JPH05107622A - 手ブレ写真防止カメラ - Google Patents
手ブレ写真防止カメラInfo
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- JPH05107622A JPH05107622A JP26810591A JP26810591A JPH05107622A JP H05107622 A JPH05107622 A JP H05107622A JP 26810591 A JP26810591 A JP 26810591A JP 26810591 A JP26810591 A JP 26810591A JP H05107622 A JPH05107622 A JP H05107622A
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- Japan
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- camera
- shutter
- angular velocity
- maximum value
- blur
- Prior art date
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-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B17/00—Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
- G03B17/38—Releasing-devices separate from shutter
- G03B17/40—Releasing-devices separate from shutter with delayed or timed action
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B2207/00—Control of exposure by setting shutters, diaphragms, or filters separately or conjointly
- G03B2207/005—Control of exposure by setting shutters, diaphragms, or filters separately or conjointly involving control of motion blur
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B2217/00—Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
- G03B2217/005—Blur detection
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Adjustment Of Camera Lenses (AREA)
- Studio Devices (AREA)
- Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)
- Shutter-Related Mechanisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 手ブレによって撮影光軸にブレが生じても実
用上像ブレのない写真が得られるカメラを得ること。 【構成】 シャッタレリーズスイッチのオンに基づきシ
ャッタをレリーズさせるシャッタ駆動機構、撮影レンズ
光軸のブレを角速度または角加速度として検出するブレ
検出手段、上記シャッタレリーズスイッチのオンの際
に、上記ブレ検出手段により検出されたブレの極大値の
発生を検出する極大値検出手段、およびこの極大値の発
生から所定時間後、上記シャッタ駆動機構にシャッタを
レリーズさせる信号を出力する制御手段を有する。
用上像ブレのない写真が得られるカメラを得ること。 【構成】 シャッタレリーズスイッチのオンに基づきシ
ャッタをレリーズさせるシャッタ駆動機構、撮影レンズ
光軸のブレを角速度または角加速度として検出するブレ
検出手段、上記シャッタレリーズスイッチのオンの際
に、上記ブレ検出手段により検出されたブレの極大値の
発生を検出する極大値検出手段、およびこの極大値の発
生から所定時間後、上記シャッタ駆動機構にシャッタを
レリーズさせる信号を出力する制御手段を有する。
Description
【0001】
【技術分野】本発明は、ブレ検出手段を備えた手ブレ写
真防止カメラに関する。
真防止カメラに関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】撮影時、特にカメラを手
で構えて撮影を行なう場合、カメラの構え方が適正でな
いとき、被写体が暗くシャッタスピードが遅く設定され
ているとき、あるいは撮影者が動きながら撮影するとき
等に、手ブレによるフィルム面上の画像ブレが生じやす
い。このような手ブレが発生した写真は、画像が流れて
極めて見苦しい。この手ブレは、ハード面からはレンズ
を明るくしたりフィルム感度を上げてシャッタスピード
を高めることにより、またソフト面からは撮影者の習熟
によりある程度防ぐことができるが、いずれも限度があ
る。
で構えて撮影を行なう場合、カメラの構え方が適正でな
いとき、被写体が暗くシャッタスピードが遅く設定され
ているとき、あるいは撮影者が動きながら撮影するとき
等に、手ブレによるフィルム面上の画像ブレが生じやす
い。このような手ブレが発生した写真は、画像が流れて
極めて見苦しい。この手ブレは、ハード面からはレンズ
を明るくしたりフィルム感度を上げてシャッタスピード
を高めることにより、またソフト面からは撮影者の習熟
によりある程度防ぐことができるが、いずれも限度があ
る。
【0003】このような画像ブレの発生を防止するた
