JP2008251067A - ディスクアレイ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本装置では、基本筐体100で、バックボード20の前部1には、前面(A)からHDDモジュール30等を装着し、後部2には、後面(B)から二重のCTLモジュール10を上下で装着し、その左右にファン43内蔵の二重の電源モジュール40を装着する。ファン43動作により、後部2では、冷却風は、一方が各CTLモジュール10内、他方が各電源モジュール40内に流入し、CTLモジュール10内でブロックによるダクトの領域114を通過した冷却風は、通気孔96等から電源モジュール40内のファン43に吸引され、外部へ排気される。ブロックにより複数のIC等への冷却風流路を分岐させる。温度センサ115を用いてファン43回転を制御する。
【選択図】図10
Description
図1〜図20を用いて、本発明の一実施の形態のディスクアレイ装置を説明する。本実施の形態の主な特徴は以下である(図10等参照)。本ディスクアレイ装置5では、例えば基本筐体100では、バックボード20に対する前部1には、前面(A)からHDDモジュール30等を装着し、後部2には、後面(B)から二重のCTLモジュール10を上下で装着し、その左右の領域には、複数のファン43を内蔵した二重の電源モジュール40を装着する構成である。ファン43の動作により、前面(A)から冷却風が流入してHDDモジュール30等を冷却し、バックボード20の開口穴220を経由して後部2へ流入する。そして、後部2では、冷却風は、一方が各CTLモジュール10内、他方が各電源モジュール40内に流入する。CTLモジュール10内では、冷却風は、ブロック150によるダクト構造の領域114を通過して、各IC等の冷却対象部位を冷却する。その冷却風は、CTLモジュール10からは排気されずに、仕切り板95の通気孔96等から電源モジュール40内のファン43に吸引され、電源モジュール40内の冷却風と共に、外部へ排気される。ブロック150の構造により、CTL基板120上の複数のIC等の部位への冷却風流路を分岐させることで、後段の部位に対しても直接に冷却風を当てる。また、CTL110等で、温度センサ115による検出温度に基づき、ファン43の回転速度を制御する。
図1において、本ディスクアレイ装置5による情報処理システムの機能ブロック構成を示している。ホスト装置7は、ユーザの使用する、PC、サーバ、メインフレーム等の上位の情報処理装置である。ホスト装置7とディスクアレイ装置5とが、SAN(ストレージエリアネットワーク)6あるいはLAN等の通信手段により接続される。
図2において、ディスクアレイ装置5の基本筐体100と増設筐体200におけるバックボード(BB)20,20Bに対するモジュール(mで示す)の接続におけるシステム構成を示している(二重の部分は省略して示す)。バックボード20,20Bの配線を通じて、各部位が相互接続される。基本筐体100では、バックボード20の前面に対し、複数のHDDモジュール30のHDD31、二重のバッテリモジュール50、及びパネルモジュール60が、コネクタにより接続される。また、バックボード20の後面に対し、二重のCTLモジュール10、二重の電源(PS)モジュール40が接続される。増設筐体200では、バックボード20Bの前面に対し、複数のHDDモジュール30のHDD31が、コネクタにより接続される。また、バックボード20Bの後面に対し、二重のENCモジュール70、二重の電源モジュール80が接続される。
図3において、ディスクアレイ装置5の電源系の構成を説明する。CTL110、ENC170、及びHDD31群などの二重化構成に対応した2系統の電源供給の構成である。各電源モジュール40(または80)内の電源部41(#1,#2)では、2つのスイッチング電源(SWPS)913(411に対応する)を備える冗長構成である。この電源部41では、2つのAC入力(AC#1,#2)をもとに、それぞれDC出力(DC#1,#2)を生成し、それを対応するCTL110等の各部位へ出力する。
