JP2003147178A - 熱可塑性樹脂組成物およびその製造方法 - Google Patents
熱可塑性樹脂組成物およびその製造方法Info
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- JP2003147178A JP2003147178A JP2001343742A JP2001343742A JP2003147178A JP 2003147178 A JP2003147178 A JP 2003147178A JP 2001343742 A JP2001343742 A JP 2001343742A JP 2001343742 A JP2001343742 A JP 2001343742A JP 2003147178 A JP2003147178 A JP 2003147178A
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- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/62—Plastics recycling; Rubber recycling
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ポリエステル系樹脂、特に再生PETの機械
的強度の低下を補完し、射出成形・中空成形・押出成形
分野の成形品として再利用可能な熱可塑性樹脂組成物。 【解決手段】 ポリエステル系樹脂(A)と、不飽和カ
ルボン酸無水物コモノマーを含有するエチレン系共重合
体(B)0.1〜15質量%とを含ませた。衝撃強度、
破断強度等の機械的強度等を大幅に向上させることがで
き、コストを含めたトータル性能を改善できる。特に、
PETボトル回収物、主に自動車産業や紙おむつ工業か
ら排出される再生ポリプロピレン、地下埋設ポリエチレ
ン製ガス・水道廃パイプ回収品等の再生樹脂を用いるこ
とができる。
的強度の低下を補完し、射出成形・中空成形・押出成形
分野の成形品として再利用可能な熱可塑性樹脂組成物。 【解決手段】 ポリエステル系樹脂(A)と、不飽和カ
ルボン酸無水物コモノマーを含有するエチレン系共重合
体(B)0.1〜15質量%とを含ませた。衝撃強度、
破断強度等の機械的強度等を大幅に向上させることがで
き、コストを含めたトータル性能を改善できる。特に、
PETボトル回収物、主に自動車産業や紙おむつ工業か
ら排出される再生ポリプロピレン、地下埋設ポリエチレ
ン製ガス・水道廃パイプ回収品等の再生樹脂を用いるこ
とができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリエステル系樹
脂を含む熱可塑性樹脂組成物に関するもので、特に、リ
サイクル市場に出回っているポリエステル系樹脂を有効
に再利用するリサイクルに関するものである。
脂を含む熱可塑性樹脂組成物に関するもので、特に、リ
サイクル市場に出回っているポリエステル系樹脂を有効
に再利用するリサイクルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリエステル系樹脂の1つであるポリエ
チレンテレフタレート(以下「PET」という)は、近
年飲料ボトルとしての使用量の伸びが著しく、リサイク
ル法整備後は、回収品の用途開発が全く追いつかず、回
収品の広範囲への用途展開が求められている。主として
低粘度で加工される繊維分野では、相当なリサイクルの
実績が既に有り実施されている。
チレンテレフタレート(以下「PET」という)は、近
年飲料ボトルとしての使用量の伸びが著しく、リサイク
ル法整備後は、回収品の用途開発が全く追いつかず、回
収品の広範囲への用途展開が求められている。主として
低粘度で加工される繊維分野では、相当なリサイクルの
実績が既に有り実施されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、より溶
融張力の必要な、射出成形や中空成形分野においては、
具体的な加工物例として、ハンガー、歯ブラシ、パレッ
ト類、プラタイル類、糸巻きボビン、エアコン室外機カ
バー、車止め、飲料用コンテナーなどが挙げられるもの
の、未だコストを含めたトータル性能で満足の行く材料
開発は、十分とは言えず、溢れ出す再生PETの有効な
はけ口として、射出成形・中空成形・押出成形分野での
よりいっそうの開拓が望まれている。また、アクリルゴ
ム系の相溶化材に適用する提案もあるが、これは性能こ
そそこそこではあるが、種々の雑貨類へ展開していくに
は、高価格で本格普及には困難である。
融張力の必要な、射出成形や中空成形分野においては、
具体的な加工物例として、ハンガー、歯ブラシ、パレッ
ト類、プラタイル類、糸巻きボビン、エアコン室外機カ
バー、車止め、飲料用コンテナーなどが挙げられるもの
の、未だコストを含めたトータル性能で満足の行く材料
開発は、十分とは言えず、溢れ出す再生PETの有効な
はけ口として、射出成形・中空成形・押出成形分野での
よりいっそうの開拓が望まれている。また、アクリルゴ
ム系の相溶化材に適用する提案もあるが、これは性能こ
そそこそこではあるが、種々の雑貨類へ展開していくに
は、高価格で本格普及には困難である。
【0004】また、再生PETをそのまま使用した場合
には衝撃強度、破断強度等の機械的強度が低く、成形品
としての実用性が不十分であるという問題がある。さら
に、PETはポリオレフィン系の材料と比較すると4割
以上も比重が重くなるため、大型のごみ箱やパレット等
に加工した場合、重過ぎて用途に制限があるという問題
もある。このような欠点を改良し、かつ、リサイクル市
場に出るポリオレフィン系材料の有効な再利用技術とも
相俟って、PET/ポリオレフィン系のポリマーアロイ
が提案されている。しかしながら、これまでのところ十
分に相溶させつつコストを含めたトータル性能で満足な
ポリマーアロイは開発されていないのが現状である。
には衝撃強度、破断強度等の機械的強度が低く、成形品
としての実用性が不十分であるという問題がある。さら
に、PETはポリオレフィン系の材料と比較すると4割
以上も比重が重くなるため、大型のごみ箱やパレット等
に加工した場合、重過ぎて用途に制限があるという問題
もある。このような欠点を改良し、かつ、リサイクル市
場に出るポリオレフィン系材料の有効な再利用技術とも
相俟って、PET/ポリオレフィン系のポリマーアロイ
が提案されている。しかしながら、これまでのところ十
分に相溶させつつコストを含めたトータル性能で満足な
ポリマーアロイは開発されていないのが現状である。
【0005】本発明は前記課題を解決するためになされ
たもので、ポリエステル系樹脂、特に再生PETの機械
的強度の低下を補完し、射出成形・中空成形・押出成形
分野の成形品として再利用可能な熱可塑性樹脂組成物を
