JPH0510679U - 蝶 番 - Google Patents

蝶 番

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JPH0510679U
JPH0510679U JP5743991U JP5743991U JPH0510679U JP H0510679 U JPH0510679 U JP H0510679U JP 5743991 U JP5743991 U JP 5743991U JP 5743991 U JP5743991 U JP 5743991U JP H0510679 U JPH0510679 U JP H0510679U
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JP
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door
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screw holes
screw
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JP5743991U
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進 山内
哲朗 中ノ森
義弘 太田
亮太郎 長谷川
浩明 新家
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 扉の取付位置の調整が行え枠材への取付けが
容易な蝶番を提供する。 【構成】 一対の羽根板1,2の一方のビス孔6を軸方
向に沿う2列のビス孔4,5とし、この2列のビス孔
4,5の間における取付け側面に凸部11を設けたもの
である。 【効果】 蝶番10を枠材12に固定する際に、互いに
凸部11を挟んで位置するビス14,15の締付けを加
減することにより、他方の羽根板2に取付けた扉13の
取付位置が容易に調整できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、建築物に扉等を設置する際に用いる蝶番に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4(a)に示すように従来例の蝶番110は、各々ビス孔を設け互いに回動 自在な一対の羽根板101,102をピン103に軸着したものである。建築物 に扉13を設置するに当たっては、複数個の羽根板102をビス止め等により扉 13の端部に固定し、羽根板101を建築物に固定された枠材12の内周にビス 止め等によって各々固定していた。
【0003】 施工時の建付け不良等により、枠材12が変形しこの内周面と扉13の端面と の間で当たりや擦れが発生して扉13が平滑に回動できなくなった場合、すなわ ち枠材12を構成する一対の縦枠が互いに外側や内側に反ったり波形に変形した り、あるいは横枠が縦枠に対してねじれた状態となって枠材12の内周面が扉1 3の端面と接触する等の場合には、図4(b)のように羽根板101を枠材13 の内周面に埋没させることにより、扉13の取付位置を調整していた。例えば、 枠材12が変形しこの把手17側の縦枠の内周面と扉13の左端面との間で当た りや擦れが発生した場合には、羽根板101を枠材13の内周面に埋没させて羽 根板102に固定した扉13を、図4(c)のように把手17側の縦枠から離れ る方向に移動させて枠材12の左側の縦枠の内周面と扉13の端面との間に間隙 を設けていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記のように羽根板102を枠材12の内周面に埋没させて固定するには、図 5に示すように羽根板102を埋没し得る寸法形状にて1段目の凹部12aを形 成し、さらに羽根板102の高さ調整を行う調整用台座(図示せず)を格納する ための2段目の凹部12bを形成する必要があった。このため、工数が多く施工 が煩雑なものであった。
【0005】 この考案の目的は、扉の取付位置の調整が行え枠材への取付けが容易な蝶番を 提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案の蝶番は、一対の羽根板の一方のビス孔を軸方向に沿う2列のビス孔 とし、この2列のビス孔の間における取付け側面に凸部を設けたものである。
【0007】
【作用】