次に、図4〜図9等を用いて、本ディスクアレイ装置5の筐体のハードウェア全体の外観構成などを説明する。基本筐体100及び増設筐体200は、所定の規格に適合したサイズ等を持つラック(フレーム)に対して搭載可能な、所定のサイズ等の構成を有する。基本筐体100のサイズは、横幅:X1、奥行き:Y1、高さ:Z1、である。増設筐体200のサイズは、横幅:X1、奥行き:Y1、高さ:Z2、である。具体的には、筐体の高さのサイズの条件として、EIA STANDARD EIA−310−Dにおける3U(約133.35mm),4U等が好適である。基本筐体100の高さ(Z1)が4U、増設筐体200の高さ(Z2)が3U、の比率とすることが好適である。図示しないラックは、例えば前後面が開口部の箱形状であり、各筐体(100,200)を上下方向で段状に搭載可能になっている。
図4,図5において、基本筐体100のハードウェア構成を説明する。図4は、基本筐体100の前面(A)の開口部側から見た構成、図5は、基本筐体100の後面(B)の開口部側から見た構成、である。
図6,図7において、増設筐体200のハードウェア構成を説明する。図6は、増設筐体200の前面(C)の開口部側から見た構成、図7は、増設筐体200の後面(D)の開口部側から見た構成、である。
次に、図8(a)において、基本筐体100の前面(A)の構成を示している。前部1において、相対的に広い上側領域(A1)に、複数(本例では最大15台)のHDDモジュール30群がそれぞれ縦長の配置で横方向に並んで装着される。相対的に狭い下側領域(A2)に、2つのバッテリモジュール(#1,#2)50が横長配置で左右隣接して装着され、その隣、前面(A)の右下隅にパネルモジュール60が装着される。パネルモジュール60は、装置の電源オン・オフ等の基本的な操作や状態表示等のための部位である。上側領域(A1)と下側領域(A2)の境界などには、仕切り板が設けられている。バッテリモジュール50の下辺一箇所には、操作レバーが設けられている。
図9(a)において、増設筐体200の前面(C)の構成を示している。前部3の全領域に対し、複数(最大15台)のHDDモジュール30群が横方向に並んで装着される。
次に、図10において、基本筐体100の水平方向の平面(一方のCTLモジュール10の断面に対応する)の概略構成を示している。また矢印は、冷却風の代表的な流れ及びその風量を示している(後述)。前部1では、HDDモジュール30群を有し、後部2では、CTLモジュール(#1)10及び左右の2つの電源モジュール40を有する。電源モジュール40内の後方には、ファン部42として2つのファン43が前後に縦列構成で設けられている。CTLモジュール10と電源モジュール40との間のそれぞれの仕切り板95には、図示する位置に通気孔96が設けられている。CTLモジュール10内には、基板上のIC等の部位の上方にブロック150が配置される領域114を有する。
図11において、基本筐体100の垂直方向の平面(CTLモジュール10の側面方向の断面に対応する)の概略構成を示している。前部1では、上にHDDモジュール30、下にバッテリモジュール50を有し、後部2では、上下2つのCTLモジュール10を有する。CTLモジュール10内には前方にブロック150が配置されている。CTLモジュール10の側面の後方には通気孔105が配置されている。
図12において、基本筐体100におけるバックボード20の面(前面)を示している。バックボード20は、概ね平面板状の回路基板であり、基本筐体100の中程やや前側寄りに位置する枠部に固定される。バックボード20は、各モジュールを、コネクタ接続により、電気的に相互接続し、物理的にも支持する。モジュールの固定は、モジュールの後面のコネクタとバックボード20側の対応するコネクタとが嵌合して電気的に接続された状態で保持されることである。
