JPH0510567U - 洗面器の取付構造 - Google Patents
洗面器の取付構造Info
- Publication number
- JPH0510567U JPH0510567U JP6555191U JP6555191U JPH0510567U JP H0510567 U JPH0510567 U JP H0510567U JP 6555191 U JP6555191 U JP 6555191U JP 6555191 U JP6555191 U JP 6555191U JP H0510567 U JPH0510567 U JP H0510567U
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- Japan
- Prior art keywords
- washbasin
- counter
- upper edge
- mounting structure
- sealant
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- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 シール剤が充填される洗面器の形状を簡単に
し製造コストの抑制を図るとともに、洗面器の取付位置
の微調整に伴うシール剤の切断を防止する。 【構成】 カウンターの下面に圧接される洗面器の上縁
部の外周側に、この上縁部の上面よりも低い段差部が形
成されてなり、この段差部と該カウンターの下面とによ
り形成された凹条の空間内にシール剤が充填されてな
る。 【効果】 洗面器の上縁部の外周側に段差部を形成する
のみで足りるので製造コストが抑制されるばかりではな
く、洗面器の取付位置の微調整が終了した後にシール剤
を該洗面器の外側から充填することができる。
し製造コストの抑制を図るとともに、洗面器の取付位置
の微調整に伴うシール剤の切断を防止する。 【構成】 カウンターの下面に圧接される洗面器の上縁
部の外周側に、この上縁部の上面よりも低い段差部が形
成されてなり、この段差部と該カウンターの下面とによ
り形成された凹条の空間内にシール剤が充填されてな
る。 【効果】 洗面器の上縁部の外周側に段差部を形成する
のみで足りるので製造コストが抑制されるばかりではな
く、洗面器の取付位置の微調整が終了した後にシール剤
を該洗面器の外側から充填することができる。
Description
【0001】
本考案は、カウンターと洗面器とを互いに固定する洗面器の取付構造に関し、 特に、カウンターの下面に取り付けられるタイプの洗面器の取付構造に関するも のである。
【0002】
カウンターの下面に取り付けられるタイプの洗面器の取付構造の一例として、 従来、実公平第3−16943号公報に記載されたものが提案されている。この 公報に記載された洗面器の取付構造は、図2に示すように、洗面器30の上縁部 30aにシール剤31が充填される凹溝30bが形成されてなるとともに、該凹 溝30bの外側の凸部30cは、内側の凸部30dよりも低く形成されてなるも のである。この洗面器の取付構造は、図示しない洗面器の上縁部に単に凹溝を形 成したものが有する課題、すなわち、該凹溝内にシール剤を充填した後に該洗面 器をカウンターの下面に押圧した際、この凹部内に充填された残余のシール剤が 、洗面器の内表面にはみ出すので、このはみ出したシール剤を拭き取る必要が生 ずる等の悪影響を防止するために提案されたものである。
【0003】
上述した従来の洗面器の取付構造によれば、洗面器30がカウンター32の下 面32aに押圧された際、上記凹溝30b内に充填された残余のシール剤31は 、確かに前記外側の凸部30c上を通って洗面器30の外表面側に逃げるので、 該洗面器30の内側面にはみ出すことは防止される。すなわち、カウンター32 の下面に固定された図示しない固定具により、上記洗面器30の上縁部30aと カウンター32の下面32aとの間に隙間を残し、上記凹溝30b内にシール剤 31を充填し、次いで、上記固定具により、上記洗面器30をカウンター32の 下面32aに押圧して行くと、該凹溝30b内の残余のシール剤31は、前記外 側の凸部30c上を通って洗面器30の外表面側に逃げ、洗面器30の内側面に はみ出すことはない。
【0004】 しかしながら、上述した洗面器の取付構造では、洗面器30の上縁部の形状を 常に上述した形状に成形する必要があるので、製造コストの上昇が避けられない ばかりではなく、以下に詳細に説明する課題を有する。すなわち、カウンター3 2の下面32aに対する洗面器30の取付作業は、該カウンター32に形成され た開口部32bに対応していずれか一方に偏ることなく常に均一に行われなけれ ばならず、したがって、上記洗面器30をカウンター32の下面32aに固定具 を介して圧接し終わった後であっても、該洗面器30の取付位置を微調整する必 要が生ずる場合があるが、前記従来の洗面器の取付構造では、既に凹溝30b内 にはシール剤41が充填されているので、該洗面器30の取付位置の微調整は極 めて困難であり、また、この微調整により上記凹溝30d内のシール剤31が部 分的に切断されてしまう危険性が高い。換言すれば、従来の洗面器の取付構造で は、常にシール剤を凹溝30bに充填した後にのみ図示しない固定具を介して該 洗面器30をカウンター32の下面32に圧接して取り付ける必要があるので、 洗面器30を圧接した後における該洗面器30の取付位置の微調整は極めて困難 であり、これを無理に行った場合には上記シール剤31が部分的に切断され漏水 の危険性が発生することを避けられない。