提供するものである。特に、ポリエステル系樹脂とポリ
オレフィン系樹脂とのポリマーアロイからなる熱可塑性
樹脂組成物を提供するものである。
たもので、ポリエステル系樹脂、特に再生PETの機械
的強度の低下を補完し、射出成形・中空成形・押出成形
分野の成形品として再利用可能な熱可塑性樹脂組成物を
提供するものである。特に、ポリエステル系樹脂とポリ
オレフィン系樹脂とのポリマーアロイからなる熱可塑性
樹脂組成物を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決すべく鋭意検討を重ねた結果、少なくとも不飽和カ
ルボン酸無水物コモノマーを含有するエチレン系共重合
体を、ポリエステル系材料に配合することにより、ポリ
エステル系樹脂の機械的強度を向上させ、かつポリエス
テル系樹脂とポリオレフィン系材料のポリマーアロイ用
相溶化材として使用した場合、性能・コスト両面におい
て、市場のニーズに応えうる組成物が提供できることを
見出し本発明に至った。
解決すべく鋭意検討を重ねた結果、少なくとも不飽和カ
ルボン酸無水物コモノマーを含有するエチレン系共重合
体を、ポリエステル系材料に配合することにより、ポリ
エステル系樹脂の機械的強度を向上させ、かつポリエス
テル系樹脂とポリオレフィン系材料のポリマーアロイ用
相溶化材として使用した場合、性能・コスト両面におい
て、市場のニーズに応えうる組成物が提供できることを
見出し本発明に至った。
【0007】本発明の熱可塑性樹脂組成物は、ポリエス
テル系樹脂(A)と、不飽和カルボン酸無水物コモノマ
ーを含有するエチレン系共重合体(B)0.1〜15質
量%とを含むことを特徴とするものである。さらにポリ
オレフィン系樹脂(C)を80質量%以下の範囲内で含
むことが望ましい。このポリオレフィン系樹脂(C)
は、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリ
ブテン系樹脂の群から選択される少なくとも1種である
ことが望ましい。さらに、エポキシ基含有コモノマーを
有するエチレン系共重合体(D)を0.1〜15質量%
含むことが望ましい。ポリエステル系樹脂(A)及び又
はポリオレフィン系樹脂(C)には、再生樹脂を適用で
きる。本発明の成形品は、上記熱可塑性樹脂組成物を射
出成形または押出成形してなるものである。本発明の熱
可塑性樹脂組成物の製造方法は、100〜160℃の範
囲で乾燥処理した再生ポリエステル系樹脂(A)に、不
飽和カルボン酸無水物コモノマーを含有するエチレン系
共重合体(B)を0.1〜15質量%になるように配合
し、再生ポリエステル系樹脂(A)の融点以上に加熱溶
融する工程を有することを特徴とするものである。この
際、エチレン系共重合体(B)だけでなく、ポリオレフ
ィン系樹脂(C)を80質量%以下の範囲内になるよう
に、及び又は エポキシ基含有コモノマーを有するエチ
レン系共重合体(D)を0.1〜15質量%になるよう
に配合することができる。
テル系樹脂(A)と、不飽和カルボン酸無水物コモノマ
ーを含有するエチレン系共重合体(B)0.1〜15質
量%とを含むことを特徴とするものである。さらにポリ
オレフィン系樹脂(C)を80質量%以下の範囲内で含
むことが望ましい。このポリオレフィン系樹脂(C)
は、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリ
ブテン系樹脂の群から選択される少なくとも1種である
ことが望ましい。さらに、エポキシ基含有コモノマーを
有するエチレン系共重合体(D)を0.1〜15質量%
含むことが望ましい。ポリエステル系樹脂(A)及び又
はポリオレフィン系樹脂(C)には、再生樹脂を適用で
きる。本発明の成形品は、上記熱可塑性樹脂組成物を射
出成形または押出成形してなるものである。本発明の熱
可塑性樹脂組成物の製造方法は、100〜160℃の範
囲で乾燥処理した再生ポリエステル系樹脂(A)に、不
飽和カルボン酸無水物コモノマーを含有するエチレン系
共重合体(B)を0.1〜15質量%になるように配合
し、再生ポリエステル系樹脂(A)の融点以上に加熱溶
融する工程を有することを特徴とするものである。この
際、エチレン系共重合体(B)だけでなく、ポリオレフ
ィン系樹脂(C)を80質量%以下の範囲内になるよう
に、及び又は エポキシ基含有コモノマーを有するエチ
レン系共重合体(D)を0.1〜15質量%になるよう
に配合することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体的に説明す
る。 〔ポリエステル系樹脂(A)〕本発明で用いるポリエス
テル系樹脂(A)には特に制限はないが、PET、PB
T(ポリブチレンテレフタレート)、PET−G(イー
ストマン社商標)、PEN(ポリエチレンナフタレー
ト)もしくはこれらの共重合体等が挙げられる。特に、
本発明は、成形品として使用に供したPET等の各種の
ポリエステルを回収してリサイクルすることを趣旨にし
ており、そのような回収したポリエステルを適用でき
る。尚、本発明では、このような回収した樹脂を再生樹
脂と称する。このような再生樹脂としては、PETボト
ル、トレー、おむつ等の不織布繊維の使用済み回収プラ
スチックの粉砕物、包装材、自動車や家電製品の粉砕処
理物等の一般的なリサイクル樹脂が挙げられる。本発明
で用いるポリエステル系樹脂(A)は、1,1,2,2,−
テトラクロロエタン/フェノール(1:1)混合液に溶
解して25℃で測定した固有粘度(IV値)が0.50
dl/g以上であることが好ましく、0.60dl/g
以上であることがより好ましい。固有粘度が0.50d
l/g未満であると、優れた成形性や物性を有する最終
組成物が得られない恐れがある。特に近年リサイクル環
境が整い市場にて入手しやすい飲料用ボトルの再生フレ
ーク又はペレットは、PETの組成が比較的均一であ
り、かつ樹脂の固有粘度が一般的に0.60〜0.80d
l/gと安定しているため好適に使用することができ
る。
る。 〔ポリエステル系樹脂(A)〕本発明で用いるポリエス
テル系樹脂(A)には特に制限はないが、PET、PB
T(ポリブチレンテレフタレート)、PET−G(イー
ストマン社商標)、PEN(ポリエチレンナフタレー
ト)もしくはこれらの共重合体等が挙げられる。特に、
本発明は、成形品として使用に供したPET等の各種の
ポリエステルを回収してリサイクルすることを趣旨にし
ており、そのような回収したポリエステルを適用でき
る。尚、本発明では、このような回収した樹脂を再生樹
脂と称する。このような再生樹脂としては、PETボト
ル、トレー、おむつ等の不織布繊維の使用済み回収プラ
スチックの粉砕物、包装材、自動車や家電製品の粉砕処
理物等の一般的なリサイクル樹脂が挙げられる。本発明
で用いるポリエステル系樹脂(A)は、1,1,2,2,−
