JP2541097B2 - 磁気ディスク装置 - Google Patents
磁気ディスク装置Info
- Publication number
- JP2541097B2 JP2541097B2 JP5136722A JP13672293A JP2541097B2 JP 2541097 B2 JP2541097 B2 JP 2541097B2 JP 5136722 A JP5136722 A JP 5136722A JP 13672293 A JP13672293 A JP 13672293A JP 2541097 B2 JP2541097 B2 JP 2541097B2
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- Japan
- Prior art keywords
- filter
- magnetic disk
- magnetic
- disk device
- magnetic head
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク装置に関
し、特に磁気ディスク装置内および外気から侵入する有
害なガス分子や塵埃を選択的に吸着除去する手段を備え
た磁気ディスク装置に関する。
し、特に磁気ディスク装置内および外気から侵入する有
害なガス分子や塵埃を選択的に吸着除去する手段を備え
た磁気ディスク装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の磁気ディスク装置は、図２に示す
ように、本体ケースである密封容器５１の一部を成す取
り付け基板５１Ａ上に回転駆動部５２が設置され、この
回転駆動部５２に直結されたスピンドル５２に、データ
を記録する複数の磁気ディスク５３が取り付けられてい
る。また、磁気ディスク５３の記録面には、アーム５４
の一端に保持された磁気ヘッド５５がそれぞれ対向して
配設されている。このアーム５４は位置決めを行う位置
決め機構５６に保持されている。
ように、本体ケースである密封容器５１の一部を成す取
り付け基板５１Ａ上に回転駆動部５２が設置され、この
回転駆動部５２に直結されたスピンドル５２に、データ
を記録する複数の磁気ディスク５３が取り付けられてい
る。また、磁気ディスク５３の記録面には、アーム５４
の一端に保持された磁気ヘッド５５がそれぞれ対向して
配設されている。このアーム５４は位置決めを行う位置
決め機構５６に保持されている。
【０００３】更に、磁気ディスク装置の本体ケースであ
る密封容器５１には、その一部に呼吸フィルタ６０が設
けられ、また、当該密封容器５１内には徐塵用のフィル
タ組立体５７が取り付けられている。そして、このフィ
ルタ組立体５７は、磁気ディスク５３が回転したとき、
その表面に生じた空気流をフィルタ組立体５７内に導入
することにより、磁気ディスク装置の密封容器５１内に
残留（浮遊）する塵埃を収集するように構成されてい
る。
る密封容器５１には、その一部に呼吸フィルタ６０が設
けられ、また、当該密封容器５１内には徐塵用のフィル
タ組立体５７が取り付けられている。そして、このフィ
ルタ組立体５７は、磁気ディスク５３が回転したとき、
その表面に生じた空気流をフィルタ組立体５７内に導入
することにより、磁気ディスク装置の密封容器５１内に
残留（浮遊）する塵埃を収集するように構成されてい
る。
【０００４】このフィルタ組立体５７には、通常、繊維
からなるフィルタ部材および活性炭等が組み込まれてお
り、外気が導入された場合、磁気ディスク装置内の空気
との流通をはかって圧力差が解消されると共に外部から
の塵埃の侵入を防止することを意図したものとなってい
る。
からなるフィルタ部材および活性炭等が組み込まれてお
り、外気が導入された場合、磁気ディスク装置内の空気
との流通をはかって圧力差が解消されると共に外部から
の塵埃の侵入を防止することを意図したものとなってい
る。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の磁気ディスク装置における集塵用で繊維等のフ
ィルタ部材および活性炭等が組み込まれフィルタ組立体
５７にあっては、磁気ディスク装置内および外気から侵
入する有害なガス分子や塵埃を除去するフィルターの機
能が十分でない。特に腐食性ガスの除去能力が小さいこ
とから磁気ディスク５３が極部的に腐食されて微細凹凸
