気ディスク装置内に侵入
してくる水蒸気だけでなく、磁気ディスク装置外の水蒸
気までも吸収することになり、乾燥剤の寿命が短くなっ
てしまう。
【0012】乾燥剤の寿命を延ばすためには、乾燥剤の
量を増やす方法があるが、特に小型磁気ディスク装置で
はスペースの関係上、装置寿命を満足させられるだけの
乾燥剤を磁気ディスク装置内に配置することは不可能で
ある。
【0013】この公開公報から簡単に類推できる技術と
して、通気口に活性炭を取り付けるという方法が考えら
れるが、ただ単に活性炭を通気口に取り付けただけでは
やはり活性炭の寿命は短く、寿命を終えた活性炭は腐食
性ガスを磁気ディスク装置内にそのまま通してしまう。
【0014】特開平5−109260号に記載されたフ
ィルタアセンブリは、磁気ディスク装置内部を循環する
有害なガスを取り除くフィルタであり、通気口に装着す
る呼吸フィルタではない。
【0015】このようなフィルタアセンブリでは、装置
内部と装置外部は通気口によってつながっているので、
装置外部から水蒸気や腐食性ガスは装置内部に入り込
む。また水蒸気や腐食性ガスが一度装置内部に行き渡っ
てから、水蒸気や腐食性ガスを吸収するので吸収するま
でに時間がかかり、ディスクやヘッドに悪影響を及ぼ
す。
【0016】また装置外部と装置内部は通気口によって
つながっているので、フィルタアセンブリは常に装置外
部の水蒸気や腐食性ガスを吸収しつづけ、寿命は短くな
る。寿命を延ばすためには、フィルタアセンブリの大き
さを大きくする必要がある。
【0017】よって本発明の目的は、小サイズ且つ簡単
な構造で長い間に渡り腐食性ガスを吸着除去することが
可能な磁気ディスク装置の呼吸フィルタアセンブリを提
供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明によると、ベース
と該ベースに固定された通気口を有するカバーとを含ん
だ磁気ディスク装置の呼吸フィルタアセンブリであっ
て、前記通気口に連通する通気入口と磁気ディスク装置
内部に連通する前記通気入口に対向して設けられた通気
出口とを有し、前記カバーの内面に固着されたケーシン
グと;前記通気入口に隣接して前記ケーシング内に収容
された、前記通気入口から通気出口に向かう空気流方向
に概略平行な方向に並んだ複数の繊維からなる第1フィ
ルタと;前記通気出口を塞ぐように前記ケーシングに接
着された第2フィルタと;前記第1フィルタと第2フィ
ルタの間の前記ケーシング内部に収容された活性炭層と
を具備した磁気ディスク装置の呼吸フィルタアセンブリ
が提供される。
【0019】本発明の他の側面によると、ベースと該ベ
ースに固定された通気口を有するカバーとを含んだ磁気
ディスク装置の呼吸フィルタアセンブリであって、前記
通気口に連通する通気入口と磁気ディスク装置内部に連
通する前記通気入口に対向して設けられた通気出口とを
有し、前記カバーの内面に固着されたケーシングと;前
記通気入口に隣接して前記ケーシング内に収容された、
前記通気入口から通気出口に向かう空気流方向に平行な
方向に並んだ複数の繊維からなる第1フィルタと;前記
通気出口に隣接して前記ケーシング内に収容された、内
部に活性炭を収容したフィルタバッグとを具備した磁気
ディスク装置の呼吸フィルタアセンブリが提供される。
【0020】
【作用】繊維状の第1フィルタが狭いスペースでの空気
の拡散効果を低減し、活性炭の寿命を長くする。これに
より、磁気ディスク装置内部に侵入してくる腐食性ガス
を長期間に渡り活性炭で吸着除去することができる。
【0021】また、磁気ディスク装置の内部と外部に圧
力差がある場合には、この繊維状第1フィルタを空気が
通過することにより大きな圧力損失が発生し、通気口を
通しての空気の出入りが緩やかになるので、活性炭の寿
命を長くすることが可能である。
【0022】これにより、磁気ディスク装置内に侵入し
てくる腐食性ガスを長期間に渡り活性炭で吸着除去する
ことができるので、少量の活性炭の使用で済み、呼吸フ
ィルタアセンブリの設置スペースも少なくて済む。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1を参照すると、本発明の呼吸フィルタ
アセンブリを搭載した磁気ディスク装置の平面図が示さ
れている。図2も併せて参照すると、符号12はベース
14とカバー16とから構成されるハウジング(エンク
ロージャ)である。ベース14上には図示しないインナ
ーハブモータによって回転駆動されるスピンドルハブ1
8が設けられている。
【0024】スピンドルハブ18には磁気ディスク20
と図示しないスペースが交互に挿入され、複数枚の磁気
ディスク20が所定間隔離間してスピンドルハブ18に
取り付けられる。
【0025】符号22はアクチュエータアームアセンブ
リ26と、磁気回路28とから構成されるロータリー型
アクチュエータアセンブリを示している。アクチュエー