【0005】 そこで、本考案は、上述した従来の洗面器の取付構造が有する課題を解決する ために提案されたものであって、確実に湯水の漏水を防止することができるとと もに、洗面器の形状を簡単に成形することができ、さらに洗面器の取付位置の微 調整も簡単に行うことができる洗面器の取付構造を提供することをも目的とする ものである。
【0006】
本考案は、上述した目的を達成するために提案されたものであり、カウンター の下面に固定具を介して洗面器が圧接されて取り付けられてなる洗面器の取付構 造であって、上記カウンターの下面に圧接される洗面器の上縁部の外周側には、 この上縁部の上面よりも低い段差部が形成されてなり、この段差部と該カウンタ ーの下面とにより形成された凹条の空間内にはシール剤が充填されてなることを 特徴とするものである。
【0007】
本考案に係る洗面器の取付構造は、シール剤が充填されるのは、洗面器の上縁 部に形成された段差部と該カウンターの下面とにより形成された凹条空間内であ ることから、固定具により洗面器がカウンターの下面に押圧されて取り付けられ 且つ該洗面器の取付位置の微調整が終了した後にシール剤を該洗面器の外側から 充填することができる。また、この構造に係る洗面器の上縁部の形状は、該上縁 部の上面よりも低い段差部が形成されてなるものであることから、極めて簡単に 製造することができ、したがってコストの上昇をも抑制することができる。
【0008】
以下、本考案に係る洗面器の取付構造の一実施例について図面を参照しながら 詳細に説明する。
【0009】 この実施例に係る洗面器の取付構造は、図1に示すように、カウンター1の下 面1aに、固定具2を介して洗面器3が取り付けられてなるものである。上記カ ウンター1は、人造大理石により平板状に形成されてなるものであり、中央には 、略楕円形状の開口部1bが形成されている。また、上記洗面器3は、陶器によ り略鉢状に成型されてなるものであり、上縁側外周にはフランジ部3aが形成さ れており、このフランジ部3aの上面は該洗面器3の上縁部3cの上面3dより も低く本考案を構成する段差部3eとなされている。なお、この洗面器3に形成 されたフランジ部3aの裏面には、後述する固定具2を構成する支持扞の先端が 係合する係合穴3fが設けられている。そして、この洗面器3を上記カウンター 1の下面1aに固定してなる上記固定具2は、上記カウンター1の下面1aに接 着される固定板2aと、この固定板2aの中心から軸部が垂下してなるボルト2 bと、このボルト2bに螺着されるナット2cと、上記ボルト2bの軸部が挿通 されるとともに該軸部の径よりも太径となされた図示しない貫通孔が穿設されて なり一端側がL字状に折曲された垂下部2dを有する平板2eと、基端がこの平 板2eの一側面に溶着されてなり先端は上記フランジ部3aの裏面に設けられた 係合穴3fに挿入係合する支持扞2fとから構成されている。
【0010】 そして、上記固定具2によりカウンター1の下面1aに取り付けられてなる洗 面器3の段差部3eと、該カウンター1の下面1aとにより形成されてなる凹条 空間内には、シリコーンゴムからなるシール剤4が充填され、図示しない水栓か ら上記洗面器3内に供給される湯水が、上記カウンター1の下面1aと該洗面器 2に形成された上縁部3cの上面3dとの間から外部に漏水しないようになされ ている。
【0011】 以下、上述した本実施例に係る洗面器の取付構造とするための作業手順につい て説明する。先ず、上記カウンター1の下面1aの所定箇所に上記固定具2を構 成する固定板2aの上面を接着し、次いで、上記支持扞2fの先端を洗面器3の フランジ部3aに設けられた係合穴3f内に挿入係合させるとともに、前記平板 2eの図示しない貫通孔内にボルト2bの軸部を挿通しナット2cを螺着させ、 さらに該ナット2cを徐々に螺進させる。このナット2cの螺進により、支持扞 2fにより支持された洗面器3は、徐々にカウンター1方向に持ち上げられ、該 洗面器3の上縁部3cの上面3dがカウンター1の下面1aに圧接される。なお 、この時、カウンター1に対する洗面器3の取付位置が前記開口部1bに対応し ていない場合は、洗面器3を支持する前記支持扞2fと一体となされた平板2e に穿設された図示しない貫通孔が前述のようにボルト2bの軸径よりも太径とな されていることから、該洗面器3を所定方向へずらせば良い。
【0012】 そして、この洗面器3の取付位置の調整が終了した後に、上記ナット2cをさ らに螺進させ、該洗面器3の上縁部3cの上面3dをカウンター1の下面1aに 完全に圧接させる。そして、最後に、上記洗面器3に形成された段差部3eと、 該カウンター1の下面1aとにより形成されてなる凹条空間に、シリコーンゴム からなるシール剤4を充填する。これらの一連の作業により洗面器3の取付が完 了する。
【0013】 このように、上述した本実施例に係る洗面器の取付構造によれば、カウンター 1の下面1aと洗面器3の上縁部3cの上面との間から外部に漏水するのを防止 するために使用されるシール剤4の充填作業は、固定具2による洗面器3の取付 作業が終了した後に行うことができるので、シール剤4を充填した後に洗面器3 の微調整を行う必要がないとともに、この微調整により充填されたシール剤4が 部分的に切断され漏水の危険性が発生することも避けることができる。 また、上述した本実施例に係る構造とするために用いられる洗面器30の形状 は、上縁部3cの上面3dよりも低い段差部3eが形成されてなるものであるこ とから、極めて簡単に製造することができコストの上昇をも有効に抑制すること ができる。
