JPH05230926A - 天井構造 - Google Patents

天井構造

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Publication number
JPH05230926A
JPH05230926A JP4070012A JP7001292A JPH05230926A JP H05230926 A JPH05230926 A JP H05230926A JP 4070012 A JP4070012 A JP 4070012A JP 7001292 A JP7001292 A JP 7001292A JP H05230926 A JPH05230926 A JP H05230926A
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JP
Japan
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ceiling
bar
auxiliary
bars
ceiling bar
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Application number
JP4070012A
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English (en)
Inventor
Hidenori Shishido
秀則 宍戸
Arihiro Nagatani
有弘 永谷
Hideyasu Hosoya
秀靖 細谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Naka Technical Laboratory Co Ltd
Naka Corp
Original Assignee
Naka Technical Laboratory Co Ltd
Naka Corp
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Publication date
Application filed by Naka Technical Laboratory Co Ltd, Naka Corp filed Critical Naka Technical Laboratory Co Ltd
Priority to JP4070012A priority Critical patent/JPH05230926A/ja
Publication of JPH05230926A publication Critical patent/JPH05230926A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 天井下地材を用いることなく面内剛性の向上
を図り、かつ天井全体の重量の軽減を図ると共に、施工
及び天井パネルの変更配置の簡略化を図る。 【構成】 天井スラブ1から垂下される吊持金具4で吊
持される固定金具5にて天井バー6の交差部を連結固定
して天井グリッド7を形成する。天井グリッド7内には
複数の補助天井バー60を適宜間隔をもって対向する天
井バー6の2辺に直交状に、かつ、同一仕上げ面に連結
固定する。天井バー6と補助天井バー60及び2つの補
助天井バー60間に目地バー80を直交状に連結固定し
て天井グリッド7内に複数の方形空間7bを形成して、
複数の方形空間7b内に天井パネル8を架設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は天井構造に関するもの
で、更に詳細には、天井スラブから垂下される吊持手段
を介して吊持される複数の天井バー間に天井パネルを架
設してなるいわゆるシステム式の天井構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の天井構造においては、
天井バーを枠組みするに当って、天井バー同士の交差部
(交点)における距離(位置決め),角度等の寸法精
度、天井バーの剛性及び施工の簡略化等が重要な要素と
なっている。
【0003】一般に、この種の天井構造においては、天
井スラブから垂下される吊りボルトにて支持される天井
下地材に吊持金具を介して天井バーを直交状に吊持して
天井面の面内剛性をもたせる構造が知られている(特開
昭62−78338号公報参照)。このように構成され
る従来のシステム天井における施工は、天井下地材によ
って垂直位置を決定し、この天井下地材の下方に天井バ
ーを吊持し、墨糸等によって天井バーの水平方向の位置