タアームアセンブリ26は、ベース14に固定されたシ
ャフト24回りに回転可能に取り付けられており、回転
中心から一方向に伸長したアクチュエータアーム30を
有している。アクチュエータアーム30の先端部には磁
気ヘッド34を支持したスプリングアーム32が固定さ
れている。
【0026】符号36は磁気ヘッド34からの信号を取
り出すフレキシブルプリント配線シートを示しており、
その一端がアクチュエータアーム30に固定され、他端
がコネクタ38に接続されている。
【0027】ベース14上には環状パッキンアセンブリ
40が搭載されており、図2に示すようにパッキンアセ
ンブリ40を間に挟んでカバー16をベース14にネジ
締結することにより、ハウジング12内が密閉される。
【0028】図2を参照すると、呼吸フィルタアセンブ
リ部分で断面した磁気ディスク装置のハウジング断面図
が示されている。この断面図では、第1実施例の呼吸フ
ィルタアセンブリ42及びハウジング12のみが示され
ており、磁気ディスク20及びアクチュエータアセンブ
リ22等は省略されている。
【0029】カバー16には通気口16aが形成されて
おり、この通気口16aに連通する通気入口44aを有
する呼吸フィルタアセンブリ42がカバー16の内面に
両面接着テープにより接着されている。
【0030】図3及び図4を参照して、呼吸フィルタア
センブリ42の構造を詳細に説明する。呼吸フィルタア
センブリ42のケーシング44には、カバー16の通気
口16aに連通する通気入口44aと磁気ディスク装置
内部に連通する通気出口44bが形成されている。
【0031】通気入口44aと通気出口44bは、ケー
シング44の対向する壁面に形成されている。ケーシン
グ44の上面には空気通路60を画成する両面接着テー
プ58が貼付されており、この両面接着テープ58によ
り呼吸フィルタアセンブリ42がカバー16の内面に接
着される。
【0032】呼吸フィルタアセンブリ42がカバー16
の所定位置に接着されると、カバー16の通気口16a
とケーシング44の通気入口44aとは空気通路60を
介して連通される。
【0033】両面接着テープ60は弾性を有しており、
この両面接着テープ60によって磁気ディスク装置の内
部はシールされ、磁気ディスク装置内部と外部の通気は
呼吸フィルタアセンブリ42のみを介して行われる。
【0034】通気入口44aにはケーシング44の内部
からフィルタ46が接着されており、通気出口44bに
はケーシング44の外部からフィルタ54が接着されて
いる。
【0035】フィルタ46,54は、例えばポリテトラ
フロロエチレンから形成されている。本実施例では、G
ORE−TEX INC.製の商品名GTAFL931
4を使用した。このフィルタは、0.1μm以上の粒子
を99.9999%の効率で除去する。
【0036】ケーシング44内には、通気入口44aに
隣接して繊維質フィルタ又は不織布フィルタ48が収容
されている。繊維質フィルタ48はケーシング44の内
面に接着されている。
【0037】この繊維質フィルタ48は結晶化度約15
%の非晶質レーヨンに鉄フタロシアニンを3重量%添加
し、互いに接着して直径約20mm程度に束ねたものであ
る。繊維質フィルタ48の各繊維は通気入口44aから
通気出口44bに向かう空気流方向に概略平行な方向に
並んでいる。
【0038】繊維質フィルタ48とフィルタ54の間の
ケーシング44内部には活性炭の層50が収容されてい
る。活性炭層50は呼吸フィルタアセンブリ42を通過
する空気中の腐食性ガスを吸着して取り除く。
【0039】活性炭層50内にシリカゲルを混合するよ
うにしても良い。この場合の混合割合に特に制限はない
が、シリカゲルを概略50%の割合で活性炭中に混合す
るのが望ましい。シリカゲルは呼吸フィルタアセンブリ
42を通過する空気中の水蒸気を主に吸着する。
【0040】本実施例では、繊維質フィルタ48と活性
炭層50との間にフィルタ52が介装されている。この
フィルタ52は活性炭50が繊維質フィルタ48内に侵
入するのを防止するものであり、省略しても良い。フィ
ルタ52はフィルタ46,54と同様な材料から形成さ
れる。
【0041】通気出口44bの内面には保護ネット56
が接着されている。この保護ネット56は活性炭50に
よるフィルタ54の傷付き防止のために設けられてい
る。ケーシング44の底壁には複数の突起61が形成さ
れており、これらの突起61で図2に示すようにフレキ
シブルプリント配線シート36を押さえて、その浮き上
がりを防止する。
【0042】然して、カバー16の通気口16aから流
入した空気は、空気通路60及び通気入口44aを介し
てフィルタ46を通過する。フィルタ46を通過した空
気は、繊維質フィルタ48を通過して活性炭層50内に
導入される。
【0043】繊維質フィルタ48は流入空気の活性炭層
50内での拡散を抑制することにより活性炭の寿命短縮