次に、図13(a),(b)において、HDDモジュール30(キャニスタモジュール等ともいう)を示している。HDDモジュール30の内部には、HDD31が収容されており、その後面側に、バックボード20側のコネクタ203と接続するコネクタ32を有する。HDDモジュール30の前面側にはハンドル301を有し、これによりHDDモジュール30の挿抜及び固定の操作が可能になっている。HDDモジュール30は、ハンドル301等のデザインにより外観を統一している。本実施の形態で装着可能なHDDモジュール30のHDD31は、(a)で示すSAS(Serial Attached SCSI)インタフェースのHDD(SAS−HDD)31、もしくは、(b)で示すSATA(Serial ATA)インタフェースのHDD(SATA−HDD)35である。
図14(a),(b)において、電源モジュール40は、電源部41とファン部42を内蔵して1つのモジュールに一体化した構成であり、これにより筐体サイズ等を小型化している。(a)では、水平面で、一方の電源モジュール40が、基本筐体100の外壁99と仕切り板95との間に装着された状態を示している。(b)では、垂直面(側面)で模式的に示している。
次に、比較のために、本実施の形態に対する従来技術例(前提技術)のディスクアレイ装置における構成(筐体、モジュール、冷却構造)を簡単に説明すると以下である。この従来構成において、基本筐体では、バックボードに対する前部、前面側では、HDD群及びバッテリ等のモジュールが装着される構成である。バックボードに対する後部、後面側には、CTL、電源、及びファンの3種類のモジュール、二重化による合計6個のモジュール、が装着される構成である。後部において、上側の領域に、2つのCTLモジュールが上下に隣接で配置され、その下側に、2つの電源モジュールが左右隣接で配置される。それらの左右両側に、2つのファンモジュールが配置される。電源とファンが別モジュールの構成である。HDDは、例えばファイバチャネルI/Fのものである。また、増設筐体では、バックボードに対する前部、前面側には、HDD群のモジュールが装着される構成である。バックボードに対する後部、後面側には、ENC、電源の2種類のモジュール、二重化による合計4個のモジュール、が装着される構成である。後部において、上側の領域に2つのENCモジュールが左右隣接で配置され、その下側の領域に2つの電源モジュールが左右隣接で配置される。
本実施の形態における、基本筐体100の基本的な構成及び筐体内の各モジュールの配置などの設計の概要は以下(1)〜(5)である。基本的に、モジュールの実装詳細、要求仕様などに基づき、バックボード20におけるコネクタ間の干渉を避けることを考慮し、また併せて筐体内の冷却構造及び小型化(前記サイズ規格など)を考慮して、モジュールの形状・サイズ・配置などが設計される。コネクタ干渉に関しては、各モジュールの接続のコネクタの位置がバックボード20の前後面で重なることや近接し過ぎることが無いように設計される。
前記図10,図11において、基本筐体100における基本的な冷却構造は以下である。ファン部42のファン43の動作により、外気が前面(A)側から前部1内へ吸気され、冷却風として、HDD31等の間を経由し、バックボード20の開口穴220を経由して、後部2へ流入する。後部2では、CTLモジュール10及び電源モジュール40へそれぞれ冷却風が分かれて流入する。電源モジュール40とCTLモジュール10との間の仕切り板95により、冷却風が分離され整流される。また、2つのCTLモジュール10の間の仕切り板により、冷却風が上下領域で分離される。
次に、図15〜図18等を用いて、CTLモジュール10の冷却構造に関して詳細に説明する。
図16において、CTL基板120における部品配置、及び周辺の本体101、通気孔105、について示している。CTL基板120は、概ね基板113による平面板形状である。CTL基板120の一辺に、バックボード20との接続のためのコネクタ(BB接続コネクタ)111が設けられている。CTL基板120の基板113面上には、例えば図示するような配置で主なIC等の部品が実装されている。これらは、稼働による発熱が比較的大きく、特に冷却性能を考慮しなければならない部位である。これらの冷却対象部位として、例えば、CPU121、SASエクスパンダ(EXP)122、ブリッジ123、DCTL124、SASインタフェースコントローラ(SAS-CTL)125等を有する(IC等の上に搭載されるヒートシンク112を含めて考える)。CPU121は、CPU11に対応する。ブリッジ123は、ブリッジ12に対応する。DCTL124は、DCTL15に対応する。EXP122やSAS-CTL125はSW18に対応する。本例では、基板113上、コネクタ111に近い側の約半分の領域で、CPU121〜DCTL124等(ヒートシンク112含む)の冷却対象部位の上方の領域114に、ブロック150が配置される。