決めを行うのが一般的な施工方法とされている。また、
天井スラブから垂下される吊持手段にて吊持される天井
バーをグリッド状に枠組みして複数の方形空間を形成
し、複数の方形空間内に天井パネルを配置転換可能に架
設する天井構造が知られている(実開昭61−2014
10号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
62−78338号公報に記載の天井構造においては、
天井下地材と天井バーとによる2段構造であるため、構
造が複雑となると共に、施工が面倒であるという問題が
あった。特に、天井面内剛性をもたせるために天井仕上
面を小さい方形面で仕上げる場合には、多くの天井下地
材を使用するため、組立て作業に多くの労力及び時間を
要するという問題があり、しかも天井裏の有効スペース
に悪影響を及ぼすという問題もあった。
【0005】これに対し、実開昭61−201410号
公報に記載の天井構造によれば、天井下地材を用いずに
同一面状の方形空間を形成することができ、天井パネル
を配置転換可能に架設することができるが、この種の天
井構造においては、面内剛性をもたせるために天井バー
自体に剛性をもたせる必要があり、そのために全ての天
井バーを例えば逆T字状の同一形状にする必要がある。
しかし、全ての天井バーに剛性をもたせると、天井部の
重量が嵩むため、個々の天井バーを吊持金具にて吊持す
る必要があり、たのため、構成部材が多くなると共に、
施工に多くの労力と時間がかかるという問題があった。
【0006】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、天井下地材を用いることなく面内剛性の向上を図
り、かつ天井全体の重量の軽減を図ると共に、施工及び
天井パネルの変更配置の簡略を図れるようにした天井構
造を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の天井構造は、天井スラブから垂下される
吊持手段を介して吊持される複数の天井バー間に天井パ
ネルを架設してなる天井構造を前提とし、上記吊持手段
で吊持される固定金具にて上記天井バーの交差部を連結
固定して天井グリッドを形成し、上記天井グリッド内に
は複数の第1の補助天井バーを適宜間隔をもって対向す
る天井バーの2辺に直交状に、かつ、同一仕上げ面に連
結固定し、上記天井バーと第1の補助天井バー及び2つ
の第1の補助天井バー間に第2の補助天井バーを直交状
に連結固定して天井グリッド内に複数の方形空間を形成
して、上記複数の方形空間内に天井パネルを架設してな
るものである。
【0008】この発明において、少なくとも上記天井バ
ーは例えば逆T字状の断面形状を有する剛性の高い形状
であればよいが、好ましくは第1の補助天井バーと天井
バーとを同一の断面形状にすると共に、少なくとも対向
する2辺を剛性の高い方形空間とする方がよい。
【0009】また、上記第2の補助天井バーは、上記天
井バーと第1の補助天井バー及び2つの第1の補助天井
バー間に直交状に連結固定され、かつ天井パネルの架設
係止部を具備するものであれば、その断面形状は任意の
ものでよいが、第1の補助天井バーと第2の補助天井バ
ーとを同一断面形状とすることにより、部材の削減及び
在庫管理が容易となる点で好ましい。
【0010】
【作用】上記のように構成されるこの発明の天井構造に
よれば、吊持手段で吊持される固定金具にて天井バーの
交差部を連結固定して天井グリッドを形成し、天井グリ
ッド内には複数の第1の補助天井バーを適宜間隔をもっ
て対向する天井バーの2辺に直交状に、かつ、同一仕上
げ面に連結固定し、天井バーと第1の補助天井バー及び
2つの第1の補助天井バー間に第2の補助天井バーを直
交状に連結固定して天井グリッド内に複数の方形空間を
形成して、複数の方形空間内に天井パネルを架設するこ
とにより、天井下地材を用いることなく天井グリッドに
剛性をもたせることができ、面内剛性を有する方形空間
を形成することができる。また、天井パネルの設置位置
の交換を容易にすることができる。
【0011】また、第1の補助天井バーと天井バーとを
同一の断面形状にすると共に、少なくとも対向する2辺
を剛性の高い方形空間とすることにより、天井パネル架
設部に剛性をもたせることができ、構成部材の削減及び
施工の簡略化が図れる。
【0012】また、第1の補助天井バーと第2の補助天
井バーとを同一断面形状とすることにより、構成部材の
削減及び天井部の軽量化が図れると共に、在庫管理が容
易となる。
【0013】
【実施例】以下にこの発明の実施例を図面に基いて詳細
に説明する。
