JPH05108538A - メモリアクセス制御方式 - Google Patents

メモリアクセス制御方式

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JPH05108538A
JPH05108538A JP26951691A JP26951691A JPH05108538A JP H05108538 A JPH05108538 A JP H05108538A JP 26951691 A JP26951691 A JP 26951691A JP 26951691 A JP26951691 A JP 26951691A JP H05108538 A JPH05108538 A JP H05108538A
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JP
Japan
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access
memory
mode
words
buffer
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JP26951691A
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English (en)
Inventor
Tomoaki Tokunaga
智明 徳永
Susumu Matsuda
進 松田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高速アクセスモードにおけるアクセス語数を任
意の値に設定できるようにし、システム性能の向上を図
る。 【構成】DMAコントローラ13は、モードレジスタ2
4に設定されたアクセス語数に従ってメモリ12をアク
セスする。このモードレジスタ24の値は、他のI/O
装置との間における共有メモリ12に対するアクセスの
競合の度合いに応じてプロセッサ20によって可変設定
される。このため、システムバス10を獲得した時のア
クセス語数を、設定されたモードに合わせて任意の値に
可変設定できるようになり、複数の入出力装置それぞれ
が共有メモリ12を効率良くアクセスすることが可能と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はメモリアクセス制御方
式に関し、特に共有メモリをアクセスする複数の入出力
装置を備えたシステムにおけるメモリアクセス制御方式
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ダイナミックRAM(DRAM)
のアクセス方式としては、高速アクセスモード(高速ペ
ージ、ニブル等)が良く使用されている。この高速アク
セスモードでのメモリライトの動作タイミングを図9に
示す。
【0003】図9に示されているように、ページや高速
ニブル等の高速アクセスモードにおいては、RAS(ロ
ーアドレスストローブ信号)を出力したままコラムアド
レスを変えてメモリアクセスが実行される。このモード
においては、CAS(コラムアドレスストローブ信号)
を連続して出力できるためアクセススピードを向上する
ことができる。
【0004】ところが、コンピュータシステムにおいて
は、図10のモデルに示すように、入出力装置のような
複数のアクティブモジュールが共通のメモリにアクセス
するようなシステム構成が一般に採用されており、この
ようなシステムでは、メモリに対するアクセススピード
の向上だけでなく、システムバスの使用効率を向上させ
ることが必要である。
【0005】すなわち、図10のシステムにおいては、
複数のアクティブモジュール間においてシステムバスの
競合制御サイクルが入るため、一旦システムバスを獲得
したモジュールは一度にメモリアクセスを行なうことが
好ましい。しかし、この場合、他のアクィブモジュール
がメモリをアクセスしようとする際にアービトレーショ
ンで待される時間が長くなることが予想される。
【0006】各アクティブモジュールが高速アクセスモ
ードでメモリアクセスを行なうとき、このようなアービ
トレーションによる待ち時間の問題は、連続して出力す
るCAS(コラムアドレスストローブ信号)数、つまり
アクセス語数に依存する。すなわち、連続して出力する
CAS(コラムアドレスストローブ信号)数が増えるほ