図17において、ブロック150の構造を三面図及び等角図で示している。ブロック150は、CTLモジュール10内での配置により、冷却風流路(ダクト構造)を形成する。ブロック150は、概略台形断面の本体を基本として凹凸を有する形状である。ブロック150は、本体に対し、冷却対象部位(131,132)の配置及び形状に対応した流路の空間が形状されるように凹凸が形成されている。また、ブロック150は、本体に対し、CTLモジュール10の上面(トップカバー102)に隣接する側が通気の空間になっており、その空間からCTLモジュール10内部の冷却対象部位132の側へと抜ける穴(ブロック内管路)151が形成されている。ブロック150により、冷却風流路(ダクト)は、冷却対象部位(131,132)を効率的に冷却でき整流作用を持つ形状として構成される。
次に、本ディスクアレイ装置5におけるファン制御について説明する。主にCTL110やENC170等の環境管理部(K)22により、電源モジュール40内のファン部42の動作を制御(ファン制御)することにより、装置の温度状態を適切に制御する。本ファン制御の処理は、環境管理部(K)22に対応する、プロセッサによるプログラム処理や、あるいはハードウェア論理回路などにより実現される。本ファン制御では、環境管理部(K)22は、温度センサ115により温度(筐体内温度)を検出し、検出した温度に基づき、自動的にファン部42(ファン43)の動作モードを切り替える制御(温度制御)を行う。動作モードとして、回転速度が異なる複数種類のモード、例えば、最速モード(異常時等)、高速モード(高冷却時)、中速モード(通常時)、低速モード(待機時)、を有する。
図20において、基本筐体100の左右の片方の電源モジュール40(ファン部42)のみの稼働時における冷却風の流れを示している。例えば片PS異常時、片PS抜去時などであり、後面(B)に対する右側(#2)が非接続や故障等の場合である。前記ファン制御により、正常に接続されて稼働している左側(#1)の電源モジュール40のファン部42の動作が高速モードまたは最速モードで行われる。これにより、後部2における冷却風(CTLモジュール(#1,#2)10,電源部(#1,#2)41の各冷却風)は、すべて、正常な方(#1)のファン部42に吸引され排気される。よって、特にCTLモジュール10内の冷却性能も確保されている。
以上のように、本実施の形態によれば、以下のような効果を有する。本実施の形態では、高密度実装及び冷却性能などを考慮した、新しい筐体及びモジュールの構成、及び冷却構造を実現している。特に、基本筐体100では、モジュール数の削減(上下のCTLモジュール10及び左右の電源モジュール40)による、サイズの小型化を実現している。また、冷却性能に関して、左右の電源モジュール40(ファン部42)での排気、バックボード20(コネクタ位置及び開口穴220)、仕切り板95の通気孔96、CTLモジュール10内のブロック150によるダクト構造、温度センサ115を用いたファン制御、などの構成により、正常時及び異常時のいずれにも、CTL基板120等の各部を効率的な冷却が実現できる。冷却性能の確保により、ディスクアレイ装置の処理性能向上及び信頼性確保につながる。
Claims (16)
- 記憶装置群とそれらを制御するコントローラとを備えるディスクアレイ装置であって、
前後面が開口で内部中程にバックボードが固定される基本筐体を有し、
前記バックボードに対する前部及び後部に対して挿抜及び固定により装着されるモジュールとして、複数の記憶装置モジュール、二重化による2つのコントローラモジュール、及び、二重化による2つの電源モジュール、を有し、