【0014】◎第一実施例 図1はこの発明の天井構造の第一実施例の全体の概略平
面図、図2はその要部の天井裏側から見た拡大斜視図、
図3は天井面側から見た要部の拡大斜視図が示されてい
る。
【0015】この発明の天井構造は、天井スラブ1にア
ンカー2をもって垂下される吊りボルト3に取付けられ
る高さ調整可能な吊持手段4(吊持金具)の下部に取付
けられる十字状の固定金具5にて天井バー6の交差部を
連結固定して方形状の天井グリッド7を形成してなり、
この天井グリッド7の対向する2辺の天井バー6に連結
金具50によって天井バー6と同形状の複数の第1の補
助天井バー60(以下に補助天井バーという)とを連結
固定して矩形空間7aを形成してなる。そして、矩形空
間7a内における対向する天井バー6と補助天井バー6
0又は補助天井バー60,60同士の対向する2辺に目
地連結金具70によって連結される複数の第2の補助天
井バー80(以下に目地バーという)と、天井バー6、
補助天井バー60にて形成される天井面が同一面状の方
形空間7b内に天井パネル8を架設してなる。
【0016】この場合、天井パネル8の架設以外の方形
空間7b内には天井設備90が設置されている。この天
井設備90は、例えば一対の照明機器91,91間に空
調機器(具体的には空気吹出口)を組込んだコアボック
ス、照明機器91自体、空調機器92自体、設備プレー
ト97にスピーカ94、スプリンクラ95あるいは煙探
知器96を組込んだ構造のもの等任意の構造のものがあ
る。
【0017】なお、任意の位置の天井バー6の上面と天
井スラブ1との間には天井バー6の水平方向の移動を防
止するための張架手段9が傾斜状に張設されている。
【0018】上記各天井グリッド7は2本の補助天井バ
ー60と6本の目地バー80によって9分割されてお
り、その9分割された方形空間7bにおける対向する天
井バー6、補助天井バー60及び目地バー80に設けら
れた後述する係止凸条6e,82を有する受溝6f,8
3に天井パネル8が架設されている。
【0019】この場合、天井パネル8は、図4、図6、
図7、図11及び図12に示すように、多数の小孔を穿
設した矩形状の金属製表面板8aと、この表面板8aの
裏面に配設されるグラスウール等の断熱・吸音材8bと
で構成されており、表面板8aの側辺に起立する起立縁
8cの上端に鉤状に折曲される係止垂下片8dが天井バ
ー6、補助天井バー60及び目地バー80の受溝6f,
83の係止凸条6e,82に着脱可能に係合されて天井
バー6と補助天井バー60及び目地バー80にて形成さ
れる方形空間7b内に架設されるようになっている。
【0020】吊持金具4は、図5に示すように、吊りボ
ルト3の下端部側のねじ部3aを水平方向に移動可能に
嵌挿する水平長孔4aを有する上部水平片4bと、固定
金具5の上面に載置固定される取付孔4gを有する下部
水平片4cと、これら上部水平片4bと下部水平片4c
とを連結する垂直片4dとからなるコ字状本体4eの側
辺に補強用リブ4fを折曲した構造となっている。この
ように構成される吊持金具4は、吊りボルト3のねじ部
3aを水平長孔4a内に嵌挿した状態で、上部水平片4
bの上方側及び下方側にねじ結合される上部ナット3b
と下部ナット3cの締結によって吊りボルト3に高さ調
整可能に取付けられている。
【0021】固定金具5は、図4及び図5に示すよう
に、中心に固定ボルト10を貫挿する透孔11を設けた
ボス部12と、ボス部12から4等分された放射線方向
に延在する断面逆U字状の天井バー保持部13とからな
る平面状態が十字状に形成されている。この場合、天井
バー保持部13には、先端側の両側辺から下方に向って
垂下して天井バー6を挾持すると共に下端に天井バー保
持爪14を有する一対の角度規制用の保持片15,15
が設けられている。この保持片15の上端側は天井バー
保持部13の側片16に切込み17をもって下方に垂下
されることにより、弾発性の確保が図られている。ま
た、保持片15,15が位置する水平面側には天井バー
6の上面6aに向って突入する締付ねじ18の取付用ね
じ孔を有するバーリング部19が設けらている。更に、
水平面の基端側には、天井バー6の上端に設けられた上
方が開口する狭隘開口溝6bの開口縁に係合する角度規
制のための係止爪20が下方に向って折曲されている。
この係止爪20は天井バー6の狭隘開口溝6b内に嵌合
されることによって天井バー6の直進度を維持すると共
に、保持片15と相俟って直交する天井バー6,6同士
の角度規制を行うことができる。
【0022】連結金具50は、図6ないし図8に示すよ
うに、矩形状基部51の両端の両側から下方に向って垂
下する互いに対峙する2組の保持脚部52を設けてな