を防止し、且つ流入空気の圧力損失を高めて空気の流通
を制限する働きを有するものである。
【0044】繊維質フィルタ48を通過した空気はフィ
ルタ52を介して活性炭層50内に導入され、ここで腐
食性のガスが活性炭により吸着されて除去される。活性
炭により腐食性ガスの除去された空気はフィルタ54を
通過して磁気ディスク装置内部に導入される。フィルタ
54は活性炭の粉末が磁気ディスク装置内に入り込むの
を防ぐためのものである。
【0045】磁気ディスク装置内部には腐食性ガスは殆
ど存在しないので、磁気ディスク装置内部から外部への
空気の流れでは、活性炭層50内における空気の拡散に
よる活性炭の寿命短縮は殆どない。よって、通気出口4
4b側に繊維質フィルタ48と同等な働きをするフィル
タを設ける必要はない。
【0046】図5を参照すると、本発明第2実施例の呼
吸フィルタアセンブリの断面図が示されている。この実
施例は呼吸フィルタアセンブリ62の組立性を向上させ
たものである。
【0047】第1実施例と同様に、ケーシング64はカ
バー16の通気口16aに連通する通気入口64aと、
磁気ディスク装置内部に連通する通気出口64bを有し
ている。ケーシング64は弾性を有する両面接着テープ
66によりカバー16の内面に接着されている。
【0048】ケーシング64の通気入口64aに対向す
る内面にはフィルタ70が両面接着テープ68で接着さ
れており、さらに第1実施例の繊維質フィルタ48と同
様な繊維質フィルタ72が両面接着テープ68によりケ
ーシング64の内面に接着されている。
【0049】さらに、ケーシング64内には通気出口6
4bに隣接して内部に活性炭76を収容したフィルタバ
ッグ74が収容されている。フィルタバッグ74は内部
に活性炭76を収容してから熱圧着によりフィルタの端
部同士を閉鎖して製造する。本実施例で使用したフィル
タバッグ74は、GORE−TEX INC.製の商品
名GORE−SORBERから形成した。
【0050】本実施例では、活性炭76がフィルタバッ
グ74中に収容されているため、呼吸フィルタアセンブ
リ62の組立性を非常に向上することができる。本実施
例の呼吸フィルタアセンブリ62も上述した実施例と同
様な効果を有している。本実施例においても、フィルタ
バッグ74内に活性炭とシリカゲルの混合物を収容する
ようにしても良い。
【0051】尚、上述したいずれの実施例においても、
呼吸フィルタアセンブリ42,62の通気出口44b,
64bが、磁気ディスク回転中に磁気ディスク装置の外
部気圧よりもわずかに弱い圧力の場所に位置するよう
に、呼吸フィルタアセンブリ42,62を設置するのが
望ましい。
【0052】上述した第1及び第2実施例においては繊
維質フィルタ48、72が使用されているが、これらの
繊維質フィルタに換えて発泡ウレタン、多孔質セラミッ
ク等の多孔質物質から形成されたフィルタを使用しても
よい。
【0053】
【発明の効果】本発明は以上詳述したように、繊維質フ
ィルタと通常のフィルタを組み合わせることにより、従
来よりも少ない活性炭の量で空気中の腐食性ガスを効率
的に吸着除去することができ、磁気ディスク装置内に清
浄な空気を導入することができる。また、本発明は小サ
イズで簡単な構造の呼吸フィルタアセンブリを提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の呼吸フィルタアセンブリを具備した磁
気ディスク装置の概略平面図であり、カバーは取り外さ
れている。
【図2】呼吸フィルタアセンブリ部分で断面した磁気デ
ィスク装置のハウジング断面図であり、磁気ディスク、
アクチュエータアセンブリ等は省略されている。
【図3】本発明第1実施例の呼吸フィルタアセンブリの
断面図である。
【図4】第1実施例の呼吸フィルタアセンブリの平面図
である。
【図5】本発明第2実施例の呼吸フィルタアセンブリの
断面図である。
【符号の説明】
16a 通気口 42,64 呼吸フィルタアセンブリ 44,64 ケーシング 44a,64a 通気入口 44b,64b 通気出口 48,72 繊維質フィルタ 50,76 活性炭 74 フィルタバッグ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金子 久 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 福沢 信一 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 杉本 雅治 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース(14)と該ベースに固定された通気
    口(16a) を有するカバー(16)とを含んだ磁気ディスク装
    置の呼吸フィルタアセンブリであって、 前記通気口(16a) に連通する通気入口(44a) と磁気ディ
