JPH0532831A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents
熱可塑性樹脂組成物Info
- Publication number
- JPH0532831A JPH0532831A JP19319991A JP19319991A JPH0532831A JP H0532831 A JPH0532831 A JP H0532831A JP 19319991 A JP19319991 A JP 19319991A JP 19319991 A JP19319991 A JP 19319991A JP H0532831 A JPH0532831 A JP H0532831A
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- JP
- Japan
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- nylon
- resin composition
- ethylene
- weight
- resistance
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 成形加工性、剛性、耐熱性、耐衝撃性、耐油
性、耐薬品性、耐水性、ガスバリア性等の物性のバラン
スがきわめて良好でかつ、フィルム、シート等成形加工
時の外観及び透明性の優れた熱可塑性樹脂組成物を提供
すること。 【構成】 ポリオレフィン5〜95重量%、ナイロン及
び、又はエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物95〜
5重量%からなる樹脂組成物100重量部に対して低分
子量ポリオレフィン1〜20重量部からなることを特徴
とする熱可塑性樹脂組成物。
性、耐薬品性、耐水性、ガスバリア性等の物性のバラン
スがきわめて良好でかつ、フィルム、シート等成形加工
時の外観及び透明性の優れた熱可塑性樹脂組成物を提供
すること。 【構成】 ポリオレフィン5〜95重量%、ナイロン及
び、又はエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物95〜
5重量%からなる樹脂組成物100重量部に対して低分
子量ポリオレフィン1〜20重量部からなることを特徴
とする熱可塑性樹脂組成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成形や押出成形等
により、成形品、シート、あるいは、フィルム等として
利用できる新規な熱可塑性樹脂組成物に関するものであ
る。更に詳しくは、ポリオレフィンとナイロン及びエチ
レン−酢酸ビニル共重合体ケン化物との相溶性が著しく
改善された組成物に関するものである。
により、成形品、シート、あるいは、フィルム等として
利用できる新規な熱可塑性樹脂組成物に関するものであ
る。更に詳しくは、ポリオレフィンとナイロン及びエチ
レン−酢酸ビニル共重合体ケン化物との相溶性が著しく
改善された組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリオレフィンは成形加工性、強靭性、
耐水性、耐有機溶剤性、耐薬品性などに優れ、低比重で
安価であることから各種成形品やフィルム、シート等に
従来から広く利用されている。しかし、ポリオレフィン
は、耐熱性、剛性がそれ程高くなく、新規な用途開拓を
はかるためには、これらを更に改良することが望まれて
いた。一方、ナイロンは、耐熱性、剛性、強度、耐油性
等に特徴をもったエンジニアリング樹脂として自動車部
品や電気、電子部品の分野などで広汎に使用されている
が、成形加工性、耐衝撃性、耐水性及び耐薬品性等にお
いて一層の改良が望まれている。
耐水性、耐有機溶剤性、耐薬品性などに優れ、低比重で
安価であることから各種成形品やフィルム、シート等に
従来から広く利用されている。しかし、ポリオレフィン
は、耐熱性、剛性がそれ程高くなく、新規な用途開拓を
はかるためには、これらを更に改良することが望まれて
いた。一方、ナイロンは、耐熱性、剛性、強度、耐油性
等に特徴をもったエンジニアリング樹脂として自動車部
品や電気、電子部品の分野などで広汎に使用されている
が、成形加工性、耐衝撃性、耐水性及び耐薬品性等にお
いて一層の改良が望まれている。
【0003】また、ナイロンとエチレン−酢酸ビニル共
重合体ケン化物とを配合し、ガスバリア性を向上させる
とともに双方の特徴を有する熱可塑性樹脂を作り出そう