ど、アクセス語数が増えてメモリアクセス速度を向上で
きるが、他のアクティブモジュールがアービトレーショ
ンで待たされる時間も増大されてしまう。
【0007】このため、連続して出力するCAS数は、
各アクティブモジールのメモリアクセス頻度や、転送長
等を考慮して決定することが要求される。しかしなが
ら、従来では、各モジュールにおける連続して出力する
CAS数は固定的に定められており、任意の値に設定、
変更することはできなかった。このようにCAS数が固
定の場合には、バスの使用効率が悪くなり、十分なシス
テム性能を得ることは困難である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来では、複数の入出
力装置が高速アクセスモードでメモリを共通にアクセス
する場合に、システムバスの使用待ち時間が増大され、
十分なシステム性能を得ることが困難であった。
【0009】この発明はこのような点に鑑みてなされた
もので、システムバス獲得時のアクセス語数を任意の値
に設定できるようにして、複数の入出力装置それぞれが
共有メモリを効率良くアクセスすることができるメモリ
アクセス制御方式を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用】この発明によ
るメモリアクセス制御方式は、共有メモリと、システム
バスを介して前記共有メモリをアクセスする複数の入出
力装置とを有するコンピュータシステムにおいて、前記
各入出力装置に、アクセス語数がそれぞれ異なる複数の
モードの1つを指定するモード指定手段と、前記システ
ムバス獲得時に前記モード指定手段で指定されたアクセ
ス語数で前記共有メモリをアクセスするメモリアクセス
手段と、他の入出力装置との間における前記共有メモリ
に対するアクセスの競合の度合いに応じて前記モード指
定手段によって指定されるモードを別のモードに切替え
る手段とを具備し、前記各入出力装置がその指定された
モードに応じたアクセスアクセス語数で前記共有メモリ
をアクセスすることを特徴とする。
【0011】このメモリアクセス制御方式においては、
各動作モード毎にそれぞれ異なったアクセス語数が規定
されており、システムバス獲得時にはその時の動作モー
ドに対応したアクセス語数で共有メモリに対するアクセ
スが実行される。この動作モードは、他の入出力装置と
の間における前記共有メモリに対するアクセスの競合の
度合いに応じて切替えられる。したがって、システムバ
ス獲得時のアクセス語数を動作モードに合わせて任意の
値に可変設定できるようになり、複数の入出力装置それ
ぞれが共有メモリを効率良くアクセスすることが可能と
なる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。図1にはこの発明の一実施例に係わるメモリア
クセス制御方式を実現するためのシステム構成が示され
ている。
【0013】このシステムは、図10に示した1つのア
クティブモジュールに対応するものであり、I/O装置
からの要求に応じてダイナミックRAMから成るメモリ
12にリード/ライトアクセスを行う直接メモリアクセ
ス(DMA)コントローラ13を備えている。メモリ1
2と直接メモリアクセス(DMA)コントローラ13
は、データバス(DATA)、アドレスバス(ADR)
および他の各種信号線から成るシステムバス10を介し
て相互接続されている。
【0014】DMAコントローラ13は、プロセッサ2
0、バッファ制御部21、I/O制御部22、メモリ制
御部23、モードレジスタ(MODE)24、ライトポ
インタ(WP)25、リードポインタ(RP)26、転
送長レジスタ27、メモリアドレスレジスタ28、バッ
ファメモリ29、転送用レジスタ30,31,33、お
よびセレクタ32によって構成されている。
【0015】プロセッサ20は、このDMAコントロー
ラ13全体の制御を司るものであり、内部バスを介して
モードレジスタ(MODE)24、転送長レジスタ2
7、およびメモリアドレスレジスタ28に接続されてい
る。
【0016】バッファ制御部21は、DMAコントロー
ラ13内のバッファメモリ29に対するリード/ライト
制御を行なう。この場合、バッファメモリ29にリード
/ライトされるデータ数は、モードレジスタ24に設定
されたアクセス語数情報に従って制御される。
【0017】I/O制御部22は、DMAコントローラ