この考案の蝶番は、一対の羽根板の一方のビス孔を軸方向に沿う2列のビス孔 とし、この2列のビス孔の間における取付け側面に凸部を設けたものであるため 、枠材にビス止めする際には互いに凸部を挟んで位置するビスの締付けを加減す ることにより、他方の羽根板に取付けた扉の取付位置が調整できる。
【0008】
【実施例】
この考案の第1の実施例の蝶番を図1ないし図2に基づいて説明する。図1( a)および(b)に示すように、蝶番10は各々ビス孔6,9を設けた一対の羽 根板1,2をピン3に軸着したものであり、一対の羽根板1,2の一方のビス孔 6を、ピン3の軸方向に沿った2列のビス孔4,5とし、この2列のビス孔4, 5の間における取付け側面に凸部11を設けたものである。
【0009】 羽根板1は、略方形の平板状に形成された取付片1aと、取付片1aの上縁に 沿ってこの右端から中部に延びたパイプ状の挿通部1bを設けたものである。羽 根板2は、略方形の平板状に形成された取付片2aと、取付片1aの下縁に沿っ てこの左端から中部に延びたパイプ状の挿通部2bを設けたものである。ピン3 は、各挿通部1b,2bに挿通可能な直径を有する軸の両端に、各挿通部1b, 2bと同じの外径を有するストッパ部3aを取付けたものである。ビス孔9は、 ピン3の軸方向に沿った2列を成し、3箇所のビス孔7および3箇所のビス孔8 とを互いに千鳥状に配置されている。ビス孔6は、ピン3の軸方向に沿った2列 を成し、3箇所のビス孔4および3箇所のビス孔5とを互いに千鳥状に配置され ている。凸部11は、2列のビス孔4,5の間にて羽根板1の取付け側面に突設 6−9方向に延びた突起である。ビス挿通孔4に挿通するビス14、ビス挿通孔 5に挿通するビス15およびビス挿通孔7,8に挿通するビス16は、さら木ね じである。
【0010】 蝶番10を用いた扉13の枠材12への取付けについて、表1および図2に基 づいて説明する。蝶番10を、枠材12の片側の縦枠の上下方向にて、上段、中 段および下段の3箇所に取付ける。これらの蝶番10を介して扉13を枠材12 へ取付ける。扉13と蝶番10の固定、および枠材12と蝶番10の固定につい ては、蝶番10の一方の羽根板1を挿通孔4,5に各々挿通したビス14,15 を枠材12の内周面にねじ込んで固定し、他方の羽根板2をこの挿通孔7,8に 挿通したビス16を扉13の端面にねじ込んで行う。
【0011】 この状態で、表1の姿図の各欄に示すような建付け不良による枠材12の変形 が起こった場合、以下の調整方法により枠材12と扉13との間に隙間を加減し て扉13の円滑な開閉を確保する。
【0012】
【表1】
【0013】 建付け不良による枠材12が変形した第1の例として、枠材12の把手側の縦 枠の周壁面の上部と扉13の把手側の端面上部との間(表中Aで示す)、および 床面と扉13の下端面の把手側との間(表中Bで示す)で当たりが発生した場合 には、上段に取付けた蝶番10について、ビス15を締付けビス14を緩めて図 2(a)の状態とすることにより、枠材12の内周面に対してピン3が近づく方 向に傾斜した状態で蝶番10を固定する。このため、羽根板1に取付けた扉13 も枠材12の蝶番10を取付けた方の内周面に近づく方向に移動する。中段に取 付けた蝶番10について、ビス15およびビス14を締付けて図2(b)の状態 とすることにより、枠材12の内周面に対して羽根板1を平行にした状態で蝶番 10を固定する。このため、羽根板1に取付けた扉13は枠材12の内周面に対 して位置は変化しない。下段に取付けた蝶番10について、ビス15を緩めビス 14を締付けて図2(c)の状態とすることにより、枠材12の内周面に対して ピン3が離れる方向に傾斜した状態で蝶番10を固定できる。このため、羽根板 1に取付けた扉13も枠材12の蝶番10を取付けた方の内周面から離れる方向 に移動する。結果として、扉13は把手側の端面が上方に引き起こされるので、 当該当り部が無くなる。
【0014】 第2の例として、枠材12の横枠の周壁面の把手側と扉13の上端面の把手側 との間(表中Cで示す)、および枠材12の把手側の縦枠の周壁面下部と扉13 の把手側の端面下部との間(表中Dで示す)で当たりが発生した場合には、上段 に取付けた蝶番10を図2(c)の状態、中段に取付けた蝶番10を図2(b) の状態および下段に取付けた蝶番10を図2(a)の状態に各々することにより 、扉13は把手側の端面が下方に引き下げられるので、当該当り部が無くなる。
【0015】 第3の例として、枠材12の把手側の縦枠が反り返って内側に突出した場合あ るいは扉13が全体に把手側の縦枠寄りに取付けられた場合には、把手側の縦枠 の周壁面の中部付近と扉13の左端面の中部付近との間(表中Eで示す)、ある いは把手側の縦枠の周壁面全体と扉13の把手側端面全体との間(表中Fで示す )で当たりが発生した場合には、上段、中段および下段に各々取付けた蝶番10 を全て図2(c)の状態にすることにより、扉13は全体に蝶番側へ移動するの で、当該当り部がなくなる。