り、両組の保持脚部52,52間に形成される開口部5
3に天井バー6が挾持され、対峙する保持脚部52,5
2間に補助天井バー60が挾持されるようになってい
る。また、保持脚部52の下端部には補助天井バー60
に係合する保持爪54が折曲されている。また、基部5
1の両端側には、締付けねじ18の取付用ねじ孔55を
有するバーリング部56が設けられており、保持爪54
によって補助天井バー60を仮保持した状態で締付けね
じ18をバーリング部56の取付用ねじ孔55にねじ込
むことによって補助天井バー60を固定することができ
るようになっている。
【0023】一方、天井バー6と補助天井バー60は、
例えばアルミニウム合金製押出形材にて同一形状に形成
されており、図5及び図8に示すように、断面が中空矩
形状の基部6cと、この基部6cの下面に垂下する断面
が逆T字状の天井パネル架設部6hとで主要部が構成さ
れている。この場合、基部6cは、上面6aに固定金具
5の係止爪20と係合する上方が開口する狭隘開口状凹
溝6bが沿設され、側壁面の下部には固定金具5の天井
バー保持爪14又は連結金具50の保持爪54と係合す
る垂下片6iが延在され、また、天井パネル架設部6h
は、基部6cの下面中央から垂下する垂直片6dの下端
に先端に係止凸条6eを起立する受溝6fを設けてな
る。このように天井バー6と補助天井バー60を形成す
ることにより、中空矩形状基部6cによって面剛性及び
直進性を高めることができ、垂下片6d及び狭隘開口状
凹溝6bを利用して固定金具5及び連結金具50の取付
けを容易かつ確実にすることができる。なお、天井バー
6の基部6cの中間側面には、固定金具5あるいは連結
金具50への連結のための位置出し用案内部である合せ
マーク6gが施されている(図4、図5及び図8参
照)。この合せマーク6gは例えば固定金具5の端部
縁、あるいは連結金具50の保持脚部52に合されて位
置出しが行われる。ここでは三角マークと直線とで形成
されているが、これに限らず、例えば線引き、切起し等
によって形成してもよい。
【0024】また、目地バー80は天井バー6及び補助
天井バー60と同様にアルミニウム合金製押出形材にて
形成されており、その形状は、図9に示すように、中空
矩形状の目地バー本体81と、この目地バー本体81の
下面両側から水平に延在する先端に係止凸条82を有す
る一対の受溝83とで主要部が構成されている。この場
合、目地バー本体81の内面底部中央には底部凸条84
が設けられ、また内面両側壁中央には側部凸条85が設
けられて、目地連結金具70との連結が確実に行えるよ
うになっている。
【0025】一方、目地連結金具70は、図9及び図1
0に示すように、スチール製の目地バークリップ71
(以下にクリップという)と、スチール製の目地バー落
下防止ばね部材72(以下に落下防止ばね部材という)
とで構成されている。この場合、クリップ71は、一端
に天井バー6又は補助天井バー60の受溝6fに係合す
る係止垂下片73を有し、他端に目地バー80の底部凸
条84と側部凸条85との間に挿入される挿入舌片74
とで構成され、挿入舌片74の係止垂下片側上面には挿
入舌片74の先端に向って傾斜状に起立する傾斜突起7
5が設けられている。なお、クリップ71の係止垂下片
73と挿入舌片74との間には、係止垂下片73が天井
バー6又は補助天井バー60の受溝6f内に確実に係合
するための幅を有する水平部76が設けられている。ま
た、落下防止ばね部材72は、一端に“く”字状の折曲
部77を介して天井バー6又は補助天井バー60の基部
6cの外側面に当接する当接片78を有し、他端に目地
バー80の底部凸条84と側部凸条85との間に挿入さ
れてクリップ71の挿入舌片74を押圧保持する保持舌
片79とで構成されており、保持舌片79の先端両側辺
には抜止めのためのテーパを有する係止翼片79aが上
方に向って傾斜状に起立されている。
【0026】上記のように構成される目地連結金具70
を用いて天井バー6又は補助天井バー60と目地バー8
0とを連結するには、まず、クリップ71の挿入舌片7
4を目地バー本体81の底部凸条84と側部凸条85と
の間に挿入する。次に、落下防止ばね部材72の保持舌
片79を目地バー本体81内に挿入されたクリップ71
の挿入舌片74と側部凸条85との間に挿入すると、保
持舌片79はクリップ71の傾斜突起75によって緩や
かな湾曲状に折曲されると共に、先端部の係止翼片79
aによって挿入舌片74が下方に押し付けられて、クリ
ップ71と落下防止ばね部材72が目地バー本体81内
に強固に挿入固定される。この状態において、落下防止
