JP3662414B2 - シャワー装置の取付構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はシャワーヘッドを高さ調節自在に支持するシャワー装置に係り、詳しくはシャワー装置を洗面化粧台又は流し台の傾斜した天板に取付ける構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、シャワー装置を取付ける洗面化粧台又は流し台の天板を前方に設けた洗面ボウルに向かって下方へ傾斜させることで、天板上にふりかかった水を洗面ボウルへ流れ落ちるようにしたものが公知であるが、このシャワー装置の取付構造は図3に示す通りである。この図3について簡単に説明すると、傾斜した天板31の取付孔32に貫挿する取付筒33は、内部縦方向に貫通して形成した挿孔34にホース36を収容したスライド管35を上下の摺動と高さの位置決め自在に貫挿し、スライド管35の上部にはホース36と接続するシャワーヘッド37を引出し自在に支持するホルダー38を取付け、天板31の下部から取付孔32周縁に合わせて上部を傾斜して切り欠いた円筒状で合成樹脂材からなるスペーサー39を介して金属製の固定ナット40を合成樹脂材からなる取付筒33の雄ねじ部33aに締結することで、取付筒33を垂直方向となるように補正して固定し、ホルダー38を取付筒33から上下垂直方向に引上げるようにしたものである。
【0003】
上記のものは取付筒及びスペーサーは、成型が容易で生産性に優れコスト的に有利な合成樹脂材からなるが、シャワー装置を傾斜した天板に取付ける際に金属製の固定ナットを工具で強く締結しすぎると樹脂製のスペーサーに強い応力が伝達して割れてしまったり、スペーサーの上部は傾斜して形成されているのでこの応力は縦方向と横方向へ分散し、スペーサーの変形により取付筒を軸中心方向へ収縮してスライド管の外周を押圧し、スライド管の上下への摺動がスムーズにできなくなってしまったり、摺動時に異音が発生するという欠点があった。
【0004】
また、スペーサーが変形しないように固定ナットを緩めに締結すると、シャワー装置は強固に固定されずがたつくという問題があり、作業性の悪いものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、シャワー装置を傾斜した天板に取付ける場合の固定ナットの締結作業を確実にし、スライド管の上下方向への摺動を支障なく軽快に行えるようにすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、合成樹脂材からなる取付筒の挿孔にスライド管を上下の摺動と高さの位置決め自在に貫挿し、スライド管の上端にはスライド管内を挿通するホースと接続したシャワーヘッドを引出し自在に支持するホルダーを装着したシャワー装置であって、前記取付筒を傾斜した天板の取付孔に貫挿し、天板の下部からスペーサーを介して固定ナットを取付筒に締結することによりシャワー装置を垂直方向に取付けるシャワー装置の取付構造において、前記スペーサーは、天板の取付孔周縁に密着する傾斜面が上面に形成され且つ天板の取付孔周縁と固定ナットとの間に装着され、上下両方又は一方に緩衝材を介在させたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて詳細に説明する。
本発明のシャワー装置Aは図1及び図2に示すように、洗面化粧台又は流し台等の天板Bに取付けて使用するもので、取付筒1、スライド管2、ホルダー3及びシャワーヘッド4を備えている。
【0008】
取付筒1は合成樹脂材からなる縦長の円筒状で、内部縦方向に後述するスライド管2を上下の摺動及び回動自在に貫挿する挿孔5を貫通して形成し、上下両端の外周にそれぞれ雄ねじ部6、6aを刻設し、前記挿孔5の下部から挿孔5よりやや大径に開口した開口部7の内周に雌ねじ部8を刻設し、上部の雄ねじ部6には下方を傾斜面9aとした固定金具9を上部から螺着してこの固定金具9の周囲を覆うカバー10を装着し、この取付筒1を前方へ向かって下方へ傾斜した天板Bの取付孔Cに上方から貫挿し、天板Bの下部からスペーサー11及び緩衝材12、12aを貫挿した後に固定ナット13を下部の雄ねじ部6aに螺着することで、傾斜した天板Bに対し垂直に固定している。
【0009】
前記スペーサー11は合成樹脂材からなり、取付筒1の下部周面を覆う円筒状で上面には緩衝材12を介して傾斜した天板Bの取付孔C周縁に密着する傾斜面11aを形成している。スペーサー11の上面をこのような傾斜面11aとすることで、他方の下端に形成した平行面11bに対し固定ナット13を向かい合わせた時に取付筒1と固定ナット13を同一垂直線上にすることができ、天板Bの傾斜を補正して取付筒1を天板Bの下方から垂直方向に取付可能にしている。
【0010】
リング状の緩衝材12、12aは例えばパッキン等のゴム或いは合成樹脂材で形成した弾性を有するものからなり、天板Bの取付孔C周縁とスペーサー11の傾斜面11aの間、及びスペーサー11の平行面11bと固定ナット13の間の両方又は一方に介在させ、この緩衝材12、12aを介在させたことにより固定ナット13を工具で強固に締結した場合の過剰な締結力を緩衝材12、12aが変形して吸収し、スペーサー11には応力を伝達せず、スペーサー11を破損させたり変形させることなく取付筒1を天板Bに固定するようにしたものである。なお、緩衝材はパッキン以外でも弾性を有するものであればどのようなものでもよい。
【0011】
円柱状のスライド管2は取付筒1の挿孔5に上下の摺動及び回動自在に貫挿し、中空状の内部にシャワー装置Aと併設して取付けた混合水栓(図示省略)とシャワーヘッド4を接続するホース16を挿通させる通し孔14を有し、上端にホース16と連通するシャワーヘッド4を引出し自在に支持するホルダー3を装着すると共に、下端には抜け止め用のナット17を取付け、ナット17の上部外周面に環状の係合溝15を形成している。
【0012】
緊締筒体18は合成樹脂材によるもので、上部外周に刻設した雄ねじ部19を前記取付筒1下部の雌ねじ部8に螺着し、下部に突状部21を有した緊締部20を設けると共に、この緊締部20の下部外周に設けた環状溝22に環状にしたスプリング23を巻装することにより、スライド管2を引上げた際に前記突条部21をスライド管2の係合溝15に弾力的に締付けるように対応させてある。
【0013】
このように構成したシャワー装置Aを図1の定位置から洗髪等を行うのに必要な高さに調節するには、ホルダー3を手で握りながら上方へ引上げると、図2に示すようにホルダー3の下部で結合しているスライド管2が上昇してシャワーヘッド4の位置を移動させることができる。
【0014】
この際緊締筒体18の緊締部20は、スライド管2の上昇による摩擦力が発生すると外方へ拡開しスプリング23を引き伸ばすので、スライド管2を円滑に上昇させることができる。
【0015】
次にスライド管2が上昇した位置で停止すると、緊締部20が収縮方向に作用して突条部21をもってスライド管2の係合溝15を圧迫し、同時にスプリング23が収縮するので、スプリング23の収縮方向への弾性圧力によりスライド管2を手を離してもそのままの高さで安定的に保持することができる。
【0016】
【発明の効果】
本発明では、合成樹脂材からなる取付筒の挿孔にスライド管を上下の摺動と高さの位置決め自在に貫挿し、スライド管の上端にはスライド管内を挿通するホースと接続したシャワーヘッドを引出し自在に支持するホルダーを装着したシャワー装置であって、前記取付筒を傾斜した天板の取付孔に貫挿し、天板の下部からスペーサーを介して固定ナットを取付筒に締結することによりシャワー装置を垂直方向に取付けるシャワー装置の取付構造において、前記スペーサーは、天板の取付孔周縁に密着する傾斜面が上面に形成され且つ天板の取付孔周縁と固定ナットとの間に装着され、上下両方又は一方に緩衝材を介在させたので、シャワー装置を傾斜した天板に取付ける際に固定ナットを工具で強固に締結しても、過剰な応力は緩衝材で吸収されてスペーサーまで伝達せず取付筒を変形させることがないので、シャワーヘッドの高さ位置を調節するためのスライド管の上下への摺動を軽快に行うことができる。
【0017】
また、従来のシャワー装置に比較してスペーサーの上下両方又は一方に緩衝材を介在させるだけの簡単な変更で、シャワー装置の取付作業及び操作性を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシャワー装置を傾斜した天板に取付けた状態の要部縦断面図である。
【図2】図1のシャワー装置のホルダーを引上げた状態の説明図である。
【図3】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1 取付筒
2 スライド管
3 ホルダー
4 シャワーヘッド
5 挿孔
11 スペーサー
12、12a 緩衝材
13 固定ナット
16 ホース
A シャワー装置
B 天板
C 取付孔
Claims (1)
- 合成樹脂材からなる取付筒の挿孔にスライド管を上下の摺動と高さの位置決め自在に貫挿し、スライド管の上端にはスライド管内を挿通するホースと接続したシャワーヘッドを引出し自在に支持するホルダーを装着したシャワー装置であって、前記取付筒を傾斜した天板の取付孔に貫挿し、天板の下部からスペーサーを介して固定ナットを取付筒に締結することによりシャワー装置を垂直方向に取付けるシャワー装置の取付構造において、前記スペーサーは、天板の取付孔周縁に密着する傾斜面が上面に形成され且つ天板の取付孔周縁と固定ナットとの間に装着され、上下両方又は一方に緩衝材を介在させたことを特徴とするシャワー装置の取付構造。
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1998
- 1998-03-11 JP JP05957598A patent/JP3662414B2/ja not_active Expired - Fee Related
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