JP5243614B2 - ストレージ装置、ストレージ装置の記憶制御部、記憶制御部用筐体 - Google Patents

ストレージ装置、ストレージ装置の記憶制御部、記憶制御部用筐体 Download PDF

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Description

本発明はストレージ装置、ストレージ装置の記憶制御部、記憶制御部用筐体に係わり、特に回路基板上に配置されている発熱量の多い回路部品周辺を効率的に冷却することができるストレージ装置、ストレージ装置の記憶制御部、記憶制御部用筐体に関する。
ストレージ装置は、サーバコンピュータ等のホストコンピュータ(以下「ホスト」)で稼働するアプリケーションにデータの記憶領域を提供するものであり、一般に多数の物理記憶媒体と、その物理記憶媒体が有する物理記憶領域から論理記憶領域を編成すると共に、当該論理記憶領域と前記ホストとの間でのデータ入出力処理を制御する記憶制御部とを備えている。
物理記憶媒体としては、例えばハードディスクドライブ(Hard Disk Drive、以下「HDD」)を採用することができ、格納データの信頼性を高めるために、通常複数のHDDによって冗長性を有する論理記憶領域を提供するRAID(Redundant Arrays of Independent (or Inexpensive) Disks)方式が採用される。
ストレージ装置の記憶制御部には、前記のデータ入出力処理を実現するために、各種制御プログラムを実行するためのマイクロプロセッサ、各種データ、プログラムを格納するためのメモリ、外部ネットワーク等との通信機能を提供する各種通信インターフェイス、前記制御部内各部への電力を供給するための電源等を含む、複数の回路基板が収納される。近年データ記憶容量の増大、データ入出力処理の高度化等への要請により、前記回路基板への回路部品の高密度実装、収装される回路基板の数の増加、及び高速マイクロプロセッサの採用等が進み、記憶制御部に収納された回路基板から発生する熱量がますます増大する傾向にあり、回路基板、及びその実装部品を効果的に冷却する構成が強く求められている。
このような観点から、例えば特許文献1には、接続用基板の前後にそれぞれ制御基板群及び電源関連装置が高密度で実装された筐体内を効率的に冷却することができるようにしたラックマウント型記憶制御装置の冷却構造が開示されている。
特開2009−53978号公報
特許文献1が提案している構成によれば、例えば図1に示されているように、筐体内に縦置きされた制御基板の間に、略U字状の冷却空気流路が形成されている。この場合、図から明らかなように、流路に沿って4個所の屈曲部、すなわち流路がほぼ直角に曲げられる個所が形成されていて、冷却空気が流通する際の流路抵抗を増大させる要因となり、十分な冷却効率を確保することが難しいという問題がある。
本発明は、上記の、及び他の課題を解消するためになされたもので、回路基板上に配置されている発熱量の多い回路部品周辺を効率的に冷却することができるストレージ装置、ストレージ装置の記憶制御部、記憶制御部用筐体を提供することを一つの目的としている。
前記の、及び他の目的を達成するために、本発明の一態様は、外部装置に対してデータ記憶領域としての論理記憶領域を提供するストレージ装置であって、前記論理記憶領域を生成するための物理記憶媒体と、前記外部装置と前記論理記憶領域との間でのデータ入出力処理を制御するために前記物理記憶媒体と通信可能に接続されている記憶制御部とを備え、前記記憶制御部は、前記記憶制御部における所定の機能を実現する回路基板と、当該回路基板を収容する回路基板ケースとを有する複数の回路基板モジュールと、前面側開口と後面側開口とを有する筒状収容部を備え、複数の前記回路基板モジュールを前記前面側開口及び前記後面側開口から収容するように構成されている筐体とを備え、前記複数の回路基板モジュールは、前記筐体の前記前面側開口から挿入されており、その回路基板ケースの少なくとも一方の側面に設けられた開口部から前記回路基板に取り付けられた回路部品に冷却空気を導入するように構成されている第1の回路基板モジュールと、前記筐体の前記前面側開口から挿入されており、その回路基板ケースの前面に設けられた開口部から前記回路基板に取り付けられた回路部品に冷却空気を導入するように構成されている第2の回路基板モジュールとを備え、前記記憶制御部はさらに、前記第1の回路基板モジュールに隣接するように、前記筐体にその前記前面側から設置され、前記第1の回路基板モジュールの前記側面に設けられた前記開口部から冷却空気を送り込む第1の送風機と、前記第2の回路基板モジュールの後面側に位置するように、前記筐体の前記後面側開口部から設置され、前記第2の回路基板モジュール内から吸気することによって前記第2の回路基板モジュールの前記前面に設けられた開口部から冷却空気が流入するようにする第2の送風機とを備え、前記第1の回路基板モジュールの前記回路基板ケースにおいて前記側面に設けられる前記開口部は、前記第1の回路基板モジュールを前記筐体に収容した場合にその手前側に位置する第1の開口部と、その奥側に位置する第2の開口部とを有し、前記筐体には、前記第1の回路基板モジュールが収容されたときに、前記第1の開口部又は前記第2の開口部を選択的に開状態又は閉状態にする開閉機構を備え、前記開閉機構は、前記第1の回路基板モジュールが有する前記回路基板ケースの前記第1の開口部及び前記第2
の開口部に対向して前記筐体に設けられ、前記第1の回路基板モジュールを前記筐体に収容したときに、前記第1の開口部又は前記第2の開口部を選択的に開放又は閉止するシャッター部材を備えているストレージ装置である。
本発明の他の態様は、外部装置に対してデータ記憶領域として提供される論理記憶領域を生成するための物理記憶媒体を提供するストレージ装置について、前記外部装置と前記論理記憶領域との間でのデータ入出力処理を制御するために前記物理記憶媒体と通信可能に接続されている記憶制御部であって、前記記憶制御部における所定の機能を実現する回路基板と、当該回路基板を収容する回路基板ケースとを有する回路基板モジュールと、前面側開口と後面側開口とを有する筒状収容部を備え、複数の前記回路基板モジュールを前記前面側開口及び前記後面側開口から収容するように構成されている筐体とを備え、前記複数の回路基板モジュールは、前記筐体の前記前面側開口から挿入されており、その回路基板ケースの少なくとも一方の側面に設けられた開口部から前記回路基板に取り付けられた回路部品に冷却空気を導入するように構成されている第1の回路基板モジュールと、前記筐体の前記前面側開口から挿入されており、その回路基板ケースの前面に設けられた開口部から前記回路基板に取り付けられた回路部品に冷却空気を導入するように構成されている第2の回路基板モジュールと、前記第1の回路基板モジュールに隣接するように、前記筐体にその前記前面側から設置され、前記第1の回路基板モジュールの前記側面に設けられた前記開口部から冷却空気を送り込む第1の送風機と、前記第2の回路基板モジュールの後面側に位置するように、前記筐体の前記後面側開口部から設置され、前記第2の回路基板モジュール内から吸気することによって前記第2の回路基板モジュールの前記前面に設けられた開口部から冷却空気が流入するようにする第2の送風機とを備え、前記第1の回路基板モジュールの前記回路基板ケースにおいて前記側面に設けられる前記開口部は、前記第1の回路基板モジュールを前記筐体に収容した場合にその手前側に位置する第1の開口部と、その奥側に位置する第2の開口部とを有し、前記筐体には、前記第1の回路基板モジュールが収容されたときに、前記第1の開口部又は前記第2の開口部を選択的に開状態又は閉状態にする開閉機構を備え、前記開閉機構は、前記第1の回路基板モジュールが有する前記回路基板ケースの前記第1の開口部及び前記第2の開口部に対向して前記筐体に設けられ、前記第1の回路基板モジュールを前記筐体に収容したときに、前記第1
の開口部又は前記第2の開口部を選択的に開放又は閉止するシャッター部材を備えている記憶制御部である。