め、従来は、低速シャッタ時には、手ブレ発生の虞れあ
りとしてLEDの発光等で警告表示したり、同様の方法
でストロボ使用を促す表示を出したり、シャッタをロッ
クして撮影できないようにしたり、あるいはシャッタ速
度に低速度制限をする等、消極的な方法で対処してい
た。
め、従来は、低速シャッタ時には、手ブレ発生の虞れあ
りとしてLEDの発光等で警告表示したり、同様の方法
でストロボ使用を促す表示を出したり、シャッタをロッ
クして撮影できないようにしたり、あるいはシャッタ速
度に低速度制限をする等、消極的な方法で対処してい
た。
【0004】
【発明の目的】本発明は、このような従来の問題点を解
消し、手ブレによって撮影光軸にブレが生じても実用上
像ブレのない写真が得られるカメラを得ることを目的と
する。
消し、手ブレによって撮影光軸にブレが生じても実用上
像ブレのない写真が得られるカメラを得ることを目的と
する。
【0005】
【発明の概要】本発明は、シャッタレリーズスイッチの
オンに基づきシャッタをレリーズさせるシャッタ駆動機
構、撮影レンズ光軸のブレを角速度または揺動角加速度
として検出するブレ検出手段、上記シャッタレリーズス
イッチのオンの際に、上記ブレ検出手段により検出され
たブレの極大値の発生を検出する極大値検出手段、およ
びこの極大値の発生から所定時間後、上記シャッタ駆動
機構にシャッタをレリーズさせる信号を出力する制御手
段を有することを特徴とする。
オンに基づきシャッタをレリーズさせるシャッタ駆動機
構、撮影レンズ光軸のブレを角速度または揺動角加速度
として検出するブレ検出手段、上記シャッタレリーズス
イッチのオンの際に、上記ブレ検出手段により検出され
たブレの極大値の発生を検出する極大値検出手段、およ
びこの極大値の発生から所定時間後、上記シャッタ駆動
機構にシャッタをレリーズさせる信号を出力する制御手
段を有することを特徴とする。
【0006】
【発明の実施例】以下図示実施例について本発明を説明
する。図1は本発明を適用させた手ブレ写真防止カメラ
11の概略図である。この手ブレ写真防止カメラ11の
カメラボディ12には、撮影レンズ鏡筒13、シャッタ
ボタン15、およびストロボ16が設けられている。こ
のシャッタボタン15は、その半押し時に測光スイッチ
(図示せず)をオンさせ、その全押し時にシャッターレ
リーズスイッチ(図示せず)をオンさせる。このシャッ
ターレリーズスイッチのオンに基づきシャッタをレリー
ズさせる。カメラボディ12内に、撮影レンズ光軸の水
平方向の揺れ(手ブレ)の角速度を検出する水平方向角
速度センサ17、および垂直方向の揺れの角速度を検出
する垂直方向角速度センサ19が設けられている。
する。図1は本発明を適用させた手ブレ写真防止カメラ
11の概略図である。この手ブレ写真防止カメラ11の
カメラボディ12には、撮影レンズ鏡筒13、シャッタ
ボタン15、およびストロボ16が設けられている。こ
のシャッタボタン15は、その半押し時に測光スイッチ
(図示せず)をオンさせ、その全押し時にシャッターレ
リーズスイッチ(図示せず)をオンさせる。このシャッ
ターレリーズスイッチのオンに基づきシャッタをレリー
ズさせる。カメラボディ12内に、撮影レンズ光軸の水
平方向の揺れ(手ブレ)の角速度を検出する水平方向角
速度センサ17、および垂直方向の揺れの角速度を検出
する垂直方向角速度センサ19が設けられている。
【0007】水平方向角速度センサ17と垂直方向角速
度センサ19により得られる手ブレ波形は例えば図3の
ようになる。図中Axは、水平方向角速度センサ17に
より検出された水平方向の角速度を示す波形であり、A
yは、垂直方向角速度センサ19により検出された垂直
方向の角速度を示す波形である。|A|は、水平方向の
角速度値Axと垂直方向の角速度値Ayをベクトル合成
し、その絶対値をとったものである。すなわち、この絶
対値|A|は、 |A|=(Ax2+Ay2)1/2 の演算結果であり、手ブレにより、像が実際にフィルム
面上を移動する速度に比例する値である。|A|の波形
には、角速度値Ax、Ayより高い周波数成分が多く含
まれている。
度センサ19により得られる手ブレ波形は例えば図3の
ようになる。図中Axは、水平方向角速度センサ17に
より検出された水平方向の角速度を示す波形であり、A
yは、垂直方向角速度センサ19により検出された垂直
方向の角速度を示す波形である。|A|は、水平方向の
角速度値Axと垂直方向の角速度値Ayをベクトル合成
し、その絶対値をとったものである。すなわち、この絶
対値|A|は、 |A|=(Ax2+Ay2)1/2 の演算結果であり、手ブレにより、像が実際にフィルム
面上を移動する速度に比例する値である。|A|の波形
には、角速度値Ax、Ayより高い周波数成分が多く含
まれている。
【0008】|A|の波形の各谷部は、フィルム面上の
像の移動速度の極小値であるから、レリーズスイッチ1
5を押し込んだ後、この極小値の発生に合わせたタイミ
ングでシャッタをレリーズさせれば、露光中のフィルム
面上の像の移動量を極小に抑制した状態で露光させるこ
とができる。Afは、|A|の波形に対して周波数分析
を施した結果であり、このAf波形では、20Hz付近
の周波数成分が極めて多い。本発明者は、多人数の被験
者の|A|の波形の周波数について研究したが、その結
果、振幅に個人差はあるものの、検出される周波数の傾
向従って波形の極大値発生から極小値発生までのタイミ
ングに強い共通性が見出された。本発明の手ブレ写真防
止カメラは、これらを極めて有効に利用したものであ
る。
像の移動速度の極小値であるから、レリーズスイッチ1
5を押し込んだ後、この極小値の発生に合わせたタイミ
ングでシャッタをレリーズさせれば、露光中のフィルム
面上の像の移動量を極小に抑制した状態で露光させるこ
とができる。Afは、|A|の波形に対して周波数分析
を施した結果であり、このAf波形では、20Hz付近