テトラクロロエタン/フェノール(1:1)混合液に溶
解して25℃で測定した固有粘度(IV値)が0.50
dl/g以上であることが好ましく、0.60dl/g
以上であることがより好ましい。固有粘度が0.50d
l/g未満であると、優れた成形性や物性を有する最終
組成物が得られない恐れがある。特に近年リサイクル環
境が整い市場にて入手しやすい飲料用ボトルの再生フレ
ーク又はペレットは、PETの組成が比較的均一であ
り、かつ樹脂の固有粘度が一般的に0.60〜0.80d
l/gと安定しているため好適に使用することができ
る。
【0009】〔エチレン系共重合体(B)〕本発明で用
いる少なくとも不飽和カルボン酸無水物コモノマーを含
有するエチレン系共重合体(B)とは、主鎖に組み込ま
れた酸無水物基を有するエチレン系共重合体であれば特
に制約はない。具体的に示せば、エチレンとラジカル重
合性酸無水物との共重合体であり、必要に応じて他のラ
ジカル重合性コモノマー(以下、第3コモノマーと言
う)成分を含む多元共重合体であってもよい。このエチ
レン系共重合体(B)を含有させることにより、ポリエ
ステル系樹脂(A)の溶融張力を高め、射出成形・中空
成形・押出成形分野での適用性が向上し、また、衝撃強
度等の機械的強度を高めることができる。また、ポリオ
レフィン系樹脂を混合した場合に、ポリエステル系樹脂
とポリオレフィン系樹脂の相溶化作用を発揮する。
いる少なくとも不飽和カルボン酸無水物コモノマーを含
有するエチレン系共重合体(B)とは、主鎖に組み込ま
れた酸無水物基を有するエチレン系共重合体であれば特
に制約はない。具体的に示せば、エチレンとラジカル重
合性酸無水物との共重合体であり、必要に応じて他のラ
ジカル重合性コモノマー(以下、第3コモノマーと言
う)成分を含む多元共重合体であってもよい。このエチ
レン系共重合体(B)を含有させることにより、ポリエ
ステル系樹脂(A)の溶融張力を高め、射出成形・中空
成形・押出成形分野での適用性が向上し、また、衝撃強
度等の機械的強度を高めることができる。また、ポリオ
レフィン系樹脂を混合した場合に、ポリエステル系樹脂
とポリオレフィン系樹脂の相溶化作用を発揮する。
【0010】このエチレン系共重合体におけるラジカル
重合性酸無水物としては、無水マレイン酸、無水イタコ
ン酸、無水エンディック酸、無水シトラコン酸、1−ブ
テン−3,4−ジカルボン酸無水物、炭素数が多くとも
18である末端に二重結合を有するアルケニル無水コハ
ク酸、炭素数が多くとも18である末端に二重結合を有
するアルカジエニル無水コハク酸等を挙げることができ
る。これらは2種類以上同時に併用しても差し支えな
い。このうち、無水マレイン酸、無水イタコン酸が好適
に用いられる。
重合性酸無水物としては、無水マレイン酸、無水イタコ
ン酸、無水エンディック酸、無水シトラコン酸、1−ブ
テン−3,4−ジカルボン酸無水物、炭素数が多くとも
18である末端に二重結合を有するアルケニル無水コハ
ク酸、炭素数が多くとも18である末端に二重結合を有
するアルカジエニル無水コハク酸等を挙げることができ
る。これらは2種類以上同時に併用しても差し支えな
い。このうち、無水マレイン酸、無水イタコン酸が好適
に用いられる。
【0011】また、前記ラジカル重合性酸無水物と併用
することができる第3コモノマーとしては、エチレン系
不飽和エステル化合物、エチレン系不飽和アミド化合
物、エチレン系不飽和酸化合物、エチレン系不飽和エー
テル化合物、エチレン系不飽和炭化水素化合物等を挙げ
ることができる。これらを具体的に記せば、エチレン系
不飽和エステル化合物としては、酢酸ビニル、(メタ)
アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メ
タ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、
(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸オク
チル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル
酸ベンジル、フマル酸メチル、フマル酸エチル、フマル
酸プロピル、フマル酸ブチル、フマル酸ジメチル、フマ
ル酸ジエチル、フマル酸ジプロピル、フマル酸ジブチ
ル、マレイン酸メチル、マレイン酸エチル、マレイン酸
プロピル、マレイン酸ブチル、マレイン酸ジメチル、マ
レイン酸ジエチル、マレイン酸ジプロピル、マレイン酸
ジブチル、等を例示することができる。エチレン系不飽
和アミド化合物としては、(メタ)アクリルアミド、N
−メチル(メタ)アクリルアミド、N−エチル(メタ)
アクリルアミド、N−プロピル(メタ)アクリルアミ
ド、N−ブチル(メタ)アクリルアミド、N−ヘキシル
(メタ)アクリルアミド、N−オクチル(メタ)アクリ
ルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、
N,N−ジエチル(メタ)アクリルアミド、等を例示す
ることができる。エチレン系不飽和酸化合物としては
(メタ)アクリル酸、マレイン酸、フマル酸、等を例示
することができる。
することができる第3コモノマーとしては、エチレン系
不飽和エステル化合物、エチレン系不飽和アミド化合
物、エチレン系不飽和酸化合物、エチレン系不飽和エー
テル化合物、エチレン系不飽和炭化水素化合物等を挙げ
ることができる。これらを具体的に記せば、エチレン系
不飽和エステル化合物としては、酢酸ビニル、(メタ)
アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メ
タ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、
(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸オク
チル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル
酸ベンジル、フマル酸メチル、フマル酸エチル、フマル
酸プロピル、フマル酸ブチル、フマル酸ジメチル、フマ
ル酸ジエチル、フマル酸ジプロピル、フマル酸ジブチ
ル、マレイン酸メチル、マレイン酸エチル、マレイン酸
プロピル、マレイン酸ブチル、マレイン酸ジメチル、マ
レイン酸ジエチル、マレイン酸ジプロピル、マレイン酸
ジブチル、等を例示することができる。エチレン系不飽
和アミド化合物としては、(メタ)アクリルアミド、N
−メチル(メタ)アクリルアミド、N−エチル(メタ)
アクリルアミド、N−プロピル(メタ)アクリルアミ
ド、N−ブチル(メタ)アクリルアミド、N−ヘキシル
(メタ)アクリルアミド、N−オクチル(メタ)アクリ
ルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、
