JPH0510720B2 - - Google Patents
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- JPH0510720B2 JPH0510720B2 JP59275149A JP27514984A JPH0510720B2 JP H0510720 B2 JPH0510720 B2 JP H0510720B2 JP 59275149 A JP59275149 A JP 59275149A JP 27514984 A JP27514984 A JP 27514984A JP H0510720 B2 JPH0510720 B2 JP H0510720B2
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- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical group [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 2
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- Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
- Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、測温抵抗体用多点温度検出回路に関
し、更に詳しくは、導線抵抗の影響を排除した測
温抵抗体用多点温度検出回路に関する。
し、更に詳しくは、導線抵抗の影響を排除した測
温抵抗体用多点温度検出回路に関する。
(従来の技術)
測温抵抗体は、その材質として白金を用いた温
度検出素子で、その抵抗値が温度によつて変化す
ることを利用している。測温抵抗体を温度検出素
子として用いる場合、熱電対のように基準接点補
償を行う必要がない等の簡便さから、各方面で多
用されている。第4図は、測温抵抗体を用いた多
点温度検出回路の従来例を示す図である。図にお
いて、Rt1乃至Rtn(nは整数。以下同じ)は3線
式の測温抵抗体、R11,R12,R13は測温抵抗体
Rt1と共にブリツジBG1を構成する抵抗である。
Rn1,Rn2,Rn3についても、同様である。
度検出素子で、その抵抗値が温度によつて変化す
ることを利用している。測温抵抗体を温度検出素
子として用いる場合、熱電対のように基準接点補
償を行う必要がない等の簡便さから、各方面で多
用されている。第4図は、測温抵抗体を用いた多
点温度検出回路の従来例を示す図である。図にお
いて、Rt1乃至Rtn(nは整数。以下同じ)は3線
式の測温抵抗体、R11,R12,R13は測温抵抗体
Rt1と共にブリツジBG1を構成する抵抗である。
Rn1,Rn2,Rn3についても、同様である。
ブリツジBG1の抵抗R11とR12の接続点には、ブ
リツジ回路用電源Eが接続されている。ブリツジ
BGnについても、同様である。S1乃至Snは、各
ブリツジBG1〜BGnの出力を切換えるスイツチ
で、S1〜Snは、マルチプレクサを構成している。
R1とR3及びR2とR4はそれぞれマルチプレクサの
H,L出力ラインに接続された抵抗、U1はR1と
R3及びR2とR4の接続点の電圧を入力とする増幅
器である。抵抗R3の他端は接地され、抵抗R4の
他端は増幅器U1の出力に接続され、帰還回路を
構成している。U2は、増幅器U1の出力を受けて
デイジタルデータに変換するA/D変換器、U3
は該A/D変換器U2の出力を受けて演算処理を
行い、温度を算出するプロセツサである。プロセ
ツサU3としては、例えばマイクロコンピユータ
が用いられる。このように構成された回路の動作
を概説すると、以下の通りである。
リツジ回路用電源Eが接続されている。ブリツジ
BGnについても、同様である。S1乃至Snは、各
ブリツジBG1〜BGnの出力を切換えるスイツチ
で、S1〜Snは、マルチプレクサを構成している。
R1とR3及びR2とR4はそれぞれマルチプレクサの
H,L出力ラインに接続された抵抗、U1はR1と
R3及びR2とR4の接続点の電圧を入力とする増幅
器である。抵抗R3の他端は接地され、抵抗R4の
他端は増幅器U1の出力に接続され、帰還回路を
構成している。U2は、増幅器U1の出力を受けて
デイジタルデータに変換するA/D変換器、U3
