JPH05105784A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents
熱可塑性樹脂組成物Info
- Publication number
- JPH05105784A JPH05105784A JP26764591A JP26764591A JPH05105784A JP H05105784 A JPH05105784 A JP H05105784A JP 26764591 A JP26764591 A JP 26764591A JP 26764591 A JP26764591 A JP 26764591A JP H05105784 A JPH05105784 A JP H05105784A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- ethylene
- component
- vinyl acetate
- polyolefin
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 成形加工性、剛性、耐熱性、耐衝撃性、ガス
バリア性、耐油性、耐薬品性、耐水性等の物性のバラン
スが極めて良好でかつ、フィルム、シート等成形加工時
の外観及び透明性の優れた新規な熱可塑性樹脂組成物を
提供すること。 【構成】 ポリオレフィン5〜95重量%、芳香族ポリ
エステル及び、又はポリアミド1〜90重量%、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体ケン化物1〜90重量%からな
る樹脂組成物100重量部に対して塩素化ポリエチレン
1〜20重量部、低分子量ポリオレフィン1〜20重
量部配合することを特徴とする熱可塑性樹脂組成物。
バリア性、耐油性、耐薬品性、耐水性等の物性のバラン
スが極めて良好でかつ、フィルム、シート等成形加工時
の外観及び透明性の優れた新規な熱可塑性樹脂組成物を
提供すること。 【構成】 ポリオレフィン5〜95重量%、芳香族ポリ
エステル及び、又はポリアミド1〜90重量%、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体ケン化物1〜90重量%からな
る樹脂組成物100重量部に対して塩素化ポリエチレン
1〜20重量部、低分子量ポリオレフィン1〜20重
量部配合することを特徴とする熱可塑性樹脂組成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成形や押出成形等
により、成形品、シート、あるいは、フィルム等として
利用できる新規な熱可塑性樹脂組成物に関するものであ
る。更に詳しくは、ポリオレフィンと芳香族ポリエステ
ル及び、又はポリアミド、そしてエチレン−酢酸ビニル
共重合体ケン化物との相溶性が著しく改善された組成物
に関するものである。
により、成形品、シート、あるいは、フィルム等として
利用できる新規な熱可塑性樹脂組成物に関するものであ
る。更に詳しくは、ポリオレフィンと芳香族ポリエステ
ル及び、又はポリアミド、そしてエチレン−酢酸ビニル
共重合体ケン化物との相溶性が著しく改善された組成物
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリオレフィンは成形加工性、強靭性、
耐水性、耐有機溶剤性、耐薬品性などに優れ、低比重で
安価であることから各種成形品やフィルム、シート等に
従来から広く利用されている。しかしポリオレフィン
は、耐熱性、剛性がそれ程高くなく、新規な用途開拓を
はかるためには、これらを更に改良することが望まれて
いた。一方、ポリエステルは、その優れた特性から電気
及び電子機器部品、自動車部品などの広い分野で使用さ
れている。しかしポリエステルは、耐衝撃性、特にノッ
チ付衝撃強さが劣るため、従来から多くの改善方法が提
案されてきた。例えば、芳香族ポリエステルに、エチレ
ンと炭素数3以上のα−オレフィンとの共重合体に対し
てα,β−不飽和ジカルボン酸または、その誘導体をグ
ラフト重合して得た変性エチレン重合体をブレンドする
方法がよく知られているが、この方法においては、耐衝
撃性はいくぶん改善されるものの依然として耐衝撃性の
要求が厳しい用途に用いるには不十分であり、その上成
形品表面にパール光沢などが生じ、外観が悪いという問
題点があった。又、ポリエチレンとポリアミドとを配合
し、双方の特徴を有する熱可塑性樹脂を作り出そうとい
う試みや、ナイロンとエチレン−酢酸ビニル共重合体ケ
ン化物とを配合し、ガスバリア性を向上させようという
試みも従来より行われている。しかしこれらの組成物
は、一般に相溶性が悪く、押出成形によりフイルム、シ
ート、ボトルなどを成形すると、不均一な相分離を生じ
やすく、著しく外観を損ねると共に、透明性という点に
おいても不十分なものしか得られていなかった。
耐水性、耐有機溶剤性、耐薬品性などに優れ、低比重で
安価であることから各種成形品やフィルム、シート等に