が生じ、これに起因してヘッドクラッシュ障害が発生す
る恐れがあった。そのため、長期的には、磁気ディスク
装置の信頼性を損なうというという不都合が生じてい
た。
た従来の磁気ディスク装置における集塵用で繊維等のフ
ィルタ部材および活性炭等が組み込まれフィルタ組立体
５７にあっては、磁気ディスク装置内および外気から侵
入する有害なガス分子や塵埃を除去するフィルターの機
能が十分でない。特に腐食性ガスの除去能力が小さいこ
とから磁気ディスク５３が極部的に腐食されて微細凹凸
が生じ、これに起因してヘッドクラッシュ障害が発生す
る恐れがあった。そのため、長期的には、磁気ディスク
装置の信頼性を損なうというという不都合が生じてい
た。
【０００６】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、とくに装置内の塵埃および外気と共に侵入す
る有毒なガス分子を有効に吸収して磁気ディスクの腐食
を有効に排除し、これによってヘッドクラッシュ障害等
の発生を抑制し、装置全体の信頼性向上を図った磁気デ
ィスク装置を提供することを、その目的とする。
を改善し、とくに装置内の塵埃および外気と共に侵入す
る有毒なガス分子を有効に吸収して磁気ディスクの腐食
を有効に排除し、これによってヘッドクラッシュ障害等
の発生を抑制し、装置全体の信頼性向上を図った磁気デ
ィスク装置を提供することを、その目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明では、所定間隔を
隔ててスピンドルに装備された複数枚の磁気でィスク
と、この各磁気ディスクに対応して装備された磁気ヘッ
ドと、この各磁気ヘッドを支持する複数のアームと、こ
の各アームを回転駆動して前記各磁気ヘッドの位置決め
を行う位置決め機構と、この位置決め機構および前記各
構成部材を収納する防塵形の本体ケースとを備えた磁気
ディスク装置において、前記本体ケース内の空気流通路
に、内部に活性炭を充填したフィルタ組立体を装備し、
このフィルタ組立体の前記空気流通路における上流側と
下流側にフッソ系樹脂フィルタを装備すると共に、この
フッソ系樹脂フィルタの内側にイオン交換樹脂フィルタ
を装着する、等の構成をとっている。これによって前述
した目的を達成使用とするものである。
隔ててスピンドルに装備された複数枚の磁気でィスク
と、この各磁気ディスクに対応して装備された磁気ヘッ
ドと、この各磁気ヘッドを支持する複数のアームと、こ
の各アームを回転駆動して前記各磁気ヘッドの位置決め
を行う位置決め機構と、この位置決め機構および前記各
構成部材を収納する防塵形の本体ケースとを備えた磁気
ディスク装置において、前記本体ケース内の空気流通路
に、内部に活性炭を充填したフィルタ組立体を装備し、
このフィルタ組立体の前記空気流通路における上流側と
下流側にフッソ系樹脂フィルタを装備すると共に、この
フッソ系樹脂フィルタの内側にイオン交換樹脂フィルタ
を装着する、等の構成をとっている。これによって前述
した目的を達成使用とするものである。
【０００８】
【作 用】フッ素系樹脂フィルタにおいては、磁気ディ
スク装置内の空気の流動と共に空気中に含まれる硫黄酸
化物［ＳＯｘ］，窒素酸化物［ＮＯｘ］，塩化物が、有
効に反応吸着することが確認されている。
スク装置内の空気の流動と共に空気中に含まれる硫黄酸
化物［ＳＯｘ］，窒素酸化物［ＮＯｘ］，塩化物が、有
効に反応吸着することが確認されている。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１に基づいて説
明する。この図１に示す実施例は、磁気ディスク装置の
一部を成すフィルタ組立体１部分が示されている。
明する。この図１に示す実施例は、磁気ディスク装置の
一部を成すフィルタ組立体１部分が示されている。
【００１０】このフィルタ組立体１は、磁気ディスク装
置の本体ケースを成す密封容器５１内の空気流通路に装
備されている。また、このフィルタ組立体１は、適当な
通気性を維持しつつ内部に活性炭２が充填されている。
このフィルタ組立体１には、前述した空気流通路におけ
る上流側と下流側にフッ素系樹脂フィルタ３が装着され
ている。
置の本体ケースを成す密封容器５１内の空気流通路に装
備されている。また、このフィルタ組立体１は、適当な
通気性を維持しつつ内部に活性炭２が充填されている。
