JPH05106687A - 自動車用二重緩衝式フライホイール - Google Patents

自動車用二重緩衝式フライホイール

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JPH05106687A
JPH05106687A JP3084390A JP8439091A JPH05106687A JP H05106687 A JPH05106687 A JP H05106687A JP 3084390 A JP3084390 A JP 3084390A JP 8439091 A JP8439091 A JP 8439091A JP H05106687 A JPH05106687 A JP H05106687A
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JP
Japan
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shock
absorbing
wheel
damping
control means
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Application number
JP3084390A
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English (en)
Inventor
Jacky Naudin
ノーダン ジヤツキイ
Jacques Michon
ミシヨン ジヤツク
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Valeo SE
Original Assignee
Valeo SE
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F15/00Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
    • F16F15/10Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
    • F16F15/12Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon
    • F16F15/131Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon the rotating system comprising two or more gyratory masses
    • F16F15/133Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon the rotating system comprising two or more gyratory masses using springs as elastic members, e.g. metallic springs
    • F16F15/134Wound springs
    • F16F15/13469Combinations of dampers, e.g. with multiple plates, multiple spring sets, i.e. complex configurations
    • F16F15/13476Combinations of dampers, e.g. with multiple plates, multiple spring sets, i.e. complex configurations resulting in a staged spring characteristic, e.g. with multiple intermediate plates
    • F16F15/13484Combinations of dampers, e.g. with multiple plates, multiple spring sets, i.e. complex configurations resulting in a staged spring characteristic, e.g. with multiple intermediate plates acting on multiple sets of springs