    スク装置内部に連通する前記通気入口に対向して設けら
    れた通気出口(44b) とを有し、前記カバー(16)の内面に
    固着されたケーシング(44)と;前記通気入口(44a) に隣
    接して前記ケーシング内に収容された、前記通気入口(4
    4a) から通気出口(44b) に向かう空気流方向に概略平行
    な方向に並んだ複数の繊維からなる第1フィルタ(48)
    と;前記通気出口(44b) を塞ぐように前記ケーシング(4
    4)に接着された第2フィルタ(54)と;前記第1フィルタ
    (48)と第2フィルタ(54)の間の前記ケーシング内部に収
    容された活性炭層(50)とを具備した磁気ディスク装置の
    呼吸フィルタアセンブリ。
  2. 【請求項2】 前記活性炭層(50)中にシリカゲルが混合
    されている請求項1記載の磁気ディスク装置の呼吸フィ
    ルタアセンブリ。
  3. 【請求項3】 前記通気入口(44a) を塞ぐように前記ハ
    ウジングに接着された第3フィルタ(46)をさらに具備し
    た請求項1記載の磁気ディスク装置の呼吸フィルタアセ
    ンブリ。
  4. 【請求項4】 前記第2フィルタ(54)と前記活性炭層(5
    0)との間に保護ネット(56)をさらに具備した請求項3記
    載の磁気ディスク装置の呼吸フィルタアセンブリ。
  5. 【請求項5】 前記第1フィルタ(48)と前記活性炭層(5
    0)との間に第4フィルタ(52)をさらに具備した請求項4
    記載の磁気ディスク装置の呼吸フィルタアセンブリ。
  6. 【請求項6】 ベース(14)と該ベースに固定された通気
    口(16a) を有するカバー(16)とを含んだ磁気ディスク装
    置の呼吸フィルタアセンブリであって、 前記通気口(16a) に連通する通気入口(64a) と磁気ディ
    スク装置内部に連通する前記通気入口(64a) に対向して
    設けられた通気出口(64b) とを有し、前記カバー(16)の
    内面に固着されたケーシング(64)と;前記通気入口(64
    a) に隣接して前記ケーシング内に収容された、前記通
    気入口(64a) から通気出口(64b) に向かう空気流方向に
    概略平行な方向に並んだ複数の繊維からなる第1フィル
    タ(72)と;前記通気出口(64b) に隣接して前記ケーシン
    グ内に収容された、内部に活性炭(76)を収容したフィル
    タバッグ(74)とを具備した磁気ディスク装置の呼吸フィ
    ルタアセンブリ。
  7. 【請求項7】 前記フィルタバッグ(74)内にはシリカゲ
    ルがさらに収容されている請求項6記載の磁気ディスク
    装置の呼吸フィルタアセンブリ。
  8. 【請求項8】 前記通気入口(64a) を塞ぐように前記ケ
    ーシングに接着された第2フィルタをさらに具備した請
    求項6記載の磁気ディスク装置の呼吸フィルタアセンブ
    リ。
  9. 【請求項9】 ベース(14)と該ベースに固定された通気
    口(16a) を有するカバー(16)とを含んだ磁気ディスク装
    置の呼吸フィルタアセンブリであって、 前記通気口(16a) に連通する通気入口(44a) と磁気ディ
    スク装置内部に連通する前記通気入口に対向して設けら
    れた通気出口(44b) とを有し、前記カバー(16)の内面に
    固着されたケーシング(44)と;前記通気入口(44a) に隣
    接して前記ケーシング内に収容された、多孔質物質から
    なる第1フィルタ(48)と;前記通気出口(44b) を塞ぐよ
    うに前記ケーシング(44)に接着された第2フィルタ(54)
    と;前記第1フィルタ(48)と第2フィルタ(54)の間の前
    記ケーシング内部に収容された活性炭層(50)とを具備し
    た磁気ディスク装置の呼吸フィルタアセンブリ。
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KR100638254B1 (ko) * 1998-10-08 2006-10-25 도널드선 컴파니 인코포레이티드 소정 형상의 흡착성 물품을 구비한 필터 조립체 및 장치와 사용법
US7369356B2 (en) 2004-10-29 2008-05-06 Kabushiki Kaisha Toshiba Disk drive breathing filter including an inner tube within a collecting material storing portion of a permeable envelope

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