このフィルタ組立体１には、前述した空気流通路におけ
る上流側と下流側にフッ素系樹脂フィルタ３が装着され
ている。
【００１１】また、フッ素系樹脂フィルタ３の内側に
は、イオン交換樹脂フィルタ４，吸水性高分子フィルタ
としての高吸水性高分子フィルタ５が組み込まれてい
る。
は、イオン交換樹脂フィルタ４，吸水性高分子フィルタ
としての高吸水性高分子フィルタ５が組み込まれてい
る。
【００１２】そして、イオン交換樹脂フィルタ４におい
ては、磁気ディスク装置内の空気の流動と共に空気中に
含まれる硫黄酸化物［ＳＯｘ］，窒素酸化物［ＮＯ
ｘ］，塩化物が、有効に反応吸着することが確認されて
いる。フッ素系樹脂フィルタ３も同様に機能することが
確認されている。また、このイオン交換樹脂フィルタ４
に加えて、活性炭２では、有機性ガス分子が有効に吸着
されることが確認されており、また、高吸水性分子５
は、イオン交換樹脂の効率を高めるように作用すること
が実験的に確認されている。
ては、磁気ディスク装置内の空気の流動と共に空気中に
含まれる硫黄酸化物［ＳＯｘ］，窒素酸化物［ＮＯ
ｘ］，塩化物が、有効に反応吸着することが確認されて
いる。フッ素系樹脂フィルタ３も同様に機能することが
確認されている。また、このイオン交換樹脂フィルタ４
に加えて、活性炭２では、有機性ガス分子が有効に吸着
されることが確認されており、また、高吸水性分子５
は、イオン交換樹脂の効率を高めるように作用すること
が実験的に確認されている。
【００１３】更に、磁気ディスク装置の本体ケースであ
る密封容器５１には、前述した従来例と同様にその一部
に呼吸フィルタが設けられている。この呼吸フィルタ
も、上述したイオン交換樹脂フィルタ４，活性炭２，お
よび高吸水性高分子５の全部又はその組み合わせを備え
たものとなっている。このため、外気に吸入に際して
も、その徐塵機能が有効に発揮されるようになってい
る。
る密封容器５１には、前述した従来例と同様にその一部
に呼吸フィルタが設けられている。この呼吸フィルタ
も、上述したイオン交換樹脂フィルタ４，活性炭２，お
よび高吸水性高分子５の全部又はその組み合わせを備え
たものとなっている。このため、外気に吸入に際して
も、その徐塵機能が有効に発揮されるようになってい
る。
【００１４】ここで、上記実施例ではフッ素系樹脂フィ
ルタ３．イオン交換樹脂フィルタ４，吸水性高分子フィ
ルタとしての高吸水性高分子フィルタを各々一枚を積層
した場合を例示したが、各々選択的に複数枚を積層した
ものであってもよい。
ルタ３．イオン交換樹脂フィルタ４，吸水性高分子フィ
ルタとしての高吸水性高分子フィルタを各々一枚を積層
した場合を例示したが、各々選択的に複数枚を積層した
ものであってもよい。
【００１５】その他の構成およびその作用効果は前述し
た従来例と同一となっている。
た従来例と同一となっている。
【００１６】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され機能する
ので、これによると、磁気ディスク装置内の空気の流動
と共に当該空気から塵埃を有効に除去することができ、
このため磁気ディスクの腐食に起因した凹凸の発生を有
効に抑制することができ、従ってヘッドクラッシュの発
生が少なくなり、また、イオン交換樹脂フィルタ及びフ
ッ素系樹脂フィルタを使用していることから、取り扱い
やすく且つ比較的安価で耐久性のよいフィルタ組立体を
得ることができ、従って装置全体の耐久性および信頼性
向上を図ることができるという従来にない優れた磁気デ
ィスク装置を提供することができる。
ので、これによると、磁気ディスク装置内の空気の流動
と共に当該空気から塵埃を有効に除去することができ、
このため磁気ディスクの腐食に起因した凹凸の発生を有
効に抑制することができ、従ってヘッドクラッシュの発
生が少なくなり、また、イオン交換樹脂フィルタ及びフ
ッ素系樹脂フィルタを使用していることから、取り扱い
やすく且つ比較的安価で耐久性のよいフィルタ組立体を
得ることができ、従って装置全体の耐久性および信頼性
向上を図ることができるという従来にない優れた磁気デ
ィスク装置を提供することができる。
【図１】本発明の一実施例を示す部分断面図でる。
【図２】従来例を示す断面図である。
１ フィルタ組立体 ２ 活性炭 ３ フッ素系樹脂フィルタ ４ イオン交換樹脂フィルタ ５ 吸水性高分子フィルタとしての高吸水性高分子フィ
