JPH05103708A - 電子機器収納家具 - Google Patents

電子機器収納家具

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JPH05103708A
JPH05103708A JP26592991A JP26592991A JPH05103708A JP H05103708 A JPH05103708 A JP H05103708A JP 26592991 A JP26592991 A JP 26592991A JP 26592991 A JP26592991 A JP 26592991A JP H05103708 A JPH05103708 A JP H05103708A
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JP
Japan
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door
shelves
electronic device
air flow
furniture
Prior art date
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Pending
Application number
JP26592991A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Nagata
陽一 永田
Sachio Nagamitsu
左千男 長光
Hisashi Kodama
久 児玉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP26592991A priority Critical patent/JPH05103708A/ja
Publication of JPH05103708A publication Critical patent/JPH05103708A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 前面の扉の開閉状態に係わらず、必要最低限
の強制空冷用のファン電力で最適の排熱設計が行える。 【構成】 鉛直方向に重なる複数の棚1を有し、前面に
は開閉可能な扉3を設けてあり、棚1には各々所定の電
子機器2が収納され、棚1と扉3の間に上下に貫通して
前面排熱流路4を有し、棚1の後部に上下に貫通する後
面空気流路6を設け、後面空気流路6に接続して各棚1
の後面に各々送風開口部7を有しており、また後面空気
流路6の下端には送風ファン5が連結されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はホームシアター用の映像
音響機器等に用いる電子機器収納家具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般の映像音響機器においては、
例えば図4に示したようにテレビ台の中に3段程度の棚
を設けてあり、その内部にビデオ,プレーヤ,アンプ等
を収納することが多い。この場合、各電子機器の消費電
力も小さく、その放熱設計にあまり配慮しなくても問題
は生じなかった。また、テレビ台の後部での信号線の配
線は非常に煩雑になるが、電子機器の個数も少ないため
に、結線のための作業自身は比較的簡単であった。
【0003】しかし近年、ライフスタイルの変化と共
に、映像音響関連の電子機器が一般家庭に広く普及して
きている。特に、ホームシアターのように従来のオーデ
ィオに加え映像文化の進歩は著しく、家庭内でも映画館
と同様な臨場感あふれるムービーフィルムを鑑賞するこ
とがトレンドであると言える。
【0004】一方、国内における住宅事情は十分ではな
く、狭い空間に種々の電子機器が氾濫しているのが実状
である。つまり如何に限られた空間を有効利用して、多
くの電子機器を収納するかが問題となってきている。
【0005】そこで、今後は居住性に加えて、室内空間
の美観も考慮し、壁の中に可能な限りの多くの電子機器
を格納する空間設計が広く利用される傾向にある。
【0006】ところが上述のホームシアターのように使
用する電子機器の種類・数や消費電力が増え、総発熱量
が増加した結果、従来のように自然対流による放熱だけ
では安全面での対応が不可能となってきている。
【0007】従来の電子機器収納家具では図5に示した
ように、各棚の中央に放熱用に開口部を設けるだけの構
成で各電子機器からの熱を自然対流によって逃がすよう
な設計になっていた。また、実際には電子機器に供給す
る電源線や映像や音響のための信号線を有しており、そ
れらの配線や結線作業は、上下の棚間で行う必要があり
非常に複雑であった。特に、電子機器収納家具を壁(2
点波線で境界を示した)内に格納した状態ではその作業
はさらに困難なものになっていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の電子機器収納家
具においては前述のように、各電子機器の放熱に対して
自然対流のみに依存した排熱設計が成されていた。その
