JPH08333834A - パネルの取付構造 - Google Patents

パネルの取付構造

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JPH08333834A
JPH08333834A JP13898995A JP13898995A JPH08333834A JP H08333834 A JPH08333834 A JP H08333834A JP 13898995 A JP13898995 A JP 13898995A JP 13898995 A JP13898995 A JP 13898995A JP H08333834 A JPH08333834 A JP H08333834A
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JP
Japan
Prior art keywords
panel
hook bolt
washer
groove
hook
Prior art date
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Pending
Application number
JP13898995A
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English (en)
Inventor
Yukikazu Murakami
至和 村上
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NIPPON ITON KOGYO KK
Original Assignee
NIPPON ITON KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 梁上に床パネルを容易に敷設すること。 【構成】 図は梁3に載荷されているパネル10を示
す。このパネル10の長辺小口に溝部10aが形成され
ている。この溝部10aに設けられている取付金物11
は、座金12、フックボルト13およびナット14から
成り、パネル10を梁3に固定する。座金12は、帯状
の板を断面が逆ハット形になるように形成したものであ
って、凹部12aから垂直につば部12b,12cが設
けられている。フックボルト13は、L字形状であり、
一端側に掛止部13aを形成し、他端側に雄ねじ13b
を刻設している。この雄ねじ13bは、一部が切欠けら
れ軸部の断面が略蒲鉾形に形成される。図示されていな
いが、座金12にもこの断面と同じ形状の孔が形成さ
れ、雄ねじ13bが嵌合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、PC版、押出成形版、
木質複合版、ALCパネル等のパネルを用いた床および
屋根パネルの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パネルを鉄骨躯体に取付けた乾式構造の
一例が、特開平6−173374に開示されている。こ
れは、図6のA、Bおよび図7に示すように、床パネル
1の所定位置にL字形のフックボルト2を通すための貫
通孔1aとこのフックボルト2の締結部を収容する溝1
bを開ける。そして、床パネル1を梁3上に敷設する前
に、フックボルト2の軸を貫通孔1aおよびワッシャ4
に通し、ナット5を締結することにより床パネル1に仮
付けする。
【0003】次いで、床パネル1を梁3のフランジ3a
上に敷設し、フックボルト2の軸を回転して、フック部
2aの先端を梁3のフランジ3aに係合する。そして、
この状態でナット5を締めることにより、床パネル1を
梁3に固定する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この乾式構法では、床
パネルを梁上に敷設する前に、床パネルの所定位置にフ
ックボルトを通すための貫通孔を開け、予めフックボル
ト等を床パネルにセットする必要があり、作業性に問題
がある。また、予めフックボルト等がセットされている
ため、床パネル敷設時にパネル裏面に突出したフック部
が梁のフランジに当ったり、引っ掛かったりしてパネル
が落下する等、安全性に問題があった。
【0005】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、床および屋根パネルを梁に取付けることが容易にで
きるパネルの取付構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の目的は、パネルの
短辺小口付近の長辺小口に、表面から裏面に至る溝部が
形成されたパネルを梁に敷設し、非円形軸部を有するL
字形状のフックボルトと、この非円形軸部に嵌合する孔
が形成され、かつ、上記溝部内を回動し得る大きさの凹
部とその両側のつば部からなる逆ハット形状の座金と、
上記フックボルトに形成された雄ねじに螺合可能なナッ
トとからなる取付金物の座金の凹部を上記パネルの溝部
に設置してなり、上記フックボルトの掛止部を梁のフラ
ンジに係合させ、フックボルトの雄ねじとナットを締結
して、座金のつば部によって隣接する両パネルの表面を
押圧してなるパネルの取付構造によって達成される。
【0007】
【作用】梁上に敷設したパネルの溝部に取付金物を仮置
きした後、取付金物を回転してフックボルトの掛止部を
梁のフランジの方向に回転する。取付金物は、フックボ
ルトの非円形軸部が座金の孔に嵌合しているので、一体
的に回転するが、この非円形軸部の切欠けられた方向で
掛止部の方向を知ることができる。この状態で、ナット
をフックボルトの軸部に締め付けると、パネルが梁に固
