JPH05106302A - 天井構造 - Google Patents

天井構造

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JPH05106302A
JPH05106302A JP3296596A JP29659691A JPH05106302A JP H05106302 A JPH05106302 A JP H05106302A JP 3296596 A JP3296596 A JP 3296596A JP 29659691 A JP29659691 A JP 29659691A JP H05106302 A JPH05106302 A JP H05106302A
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JP
Japan
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plate
bars
ceiling
shaped
bar
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Withdrawn
Application number
JP3296596A
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English (en)
Inventor
Shigeru Sayama
茂 佐山
Hidenori Shishido
秀則 宍戸
Arihiro Nagatani
有弘 永谷
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Naka Technical Laboratory Co Ltd
Naka Corp
Original Assignee
Naka Technical Laboratory Co Ltd
Naka Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】天井バーを形成する平行な一対の板状バーの間
隔を保持すると共に、剛性を高め、かつ連結作業の簡略
化を図る。 【構成】一対の板状バー7の長手方向端部における下部
側に下部間隔保持部材60を介在する。下部間隔保持部
材60に近接する上部側には、板状バー7の内面及び上
部外面に係合する上部間隔保持部材70を介在する。吊
持金具4にて吊持される連結金具5の保持部13を下部
間隔保持部材60の上面に当接させると共に、この保持
部13を跨いで両板状バー7の外側面部に固定部材80
を係合する。固定部材80を貫通して連結金具5の保持
部13のバーリング部19に締付ねじ13aを締結する
ことによって、連結金具5と固定部材80間に一対の板
状バー7を挾持固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は天井構造に関するもの
で、更に詳細には、天井スラブから垂下される吊持手段
を介して吊持される天井バーを一対の平行な板状バーに
て形成してなるいわゆるシステム式の天井構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の天井構造として、天井
スラブから垂下される吊持手段を介して吊持される天井
バーにて方形空間を形成し、この方形空間内に天井パネ
ルを架設してなる構造のものが知られている。この種の
システム天井において、上記天井バーに空調用通風口を
形成するために、通風口を形成すべく間隔をおいて対峙
する一対の板状バーが使用されており、この板状バーを
連結する手段として、例えば連結具をもって連結された
2組の板状バーの連結端部の外側面に打出し部を設け、
この打出し部に上記2組の板状バーに直交状に連結する
板状バー間に介在された連結具から突出する引掛片を係
合させて連結する構造のもの(実開平1−82210号
公報参照)、下端部に天井パネル架設用のフランジ部を
有する板状バーの端部間に受け金具を固定して板状バー
を一体化し、吊持手段にて吊持される連結手段の端部に
受け金具を固定する構造のもの(実開昭62−9970
7号公報参照)、あるいは、連結する2組の板状バーの
端部間に介在される連結具と、両組の板状バーの端部上
面に当接する樋状の連結具とをビスにて連結固定する構