従来から広く利用されている。しかしポリオレフィン
は、耐熱性、剛性がそれ程高くなく、新規な用途開拓を
はかるためには、これらを更に改良することが望まれて
いた。一方、ポリエステルは、その優れた特性から電気
及び電子機器部品、自動車部品などの広い分野で使用さ
れている。しかしポリエステルは、耐衝撃性、特にノッ
チ付衝撃強さが劣るため、従来から多くの改善方法が提
案されてきた。例えば、芳香族ポリエステルに、エチレ
ンと炭素数3以上のα−オレフィンとの共重合体に対し
てα,β−不飽和ジカルボン酸または、その誘導体をグ
ラフト重合して得た変性エチレン重合体をブレンドする
方法がよく知られているが、この方法においては、耐衝
撃性はいくぶん改善されるものの依然として耐衝撃性の
要求が厳しい用途に用いるには不十分であり、その上成
形品表面にパール光沢などが生じ、外観が悪いという問
題点があった。又、ポリエチレンとポリアミドとを配合
し、双方の特徴を有する熱可塑性樹脂を作り出そうとい
う試みや、ナイロンとエチレン−酢酸ビニル共重合体ケ
ン化物とを配合し、ガスバリア性を向上させようという
試みも従来より行われている。しかしこれらの組成物
は、一般に相溶性が悪く、押出成形によりフイルム、シ
ート、ボトルなどを成形すると、不均一な相分離を生じ
やすく、著しく外観を損ねると共に、透明性という点に
おいても不十分なものしか得られていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ポリオレフ
ィンと芳香族ポリエステル及び、又はポリアミド、とエ
チレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物に、複数の相溶化
剤を配合することにより、分散粒子径を1μm以下にミ
クロに均一分散させ、成形加工性、剛性、耐熱性、耐衝
撃性、ガスバリア性、耐油性、耐薬品性、耐水性等の物
性のバランスがきわめて良好でかつ、フィルム、シート
等成形加工時の外観及び透明性の優れた新規な熱可塑性
樹脂組成物を提供することを目的とするものである。
ィンと芳香族ポリエステル及び、又はポリアミド、とエ
チレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物に、複数の相溶化
剤を配合することにより、分散粒子径を1μm以下にミ
クロに均一分散させ、成形加工性、剛性、耐熱性、耐衝
撃性、ガスバリア性、耐油性、耐薬品性、耐水性等の物
性のバランスがきわめて良好でかつ、フィルム、シート
等成形加工時の外観及び透明性の優れた新規な熱可塑性
樹脂組成物を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、(A)ポリオ
レフィン5〜95重量%及び(B)芳香族ポリエステル
及び、又はポリアミド1〜90重量%、(C)エチレン
−酢酸ビニル共重合体ケン化物1〜90重量%からなる
樹脂組成物100重量部に対して、(D)塩素化ポリエ
チレン1〜20重量部及び、(E)低分子量ポリオレフ
ィン1〜20重量部からなることを特徴とする熱可塑性
樹脂組成物に関するものである。
レフィン5〜95重量%及び(B)芳香族ポリエステル
及び、又はポリアミド1〜90重量%、(C)エチレン
−酢酸ビニル共重合体ケン化物1〜90重量%からなる
樹脂組成物100重量部に対して、(D)塩素化ポリエ
チレン1〜20重量部及び、(E)低分子量ポリオレフ
ィン1〜20重量部からなることを特徴とする熱可塑性
樹脂組成物に関するものである。
【0005】本発明に、用いられるポリオレフィン
(A)としては例えば、エチレン、プロピレン、ブテン
−1、ペンテン−1、ヘキセン−1、3−メチルブテン
−1、オクテン−1等のα−オレフィンの単独重合体、
ランダムまたはブロック等の共重合体、これらα−オレ
フィンの過半重量と他の不飽和単量体とのランダム、ブ
ロックもしくはグラフト等の共重合体、またはこれら重
合体の酸化、ハロゲン化、スルホン化したものであり、
少なくとも部分的に結晶性を示すものである。 ここで他の不飽和単量体としては例えば、アクリル酸、
メタクリル酸、マレイン酸、イタコン酸、アクリル酸メ
チル、アクリル酸エチル、メタクリル酸メチル、無水マ
レイン酸アリールマレイン酸イミド、アルキルマレイン
酸イミド等の不飽和有機酸またはその誘導体、及び酢酸
ビニル、酪酸ビニル等のビニルエステル、スチレン、メ
チルスチレン等の芳香族ビニル化合物、ビニルトリメチ
ルメトキシシラン、γ−メタクリロイルオキシプロピル
トリメトキシシラン等のビニルシラン、ジシクロペンタ
ジエン、4−エチリデン−2−ノルボルネン等の非共役
ジエンなどを用いることができる。共重合の場合には、
α−オレフィンや他の単量体は、2種に限らず、複数種
からなるものであってもよい。
(A)としては例えば、エチレン、プロピレン、ブテン
−1、ペンテン−1、ヘキセン−1、3−メチルブテン
−1、オクテン−1等のα−オレフィンの単独重合体、