N,N−ジエチル(メタ)アクリルアミド、等を例示す
ることができる。エチレン系不飽和酸化合物としては
(メタ)アクリル酸、マレイン酸、フマル酸、等を例示
することができる。
【0012】エチレン系不飽和エーテル化合物としては
メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、プロピ
ルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、オクタデシ
ルビニルエーテル、フェニルビニルエーテル、等を例示
することができる。エチレン系不飽和炭化水素化合物及
びその他の化合物としてはスチレン、α−メチルスチレ
ン、ノルボルネン、ブタジエン、アクリロニトリル、メ
タクリロニトリル、アクロレイン、クロトンアルデヒ
ド、トリメトキシビニルシラン、トリエトキシビニルシ
ラン、塩化ビニル、塩化ビニリデン、等を挙げることが
できる。これらの中でも特にエチレン系不飽和エステル
化合物が好適に用いられる。またこれらの第3モノマー
は、必要に応じて2種類以上同時に併用してもよい。
メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、プロピ
ルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、オクタデシ
ルビニルエーテル、フェニルビニルエーテル、等を例示
することができる。エチレン系不飽和炭化水素化合物及
びその他の化合物としてはスチレン、α−メチルスチレ
ン、ノルボルネン、ブタジエン、アクリロニトリル、メ
タクリロニトリル、アクロレイン、クロトンアルデヒ
ド、トリメトキシビニルシラン、トリエトキシビニルシ
ラン、塩化ビニル、塩化ビニリデン、等を挙げることが
できる。これらの中でも特にエチレン系不飽和エステル
化合物が好適に用いられる。またこれらの第3モノマー
は、必要に応じて2種類以上同時に併用してもよい。
【0013】本発明で用いる不飽和カルボン酸無水物を
コモノマーに有するエチレン系共重合体の具体例として
は、エチレン−無水マレイン酸共重合体、エチレン−無
水マレイン酸−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−
無水マレイン酸−アクリル酸イソブチル共重合体、エチ
レン−無水マレイン酸−アクリル酸ノルマルブチル共重
合体、エチレン−無水マレイン酸−メタクリル酸−アク
リル酸イソブチル共重合体、エチレン−無水マレイン酸
−アクリル酸共重合体、エチレン−無水マレイン酸−ア
クリル酸−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−無水
マレイン酸−アクリル酸エチル共重合体、等が挙げられ
る。
コモノマーに有するエチレン系共重合体の具体例として
は、エチレン−無水マレイン酸共重合体、エチレン−無
水マレイン酸−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−
無水マレイン酸−アクリル酸イソブチル共重合体、エチ
レン−無水マレイン酸−アクリル酸ノルマルブチル共重
合体、エチレン−無水マレイン酸−メタクリル酸−アク
リル酸イソブチル共重合体、エチレン−無水マレイン酸
−アクリル酸共重合体、エチレン−無水マレイン酸−ア
クリル酸−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−無水
マレイン酸−アクリル酸エチル共重合体、等が挙げられ
る。
【0014】本発明で用いる不飽和カルボン酸無水物コ
モノマーを含有するエチレン系共重合体(B)は、不飽
和カルボン酸無水物に由来する単位の割合が0.05質
量%〜10質量%であることが望ましい。好ましくは
0.1〜5質量%、より好ましくは0.3〜4質量%の範
囲である。不飽和カルボン酸無水物に由来する単位の割
合が0.05質量%未満ではポリエステル系樹脂(A)
との相溶性が不足し、優れた物性を有する最終組成物を
得ることができない恐れがある。また、10質量%を超
える場合には、剛性の低下やコストアップが改質効果を
上回ってしまう。また、製品の性能が低下する虞が生じ
る。また、他のラジカル重合性コモノマーの配合量は、
0〜50質量%、より好ましくは3〜40質量%、さら
に好ましくは5〜30質量%の範囲で配合することがで
きる。このエチレン系共重合体(B)は、熱可塑性樹脂
組成物中、0.1〜15質量%の範囲内であることが望
ましい。0.1質量%未満ではエチレン系共重合体
(B)の添加による効果が不十分で、15質量%より多
く配合しても、更なる効果の向上は期待できず、コスト
高になるため好ましくない。また、場合により、ポリエ
ステル系樹脂またはポリマーアロイの性能を損なうおそ
れが生じる。
モノマーを含有するエチレン系共重合体(B)は、不飽
和カルボン酸無水物に由来する単位の割合が0.05質
量%〜10質量%であることが望ましい。好ましくは
0.1〜5質量%、より好ましくは0.3〜4質量%の範
囲である。不飽和カルボン酸無水物に由来する単位の割
合が0.05質量%未満ではポリエステル系樹脂(A)
との相溶性が不足し、優れた物性を有する最終組成物を
得ることができない恐れがある。また、10質量%を超
える場合には、剛性の低下やコストアップが改質効果を
上回ってしまう。また、製品の性能が低下する虞が生じ
る。また、他のラジカル重合性コモノマーの配合量は、
0〜50質量%、より好ましくは3〜40質量%、さら
に好ましくは5〜30質量%の範囲で配合することがで
きる。このエチレン系共重合体(B)は、熱可塑性樹脂
組成物中、0.1〜15質量%の範囲内であることが望
ましい。0.1質量%未満ではエチレン系共重合体
(B)の添加による効果が不十分で、15質量%より多
く配合しても、更なる効果の向上は期待できず、コスト
高になるため好ましくない。また、場合により、ポリエ
ステル系樹脂またはポリマーアロイの性能を損なうおそ
れが生じる。
【0015】〔ポリオレフィン系樹脂(C)〕本発明の
ポリオレフィン系樹脂(C)には、炭素数2〜12のα
−オレフィンの単独重合体、これらの相互共重合体が挙
られる。具体的にはポリエチレン系樹脂、ポリプロピレ
ン系樹脂、ポリブテン系樹脂等が挙られる。これらのポ
リオレフィン系樹脂をポリエステル系樹脂に配合するこ
とにより、成形品の比重を低下させることが可能とな
る。但し、ポリオレフィン系樹脂の配合量は80質量%
までである。80質量%を超える場合にはポリエステル
系樹脂の性能が発揮されない虞が生じる。このポリオレ
フィン系樹脂には、バージン樹脂および/または再生樹
脂を使用することが可能である。
ポリオレフィン系樹脂(C)には、炭素数2〜12のα
−オレフィンの単独重合体、これらの相互共重合体が挙