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F15/00Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
    • F16F15/10Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
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    • F16F15/167Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using a fluid or pasty material having an inertia member, e.g. ring

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 高速回転時に、低速回転時には有効であった
緩衝作用が減少するようにする。 【構成】同軸をなす2個の慣性質量体を、第1組の円周
方向に作動する弾性部材20と、2個の質量体の相対的
な回転を制動する粘着式緩衝装置との力に抗して、相対
的に回転可能に装着し、粘着式緩衝装置は、緩衝輪33
により密閉した空洞50を備え、かつ、第1組の弾性部
材20は、第1質量体に装着された第1緩衝制御手段3
1,32を緩衝輪33に結合する二重緩衝式フライホイ
ールに於て、第1組の弾性部材より剛性が大きい第2組
の弾性部材22によって、緩衝輪を、第2質量体にとも
に回転するように装着した第2緩衝制御手段に結合し
て、緩衝輪の中に軸線方向に設置された粘着式緩衝装置
が、第1質量体と緩衝輪とを機械的に結合して、第1緩
衝制御手段31,32に代って作動するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同軸上に取付けた2個
の慣性質量体を、それらの相対的な回転を制止するよう
に円周方向に作用する複数個の弾性部材、及び粘着式緩
衝部材の力に抗して相対的に回転させるようにした自動
車用の二重緩衝式フライホイールに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の二重フライホイールとしては、
アメリカ合衆国特許第4,903,544号明細書及び対応のフ
ランス国特許公開公報第2,626,336A号に記載されたもの
がある。これらの公報に記載の装置は、2個の質量体に
機械的に結合した弾性部材の内周側に、粘着式緩衝部材
を設けたものである。この粘着式緩衝部材は、密閉した
空洞内の少なくとも一部に液体を満たしてあり、2個の
質量体の一方の軸線上に取付けてある。粘着式緩衝部材
の諸元は、取付けるフライホイールに応じて、所望の緩
衝度が得られるように選定される。
【0003】粘着式緩衝部材は、2個の閉止部材または
カバー部材をスペーサに固着してあり、これら3個の部
材によって、緩衝部材の空洞を形成してある。閉止部材
は、互いに接合され、緩衝板又は緩衝輪に対して、少な
くとも回転方向に適宜の隙間を設けて固着してある。緩
衝板又は緩衝輪は、2個の質量体の間に嵌挿されて作用
する複数個の弾性部材に係合するように構成してある。
二重フライホイールには、第1の質量体とともに回転す
るように装着され、かつ、複数個の弾性部材により緩衝
輪に結合してある第1の部材(以下、第1緩衝制御部材
という)を備えている。複数個の弾性部材は、第1の質
量体に対して固定位置にある円形の受け面に係合させて
装着してある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来装置では、
遠心力が変化しても弾性部材の剛性が一定であるため、
自動車のエンジンを高速で運転する際に、弾性部材が円
形の受け面に押し付けられて、作動不良を生じる問題が
ある。これは、二重フライホイールの機能に有害で、振
動を吸収できなくなり、有効な緩衝が得られないことに
なる。
【0005】さらに、エンジンを起動時及び停止時の低
速回転に適応するように作動する粘着式緩衝手段を、高
速運転時にもそのままにしておくと、良好な緩衝に有害
なものになる。
【0006】本発明は、これらの欠点を改善して、高速
運転時に有効に作動し、同時に、高速運転時における粘
着式緩衝手段の作用を減少させる等の利点を有する、二
重緩衝式フライホイールを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、次のとおりに構成されている。同軸を
なす2個の慣性質量体(1)(10)を、第1組の円周方向に