本発明のさらに他の態様は、前記記憶制御部に用いられる記憶制御部用筐体であって、前記シャッター部材は常時前記第1の回路基板モジュールの前記第1の開口部を閉止する位置にあり、前記第1の回路基板モジュールを構成する前記回路基板ケースの少なくとも一方の側面に、前記シャッター部材と係合する係合部が設けられ、前記第1の回路基板モジュールを前記筐体に挿入したときに、前記係合部が前記シャッター部材を前記第2の開口部を閉止する位置に移動させる記憶制御部用筐体である。
本発明によれば、回路基板上に配置されている発熱量の多い回路部品周辺を効率的に冷却することができるストレージ装置、ストレージ装置の記憶制御部、記憶制御部用筐体を提供することができる。
図1Aは、本発明の一実施形態に関わるストレージシステムSSの構成例を示す図である。 図1Bは、本発明の一実施形態に関わるストレージ装置Sの外観の一例を示す図である。 図2Aは、ストレージ装置Sに含まれるディスク制御部1の前面側から見た斜視図である。 図2Bは、図2Aのディスク制御部1を後面側から見た斜視図である。 図3Aは、ディスク制御部1を前面側から見た模式立面図である。 図3Bは、ディスク制御部1を後面側から見た模式立面図である。 図4Aは、ディスク制御部1に収納される回路基板モジュール200の一例を示す模式図である。 図4Bは、ディスク制御部1に収納される回路基板モジュール200の他の例を示す模式図である。 図5は、ディスク制御部1の断面A−Aにおける断面図である。 図6は、ディスク制御部1の断面B−Bにおける断面図である。 図7Aは、ディスク制御部1の断面C−Cにおける断面図である。 図7Bは、ディスク制御部1の断面C−Cにおける平断面図である。 図8は、ディスク制御部1の断面D−Dにおける断面図である。 図9Aは、ディスク制御部1の断面E−Eにおける断面図である。 図9Bは、ディスク制御部1の断面E−Eにおける平断面図である。 図10Aは、ディスク制御部1の断面F−Fにおける断面図である。 図10Bは、ディスク制御部1の断面F−Fにおける平断面図である。 図11Aは、CMモジュール20における冷却空気の流れのシミュレーション結果を示す図である。 図11Bは、MPモジュール30における冷却空気の流れのシミュレーション結果を示す図である。 図11Cは、CMモジュール20及びSVP50における冷却空気の流れのシミュレーション結果を示す図である。 図11Dは、CHFモジュール70における冷却空気の流れのシミュレーション結果を示す図である。 図11Eは、CMモジュール20及びFICONモジュール60における冷却空気の流れのシミュレーション結果を示す図である。 図12Aは、本実施形態のディスク制御部1における冷却空気吸気口可変構造の一例を示す模式図である。 図12Bは、本実施形態のディスク制御部1における冷却空気吸気口可変構造の一例の詳細を示す模式図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。なお、各図面で同一の構成には同一符号を付しその説明を省略する。
ストレージシステムSSの基本構成
まず、本発明の一実施形態に係るラックマウント型ストレージ装置S及びそのディスク制御部(記憶制御部)1について説明する前提として、ストレージシステムSSの基本構成を説明する。図1Aに、ストレージシステムSSの基本構成例を示す。
ストレージシステムSSは、ホストHとストレージ装置Sとを備え、ホストHとストレージ装置Sとは通信ネットワークNによって接続されている。図1Aには、3台のホストHと1台のストレージ装置Sとが示されているが、ホストHは3台未満又は4台以上設けることができ、またストレージ装置Sは複数設けることができる。
ホストHは、例えばWindows(登録商標)、Linux(登録商標)等の適宜のオペレーティングシステム(Operating System、以下「OS」)と、そのOS上で稼働する種々のアプリケーションソフトウェアとが実装されている、サーバコンピュータ等のコンピュータである。ホストHは通信ネットワークNとの接続インターフェイスを提供する通信インターフェイス(例えばHBA(Host Bus Adaptor)、NIC(Network Interface Card)等)を備え、後述するストレージ装置Sと通信可能とされている。これにより、ホストHで稼働するアプリケーションが、ストレージ装置Sによって提供される記憶領域をデータ格納のために利用することができる。