前記コントローラモジュールは、コントローラ基板を内蔵し、筐体後面側が流路的に閉じられ、前記電源モジュールは、電源部と、その後方で筐体後面近くに配置されるファン部と、を内蔵し、筐体後面側に排気孔の領域を有し、
前記前部に対し、前記複数の記憶装置モジュールが装着され、前記後部に対し、筐体左右側面付近の領域に前記2つの電源モジュールが装着され、その間の領域に前記2つのコントローラモジュールが上下で装着され、
前記2つの各コントローラモジュール内と前記2つの各電源モジュール内の後方のファン部の付近との間での冷却風の通気構造部を有し、
前記ファン部の動作により、前記前部で筐体前面から吸気される冷却風が前記記憶装置モジュールを経由し、前記バックボードの開口穴を通じて、前記後部では、一方の第1の冷却風が前記2つのコントローラモジュール内へ、他方の第2の冷却風が前記2つの電源モジュール内へ流入し、前記第1の冷却風は、前記コントローラモジュール内で、前記コントローラ基板上の複数の冷却対象部位の領域を経由し、前記通気構造部を通じて前記電源モジュール内のファン部の付近へ流入して前記ファン部に吸引され、前記第2の冷却風は、前記電源モジュール内の電源部を経由してその後方の前記ファン部に吸引され、前記ファン部から前記電源モジュールの筐体後面側の排気孔の領域から外部へ排気されること、を特徴とするディスクアレイ装置。 - 請求項1記載のディスクアレイ装置において、
前記後部に対し、筐体左右側面付近の領域に前記2つの電源モジュールが左右で反対向きに装着され、その間の領域に前記2つのコントローラモジュールが上下に反対向きで装着され、
前記バックボードの前面側には、縦方向中程に、前記複数の記憶装置モジュールを接続する複数のコネクタが設けられ、それを間に挟んで、上下辺付近に、前記2つのコントローラモジュールを接続するコネクタが設けられ、左右辺付近に、前記2つの電源モジュールを接続するコネクタが設けられていること、を特徴とするディスクアレイ装置。 - 請求項1記載のディスクアレイ装置において、
前記基本筐体は、前記電源モジュールとコントローラモジュールとの間に第1の仕切り板を有し、前記2つのコントローラモジュールの間に第2の仕切り板を有し、
前記通気構造部として、前記第1の仕切り板及びそれに対応する前記電源モジュール及びコントローラモジュールの側面には、前記電源モジュール内の後方のファン部の位置に対応して、一部に通気孔の領域が設けられていること、を特徴とするディスクアレイ装置。 - 請求項1記載のディスクアレイ装置において、
前記記憶装置モジュールとして、SASインタフェースのHDDを備え後面側の下側にコネクタを有するSAS−HDDモジュールと、SATAインタフェースのHDDを備え後面側の下側にコネクタを有するSATA−HDDモジュールと、が装着可能であり、前記SATA−HDDモジュールを装着する場合、前記バックボードとの間に、SASとSATAでインタフェース変換するパス制御ボードを介在して接続すること、を特徴とするディスクアレイ装置。 - 請求項1記載のディスクアレイ装置において、
前記前部の上側領域に、前記複数の記憶装置モジュールが装着され、下側領域に、二重化による2つのバッテリモジュール、及び操作パネルを備えるパネルモジュール、が装着され、
前記前部の冷却風は、前記下側のバッテリモジュールの領域よりも前記上側の複数の記憶装置モジュールの領域の方が大きく流れ、かつ、前記後部の上下の2つのコントローラモジュールの領域へほぼ等分で流入するように、前記バックボードの開口穴の位置及び面積が構成されていること、を特徴とするディスクアレイ装置。 - 請求項1記載のディスクアレイ装置において、
前記2つの各電源モジュール内で、前記ファン部は、前後及び上下で二重のファンを備えること、を特徴とするディスクアレイ装置。 - 請求項1記載のディスクアレイ装置において、
前記コントローラは、CPU、ブリッジ、データコントローラ、ホストインタフェース部、ディスクインタフェース部、SASエクスパンダ、及びキャッシュメモリを有し、
前記コントローラ基板は、前記複数の冷却対象部位として、前記CPU、前記ブリッジ、前記データコントローラ、及び前記SASエクスパンダ、の部品及びその上に搭載されるヒートシンクを含むこと、を特徴とするディスクアレイ装置。 - 請求項1記載のディスクアレイ装置において、