の周波数成分が極めて多い。本発明者は、多人数の被験
者の|A|の波形の周波数について研究したが、その結
果、振幅に個人差はあるものの、検出される周波数の傾
向従って波形の極大値発生から極小値発生までのタイミ
ングに強い共通性が見出された。本発明の手ブレ写真防
止カメラは、これらを極めて有効に利用したものであ
る。
【0009】この手ブレ写真防止カメラの制御回路を図
2に概略的に示す。この制御回路は、水平方向角速度セ
ンサ17、垂直方向角速度センサ19、合成演算回路2
0、極大値検出回路21、遅延回路22、測距・測光回
路23、AF駆動回路24、シャッタ駆動回路25、お
よびシャッタ機構26を有している。シャッタ駆動機構
とは、シャッタ駆動回路25とシャッタ機構26を含む
ものである。
2に概略的に示す。この制御回路は、水平方向角速度セ
ンサ17、垂直方向角速度センサ19、合成演算回路2
0、極大値検出回路21、遅延回路22、測距・測光回
路23、AF駆動回路24、シャッタ駆動回路25、お
よびシャッタ機構26を有している。シャッタ駆動機構
とは、シャッタ駆動回路25とシャッタ機構26を含む
ものである。
【0010】水平方向角速度センサ17および垂直方向
角速度センサ19は、カメラブレの大きさを検出可能な
ものであればよいが、例えば松下電子部品株式会社製の
角速度センサ『EYK−G02C』(品番)を用いるこ
とができる。この角速度センサは、振動している音叉に
よって生じたコリオリの力を利用したもので、二個のバ
イモルフをT字型に配置したジャイロ信号検出部、音叉
駆動回路、および信号処理回路よりなっている。合成演
算回路20は、シャッターレリーズスイッチ(図示せ
ず)がオンの時に出力するレリーズON信号を入力した
時、角速度センサ17と19からの出力をベクトル合成
し、その絶対値を演算する(図3の|A|)。極大値検
出回路21は、上記合成演算回路20から出力された角
速度の絶対値|A|の極大値(絶対値の波形それぞれの
山の頂部)を検出し、該値検出の瞬間に信号を出力す
る。遅延回路22は極大値検出回路21が出力した信号
を受けて、極大値(図4のホ)の発生後に来るべき極小
値(図4のニ)が実効シャッタ露出時間(図4のイ)内
に出現できるタイミングでレリーズ信号をシャッタ駆動
回路25に向けて出力する。測距・測光回路23は、測
光スイッチ(図示せず)がオンの時に出力する測光ON
信号を入力した時、被写体距離および被写体輝度を演算
する。AF駆動回路24は、自動焦点駆動機構(図示せ
ず)に作動信号を出力し、合焦後シャッタ駆動回路25
に向けてAF完了信号を出力する。シャッタ駆動回路2
5は、遅延回路22からのレリーズ信号を受けてシャッ
タ機構に作動信号を出力する。シャッタ機構26は、シ
ャッタ駆動回路25からの作動信号を受けてシャッタ
(図示せず)をレリーズさせる。
角速度センサ19は、カメラブレの大きさを検出可能な
ものであればよいが、例えば松下電子部品株式会社製の
角速度センサ『EYK−G02C』(品番)を用いるこ
とができる。この角速度センサは、振動している音叉に
よって生じたコリオリの力を利用したもので、二個のバ
イモルフをT字型に配置したジャイロ信号検出部、音叉
駆動回路、および信号処理回路よりなっている。合成演
算回路20は、シャッターレリーズスイッチ(図示せ
ず)がオンの時に出力するレリーズON信号を入力した
時、角速度センサ17と19からの出力をベクトル合成
し、その絶対値を演算する(図3の|A|)。極大値検
出回路21は、上記合成演算回路20から出力された角
速度の絶対値|A|の極大値(絶対値の波形それぞれの
山の頂部)を検出し、該値検出の瞬間に信号を出力す
る。遅延回路22は極大値検出回路21が出力した信号
を受けて、極大値(図4のホ)の発生後に来るべき極小
値(図4のニ)が実効シャッタ露出時間(図4のイ)内
に出現できるタイミングでレリーズ信号をシャッタ駆動
回路25に向けて出力する。測距・測光回路23は、測
光スイッチ(図示せず)がオンの時に出力する測光ON
信号を入力した時、被写体距離および被写体輝度を演算
する。AF駆動回路24は、自動焦点駆動機構(図示せ
ず)に作動信号を出力し、合焦後シャッタ駆動回路25
に向けてAF完了信号を出力する。シャッタ駆動回路2
5は、遅延回路22からのレリーズ信号を受けてシャッ
タ機構に作動信号を出力する。シャッタ機構26は、シ
ャッタ駆動回路25からの作動信号を受けてシャッタ
(図示せず)をレリーズさせる。
【0011】したがって、本発明の手ブレ写真防止カメ
ラ11は、シャッタボタンを半押しすると、測距・測光
回路23が、被写体距離および被写体輝度を演算する。
そしてAF駆動回路24が、自動焦点駆動機構(図示せ
ず)に作動信号を出力し、合焦させる。撮影者がシャッ
タボタンを全押しするとき手ブレが発生すると、水平方
向角速度センサ17と垂直方向角速度センサ19が手ブ
レによってカメラに加わる角速度を、互いに直交する二
方向つまり水平方向と垂直方向の成分として角速度を検
出し、この角速度に基づく信号を合成演算回路20に出
力する。すると該合成演算回路20が水平方向角速度セ
ンサ17と垂直方向角速度センサ19の出力値をベクト
ル合成しその絶対値|A|を演算する。従来のカメラで
あれば、シャッタボタンの全押し時に合焦後シャッタを
直ちにレリーズさせるのであるが、本発明の手ブレ写真
防止カメラ11は、シャッタボタンが全押しされても直
ちにシャッタをレリーズさせることなく、手ブレのピー
ク時から、上記のように所定時間を経過させて露光を開
始させる。つまり、合成演算回路20から出力される角
速度絶対値波形(図4のa)の極大値を極大値検出回路
21により検出して(図4のb)その発生を検知し、こ
れに基づき遅延回路22で摘切に遅延させたレリーズ信
号(図4のc)をシャッタ駆動回路25に出力し、シャ
ッタ駆動回路25を起動させる。これにより起動された
シャッタ駆動回路25の出力(図4のd)が、シャッタ