通信ネットワークNは、ホストHとストレージ装置Sとの間のデータ転送に利用される通信回線であって、例えばファイバチャネル(Fibre Channel、以下「FC」)プロトコルにより接続されたSAN(Storage Area Network)、TCP/IP(Transmission Protocol/Internet Protocol)により接続されたLAN(Local Area Network)として構成することができる。通信ネットワークNは、ホストHとストレージ装置Sとの間でのデータ転送経路制御を行うため、例えばSANである場合にはFCスイッチ、LANである場合にはルータ等のスイッチを含む。なお、通信ネットワークNの種類は、本実施形態のディスク制御部1の構成を制約するものではないが、本実施形態ではSANが採用されているものとして説明する。
ストレージ装置S
次に、同じく図1Aを参照して、ストレージ装置Sの構成について説明する。ストレージ装置Sは、概略ディスク制御部1と、ディスクユニット2とを備え、ディスク制御部1とディスクユニット2との間は内部通信ネットワークによって接続されている。
ディスクユニット2は、例えば複数のHDD3を物理記憶媒体として備えており、一般的には、これらのHDD3をRAID方式で制御することにより冗長性を有する論理記憶領域を提供する。ディスクユニット2は、物理記憶媒体として、HDD3に代えて、半導体記憶デバイス(Solid State Drive、「SSD」)、DVD(Digital Versatile Disk)装置等の光学ディスクデバイス、あるいは磁気テープデバイス等の他の適宜の記憶媒体を備えることができる。
ディスク制御部1は、主として、通信ネットワークNを介したホストHとの間での通信制御、及びデータ入出力制御、内部通信ネットワークを介したディスクユニット2との間でのデータ入出力制御の各機能を実行する。
ディスク制御部1は、上記の機能を実現するために、キャッシュメモリ(Cache Memory、以下「CM」)モジュール20、マイクロプロセッサ(MicroProcessor、以下「MP」)モジュール30、電源(Power Supply、以下「PS」)モジュール40、サービスプロセッサ(SerVice Processor、以下「SVP」)モジュール50、FICON(登録商標)モジュール60、CHFモジュール70、DKA(DisK Adaptor)モジュール80、及びSWモジュール90を備えている。
前記各モジュール20〜90は、ディスク制御部1全体の機能を実現するために設けられる単位機能ブロック各々に関連する回路が形成されている回路基板と、その回路基板を収納するための回路基板ケース(以下「ケース」)とを備え、前記回路基板にはその内部回路を外部回路へ電気的に接続するためのコネクタが設けられる。各モジュール20〜90の機械的な構造については後述する。
図1Aのディスク制御部1には、前記モジュール20〜90が2組設けられた冗長構成(各組をクラスタ(cluster)と称する。)を採用しており、例えばクラスタ間に設けられているデータ通信回線(図示せず)を通じて、その動作状態を相互に監視し、必要に応じてフェイルオーバ等の障害対応処理を実行するように構成されている。また、前記各モジュール20〜90は、相互に通信可能とするための内部バスによって接続され、その内部バスは、ディスク制御部1内に設けられた接続用基板PL(後述)上に実装されている。
次に、前記各モジュール20〜90が有する機能の概略を説明する。
CMモジュール20