定される。
【0008】
【実施例】以下、本発明をALCパネルに適用した実施
例について、図面を参照して説明する。
【0009】図1に示すようにALCパネル10は、両
短辺小口近くの一方の長辺小口側に、パネル面に対して
垂直でかつ表面から裏面に至る溝部10a,10bを有
している。この溝部10a,10bの形状は角形または
丸形であり、その大きさは、図2に示す取付金物11の
逆ハット形の座金12のコの字状の凹部12aが挿入で
き、かつ、この凹部12aが図3に示す矢印a方向に溝
部10a内で回転できる大きさに形成する。
【0010】図3に示すように、溝部10a(10b)
を設ける位置は、パネル10を梁3上に敷設した状態
で、座金11に取付けたフックボルト13を溝部10a
に配設したときに、フックボルト13の掛止部13aが
梁3のフランジ3aに十分に掛かるようにし、梁3と離
れない位置とする。
【0011】なお、この溝部10a,10bの加工の時
期については、施工現場で加工してもよいが、工場での
高温高圧蒸気養生終了後での加工が好ましく、更に好ま
しくは高温高圧蒸気養生前の半可塑性状態の段階での加
工である。また、加工手段については、加工の時期で異
なるが手動工具、電動工具、切削装置、半可塑性物切断
装置等を適宜用いればよく、切削の仕方については、パ
ネルを重ねた状態で垂直に加工すれば、たくさんの溝を
短時間で切削できる。
【0012】図2に示す上述した取付金物11は、パネ
ル10を梁3に固定するものであり、座金12、フック
ボルト13およびナット14からなり、パネル10の溝
部10a,(10b)に配設するものである。このうち
の座金12は、上述したように、帯状の板を断面が逆ハ
ット形になるように形成したものであって、凹部12a
から水平につば部12b,12cが設けられている。
【0013】図3および図4のA、Bに示すように、つ
ば部12b,12cは、パネル10面上に配置するもの
であり、凹部12aが溝部10a,(10b)に挿入さ
れたときは、つば部12b,12cがパネル10面に架
かるような大きさにする。つば部12b,12cには、
その先端の角部にパネル10面で座金12がずれるのを
防止する爪12dを設けている。また、図2に示すよう
に凹部12aの底部には、円弧の一部を切断したような
非円形の孔12eを形成している。この切断面12f
は、つば部12b,12cの延びる方向と平行となるよ
うにする。
【0014】フックボルト13は、L字形状であり、一
端側に掛止部13aを形成し、他端側に雄ねじ13bを
刻設している。また、この他端側は雄ねじ13bの掛止
部13a側を円弧状に切欠いて、軸断面を非円形にし、
これを座金12の孔12eに嵌合できるようにしてい
る。すなわち、この雄ねじ13bを座金12の孔12e
に差込み、ナット14を雄ねじ13bに螺合すると、フ
ックボルト13は軸が回転することのないように孔12
eに規制される。
【0015】また、取付金物11を組付けたときは、フ
ックボルト13の掛止部13aの向きと雄ねじ13bを
切欠いて生じた断面である方向表示面13cの向きと
は、一致する。これにより、方向表示面13cを見れ
ば、掛止部13aの向きがどの方向かを知ることができ
る。なお、このフックボルト13の長さは梁3に掛止部
13aを掛けたときに、上端部がパネル10面から突出
しないようにする。
【0016】以上、本発明の実施例によるパネルの取付
構造の構成について説明したが、次にその取付手順につ
いて説明する。
【0017】図3〜図5に示すように、梁3,3のフラ
ンジ3aの所定の箇所にパネル10の短辺小口を合わせ
て、1枚のパネル10を梁3,3上に敷設する。フック
ボルト13の雄ねじ13bを座金12の孔12eに挿入
し、この雄ねじ13bにナット14を仮締めする。これ
で、取付金物11はフックボルト13が座金12に吊り
下げられるようにして、一体的に組付けられる。なお、
この取付金物11は現場で組付けてもよいが、予め使用
する個数だけ組付けておけば、現場での手間がはぶけ
る。
【0018】次いで、座金12の凹部12aをパネル1
0の溝部10a,(10b)に挿入し、図3に示すよう
に、両つば部12b,12cをパネル10面に仮置きす
る。このとき、フックボルト13の掛止部13aは、梁
3の長手方向に対して平行になる。
【0019】ここで、図5に示すように、既に敷設して
いるパネル10に長辺小口を隣接して、次のパネル10
を敷設する。パネル10の固定方法は、フックボルト1
3の掛止部13aの方向を示す方向表示面13cを見
て、これが梁3の方に向くように回転させる。すなわ
ち、取付金物11を90度回転させると、図4のAおよ
びBに示すように、フックボルト13の掛止部13aが
梁3のフランジ3aの下に配置され、つば部12b,1
2cが両パネル10,10に架けられる。
【0020】この状態でナット14を締付け、座金12
のつば部12b,12cとフックボルト13の掛止部1
3aの間に梁3のフランジ3aとパネル10を挟み込
む。さらに、爪12dをパネル10,10に食い込ま
す。これにより、座金12とフックボルト13の摩擦力
によりパネル10,10が梁3に固定される。そして、
同じ仕方で、順次他のパネル10を梁3上に敷設し、取
付金物11により全てのパネル10を梁3に固定して、
作業を完成させる。
【0021】なお、この取付手順は一例であり、フック
ボルト13の掛止部13aが溝部10aの開口よりも小
さく、後から挿通できるような場合は、先に全てのパネ
ル10を敷設した後に、取付金物11をセットしてもよ
い。また、上記実施例はALCパネルについて説明した
