JP2018078139A - 電子機器の冷却システム、及び冷却装置 - Google Patents
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Abstract
Description
この従来技術について、図3を用いて詳しく説明する。図3は、従来の電子機器の冷却装置の構成の一例を示す斜視図である。
図3に示すように、多段積された電子機器100群の内部を冷却するための冷却風は、2台の送風機50または60のうちいずれか一方の送風機から外気を吸い込み、2台の送風機50または60の送風流路を切り換える機械的な切換機40を経て、分岐ダクト20から多段積された電子機器100群のそれぞれに流入し、電子機器100群を冷却した後、合流ダクト30から外部に排気される。
したがって、現用と予備用の送風機の内、故障した送風機を切り換えた場合、どちらの送風機が動作中、或は非動作中にしても、常に冷却風がすべての送風機の内部を流れるので、冷却風が羽根車を通過する際、上記した故障のパターンによっては、通風抵抗が変わり、稼働中の送風機の冷却送風量が大きく変動してしまう。これにより、電子機器内部での温度が変わってしまうという問題が発生する。
また、本発明の第2の目的は、冷却用送風機の保守交換作業中でも電子機器内部の温度を常に安定温度レベルに保持することができ、電子機器の信頼性を高めることが可能な電子機器の冷却システム、及び冷却装置を提供することである。
本発明によって、電子機器の冷却システムの冗長性を確保しながら、電子機器内部の温度を常に安定温度レベルに保持することができ、電子機器の信頼性を高めることができる。
本発明によって、電子機器の冷却システムの冗長性を確保しながら、電子機器内部の温度を常に安定温度レベルに保持することができ、また、冷却用送風機の保守交換作業中でも電子機器内部の温度を常に安定温度レベルに保持することができ、電子機器の信頼性を高めることができる。
本発明によって、電子機器の冷却システムの冗長性を確保しながら、電子機器内部の温度を常に安定温度レベルに保持することができ、電子機器の信頼性を高めることができる。
本発明によって、電子機器の冷却システムの冗長性を確保しながら、電子機器内部の温度を常に安定温度レベルに保持することができ、また、冷却用送風機の保守交換作業中でも電子機器内部の温度を常に安定温度レベルに保持することができ、電子機器の信頼性を高めることができる。
以下、本発明の実施形態1に係る電子機器の冷却システム、及び冷却装置について詳細に説明する。
本発明の実施形態1に係る電子機器の冷却システムは、電子機器の内部に流す冷却風の流入口側に、冷却風を導入する上流ダクトを繋ぎ、上流ダクト内に第一の送風機と第二の送風機を直列に配置し、第一の送風機と第二の送風機の何れか一方の送風機を通電状態にして送風動作させ、他方の送風機を非通電状態とし、冷却風が第一の送風機と第二の送風機の内部を直列状に流れる電子機器の冷却システムにおいて、電子機器の発熱によって温度上昇した冷却風の排風温度を温度センサーで検知し、検知した排風温度が規定の温度に収まるように動作中の送風機の回転数を制御することにより、電子機器内部を適正な温度範囲に収めることを特徴とし、電子機器の冷却システムの冗長性を確保しながら、電子機器内部の温度を常に安定温度レベルに保持することができ、電子機器の信頼性を高めることができるものである。
本発明の実施形態1に係る電子機器の冷却システム、及び冷却装置の構成および作用について、図1を参照して説明する。図1は、本発明の実施形態1に係る電子機器の冷却システム、及び冷却装置の構成の一例を示す断面図である。なお、図1において、白抜きの矢印は、冷却風の流れを示している。
本発明の実施形態1に係る電子機器の冷却システム、及び冷却装置では、図1に示すように、多段積された電子機器1−1,1−2,1−3,1−4(電子機器1−1,1−2,1−3,1−4を総称する場合、電子機器1という)の冷却風流入側に分岐ダクト2と冷却風流出側に合流ダクト3が取り付けられ、分岐ダクト2の上流に上流ダクト4が繋がり、上流ダクト4内に第1の送風機5と第2の送風機6が直列状に配置されている。なお、図1では、電子機器1が4台多段積された構成としているが、電子機器1は少なくとも1台以上搭載されていればよい。
本実施例では、温度センサー10として、温度センサー筒の内部に長期劣化が無い白金センサーが二個入っているものを使用し、2つの温度検知値を常時監視し、2つの温度検知値に規定温度差が生ずれば、センサー故障の警報が出るシステムを採用している。
例えば、冷却流体の流入温度が外気条件によって大小変動があった場合でも、流入流体温度が低ければ、送風機の回転数を低く抑え、逆に流入流体温度が高ければ、送風機の回転数を大きくすることで、電子機器内部の温度を常に安定な温度レベル内に収めることができる。
以下、本発明の実施形態2に係る電子機器の冷却システム、及び冷却装置について詳細に説明する。