造のもの(実公平3−18567号公報参照)、などが
開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記実
開平1−82210号公報及び実開昭62−99707
号公報に記載の構造のものは、連結具が板状バーの端部
に位置され、しかも1つの部品によって2つの板状バー
の間隔保持と連結手段への固定の2つの機能を兼ねてい
るため、板状バー間の間隔を一定に保持することが不十
分となると共に、一対の板状バー自体の剛性及び連結部
の強度等が不十分となるという問題があった。また、実
公平3−18567号公報に記載の構造のものは、上記
欠点を解決するために2つの部品を板状バー間に介在さ
せているが、締付のための端部すなわち連結部位での操
作のため施工上困難が生じるという問題がある。
【0004】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、一対の板状バーの端部を2つの間隔保持部材にて正
確かつ強固に連結して板状バー間の間隔を一定に保持す
ると共に、板状バー自体の剛性を高め、かつ連結作業の
簡略化を図れるようにした天井構造を提供することを目
的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の天井構造は、天井スラブから垂下される
吊持手段を介して吊持される天井バーを一対の平行な板
状バーにて形成してなる天井構造において、上記一対の
板状バーの長手方向端部における下部側に、下部間隔保
持部材を介在すると共に、この下部間隔保持部材に近接
する上部側には、板状バーの内面及び上部外面に係合す
る上部間隔保持部材を介在し、上記吊持手段にて吊持さ
れる連結具の保持部を上記下部間隔保持部材の上面に当
接させると共に、この保持部を跨いで上記両板状バーの
外側面部に固定部材を係合し、上記固定部材を貫通して
上記連結具の保持部にねじ結合する締付ねじの締結によ
って上記連結具と固定部材間に上記一対の板状バーを挾
持固定してなることを特徴とするものである。
【0006】この発明において、上記下部間隔保持部材
は板状バーの端部下部側間に介在されるものであれば、
その形態は任意のものでよいが、好ましくは板状バーの
対向する面と下部間隔保持部材との係合面のいずれか一
方に、板状バーの長手方向に沿う係止凸部を設け、他方
には上記係止凸部に摺動可能に係合する係止凹部を形成
する方がよい。
【0007】また、上記上部間隔保持部材は板状バーの
内面及び上部外面に係合するものであれば、その形態は
任意のものでよいが、好ましくは上部間隔保持部材を、
一対の板状バーの内面に当接する垂直壁を有する本体
と、上記板状バーの内面に弾圧すると共に上端が板状バ
ーの内面に突設された凸部に係合する係止板と、上記板
状バーの上端を跨いで係合する係合切欠を有する把持翼
片とで構成する方がよい。
【0008】
【作用】上記のように構成されるこの発明の天井構造に
よれば、一対の板状バーの端部の下部側に下部間隔保持
部材を介在し、上部側に上部間隔保持部材を介在するこ
とにより、板状バーの間隔を一定の寸法に保持すること
ができ、かつ一対の板状バー自体に剛性をもたせること
ができる。また、吊持手段にて吊持される連結具の保持
部を下部間隔保持部材の上面に当接させると共に、この
保持部を跨いで両板状バーの外側面部に固定部材を係合
し、この固定部材を貫通して連結具の保持部に締付ねじ
をねじ結合することにより、連結具と固定部材間に一対
の板状バーを挾持固定することができ、板状バーと連結
具との連結を強固にすることができる。
【0009】
【実施例】以下にこの発明の実施例を図面に基いて詳細
に説明する。
【0010】図1はこの発明の天井構造の全体の概略平
面図、図2はその要部の拡大斜視図、図3は図2のIII
−III 線に沿う断面図が示されている。
【0011】この発明の天井構造は、天井スラブ1にア
ンカー2をもって垂下される吊りボルト3に取付けられ
る高さ調整可能な吊持手段である吊持金具4と、この吊
持金具4の下部に取付けられる十字状の連結金具5と、
連結金具5にて直交状に連結される複数の天井バー6及
び複数組の一対の板状バー7,7と、複数の天井バー6
と一対の板状バー7,7にて形成される天井パネル架設
用の方形空間7内において天井バー6,6間に架設され