という試みも従来より行われている。しかし、この組成
物は、一般に耐水性、耐薬品性が悪く、相溶性にも問題
があり、押出成形によりフィルム、シートなどを成形す
ると、不均一な相分離を生じやすく、著しく外観を損ね
たものしか得られていなかった。
重合体ケン化物とを配合し、ガスバリア性を向上させる
とともに双方の特徴を有する熱可塑性樹脂を作り出そう
という試みも従来より行われている。しかし、この組成
物は、一般に耐水性、耐薬品性が悪く、相溶性にも問題
があり、押出成形によりフィルム、シートなどを成形す
ると、不均一な相分離を生じやすく、著しく外観を損ね
たものしか得られていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ポリオレフ
ィンとナイロン及び、又はエチレン−酢酸ビニル共重合
体ケン化物に、低分子量ポリオレフィンを配合すること
により、分散粒子径を1μm以下にミクロに均一分散さ
せ、成形加工性、剛性、耐熱性、耐衝撃性、耐油性、耐
薬品性、耐水性、ガスバリア性等の物性のバランスがき
わめて良好でかつ、フィルム、シート等成形加工時の外
観及び透明性の優れた新規な熱可塑性樹脂組成物を提供
することを目的とするものである。
ィンとナイロン及び、又はエチレン−酢酸ビニル共重合
体ケン化物に、低分子量ポリオレフィンを配合すること
により、分散粒子径を1μm以下にミクロに均一分散さ
せ、成形加工性、剛性、耐熱性、耐衝撃性、耐油性、耐
薬品性、耐水性、ガスバリア性等の物性のバランスがき
わめて良好でかつ、フィルム、シート等成形加工時の外
観及び透明性の優れた新規な熱可塑性樹脂組成物を提供
することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、(A)ポリオ
レフィン5〜95重量%及び(B)ナイロン及び、又は
エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物95〜5重量%
からなる樹脂組成物100重量部に対して(C)低分子
量ポリオレフィン1〜20重量部からなることを特徴と
する熱可塑性樹脂組成物に関するものである。
レフィン5〜95重量%及び(B)ナイロン及び、又は
エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物95〜5重量%
からなる樹脂組成物100重量部に対して(C)低分子
量ポリオレフィン1〜20重量部からなることを特徴と
する熱可塑性樹脂組成物に関するものである。
【0006】本発明に、用いられるポリオレフィン
(A)としては例えば、エチレン、プロピレン、ブテン
−1、ペンテン−1、ヘキセン−1、3−メチルブテン
−1、オクテン−1等のα−オレフィンの単独重合体、
ランダムまたはブロック等の共重合体、これらα−オレ
フィンの過半重合と他の不飽和単量体とのランダム、ブ
ロックもしくはグラフト等の共重合体、またはこれらの
重合体の酸化、ハロゲン化、スルホン化したものであ
り、少なくとも部分的に結晶性を示すものである。
(A)としては例えば、エチレン、プロピレン、ブテン
−1、ペンテン−1、ヘキセン−1、3−メチルブテン
−1、オクテン−1等のα−オレフィンの単独重合体、
ランダムまたはブロック等の共重合体、これらα−オレ
フィンの過半重合と他の不飽和単量体とのランダム、ブ
ロックもしくはグラフト等の共重合体、またはこれらの
重合体の酸化、ハロゲン化、スルホン化したものであ
り、少なくとも部分的に結晶性を示すものである。
【0007】ここで他の不飽和単量体としては例えば、
アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、イタコン酸、
アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸メ
チル、無水マレイン酸アリールマレイン酸イミド、アル
キルマレイン酸イミド等の不飽和有機酸またはその誘導
体、及び酢酸ビニル、酪酸ビニル等のビニルエステル、
スチレン、メチルスチレン等の芳香族ビニル化合物、ビ
ニルトリメチルメトキシシラン、γ−メタクリロイルオ
キシプロピルトリメトキシシラン等のビニルシラン、ジ
シクロペンタジエン、4−エチリデン−2−ノルボルネ
ン等の非共役ジエンなどを用いることができる。共重合
の場合には、α−オレフィンや他の単量体は、2種に限
らず、複数種からなるものであってもよい。
アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、イタコン酸、
アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸メ
チル、無水マレイン酸アリールマレイン酸イミド、アル
キルマレイン酸イミド等の不飽和有機酸またはその誘導
体、及び酢酸ビニル、酪酸ビニル等のビニルエステル、
スチレン、メチルスチレン等の芳香族ビニル化合物、ビ
ニルトリメチルメトキシシラン、γ−メタクリロイルオ
キシプロピルトリメトキシシラン等のビニルシラン、ジ
シクロペンタジエン、4−エチリデン−2−ノルボルネ
ン等の非共役ジエンなどを用いることができる。共重合
の場合には、α−オレフィンや他の単量体は、2種に限
らず、複数種からなるものであってもよい。
【0008】本発明に用いられるナイロン(B)とは、
ナイロン−6、ナイロン−11、ナイロン−12などの
ポリラクタム類、ナイロン−6,6、ナイロン−6,1
0、ナイロン6−12などのジカルボン酸とジアミンと
から得られるポリアミド類、ナイロン−6/6,6、ナ
イロン−6/6,10、ナイロン−6/6,11、ナイ
ロン−6/6,12、ナイロン−6/6,6/6,1
0、ナイロン−6/6,6/6,12、ナイロン−6/
6T(T;テレフタル酸成分)などの共重合ポリアミド
類、またこれらの混合物などの高アミノ末端ポリアミド
が挙げられる。
ナイロン−6、ナイロン−11、ナイロン−12などの
ポリラクタム類、ナイロン−6,6、ナイロン−6,1
0、ナイロン6−12などのジカルボン酸とジアミンと
から得られるポリアミド類、ナイロン−6/6,6、ナ
イロン−6/6,10、ナイロン−6/6,11、ナイ
ロン−6/6,12、ナイロン−6/6,6/6,1
0、ナイロン−6/6,6/6,12、ナイロン−6/
6T(T;テレフタル酸成分)などの共重合ポリアミド
類、またこれらの混合物などの高アミノ末端ポリアミド
が挙げられる。
【0009】また、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン
化物(B)の例としては、エチレンと酢酸ビニルとの共
重合体を一般に行われる方法でケン化させることによっ
て製造することができる。エチレン−酢酸ビニル共重合
体中のエチレンの共重合割合は、一般には20〜80モ
ル%であり、特に25〜75モル%が好ましい。エチレ
ンの共重合割合が20モル%未満では、成形加工性の点
で問題がある。一方、80モル%を越えると、ガスバリ
ア性の点で不満足である。また、ケン化度は通常90%
以上であり、とりわけ95%以上が望ましい。ケン化度
が90%未満では、ガスバリア性がよくない。
化物(B)の例としては、エチレンと酢酸ビニルとの共
重合体を一般に行われる方法でケン化させることによっ
て製造することができる。エチレン−酢酸ビニル共重合
体中のエチレンの共重合割合は、一般には20〜80モ
ル%であり、特に25〜75モル%が好ましい。エチレ
ンの共重合割合が20モル%未満では、成形加工性の点
で問題がある。一方、80モル%を越えると、ガスバリ
ア性の点で不満足である。また、ケン化度は通常90%
以上であり、とりわけ95%以上が望ましい。ケン化度
が90%未満では、ガスバリア性がよくない。
【0010】また、本発明に用いられる低分子量ポリオ
レフィン(C)の例としては、平均分子量が約2000
0以下のポリオレフィンオリゴマーで、例えばポリエチ
レン、ポリプロピレン等のオリゴマー及びこれらの変性
物、例えばマレイン酸、フマル酸、カルボン酸、更に
は、これらの無水物、及び水酸基等を化学的に結合して
得られるものが挙げられる。中でも、平均分子量が10
00〜6000のポリエチレン、及びポリプロピレンオ
リゴマーの末端を無水マレイン酸変性したもので、その
含有量が5重量%以上のものが特に好ましい。
レフィン(C)の例としては、平均分子量が約2000
0以下のポリオレフィンオリゴマーで、例えばポリエチ
レン、ポリプロピレン等のオリゴマー及びこれらの変性
物、例えばマレイン酸、フマル酸、カルボン酸、更に
は、これらの無水物、及び水酸基等を化学的に結合して
得られるものが挙げられる。中でも、平均分子量が10
00〜6000のポリエチレン、及びポリプロピレンオ
リゴマーの末端を無水マレイン酸変性したもので、その
含有量が5重量%以上のものが特に好ましい。
【0011】本発明による熱可塑性樹脂組成物におい
て、ポリオレフィン(A)は5〜95重量%、ナイロン
及び、又はエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物
(B)は95〜5重量%からなる樹脂組成物100重量