13とI/O装置側とのデータ転送制御を行なう。メモ
リ制御部23は、DMAコントローラ13からメモリ1
2をアクセスする際のメモリ制御を行なう。
【0018】モードレジスタ(MODE)24には、メ
モリ12への高速アクセスモードにおけるアクセス語数
を示す情報が設定される。このアクセス語数は自然数N
で指定され、これは、アクセス語数が2N であることを
示している。このアクセス語数を示す情報の設定は、プ
ロセッサ20によって実行される。
【0019】ライトポインタ(WP)25は、バッファ
メモリ29にデータを書き込む際のライトアドレスを与
える。リードポインタ(RP)26は、バッファメモリ
29からデータを読み出す際のリードアドレスを与え
る。ライトアドレスとリードアドレスは、セレクタ32
を介してバッファメモリ29に選択的に与えられる。セ
レクタ32の選択動作は、バッファ制御部21によって
制御される。
【0020】転送長レジスタ27は、I/O装置とメモ
リ12間のデータ転送サイズを指定するものであり、こ
のデータ転送サイズはI/O装置から与えられ、それが
プロセッサ20によって転送長レジスタ27に設定され
る。メモリアドレスレジスタ28は、メモリアクセスの
際、メモリ12へのアドレスを与えるものであり、プロ
セッサ20によって設定される。バッファメモリ29
は、メモリ12とI/O装置間でデータをDMA転送す
る際に使用される一時記憶あり、このバッファメモリ2
9のリード/ライト制御はバッファ制御部21によって
実行される。
【0021】次に、モードレジスタ(MODE)24に
アクセス語数を示す情報を設定することにより、メモリ
12に対するCAS数を可変とするこの実施例のアクセ
ス制御方式を説明する。ここでは、I/O装置からメモ
リ12方向へのデータ転送を例にとり、また、最大CA
S数=8の場合について説明する。
【0022】DMAコントローラ13による転送の基本
的な動作は、I/O装置からの転送データをバッファメ
モリ29にライト、バッファメモリ29からデータをリ
ード、リードしたデータをメモリ12にライト、の3段
階から構成される。DMAコントローラ13内にバッフ
ァメモリ29を設けているのは、I/O側と、メモリ1
2側のデータ転送速度に違いがあった時、それを吸収す
るためである。CAS数が例えば4である場合は、バッ
ファに4ワード分のデータを蓄えてから、メモリ12へ
のライトアクセスを開始する。
【0023】バッファメモリ29にデータをライトする
際のバッファアドレスは、ライトポインタ(WP)25
によって与えられる。バッファメモリ29からデータを
リードする際のバッファアドレスは、リードポインタ
(RP)26によって与えられる。ライトポインタ(W
P)25、リードポインタ(RP)26には、DMA転
送起動時に、メモリアドレスの下位ビットがロードされ
る。
【0024】ここでは、最大CAS数=8としたから8
ワード分のバッファ容量を用意するため、ライトポイン
タ(WP)25、およびリードポインタ(RP)26の
アドレスデータはそれぞれ3bit必要であるが、この
実施例では、図2に示すように、バッファ制御の便宜上
4bit用意する。また、モードレジスタ24のビット
数は2ビットである。
【0025】図2に示されているように、ライトポイン
タ(WP)25、リードポインタ(RP)26には、メ
モリアドレスの下位2ビットを除く、下位側の4ビット
が初期値として設定される。すなわち、4ビットから成
るライトポインタ(WP)25およびリードポインタ
(RP)26のバッファアドレスの零ビット目(ビット
0)は、メモリアドレスの2ビット目(ビット2)に対
応し、同様にして、それらバッファアドレスの1ビット
目(ビット1)、2ビット目(ビット2)および3ビッ
ト目(ビット3)は、メモリアドレスの3ビット目(ビ
ット3)、4ビット目(ビット4)、および5ビット目
(ビット5)にそれぞれ対応している。
【0026】このように、メモリアドレスの下位2ビッ
トを捨てるのは、ここでは、1ワード=4バイトのメモ
リ構成を想定しており、ワード(8ビット)単位のDM
A転送においてはメモリアドレスの下位2ビットは使用
されないからである。
【0027】また、モードレジスタ24に設定する値
(N)により、CAS数(2N )は図3のように変化す
る。すなわち、モードレジスタ24に設定された値が