作用する第1組の弾性部材(20)と、前記2個の質量体
(1)(10)の相対的な回転を制動する粘着式緩衝装置(60)
との力に抗して、相対的に回転可能に取付け、粘着式緩
衝装置(60)は、粘着式緩衝装置(60)と第1組の弾性部材
(20)との間に機械的に挿入された緩衝輪(33)により密閉
した空洞(50)を備え、かつ、第1組の弾性部材(20)は、
第1質量体(1)に取付けた第1緩衝制御手段(31)(32)を
緩衝輪(33)に結合する緩衝式二重フライホイールにおい
て、第1組の弾性部材(20)より剛性が大きい第2組の円
周方向に作用する弾性部材(22)によって、緩衝輪(33)
を、第2質量体(10)にそれとともに回転するように取付
けた第2緩衝制御手段(35)に結合することにより、緩衝
輪(33)の中に軸線方向に設置された粘着式緩衝装置(60)
が、第1質量体(1)と緩衝輪(33)とを機械的に結合し
て、第1緩衝制御手段(31)(32)に代って作動するように
したことを、特徴とする自動車用二重緩衝式フライホイ
ール。
【0008】第2組の弾性部材(22)を、第1組の弾性部
材(20)より半径方向の内方で、粘着式緩衝装置(60)より
半径方向の外方に配置し、緩衝輪(33)の窓孔(24)の中に
取付けてもよい。
【0009】この場合、緩衝輪(33)を、2個の緩衝板(1
33)(134)の外周縁を接合して構成し、かつその周縁に突
設した腕(34)を、第1組の弾性部材(20)の間に嵌挿する
ことが望ましい。
【0010】緩衝輪(33)の緩衝板(133)(134)の内周縁側
を、軸線方向に外向きに偏位させ、出力側緩衝制御手段
である第2の緩衝制御手段(35)を、2個の緩衝板で形成
された空洞内に装着したリングで構成してもよい。
【0011】
【作用】高速運転時の遠心力により、第1組の弾性部材
(20)が外側の受け面に押し付けられて緩衝不良になった
り、また、粘着式緩衝装置(60)の作動が不完全になって
も、第2組の弾性部材(22)により、適度の緩衝力が維持
される。
【0012】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の内部に空洞を設
けた二重フライホイールの半分を示す正面図、図2は、
図1のA−A線に沿った断面図である。
【0013】図示の自動車用二重緩衝式フライホイール
は、2個の慣性質量体(1)及び(10)を、円周方向に作用
する弾性部材(20)(22)及び粘着式緩衝装置(60)の力に抗
して、相対的に回転可能に、同軸上に装着してある。以
下の説明において、質量体(1)を第1質量体、質量体(1
0)を第2質量体と称することとする。
【0014】第1質量体(1)は、蓋板(5)及び2個の部
材(8)(108)からなる中心ハブで覆われた、中空の円環
状をなすハウジング(3)を備えている。これらの部材
は、ハブ(8)(108)及びハウジング(3)に設けた透孔(7
1)に挿入した複数個のボルト(2)によつて、自動車の内
燃エンジンのクランク軸の先端に固着してある。かくし
て、第1質量体(1)は、入力側質量体を構成する。
【0015】ハウジング(3)の基板は、ボルト(61)によ
りハブ部材(8)に固着してあり、外周部のフランジ(15)
に起動用のクラウン歯車(4)を装着してある。蓋板(5)
は、ほぼ円板状に形成してあり、ボルト(6)によりハウ
ジングのフランジ(15)に固着してある。
【0016】第1質量体(1)には、ガイドリング(31)及
び(32)を装着してある。この実施例では、これらのガイ
ドリングは、複数個のブロックないし当り板の形式にし
てあり、第1質量体(1)にリベット止めにより取付けて
ある。すなわち、ブロツク(32)は、リベット(37)によっ
てハウジング(3)の基板に固着してあり、一方、ブロッ
ク(31)は、リベット(36)により蓋板(5)に固着してあ
る。
【0017】ガイドリング(31)と(32)との間には、中間
の緩衝輪(33)を設けてあり、これは、以下に述べる手段
によって、第2質量体(10)に結合して回転するようにし
てある。緩衝輪(33)には、図1に示すように、半径方向
に複数個の腕(34)を突設して、それらの腕(34)の間に、
第1組の複数個の円周方向にはたらく弾性部材(20) を
設置してある。この実施例では、これらの弾性部材は、
2個の質量体(1)と (10)との間で作動するコイルスプ
リング(20)としてある。スプリング(20)は、ハウジング
のフランジ(15)に近接した位置に装着してある。
【0018】緩衝輪(33)は、スプリング(20)と粘着式緩