部に対して、さらに低分子量ポリオレフィン(C)は1
〜20重量配合しなければならない。
て、ポリオレフィン(A)は5〜95重量%、ナイロン
及び、又はエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物
(B)は95〜5重量%からなる樹脂組成物100重量
部に対して、さらに低分子量ポリオレフィン(C)は1
〜20重量配合しなければならない。
【0012】(A)成分の含量が5重量%より少なく、
(B)成分の含量が95重量%より多い場合は、成形加
工性、耐水性、及び耐薬品性が十分でない。また、
(A)成分の含量が95重量%より多く、(B)成分の
含量が5重量%より少ない場合は、耐熱性、剛性におい
て好ましい性質が得られない。また、(C)成分につい
ては、含量が1重量部より少ない場合は、樹脂組成物の
相溶分散性に問題があり、分散粒子径が数十〜数百μm
と大きく、外観及び透明性が不十分である。また(C)
成分の含量が、20重量部より多い場合は、耐熱性、耐
衝撃性、剛性等の低下が著しく好ましい結果が得られな
い。
(B)成分の含量が95重量%より多い場合は、成形加
工性、耐水性、及び耐薬品性が十分でない。また、
(A)成分の含量が95重量%より多く、(B)成分の
含量が5重量%より少ない場合は、耐熱性、剛性におい
て好ましい性質が得られない。また、(C)成分につい
ては、含量が1重量部より少ない場合は、樹脂組成物の
相溶分散性に問題があり、分散粒子径が数十〜数百μm
と大きく、外観及び透明性が不十分である。また(C)
成分の含量が、20重量部より多い場合は、耐熱性、耐
衝撃性、剛性等の低下が著しく好ましい結果が得られな
い。
【0013】更に、必要に応じて基本的性質を損なわな
い範囲で他の添加剤例えば、染顔料、安定剤、酸化防止
剤、滑剤、充填剤等を添加することもできる。
い範囲で他の添加剤例えば、染顔料、安定剤、酸化防止
剤、滑剤、充填剤等を添加することもできる。
【0014】また、本発明の応用として、ポリオレフィ
ン層、ナイロン層、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン
化物層及び、接着層などを含む2層以上の多層フィル
ム、例えば、低密度ポリエチレン層/接着層/ナイロン
層、低密度ポリエチレン層/接着層/エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体ケン化物層、低密度ポリエチレン層/接着
層/ナイロン層/エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化
物層、低密度ポリエチレン層/接着層/ナイロン層/接
着層/エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物層などの
多層フィルムのスクラップを粉砕機あるいは造粒機等に
よって破砕又は、粒状等にしたものに低分子量ポリオレ
フィンを混練することにより均一な組成とし、透明性が
良好で機械的強度がより優れた回収再生物が得られる。
この再生物を更に多層フィルムの1層として使用する
か、他の成形用の材料としても使用できる。
ン層、ナイロン層、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン
化物層及び、接着層などを含む2層以上の多層フィル
ム、例えば、低密度ポリエチレン層/接着層/ナイロン
層、低密度ポリエチレン層/接着層/エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体ケン化物層、低密度ポリエチレン層/接着
層/ナイロン層/エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化
物層、低密度ポリエチレン層/接着層/ナイロン層/接
着層/エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物層などの
多層フィルムのスクラップを粉砕機あるいは造粒機等に
よって破砕又は、粒状等にしたものに低分子量ポリオレ
フィンを混練することにより均一な組成とし、透明性が
良好で機械的強度がより優れた回収再生物が得られる。
この再生物を更に多層フィルムの1層として使用する
か、他の成形用の材料としても使用できる。
【0015】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明するが、こ
れは単なる例示であり、本発明はこれに限定されるもの