られる。具体的にはポリエチレン系樹脂、ポリプロピレ
ン系樹脂、ポリブテン系樹脂等が挙られる。これらのポ
リオレフィン系樹脂をポリエステル系樹脂に配合するこ
とにより、成形品の比重を低下させることが可能とな
る。但し、ポリオレフィン系樹脂の配合量は80質量%
までである。80質量%を超える場合にはポリエステル
系樹脂の性能が発揮されない虞が生じる。このポリオレ
フィン系樹脂には、バージン樹脂および/または再生樹
脂を使用することが可能である。
【0016】ここで、ポリエチレン系樹脂とは、高密度
ポリエチレン、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエ
チレン、エチレン/酢酸ビニル共重合体、エチレン/メ
チルアクリレート共重合体、エチレン/エチルアクリレ
ート共重合体、エチレン/メチルメタアクリレート共重
合体、エチレン/αオレフィン共重合体、メタロセン
(シングルサイト)触媒系ポリエチレン、無水マレイン
酸変性ポリエチレン等が挙げられる。ただし、本発明は
主として再生ポリエチレンをベースとして使用すること
を主目的に挙げており、回収されてくるポリエチレン系
材料には当然添加剤類・補助成分樹脂・不純物類は含ま
れる場合がある。よってこれら副成分が含まれる樹脂も
本発明に包含されるものである。
ポリエチレン、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエ
チレン、エチレン/酢酸ビニル共重合体、エチレン/メ
チルアクリレート共重合体、エチレン/エチルアクリレ
ート共重合体、エチレン/メチルメタアクリレート共重
合体、エチレン/αオレフィン共重合体、メタロセン
(シングルサイト)触媒系ポリエチレン、無水マレイン
酸変性ポリエチレン等が挙げられる。ただし、本発明は
主として再生ポリエチレンをベースとして使用すること
を主目的に挙げており、回収されてくるポリエチレン系
材料には当然添加剤類・補助成分樹脂・不純物類は含ま
れる場合がある。よってこれら副成分が含まれる樹脂も
本発明に包含されるものである。
【0017】また、ポリプロピレン系樹脂とは、ホモポ
リプロピレン、ブロックプロピレン共重合体、ランダム
プロピレン共重合体ポリオレフィン系樹脂、エチレンプ
ロピレン共重合ゴムなどが挙げられる。本発明において
は特に再生ポリプロピレンをベースとして使用すること
により、より効果を発揮する。尚、回収されてくるポリ
プロピレン系樹脂には当然各種の添加剤類・補助成分樹
脂・不純物類が含まれている場合がある。よってこれら
副成分が含まれる樹脂も本発明に包含されるものであ
る。
リプロピレン、ブロックプロピレン共重合体、ランダム
プロピレン共重合体ポリオレフィン系樹脂、エチレンプ
ロピレン共重合ゴムなどが挙げられる。本発明において
は特に再生ポリプロピレンをベースとして使用すること
により、より効果を発揮する。尚、回収されてくるポリ
プロピレン系樹脂には当然各種の添加剤類・補助成分樹
脂・不純物類が含まれている場合がある。よってこれら
副成分が含まれる樹脂も本発明に包含されるものであ
る。
【0018】〔エポキシ基含有エチレン系共重合体
(D)〕本発明の熱可塑性樹脂組成物では、不飽和カル
ボン酸無水物コモノマーを含有するエチレン系共重合体
(B)単独でもポリエステル/ポリエチレン・ポリプロ
ピレンに対し優れた相溶化性能を示し、熱可塑性樹脂樹
脂組成物の物性・成形性を改良する効果があるが、さら
にエポキシ基含有コモノマーを有するエチレン系共重合
体(D)を併用することでより安定した物性・成形性改
良効果を得ることができる。本発明で用いるエポキシ基
含有コモノマーを有するエチレン系共重合体(D)と
は、エポキシ基含有コモノマーを含有するエチレン系共
重合体(エポキシ基含有エチレン系共重合体)であれば
特に制約はないが、具体的に示せばエチレンとラジカル
重合性エポキシモノマーとの共重合体であり、必要に応
じて他のラジカル重合性コモノマー(以下、第3コモノ
マーと言う)成分を含む多元共重合体であってもよい。
本発明に使用するエポキシ基含有コモノマーとしては、
グリシジル(メタ)アクリレート、ビニルエポキシシク
ロヘキサン、スチリルグリシジルエーテル、ビニルグリ
シジルエーテル、アリルグリシジルエーテル等を挙げる
ことができる。これらは2種類以上同時に併用しても差
し支えない。このうち、グリシジル(メタ)アクリレー
トが好適に用いられる。また前記エポキシ基含有コモノ
マーと併用することができる第3コモノマーとしては、
不飽和カルボン酸無水物をコモノマーに有するエチレン
系共重合体で例示した第3コモノマーと同様の化合物を
用いることができる。またこれらの第3モノマーは、必
要に応じて2種類以上同時に併用してもよい。
(D)〕本発明の熱可塑性樹脂組成物では、不飽和カル
ボン酸無水物コモノマーを含有するエチレン系共重合体
(B)単独でもポリエステル/ポリエチレン・ポリプロ
ピレンに対し優れた相溶化性能を示し、熱可塑性樹脂樹
脂組成物の物性・成形性を改良する効果があるが、さら
にエポキシ基含有コモノマーを有するエチレン系共重合
体(D)を併用することでより安定した物性・成形性改
良効果を得ることができる。本発明で用いるエポキシ基
含有コモノマーを有するエチレン系共重合体(D)と
は、エポキシ基含有コモノマーを含有するエチレン系共
重合体(エポキシ基含有エチレン系共重合体)であれば
特に制約はないが、具体的に示せばエチレンとラジカル
重合性エポキシモノマーとの共重合体であり、必要に応
じて他のラジカル重合性コモノマー(以下、第3コモノ
マーと言う)成分を含む多元共重合体であってもよい。
本発明に使用するエポキシ基含有コモノマーとしては、
グリシジル(メタ)アクリレート、ビニルエポキシシク
ロヘキサン、スチリルグリシジルエーテル、ビニルグリ
シジルエーテル、アリルグリシジルエーテル等を挙げる
ことができる。これらは2種類以上同時に併用しても差
し支えない。このうち、グリシジル(メタ)アクリレー
トが好適に用いられる。また前記エポキシ基含有コモノ
マーと併用することができる第3コモノマーとしては、
不飽和カルボン酸無水物をコモノマーに有するエチレン
系共重合体で例示した第3コモノマーと同様の化合物を
用いることができる。またこれらの第3モノマーは、必
要に応じて2種類以上同時に併用してもよい。
【0019】本発明で用いるエポキシ基含有エチレン系
共重合体(D)は、0.1質量%〜15質量%の範囲で
使用する。使用量が0.1質量%未満では物性改良の効
果はなく、15質量%よりも多いと剛性の低下やコスト
アップが改質効果を上回ってしまう。
共重合体(D)は、0.1質量%〜15質量%の範囲で
使用する。使用量が0.1質量%未満では物性改良の効
果はなく、15質量%よりも多いと剛性の低下やコスト
アップが改質効果を上回ってしまう。