が、産業上の利用分野の項において示したように、各種
パネルに対しても、取付金物11はこれと同様に適用す
ることができる。
【0022】以上、説明したように、本実施例によれ
ば、パネル10に取付金物11を予め取付けておく必要
がなく、パネル10を梁3に敷設した後に取付金物11
をセットできる。座金12とフックボルト13を組付け
ると、その後そのままの姿勢が維持できるので、作業中
にフックボルト13が回転するようなことはなく、その
位置関係を矯正する必要がない。そして、この取付金物
11は一体的に組付けた状態でパネルに取付けることが
できるので、予め組付けておけば、現場で取付金物11
を組付ける手間がはぶける。
【0023】また、フックボルト13の掛止部13aの
向きと方向表示面13cの向きとを一致させたので、方
向表示面を見れば、掛止部13aを容易に、かつ確実に
梁3のフランジ3aに掛けることができる。さらに、つ
ば部12b,12cに爪12dを設けているので、座金
12のずれ防止効果を増すと共に、パネル10の梁3へ
の水平方向の固定力が増す。
【0024】以上、本発明の各実施例について説明した
が、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発明
の技術的思想に基いて種々の変形が可能である。
【0025】例えば、本実施例ではパネル10の溝部1
0a,10bの形状を角形にしたが、溝部の形状はこれ
に限らず、例えば半円形や半楕円形にしてもよい。ま
た、パネルについても、床パネルや屋根パネルのいずれ
についても適用できる。
【0026】また、以上の実施例では、パネル10の一
方の長辺小口側にのみ溝部10a,10bを設けたが、
この溝部については、作業工程が増えるが、溝部の大き
さを半分にして、両側の長辺小口に設けてもよい。
【0027】さらに、座金12の孔12eおよびフック
ボルト13の非円形の雄ねじ13bの形状についても、
種々の形状が考えられ円弧を2箇所切欠いた小判形のよ
うなものであってもよい。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、梁
上にパネルを敷設するのに、取付金物をパネルに容易に
組付けることができ、また、取付金物の座金とフックボ
ルトがそのままの姿勢を維持し続けることができ、さら
に、掛止部の向きを容易、かつ確実に合わせることがで
きるので、作業時間の大幅な短縮が可能になった。ま
た、取付金物のセットがパネルの敷設後にできるため、
安全性も数段と向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるパネルの取付構造のパネ
ルの斜視図である。
【図2】同パネルの取付構造の取付金物の分解斜視図で
ある。
【図3】同パネルの取付構造の取付金物をパネルに仮置
きした状態を示す斜視図である。
【図4】図4のAは、取付金物でパネルを梁に取付けた
状態を示す側面図である。図4のBは同平面図である。
【図5】本発明の実施例によるパネルの取付構造によ
り、パネルが梁に固定された状態を示す斜視図である。
【図6】図6のAは、従来におけるパネルの取付構造に
より、フックボルトがパネルに仮止めされた状態を示す
側面図である。図6のBは、フックボルトによりパネル
が梁に固定された状態を示す側面図である。
【図7】同従来例におけるパネルの取付構造により、パ
ネルが梁上に固定された状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
3 梁 3a フランジ 10 ALCパネル 10a,10b 溝部 11 取付金物 12 座金 12a 凹部 12b,12c つば部 13 フックボルト 13a 掛止部 13b 雄ねじ 14 ナット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネルの短辺小口付近の長辺小口に、表
    面から裏面に至る溝部が形成されたパネルを梁に敷設
    し、非円形軸部を有するL字形状のフックボルトと、こ
    の非円形軸部に嵌合する孔が形成され、かつ、上記溝部
    内を回動し得る大きさの凹部とその両側のつば部からな
    る逆ハット形状の座金と、上記フックボルトに形成され
    た雄ねじに螺合可能なナットとからなる取付金物の座金
    の凹部を上記パネルの溝部に設置してなり、上記フック
    ボルトの掛止部を梁のフランジに係合させ、フックボル
    トの雄ねじとナットを締結して、座金のつば部によって
    隣接する両パネルの表面を押圧してなるパネルの取付構
    造。
JP13898995A 1995-06-06 1995-06-06 パネルの取付構造 Pending JPH08333834A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006207348A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Daiwa House Ind Co Ltd 屋根パネル等の取付け用金物及びそれを用いた屋根パネル等の取付け構造
WO2015027083A1 (en) * 2013-08-21 2015-02-26 Lewis Bolt & Nut Company Bridge tie fastener system
KR20220134311A (ko) * 2021-03-26 2022-10-05 경원산업(주) 건축용 조인트

Cited By (4)

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