ランダムまたはブロック等の共重合体、これらα−オレ
フィンの過半重量と他の不飽和単量体とのランダム、ブ
ロックもしくはグラフト等の共重合体、またはこれら重
合体の酸化、ハロゲン化、スルホン化したものであり、
少なくとも部分的に結晶性を示すものである。 ここで他の不飽和単量体としては例えば、アクリル酸、
メタクリル酸、マレイン酸、イタコン酸、アクリル酸メ
チル、アクリル酸エチル、メタクリル酸メチル、無水マ
レイン酸アリールマレイン酸イミド、アルキルマレイン
酸イミド等の不飽和有機酸またはその誘導体、及び酢酸
ビニル、酪酸ビニル等のビニルエステル、スチレン、メ
チルスチレン等の芳香族ビニル化合物、ビニルトリメチ
ルメトキシシラン、γ−メタクリロイルオキシプロピル
トリメトキシシラン等のビニルシラン、ジシクロペンタ
ジエン、4−エチリデン−2−ノルボルネン等の非共役
ジエンなどを用いることができる。共重合の場合には、
α−オレフィンや他の単量体は、2種に限らず、複数種
からなるものであってもよい。
【0006】本発明に用いられる芳香族ポリエステル
(B)とは、芳香環を重合体の連鎖単位に有するポリエ
ステルで、通常芳香族ジカルボン酸(あるいは、そのエ
ステル形成性誘導体)とジオール(あるいは、そのエス
テル形成性誘導体)とを主成分とする縮合反応により得
られる重合体ないしは共重合体である。ここでいう芳香
族ジカルボン酸としては通常テレフタル酸、イソフタル
酸、オルトフタル酸、1,5−ナフタレンジカルボン
酸、2,5−ナフタレンジカルボン酸、2,6−ナフタ
レンジカルボン酸、4,4’−ビフェニルジカルボン
酸、3,3’−ビフェニルジカルボン酸、4,4’−ジ
フェニルエーテルジカルボン酸、4,4’−ジフェニル
メタンジカルボン酸、4,4’−ジフェニルスルホンジ
カルボン酸、4,4’−ジフェニルイソプロピリデンジ
カルボン酸、1,2−ビス(フェノキシ)エタン−4,
4’−ジカルボン酸、2,5−アントラセンジカルボン
酸、2,6−アントラセンジカルボン酸、4,4’−p
−ターフェニレンジカルボン酸、2,5−ピリジンジカ
ルボン酸などであり、テレフタル酸が好ましく使用でき
る。これらの芳香族ジカルボン酸は、二種以上を混合し
て使用してもよい。なお少量であれば、これらの芳香族
ジカルボン酸とともにアジピン酸、アゼライン酸、セバ
シン酸、ドデカンジカルボン酸などの脂肪族ジカルボン
酸、シクロヘキサンジカルボン酸などの脂環族ジカルボ
ン酸を一種以上混合使用することができる。また、ジオ
ール成分としては、通常エチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレングリコ
ール、ネオペンチルグリコール、2−メチル−1,3−
プロパンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレ
ングリコールなどの脂肪族ジオール、1,4−シクロヘ
キサンジメタノールなどの脂環族ジオールなど、および
それらの混合物などが好ましくあげられる。なお、少量
であれば、分子量400〜6000の長鎖ジオール、す
なわちポリエチレングリコール、ポリ−1,3−プロピ
レングリコール、ポリテトラメチレングリコールなどを
一種以上共重合させてもよい。本発明で使用する好まし
い芳香族ポリエステル(B)の例としては、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ
ヘキサメチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,6
−ナフタレート、ポリエチレン−1,2−ビス(フェノ
キシ)エタン−4,4’−ジカルボキシレートなどがあ
げられる。
(B)とは、芳香環を重合体の連鎖単位に有するポリエ
ステルで、通常芳香族ジカルボン酸(あるいは、そのエ
ステル形成性誘導体)とジオール(あるいは、そのエス
テル形成性誘導体)とを主成分とする縮合反応により得
られる重合体ないしは共重合体である。ここでいう芳香
族ジカルボン酸としては通常テレフタル酸、イソフタル
酸、オルトフタル酸、1,5−ナフタレンジカルボン
酸、2,5−ナフタレンジカルボン酸、2,6−ナフタ
レンジカルボン酸、4,4’−ビフェニルジカルボン
酸、3,3’−ビフェニルジカルボン酸、4,4’−ジ
フェニルエーテルジカルボン酸、4,4’−ジフェニル
メタンジカルボン酸、4,4’−ジフェニルスルホンジ
カルボン酸、4,4’−ジフェニルイソプロピリデンジ
カルボン酸、1,2−ビス(フェノキシ)エタン−4,
4’−ジカルボン酸、2,5−アントラセンジカルボン
酸、2,6−アントラセンジカルボン酸、4,4’−p
−ターフェニレンジカルボン酸、2,5−ピリジンジカ
ルボン酸などであり、テレフタル酸が好ましく使用でき
る。これらの芳香族ジカルボン酸は、二種以上を混合し
て使用してもよい。なお少量であれば、これらの芳香族
ジカルボン酸とともにアジピン酸、アゼライン酸、セバ
シン酸、ドデカンジカルボン酸などの脂肪族ジカルボン