“1”の場合にはCAS数=2となり、“2”の場合に
はCAS数=4となり、“3”の場合にはCAS数=8
となる。MODE=2(CAS数=4)の場合のDMA
転送は、以下のように実行される。
【0028】すなわち、DMA転送が開始されると、ま
ず、I/O制御部22はI/O側からデータを受けと
り、バッファ制御部21はライトポインタ(WP)25
の示すバッファアドレスでバッファメモリ29にデータ
を書き込む。書き込んだらバッファ制御部21はライト
ポインタ(WP)25の値を+1インクリメントし、次
にI/O側から受け取ったデータをそのライトポインタ
(WP)25の示すバッファアドレスでバッファメモリ
29に書き込む。
【0029】ここでは、CAS数=4なので、バッファ
メモリ29には、このようにして4ワード分の書き込み
が行なわれる。バッファメモリ29に4ワード分のデー
タを書き込むと、バッファ制御部21はバッファライト
不可を検知し、メモリ12へのライトを開始する。
【0030】バッファ制御部21は、リードポインタ
(RP)26の示すバッファアドレスでバッファメモリ
29からデータを読み出し、メモリ制御部23は、シス
テムバス10を獲得すると、バッファ制御部21によっ
て読み出されたデータをバス10上に出力する。
【0031】メモリアドレスは、メモリアドレスレジス
タ28により与えられる。これが確定したら、メモリ制
御部23は、RAS、CAS、WE(書き込みイネーブ
ル信号)を出力し、メモリライトを行なう。CASを出
力したら、リードポインタ(RP)26、およびメモリ
アドレスレジスタ28の値がインクリメントされ、続け
てメモリライトを行なう。これをデータがある限り続
け、バッファリード不可となったら、再びI/O側から
のデータをバッファメモリ29に取り込む。この一連の
動作を転送長レジスタ27で示される回数だけ行ない、
DMA転送を終了する。
【0032】ここで、バッファライト不可、バッファリ
ード不可という信号は次のように作る。モードレジスタ
24、ライトポインタ(WP)25、リードポインタ
(RP)26のnビット目のデータを、それぞれMOD
E(n)、WP(n)、RP(n)と表わすと、バッフ
ァライト不可およびバッファリード不可の信号は、次ぎ
のような論理式によって得ることができる。 ライト不可=( WP(1)[+]RP(1) )・MODE(0) ・/MODE(1) +( WP(2)[+]RP(2) )・/MODE(0) ・MODE(1) +( WP(3)[+]RP(3) )・MODE(0) ・MODE(1) リード不可=/( WP(0)[+]RP(0) )・/ (WP(1) [+]RP(1)) ・MODE(0) ・/MODE(1) +/(WP(0) [+]RP(0) )・/(WP(1) [+]RP(1)) ・/(WP(2) [+]RP(2))・/MODE(0) ・MODE(1) +/(WP(0) [+]RP(0) )・/(WP(1) [+]RP(1)) ・/(WP(2) [+]RP(2))・/(WP(3) [+]RP(3)) ・MODE(0) ・MODE(1)
【0033】ここで、論理式の各項の前に付された記号
“/”は、その項の論理の反転を意味している。また、
記号“[+]”は排他的論理和を示し、“+”は論理和を
示し、“・”は論理積を示している。
【0034】ライト不可の式においては、モードレジス
タ24の値“N”が“1”の場合{MODE(0) ・/MODE
(1) =1}にはライトポインタ25の1ビット目の内容
とリードポインタ26の1ビット目の内容が不一致の時
{( WP(1)[+]RP(1) )=1}にライト不可(ライト不
可=1)となり、モードレジスタ24の値“N”が
“2”の場合{/MODE(0) ・MODE(1) =1}にはライト
ポインタ25の2ビット目の内容とリードポインタ26
の2ビット目の内容が不一致の時{( WP(2)[+]RP(2)
)=1}にライト不可(ライト不可=1)となり、ま
た、モードレジスタ24の値“N”が“3”の場合{MO
DE(0)・MODE(1) =1}にはライトポインタ25の3ビ
ット目の内容とリードポインタ26の3ビット目の内容
が不一致の時{( WP(3)[+]RP(3) )=1}にライト不
可(ライト不可=1)となる。
【0035】すなわち、ライト不可の状態は、ライトポ
インタ25の値がモードレジスタ24で指定されるワー