機構26に加えられ、図4のeに示すシャッタ開口波形
のようにシャッタを動作させる。
ラ11は、シャッタボタンを半押しすると、測距・測光
回路23が、被写体距離および被写体輝度を演算する。
そしてAF駆動回路24が、自動焦点駆動機構(図示せ
ず)に作動信号を出力し、合焦させる。撮影者がシャッ
タボタンを全押しするとき手ブレが発生すると、水平方
向角速度センサ17と垂直方向角速度センサ19が手ブ
レによってカメラに加わる角速度を、互いに直交する二
方向つまり水平方向と垂直方向の成分として角速度を検
出し、この角速度に基づく信号を合成演算回路20に出
力する。すると該合成演算回路20が水平方向角速度セ
ンサ17と垂直方向角速度センサ19の出力値をベクト
ル合成しその絶対値|A|を演算する。従来のカメラで
あれば、シャッタボタンの全押し時に合焦後シャッタを
直ちにレリーズさせるのであるが、本発明の手ブレ写真
防止カメラ11は、シャッタボタンが全押しされても直
ちにシャッタをレリーズさせることなく、手ブレのピー
ク時から、上記のように所定時間を経過させて露光を開
始させる。つまり、合成演算回路20から出力される角
速度絶対値波形(図4のa)の極大値を極大値検出回路
21により検出して(図4のb)その発生を検知し、こ
れに基づき遅延回路22で摘切に遅延させたレリーズ信
号(図4のc)をシャッタ駆動回路25に出力し、シャ
ッタ駆動回路25を起動させる。これにより起動された
シャッタ駆動回路25の出力(図4のd)が、シャッタ
機構26に加えられ、図4のeに示すシャッタ開口波形
のようにシャッタを動作させる。
【0012】一般にシャッタ駆動機構は、図4のeに示
されるように、レリーズ信号が入力されても、慣性やシ
ャッタセクタ羽根の重なり等のため瞬時に開放され始め
ることはなく、その開放速度も有限である。したがっ
て、実効シャッタ露出時間(イ)の前端までの所要時間
(ロ)は、シャッタ駆動機構の構造によって異なり、短
いものでも5ms程度は必要となる。また図3のAfに
示したように、角速度絶対値には20Hz付近の周波数
成分が極めて多く含まれている。したがって、角速度絶
対値波形の極大値(ホ)が発生した後、極小値(ニ)が
発生するまでの時間の確率分布は25ms付近に鋭いピ
ークを持つ。本実施例では、角速度絶対値波形の極大値
発生後、実効シャッタ露出時間の中央時刻に上記25m
sを対応させることができるように遅延回路22の遅延
時間(ハ)を設定しているから、角速度絶対値波形の極
小値(ニ)を、シャッタ露出期間の中央付近に高い確率
で来させることができる。したがって、シャッタボタン
15の全押し後、その実効シャッタ露出時間内に必ず極
小値(ニ)を到来させて、手ブレが最小となる状態で露
光を完了させるから、像ブレを極小に抑えることができ
る。
されるように、レリーズ信号が入力されても、慣性やシ
ャッタセクタ羽根の重なり等のため瞬時に開放され始め
ることはなく、その開放速度も有限である。したがっ
て、実効シャッタ露出時間(イ)の前端までの所要時間
(ロ)は、シャッタ駆動機構の構造によって異なり、短
いものでも5ms程度は必要となる。また図3のAfに
示したように、角速度絶対値には20Hz付近の周波数
成分が極めて多く含まれている。したがって、角速度絶
対値波形の極大値(ホ)が発生した後、極小値(ニ)が
発生するまでの時間の確率分布は25ms付近に鋭いピ
ークを持つ。本実施例では、角速度絶対値波形の極大値
発生後、実効シャッタ露出時間の中央時刻に上記25m
sを対応させることができるように遅延回路22の遅延
時間(ハ)を設定しているから、角速度絶対値波形の極
小値(ニ)を、シャッタ露出期間の中央付近に高い確率
で来させることができる。したがって、シャッタボタン
15の全押し後、その実効シャッタ露出時間内に必ず極
小値(ニ)を到来させて、手ブレが最小となる状態で露
光を完了させるから、像ブレを極小に抑えることができ
る。
【0013】次に、本発明の別の実施例(実施例2)を
説明する。通常の自動露出カメラでは、適正な実効シャ
ッタ露出時間は被写体輝度により変化し、それにともな
いレリーズ信号(図4のc)から実効シャッタ露出時間
(図4のe)の中央時刻までの時間も変動する。従っ
て、実効シャッタ露出時間の中央時刻を角速度絶対値の
極小値(図4、aのニ)と一致させるためには、遅延回
路22の遅延時間(図4のハ)を実効シャッタ露出時間
に応じて変動させればよい。本実施例はこの事実に着目
したもので、図5に示すように、測光・測距回路23で
算出された実効シャッタ露出時間を、遅延回路50に出
力する。遅延回路50は、その内部に設けた遅延時間設
定回路50aが、測光・測距回路23から入力した実効
シャッタ露出時間を基に遅延時間を設定する。したがっ
て、本実施例2における手ブレ写真防止カメラでは、シ
ャッタボタンを半押しすると、測距・測光回路23が被
写体距離および被写体輝度を演算する一方、遅延回路5
0内において実効シャッタ露出時間を基に遅延時間が設
定される。シャッタ全押し後の動作は上記実施例と同一
である。よって、広範囲な被写体輝度条件に対応して手
ブレが最小となる状態で露光を完了させることが可能に
なる。
説明する。通常の自動露出カメラでは、適正な実効シャ
ッタ露出時間は被写体輝度により変化し、それにともな
いレリーズ信号(図4のc)から実効シャッタ露出時間
(図4のe)の中央時刻までの時間も変動する。従っ
て、実効シャッタ露出時間の中央時刻を角速度絶対値の
極小値(図4、aのニ)と一致させるためには、遅延回
路22の遅延時間(図4のハ)を実効シャッタ露出時間
に応じて変動させればよい。本実施例はこの事実に着目
したもので、図5に示すように、測光・測距回路23で
算出された実効シャッタ露出時間を、遅延回路50に出
力する。遅延回路50は、その内部に設けた遅延時間設
定回路50aが、測光・測距回路23から入力した実効
シャッタ露出時間を基に遅延時間を設定する。したがっ