前記基本筐体に対し電気的に接続される、前後面が開口で内部中程にバックボードが固定される増設筐体を有し、
前記増設筐体の前記バックボードに対する前部及び後部に対して挿抜及び固定により装着されるモジュールとして、複数の記憶装置モジュール、二重化による2つのエンクロージャモジュール、及び、二重化による2つの電源モジュール、を有し、
前記エンクロージャモジュールは、SASエクスパンダを有する、エンクロージャ基板を内蔵し、前記増設筐体の電源モジュールは、電源部と、複数のファンを有するファン部と、を内蔵し、
前記増設筐体の前部に対し、前記複数の記憶装置モジュールが装着され、前記後部に対し、上側領域に前記2つのエンクロージャモジュールが左右で装着され、下側領域に前記2つの電源モジュールが左右で装着されること、を特徴とするディスクアレイ装置。 - 記憶装置群とそれらを制御するコントローラとを備えるディスクアレイ装置であって、
前後面が開口で内部中程にバックボードが固定される基本筐体を有し、
前記バックボードに対する前部及び後部に対して挿抜及び固定により装着されるモジュールとして、複数の記憶装置モジュール、二重化による2つのコントローラモジュール、及び、二重化による2つの電源モジュール、を有し、
前記コントローラモジュールは、コントローラ基板を内蔵し、筐体後面側が流路的に閉じられ、前記電源モジュールは、電源部と、その後方で筐体後面近くに配置されるファン部と、を内蔵し、筐体後面側に排気孔の領域を有し、
前記前部に対し、前記複数の記憶装置モジュールが装着され、前記後部に対し、筐体左右側面付近の領域に前記2つの電源モジュールが装着され、その間の領域に前記2つのコントローラモジュールが上下で装着され、
前記2つの各コントローラモジュール内と前記2つの各電源モジュール内の後方のファン部の付近との間での冷却風の通気構造部を有し、
前記ファン部の動作により、前記前部で筐体前面から吸気される冷却風が前記記憶装置モジュールを経由し、前記バックボードの開口穴を通じて、前記後部では、一方の第1の冷却風が前記2つのコントローラモジュール内へ、他方の第2の冷却風が前記2つの電源モジュール内へ流入し、前記第1の冷却風は、前記コントローラモジュール内で、前記コントローラ基板上の複数の冷却対象部位の領域を経由し、前記通気構造部を通じて前記電源モジュール内のファン部の付近へ流入して前記ファン部に吸引され、前記第2の冷却風は、前記電源モジュール内の電源部を経由してその後方の前記ファン部に吸引され、前記ファン部から前記電源モジュールの筐体後面側の排気孔の領域から外部へ排気されるものであり、
前記コントローラモジュール内では、前記コントローラ基板上にIC等の部品及びそれに搭載されるヒートシンクによる、複数の冷却対象部位を有し、前記複数の冷却対象部位の上方に、冷却風の流路の一部である所定形状のダクト構造を形成するためのブロックが配置され、前記第1の冷却風は、前記ブロックによるダクト構造を経由して前記複数の冷却対象部位を冷却すること、を特徴とするディスクアレイ装置。 - 請求項9記載のディスクアレイ装置において、
前記コントローラモジュール内では、前記コントローラ基板上、前記バックボードに近い前方側に、筐体前後方向で近接して配置されるいくつかの冷却対象部位による領域を有し、前記いくつかの冷却対象部位による領域の上方に、前記ダクト構造を形成するブロックが配置され、前記第1の冷却風は、前記ブロックによるダクト構造を経由して筐体後方へ流れた後、前記通気構造部を通じて前記電源モジュール内へ流入すること、を特徴とするディスクアレイ装置。 - 請求項9記載のディスクアレイ装置において、
前記ブロックは、筐体前後方向の断面で、前記冷却対象部位へ前記第1の冷却風の少なくとも一部を直接に当てるように滑らかに導く、勾配の形状を有すること、を特徴とするディスクアレイ装置。 - 請求項9記載のディスクアレイ装置において、
前記ブロックは、前記第1の冷却風の流路を、前記いくつかの冷却対象部位に対応してそのそれぞれに冷却風が直接に当たるように分岐させる形状を有すること、を特徴とするディスクアレイ装置。 - 請求項9記載のディスクアレイ装置において、