は該A/D変換器U2の出力を受けて演算処理を
行い、温度を算出するプロセツサである。プロセ
ツサU3としては、例えばマイクロコンピユータ
が用いられる。このように構成された回路の動作
を概説すると、以下の通りである。
各ブリツジBG1〜BGnは、基準温度(例えば0
℃)時において出力が0になるように調整してお
くと、周囲温度に応じた電圧信号を発生する。こ
れらブリツジ出力は、マルチプレクサにより順
次、切換えられて増幅器U1に送られる。増幅器
U1は入力信号を増幅する。増幅器U1の出力は、
続くA/D変換器U2によつてデイジタルデータ
に変換される。このデイジタルデータは、温度に
対して非線形であるので、プロセツサU3は線形
化演算を行つて、実際の温度値に変換する。
℃)時において出力が0になるように調整してお
くと、周囲温度に応じた電圧信号を発生する。こ
れらブリツジ出力は、マルチプレクサにより順
次、切換えられて増幅器U1に送られる。増幅器
U1は入力信号を増幅する。増幅器U1の出力は、
続くA/D変換器U2によつてデイジタルデータ
に変換される。このデイジタルデータは、温度に
対して非線形であるので、プロセツサU3は線形
化演算を行つて、実際の温度値に変換する。
(発明が解決しようとする問題点)
従来のこの種の回路においては、各ブリツジ毎
に精密抵抗3本(BG1の場合について考えると
R11,R12,R13)が必要になり極めて高価な回路
になる。更に、精密抵抗として巻線抵抗を用いる
ものとすると、各チヤネル毎に巻線抵抗3本を設
ける必要がある。この結果、巻線抵抗がプリント
板上のほとんどを占めてしまいプリント板の利用
率も悪くなつてしまう。
に精密抵抗3本(BG1の場合について考えると
R11,R12,R13)が必要になり極めて高価な回路
になる。更に、精密抵抗として巻線抵抗を用いる
ものとすると、各チヤネル毎に巻線抵抗3本を設
ける必要がある。この結果、巻線抵抗がプリント
板上のほとんどを占めてしまいプリント板の利用
率も悪くなつてしまう。
本発明はこのような点に鑑みてなされたもので
あつて、その目的は、各測定チヤネル毎に精密抵
抗を必要とせず従つて安価な構成の多点温度検出
回路を、精度をおとすことなく実現することにあ
る。
あつて、その目的は、各測定チヤネル毎に精密抵
抗を必要とせず従つて安価な構成の多点温度検出
回路を、精度をおとすことなく実現することにあ
る。
(問題点を解決するための手段)
前記した問題点を解決する本発明は、複数個の
測温抵抗体にゼロサプレス用抵抗を介して定電流
を流すための定電流源と、該定電流源の出力を各
測温抵抗体に与える第1のマルチプレクサと、各
測温抵抗体の出力を該第1のマルチプレクサと連
動して切換える第2のマルチプレクサと、該第2
のマルチプレクサ出力を受けて導線抵抗の影響を
打消すように入力抵抗及び帰還抵抗の抵抗値が定
められた増幅器とにより構成され、該増幅器の出
力をその出力とすることを特徴とするものであ
る。
測温抵抗体にゼロサプレス用抵抗を介して定電流
を流すための定電流源と、該定電流源の出力を各
測温抵抗体に与える第1のマルチプレクサと、各
測温抵抗体の出力を該第1のマルチプレクサと連
動して切換える第2のマルチプレクサと、該第2
のマルチプレクサ出力を受けて導線抵抗の影響を
打消すように入力抵抗及び帰還抵抗の抵抗値が定
められた増幅器とにより構成され、該増幅器の出
力をその出力とすることを特徴とするものであ
る。
(実施例)
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に
説明する。
説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す電気回路図で
ある。第4図と同一のものは同一の番号を付して
示す。図において、R01乃至0nはそれぞれ3線式
測温抵抗体Rt1〜Rtnの1線に接続されたゼロプ
レス用抵抗、SIは各測温抵抗体に定電流を流すた
めの定電流源、SI1乃至SInは定電流源SIの出力を
各測温抵抗体Rt1〜Rtnに供給するためのスイツ
チである。これらスイツチSI1〜SInは、第1のマ
ルチプレクサM1を構成している。
ある。第4図と同一のものは同一の番号を付して
示す。図において、R01乃至0nはそれぞれ3線式
測温抵抗体Rt1〜Rtnの1線に接続されたゼロプ
レス用抵抗、SIは各測温抵抗体に定電流を流すた