CMモジュール20には、ホストHから送信されるHDD3に書き込まれるべきデータ、及びホストHからの読み出し命令によってHDD3から読み出されたデータを一時的に記憶させて、データ入出力処理効率を向上させるための記憶デバイスであるキャッシュメモリが設けられている。記憶デバイスとしては例えばフラッシュメモリ等を採用することができる。また、本実施形態におけるCMモジュール20には、キャッシュメモリの格納データを電源障害から保護するために、記憶デバイスに非常用電源を供給するためのバッテリパッケージも設けられている。
MPモジュール30
MPモジュール30には、ディスク制御部1の機能を実現するための各種制御プログラムを実行するMPが実装されている。本実施形態では、MPはデュアルコア構成が採用されているが、カッドコア構成等のいわゆる他のマルチコア構成であってもよい。またMPモジュール30には、MPで実行される前記制御プログラム及び制御データ等を格納した共有メモリ等の記憶デバイス、及び他のプロセッサ周辺回路部品が実装される。ディスク制御部1内での発熱量に関しては、前記CMモジュール20とこのMPモジュール30とが特に問題となる。
PSモジュール40
PSモジュール40は、ディスク制御部1内に電力を供給するための電源部である。PSモジュール40には、外部電源系統からの入力電力から制御用電力を作成するためのDC/DCコンバータ、及びノイズ対策用のフィルタ回路用LC部品等が実装される。なお、電源系統の障害に対してディスク制御部1の可用性を高めるために、各クラスタに設けるPSモジュール40の入力電源系統を分離する構成が通常採用される。
SVPモジュール50
SVPモジュール50は、ディスク制御部1及びディスクユニット2の動作状況を監視すると共に、外部の入力デバイスからこれらに操作命令を与えることを可能とする機能が設けられている。SVPモジュール50は、一般に、前記監視機能及び前記操作命令入力機能等の機能を、例えばSNMP(Simple Network Management Protocol)によって実現するための各種プログラムを実行するコンピュータを1枚の回路基板上に実装して構成されている。
FICONモジュール60
FICONモジュール60には、本実施形態のストレージ装置Sを例えばメインフレーム等のレガシー装置に接続するための通信インターフェイス機能が設けられる。FICONモジュール60には、FCネットワークに接続するための通信インターフェイスチップとその周辺回路等が実装される。他の実施形態においては、FICONではなく、ESCON(登録商標)によってメインフレームと接続するためのインターフェイス回路が実装されることもある。
CHFモジュール70
CHFモジュール70は、ディスク制御部1を通信ネットワークNに接続するための通信インターフェイス機能を実現するもので、本実施形態では、FCプロトコルを採用するSANとして構成される通信ネットワークNにディスク制御部1を接続するためのFCインターフェイスチップとその周辺回路等が実装される。
DKAモジュール80
DKAモジュール80は、ディスク制御部1とディスクユニット2との間での書き込み及び読み出しデータ及び各種のHDD3制御用データの通信インターフェイスとして機能し、前記機能を実現するインターフェイスチップ及びその周辺回路等が実装される。
SWモジュール90
SWモジュール90は、ディスク制御部1を他の適宜の外部装置と接続する場合に使用される通信インターフェイス機能を有し、当該通信インターフェイス機能を実現するための回路部品が実装されている。
なお、上記のディスク制御部1内における各モジュールへの機能割り付けは本実施形態における一例であって、特に本発明の構成を限定するものではない。
ストレージ装置Sの外観
図1Bに、本実施形態に係るストレージ装置Sの外形の一例を斜視図で示している。ストレージ装置SはラックRを備え、ラックRには、ディスク制御部1と、複数のディスクユニット2とが着脱可能に取り付けられる。
ラックRは、前面部R1と、前面部R1の後側に設けられる後面部R2とを備える。図1Bに白抜き太矢印で示されるように、ディスク制御部1、及びディスクユニット2の内部を冷却するための冷却空気は、ラックRの前面側から導入され、ラックRの後面側から排出される。
ディスク制御部1の構造