ではない。なお、実施例では、0.05mmのT−ダイ
シートを使用し、光線透過率、及びHAZEはASTM
−D1003により、また、引張試験はASTM−D6
38、アイゾット衝撃試験はASTM−D256によっ
て測定した結果である。光線透過率及びHAZEは、A
STM−D1003により測定した結果である。外観に
ついては、目視にて、以下の基準により判定した。 ○;均一かつ良好な相溶性を示し、相分離異物が見られ
ない。 ×;相溶性が悪く、相分離している。 配合組成及び各特性値の結果は表1〜表5に示した。
れは単なる例示であり、本発明はこれに限定されるもの
ではない。なお、実施例では、0.05mmのT−ダイ
シートを使用し、光線透過率、及びHAZEはASTM
−D1003により、また、引張試験はASTM−D6
38、アイゾット衝撃試験はASTM−D256によっ
て測定した結果である。光線透過率及びHAZEは、A
STM−D1003により測定した結果である。外観に
ついては、目視にて、以下の基準により判定した。 ○;均一かつ良好な相溶性を示し、相分離異物が見られ
ない。 ×;相溶性が悪く、相分離している。 配合組成及び各特性値の結果は表1〜表5に示した。
【0016】(実施例1〜3) (A)成分としては低密度ポリエチレン(LDPE)を
使用し、(B)成分としてはナイロン−6/6,6(6
/6,6Ny)を使用し、さらに(C)成分としては、
平均分子量が2000のポリエチレンオリゴマーの末端
を無水マレイン酸変性したもので、その含有量が約5重
量%のものを(LMW−PE)を使用した。
使用し、(B)成分としてはナイロン−6/6,6(6
/6,6Ny)を使用し、さらに(C)成分としては、
平均分子量が2000のポリエチレンオリゴマーの末端
を無水マレイン酸変性したもので、その含有量が約5重
量%のものを(LMW−PE)を使用した。
【0017】(実施例4〜6) (A)成分としてはLDPEを使用し、(B)成分とし
ては6/6,6Ny及び、エチレン含有率44%のエチ
レン−酢酸ビニル共重合体ケン化物(EVOH)を使用
し、(C)成分としては、平均分子量が2000のポリ
エチレンオリゴマーの末端を無水マレイン酸変性したも
ので、その含有量が約5重量%のものを(LMW−P
E)を使用した。
ては6/6,6Ny及び、エチレン含有率44%のエチ
レン−酢酸ビニル共重合体ケン化物(EVOH)を使用
し、(C)成分としては、平均分子量が2000のポリ
エチレンオリゴマーの末端を無水マレイン酸変性したも
ので、その含有量が約5重量%のものを(LMW−P
E)を使用した。
【0018】(実施例7〜9) (A)成分としてはLDPEを使用し、(B)成分とし
てはエチレン含有率44%のエチレン−酢酸ビニル共重
合体ケン化物(EVOH)を使用し、(C)成分として
は、平均分子量が2000のポリエチレンオリゴマーの
末端を無水マレイン酸変性したもので、その含有量が約
5重量%のものを(LMW−PE)を使用した。
てはエチレン含有率44%のエチレン−酢酸ビニル共重
合体ケン化物(EVOH)を使用し、(C)成分として
は、平均分子量が2000のポリエチレンオリゴマーの
末端を無水マレイン酸変性したもので、その含有量が約
5重量%のものを(LMW−PE)を使用した。
【0019】(比較例1〜3) (A)成分としては低密度ポリエチレン(LDPE)を
使用し、(B)成分としてはナイロン−6/6,6(6
/6,6Ny)を使用した。
使用し、(B)成分としてはナイロン−6/6,6(6
/6,6Ny)を使用した。
【0020】(比較例4〜6) (A)成分としてはLDPEを使用し、(B)成分とし
ては6/6,6Ny及び、エチレン含有率44%のエチ
レン−酢酸ビニル共重合体ケン化物(EVOH)を使用
した。
ては6/6,6Ny及び、エチレン含有率44%のエチ
レン−酢酸ビニル共重合体ケン化物(EVOH)を使用
した。
【0021】(比較例7〜9) (A)成分としてはLDPEを使用し、(B)成分とし
てはエチレン含有率44%のエチレン−酢酸ビニル共重
合体ケン化物(EVOH)を使用した。
てはエチレン含有率44%のエチレン−酢酸ビニル共重
合体ケン化物(EVOH)を使用した。
【0022】(実施例10) LDPE層/接着層(オレフィン系)/6/6,6Ny
層/接着層(オレフィン系)/エチレン−酢酸ビニル共
重合体ケン化物層より構成される厚み比率=60/5/
10/5/20(μm)の総厚み100μmの多層フィ
ルムのスクラップを粉砕したものに(C)成分として平
均分子量が2000のポリエチレンオリゴマーの末端を