酸、シクロヘキサンジカルボン酸などの脂環族ジカルボ
ン酸を一種以上混合使用することができる。また、ジオ
ール成分としては、通常エチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレングリコ
ール、ネオペンチルグリコール、2−メチル−1,3−
プロパンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレ
ングリコールなどの脂肪族ジオール、1,4−シクロヘ
キサンジメタノールなどの脂環族ジオールなど、および
それらの混合物などが好ましくあげられる。なお、少量
であれば、分子量400〜6000の長鎖ジオール、す
なわちポリエチレングリコール、ポリ−1,3−プロピ
レングリコール、ポリテトラメチレングリコールなどを
一種以上共重合させてもよい。本発明で使用する好まし
い芳香族ポリエステル(B)の例としては、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリ
ヘキサメチレンテレフタレート、ポリエチレン−2,6
−ナフタレート、ポリエチレン−1,2−ビス(フェノ
キシ)エタン−4,4’−ジカルボキシレートなどがあ
げられる。
【0007】また、ポリアミド(B)の例としては、ナ
イロン6、ナイロン11、ナイロン12などのポリラク
タム類、ナイロン6,6、ナイロン6,10、ナイロン
6,12などのジカルボン酸とジアミンとから得られる
ポリアミド類、ナイロン6/6,12、ナイロン6/
6,6/6,10、ナイロン6/6,6/6,12、ナ
イロン6/6T(T;テレフタル酸成分)などの共重合
ポリアミド類、またはこれらの混合物などの高アミノ末
端ポリアミドが挙げられる。
イロン6、ナイロン11、ナイロン12などのポリラク
タム類、ナイロン6,6、ナイロン6,10、ナイロン
6,12などのジカルボン酸とジアミンとから得られる
ポリアミド類、ナイロン6/6,12、ナイロン6/
6,6/6,10、ナイロン6/6,6/6,12、ナ
イロン6/6T(T;テレフタル酸成分)などの共重合
ポリアミド類、またはこれらの混合物などの高アミノ末
端ポリアミドが挙げられる。
【0008】また、本発明に用いられるエチレン−酢酸
ビニル共重合体ケン化物(C)の例としては、エチレン
と酢酸ビニルとの共重合体を一般に行われる方法でケン
化させることによって製造することができる。エチレン
−酢酸ビニル共重合体中のエチレンの共重合割合は、一
般には20〜80モル%であり、特に25〜75モル%
が好ましい。エチレンの共重合割合が20モル%未満で
は、成形加工性の点で問題がある。一方、80モル%を
越えると、ガスバリア性の点で不満足である。又、ケン
化度は通常90モル%以上であり、とりわけ95%以上
が望ましい。
ビニル共重合体ケン化物(C)の例としては、エチレン
と酢酸ビニルとの共重合体を一般に行われる方法でケン
化させることによって製造することができる。エチレン
−酢酸ビニル共重合体中のエチレンの共重合割合は、一
般には20〜80モル%であり、特に25〜75モル%
が好ましい。エチレンの共重合割合が20モル%未満で
は、成形加工性の点で問題がある。一方、80モル%を
越えると、ガスバリア性の点で不満足である。又、ケン
化度は通常90モル%以上であり、とりわけ95%以上
が望ましい。
【0009】次に、本発明において使用する塩素化ポリ
エチレン(D)とは、塩素含有量が20〜45重量%、
メルトフローレイト(180℃、21.6kg)が1〜
130のものである。
エチレン(D)とは、塩素含有量が20〜45重量%、
メルトフローレイト(180℃、21.6kg)が1〜
130のものである。
【0010】また、本発明に用いられる低分子量ポリオ
レフィン(E)の例としては、平均分子量が約2000
0以下のポリオレフィンオリゴマーで、例えばポリエチ
レン、ポリプロピレン等のオリゴマー及びこれらの変性
物、例えばマレイン酸、フマル酸、カルボン酸、更には
これらの無水物、及び水酸基等を化学的に結合して得ら
れるものが挙げられる。中でも、平均分子量が1000
〜6000のポリエチレン、及びポリプロピレンオリゴ
マーの末端を無水マレイン酸変性したもので、その含有
量が5重量%以上のものが特に好ましい。
レフィン(E)の例としては、平均分子量が約2000
0以下のポリオレフィンオリゴマーで、例えばポリエチ
レン、ポリプロピレン等のオリゴマー及びこれらの変性
物、例えばマレイン酸、フマル酸、カルボン酸、更には
これらの無水物、及び水酸基等を化学的に結合して得ら
れるものが挙げられる。中でも、平均分子量が1000
〜6000のポリエチレン、及びポリプロピレンオリゴ
マーの末端を無水マレイン酸変性したもので、その含有
量が5重量%以上のものが特に好ましい。
【0011】本発明による熱可塑性樹脂組成物におい
て、ポリオレフィン(A)5〜95重量%、ポリエステ