本発明の実施形態2に係る電子機器の冷却システムは、実施形態1に係る電子機器の冷却システムにおいて、非通電状態の送風機を上流ダクトから保守交換のために挿抜する最中でも、常に電子機器の発熱によって温度上昇した冷却風の排風温度を温度センサーで検知し、検知した排風温度が規定の温度に収まるように動作中の送風機の回転数を制御することにより、電子機器内部の温度を適正な温度範囲に収めるようにしたことを特徴とし、電子機器の冷却システムの冗長性を確保しながら、電子機器内部の温度を常に安定温度レベルに保持することができ、また、冷却用送風機の保守交換作業中でも電子機器内部の温度を常に安定温度レベルに保持することができ、電子機器の信頼性を高めることができるものである。
本発明の実施形態2に係る電子機器の冷却システム、及び冷却装置の構成および作用について、詳細に説明する。
本発明の実施形態2に係る電子機器の冷却システム、及び冷却装置は、実施形態1に係る電子機器の冷却システム、及び冷却装置において、上流ダクト4内の第1の送風機5、或いは第2の送風機6の一方が万が一故障した場合、故障した送風機を上流ダクト4から抜き取り、その後、正常動作する送風機を装着するために、各送風機の装着位置に対面する上流ダクト4に保守口を設け、かつ、故障した送風機を上流ダクト4から挿抜する際の移動に合わせて開閉できるバネ仕掛けの扉が保守口に取り付けられ、保守交換作業中の上流ダクト4から冷却風の風漏れを最小限に抑えるようにする。
そして、送風機の保守交換作業中に電子機器1の冷却送風量が変動しても、電子機器1の排風温度を常に温度センサー10で検知して、検知した排風温度が規定の温度に収まるように動作中の送風機の回転数を常時制御することにより、電子機器1内部の温度を適正な温度範囲に収めることができる。
図2中の実線は、第1の送風機5、或は第2の送風機6のどちらか一方が稼働し、他の送風機が非通電状態で空回りしている正常動作時を示し、一方、点線は、第1の送風機5、或は第2の送風機6のどちらか一方が稼働し、他の送風機がファンロック状態で故障停止した最悪の状態を示したものである。
Claims (4)
- 電子機器の内部に流す冷却風の流入口側に、前記冷却風を導入する上流ダクトを繋ぎ、前記上流ダクト内に第一の送風機と第二の送風機を直列に配置し、前記第一の送風機と前記第二の送風機の何れか一方の送風機を通電状態にして送風動作させ、他方の送風機を非通電状態とし、前記冷却風が前記第一の送風機と前記第二の送風機の内部を直列状に流れる電子機器の冷却システムにおいて、
前記電子機器の発熱によって温度上昇した前記冷却風の排風温度を温度センサーで検知し、検知した前記排風温度が規定の温度に収まるように動作中の送風機の回転数を制御することにより、前記電子機器内部の温度を適正な温度範囲に収めるようにしたことを特徴とする電子機器の冷却システム。 - 請求項1に記載の電子機器の冷却システムにおいて、
前記非通電状態の送風機を前記上流ダクトから保守交換のために挿抜する最中でも、常に前記電子機器の発熱によって温度上昇した前記冷却風の排風温度を前記温度センサーで検知し、検知した前記排風温度が規定の温度に収まるように動作中の送風機の回転数を制御することにより、前記電子機器内部の温度を適正な温度範囲に収めるようにしたことを特徴とする電子機器の冷却システム。 - 電子機器の内部に流す冷却風の流入口側に、前記冷却風を導入する上流ダクトを繋ぎ、前記上流ダクト内に第一の送風機と第二の送風機を直列に配置し、前記第一の送風機と前記第二の送風機の何れか一方の送風機を通電状態にして送風動作させ、他方の送風機を非通電状態とし、前記冷却風が前記第一の送風機と前記第二の送風機の内部を直列状に流れる電子機器の冷却装置において、
前記電子機器の発熱によって温度上昇した前記冷却風の排風温度を前記電子機器の排気ダクト内に設置した温度センサーで検知し、検知した前記排風温度が規定の温度に収まるように動作中の送風機の回転数を制御することにより、前記電子機器内部の温度を適正な温度範囲に収めるようにしたことを特徴とする電子機器の冷却装置。 - 請求項3に記載の電子機器の冷却装置において、
前記第一の送風機と前記第二の送風機の内、故障した送風機を保守交換する場合、動作中の送風機で前記電子機器を冷却中であっても、前記故障した送風機を保守交換するため、前記故障した送風機を前記上流ダクトから挿抜する際の移動に合わせて開閉できるバネ仕掛けの扉を設け、前記故障した送風機を保守交換する最中に、前記バネ仕掛けの扉の開閉によって冷却風が漏れて前記電子機器の冷却送風量が変動しても、前記電子機器の排風温度を常に前記温度センサーで検知して、検知した前記排風温度が規定の温度に収まるように前記動作中の送風機の回転数を常時制御することにより、前記電子機器内部の温度を適正な温度範囲に収めるようにしたことを特徴とする電子機器の冷却装置。
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