めの定電流源、SI1乃至SInは定電流源SIの出力を
各測温抵抗体Rt1〜Rtnに供給するためのスイツ
チである。これらスイツチSI1〜SInは、第1のマ
ルチプレクサM1を構成している。
S11乃至S1nは、各測温抵抗体Rt1〜Rtnの出力
を受けるスイツチで、これらスイツチS11〜S1nは
第2のマルチプレクサM2を構成しており、第1
のマルチプレクサM1を連動してその接点が切換
るようになつている。例えば、第1のマルチプレ
クサM1のスイツチSI1と第2のマルチプレクサ
M2のスイツチS11とが同時にオンオフするように
なつている。第2のマルチプレクサM2の2次側
スイツチは、それぞれ共通接続されている。マル
チプレクサM1,M2としては、例えばFETをアナ
ログスイツチ素子として用いたものが用いられ
る。これらマルチプレクサM1,M2のスキヤニン
グは、プロセツサU3により制御される。U10は第
2のマルチプレクサM2の2次側出力を増幅する
増幅器、R10,R11は該増幅器U10の入力抵抗、
R12は帰還抵抗である。
を受けるスイツチで、これらスイツチS11〜S1nは
第2のマルチプレクサM2を構成しており、第1
のマルチプレクサM1を連動してその接点が切換
るようになつている。例えば、第1のマルチプレ
クサM1のスイツチSI1と第2のマルチプレクサ
M2のスイツチS11とが同時にオンオフするように
なつている。第2のマルチプレクサM2の2次側
スイツチは、それぞれ共通接続されている。マル
チプレクサM1,M2としては、例えばFETをアナ
ログスイツチ素子として用いたものが用いられ
る。これらマルチプレクサM1,M2のスキヤニン
グは、プロセツサU3により制御される。U10は第
2のマルチプレクサM2の2次側出力を増幅する
増幅器、R10,R11は該増幅器U10の入力抵抗、
R12は帰還抵抗である。
抵抗R10,R11,R12の一端は共通接続されて増
幅器U10の負入力端子に入つている。抵抗R10の
他端はスイツチS11のA側に接続され、抵抗R11の
他端は接地されている。又、増幅器U10の正入力
端子は、スイツチS11のB側に直接接続され、出
力はA/D変換器U2に入つている。尚、図中の
測温抵抗体Rt1〜Rtnに示したrは導線抵抗を示
す。このように構成された回路の動作を説明すれ
ば、以下の通りである。
幅器U10の負入力端子に入つている。抵抗R10の
他端はスイツチS11のA側に接続され、抵抗R11の
他端は接地されている。又、増幅器U10の正入力
端子は、スイツチS11のB側に直接接続され、出
力はA/D変換器U2に入つている。尚、図中の
測温抵抗体Rt1〜Rtnに示したrは導線抵抗を示
す。このように構成された回路の動作を説明すれ
ば、以下の通りである。
プロセツサU3は、第1及び第2のマルチプレ
クサM1,M2にスキヤニング制御信号を印加し、
それぞれ第1のチヤネル相当スイツチSI1,S11か
ら順次オンにしていく。今、第1のチヤネル相当
スイツチSI1,S11がオンになつたときの、増幅器
U10の出力E0を求めてみる。図のA点,B点の電
圧VA,VBは、電流源SIの電流値をIとするとそ
れぞれ次式で与えられる。
クサM1,M2にスキヤニング制御信号を印加し、
それぞれ第1のチヤネル相当スイツチSI1,S11か
ら順次オンにしていく。今、第1のチヤネル相当
スイツチSI1,S11がオンになつたときの、増幅器
U10の出力E0を求めてみる。図のA点,B点の電
圧VA,VBは、電流源SIの電流値をIとするとそ
れぞれ次式で与えられる。
VA=(2r+R01+Rt1) (1)
VB=(r+Rt1)I (2)
尚、各抵抗の値として、識別信号をそのまま用い
た(この項、以下同じ)。VAは抵抗R10とR11とで
分圧されて、増幅器U10の負入力に入り、VBは増
幅器U10の正入力にそのまま入つている。
た(この項、以下同じ)。VAは抵抗R10とR11とで
分圧されて、増幅器U10の負入力に入り、VBは増
幅器U10の正入力にそのまま入つている。
増幅器U10の出力E0は、VAの増幅出力とVBの
増幅出力を加算したものと考えることができる。
入力抵抗R10の抵抗値をR、帰還抵抗R12の抵抗
値をkR(kは実数)とするとVAによる増幅器U10
の出力EAは次式で与えられる。
増幅出力を加算したものと考えることができる。
入力抵抗R10の抵抗値をR、帰還抵抗R12の抵抗