ド数よりも多くリードポインタ26の値から離れたとき
に検知される。
【0036】リード不可の式においては、モードレジス
タ24の値“N”が“1”の場合{MODE(0) ・/MODE
(1) =1}にはライトポインタ25とリードポインタ2
6の0ビット目および1ビット目の内容がそれぞれ一致
した時
【0037】{/( WP(0)[+]RP(0) )・/ (WP(1)
[+]RP(1))=1}にリード不可(リード不可=1)とな
り、モードレジスタ24の値“N”が“2”の場合{/
MODE(0) ・MODE(1) =1}にはライトポインタ25とリ
ードポインタ26の0ビット目、1ビット目および2ビ
ット目の内容がそれぞれ一致した時{/(WP(0) [+]RP
(0) )・/(WP(1) [+]RP(1))・/(WP(2) [+]RP(2))
=1}にリード不可(リード不可=1)となり、またモ
ードレジスタ24の値“N”が“3”の場合{MODE(0)
・MODE(1) =1}にはライトポインタ25とリードポイ
ンタ26の0ビット目、1ビット目、2ビット目および
3ビット目の内容がそれぞれ一致した時{/(WP(0)
[+]RP(0) )・/(WP(1) [+]RP(1))・/(WP(2) [+]
RP(2))・/(WP(3) [+]RP(3))=1}リード不可(リー
ド不可=1)となる。すなわち、リード不可の状態は、
リードポインタ26の値がライトポインタ25の値と一
致した時に検知される。これらバッファライト不可およ
びバッファリード不可の信号は、バッファ制御部21内
で求められる。
【0038】DMAコントローラ13内の動作タイミグ
を図4、図5に示す。図4は、バッファメモリ29への
データライト時のタイミングであり、図5は、バッファ
メモリ29からのデータリード時のタイミングである。
まず、図4を参照して、バッファメモリ29へのデータ
ライト動作を説明する。
【0039】イ) I/O側からデータ転送指示(I/
Oリクエスト)が出力されたらI/O制御部22は、バ
ッファライト不可ではないこと(バッファライト不可信
号が“L”レベルであること)をバッファ制御部21に
よって確かめて、I/Oアクノリッジ(ACK)をI/
O側に返し、そしてI/O装置からデータを受けとる。
【0040】ロ) 次いで、ライトポインタ(WP)2
5の示すバッファアドレス、例えば“0000”にデー
タを書き込み、ライトポインタ(WP)25の値をイン
クリメントする。 ハ) バッファライト不可になるまで、イ)、ロ)の動
作を続ける。 次に、図5を参照して、バッファメモリ29へのデータ
ライト動作を説明する。
【0041】ニ) バッファライト不可になったら、メ
モリ制御部23は、バッファリード可であること(バッ
ファリード不可信号が“L”レベルであること)をバッ
ファ制御部21によって確かめて、図示しないバスアー
ビタ等を介してシステムバス10にバスリクエスト信号
を出力する。
【0042】ホ) システムバス10を獲得できたら、
バッファ制御部21はリードポインタ(RP)26で示
すバッファアドレスのデータをバッファメモリ29から
読み出し、メモリ制御部23はそのデータおよびメモリ
アドレスレジスタ28のメモリアドレスをバス10上に
出力し、そしてRAS、WEを出力する。
【0043】ヘ) メモリ制御部23はCASを出力
し、リードポインタ(RP)26をインクリメントす
る。次にRASを出力したまま、バッファデータリード
可であることを確かめ、リードポインタ(RP)26の
示すバッファアドレスのデータをバッファメモリ29か
ら読み出し、そのデータをバス10に出力し、CASを
出力する。 ト) ヘ)の動作をバッファリード不可になるまで繰り
返す。 チ) 転送長レジスタ27で示される容量だけ転送する
まで、イ)〜ト)の動作を繰り返す。 以上のようにして、I/O装置からメモリ12へのデー
タ転送が実行される。
【0044】この実施例のDMAコントローラ13にお
いては、モードレジスタ24に設定されたアクセス語数
に従ってメモリ12に対して出力するCAS数が決定さ
れるので、モードレジスタ24の設定値をプロセッサ2
0によって変更することにより、高速アクセスモードに
おけるアクセス語数を任意の値に設定できるようにな
る。
【0045】したがって、このDMAコントローラ13
の構成を、例えば、図7の各モジュールに適用すること
によって、システムバス10の使用効率を上げる事がで