衝装置(60)との間に、機械的結合により装着してあり、
ガイドリング(31)(32)は、二重フライホイールの第1緩
衝制御装置を構成して、第1質量体(1)とともに回転す
るように装着してある。
【0019】スプリング(20)の円周方向の長さは、図1
に示す寸法としてある。各スプリング(20)は、各ガイド
リングにおける2つの連続したブロツク(32)と(31)との
間に、受け具(21)を介して装着してあり、ブロツク(31)
と(32)とは、互いに対向して配置してある。端受け具(2
1)は、半径方向の腕(34)の間に挿入してあり、装置が非
作動状態にあるときには、腕(34)と受け具(21)との間に
適宜の隙間を生じるようにしてある。
【0020】第2組の円周方向にはたらく弾性部材(22)
は、中間の緩衝輪(33)を、二重フライホイールの第2の
緩衝制御部材(35)に結合する。個々の弾性部材(22)の剛
性は、第1組の弾性部材のスプリング(20)よりも大きく
してある。第2の弾性部材(22) は、第2質量体(10)に
装着されてともに回転するようにしてあり、第1質量体
(1)と中間の緩衝輪(33)との間に粘着式緩衝部材(60)
を機械的に挿入することにより、第1の緩衝制御部材(3
1)(32)に代って作動し得るようにしてある。
【0021】この実施例では、第2組の円周方向にはた
らく弾性部材(22)を、第2組のコイルスプリングとして
ある。また、緩衝輪(32)は、半径方向の腕(34)を構成す
る外周縁を、複数個のリベット(38)によって一体に結合
した2個の緩衝板(133)と(134)とで構成してある。
【0022】緩衝板(133)と(134)とは、リベット(38)に
よる結合部より内方に、上述の第2の緩衝制御部材(35)
を収容する空間を、半径方向に形成してある。第2の緩
衝制御部材は、1個のリング(35)に形成してあり、出力
側緩衝制御手段として機能する。すなわち、緩衝板(13
3)と(134)とは、それぞれの内周縁を互いに外向きに軸
線方向に離隔させてあり、かつ、外周縁を互いに固着し
てある。
【0023】リング(35)には、緩衝板(133)及び(134)に
設けた窓孔(23)と一致する位置に、窓孔(24)を形成して
ある。第2組のコイルスプリング(22)は、窓孔(23)と(2
4)との中に装着してあり、それらのスプリングのピッチ
線円周の半径は、第1組のスプリング(20)のピッチ線円
周の半径よりも小さくしてある。図1に示すように、ス
プリング(22)は、円周方向の長さをスプリング(20)より
も小さくしてあり、また、スプリング(20)には、ハウジ
ング(3)のフランジ(15)に対向する部分に減摩パッド(2
6)を付設して、スプリング(20)がフランジ(15)に喰いこ
むことを防止するようにしてある。
【0024】この実施例では、スプリング(20)を4個、
スプリング(22)を8個設けてあり、スプリング(20)は、
緩衝輪(33)の外方の腕(34)の間に、かつ、リング(35)の
外方に装着してある。この場合、ハウジングのフランジ
(15)の内面に適宜の硬化処理を施して、減摩パッド(26)
を使用しないようにすることもできる。
【0025】第2質量体(10)は、クラッチの被動板であ
る円板(11)で構成される。クラッチには、自動車のギヤ
ボックスの入力軸に装着されて、被動板(11)と接触して
回転を伝導する摩擦板(図示しない)を設けてある。かく
して、第2質量体(10)は、出力側慣性質量体を構成す
る。
【0026】被動板(11)とハブ部材(108)との半径方向
の間に、ハブ部材(8)に中心を合わせて、ベアリング
(9)を嵌挿てある。ベアリング(9)は、図1及び図2に
示すように、ころがり軸受又はボールベアリングを適用
する。ベアリング(9)は、ハブ(8)(108)にそれぞれ形
成した段差部により、軸線方向に位置決めをして装着し
てある。同様に、ベアリング(9)は、被動板(11)に形成
した段差部(14)、及びリング(13)が粘着式緩衝手段(60)
の近くで被動板(11)にリベット止めされて形成される段
差部によっても、軸線方向に位置決めをされる。
【0027】スプリング(20)は、2個の質量体(1)及び
(10)で形成された第1の空洞(30)の中に設置してある。
空洞(30)は、主として第1質量体(1)内に、第1質量体
のハウジング(3)及び蓋板(5)と、ハウジング(3)と蓋
板(5)とから軸線方向に対向して突設された円環状の壁
体(39)及び(42)とによって形成してある。また、空洞(3
0)は、半径方向の腕(34)を空洞(30)の中に延伸させた中