て、本実施例2における手ブレ写真防止カメラでは、シ
ャッタボタンを半押しすると、測距・測光回路23が被
写体距離および被写体輝度を演算する一方、遅延回路5
0内において実効シャッタ露出時間を基に遅延時間が設
定される。シャッタ全押し後の動作は上記実施例と同一
である。よって、広範囲な被写体輝度条件に対応して手
ブレが最小となる状態で露光を完了させることが可能に
なる。
【0014】ところで、角速度絶対値の極大値の大きさ
が極端に大きい場合には、すなわち激しい手ブレ状態で
ある時には、角速度絶対値の極大値発生後極小値が発生
するまでの時間が広範囲に分布する傾向が強く、角速度
絶対値の極小値がシャッタ露出中に高確率で発生するよ
うに遅延時間を設定するのは極めて困難である。従っ
て、予め設定レベルを設け、このレベルを超えて角速度
絶対値の極大値が発生しても、この極大値の発生を無視
し、シャッタをレリーズさせる信号を出力しないように
しておけば、このような場合にも本発明の効果を十分維
持できる。図6は、この事実に着目した更に別の実施例
(実施例3)を示すものである。極大値レベル検出回路
60は、合成演算回路20からの角速度絶対値|A|の
極大値の大きさ(レベル)を検出し、この検出したレベ
ルを遅延回路61に出力する。遅延回路61は、内部に
レリーズロック回路61aを備えており、極大値レベル
検出回路60から出力された|A|の極大値のレベル
が、予め該レリーズロック回路61aに設定した設定レ
ベルよりも大きい場合には、シャッタ駆動回路25に向
けてレリーズ信号ではなくレリーズ禁止信号を発する。
したがって、本実施例3における手ブレ写真防止カメラ
では、シャッタボタンを全押しした時、激しい手ブレに
よって、写真にブレが発生する虞れがある場合はレリー
ズロックがなされる。
が極端に大きい場合には、すなわち激しい手ブレ状態で
ある時には、角速度絶対値の極大値発生後極小値が発生
するまでの時間が広範囲に分布する傾向が強く、角速度
絶対値の極小値がシャッタ露出中に高確率で発生するよ
うに遅延時間を設定するのは極めて困難である。従っ
て、予め設定レベルを設け、このレベルを超えて角速度
絶対値の極大値が発生しても、この極大値の発生を無視
し、シャッタをレリーズさせる信号を出力しないように
しておけば、このような場合にも本発明の効果を十分維
持できる。図6は、この事実に着目した更に別の実施例
(実施例3)を示すものである。極大値レベル検出回路
60は、合成演算回路20からの角速度絶対値|A|の
極大値の大きさ(レベル)を検出し、この検出したレベ
ルを遅延回路61に出力する。遅延回路61は、内部に
レリーズロック回路61aを備えており、極大値レベル
検出回路60から出力された|A|の極大値のレベル
が、予め該レリーズロック回路61aに設定した設定レ
ベルよりも大きい場合には、シャッタ駆動回路25に向
けてレリーズ信号ではなくレリーズ禁止信号を発する。
したがって、本実施例3における手ブレ写真防止カメラ
では、シャッタボタンを全押しした時、激しい手ブレに
よって、写真にブレが発生する虞れがある場合はレリー
ズロックがなされる。
【0015】また、先に角速度絶対値の極大値発生後、
極小値が発生するまでの時間の確率分布は25ms付近
に鋭いピークを持つと記した。しかしながら、この時間
は角速度絶対値の極大値が大きくなる時は大きく、小さ
くなる時は小さい傾向がある。この傾向を図8を用いて
説明する。図中に示す波形は、図3の|A|に示した波
形と同一のものである。同図中の点線で示したレベルL
は、前述のように予め設定された設定レベルであって、
|A|がこの設定レベルを超えて極大値が発生しても前
記理由によりこの極大値発生を無視する。P1〜P4は
前記設定レベル以下の、各極大値のピークを示し、t1
〜t4は各極大値のピークから次の極小値までの所要時
間を示す。この波形によると、P2>P1>P3>P4
であり、t2>t1>t3≒t4であるので、この傾向
を示していると言える。従って、上記実施例3の図6に
おいて、上記傾向に沿い角速度絶対値の大小に応じて遅
延回路61の遅延時間(図4のハ)を、極大値レベル検
出回路60から入力した|A|の極大値の大きさを基に
設定することよって広範囲な手ブレ状態に効果的に対応
可能となる。図7は、この事実に着目した更に別の実施
例(実施例4)を示すものである。遅延回路61’は、
上記実施例3における図6のブロック図の遅延回路61
中にさらに遅延時間設定回路61bを設けたものであ
る。この遅延時間設定回路61bは、極大値レベル検出
回路60から入力した角速度絶対値|A|の極大値の大
きさを基に遅延時間を設定する。したがって、本実施例
4における手ブレ写真防止カメラでは、角速度絶対値|
A|の極大値の大きさに応じて角速度絶対値波形の極小
値(ニ)を、シャッタ露出期間の中央付近により高い確
率で来させることが可能である。
極小値が発生するまでの時間の確率分布は25ms付近
に鋭いピークを持つと記した。しかしながら、この時間
は角速度絶対値の極大値が大きくなる時は大きく、小さ
くなる時は小さい傾向がある。この傾向を図8を用いて
説明する。図中に示す波形は、図3の|A|に示した波
形と同一のものである。同図中の点線で示したレベルL
は、前述のように予め設定された設定レベルであって、
|A|がこの設定レベルを超えて極大値が発生しても前
記理由によりこの極大値発生を無視する。P1〜P4は
前記設定レベル以下の、各極大値のピークを示し、t1
〜t4は各極大値のピークから次の極小値までの所要時
間を示す。この波形によると、P2>P1>P3>P4
であり、t2>t1>t3≒t4であるので、この傾向
を示していると言える。従って、上記実施例3の図6に
おいて、上記傾向に沿い角速度絶対値の大小に応じて遅
延回路61の遅延時間(図4のハ)を、極大値レベル検
出回路60から入力した|A|の極大値の大きさを基に
設定することよって広範囲な手ブレ状態に効果的に対応
可能となる。図7は、この事実に着目した更に別の実施