る複数の矩形状の天井パネル9とで構成されている。な
お、板状バー7,7間に形成される空調用通風口7aに
は空調用チャンバー40が連結されると共に、後述する
風向き調節部材42が調整移動可能に配設されている。
また、任意の位置の天井バー6の上面と天井スラブ1と
の間には天井バー6の水平方向の移動を防止するための
張架手段50が傾斜状に張設されている。
【0012】この場合、方形空間8は、図1及び図2に
示すように、3本の天井バー6と1組の一対の板状バー
7,7の交差部を連結金具5をもって直交状に連結して
同一平面状の方形状に形成されており、この方形空間8
がそれぞれ同一平面状に複数組付けられて天井の骨組み
が形成されている。また、方形空間8における対向する
天井バー6,6間に横架される2本の平行な連結バー3
0,30間に照明機器31及び例えばスピーカ32、煙
探知器33あるいはスプリンクラー34等の設備プレー
ト35が跨設されている。なお、天井パネル9は、天井
バー6の係止凸条6eに係合する鉤部9aを有する金属
製の多孔表面板9bと、この多孔表面板9bの裏面すな
わち上面側に敷設される断熱・吸音材9cとで構成され
ている(図3参照)。
【0013】吊持金具4は、図4に示すように、吊りボ
ルト3の下端部側のねじ部3aを水平方向に移動可能に
嵌挿する水平長孔4aを有する上部水平片4bと、連結
金具5の上面に載置固定される取付孔4gを有する下部
水平片4cと、これら上部水平片4bと下部水平片4c
とを連結する垂直片4dとからなるコ字状本体4eの側
辺に補強用リブ4fを折曲した構造となっている。この
ように構成される吊持金具4は、吊りボルト3のねじ部
3aを水平長孔4a内に嵌挿した状態で、上部水平片4
bの上方側及び下方側にねじ結合される上部ナット3b
と下部ナット3cの締結によって吊りボルト3に高さ調
整可能に取付けられている。
【0014】連結金具5は、図4及び図9に示すよう
に、中心に固定ボルト10を貫挿する透孔11を設けた
ボス部12と、ボス部12から4等分された放射線方向
に延在する断面逆U字状の保持部13とからなる十字状
に形成されている。この場合、保持部13には、先端側
の両側辺から天井バー6の上面から両側に跨るように、
あるいは一対の板状バー7,7間に向って垂下する一対
の保持片15,15が設けられており、保持片15の下
端には天井バー6を係止保持する保持爪14が相対向す
る方向に折曲されている。なおこの場合、この保持片1
5の上端側は保持部13の側片16に切込み17をもっ
て下方に垂下されることにより、弾発性の確保が図られ
ている。また、保持片15,15が位置する水平面側に
は締付ねじ18,18aの取付用ねじ孔を有するバーリ
ング部19が設けらている。更に、水平面の基端側に
は、天井バー6の上端に設けられた上方が開口する狭隘
開口溝6bの開口縁に係合する係止爪20が下方に向っ
て折曲されている。
【0015】なお、天井バー6は、図4に示すように、
断面が中空矩形状の基部6cの上面6aに上方が開口す
る狭隘開口溝6bを有し、基部6cの下面中央から垂下
する垂直片6dの下端に先端に係止凸条6eを起立する
天井パネル架設用フランジ6fが設けられている。な
お、天井バー6の中間部における基部6cの側面には、
連結金具5への連結のための位置出し用案内部である合
せマーク6gが施されている。
【0016】一方、板状バー7は、図4ないし図6に示
すように、上端部に角形折曲縁7bを有すると共に下部
外側から逆L字状に突出する上部係止凸条7cを有する
上部垂直片7dと、この上部垂直片7dの下端から対向
する板状バー7側に向って直角に折曲される水平片7e
と、水平片7eの先端から垂直方向に折曲される下部垂
直片7fとで構成される断面ほぼクランク状に形成され
ており、下部垂直片7fと水平片7eとの交差部には、
対向する板状バー7側に向って上向き傾斜状に突出する
係止凸部である中間係止凸条7gが設けられ、また、下
部垂直片7fの下端部には外向きにL字状に起立する天
井パネル載置用の下部係止凸条7hが設けられている。
このように板状バーを形成することにより、下部側が対
向する面側に近接するので、従来の断面逆T字状の板状
バーに比べて目地部をすっきりさせることができ、板状
バー7以外の天井バー6の幅に合わせることができ、方
形空間枠を統一させることができる。
【0017】上記のように構成される板状バー7は例え
ばアルミニウム製の押出形材にて形成されており、端部
において、両板状バー7,7に係合するプラスチック製
の通風口端部塞ぎ部材を兼用する下部間隔保持部材60
及び金属製の上部間隔保持部材70によって空調用通風
口を形成する一定の間隔が保持されている。このように
一定の間隔が保持された一対の板状バー7は固定部材8
0をもって連結金具5の保持部13に固定されるように
なっている。
【0018】この場合、下部間隔保持部材60は、図6
に示すように、両板状バー7,7の下部垂直片7f,7
f間に介在される断面矩形状の下部間隔保持部材本体6
1の上端両側部に中間係止凸条7gに係合する係止凹部
62を有する複数の係止翼片63,63を適宜間隔をお
いて突設してなり、係止凹部62を板状バー7の中間係
止凸条7gに係合させると共に、下部間隔保持部材本体
61を板状バー7の下部垂直片7f,7f間に介在させ
ることにより、板状バー7,7を一定の間隔で仮保持し
得るようになっている。なお、上記実施例では板状バー
7に設けた中間係止凸条7gに下部間隔保持部材60の
係止凹部62を摺動可能に係合させる場合について説明
したが、必ずしもこのような構造である必要はなく、板
状バー7に板状バー7の長手方向に沿う凹条の係止凹部
を設け、下部間隔保持部材60には、この係止凹部に摺
動可能に係合する係止凸部を設けるようにしてもよい。
【0019】また、上部間隔保持部材70は、図5に示
すように、上部垂直片7d,7d間に直交状に当接する
一対の垂直壁71,71を有するU字状本体72と、こ
のU字状本体72の垂直壁71の両端部に突設されると
共に上端が外側に傾斜して板状バー7の角形折曲縁7b
の下端部に係合する弾発性を有する係止板73と、垂直
壁71の上部から両側に突出すると共に角形折曲縁7b
を跨いで角形折曲縁7bの外側面に係合する係合切欠7
4を有する把持翼片75とで構成されている。このよう
に構成される上部間隔保持部材70を下部間隔保持部材
60によって仮保持された一対の板状バー7,7間の上
部側から挿入して、係止板73を角形折曲縁7bの下端
部に係合させると共に、把持翼片75を角形折曲縁7b
の外側に係合させることにより、工場あるいは施工現場
において、取付前に予め板状バー7,7を一定の間隔を
保持した状態で固定して組立てることができる。
【0020】一方、固定部材80は、図4及び図6に示
すように、締付ねじ18aの貫通孔81aを有する矩形
水平片81の両端から直角に折曲する一対の係止脚片8
2,82を有し、係止脚片82の下端部に板状バー7の
上部係止凸条7cに係合する係止爪片83を突設した構
造となっている。このように構成される固定部材80
は、上記下部間隔保持部材60と上部間隔保持部材70
によって一定の間隔に保持された一対の板状バー7,7
の端部を連結金具5の保持部13の下方に位置させた状
態で保持部13の上方から一対の板状バー7,7を跨い
で配設され、そして、締付ねじ18aを貫通孔81aを
介して連結金具5のバーリング部19のねじ部にねじ結
合することによって、保持部13の保持片15が下部間
隔保持部材60の上面に当接すると共に、係止爪片83
が板状バー7の上部係止凸条7cに係合して、連結金具
5と一対の板状バー7,7とが固定される(図7及び図
8参照)。
【0021】上記のように構成される一対の板状バー
7,7の間に形成される空調用通風口7aには、空調用
チャンバー40が連結されている。この際、空調用チャ
ンバー40はクリップ41をもって板状バー7に固定さ
れる(図2参照)。また、空調用通風口7a内には、風
向き調節部材42が調整移動可能に配設されている。こ
の風向き調節部材42は、図10に示すように、上端に
板状バー7の中間係止凸条7gに係合するフック部43
と下部垂直片7fの面に圧接するばね部44を有する樋
状の調節部材本体45の下端部両側に通風孔46を設け
た構造となっている。この風向き調節部材42を上下移
動させることによって、図10に示す状態では図示しな
い送風機からの空気Aが水平方向に吹出され、また、図
10において想像線で示す状態では送風機からの空気A
が通風孔46から天井パネル9の側壁9dに衝突して垂
直方向に吹出されるようになっている。
【0022】なお、上記実施例では風向き調節部材42