前記ブロックは、その内部に、前記バックボード側から流入した前記第1の冷却風の一部を前記いくつかの冷却対象部位による領域の後段の冷却対象部位へ直接に当たるように導く、穴または管路の形状を有すること、を特徴とするディスクアレイ装置。 - 記憶装置群とそれらを制御するコントローラとを備えるディスクアレイ装置であって、
前後面が開口で内部中程にバックボードが固定される基本筐体を有し、
前記バックボードに対する前部及び後部に対して挿抜及び固定により装着されるモジュールとして、複数の記憶装置モジュール、二重化による2つのコントローラモジュール、及び、二重化による2つの電源モジュール、を有し、
前記コントローラモジュールは、コントローラ基板を内蔵し、筐体後面側が流路的に閉じられ、前記電源モジュールは、電源部と、その後方で筐体後面近くに配置されるファン部と、を内蔵し、筐体後面側に排気孔の領域を有し、
前記前部に対し、前記複数の記憶装置モジュールが装着され、前記後部に対し、筐体左右側面付近の領域に前記2つの電源モジュールが装着され、その間の領域に前記2つのコントローラモジュールが上下で装着され、
前記2つの各コントローラモジュール内と前記2つの各電源モジュール内の後方のファン部の付近との間での冷却風の通気構造部を有し、
前記ファン部の動作により、前記前部で筐体前面から吸気される冷却風が前記記憶装置モジュールを経由し、前記バックボードの開口穴を通じて、前記後部では、一方の第1の冷却風が前記2つのコントローラモジュール内へ、他方の第2の冷却風が前記2つの電源モジュール内へ流入し、前記第1の冷却風は、前記コントローラモジュール内で、前記コントローラ基板上の複数の冷却対象部位の領域を経由し、前記通気構造部を通じて前記電源モジュール内のファン部の付近へ流入して前記ファン部に吸引され、前記第2の冷却風は、前記電源モジュール内の電源部を経由してその後方の前記ファン部に吸引され、前記ファン部から前記電源モジュールの筐体後面側の排気孔の領域から外部へ排気されるものであり、
前記コントローラは、環境管理部を有し、
前記コントローラモジュール内には温度センサが設けられ、
前記環境管理部は、前記温度センサで検出した温度が、所定値以上になった場合に、前記ファン部のファンの回転速度が高くなるように切り替える制御を行うこと、を特徴とするディスクアレイ装置。 - 請求項14記載のディスクアレイ装置において、
前記環境管理部は、前記電源モジュール及び前記ファン部の状態を監視及び検出し、非接続状態または異常状態であると判断した場合に、正常に接続されている状態の前記ファン部のファンの回転速度が高くなるように切り替える制御を行うこと、を特徴とするディスクアレイ装置。 - 請求項14記載のディスクアレイ装置において、
前記基本筐体に対し電気的に接続される、前後面が開口で内部中程にバックボードが固定される増設筐体を有し、
前記増設筐体の前記バックボードに対する前部及び後部に対して挿抜及び固定により装着されるモジュールとして、複数の記憶装置モジュール、二重化による2つのエンクロージャモジュール、及び、二重化による2つの電源モジュール、を有し、
前記エンクロージャモジュールは、SASエクスパンダを有する、エンクロージャ基板を内蔵し、前記増設筐体の電源モジュールは、電源部と、複数のファンを有するファン部と、を内蔵し、
前記増設筐体の前部に対し、前記複数の記憶装置モジュールが装着され、前記後部に対し、上側領域に前記2つのエンクロージャモジュールが左右で装着され、下側領域に前記2つの電源モジュールが左右で装着され、
前記エンクロージャは、環境管理部を有し、
前記エンクロージャモジュール内には温度センサが設けられ、
前記エンクロージャの環境管理部は、前記温度センサで検出した温度が、所定値以上になった場合に、前記増設筐体の電源モジュール内のファン部のファンの回転速度が高くなるように切り替える制御を行うこと、を特徴とするディスクアレイ装置。
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