例(実施例4)を示すものである。遅延回路61’は、
上記実施例3における図6のブロック図の遅延回路61
中にさらに遅延時間設定回路61bを設けたものであ
る。この遅延時間設定回路61bは、極大値レベル検出
回路60から入力した角速度絶対値|A|の極大値の大
きさを基に遅延時間を設定する。したがって、本実施例
4における手ブレ写真防止カメラでは、角速度絶対値|
A|の極大値の大きさに応じて角速度絶対値波形の極小
値(ニ)を、シャッタ露出期間の中央付近により高い確
率で来させることが可能である。
【0016】さらに、上記各実施例での、合成演算回路
20、極大値検出回路21、遅延回路22・50・61
・61’、遅延時間設定回路50a・61b,レリーズ
ロック回路61a,シャッタ駆動回路25および極大値
レベル検出回路60等を、手ブレ写真防止カメラ11の
既設のCPUで構成し、それらの動作をこのCPU及び
そのソフトウェアにより行なわせれば、低コスト化を実
現させたカメラを得ることができる。
20、極大値検出回路21、遅延回路22・50・61
・61’、遅延時間設定回路50a・61b,レリーズ
ロック回路61a,シャッタ駆動回路25および極大値
レベル検出回路60等を、手ブレ写真防止カメラ11の
既設のCPUで構成し、それらの動作をこのCPU及び
そのソフトウェアにより行なわせれば、低コスト化を実
現させたカメラを得ることができる。
【0017】本実施例では、水平方向角速度センサ17
と垂直方向角速度センサ19により手ブレを検出してい
たが、これに替えて、角速度の検出ではなく揺動角加速
度を検出する検出手段を使用することもできる。手ブレ
を検出する手段は、これらの水平方向角速度センサ17
と垂直方向角速度センサ19、あるいは揺動角加速度検
出手段に限られることなく、カメラに加わる互いに直交
する二方向のブレ量を検出できるものであればよい。ま
た、センサにより検出する方向は、必ずしも直交する二
方向に限られることはなく、直交しない任意の二方向で
あってもよい。
と垂直方向角速度センサ19により手ブレを検出してい
たが、これに替えて、角速度の検出ではなく揺動角加速
度を検出する検出手段を使用することもできる。手ブレ
を検出する手段は、これらの水平方向角速度センサ17
と垂直方向角速度センサ19、あるいは揺動角加速度検
出手段に限られることなく、カメラに加わる互いに直交
する二方向のブレ量を検出できるものであればよい。ま
た、センサにより検出する方向は、必ずしも直交する二
方向に限られることはなく、直交しない任意の二方向で
あってもよい。
【0018】本実施例では、水平方向の角速度値Axと
垂直方向の角速度値Ayをベクトル合成し、 (Ax2+Ay2)1/2 を所定のレリーズタイミング演算に用いていたが、本発
明は要するに手ブレによる波形の極大値と極小値を検出
すればこのレリーズタイミングが得られるから、 (Ax2+Ay2)1/2 に代えて Ax2+Ay2 を演算に用いることもできる。
垂直方向の角速度値Ayをベクトル合成し、 (Ax2+Ay2)1/2 を所定のレリーズタイミング演算に用いていたが、本発
明は要するに手ブレによる波形の極大値と極小値を検出
すればこのレリーズタイミングが得られるから、 (Ax2+Ay2)1/2 に代えて Ax2+Ay2 を演算に用いることもできる。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明による手ブレ写真防
止カメラによれば、撮影時、特に手持ち撮影時の手ブレ
によるフィルム面上の画像ブレを極小に抑えて露光させ
ることができる。また手ブレを光学的に補正する構造で
はないから、手ブレ写真の発生を抑える手ブレ写真防止
カメラを極めて低コストで提供することができる。
止カメラによれば、撮影時、特に手持ち撮影時の手ブレ
によるフィルム面上の画像ブレを極小に抑えて露光させ
ることができる。また手ブレを光学的に補正する構造で
はないから、手ブレ写真の発生を抑える手ブレ写真防止
カメラを極めて低コストで提供することができる。
【図1】本発明の手ブレ写真防止カメラ全体を示す斜視
図である。
図である。
【図2】図1の手ブレ写真防止カメラの制御ブロック図
である。
である。
【図3】本実施例の制御回路による出力波形を示すタイ
ムチャートである。
ムチャートである。
【図4】本実施例の制御回路による出力波形を示すタイ
ムチャートである。
ムチャートである。
【図5】実施例2での、図1の手ブレ写真防止カメラの
制御ブロック図である。
制御ブロック図である。
【図6】実施例3での、図1の手ブレ写真防止カメラの
制御ブロック図である。
制御ブロック図である。
【図7】実施例4での、図1の手ブレ写真防止カメラの
制御ブロック図である。
制御ブロック図である。
【図8】|A|の極大値の大きさと、その極大値の発生
後極小値が発生するまでの時間との関係を、図3の|A
|のタイムチャートを使って示す図である。
後極小値が発生するまでの時間との関係を、図3の|A
|のタイムチャートを使って示す図である。
11 手ブレ写真防止カメラ 12 カメラボディ 13 撮影レンズ鏡筒 15 シャッタボタン 16 ストロボ 17 水平方向角速度センサ(手ブレ検出手段) 19 垂直方向角速度センサ(手ブレ検出手段) 20 合成演算回路 21 極大値検出回路 22 遅延回路(制御手段) 23 測距・測光回路 24 AF駆動回路 25 シャッタ駆動回路 26 シャッタ機構
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年5月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【発明の概要】本発明は、シャッタレリーズスイッチの
オンに基づきシャッタをレリーズさせるシャッタ駆動機
構、撮影レンズ光軸のブレを角速度または角加速度とし
て検出するブレ検出手段、上記シャッタレリーズスイッ