ル及び、又はポリアミド(B)1〜90重量%、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体ケン化物(C)1〜90重量%
からなる樹脂組成物100重量部に対して、さらに塩素
化ポリエチレン(D)は1〜20重量部、(E)低分子
量ポリオレフィン1〜20重量部配合しなければならな
い。(A)成分の含量が5重量%より少ない場合は、成
形加工性、耐水性、及び耐薬品性が十分でなく、95重
量%より多い場合は、耐熱性、剛性において好ましい性
質が得られない。また、(B)成分の含量が1重量%よ
り少ない場合は、耐熱性が十分でなく、90重量%より
多い場合は、耐水性が不十分である。また、(C)成分
の含量が1重量%より少ない場合は、ガスバリア性が十
分でなく、90重量%より多い場合は、耐水性が不十分
である。また、(D)、(E)成分については、含量が
1重量部より少ない場合は、樹脂組成物の相溶分散性に
問題があり、分散粒子径が数十〜数百μmと大きく、外
観、及び透明性が不十分である。又、含量が、20重量
部より多い場合は、耐熱性、耐衝撃性、剛性等の低下が
著しく好ましい結果が得られない。更に、必要に応じて
基本的性質を損なわない範囲で添加剤、例えば染顔料、
安定剤、可塑剤、帯電防止剤、紫外線吸収剤、酸化防止
剤、滑剤、充填材等を添加することもできる。
て、ポリオレフィン(A)5〜95重量%、ポリエステ
ル及び、又はポリアミド(B)1〜90重量%、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体ケン化物(C)1〜90重量%
からなる樹脂組成物100重量部に対して、さらに塩素
化ポリエチレン(D)は1〜20重量部、(E)低分子
量ポリオレフィン1〜20重量部配合しなければならな
い。(A)成分の含量が5重量%より少ない場合は、成
形加工性、耐水性、及び耐薬品性が十分でなく、95重
量%より多い場合は、耐熱性、剛性において好ましい性
質が得られない。また、(B)成分の含量が1重量%よ
り少ない場合は、耐熱性が十分でなく、90重量%より
多い場合は、耐水性が不十分である。また、(C)成分
の含量が1重量%より少ない場合は、ガスバリア性が十
分でなく、90重量%より多い場合は、耐水性が不十分
である。また、(D)、(E)成分については、含量が
1重量部より少ない場合は、樹脂組成物の相溶分散性に
問題があり、分散粒子径が数十〜数百μmと大きく、外
観、及び透明性が不十分である。又、含量が、20重量
部より多い場合は、耐熱性、耐衝撃性、剛性等の低下が
著しく好ましい結果が得られない。更に、必要に応じて
基本的性質を損なわない範囲で添加剤、例えば染顔料、
安定剤、可塑剤、帯電防止剤、紫外線吸収剤、酸化防止
剤、滑剤、充填材等を添加することもできる。
【0012】また本発明の応用として、ポリオレフィン
層、ナイロン層、芳香族ポリエステル層、エチレンー酢
酸ビニル共重合体けん化物層及び接着層などを含む2層
以上の多層フイルム、例えば、低密度ポリエチレン層/
接着層/ナイロン層/エチレン−酢酸ビニル共重合体ケ
ン化物層、低密度ポリエチレン層/接着層/エチレン−
酢酸ビニル共重合体ケン化物層/接着層/芳香族ポリエ
ステル層、低密度ポリエチレン層/接着層/ナイロン層
/エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物層/接着層/
芳香族ポリエステル層などの多層フイルムのスクラップ
を粉砕機あるいは造粒機等によって破砕又は粒状等にし
たものに塩素化ポリエチレン、低分子量ポリオレフィン
を混練することにより均一な組成とし、透明性が良好で
機械的強度がより優れた回収再生物が得られる。この再
生物を更に多層フイルムの1層として使用するか、他の
成形用の材料としても使用できる。
層、ナイロン層、芳香族ポリエステル層、エチレンー酢
酸ビニル共重合体けん化物層及び接着層などを含む2層
以上の多層フイルム、例えば、低密度ポリエチレン層/
接着層/ナイロン層/エチレン−酢酸ビニル共重合体ケ
ン化物層、低密度ポリエチレン層/接着層/エチレン−
酢酸ビニル共重合体ケン化物層/接着層/芳香族ポリエ
ステル層、低密度ポリエチレン層/接着層/ナイロン層
/エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物層/接着層/
芳香族ポリエステル層などの多層フイルムのスクラップ
を粉砕機あるいは造粒機等によって破砕又は粒状等にし
たものに塩素化ポリエチレン、低分子量ポリオレフィン
を混練することにより均一な組成とし、透明性が良好で
機械的強度がより優れた回収再生物が得られる。この再
生物を更に多層フイルムの1層として使用するか、他の
成形用の材料としても使用できる。
【0013】
【実施例】以下、実施例により、本発明を説明するが、
これは単なる例示であり、本発明はこれに限定されるも
のではない。なお、実施例では、0.05mmのT−ダ
イシートを使用し、光線透過率、及びHAZEはAST
M−D1003により、また、引張試験はASTM−D