値をkR(kは実数)とするとVAによる増幅器U10
の出力EAは次式で与えられる。
EA=−(kR/R)VA (3)
次に、接地抵抗R11の抵抗値をmR(mは実数)と
するとVBによる増幅器U10の出力EBは次式で与え
られる。
するとVBによる増幅器U10の出力EBは次式で与え
られる。
EB=[1+(kR/RmR)]VB (4)
但し、RmRは抵抗R10とR11の並列合成抵抗値
を表わす。(1)〜(4)式より増幅器U10の出力E0は次
式のように表わされる。
を表わす。(1)〜(4)式より増幅器U10の出力E0は次
式のように表わされる。
E0=EA+EB=[1+(kR/RmR)]×(r+Rt1)
1−(kR/R)(2r+R01+Rt1)I(5) (5)式は更に次のように変形することができる。
1−(kR/R)(2r+R01+Rt1)I(5) (5)式は更に次のように変形することができる。
E0=[1+{(m+1)k/m}]×(r+Rt1)I−
k(2r+R01+Rt1)I =[Rt1{1+(m+1)k/m}−k(R01+Rt1)
]I+{1+(m+1)k/m−2k}]Ir(6) 今、(6)式の第2項が0になるようにmとkを決め
ると 1+(k/m)=k (7) となるようにすればよい。この結果、(6)式の右辺
第2項は0になり、E0は次式のように簡略化さ
れる。
k(2r+R01+Rt1)I =[Rt1{1+(m+1)k/m}−k(R01+Rt1)
]I+{1+(m+1)k/m−2k}]Ir(6) 今、(6)式の第2項が0になるようにmとkを決め
ると 1+(k/m)=k (7) となるようにすればよい。この結果、(6)式の右辺
第2項は0になり、E0は次式のように簡略化さ
れる。
E0=k(Rt1−R01)I (8)
(8)式より明らかなように、導線抵抗rの影響は
排除されていることがわかる。ゼロサプレス用抵
抗R01の値を所定の基準温度における測温抵抗体
Rt1の抵抗値と等しくなるようにしておけば、以
後、増幅器U10は、周囲温度に応じた偏差信号の
みを出力する。この出力をA/D変換器U2でデ
イジタルデータに変換し、続くプロセツサU3で
演算処理を行うことにより導線抵抗の影響を受け
ない正確な温度を求めることができる。本発明に
よれば、基準抵抗としては、各チヤネル毎にゼロ
サプレス用抵抗1個のみでよく、従つて、精度を
おとすことなく安価な回路を実現することができ
る。
排除されていることがわかる。ゼロサプレス用抵
抗R01の値を所定の基準温度における測温抵抗体
Rt1の抵抗値と等しくなるようにしておけば、以
後、増幅器U10は、周囲温度に応じた偏差信号の
みを出力する。この出力をA/D変換器U2でデ
イジタルデータに変換し、続くプロセツサU3で
演算処理を行うことにより導線抵抗の影響を受け
ない正確な温度を求めることができる。本発明に
よれば、基準抵抗としては、各チヤネル毎にゼロ
サプレス用抵抗1個のみでよく、従つて、精度を
おとすことなく安価な回路を実現することができ
る。
上述の説明においては、ゼロサプレス用抵抗
を、定電流の注入点近辺に設けた場合を例にとつ
て説明したが、第2図に示すように接地側に設け
てもよい。しかしながら、ゼロサプレス用抵抗の
どの位置に設けるかで、耐コモンモード特性が異
なつてくる。第3図はコモンモード特性を説明す
るための図である。イは第1図の、ロは第2図の
それぞれ等価回路図である。図において、Rxは
測温抵抗体、Rsはゼロサプレス用抵抗、SIは定
電流源、Uは増幅器、Enは同相電圧、Cは浮遊
容量である。
を、定電流の注入点近辺に設けた場合を例にとつ
て説明したが、第2図に示すように接地側に設け
てもよい。しかしながら、ゼロサプレス用抵抗の
どの位置に設けるかで、耐コモンモード特性が異
なつてくる。第3図はコモンモード特性を説明す
るための図である。イは第1図の、ロは第2図の
それぞれ等価回路図である。図において、Rxは
測温抵抗体、Rsはゼロサプレス用抵抗、SIは定
電流源、Uは増幅器、Enは同相電圧、Cは浮遊
容量である。
イ,ロ共、図のa,b端子は、高入力インピー
ダンス回路に入るので、コモンモード特性のモデ
ルとしては、図に示すようにコンデンサCを介し
ての容量結合によりd点にコモンモード電圧En
を印加するようにするのがよい。又、増幅器Uと
しては、それぞれの入力電圧をEH,EIとしたと