【0020】本発明の熱可塑性樹脂組成物においては、
必要に応じ充填材を添加できる。充填材としては、無機
充填材、有機充填材等が挙げられる。無機充填材の具体
例としては、金属粉、酸化鉄、炭酸カルシウム、硫酸カ
ルシウム、珪酸カルシウム、酸化チタン、酸化亜鉛、ア
ルミナ、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、ク
レー、珪藻土、タルク、珪砂、ガラス粉、グラファイ
ト、炭化珪素、窒化珪素、シリカ、窒化ホウ素、窒化ア
ルミニウム、カーボンブラック、雲母、ガラス板、セリ
サイト、パイロフィライト、アルミフレーク、黒鉛、シ
ラスバルーン、金属バルーン、ガラスバルーン、軽石、
ガラス繊維、炭素繊維、ウイスカー、金属繊維、グラフ
ァイト繊維、シリコンカーバイト繊維、アスベスト、ウ
オラストナイト等が挙げられる。また、有機充填材とし
ては、パルプ、材木、合板、集成材、パーティクルボー
ド、竹材等の切削屑、木粉、籾殻、胡桃殻、天然もしく
は合成繊維等が挙げられる。これらの充填材は、成形品
の耐熱性、耐収縮性、剛性等を向上させるなど、目的、
用途により異なるが、樹脂成分に対して50質量%、好
ましくは3〜40質量%、より好ましくは5〜30質量
%の範囲で配合することができる。
必要に応じ充填材を添加できる。充填材としては、無機
充填材、有機充填材等が挙げられる。無機充填材の具体
例としては、金属粉、酸化鉄、炭酸カルシウム、硫酸カ
ルシウム、珪酸カルシウム、酸化チタン、酸化亜鉛、ア
ルミナ、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、ク
レー、珪藻土、タルク、珪砂、ガラス粉、グラファイ
ト、炭化珪素、窒化珪素、シリカ、窒化ホウ素、窒化ア
ルミニウム、カーボンブラック、雲母、ガラス板、セリ
サイト、パイロフィライト、アルミフレーク、黒鉛、シ
ラスバルーン、金属バルーン、ガラスバルーン、軽石、
ガラス繊維、炭素繊維、ウイスカー、金属繊維、グラフ
ァイト繊維、シリコンカーバイト繊維、アスベスト、ウ
オラストナイト等が挙げられる。また、有機充填材とし
ては、パルプ、材木、合板、集成材、パーティクルボー
ド、竹材等の切削屑、木粉、籾殻、胡桃殻、天然もしく
は合成繊維等が挙げられる。これらの充填材は、成形品
の耐熱性、耐収縮性、剛性等を向上させるなど、目的、
用途により異なるが、樹脂成分に対して50質量%、好
ましくは3〜40質量%、より好ましくは5〜30質量
%の範囲で配合することができる。
【0021】本発明の熱可塑性樹脂組成物には、その特
性を損なわない範囲内で、必要に応じて他の熱可塑性樹
脂類、ゴム類、各種添加剤類を配合することができる。
具体例としては、酸化防止剤(熱安定剤)、紫外線吸収
剤(光安定剤)、帯電防止剤、滑剤、ブロッキング防止
剤、難燃剤、防曇剤、顔料、発泡剤、架橋剤などがあ
る。
性を損なわない範囲内で、必要に応じて他の熱可塑性樹
脂類、ゴム類、各種添加剤類を配合することができる。
具体例としては、酸化防止剤(熱安定剤)、紫外線吸収
剤(光安定剤)、帯電防止剤、滑剤、ブロッキング防止
剤、難燃剤、防曇剤、顔料、発泡剤、架橋剤などがあ
る。
【0022】混練の方法に、特に制限はなく、通常の押
出し混練、バンバリーミキサー、ドライブレンド等が代
表例としてあげられる。また、少なくともポリエステル
系樹脂(A)と不飽和カルボン酸無水物コモノマーを含
有するエチレン系共重合体(B)/またはエポキシ基含
有エチレン系共重合体(D)とは、一部もしくは全部を
予め押出し混練しておくことが望ましい。特に、ポリエ
ステル系樹脂(A)として再生樹脂を用いる場合、その
再生ポリエステル系樹脂(A)を100〜160℃の範
囲で乾燥処理した後、所望によりポリオレフィン系樹脂
(C)を添加し、不飽和カルボン酸無水物コモノマーを
含有するエチレン系共重合体(B)を0.1〜15質量
%になるように配合し、再生ポリエステル系樹脂(A)
の融点以上に加熱溶融することが望ましい。特にポリエ
ステル系樹脂(A)は吸水した状態で加熱溶融すると分
子切断により分子量が低下することが知られているの
で、用途にもよるが、混練に際しては、粘度低下を最小
限に抑える目的で、予め十分な乾燥処理を施しておくこ
とが望ましいからである。乾燥は一般的には、ポリエス
テル系樹脂(A)の場合、除湿空気、熱風または加熱窒
素などで100〜160℃の温度範囲で数時間ないし十
数時間の範囲で行うことが適切である。また、再生ポリ
オレフィン系樹脂を使用する場合、特にエチレン系共重
合体・ポリエチレン系樹脂・ポリプロピレン系樹脂では
50〜80℃で数時間程度乾燥することが好ましい。
出し混練、バンバリーミキサー、ドライブレンド等が代
表例としてあげられる。また、少なくともポリエステル
系樹脂(A)と不飽和カルボン酸無水物コモノマーを含
有するエチレン系共重合体(B)/またはエポキシ基含
有エチレン系共重合体(D)とは、一部もしくは全部を
予め押出し混練しておくことが望ましい。特に、ポリエ
ステル系樹脂(A)として再生樹脂を用いる場合、その
再生ポリエステル系樹脂(A)を100〜160℃の範
囲で乾燥処理した後、所望によりポリオレフィン系樹脂
(C)を添加し、不飽和カルボン酸無水物コモノマーを
含有するエチレン系共重合体(B)を0.1〜15質量
%になるように配合し、再生ポリエステル系樹脂(A)
の融点以上に加熱溶融することが望ましい。特にポリエ
ステル系樹脂(A)は吸水した状態で加熱溶融すると分
子切断により分子量が低下することが知られているの
で、用途にもよるが、混練に際しては、粘度低下を最小
限に抑える目的で、予め十分な乾燥処理を施しておくこ
とが望ましいからである。乾燥は一般的には、ポリエス
テル系樹脂(A)の場合、除湿空気、熱風または加熱窒
素などで100〜160℃の温度範囲で数時間ないし十
数時間の範囲で行うことが適切である。また、再生ポリ
オレフィン系樹脂を使用する場合、特にエチレン系共重
合体・ポリエチレン系樹脂・ポリプロピレン系樹脂では
50〜80℃で数時間程度乾燥することが好ましい。
【0023】本発明の押出成形又は射出成形、中空成形
してなる成形品とは、特に限定されないが家庭雑貨品、
家庭用品、工業用部材、電子部材、家電部材、農・漁業
用資材分野において活用されるフィルム、シート、繊
維、パイプ、容器等や、前記したハンガー歯ブラシ、パ
レット類、プラタイル類、糸巻きボビン、エアコン室外
機カバー、車止め、飲料用コンテナー、暗渠材、杭等が
挙げられる。
してなる成形品とは、特に限定されないが家庭雑貨品、
家庭用品、工業用部材、電子部材、家電部材、農・漁業
用資材分野において活用されるフィルム、シート、繊
維、パイプ、容器等や、前記したハンガー歯ブラシ、パ
レット類、プラタイル類、糸巻きボビン、エアコン室外
機カバー、車止め、飲料用コンテナー、暗渠材、杭等が