チのオンの際に、上記ブレ検出手段により検出されたブ
レの極大値の発生を検出する極大値検出手段、およびこ
の極大値の発生から所定時間後、上記シャッタ駆動機構
にシャッタをレリーズさせる信号を出力する制御手段を
有することを特徴とする。
オンに基づきシャッタをレリーズさせるシャッタ駆動機
構、撮影レンズ光軸のブレを角速度または角加速度とし
て検出するブレ検出手段、上記シャッタレリーズスイッ
チのオンの際に、上記ブレ検出手段により検出されたブ
レの極大値の発生を検出する極大値検出手段、およびこ
の極大値の発生から所定時間後、上記シャッタ駆動機構
にシャッタをレリーズさせる信号を出力する制御手段を
有することを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】本実施例では、水平方向角速度センサ17
と垂直方向角速度センサ19により手ブレを検出してい
たが、これに替えて、角速度の検出ではなく 角加速度を
検出する検出手段を使用することもできる。手ブレを検
出する手段は、これらの水平方向角速度センサ17と垂
直方向角速度センサ19、あるいは角加速度検出手段に
限られることなく、カメラに加わる互いに直交する二方
向のブレ量を検出できるものであればよい。また、セン
サにより検出する方向は、必ずしも直交する二方向に限
られることはなく、直交しない任意の二方向であっても
よい。
と垂直方向角速度センサ19により手ブレを検出してい
たが、これに替えて、角速度の検出ではなく 角加速度を
検出する検出手段を使用することもできる。手ブレを検
出する手段は、これらの水平方向角速度センサ17と垂
直方向角速度センサ19、あるいは角加速度検出手段に
限られることなく、カメラに加わる互いに直交する二方
向のブレ量を検出できるものであればよい。また、セン
サにより検出する方向は、必ずしも直交する二方向に限
られることはなく、直交しない任意の二方向であっても
よい。
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
Claims (8)
- 【請求項1】 シャッタレリーズスイッチのオンに基づ
きシャッタをレリーズさせるシャッタ駆動機構;撮影レ
ンズ光軸のブレを角速度または揺動角加速度として検出
するブレ検出手段;上記シャッタレリーズスイッチのオ
ンの際、上記ブレ検出手段により検出されたブレの極大
値の発生を検出する極大値検出手段;および この極大値の発生から所定時間後、上記シャッタ駆動機
構にシャッタをレリーズさせる信号を出力する制御手
段;を有することを特徴とする手ブレ写真防止カメラ。 - 【請求項2】 請求項1において、ブレ検出手段は、カ
メラのブレ量を互いに直交する二方向の成分として検出
する手ブレ写真防止カメラ。 - 【請求項3】 請求項1において、ブレ検出手段は、カ
メラに加わる角速度を互いに直交する二方向の成分とし
て検出する水平方向角速度センサおよび垂直方向角速度
センサから構成されている手ブレ写真防止カメラ。 - 【請求項4】 請求項2において、さらに、ブレ検出手
段によって検出された直交する二方向の成分を合成する
合成演算回路を有している手ブレ写真防止カメラ。 - 【請求項5】 請求項3において、さらに、水平方向角
速度センサおよび垂直方向角速度センサによる角速度検
出値を合成する合成演算回路を有している手ブレ写真防
止カメラ。 - 【請求項6】 請求項1において、制御手段は、ブレの
極大値の発生からレリーズさせる信号を出力するまでの
上記所定時間を、シャッタの露出時間に応じて変化させ
る制御手段である手ブレ写真防止カメラ。 - 【請求項7】 請求項1において、さらに、ブレの極大
値の大きさを検出する極大値レベル検出手段を有し、制
御手段は、該極大値レベル検出手段によって検出された
ブレの極大値が予め設定された設定値より大なる場合に
は、レリーズ禁止信号を出力する制御手段である手ブレ
写真防止カメラ。 - 【請求項8】 請求項7において、さらに制御手段は、
極大値レベル検出手段によって検出された極大値の大き
さに応じて変化させた所定時間後にレリーズさせる信号
を出力する制御手段である手ブレ写真防止カメラ。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26810591A JPH05107622A (ja) | 1991-02-20 | 1991-07-16 | 手ブレ写真防止カメラ |
GB9203630A GB2253067A (en) | 1991-02-20 | 1992-02-19 | Blur preventing camera |
FR9201921A FR2673021A1 (fr) | 1991-02-20 | 1992-02-20 | Appareil photo empechant le flou. |
DE19924205221 DE4205221A1 (de) | 1991-02-20 | 1992-02-20 | Vorrichtung zum vermeiden von bewegungsunschaerfe |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3-196179 | 1991-02-20 | ||
JP19617991A JPH04265958A (ja) | 1991-02-20 | 1991-02-20 | 手ブレ写真防止カメラ |
JP26810591A JPH05107622A (ja) | 1991-02-20 | 1991-07-16 | 手ブレ写真防止カメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05107622A true JPH05107622A (ja) | 1993-04-30 |
Family
ID=26509591