ため、家具としての安全性は十分に保証されておらず、
また電子機器の動作環境としても満足できるものではな
く性能,寿命の点からも課題は残されていた。
【0009】また、各電子機器間での信号線の配線や結
線は手間がかかるうえ、作業ミスを生じることもあっ
た。
【0010】本発明は、従来の電子機器収納家具が有し
ていた前記問題点に鑑み発明されたものであって、必要
最低限の強制空冷用のファン電力で最適の排熱設計とな
るように工夫を加え、また電子機器収納家具の設営時に
おける電子機器の収納作業に伴う複数の棚間の信号線の
配線を簡単にし、使い勝手を向上した電子機器収納家具
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、鉛直方向に重
なる複数の棚を有し、前面には開閉可能な扉を設けてあ
り、棚には各々所定の電子機器が収納され、棚と扉の間
に上下に貫通して前面排熱流路を有し、棚の後部に上下
に貫通する後面空気流路を設け、後面空気流路に接続し
て各棚の後面に各々送風開口部を有しており、また後面
空気流路の下端には送風ファンが連結されていることを
特徴とする。
【0012】また本発明は、鉛直方向に重なる複数の棚
を有し、前面には開閉可能な扉を設けてあり、棚には各
々所定の電子機器が収納され、棚には各々送風開口部を
有しており、また棚の最下段に連結して送風ファンが具
備されているものにおいて、扉に開閉センサ、前面排熱
流路に温度センサ、そして開閉センサと温度センサに接
続して送風ファンの送風量を制御する制御装置を具備し
ており、制御装置により扉が閉時には温度センサの出力
に応じて送風ファンの送風量を所定の必要最小限にコン
トロールし、また扉が開時には所定の必要送風量にコン
トロールすることを特徴とする電子機器収納家具であ
る。
【0013】
【作用】本発明の電子機器収納家具は前記した構成によ
り、必要最低限の強制空冷用のファン電力で最適の排熱
設計となるように設計されており、かつ前面の扉を開放
状態で使用しても十分な放熱性能を維持することができ
る電子機器収納家具を提供することができるものであ
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明の電子機器収納家具の一実施例
を添付図面に基づいて説明する。
【0015】図1は本発明の異なる実施例における電子
機器収納家具の概略の構成図である。また、図2,図3
には図1の実施例における動作説明を示している。
【0016】図1において電子機器収納家具の構成を一
部断面により示している。9段を有する棚1の最下段を
除く8段全てに各々映像、および音響関連の電子機器
2、いわゆるAV関連機器を設置してある。電子機器収
納家具の前面には扉3を設けてあり、棚1との間には前
面排熱流路4を構成している。最下部には、強制冷却用
に送風ファン5が具備されており、収納されている電子
機器2への電力供給時に作動するように設定されてい
る。各棚1の後部には後面空気流路6を設け、後面空気
流路6に接続して各棚1の後方に送風開口部7を有して
いる。前面排熱流路4に連結して電子機器収納家具の最
上部には排気口8、そして最下部の送風ファン5に面し
て吸気口9が設定されている。なお、比較的中央付近に
は操作する必要がある電子機器2を収納してある。
【0017】さらに、図1において、扉3に開閉センサ
15、前面排熱流路4に温度センサ16、そして開閉セ
ンサ15と温度センサ16に接続して送風ファン5の送
風量を制御する制御装置17を具備しており、制御装置
17により扉3が閉時には温度センサ16の出力に応じ
て送風ファン5の送風量を必要最小限にコントロール
し、また扉3が開時には所定の必要送風量にコントロー
ルするように構成されている。
【0018】このような構成の上記実施例の具体的な動
作および効果を図2,図3により説明する。
【0019】図2には、前面の扉3が閉状態における電
子機器収納家具の縦断面を示してある。実際には電子機
器への信号線や電源線等の種々の構成要素を必要とする
が、ここでは主眼ではないので省略している。電子機器
2を作動させることにより送風ファン5にも電源が入る
よう設定されている。送風ファン5により送り出される
空気は後面空気流路6から各棚1に収納されている電子
機器2周囲に気流を生じさせる。その際、各棚1毎に設
けてある送風開口部7の断面積は、各電子機器2の発熱
量に比例した空気が流れるように決定されている。つま
り、各棚1の必要空気量の2/3乗に比例させて(空気
力学のベルヌーイ定理から算出すると)送風開口部7の
断面積を設計することにより概略の排熱性能はできるの
である。その結果、電子機器収納家具の最下部に設けら
れた吸気口8から流入する室温の空気は、前面の扉3に
沿って配置された前面排熱流路4を経由、適切な流量に
分配されて各棚1に収納されている電子機器2へ供給さ
れるのである。
【0020】この結果、多段を有する本実施例のような
場合においても、他段の電子機器2の排熱が影響するよ
うなことななく、室温の空気に対して熱交換することに
より最も効率的に排熱処理が行われる構成となっている