き出力E0がイの場合には E0=2El−EH となるように、ロの場合には E0=EH−2El となるように構成されているものとする。このよ
うに構成されていると、その出力E0は何れも E0=(Rx−Rs)i (9) と表わせる。ここで、iは定電流源SIの出力電流
である。
ダンス回路に入るので、コモンモード特性のモデ
ルとしては、図に示すようにコンデンサCを介し
ての容量結合によりd点にコモンモード電圧En
を印加するようにするのがよい。又、増幅器Uと
しては、それぞれの入力電圧をEH,EIとしたと
き出力E0がイの場合には E0=2El−EH となるように、ロの場合には E0=EH−2El となるように構成されているものとする。このよ
うに構成されていると、その出力E0は何れも E0=(Rx−Rs)i (9) と表わせる。ここで、iは定電流源SIの出力電流
である。
今、浮遊容量Cとして0.1μF程度のものを考え
ると、50Hzにおける抵抗値は32KΩとなる。ま
ず、ロに示す等価回路についてコモンモード電圧
Enの周波数として、50Hzのコモンモードが0.1μF
の容量結合で加わるものとする。このとき、EH,
Elはそれぞれ次式で表わされる。
ると、50Hzにおける抵抗値は32KΩとなる。ま
ず、ロに示す等価回路についてコモンモード電圧
Enの周波数として、50Hzのコモンモードが0.1μF
の容量結合で加わるものとする。このとき、EH,
Elはそれぞれ次式で表わされる。
EH=(Rx+Rs+2r)i+(r+Rs)・En/(32×103+
r+Rs)(10) El=(Rs+r)i+(r+Rs)・En/(32×103+r+R
s)(11) これから、出力E0は次式のようになる。
r+Rs)(10) El=(Rs+r)i+(r+Rs)・En/(32×103+r+R
s)(11) これから、出力E0は次式のようになる。
E0=EH−2El=(Rx−Rs)i−(r+Rs)・En/(32×1
03+r+Rs)(12) (12)式の右辺第2項が誤差項である。En=5V,Rs
=100Ω,r=16Ωとして(12)式より誤差項を求め
てみると、誤差分は18mVとなる。一方、イ図の
場合は、誤差分は (r+En)/(32×103+r) で表わせるので、2.5mVとなる。従つて、ロより
もイの方が耐コモモードノイズ特性は良好である
ことがわかる。
03+r+Rs)(12) (12)式の右辺第2項が誤差項である。En=5V,Rs
=100Ω,r=16Ωとして(12)式より誤差項を求め
てみると、誤差分は18mVとなる。一方、イ図の
場合は、誤差分は (r+En)/(32×103+r) で表わせるので、2.5mVとなる。従つて、ロより
もイの方が耐コモモードノイズ特性は良好である
ことがわかる。
(発明の効果)
以上詳細に説明したように、本発明によれば、
温度信号を測温抵抗体と基準抵抗との抵抗値の差
分として、各チヤネル毎に取出せるような構成に
すると共に、導線抵抗の影響も排除することによ
り、高精度且つ低価格の測温抵抗体用多点温度検
出回路を実現することができる。
温度信号を測温抵抗体と基準抵抗との抵抗値の差
分として、各チヤネル毎に取出せるような構成に
すると共に、導線抵抗の影響も排除することによ
り、高精度且つ低価格の測温抵抗体用多点温度検
出回路を実現することができる。
また、本発明によれば、多数の測温抵抗体から
の温度信号を扱うにもかかわらず、全体回路の中
で、ただ1つの増幅器を用いるだけでよく、従つ
て構成が簡単で安価に実現できるという格別な効
果がある。
の温度信号を扱うにもかかわらず、全体回路の中
で、ただ1つの増幅器を用いるだけでよく、従つ
て構成が簡単で安価に実現できるという格別な効
果がある。
第1図は本発明の一実施例を示す電気回路図、
第2図は本発明の他の実施例を示す電気回路図、
第3図はコモンモード特性の説明図、第4図は従
来回路例を示す図である。 Rt1〜Rtn…測温抵抗体、R11〜Rn3,R1〜R4,
R10〜R12…抵抗、R01R0n…ゼロサプレス用抵抗、
S1〜Sn,SI1〜SIn,S11〜S1n…スイツチ、U1,
Un…増幅器、U2…A/D変換器、U3…プロセツ
サ、Sl…定電流源、E…電源、M1,M2…マルチ
プレクサ。
第2図は本発明の他の実施例を示す電気回路図、
第3図はコモンモード特性の説明図、第4図は従
来回路例を示す図である。 Rt1〜Rtn…測温抵抗体、R11〜Rn3,R1〜R4,
R10〜R12…抵抗、R01R0n…ゼロサプレス用抵抗、
S1〜Sn,SI1〜SIn,S11〜S1n…スイツチ、U1,
Un…増幅器、U2…A/D変換器、U3…プロセツ
サ、Sl…定電流源、E…電源、M1,M2…マルチ
プレクサ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 測温抵抗体の一端に接続される第1、第2の
リード線と他端に接続される第3のリード線とを
有する3線式の測温抵抗体を複数個備え、これら
の各測温抵抗体からの温度信号を検出する測温抵
抗体用多点温度検出回路であつて、 前記第1または第3のリード線に直列に挿入接
続したゼロサプレス用抵抗と、 ゼロサプレス用抵抗と測温抵抗体の直列回路に
定電流を流すための定電流源と、 定電流源の出力を各測温抵抗体に順次切り換え
て与える第1のマルチプレクサと、 第1のマルチプレクサと連動して切り換えら
れ、第1のマルチプレクサを介して定電流が流れ
ている測温抵抗体の第1、第2のリード線の出力
信号をそれぞれ取り出す第2のマルチプレクサ
と、 入力抵抗R10を介して第2のマルチプレクサ
で取り出された第1のリード線からの信号と入力
抵抗R11を介して第3のリード線が接続される
接地ラインからの信号とがそれぞれ印加される一
つの入力端子と、第2のマルチプレクサで取り出
された第2のリード線からの信号が印加される他
の一つの入力端子とを有する増幅器と、 この増幅器の一つの入力端子と出力端子の間に
接続された帰還抵抗R12とで構成され、 前記各リード線の導線抵抗の影響を打ち消すよ
うに前記各入力抵抗と帰還抵抗の抵抗値を選定
し、増幅器の出力信号を各測温抵抗体からの温度
信号として得るようにしたことを特徴とする測温
抵抗体用多点温度検出回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27514984A JPS61156499A (ja) | 1984-12-28 | 1984-12-28 | 測温抵抗体用多点温度検出回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27514984A JPS61156499A (ja) | 1984-12-28 | 1984-12-28 | 測温抵抗体用多点温度検出回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61156499A JPS61156499A (ja) | 1986-07-16 |
JPH0510720B2 true JPH0510720B2 (ja) | 1993-02-10 |
Family
ID=17551358
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27514984A Granted JPS61156499A (ja) | 1984-12-28 | 1984-12-28 | 測温抵抗体用多点温度検出回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61156499A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63132328U (ja) * | 1987-02-20 | 1988-08-30 | ||
JP4665725B2 (ja) * | 2005-11-14 | 2011-04-06 | 株式会社デンソー | 物理量検出装置 |
CN110926624A (zh) * | 2019-10-29 | 2020-03-27 | 南宁学院 | 一种基于单片机的多点温度检测电路 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5847518Y2 (ja) * | 1976-02-27 | 1983-10-29 | 横河電機株式会社 | 低抗電気信号変換器 |
-
1984
- 1984-12-28 JP JP27514984A patent/JPS61156499A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61156499A (ja) | 1986-07-16 |
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