638、アイゾット衝撃試験はASTM−D256によ
って測定した結果である。また、外観については目視に
より判定した。配合組成及び各特性値の結果は表1〜表
5に示した。
これは単なる例示であり、本発明はこれに限定されるも
のではない。なお、実施例では、0.05mmのT−ダ
イシートを使用し、光線透過率、及びHAZEはAST
M−D1003により、また、引張試験はASTM−D
638、アイゾット衝撃試験はASTM−D256によ
って測定した結果である。また、外観については目視に
より判定した。配合組成及び各特性値の結果は表1〜表
5に示した。
【0014】(実施例1〜4)(A)成分としては低密
度ポリエチレン(LDPE)を使用し、(B)成分とし
てはテレフタール酸及び2種のジオール成分、エチレン
グリコールと1,4−シクロヘキサンジメタノールより
得られる共重合ポリエステル(PET−G)を使用し、
(C)成分としてはエチレン含有率44%のエチレン−
酢酸ビニル共重合体ケン化物(EVOH)を使用し、さ
らに(D)成分としては、塩素含有量が31.5重量
%、メルトフローレイトが120の塩素化ポリエチレン
(CPE)を使用し、(E)成分としては、平均分子量
が2000のポリエチレンオリゴマーの末端を無水マレ
イン酸変性したもので、その含有量が約5重量%のもの
(LMW−PE)を使用した。
度ポリエチレン(LDPE)を使用し、(B)成分とし
てはテレフタール酸及び2種のジオール成分、エチレン
グリコールと1,4−シクロヘキサンジメタノールより
得られる共重合ポリエステル(PET−G)を使用し、
(C)成分としてはエチレン含有率44%のエチレン−
酢酸ビニル共重合体ケン化物(EVOH)を使用し、さ
らに(D)成分としては、塩素含有量が31.5重量
%、メルトフローレイトが120の塩素化ポリエチレン
(CPE)を使用し、(E)成分としては、平均分子量
が2000のポリエチレンオリゴマーの末端を無水マレ
イン酸変性したもので、その含有量が約5重量%のもの
(LMW−PE)を使用した。
【0015】(実施例5〜6)(A)成分としてはLD
PEを使用し、(B)成分としてはポリエチレンテレフ
タレート(PET)を使用し、(C)成分としてはエチ
レン含有率44%のエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン
化物(EVOH)を使用し、(D)成分としては塩素含
有量が31.5重量%、メルトフローレイトが120の
CPEを使用し、(E)成分としては、平均分子量が2
000のポリエチレンオリゴマーの末端を無水マレイン
酸変性したもので、その含有量が約5重量%のもの(L
MW−PE)を使用した。
PEを使用し、(B)成分としてはポリエチレンテレフ
タレート(PET)を使用し、(C)成分としてはエチ
レン含有率44%のエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン
化物(EVOH)を使用し、(D)成分としては塩素含
有量が31.5重量%、メルトフローレイトが120の
CPEを使用し、(E)成分としては、平均分子量が2
000のポリエチレンオリゴマーの末端を無水マレイン
酸変性したもので、その含有量が約5重量%のもの(L
MW−PE)を使用した。
【0016】(実施例7〜9)(A)成分としてはLD
PEを使用し、(B)成分としてはPET−G及びナイ
ロン6(6Ny)を使用し、(C)成分としてはエチレ
ン含有率44%のエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化
物(EVOH)を使用し、(D)成分としては塩素含有
量が31.5重量%、メルトフローレイト(180℃,
21.6kg)が120のCPEを使用し、(E)成分
としては、平均分子量が2000のポリエチレンオリゴ
マーの末端を無水マレイン酸変性したもので、その含有
量が約5重量%のもの(LMW−PE)を使用した。
PEを使用し、(B)成分としてはPET−G及びナイ
ロン6(6Ny)を使用し、(C)成分としてはエチレ
ン含有率44%のエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化
物(EVOH)を使用し、(D)成分としては塩素含有
量が31.5重量%、メルトフローレイト(180℃,
21.6kg)が120のCPEを使用し、(E)成分
としては、平均分子量が2000のポリエチレンオリゴ
マーの末端を無水マレイン酸変性したもので、その含有
量が約5重量%のもの(LMW−PE)を使用した。
【0017】(実施例10〜12)(A)成分としてはLD
PEを使用し、(B)成分としてはナイロン6(6N
y)を使用し、(C)成分としてはエチレン含有率44
%のエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物(EVO
H)を使用し、(D)成分としては塩素含有量が31.