きる。図6には、DMAコントローラ13の構成を図7
の各モジュールに適用した場合のシステム構成が示され
ている。
【0046】図6においては、第1のI/O装置101
とDMAコントローラ131によって第1のアクティブ
モジュールが構成され、第2のI/O装置102とDM
Aコントローラ132によって第2のアクティブモジュ
ールが構成される。これら第1および第2の2個のアク
ティブモジュールは、メモリ12を共有しており、必要
に応じてシステムバス10を介してメモリ12をアクセ
スする。DMAコントローラ131,132は、図1の
DMAコントローラ13と同様の構成のものである。
【0047】この図6のシステムにおいては、システム
バス10の競合制御は、バス制御装置103によって行
われる。すなわち、バス制御装置103は、DMAコン
トローラ131,132それぞれからバス使用要求を受
取り、バス10が空き状態のときにはその使用を許可
し、使用状態のときはその使用を待機させるといったア
ービトレーションを行う。次に、図7および図8を参照
して、図6のシステムのDMAコントローラ131,1
32おけるアクセス語数の可変設定動作を説明する。図
7には、第1および第2のI/O装置101,102が
共有メモリ12をアクセスするタイミングの一例が示さ
れている。
【0048】ここでは、フェーズ1〜フェーズ3の3つ
の動作状態が設定されており、フェーズ1では第1のI
/O装置101だけが共有メモリ12をアクセスし、フ
ェーズ2では第1および第2のI/O装置101,10
2の双方が共有メモリ12をアクセスし、フェーズ3で
は第2のI/O装置102だけが共有メモリ12をアク
セスする。
【0049】これらフェーズ1〜フェーズ3は、例え
ば、時間(T)の経過と共に繰り返し設定される。この
場合、DMAコントローラ131,132の各々のプロ
セッサ20は、時間(T)の経過と共にモードレジスタ
24の値を変更する。
【0050】例えば、図8に示されているように、第1
のI/O装置101に対応するDMAコントローラ13
1については、そのコントローラ131内のプロセッサ
20は、フェーズ1においてはMODE数=3に設定
し、フェーズ2においてはMODE数=1に設定する。
一方、第2のI/O装置102に対応するDMAコント
ローラ132については、そのコントローラ132内の
プロセッサ20は、フェーズ2においてはMODE数=
1に設定し、フェーズ3においてはMODE数=3に設
定する。
【0051】このように、DMAコントローラ131,
132の各プロセッサ20は、他のI/O装置とメモリ
アクセスが競合するフェーズにおいてはアクセス語数を
低減し、競合しないフェーズにおいてはアクセス語数を
増加するといった制御を行う。
【0052】また、各I/O装置101,102の動作
内容毎にそれぞれフェーズ1〜フェーズ3を予め割り当
てておくことも可能である。つまり、I/O装置10
1,102が相互に関連するデータ処理を分散して実行
するようなシステムを想定すると、そのデータ処理の実
行過程には、I/O装置101,102による共有メモ
リ12のアクセスが並行して実行されるフェーズと、並
行して実行されないフェーズとがある。
【0053】このため、各I/O装置101,102の
動作ステップの進行具合に応じて共有メモリ12に対す
るデータ転送語数を変化させ、他のI/O装置とメモリ
アクセスが競合するフェーズにおいてはアクセス語数を
低減し、競合しないフェーズにおいてはアクセス語数を
増加するといった制御を行うことができる。
【0054】さらに、DMAコントローラ131,13
2のプロセッサ20が、システムバス10の競合状態を
バス制御装置103からの待機通知によって判断して、
バス使用要求に対する待機通知の頻度が増加するほどア
クセス語数が低減されるように、アクセス語数を可変設
定しても良い。
【0055】以上のように、この実施例においては、複
数のモード毎にそれぞれ異なったアクセス語数が規定さ
れており、システムバス10の獲得時にはその時に設定
されているモードに対応したアクセス語数で共有メモリ
12に対するアクセスが実行される。このモードは、他
の入出力装置との間における前記共有メモリ12に対す
るアクセスの競合の度合いに応じて切替えられる。
【0056】したがって、システムバス10の獲得時の
アクセス語数を設定されたモードに合わせて任意の値に