が一対の板状バー7,7間に上下移動可能に配設される
樋状の風向き調節部材の場合について説明したが、風向
き調節部材は必ずしもこのような構造である必要はな
く、例えば図11に示すように、一対の板状バー7,7
間に配設される図11における紙面と直交する方向の回
転軸47に回転可能に枢着される風向き調節板48の下
端部に風向き変更片49を直交状に設け、かつ風向き調
節板48の風向き変更片49側に通風孔46を穿設した
構造としてもよい。このように形成することにより、風
向き調節板48の垂直方向の角度を変えることによっ
て、風向きを調節することができる。なおこの場合、回
転軸47は下部間隔保持部材60に取付けることができ
る。また、回転軸47と風向き調節板48とは摩擦によ
って回転角度が維持できるようにする必要がある。
【0023】次に、この発明の天井構造の組立て作業の
手順について説明する。まず、天井スラブ1にアンカー
2をもって吊りボルト3を垂下し、この吊りボルト3に
吊持金具4を上部及び下部ナット3b,3cをもって所
定の高さ位置に取付ける。次に、吊持金具4の下面に固
定ボルト10及び固定ナット10aをもって連結金具5
を固定する(図9参照)。この際、固定ボルト10と固
定ナット10aとの締結前に連結金具5の保持部13の
水平方向を調整することができる。
【0024】次に、連結金具5の対向する保持部13,
13の保持片15,15間に天井バー6を貫挿する。こ
の際、天井バー6に設けた合せマーク6gを連結金具5
の端部縁に合せて位置出しを行うと共に、天井バー6の
中央部における狭隘開口溝6b内に係止爪20を係合さ
せ、この天井バー6と直交する方向の保持部13の下方
に予め下部間隔保持部材60と上部間隔保持部材70に
よって一定間隔を保持して組立てられた一対の板状バー
7,7を位置させると共に、その上方から一対の板状バ
ー7,7を跨いで固定部材80を配設して、係止爪片8
3を板状バー7の上部係止凸条7cに係合させる。この
状態において、天井バー6と一対の板状バー7,7とは
直交状に位置決めされる。そして、天井バー6と一対の
板状バー7,7とを位置合せした後、締付ねじ18をバ
ーリング部19の取付用ねじ孔を介して天井バー6の上
面6aすなわち狭隘開口溝6bの底面に押付けることに
より、天井バー6の基部6cの下端が下方に押し下げら
れ、保持爪14に押圧係止される。また、締付ねじ18
aを貫通孔81aを介して連結金具5のバーリング部1
9のねじ部にねじ結合することによって、保持部13の
保持片15が下部間隔保持部材60の上面に当接すると
共に、係止爪片83が板状バー7の上部係止凸条7cに
係合して、固定部材80と連結金具5とで一対の板状バ
ー7,7が挾持固定される。
【0025】なお、天井バー6同士の連結は、連結金具
5の対向する保持部13,13の保持片15,15間に
天井バー6を貫挿すると共に、天井バー6の中央部にお
ける狭隘開口溝6b内に係止爪20を係合させた後、こ
の天井バー6と直交する方向の保持部13の保持片1
5,15間に天井バー6の端部を挿入して、上記と同様
に締付ねじ18にて固定すればよい。
【0026】上記のようにして形成される方形空間8を
基本として同様に順次連結金具5にて天井バー6と一対
の板状バー7,7を連結して同一平面状に複数の方形空
間8を形成した後、各方形空間8の対向する天井バー
6,6間に天井パネル9を架設すると共に、照明機器3
1及び設備プレート35を架設して組立て作業は完了す
る。
【0027】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明の天井
構造によれば、上記のように構成されているので、以下
のような効果が得られる。
【0028】1)請求項1記載の天井構造によれば、一
対の板状バーの長手方向端部における上部及び下部側に
それぞれ上部及び下部間隔保持部材を介在するので、板
状バー間の間隔を一定の寸法に保持することができると
共に、一対の板状バー自体の剛性を高めることができ、
強固な天井構造とすることができる。また、吊持手段に
て吊持される連結具の保持部を下部間隔保持部材の上面
に当接させ、保持部を跨いで両板状バーの外側面部に固
定部材を係合し、固定部材を貫通して連結具の保持部に
締結ねじをねじ結合することによって連結具と固定部材