挙げられる。
【0024】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細かつ
具体的に説明する。 <実施例1>120℃で約12時間熱風乾燥したペット
ボトルの再生クリアフレーク(PETボトルの回収品、
固有粘度(IV):0.75dl/g、融点250℃)
を3.5kg(70質量部)と、ポリプロピレン(MF
R:60g/10分、融点:159℃)を1.5kg
(30質量部)と、エチレン−メチルアクリレート−無
水マレイン酸共重合体B1(メチルアクリレート:18
質量%、無水マレイン酸:2.5質量%、MFR:20
g/10分、融点:83℃)250g(5質量部)とを
ヘンシエルミキサーで2分間混合した。このフレーク混
合物を、2軸押出機(37mmφ L/D=32)を使
用し、280℃の設定温度でスクリュー回転数200r
pmにてベント吸引しながら混練し、ストランドを水冷
して回転カッターでペレット化した。得られたペレット
を110℃で12時間熱風乾燥し、防湿袋に収納した。
尚、固有粘度(IV)は、1,1,2,2ーテトラクロロ
エタンとフェノールの等質量の混合溶媒を使用し、25
℃にて測定した。得られた熱可塑性樹脂組成物につい
て、MFRの測定、引張試験、アイゾット衝撃試験を行
った。測定結果を表2に示した。MFR:ポリエステル
系樹脂(A)及び熱可塑性樹脂組成物については、JI
S K7210の条件20に従い、温度280℃、荷重
2.16kgの条件で測定した。その他、エチレン系共
重合体・ポリエチレンは190℃、ポリプロピレンは2
30℃で測定した。機械的物性の測定:得られたペレッ
トを用いて、射出成形機にてJIS K6928−2の
条件に従い、約3mmの試験片を成形した。引張試験
は、JISK7113に従い、厚さ約3mmの射出成形
試験片(1号)を、引張速度50mm/分で行った。ア
イゾット衝撃試験は、JIS K7110に従い、厚さ
約3mmの射出成形試験片を2号A標片に加工し、ノッ
チ付きについて行なった。
具体的に説明する。 <実施例1>120℃で約12時間熱風乾燥したペット
ボトルの再生クリアフレーク(PETボトルの回収品、
固有粘度(IV):0.75dl/g、融点250℃)
を3.5kg(70質量部)と、ポリプロピレン(MF
R:60g/10分、融点:159℃)を1.5kg
(30質量部)と、エチレン−メチルアクリレート−無
水マレイン酸共重合体B1(メチルアクリレート:18
質量%、無水マレイン酸:2.5質量%、MFR:20
g/10分、融点:83℃)250g(5質量部)とを
ヘンシエルミキサーで2分間混合した。このフレーク混
合物を、2軸押出機(37mmφ L/D=32)を使
用し、280℃の設定温度でスクリュー回転数200r
pmにてベント吸引しながら混練し、ストランドを水冷
して回転カッターでペレット化した。得られたペレット
を110℃で12時間熱風乾燥し、防湿袋に収納した。
尚、固有粘度(IV)は、1,1,2,2ーテトラクロロ
エタンとフェノールの等質量の混合溶媒を使用し、25
℃にて測定した。得られた熱可塑性樹脂組成物につい
て、MFRの測定、引張試験、アイゾット衝撃試験を行
った。測定結果を表2に示した。MFR:ポリエステル
系樹脂(A)及び熱可塑性樹脂組成物については、JI
S K7210の条件20に従い、温度280℃、荷重
2.16kgの条件で測定した。その他、エチレン系共
重合体・ポリエチレンは190℃、ポリプロピレンは2
30℃で測定した。機械的物性の測定:得られたペレッ
トを用いて、射出成形機にてJIS K6928−2の
条件に従い、約3mmの試験片を成形した。引張試験
は、JISK7113に従い、厚さ約3mmの射出成形
試験片(1号)を、引張速度50mm/分で行った。ア
イゾット衝撃試験は、JIS K7110に従い、厚さ
約3mmの射出成形試験片を2号A標片に加工し、ノッ
チ付きについて行なった。
【0025】<実施例2〜8>表1に示すエチレン系共
重合体を用いて、表2に示す配合の樹脂組成物を実施例
1と同様に操作を行なって熱可塑性樹脂組成物を得た。
得られた各熱可塑性樹脂組成物について実施例1と同様
に評価した。評価結果を表2に示した。尚、実施例4で
用いたポリエチレンは、MFRが0.2g/10分、融
点が131℃である。
重合体を用いて、表2に示す配合の樹脂組成物を実施例
1と同様に操作を行なって熱可塑性樹脂組成物を得た。
得られた各熱可塑性樹脂組成物について実施例1と同様
に評価した。評価結果を表2に示した。尚、実施例4で
用いたポリエチレンは、MFRが0.2g/10分、融
点が131℃である。
【0026】<比較例1>エチレン−メチルアクリレー
ト−無水マレイン酸共重合体を添加しない以外は実施例
1と同様に操作を行い熱可塑性樹脂組成物を製造し、評
価した。結果を表2に示した。
ト−無水マレイン酸共重合体を添加しない以外は実施例
1と同様に操作を行い熱可塑性樹脂組成物を製造し、評
価した。結果を表2に示した。
【0027】<比較例2>エチレン−メチルアクリレー
ト−無水マレイン酸共重合体の代わりにエチレン−メチ
ルアクリレート2元共重合体(メチルアクリレート:1
2質量%、MFR:10g/10分、融点:90℃)を
使用した以外は実施例1と同様に操作を行い熱可塑性樹
脂組成物を製造し、評価した。結果を表2に示した。
ト−無水マレイン酸共重合体の代わりにエチレン−メチ
ルアクリレート2元共重合体(メチルアクリレート:1
2質量%、MFR:10g/10分、融点:90℃)を
使用した以外は実施例1と同様に操作を行い熱可塑性樹
脂組成物を製造し、評価した。結果を表2に示した。
【0028】<比較例3〜6>表2に示した配合の樹脂
組成物を実施例1と同様に操作を行い熱可塑性樹脂組成
物を製造し、評価した。結果を表2に示した。
組成物を実施例1と同様に操作を行い熱可塑性樹脂組成
物を製造し、評価した。結果を表2に示した。
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】
【0031】表2から明らかなように、本実施例の各熱
可塑性樹脂組成物を用いた成形体であれば、概ね、伸び
が小さく、また、アイゾット衝撃強度が高められている
ことがわかる。
可塑性樹脂組成物を用いた成形体であれば、概ね、伸び
が小さく、また、アイゾット衝撃強度が高められている
ことがわかる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、ポリエステル系樹脂を
含む熱可塑性樹脂組成物について、衝撃強度、破断強度
等の機械的強度等を大幅に向上させることができ、コス
トを含めたトータル性能を改善できる。特に、PETボ
トル回収物、主に自動車産業や紙おむつ工業から排出さ
れる再生ポリプロピレン、地下埋設ポリエチレン製ガス
・水道廃パイプ回収品等の再生樹脂を用いて、多くの射