【0014】 なお、上記実施例に係る洗面器の取付構造では、本考案を構成する固定具とし て、固定板2aがカウンター1の下面1aに接着されるタイプのものを図示して 説明したが、この固定具は、洗面器をカウンターの下面に圧接して取り付けるも のであれば、他の構成からなるものでも良く、例えば、固定具を構成するボルト の頭部がカウンターに埋設されてなるタイプのものであっても良い。また、上記 実施例では、シール剤としてシリコーンゴムを使用したが、本考案を構成するシ ール剤はこの材料に限定されるものではなく、例えばブチルゴム等のように、少 なくとも洗面器とカウンターとの間から湯水が外部に漏水することを防止するこ とができる材料であれば他の材料を使用しても良い。
【0015】
上述した本考案の一実施例の説明からも明らかなように、本考案に係る洗面器 の取付構造によれば、シール剤の充填箇所は、洗面器の上縁部に形成された段差 部と該カウンターの下面とにより形成された凹条空間内であることから、該シー ル剤の充填作業は、固定具により洗面器がカウンターの下面に圧接されて取り付 けられ且つ該洗面器の取付位置の微調整が終了した後に該洗面器の外側から行わ れ、従来のように、常にシール剤を凹溝に充填した後にのみ固定具を介して該洗 面器をカウンターの下面に圧接して取り付ける必要はない。
【0016】 したがって、この洗面器の取付構造では、洗面器を圧接した後における該洗面 器の取付位置の微調整を行う必要はなく、この微調整によりシール剤が部分的に 切断され漏水の危険性が発生することも有効に回避することができる。 また、この構造を構成する洗面器の上縁部の形状は、単に該上縁部の上面より も低い段差部が形成されてなるに過ぎないので、極めて簡単に製造することがで きコストの上昇をも抑制することができる。
【図1】図1は本考案の一実施例に係る洗面器の取付構
造の要部を示す縦断面図である。
造の要部を示す縦断面図である。
【図2】図2は従来の洗面器の取付構造の要部を示す縦
断面図である。
断面図である。
1 カウンター 2 固定具 3 洗面器 3a 上縁部 3e 段差部 4 シール剤
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 カウンターの下面に固定具を介して
洗面器が圧接されて取り付けられてなる洗面器の取付構
造であって、上記カウンターの下面に圧接される洗面器
の上縁部の外周側には、この上縁部の上面よりも低い段
差部が形成されてなり、この段差部と該カウンターの下
面とにより形成された凹条空間内にはシール剤が充填さ
れてなることを特徴とする洗面器の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991065551U JP2564027Y2 (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | 洗面器の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991065551U JP2564027Y2 (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | 洗面器の取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0510567U true JPH0510567U (ja) | 1993-02-12 |
JP2564027Y2 JP2564027Y2 (ja) | 1998-03-04 |
Family
ID=13290263
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991065551U Expired - Lifetime JP2564027Y2 (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | 洗面器の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2564027Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008291899A (ja) * | 2007-05-23 | 2008-12-04 | Inaba Denki Sangyo Co Ltd | 貫通孔化粧カバー |
KR102635415B1 (ko) * | 2023-06-01 | 2024-02-13 | 대림비앤코주식회사 | 세면기 설치용 고정장치 및 이를 이용한 세면기 설치 방법 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0316943U (ja) * | 1989-06-30 | 1991-02-20 |
-
1991
- 1991-07-24 JP JP1991065551U patent/JP2564027Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0316943U (ja) * | 1989-06-30 | 1991-02-20 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008291899A (ja) * | 2007-05-23 | 2008-12-04 | Inaba Denki Sangyo Co Ltd | 貫通孔化粧カバー |
KR102635415B1 (ko) * | 2023-06-01 | 2024-02-13 | 대림비앤코주식회사 | 세면기 설치용 고정장치 및 이를 이용한 세면기 설치 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2564027Y2 (ja) | 1998-03-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |