JPH0510541A - 温風暖房機用クロスフローフアン - Google Patents

温風暖房機用クロスフローフアン

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JPH0510541A
JPH0510541A JP3184211A JP18421191A JPH0510541A JP H0510541 A JPH0510541 A JP H0510541A JP 3184211 A JP3184211 A JP 3184211A JP 18421191 A JP18421191 A JP 18421191A JP H0510541 A JPH0510541 A JP H0510541A
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JP
Japan
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impeller
cover body
fan
cross
flow fan
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JP3184211A
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Keiichi Hasegawa
恵一 長谷川
Shoji Sumi
庄司 角
Hirotaka Hayashi
広高 林
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 温風暖房機の対流ファンとして機能するクロ
スフローファンのサージング耐力の向上を図る。 【構成】 クロスフローファンの両端部周面にカバー体
16a、18を形成及び配設すると共に、断面L字状の
一対の整流板19、20のうち、短辺を上記カバー体に
近接させ、長辺をケーシング16、17の両内側と間隔
をおいて平行に配設している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、温風暖房機の室内循
環用対流ファンとしてクロスフローファンを用いた場合
の送風性能の改善に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の暖房機の構造としては、
実開昭57−16721号公報により開示されている。
図3にその実施例を示す。本体1内に空気ダクト2を形
成して、その空気ダクト2内に燃焼装置3と対流用のク
ロスフローファン5が配設されている。上記燃焼装置3
はバーナー部を収納するチャンバー13と、高温燃焼ガ
スが通過する燃焼筒14及び比較的低温ガスが通過する
熱交換器4から構成されている。一方空気ダクト2外に
は、バーナ部に燃焼に必要な空気を供給する燃焼ブロア
6及び上記クロスフローファン5を駆動するモータ7が
配設されている。さらに、クロスフローファン5の吸込
口9には塵埃を除去し、通風路8内に入れないようにす
るためのフィルタ10が配設されている。
【0003】次に動作について説明する。バーナ部で燃
焼した高温ガスは、燃焼筒14から熱交換器4を通過し
て室外に排出される。次いで、クロスフローファン5が
動作すると、室内空気は、フィルタ10を介して吸込口
9からクロスフローファン5内を通って、通風路8に流
入し、燃焼筒14及び熱交換器4で熱交換し、高温の空
気となって、図示しない吹出グリル部より機外に排出さ
れる。
【0004】温風暖房機は、一般に室内の床へ設置され
るため、塵埃がフィルタ10に多く付着し、これにより
クロスフローファン5により発生する風路の抵抗が大き
くなる。ところがクロスフローファン5は、風路抵抗す
なわち圧力損失に対して耐力が小さく、比較的小さな圧
力損失で、クロスフローファン5内の流れが大きく変動
するいわゆるサージングという現象が生じ易い欠点を有
している。従って、このままでは、温風暖房機の対流フ
ァンとして使用できないため、サージング耐力を向上さ
せるための工夫が行われている。
【0005】サージング耐力向上のための1つの例とし
て実開平1−125890号公報に示す従来例がある。
図4にその構造を示す。すなわち、クロスフローファン
の吹出口の両端に整流板1−2が設置されている。サー
ジング現象は、クロスフローファンの両端面の流れが乱
れることから起点が生じ、それがファン全体へ波及して
いくため、最初からクロスフローファン吹出口の両端部
を風が流れないようにしたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の温風暖房機用ク
ロスフローファンは、以上のように構成されていて、サ
ージング耐力向上のために、整流板を吹出面に設けてい
るため、羽根車の両端にも流れは多少存在することにな
り、サージング耐力を大巾に向上させることができな
い。
【0007】この発明は、上記の問題点に鑑みなされた
もので、従来のサージング耐力を向上させた温風暖房機
用クロスフローファンを得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のクロスフローファンは、羽根車の両端部周
面を被うカバー体をケーシングに形成又は配設し、断面
L字状の整流板短辺を上記カバー体に近付け、長辺をケ
ーシングの両内側に間隔をおいて平行に配設した構成と
なっている。
【0009】
【作用】この発明におけるクロスフローファンは上記の
ように羽根車の両端部周面に設けたカバー体と、断面L
字状の一対の整流板とを配設したことにより、クロスフ
ローファンの両端面には、サージングの起点となる乱流
が生じないため、サージング耐力が向上する結果とな
る。
【0010】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図1及び図2に
ついて説明する。図3と同一部分又は相当部分には同一
符号を付し、説明を一部省略する。また図3のものと比
べ、燃焼装置3とクロスフローファン5の位置が上下逆
になっているのみで、基本構成としては大差はない。
【0011】図2は、本発明の実施例のクロスフローフ
ァン部分の詳細図を示す。羽根車5の一端は、駆動モー
タ7に接続され、他端に設けられた軸5aは軸受21に
支持されている。羽根車5の外周は、流れ方向を案内す
る案内板12と、羽根車5の流れの中心に形成される渦
中心22を安定して保持する安定板13を羽根車5の回
転軸方向に平行に配設し、羽根車5の回転軸方向に平行
に配設し、羽根車5の軸方向の風路を形成する側板16
及び側板17で挟持している。
【0012】側板16には、羽根車5の端部周面を被う
ように、羽根車5の内側方向へバーリング穴が明けら
れ、カバー体16aを形成している。さらに、他方の側
板17には羽根車5の他方の端部周面を被うように円筒
リング状のカバー体18が配設されている。
【0013】さらに、断面L字形状をした長辺19b、
短辺19aからなる整流板19のうち、短辺19aが羽
根車5の端部カバー体16aに近接して設けられてい
る。また長辺19bはケーシング16の内側に間隔をお
いて平行に、且つ吹出口15の端面まで延長して配設さ
れている。また整流板20も整流板19と同じく、短辺
20aが羽根車5の端部カバー体18に近接して設けら
れ、さらに、長辺20bはケーシング17の内側に間隔
をおいて平行に且つ吹出口15の端面まで配設されてい
る。
【0014】次に動作について説明する。羽根車5が回
転すると、フィルタ10を介して吹込口9から流入した
空気は、渦中心22に沿って羽根車5内を通過し、案内
板12に沿って吹出口15から流出する。この流れは、
羽根車5の回転軸方向に対してほぼ同一の流れとなる
が、羽根車5の側板5b、5c、および、補強用の仕切
板5d面上では、流れの遅い境界層が存在している。こ
こでフィルタ10に塵埃が付着して流路抵抗が増えて空
気の流量が減ってくると、この境界層はますます発達
し、乱流を生ずる。この乱流が起点となって、側板5
b、5c、および、仕切板5dから離れた主流域に影響
を及ぼすと、そこでサージング現象が生じてくる。
【0015】ところが、本発明では、羽根車5の側板5
b、5cに近い両端の外周をバーリング穴によるカバー
体16aおよび円筒リングからなるカバー体18で被う
と共に、吹出口15の端面まで延長して風路を形成しな
がら、羽根車5に近接して左右の整流板19及び20を
配設することにより、羽根車5の両端の側板5b、5c
近傍に流れが生じないようになるため、サージングの起
点となる境界層はほとんど発達することなく排風される
ことになる。
【0016】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、サー
ジングの起点となる羽根車両端部の周面を被うカバー体
の形成および配設により、さらに断面L字形状の一対の
整流板の各短辺を上記各カバー体と近接させ、各長辺を
ケーシングの両内側に間隔をおいて平行に配設すること
により、羽根車両端での側板近傍の流れを極力生じない
構成にしたため、フィルタが目詰まりし、風路抵抗がた
とえ増えても、サージング現象による送風性能の低下が
著しく減少する。すなわちサージング耐力の向上が達成
されるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の全体略図を示し、aは正面
図、bは側面図。
【図2】本発明の実施例のクロスフローファンの詳細図
を示し、aは正面図、bは側面図。
【図3】従来技術の一例を示す全体略図。
【図4】従来技術の一実施例に係るクロスフローファン
の詳細図を示し、aは側面図、bは正面図。
【符号の説明】
1 本体 2 空気ダクト 3 燃焼装置 4 熱交換器 5 クロスフローファン(羽根車) 7 モータ 15 吹出口 16 ケーシングの側面 16a バーリング穴等によるカバー体 17 ケーシングの側面 18 カバー体 19 整流板 19a 短辺 19b 長辺 20 整流板 20a 短辺 20b 長辺

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 本体内に空気ダクトを形成し、前記空気
    ダクト内に燃焼装置と、これと熱交換をして排風するた
    めのクロスフローファンを配設した温風暖房機におい
    て、クロスフローファンのケーシングの、羽根車を駆動
    するモータ側の側面に、羽根車の内側方向に、この羽根
    車の一方の端部周面を被うバーリング穴等によるカバー
    体を形成し、モータと反対側の側面には、他方の端部周
    面を被う円筒リング状のカバー体を配設し、さらに、長
    辺と短辺からなる断面L字状の一対の整流板の各短辺を
    上記各カバー体に近接させ、各長辺をケーシングの両内
    側に間隔をおいて平行に配設したことを特徴とする温風
    暖房機用クロスフローファン。
JP3184211A 1991-06-28 1991-06-28 温風暖房機用クロスフローファン Expired - Fee Related JP2658639B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6708516B2 (en) 2001-12-19 2004-03-23 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Air conditioner
KR102309197B1 (ko) * 2021-02-02 2021-10-07 주식회사 아이토브에너지 열풍기

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US6708516B2 (en) 2001-12-19 2004-03-23 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Air conditioner
KR102309197B1 (ko) * 2021-02-02 2021-10-07 주식회사 아이토브에너지 열풍기

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