間緩衝輪(33)によっても形成されている。
【0028】リング(35)は、粘着式緩衝部材(60)の外周
縁から、壁体(39)及び(40)の位置まで半径方向に延伸し
ている。リング(35)は、緩衝板(133)及び(134)よりも厚
くしてあり、緩衝板(133)(134)は、壁体(39)(42)に当接
して、緩衝板の傾斜した部分にリング(35)を収容するよ
うにしてある。
【0029】空洞(30)内には、(この実施例では、部分
的に)スプリング(20)を潤滑するグリースを充填してあ
る。
【0030】第1質量体(1)と中間緩衝輪(33)との間に
機械的に嵌着してある粘着式緩衝装置(60)は、第2の密
閉された空洞(50)を形成し、この空洞(50)には、空洞(3
0)に充填した第1の液剤とは異なる第2の液剤を充填し
てある。空洞(50)は、やはり質量体(1)及び(10)で形成
してある。この第2の空洞(50)は、第1の空洞(30)の内
周側で、スプリング(22)の内周側に配置してある。当然
ながら、空洞(30)及び(50)は、図2に符号(63)で示す適
宜のパッキングによって密閉してある。
【0031】粘着式緩衝装置は、後述するように緩衝輪
(33)に固着して、ハウジング(3)と被動板(11)との間に
設けてある。それの空洞、すなわち第2の空洞(50)は、
円板又は円環状に形成した2枚のカバー板(51)及び(52)
を、外周縁に円環状のスペーサ(64)を挾んで軸線方向に
対設して形成してある。
【0032】各閉止部材(51)(52)は、スペーサ(64)に連
続溶接条(90)によって固着してあり、スペーサ(64)の半
径方向の厚さを、粘着式緩衝装置(60)の作動部分の厚さ
を減少させることなく、したがって装置の機能に影響す
ることなく減少させてある。閉止部材(51)(52)をスペー
サ(64)に溶接するには、レーザ溶接を使用することが望
ましい。図1及び図2の実施例では、閉止部材(51)(52)
とスペーサ(64)とを、軸線方向の厚さ一杯に溶接して、
溶接部分がカバー板(51)及び(52)を貫通するようにして
ある。
【0033】空洞(50)は、ハブによっても形成してあ
り、ハブ部材(8)に突設したフランジ(53)を2枚のカバ
ー板(51)と(52)との間に挿入してある。フランジ(53)に
は、中心軸線から外方へ向かう歯(55)を、空洞(50)の中
へ突設してあり、粘着式緩衝装置(60)を第1質量体(1)
に対して軸線方向に位置決めをして装着する。円環状の
スペーサ(64)の内周面には、もう1組の歯(54)を歯(55)
に対向させて突設してある。歯(54)は、歯(55)に対して
円周方向に交互に設けて、歯(54)(55)とカバー板(51)(5
2)との間に通路を形成し、隣接する歯(54)(55)の間に小
室を設けてある。
【0034】1つの変形例として、歯列を設けず、閉止
部材(51)(52)の間に、円板状のフランジ(53)を隙間をあ
けて挿入して、細い通路を形成させるようにしてもよ
い。
【0035】空洞(50)には、たとえばシリコン等の高粘
度の液体を、部分的に充填してある。粘着式緩衝装置(6
0)の構成は、エンジンの起動時や停止時における低速回
転に際して有効に作動し、エンジンの低速回転時に機構
がその周波数に共振する振動を抑制し、2個の質量体
(1)と(10)との相対的な角度変位を制止するものである
ことは、理解されよう。
【0036】この実施例では、ハウジング(3)の基板側
のカバー板(51)の外周縁には、緩衝板(133)にリベット
(56)で固着した円環状のフランジ(57)を装着してある。
他方の緩衝板(134)には長穴を設けて、被動板(11)から
軸線方向に突設した突起(40)を円周方向に隙間を設けて
挿入してある。これらの突起(40)は、ベアリング(9)の
外方で、第1空洞(30)と第2空洞(50)との中間に設けて
ある。リング(35)は、突起(40)の位置で第2質量体(10)
に対して、適宜の隙間をもって係合する形状にして、第
2質量体(10)とともに回転するように装着してある。
【0037】第2質量体(10)は、前述のとおり、ベアリ
ング(9)を介して第1質量体(1)に軸線方向に装着して
ある。
【0038】肉厚の薄い突起(40)は、被動板(11)から直
接に突出して、粘着式緩衝装置(60)を軸線方向に位置決
めをする手段を構成する。この実施例では、突起(40)
は、図2に示すように、ほぞとほぞ穴とを交互に形成し
て、被動板のこの部分を環状の櫛形に形成してある。ほ
ぞとほぞ穴とは、カバー板(5)の内周部を通して延伸し
た円筒スリーブ(43)の端面に、円弧状に形成してある。
リング(35)には、ほぞ(40)が隙間をあけて挿入される長
孔を設けて、被動板(11)に従動するように係合させてあ
る。
【0039】スプリング(22)は、スプリング(20)よりも
高い剛性を持たせてある。2個の質量体(1)と(10)とが
相対的に角度変位すると、その運動は、ガイドリング(3
1)(32)、スプリング(20)及び粘着式緩衝装置の緩衝輪(3
3)を介して伝達され、次いで、緩衝輪(33)から、スプリ
ング(22)、リング(35)及び軸線方向の突起(40)を介し
て、被動板(11)に伝達される。したがって、スプリング
(20)と(22)とは、緩衝板(33)とリング(33)との変位量が
小さい正常な作動時には、直列に作動する。2個 の質
量体(1)と(10)とが角度変位すると、液体に剪断力がは
たらき、液体が歯 (54)(55)で形成された小室の1つか
ら他の小室へ移動するため、振動が抑制される。
【0040】スプリング(20)が破損したりひっかかった
りしても、補助のスプリング(22)と緩衝輪(33)とが、第
1の緩衝制御手段に代って作動し、粘着式緩衝装置(60)
の作動なしに、緩衝することができる。自動車の走行時
には、スブリング(20)は封鎖されており、緩衝装置(60)
は作動しない。
【0041】実際には、緩衝板(33)とリング(35)との角
度変位量は、緩衝板(33)とガイドリング(31)及び(32)で
構成される第1緩衝制御手段との角度変位量よりも、小
さいものである。
【0042】補助スプリング(22)は、スプリング(20)の
力が解放されて、2個の質量体(1)と(10)との相対的な
角度変位量が増加した場合でも、粘着式緩衝装置(60)が
同程度の力ではたらくようにするものである。
【0043】上述の説明から明らかなように、粘着式緩
衝装置(60)を緩衝輪(33)と第1質量体(1)との間に配置
した構成は、リング(35)と緩衝輪(33)との間に配置する
構成よりも優れている。後者、すなわちリング(35)と緩
衝輪(33)との間に粘着式緩衝装置を配置すると、緩衝輪
(33)とリング(35)との角度変位量が小さいために、エン
ジンを停止する時及び起動する時の共振周波数により伝
達される力に、充分に対応することができなくなる。さ
らに、自動車の走行時には、2個の質量体の大きい角度
変位に対して、実際上、不利がある。
【0044】突起(40)の内周面は、中心位置決めのため
に、粘着式緩衝装置(60)の外周面に係合させてある。突
起(40)とハウジング(3)の基板との間には、軸線方向に
隙間を設けてあり、突起の先端の位置は、緩衝板(133)
の前面にしてある。また、円筒形スリーブ(43)と蓋板
(5)の内周面との間には、狭い通路を設けてある。これ
により、蓋板(5)とスリーブ(43)との間にパッキングを
設けずに、スリーブ(43)の外周面を閉塞するようにして
ある。ただし、必要があれば、パッキングを装着した
り、あるいは迷路式の閉止手段を設けるようにしてもよ
い。
【0045】上述の実施例では、2つの溶接条(90)を設
けてあり、前述のように、溶接部の深さが軸線方向の肉
厚全体にわたるように、溶接してある。各溶接条は、ス
ペーサ(64)に関連して、軸線方向に対設した各カバー板
(51)(52)をスペーサ(64)に接合し、カバー板の厚さを通
して溶接してある。各溶接条(90)の断面は、三角形にし
てある。
【0046】溶接条(90)は、カバー板(51)及び(50)に沿
って切れ目なく延びており、図1に符号(90)として示す
ように、スペーサ(64)の外面に延伸させてある。変形例
として、溶接条を蛇行形にしてもよく、また、スペーサ
(64)の外周に沿って形成した溶接条を、歯(54)の部分で
図1に符号(93)で示すように曲げるようにしてもよい。
すなわち、溶接条(90)の形状を、歯列を備えるスペーサ
(64)に適合させてある。
【0047】他の変形例として、図1に符号(92)で示す
ように、歯(54)の部分でスポット溶接をするようにして
もよい。
【0048】
【その他の実施例】図3は、本発明の第2実施例の部分
断面図で、カバー板を溶接する別の手法を示してある。
カバー板(151)及び(152)は、円環状のスペーサ(164)に
外縁を整合させて、図示のように、スペーサ(164)と各
カバー板(151)(152)との間を、半径方向に三角形断面を
なす溶接条(190)によって溶接してある。緩衝板(233)
は、カバー板(151)に対して、軸線方向に三角形断面を