【0016】 このように、各蝶番10の羽根板1を固定するビス14および15の締付けを 加減することにより、他方の羽根板2に取付けた扉13の取付位置の調整が簡単 に行える。したがって、建付け不良による枠材12の変形が起こり、枠材12と 扉13との間に当たりや擦れが発生した場合でも、扉13の円滑な回動を確保す ることが容易に行える。
【0017】 つぎに、第2の実施例について第3図に基づいて説明する。蝶番20は各々ビ ス孔6,9を設けた一対の羽根板21,2をピン3に軸着したものであり、一対 の羽根板21,2の一方のビス孔6を、ピン3の軸方向に沿った2列のビス孔4 ,5とし、この2列のビス孔4,5の間における取付け側面に凸部22を設けた ものである。凸部22は、2列のビス孔4,5の間にて羽根板1の取付け側面の 軸方向の略中部に突設した半球状の突起である。
【0018】 各蝶番20の羽根板21を固定するビス14および15の締付けを加減するこ とにより、他方の羽根板2に取付けた扉13の取付位置の調整が簡単に行える。 しかも、凸部22は枠材12の内周面に点接触しているので、突起22を挟んで 軸方向にて互いに対角線上に位置する各ビス14,15の締付けを加減すること により、蝶番20の枠材12への取付け時において、羽根板21の枠材12の縦 方向に対する傾の調整が容易に行える。
【0019】 なお、その他の構成については第1の実施例と同様である。
【0020】
【考案の効果】
この考案の蝶番は、一対の羽根板の一方のビス孔を軸方向に沿う2列のビス孔 とし、この2列のビス孔の間における取付け側面に凸部を設けたものであるため 、枠材にビス止めする際には互いに凸部を挟んで位置するビスの締付けを加減す ることにより、他方の羽根板に取付けた扉の取付位置が調整できる。したがって 、建付け不良による枠材の変形が起こる等により枠材と扉との間に当たりや擦れ が発生した場合でも、これらの間に隙間を設けて扉の平滑な回動を確保すること が容易に行える。また、構造が簡単なので量産性も良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はこの考案の第1の実施例の蝶番の側面
図、(b)は正面図。
【図2】(a)はこの考案の第1の実施例の蝶番の外側
のビスを締付け内側のビスを緩めた状態の側面図、
(b)は外側および内側ののビスを締付けた状態の側面
図、(c)は外側のビスを緩め内側のビスを締付けた状
態の側面図。
【図3】(a)はこの考案の第2の実施例の蝶番の側面
図、(b)は正面図。
【図4】(a)は従来例の蝶番を枠材の内周面に取付け
た状態の側面図、(b)は枠材の内周面に埋設して取付
けた状態の側面図、(c)は枠材および枠材の蝶番を取
付けた周壁面に近づく方向に取付位置を移動した状態の
扉の正面図である。
【図5】従来例の蝶番を埋設するための凹部を形成した
枠材の斜視図。
【符号の説明】
1 羽根板 2 羽根板 3 ピン 6 ビス孔 9 ビス孔 10 蝶番 11 凸部
フロントページの続き (72)考案者 長谷川 亮太郎 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)考案者 新家 浩明 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 各々ビス孔を設けた一対の羽根板をピン
    に軸着した蝶番において、前記一対の羽根板の一方のビ
    ス孔を軸方向に沿う2列のビス孔とし、この2列のビス
    孔の間における取付け側面に凸部を設けたことを特徴と
    する蝶番。
JP1991057439U 1991-07-23 1991-07-23 蝶 番 Expired - Lifetime JP2542897Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52151651U (ja) * 1976-05-13 1977-11-17
JPH0274478U (ja) * 1988-11-29 1990-06-07

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52151651U (ja) * 1976-05-13 1977-11-17
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