のである。
【0021】次に、図3により前面の扉3が開放状態に
おける場合の本実施例の動作と効果を述べる。送風ファ
ン5の動作により後面空気流路6を経由して、放熱用の
空気が各電子機器2の周囲から流れ込む。この時、扉3
の開放により室内へ空気を排出する排気口の面積が大幅
に拡大され、扉3の閉状態よりも通風抵抗が減少する。
ただし、扉3の閉状態での前面排熱流路4の煙突効果ま
で考慮すると必ずしも扉3の開放状態の方が通風抵抗が
小さいとは言えないが、いずれの場合にも各電子機器2
の排熱は確実に行われることにより特に問題は生ずるこ
と無く、扉3が閉状態での排熱特性を維持できるのが特
徴的である。
【0022】さらに、図1において、扉3に開閉センサ
15、前面発熱流路4に温度センサ16、そして開閉セ
ンサ15と温度センサ16に接続して送風ファン5の送
風量を制御する制御装置17を具備している。まず、通
常の扉3を閉じて使用している時には、温度センサ16
の出力に応じて送風ファン5の送風量を予め検定してお
いた所定の必要最小限にコントロールするように設定さ
れている。その結果、電子機器2の使用状況や出力状況
に対応して、最も送風ファン5の消費電力を最低限に維
持しつつ、良好な排熱特性を保証できる。また、扉3が
開放状態においては、排熱特性は閉時とは異なるため
に、予め予想される温度環境条件下で実測・検証された
所定の必要送風量にコントロールされるように構成され
ている。
【0023】なお、本実施例はAV関連機器の収納を実
施例としたが、電子機器としては電化調理関連機器も含
めた家庭電化製品だけに限らず、一般の設備,事務機器
にも応用できる。
【0024】
【発明の効果】本発明の電子機器収納家具においては、
鉛直方向に重なる複数の棚を有し、前面には開閉可能な
扉を設けてあり、棚には各々所定の電子機器が収納さ
れ、棚の後部に上下に貫通する後面空気熱流路を設け、
後面空気流路に接続して各棚の後面に各々送風熱開口部
を有しており、また後面空気流路の下端には送風ファン
が連結されていることにより、必要最低限の強制空冷用
のファン電力で最適の排熱設計となるように設計されて
おり、かつ前面の扉を開放状態で使用しても十分な放熱
性能を維持することができる電子機器収納家具を提供す
ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の電子機器収納家具の一部断
面で示した構成図
【図2】本発明の一実施例の電子機器収納家具の扉閉状
態での断面図
【図3】本発明の一実施例の電子機器収納家具の扉開放
状態での断面図
【図4】従来例の電子機器収納家具の概略の構成図
【図5】もう一つの従来例の電子機器収納家具の概略の
構成図
【符号の説明】
1 棚 2 電子機器 5 送風ファン 6 後面空気流路 16 温度センサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉛直方向に重なる複数の棚を有し、前面
    には開閉可能な扉を設けてあり、前記棚には各々所定の
    電子機器が収納され、前記棚と前記扉の間に上下に貫通
    して前面排熱流路を有し、前記棚の後部に上下に貫通す
    る後面空気流路を設け、前記後面空気流路に接続して各
    前記棚の後面に各々送風開口部を有しており、また前記
    後面空気流路の下端には送風ファンが連結されているこ
    とを特徴とする電子機器収納家具。
  2. 【請求項2】 請求項1において、送風開口部の断面積
    を、収納されている各電子機器の発熱量に比例した空気
    流量が分配されるよう設定していることを特徴とする電
    子機器収納家具。
  3. 【請求項3】 請求項1において、送風開口部の断面積
    を、収納されている各電子機器の発熱量の2/3乗に比
    例して設定していることを特徴とする電子機器収納家
    具。
  4. 【請求項4】 鉛直方向に重なる複数の棚を有し、前面
    には開閉可能な扉を設けてあり、前記棚には各々所定の
    電子機器が収納され、前記棚には各々送風開口部を有し
    ており、また前記棚の最下段に連結して送風ファンが具
    備されているものにおいて、前記扉に開閉センサ、前記
    前面排熱流路に温度センサ、そして前記開閉センサと温
    度センサに接続して前記送風ファンの送風量を制御する
    制御装置を具備しており、前記制御装置により前記扉が
    閉時には前記温度センサの出力に応じて前記送風ファン
    の送風量を所定の必要最小限にコントロールし、また前
    記扉が開時には所定の必要送風量にコントロールするこ
    とを特徴とする電子機器収納家具。
JP26592991A 1991-10-15 1991-10-15 電子機器収納家具 Pending JPH05103708A (ja)

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ID=17424049

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