ばね部材72の当接片78を天井バー6又は補助天井バ
ー60に当接し、折曲部77を弾性変形させてクリップ
71の係止垂下片73を天井バー6又は補助天井バー6
0の受溝6fに係合させれば、折曲部77の弾発力によ
って係止垂下片73と受溝6fとが強固に係合して天井
バー6又は補助天井バー60と目地バー80とが直交状
に連結される。
【0027】次に、この発明の天井構造の施工手順につ
いて説明する。
【0028】まず、天井スラブ1にアンカー2をもって
吊りボルト3を垂下し、この吊りボルト3に吊持金具4
を上部及び下部ナット3b,3cをもって取付けた後、
吊持金具4の下面に固定ボルト10及び固定ナット10
aをもって固定金具5を固定する。
【0029】次に、図5に示すように、固定金具5の対
向する天井バー保持部13,13の保持片15,15間
に第1の天井バー6を貫挿挾持する。この際、天井バー
6に形成された合せマーク6gを固定金具5の端部縁に
合せて位置出しを行うと共に、第1の天井バー6の中間
部における狭隘開口状凹溝6b内に係止爪20を係合さ
せ、この第1の天井バー6と直交する方向の天井バー保
持部13の保持片15,15間に第2の天井バー6の端
部を挿入挾持すると共に、狭隘開口状凹溝6b内に係止
爪20を係合させて、第1及び第2の天井バー6,6を
T字状に天井バー保持爪14にて仮止め状態で保持す
る。この状態において、第1の天井バー6と第2の天井
バー6とは直交状に角度規制される。
【0030】以下同様に、第2の天井バー6の中間部を
保持する固定金具5の第2の天井バー6と直交する方向
の保持部13の保持片15,15間に第3の天井バー6
の端部を挿入すると共に、第3の天井バー6の狭隘開口
状凹溝6b内に係止爪20を係合させ、第3の天井バー
6の中間部を保持する固定金具5の第3の天井バー6と
直交する方向の保持部13の保持片15,15間に第4
の天井バー6の端部を挿入し、第4の天井バー6の中間
部を保持する固定金具5の第4の天井バー6と直交する
方向の保持部13の保持片15,15間に第1の天井バ
ー6の端部を挿入して、天井グリッド7を形成する。こ
の際、係止爪20と狭隘開口状凹溝6bの係合に沿って
各天井バー6を移動して天井バー6の距離間の位置合せ
した後、締付ねじ18をバーリング部19の取付用ねじ
孔を介して天井バー6の上面6aすなわち狭隘開口状凹
溝6bの底面に押付けることにより、天井バー6の基部
6cの下端すなわち垂下片6iが下方に押し下げられ、
保持爪14に押圧係止される。したがって、仮止め状態
と固定状態で天井バー6のレベルに変化を生じさせるこ
となく締付固定が可能となる。
【0031】上記のようにして形成される天井グリッド
7を基本として同様に順次、固定金具5にて天井バー6
を連結して同一平面状に複数の天井グリッド7を形成す
る。
【0032】次に、各天井グリッド7の対向する天井バ
ー6,6間の適宜位置に連結金具50をもって平行な2
本の補助天井バー60を架設して天井グリッド7を区画
して矩形空間7aを形成する。この際、連結金具50の
開口部53を天井バー6の中空矩形状基部6cに跨設さ
せた状態で連結金具50の各組の保持脚部52,52間
に補助天井バー60の端部を挾持させると共に、保持脚
部52の保持爪54によって補助天井バー60を仮保持
する。そして、バーリング部56の取付用ねじ孔55に
締付けねじ18をねじ込んで締付けねじ18を補助天井
バー60の上面6aすなわち狭隘開口状凹溝6bの底面
に押付けることにより、補助天井バー60の基部6cの
下端すなわち垂下片6iが下方に押し下げられ、保持爪
14に押圧係止される。したがって、天井バー6の場合
と同様に、仮止め状態と固定状態で補助天井バー60の
レベルに変化を生じさせることなく締付固定が可能とな
り、天井バー6と補助天井バー60の天井面すなわち仕
上げ面を同一面にすることができる。また、同一形状の
天井バー6と補助天井バー60にて矩形空間7aを形成
するので、矩形空間7aの剛性を高めることができる。
【0033】上記のようにして矩形空間7bを形成した
後、天井バー6と補助天井バー60の受溝6fの係止凸
条6eに天井パネル8を架設するのであるが、この際、
予め目地バー80の目地バー本体81内にクリップ71
と落下防止ばね部材72を挿入固定したものを、対向す
る天井バー6又は補助天井バー60に架設する。すなわ
ち、当接片78を天井バー6又は補助天井バー60に当
接し、折曲部77を弾性変形させてクリップ71の係止
垂下片73を天井バー6又は補助天井バー60の受溝6
fに係合させて、目地バー80を取付ける。そして、矩
形空間7a内に天井設備90を架設固定すると共に、天