ルタ ５１ 本体ケースである密封容器 ５１Ａ 取り付け基板 ５２ スピンドル ５３ 磁気ディスク ５４ アーム ５５ 磁気ヘッド ６０ 呼吸フィルタ
ルタ ５１ 本体ケースである密封容器 ５１Ａ 取り付け基板 ５２ スピンドル ５３ 磁気ディスク ５４ アーム ５５ 磁気ヘッド ６０ 呼吸フィルタ
Claims (2)
- 【請求項１】 所定間隔を隔ててスピンドルに装備され
た複数枚の磁気ディスクと、この各磁気ディスクに対応
して装備された磁気ヘッドと、この各磁気ヘッドを支持
する複数のアームと、この各アームを回転駆動して前記
各磁気ヘッドの位置決めを行う位置決め機構と、この位
置決め機構および前記各構成部材を収納する防塵形の本
体ケースとを備えた磁気ディスク装置において、 前記本体ケース内の空気流通路に、内部に活性炭を充填
したフィルタ組立体を装備し、このフィルタ組立体の前
記空気流通路における上流側と下流側にフッソ系樹脂フ
ィルタを装備すると共に、このフッソ系樹脂フィルタの
内側にイオン交換樹脂フィルタを装着したことを特徴と
する磁気ディスク装置。 - 【請求項２】 所定間隔を隔ててスピンドルに装備され
た複数枚の磁気でィスクと、この各磁気ディスクに対応
して装備された磁気ヘッドと、この各磁気ヘッドを支持
する複数のアームと、この各アームを回転駆動して前記
各磁気ヘッドの位置決めを行う位置決め機構と、この位
置決め機構および前記各構成部材を収納する防塵形の本
体ケースとを備えた磁気ディスク装置において、 前記本体ケース内の空気流通路に、内部に活性炭を充填
したフィルタ組立体を装備し、このフィルタ組立体の前
記空気流通路における上流側と下流側にイオン交換樹脂
フィルタを装着し、このイオン交換樹脂フィルタに近接
して吸水性高分子フィルタを装着したことを特徴とする
磁気ディスク装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5136722A JP2541097B2 (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | 磁気ディスク装置 |
| US08/234,112 US5515214A (en) | 1993-04-29 | 1994-04-28 | Magnetic disk drive with a filter assembly capable of removing dust and toxic gases |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5136722A JP2541097B2 (ja) | 1993-05-14 | 1993-05-14 | 磁気ディスク装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06325562A JPH06325562A (ja) | 1994-11-25 |
| JP2541097B2 true JP2541097B2 (ja) | 1996-10-09 |
Family
ID=15181971
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5136722A Expired - Lifetime JP2541097B2 (ja) | 1993-04-29 | 1993-05-14 | 磁気ディスク装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2541097B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05109260A (ja) * | 1991-10-15 | 1993-04-30 | Nec Corp | 磁気デイスク装置 |
-
1993
- 1993-05-14 JP JP5136722A patent/JP2541097B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06325562A (ja) | 1994-11-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960528 |
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