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26810591A Pending JPH05107622A (ja) | 1991-02-20 | 1991-07-16 | 手ブレ写真防止カメラ |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05107622A (ja) |
DE (1) | DE4205221A1 (ja) |
FR (1) | FR2673021A1 (ja) |
GB (1) | GB2253067A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007235819A (ja) * | 2006-03-03 | 2007-09-13 | Kyocera Corp | 撮像装置及び撮像方法 |
US7652689B2 (en) | 2004-09-30 | 2010-01-26 | Mitsubishi Electric Corporation | Picture taking device and picture restoration method |
JP2011509058A (ja) * | 2008-01-07 | 2011-03-17 | ディーピー テクノロジーズ インコーポレイテッド | 写真画像の品質を改善する方法および装置 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5878283A (en) * | 1996-09-05 | 1999-03-02 | Eastman Kodak Company | Single-use camera with motion sensor |
US7952612B2 (en) * | 2006-06-22 | 2011-05-31 | Nokia Corporation | Method and system for image construction using multiple exposures |
WO2016059877A1 (ja) * | 2014-10-17 | 2016-04-21 | ソニー株式会社 | 制御装置、制御方法および飛行体デバイス |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DD143121A1 (de) * | 1979-04-21 | 1980-07-30 | Hans Jehmlich | Kamera mit elektromagnetischer ausloesung |
JPS6239391Y2 (ja) * | 1980-07-25 | 1987-10-07 | ||
DE3222925C1 (de) * | 1982-06-18 | 1983-12-15 | C. Reichert Optische Werke AG, 1170 Wien | Erschuetterungsschutzvorrichtung fuer Spiegelreflexkameras |
JPS61192178A (ja) * | 1985-02-20 | 1986-08-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 撮影装置 |
US4901096A (en) * | 1988-12-30 | 1990-02-13 | Lemelson Jerome H | Camera apparatus and method |
US4996545A (en) * | 1989-04-03 | 1991-02-26 | Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Apparatus for correcting blurred image of camera using angular acceleration sensor and angular acceleration sensor |
-
1991
- 1991-07-16 JP JP26810591A patent/JPH05107622A/ja active Pending
-
1992
- 1992-02-19 GB GB9203630A patent/GB2253067A/en not_active Withdrawn
- 1992-02-20 DE DE19924205221 patent/DE4205221A1/de not_active Withdrawn
- 1992-02-20 FR FR9201921A patent/FR2673021A1/fr active Pending
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US7652689B2 (en) | 2004-09-30 | 2010-01-26 | Mitsubishi Electric Corporation | Picture taking device and picture restoration method |
JP2007235819A (ja) * | 2006-03-03 | 2007-09-13 | Kyocera Corp | 撮像装置及び撮像方法 |
JP2011509058A (ja) * | 2008-01-07 | 2011-03-17 | ディーピー テクノロジーズ インコーポレイテッド | 写真画像の品質を改善する方法および装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
GB2253067A (en) | 1992-08-26 |
DE4205221A1 (de) | 1992-08-27 |
GB9203630D0 (en) | 1992-04-08 |
FR2673021A1 (fr) | 1992-08-21 |
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