井パネル8の係止垂下片8dを方形空間7bを形成する
天井バー6、補助天井バー60の受溝6f及び目地バー
80の受溝83に係合させて、天井パネル8を方形空間
7b内に架設して取付作業は完了する。なお、天井パネ
ル8を方形空間7b内に架設するには上方より天井パネ
ルを落し込んで取付けるのであるが、最後の1枚の天井
パネル8は、方形空間7bの対角線に沿って斜めに天井
裏側に一旦挿入した後、水平方向に回転して方形空間7
b内に落し込むことによって架設することができる。
【0034】◎第二実施例 上記第一実施例では、天井バー6と補助天井バー60と
が同一断面形状である場合について説明したが、必ずし
も天井バー6と補助天井バー60とは同一断面形状であ
る必要はなく、補助天井バー60と目地バー80とを同
一断面形状にすることも可能である。
【0035】すなわち、図13に示すように、補助天井
バーを、図9に示した目地バー80と同様に形成して
(以下に補助天井バー60aという)、目地連結金具7
0を用いて天井バー6に直交状に連結固定して矩形空間
7aを形成し、矩形空間7aにおける対向する天井バー
6と補助天井バー60a及び2つの補助天井バー60a
間に第2の目地連結金具70aをもって目地バー80を
直交状に連結固定して天井グリッド7内に複数の方形空
間7bを形成して、複数の方形空間7b内に天井パネル
8を架設してもよい。
【0036】上記第2の目地連結金具70aは、図14
に示すように、上記第一実施例の目地連結金具70と同
様に形成されるクリップ71と、落下防止ばね部材72
と、目地バー80を補助天井バー60aに連結保持する
受金具70bとで構成されている。この場合、受金具7
0bは、補助天井バー60aの本体81を跨いで嵌合す
る一対の挾持脚部70cと、この挾持脚部70cの上端
に落下防止ばね部材72の“く”字状折曲部77と係合
する傾斜部70dを介して両挾持脚部70cを連結する
連結部70eとで構成されており、両挾持脚部70bの
中間部には内方すなわち補助天井バー60aの本体側面
に向って上向きに切起こされた切起し片70fが形成さ
れている。この切起し片70fは、受金具70bを補助
天井バー60aの本体81に嵌合させた際に、弾性力に
よって補助天井バー60aの側面に当接して、上方への
浮き上がりを防止することができるようになっている
(図15参照)。
【0037】上記のように構成される第2の目地連結金
具70aを用いて補助天井バー60aと目地バー80と
を連結するには、上記第一実施例と同様に、まず、クリ
ップ71の挿入舌片74を目地バー本体81の底部凸条
84と側部凸条85との間に挿入する。次に、落下防止
ばね部材72の保持舌片79を目地バー本体81内に挿
入されたクリップ71の挿入舌片74と側部凸条85と
の間に挿入すると、保持舌片79はクリップ71の傾斜
突起75によって緩やかな湾曲状に折曲されると共に、
先端部の係止翼片79aによって挿入舌片74が下方に
押し付けられて、クリップ71と落下防止ばね部材72
が目地バー本体81内に強固に挿入固定される。この状
態において、落下防止ばね部材72の当接片78を補助
天井バー60aに予め嵌合された受金具70bの連結部
70eの側面に当接すると共に、折曲部77を受金具7
0bの傾斜部70dに当接し、そして、折曲部77を弾
性変形させてクリップ71の係止垂下片73を補助天井
バー60aの受溝83に係合させれば、折曲部77の弾
発力によって係止垂下片73と受溝83とが強固に係合
して補助天井バー60aと目地バー80とを直交状に連
結することができる。
【0038】なお、補助天井バー60aは上記第一実施
例の補助天井バー60と目地バー80との連結と同様に
クリップ71と落下防止ばね部材72によって天井バー
6に連結される。また、第二実施例において、その他は
上記第一実施例と同じであるので、同一部分には同一符
号を付して、その説明は省略する。
【0039】なお、上記実施例では天井グリッド7内に
形成される方形空間7bが9つの場合について説明した
が、方形空間7bの数は任意に形成することができ、例
えば天井グリッド7内を4つの方形空間7bに区画する
こともできる。
【0040】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明の天井
構造によれば上記のように構成されているので、以下の
ような効果が得られる。
【0041】1)請求項1記載の天井構造によれば、吊
持手段で吊持される固定金具にて天井バーの交差部を連
結固定して天井グリッドを形成し、天井グリッド内には
複数の第1の補助天井バーを適宜間隔をもって対向する