可変設定できるようになり、複数の入出力装置101,
102それぞれが共有メモリ12を効率良くアクセスす
ることが可能となる。
【0057】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、高速
アクセスモードにおけるアクセス語数を任意の値に設定
できるようになり、システムバスの使用効率を上げ、こ
れによって十分なシステム性能を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係わるシステム構成を示
すブロック図。
【図2】図1に示したシステムにおけるライトポインタ
とリードポインタのデータ内容一例を示す図。
【図3】図1に示したシステムにおけるモードレジスタ
の設定値とCAS数との関係の一例を示す図。
【図4】図1に示したシステムにおけるバッファメモリ
ヘのデータ書き込み動作を説明するタイミングチャー
ト。
【図5】図1に示したシステムにおけるバッファメモリ
からのデータ読み出し動作を説明するタイミングチャー
ト。
【図6】図1に示したシステム構成が適用されるコンピ
ュータシステムの一例を示すブロック図。
【図7】図6のコンピュータシステムに設けられた各入
出力装置の動作タイミングを示す図。
【図8】図6のコンピュータシステムに設けられた各入
出力装置に割り当てられるアクセス語数の一例を示す
図。
【図9】従来のシステムにおける高速アクセスモードの
メモリアクセス動作を説明するタイミングチャート。
【図10】従来のシステムにおいて複数のアクテイブモ
ジュール間のシステムバスの競合制御を説明するための
ブロック図。
【符号の説明】
10…システムバス、12…メモリ、13…DMAコン
トローラ、20…プロセッサ、21…バッファ制御部、
22…I/O制御部、23…メモリ制御部、24…モー
ドレジスタ、25…ライトポインタ、26…リードポイ
ンタ、29…バッファメモリ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共有メモリと、システムバスを介して前
    記共有メモリをアクセスする複数の入出力装置とを有す
    るコンピュータシステムにおいて、 前記各入出力装置は、アクセス語数がそれぞれ異なる複
    数のモードの1つを指定するモード指定手段と、前記シ
    ステムバス獲得時に前記モード指定手段で指定されたア
    クセス語数で前記共有メモリをアクセスするメモリアク
    セス手段と、他の入出力装置との間における前記共有メ
    モリに対するアクセスの競合の度合いに応じて前記モー
    ド指定手段によって指定されるモードを別のモードに切
    替える手段とを具備し、 前記各入出力装置がその指定されたモードに応じたアク
    セス語数で前記共有メモリをアクセスすることを特徴と
    するメモリアクセス制御方式。
  2. 【請求項2】 ダイナミックRAMから構成される共有
    メモリと、システムバスを介してこの共有メモリに共通
    結合される複数の入出力装置とを有するコンピュータシ
    ステムにおいて、 前記複数の入出力装置にそれぞれ対応して設けられ、前
    記システムバス獲得時にページモードまたは高速ニブル
    モードによって所定の語数単位で前記共有メモリをアク
    セスする複数のアクセス手段と、 前記システムバスの使用状況に応じて、前記複数のアク
    セス手段のアクセス語数をそれぞれ制御する制御手段と
    を具備し、 前記各入出力装置のページモードまたは高速ニブルモー
    ドにおけるアクセス語数を可変設定することを特徴とす
    るメモリアクセス制御方式。
JP26951691A 1991-10-17 1991-10-17 メモリアクセス制御方式 Pending JPH05108538A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6785833B2 (en) 1993-10-15 2004-08-31 Renesas Technology Corp. Data processing system and image processing system

Cited By (5)

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