なす溶接条(191)によって固着してある。
【0049】図3において、図2のリング(35)に対応す
るリング(135)は、質量体(10)に対して軸線方向に装着
されて、これとともに回転するようにしてある。この目
的のために、カバー板(151)に接合してある緩衝板(233)
の内周部は、軸線方向に凹ませてある。
【0050】緩衝輪(233)の緩衝板(233)と(234)とは、
ボルト(138)によって一体的に結合してあり、ここでは
符号(150)で示す蓋板は、鋼板をプレス成型して作って
ある。リング(135)は、円筒形スリーブ(140)にリベット
(41)で固着してある。図1及び図2の実施例と同様に、
スリーブ(140)は、蓋板(150)及び緩衝板(234)の内周縁
を通って延びている。スリーブ(140)は、ベアリング
(9)の外方に設置してあり、スペーサ(164)を中心に位
置決めをするようにはたらく。
【0051】図4は、本発明の第3実施例における粘着
式緩衝装置を示す部分断面図である。この実施例では、
緩衝板(237)自体をスペーサとしてあり、中心の半径方
向の面に対して、互いに逆向きに傾斜した三角形断面を
なす溶接条(291)によって、溶接してある。この場合、
図1及び図2におけるリング(35)は、図4に示すよう
に、 2個の同形のリング(235)に分割して、緩衝輪(23
3)の両面に配置し、スペーサ (236)を挾んで結合してあ
り、スペーサ(236)は、被動板(11)に立設され、緩衝輪
(233)に形成した長孔に隙間を設けて挿通してある。
【0052】この長孔は、前述の突起(40)と緩衝輪(13
4)との嵌合関係と同じように、被動板(11)と緩衝輪(23
7)とが相対的に回転できるように、所要の形状に形成し
てある。すなわち、緩衝板(237)は、外周縁の腕(34)を
介して、スプリング(20)に直接に係合するようにしてあ
る。
【0053】上述の説明及び図面から理解されるよう
に、本発明によれば、二重式フライホイールの軸線方向
の全長を短くすることができ、各構成部材をハウジング
(3)の中に積層して装着した後、被動板を取付けること
ができる。また、スプリング(22)の剛性をその取付け円
周の半径に応じて決定することにより、スプリング(20)
を解放する際に確実な信頼性を得ることができる。
【0054】本発明は、上述した実施例に限定されるも
のではないことは、云うまでもない。特に、第1質量体
(1)を出力側とし、第2質量体(10)を入力側としてもよ
い。内側の支持部材(図2のフランジ(53))は、たとえば
スプライン軸として、支持部材とハブ部材(8)との間に
隙間を設けるようにしてもよい。
【0055】また、緩衝輪(33)を粘着式緩衝装置(60)に
対して、それとともにのみ回転するよ取付け、かつ、連
動装着手段によって粘着式緩衝装置に装着するようにし
てもよい。
【0056】スプリング(20)及び(22)を潤滑不要な弾性
材料のブロックで構成すれば、第1の空洞(30)は、全体
を連続させずに分割することもできる。
【0057】フランス国特許公開公報第 2,618,199A 号
に記載してあるように、1対のガイドリング(31)(32)
を、スプリング(20)の外側で結合された円板ないし車輪
の形状として、スプリング(20)を包みこみ、一方のリン
グを延伸させて、ハウジングのフランジ(15)に係止する
ようにしてもよい。
【0058】スプリング(20)をスプリング(22)よりも内
側に設けてもよく、この場合は、ガイドリング(31)(32)
を1個の円板として2個の緩衝板の間に配置し、図3の
実施例と同様に、一方の緩衝板を通して延びるスペーサ
によって、第1質量体に接続すればよい。他の変形例と
して、図1のように回転可能に装着してもよい。その場
合、リング(35)の外周縁を、第2質量体(10)に取付ける
ことになる。
【0059】第1緩衝制御手段は、1個の面板で簡単に
構成してもよく、たとえばハウジングのフランジ(15)に
取付けて、緩衝板(133)と(134)との間に挿入するように
してもよい。この場合は、1対の緩衝板を、スプリング
(20)の内方で、リング(35)に設けた長孔に挿通したスペ
ーサで互いに結合すればよい。
【0060】
【発明の効果】
(a) 自動車が走行中の高速回転時に、第1組の弾性
部材であるスプリング(20)が遠心力により外方へ押し付
けられて、その緩衝作用が不完全になっても、第2組の
弾性部材であるスプリング(22)により、適度の緩衝が得
られるため、高速運転時にスムースな回転状態を維持す