天井バーの2辺に直交状に、かつ、同一仕上げ面に連結
固定し、天井バーと第1の補助天井バー及び2つの第1
の補助天井バー間に第2の補助天井バーを直交状に連結
固定して天井グリッド内に複数の方形空間を形成して、
複数の方形空間内に天井パネルを架設するので、天井下
地材を用いることなく天井グリッドに剛性をもたせるこ
とができ、面内剛性を有する方形空間を形成することが
できる。また、天井パネルを任意の方形空間に設置する
ことができると共に、設置位置の交換を容易にすること
ができる。
【0042】2)請求項2記載の天井構造によれば、第
1の補助天井バーと天井バーとを同一の断面形状にする
と共に、少なくとも対向する2辺を剛性の高い方形空間
とするので、天井パネル架設部に剛性をもたせることが
でき、構成部材の削減及び施工の簡略化が図れる。
【0043】3)請求項3記載の天井構造によれば、第
1の補助天井バーと第2の補助天井バーとを同一断面形
状とするので、構成部材の削減及び天井部の軽量化が図
れると共に、在庫管理が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の天井構造の第一実施例の全体を示す
概略平面図である。
【図2】第一実施例の天井構造の要部を示す天井裏側か
ら見た拡大斜視図である。
【図3】第一実施例の天井構造の要部を示す天井面側か
ら見た拡大斜視図である。
【図4】この発明における天井バーの連結状態を示す断
面図である。
【図5】この発明における天井バーの連結状態を示す分
解斜視図である。
【図6】第一実施例における天井バーと補助天井バーと
の連結状態を示す断面図である。
【図7】図6の VII−VII 線に沿う断面図である。
【図8】第一実施例における天井バーと補助天井バーと
の連結状態を示す分解斜視図である。
【図9】この発明における目地バーの連結金具を示す分
解斜視図である。
【図10】第一実施例における天井バー、補助天井バー
と目地バーとの連結状態を示す断面図である。
【図11】図1のXI−XI線に沿う断面図である。
【図12】図11の XII−XII 線に沿う断面図である。
【図13】この発明の天井構造の第二実施例の全体を示
す概略平面図である。
【図14】第二実施例における第2の目地連結金具を示
す分解斜視図である。
【図15】第二実施例における補助天井バーと目地バー
との連結状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 天井スラブ 3 吊りボルト 4 吊持金具(吊持手段) 5 固定金具 6 天井バー 6f 受溝 7 天井グリッド 7a 矩形空間 7b 方形空間 8 天井パネル 8d 係止垂下片 50 連結金具 60,60a 第1の補助天井バー 70 目地連結金具 70a 第2の目地連結金具 80 目地バー(第2の補助天井バー) 83 受溝
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 7521−2E E04B 5/57 W (72)発明者 細谷 秀靖 東京都千代田区内幸町一丁目1番1号 株 式会社ナカ技術研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井スラブから垂下される吊持手段を介
    して吊持される複数の天井バー間に天井パネルを架設し
    てなる天井構造において、 上記吊持手段で吊持される固定金具にて上記天井バーの
    交差部を連結固定して天井グリッドを形成し、 上記天井グリッド内には複数の第1の補助天井バーを適
    宜間隔をもって対向する天井バーの2辺に直交状に、か
    つ、同一仕上げ面に連結固定し、 上記天井バーと第1の補助天井バー及び2つの第1の補
    助天井バー間に第2の補助天井バーを直交状に連結固定
    して天井グリッド内に複数の方形空間を形成して、 上記複数の方形空間内に天井パネルを架設してなること
    を特徴とする天井構造。
  2. 【請求項2】 第1の補助天井バーと天井バーとを同一
    の断面形状にすると共に、少なくとも対向する2辺を剛
    性の高い方形空間としたことを特徴とする請求項1記載
    の天井構造。
  3. 【請求項3】 第1の補助天井バーと第2の補助天井バ
    ーとを同一断面形状としたことを特徴とする請求項1記
    載の天井構造。
JP4070012A 1992-02-21 1992-02-21 天井構造 Pending JPH05230926A (ja)

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