無水マレイン酸変性したもので、その含有量が約5重量
%のものを(LMW−PE)を使用した。
層/接着層(オレフィン系)/エチレン−酢酸ビニル共
重合体ケン化物層より構成される厚み比率=60/5/
10/5/20(μm)の総厚み100μmの多層フィ
ルムのスクラップを粉砕したものに(C)成分として平
均分子量が2000のポリエチレンオリゴマーの末端を
無水マレイン酸変性したもので、その含有量が約5重量
%のものを(LMW−PE)を使用した。
【0023】(比較例10) 実施例10と同じ多層フィルムのスクラップを使用し、
(C)成分は使用しなかった。
(C)成分は使用しなかった。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】
【表3】
【0027】
【表4】
【0028】
【表5】
【0029】
【発明の効果】本発明方法による熱可塑性樹脂組成物
は、通常の熱可塑性樹脂組成物に用いられている加工方
法、例えば射出成形、押出成形等により、容易に成形
品、フィルム、シート等に加工され、成形加工性、剛
性、耐熱性、耐衝撃性、耐油性、耐薬品性、耐水性、ガ
スバリア性等のバランスがきわめて良好でかつ、フィル
ム、シート等成形加工時の外観及び、透明性の優れた製
品を与える。また、本発明の組成物にする手法を用いる
ことによりポリオレフィン層、ナイロン層、エチレン−
酢酸ビニル共重合体ケン化物層より構成された透明多層
フィルムのスクラップの再生回収が可能となった。
は、通常の熱可塑性樹脂組成物に用いられている加工方
法、例えば射出成形、押出成形等により、容易に成形
品、フィルム、シート等に加工され、成形加工性、剛
性、耐熱性、耐衝撃性、耐油性、耐薬品性、耐水性、ガ
スバリア性等のバランスがきわめて良好でかつ、フィル
ム、シート等成形加工時の外観及び、透明性の優れた製
品を与える。また、本発明の組成物にする手法を用いる
ことによりポリオレフィン層、ナイロン層、エチレン−
酢酸ビニル共重合体ケン化物層より構成された透明多層
フィルムのスクラップの再生回収が可能となった。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 (A)ポリオレフィン5〜95重量%及
び(B)ナイロン及び、又はエチレン−酢酸ビニル共重
合体ケン化物95〜5重量%からなる樹脂組成物100
重量部に対して(C)低分子量ポリオレフィン1〜20
重量部からなることを特徴とする熱可塑性樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19319991A JPH0532831A (ja) | 1991-08-01 | 1991-08-01 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19319991A JPH0532831A (ja) | 1991-08-01 | 1991-08-01 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0532831A true JPH0532831A (ja) | 1993-02-09 |
Family
ID=16303954
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19319991A Pending JPH0532831A (ja) | 1991-08-01 | 1991-08-01 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0532831A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999011707A1 (fr) * | 1997-09-04 | 1999-03-11 | Kuraray Co., Ltd. | Composition de resine |
WO2021029355A1 (ja) * | 2019-08-09 | 2021-02-18 | 三菱ケミカル株式会社 | 樹脂組成物 |
US20220251380A1 (en) * | 2019-07-21 | 2022-08-11 | Polyvalor, Société En Commandite | Improved barrier polymer compositions |
-
1991
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