間に一対の板状バーを強固に挾持固定することができる
と共に、連結部の位置決めを容易にすることができる。
【0029】2)請求項2記載の天井構造によれば、板
状バーの対向する面と下部間隔保持部材との係合面のい
ずれか一方に、板状バーの長手方向に沿う係止凸部を設
け、他方には係止凸部に摺動可能に係合する係止凹部を
形成してなるので、板状バー同士の組付けが容易とな
る。
【0030】3)請求項3記載の天井構造によれば、上
部間隔保持部材を、一対の板状バーの内面に当接する垂
直壁を有する本体と、板状バーの内面に弾圧すると共に
上端が板状バーの内面に突設された凸部に係合する係止
板と、板状バーの上端を跨いで係合する係合切欠を有す
る把持翼片とで構成してなるので、板状バーの間隔保持
を更に強固にすることができ、一対の板状バー自体の剛
性を更に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の天井構造の全体を示す概略平面図で
ある。
【図2】天井構造の要部を示す拡大斜視図である。
【図3】図2のIII −III 線に沿う断面図である。
【図4】この発明における吊持手段、連結手段及び天井
バーを示す分解斜視図である。
【図5】この発明における板状バーの取付部を示す分解
斜視図である。
【図6】板状バーの取付状態を示す斜視図である。
【図7】図3のVII −VII 線に沿う断面図である。
【図8】図3のVIII−VIII線に沿う断面図である。
【図9】図3のIX−IX線に沿う断面図である。
【図10】図3のX−X線に沿う断面図である。
【図11】この発明における風向き調整部材の別の実施
例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 天井スラブ 3 吊りボルト 4 吊持金具(吊持手段) 5 連結金具(連結手段) 7 板状バー 10 固定ボルト 10a 固定ナット 13 保持部 18a 締付ねじ 19 バーリング部 40 空調用チャンバー 60 下部間隔保持部材 62 係止凹部 70 上部間隔保持部材 71 垂直壁 72 U字状本体 73 係止板 74 係合切欠 75 把持翼片 80 固定部材 82 係止脚片 83 係止爪片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永谷 有弘 東京都千代田区内幸町一丁目1番1号 株 式会社ナカ技術研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井スラブから垂下される吊持手段を介
    して吊持される天井バーを一対の平行な板状バーにて形
    成してなる天井構造において、 上記一対の板状バーの長手方向端部における下部側に、
    下部間隔保持部材を介在すると共に、この下部間隔保持
    部材に近接する上部側には、板状バーの内面及び上部外
    面に係合する上部間隔保持部材を介在し、 上記吊持手段にて吊持される連結具の保持部を上記下部
    間隔保持部材の上面に当接させると共に、この保持部を
    跨いで上記両板状バーの外側面部に固定部材を係合し、 上記固定部材を貫通して上記連結具の保持部にねじ結合
    する締付ねじの締結によって上記連結具と固定部材間に
    上記一対の板状バーを挾持固定してなることを特徴とす
    る天井構造。
  2. 【請求項2】 板状バーの対向する面と下部間隔保持部
    材との係合面のいずれか一方に、板状バーの長手方向に
    沿う係止凸部を設け、他方には上記係止凸部に摺動可能
    に係合する係止凹部を形成してなることを特徴とする請
    求項1記載の天井構造。
  3. 【請求項3】 上部間隔保持部材を、一対の板状バーの
    内面に当接する垂直壁を有する本体と、上記板状バーの
    内面に弾圧すると共に上端が板状バーの内面に突設され
    た凸部に係合する係止板と、上記板状バーの上端を跨い
    で係合する係合切欠を有する把持翼片とで構成してなる
    ことを特徴とする請求項1記載の天井構造。
JP3296596A 1991-10-17 1991-10-17 天井構造 Withdrawn JPH05106302A (ja)

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