ることができる。スプリング(20)が破損したときも、同
様である。
【0061】(b) エンジンを起動したり停止させると
きの低速回転時には、有効に作動する粘着式緩衝装置(6
0)は、高速回転時には、辷りを生じて緩衝作用が低下す
るが、第2の弾性部材(22)がそれを補完して、適度の緩
衝力を保持する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の二重緩衝式フライホイール
の内部を示す左半部の正面図である。
【図2】図1のA−A線に沿った断面図である。
【図3】本発明の第2実施例の、図2に準じた断面とし
た部分断面図である。
【図4】本発明の第3実施例における粘着式緩衝装置の
部分断面図である。
【符号の説明】
(1)第1質量体 (2)ボルト (3)ハウジング (4)クラウン歯
車 (5)蓋板 (6)ボルト (8)ハブ部材 (9)ベアリング (10)第2質量体 (11)被動板 (14)段差部 (15)フランジ (20)スプリング(第1組の弾性部材) (21)受け具 (22)スプリング(第2組の弾性部材) (23)(24)窓孔 (26)減摩パッド (30)空洞 (31)(32)ガイドリング (33)緩衝輪 (34)腕 (35)リング (36)(37)(38)リベット (39)(42)壁体 (40)突起 (43)円筒スリー
ブ (50)空洞 (51)(52)カバー
板、閉止部材 (53)フランジ (54)(55)歯 (60)粘着式緩衝装置 (64)スペーサ (71)透孔 (90)溶接条 (135)リング (138)ボルト (140)円筒スリーブ (150)蓋板 (151)(152)カバー板 (164)スペーサ (190)溶接条 (233)(234)緩衝
板 (236)スペーサ (237)緩衝板 (291)溶接条

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同軸をなす2個の慣性質量体(1)(10)
    を、第1組の円周方向に作用する第1組の弾性部材(20)
    と、前記2個の質量体(1)(10)の相対的な回転を制動す
    る粘着式緩衝装置(60)との力に抗して、相対的に回転可
    能に取付け、粘着式緩衝装置(60)は、粘着式緩衝装置(6
    0)と第1組の弾性部材(20)との間に機械的に挿入された
    緩衝輪(33)により密閉した空洞(50)を備え、かつ、第1
    組の弾性部材(20)は、第1質量体(1)に取付けた第1緩
    衝制御手段(31)(32)を緩衝輪(33)と結合するようになっ
    ている緩衝式二重フライホイールにおいて、 第1組の弾性部材(20)より剛性が大きい第2組の円周方
    向に作用する弾性部材(22)によって、緩衝輪(33)を、第
    2質量体(10)にそれとともに回転するように取付けた第
    2緩衝制御手段(35)に結合することにより、緩衝輪(33)
    の中に軸線方向に設置された粘着式緩衝装置(60)が、第
    1質量体(1)と緩衝輪(33)とを機械的に結合して、第1
    緩衝制御手段(31)(32)に代って作動するようにしたこと
    を特徴とする自動車用二重緩衝式フライホイール。
  2. 【請求項2】 第2組の弾性部材(22)を、第1組の弾性
    部材(20)より半径方向の内方で、かつ粘着式緩衝装置(6
    0)より半径方向の外方に配置し、緩衝輪(33)の窓孔(24)
    の中に取付けたことを特徴とする請求項1に記載の自動
    車用二重緩衝式フライホイール。
  3. 【請求項3】 緩衝輪(33)が、2個の緩衝板(133)(134)
    の外周縁を接合して構成され、かつその周縁に突設した
    腕(34)を、第1組の弾性部材(20)の間に嵌挿してあるこ
    とを特徴とする請求項2に記載の自動車用二重緩衝式フ
    ライホイール。
  4. 【請求項4】 緩衝輪(33)の緩衝板(133)(134)の内周縁
    側を、軸線方向に外向きに偏位させ、かつ出力側緩衝制
    御手段である第2の緩衝制御手段(35)を、2個の緩衝板
    で形成された空洞内に装着したリングで構成したことを
    特徴とする請求項3に記載の自動車用二重緩衝式フライ
    ホイール。
JP3084390A 1990-03-26 1991-03-26 自動車用二重緩衝式フライホイール Pending JPH05106687A (ja)

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