5重量%、メルトフローレイト(180℃,21.6k
g)が120のCPEを使用し、(E)成分としては、
平均分子量が2000のポリエチレンオリゴマーの末端
を無水マレイン酸変性したもので、その含有量が約5重
量%のもの(LMW−PE)を使用した。
PEを使用し、(B)成分としてはナイロン6(6N
y)を使用し、(C)成分としてはエチレン含有率44
%のエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物(EVO
H)を使用し、(D)成分としては塩素含有量が31.
5重量%、メルトフローレイト(180℃,21.6k
g)が120のCPEを使用し、(E)成分としては、
平均分子量が2000のポリエチレンオリゴマーの末端
を無水マレイン酸変性したもので、その含有量が約5重
量%のもの(LMW−PE)を使用した。
【0018】(比較例1〜3)(A)成分としてはLD
PEを使用し、(B)成分としてはPET−Gを使用
し、(C)成分としてはエチレン含有率44%のエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体ケン化物(EVOH)を使用し
た。
PEを使用し、(B)成分としてはPET−Gを使用
し、(C)成分としてはエチレン含有率44%のエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体ケン化物(EVOH)を使用し
た。
【0019】(比較例4〜5)(A)成分としてはLD
PEを使用し、(B)成分としてはPETを使用し、
(C)成分としてはエチレン含有率44%のエチレン−
酢酸ビニル共重合体ケン化物(EVOH)を使用した。
PEを使用し、(B)成分としてはPETを使用し、
(C)成分としてはエチレン含有率44%のエチレン−
酢酸ビニル共重合体ケン化物(EVOH)を使用した。
【0020】(比較例6〜8)(A)成分としてはLD
PEを使用し、(B)成分としてはPET−G及びナイ
ロン6(6Ny)を使用し、(C)成分としてはエチレ
ン含有率44%のエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化
物(EVOH)を使用した。
PEを使用し、(B)成分としてはPET−G及びナイ
ロン6(6Ny)を使用し、(C)成分としてはエチレ
ン含有率44%のエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化
物(EVOH)を使用した。
【0021】(比較例9〜11)(A)成分としてはL
DPEを使用し、(B)成分としては6Nyを使用し、
(C)成分としてはエチレン含有率44%のエチレン−
酢酸ビニル共重合体ケン化物(EVOH)を使用した。
DPEを使用し、(B)成分としては6Nyを使用し、
(C)成分としてはエチレン含有率44%のエチレン−
酢酸ビニル共重合体ケン化物(EVOH)を使用した。
【0022】(実施例13)LDPE層/接着層(オレ
フィン系)/6Ny層/エチレン−酢酸ビニル共重合体
ケン化物/接着層(オレフィン系)/PET−G層より
構成される厚み比率=50/5/10/10/5/20
(μ)の総厚み100μの多層フイルムのスクラップ
(重量比率=ポリオレフィン:EVOH:6Ny:PE
T−G=53:12:11:24)を粉砕したものに
(D)成分として塩素含有量が31.5重量%、メルト
フローレイト(180℃、21.6kg)が120のCPEを使
用し、(E)成分としては、平均分子量が2000のポ
リエチレンオリゴマーの末端を無水マレイン酸変性した
もので、その含有量が約5重量%のもの(LMW−P
E)を使用した。
フィン系)/6Ny層/エチレン−酢酸ビニル共重合体
ケン化物/接着層(オレフィン系)/PET−G層より
構成される厚み比率=50/5/10/10/5/20
(μ)の総厚み100μの多層フイルムのスクラップ
(重量比率=ポリオレフィン:EVOH:6Ny:PE
T−G=53:12:11:24)を粉砕したものに
(D)成分として塩素含有量が31.5重量%、メルト
フローレイト(180℃、21.6kg)が120のCPEを使
用し、(E)成分としては、平均分子量が2000のポ
リエチレンオリゴマーの末端を無水マレイン酸変性した
もので、その含有量が約5重量%のもの(LMW−P
E)を使用した。
【0023】(比較例12)実施例13と同じ多層フイ
ルムのスクラップを使用し、(D)成分は使用しなかっ
た。
ルムのスクラップを使用し、(D)成分は使用しなかっ
た。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】
【表3】
【0027】
【表4】
【0028】
【表5】
【0029】
【発明の効果】本発明による熱可塑性樹脂組成物は、通
常の熱可塑性樹脂組成物に用いられている加工方法、例
えば射出成形、押出成形等により、容易に成形品、フィ
ルム、シート等に加工され、成形加工性、剛性、耐熱
性、耐衝撃性、ガスバリア性、耐油性、耐薬品性、耐水
性等のバランスがきわめて良好でかつ、フィルム、シー
ト等成形加工時の外観及び透明性の優れた製品を与え
る。また、本発明の組成物にする手法を用いることによ
りポリオレフィン層、芳香族ポリエステル層、ナイロン
層、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物層より構成
された透明多層フイルムのスクラップの再生回収が可能
となった。