出成形・中空成形、押出成形を適用して広く工業製品に
利用することができ、地球資源の有効活用に大いに期待
される。
含む熱可塑性樹脂組成物について、衝撃強度、破断強度
等の機械的強度等を大幅に向上させることができ、コス
トを含めたトータル性能を改善できる。特に、PETボ
トル回収物、主に自動車産業や紙おむつ工業から排出さ
れる再生ポリプロピレン、地下埋設ポリエチレン製ガス
・水道廃パイプ回収品等の再生樹脂を用いて、多くの射
出成形・中空成形、押出成形を適用して広く工業製品に
利用することができ、地球資源の有効活用に大いに期待
される。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
C08L 23:08) C08L 23:08
(C08L 67/00 63:00
63:00)
(72)発明者 鈴木 義雄
神奈川県川崎市川崎区夜光二丁目3番2号
日本ポリオレフィン株式会社技術本部研
究開発センター内
(72)発明者 岡本 晃治
神奈川県川崎市川崎区夜光二丁目3番2号
日本ポリオレフィン株式会社技術本部研
究開発センター内
Fターム(参考) 4F071 AA14 AA15 AA20 AA42 AA45
AA46 AA78 BA01 BB05 BB06
BB09
4F301 AA25 BD29 CA09 CA36
4J002 BB02X BB06X BB07X BB11X
BB12X BB16X BB20X BB213
BP02X CD014 CF06W CF07W
CF08W FD01
Claims (9)
- 【請求項1】 ポリエステル系樹脂(A)と、不飽和カ
ルボン酸無水物コモノマーを含有するエチレン系共重合
体(B)0.1〜15質量%とを含むことを特徴とする
熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項2】 さらにポリオレフィン系樹脂(C)を8
0質量%以下の範囲内で含むことを特徴とする請求項1
に記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項3】 前記ポリオレフィン系樹脂(C)が、ポ
リエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリブテン
系樹脂の群から選択される少なくとも1種であることを
特徴とする請求項2に記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項4】 エポキシ基含有コモノマーを有するエチ
レン系共重合体(D)を0.1〜15質量%含むことを
特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の熱可塑
性樹脂組成物。 - 【請求項5】 前記ポリエステル系樹脂(A)が、再生
樹脂であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一
項に記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項6】 前記ポリオレフィン系樹脂(C)が、再
生樹脂であることを特徴とする請求項2〜5のいずれか
一項に記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の熱可塑
性樹脂組成物を射出成形または押出成形してなる成形
品。 - 【請求項8】 100〜160℃の範囲で乾燥処理した
再生ポリエステル系樹脂(A)に、不飽和カルボン酸無
水物コモノマーを含有するエチレン系共重合体(B)を
0.1〜15質量%になるように配合し、再生ポリエス
テル系樹脂(A)の融点以上に加熱溶融することを特徴
とする熱可塑性樹脂組成物の製造方法。 - 【請求項9】 前記再生ポリエステル系樹脂(A)に、
ポリオレフィン系樹脂(C)を80質量%以下の範囲内
になるように配合、及び又は エポキシ基含有コモノマ
ーを有するエチレン系共重合体(D)を0.1〜15質
量%になるように配合することを特徴とする請求項8記
載の熱可塑性樹脂組成物の製造方法。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001343742A JP2003147178A (ja) | 2001-11-08 | 2001-11-08 | 熱可塑性樹脂組成物およびその製造方法 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2001343742A JP2003147178A (ja) | 2001-11-08 | 2001-11-08 | 熱可塑性樹脂組成物およびその製造方法 |
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| JP2003147178A true JP2003147178A (ja) | 2003-05-21 |
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ID=19157377
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001343742A Pending JP2003147178A (ja) | 2001-11-08 | 2001-11-08 | 熱可塑性樹脂組成物およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003147178A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006070210A (ja) * | 2004-09-03 | 2006-03-16 | Sharp Corp | 熱可塑性樹脂成形体、その製造方法および熱可塑性樹脂の再資源化方法 |
| JP2007100101A (ja) * | 2006-11-21 | 2007-04-19 | Sharp Corp | 熱可塑性樹脂成形体、その製造方法および熱可塑性樹脂の再資源化方法 |
| JP2008143988A (ja) * | 2006-12-07 | 2008-06-26 | Kisco Ltd | 再生petを含む押出成形用熱可塑性樹脂組成物および成形品 |
| JP2010043271A (ja) * | 2009-10-01 | 2010-02-25 | Sharp Corp | 熱可塑性樹脂成形体、その製造方法および熱可塑性樹脂の再資源化方法 |
-
2001
- 2001-11-08 JP JP2001343742A patent/JP2003147178A/ja active Pending
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