常の熱可塑性樹脂組成物に用いられている加工方法、例
えば射出成形、押出成形等により、容易に成形品、フィ
ルム、シート等に加工され、成形加工性、剛性、耐熱
性、耐衝撃性、ガスバリア性、耐油性、耐薬品性、耐水
性等のバランスがきわめて良好でかつ、フィルム、シー
ト等成形加工時の外観及び透明性の優れた製品を与え
る。また、本発明の組成物にする手法を用いることによ
りポリオレフィン層、芳香族ポリエステル層、ナイロン
層、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物層より構成
された透明多層フイルムのスクラップの再生回収が可能
となった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 67/02 LNZ 8933−4J 77/00 LQS 9286−4J
Claims (1)
- 【請求項1】 (A)ポリオレフィン5〜95重量%及
び(B)芳香族ポリエステル及び、又はポリアミド1〜
90重量%、(C)エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン
化物1〜90重量%からなる樹脂組成物100重量部に
対して(D)塩素化ポリエチレン1〜20重量部及び
(E)低分子量ポリオレフィン1〜20重量部を配合す
ることを特徴とする熱可塑性樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26764591A JPH05105784A (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26764591A JPH05105784A (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05105784A true JPH05105784A (ja) | 1993-04-27 |
Family
ID=17447558
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26764591A Pending JPH05105784A (ja) | 1991-10-16 | 1991-10-16 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05105784A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000248073A (ja) * | 1999-03-04 | 2000-09-12 | Kuraray Co Ltd | 成形物のスクラップを回収する方法 |
WO2002074863A3 (en) * | 2001-03-16 | 2003-02-27 | Noveon Ip Holdings Corp | Block chlorinated polyolefins as physical property enhancers for polymer blends |
JP2005054195A (ja) * | 1997-09-04 | 2005-03-03 | Kuraray Co Ltd | 樹脂組成物 |
WO2009091058A1 (ja) * | 2008-01-18 | 2009-07-23 | Toyo Seikan Kaisha, Ltd. | 酸素吸収性樹脂組成物及びそれを用いた酸素吸収性容器 |
CN116063764A (zh) * | 2021-11-01 | 2023-05-05 | 中国石油化工股份有限公司 | 一种聚乙烯组合物及其制备方法和包装制品 |
-
1991
- 1991-10-16 JP JP26764591A patent/JPH05105784A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005054195A (ja) * | 1997-09-04 | 2005-03-03 | Kuraray Co Ltd | 樹脂組成物 |
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US8236727B2 (en) | 2008-01-18 | 2012-08-07 | Toyo Seikan Kaisha, Ltd. | Oxygen-absorbing resin composition and oxygen-absorbing container comprising the same |
KR101239310B1 (ko) * | 2008-01-18 | 2013-03-05 | 도요 세이칸 가부시키가이샤 | 산소 흡수성 수지 조성물 및 그것을 사용한 산소 흡수성 용기 |
JP5483256B2 (ja) * | 2008-01-18 | 2014-05-07 | 東洋製罐株式会社 | 酸素吸収性樹脂組成物及びそれを用いた酸素吸収性容器 |
CN116063764A (zh) * | 2021-11-01 | 2023-05-05 | 中国石油化工股份有限公司 | 一种聚乙烯组合物及其制备方法和包装制品 |
CN116063764B (zh) * | 2021-11-01 | 2024-03-26 | 中国石油化工股份有限公司 | 一种聚乙烯组合物及其制备方法和包装制品 |
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