次に、図2A、図2B、図3A、及び図3Bを参照して、本実施形態のディスク制御部1の構造について説明する。図2Aは、本実施形態のストレージ装置Sに含まれるディスク制御部1の前面側から見た斜視図、図2Bは、図2Aのディスク制御部1を後面側から見た斜視図、図3Aは、ディスク制御部1を前面側から見た模式立面図、図3Bは、ディスク制御部1を後面側から見た模式立面図である。
図2A及び図2Bに示すように、本実施形態のディスク制御部1はほぼ直方体の形状を有するラックマウント型構造であり、複数の略矩形金属板を複数組み合わせてなるほぼ角筒状の筐体100と、その筐体100の内部に収納された前記各モジュール20〜90と、これらのモジュール20〜90を冷却するための冷却ファン(送風機)10F、10Rとを備えて構成されている。ディスク制御部1は、他のディスクユニット2とともに、図1Bに例示するラックRに収装されることとなるが、ここではディスク制御部1の構成に焦点を当てて説明する。逆に言えば、本発明の技術的範囲は、ディスク制御部1外部の構成の変動によってなんら制約を受けるものではない。
なお、冷却ファン10F、10Rは、所定の設計上の性能を備えた電動ファンであって、後述するように、各モジュール20〜90に外部空間から冷却空気を導入するためのものである。図2A〜図3Bに示すように、冷却ファン10Fは、筐体100の前面側において、右側縁に沿って縦方向に6個、左側縁では、上下に2個ずつ設置されている。また、冷却ファン10Rは、筐体100の後面側において、右側縁の中段に、4個方形をなすように設置されている。
筐体100は、縦方向に前記モジュール20〜90が12台積層して収納することができる形状寸法に構成されている。本実施形態では、図2A、図3Aに示されるように、筐体100の前面側において、上端側、下端側それぞれ4段ずつにCMモジュール20が、縦方向中央の4段にMPモジュール30が収納されている。各モジュールの構造例と筐体100への収納機構については後述する。
各冷却ファン10F,10Rは、略方形の横断面を有し、その一辺の寸法は、略前記モジュール2段分である。CMモジュール20は、2台の冷却ファン10Fによって挟まれるように配置されており、一方、MPモジュール30は、向かって右側に1台の冷却ファン10Fが隣接するように配置されている。
次に、図2B、図3Bを参照すると、筐体100の後面側においては、上端側から、PSモジュール40、SVPモジュール50、FICONモジュール60、CHFモジュール70、DKAモジュール80、及びSWモジュール90がこの順で配置され、また下端側からも同じ順序で同じモジュールが配置されており、筐体100の前面側、後面側共に、筐体100の縦方向に、上下対称に各モジュール20〜90が配置されている。図3Aに図示しているように、上側の各モジュールの組がクラスタC1を、下側の各モジュールの組がクラスタC2を構成している(図1Aを参照)。
なお、各モジュール20〜90の配置は、本実施形態に示す配置に限定されるものではない。また、本実施形態では例えばPSモジュール40、FICONモジュール60、及びCHFモジュール70を2台ずつ設けているが、筐体100内に収納される各モジュール20〜90の数は特にこのように限定されるものではない。
図2A、図2Bに示すように、筐体100内には、その前後方向の中央付近に、筐体100内部を区画するように、接続用基板PLが設けられている。接続用基板PLは各モジュール20〜90の相互間を接続するための接続用基板であり、各モジュール20〜90内の回路基板と電気的に接続するためのコネクタ及び配線パターンが設けられている。また、接続用基板PLには、後述するように、所定の個所に冷却空気を通過させるための開口部が設けられている。
各モジュール20〜90の構造
次に、図4A、図4Bを参照して、前記各モジュール20〜90の基本的な構造について説明する。図4Aは、例えば本実施形態のCMモジュール20の回路基板ケースとして用いられるモジュールケース200の外形を示す模式図である。このモジュールケース200は、略扁平な直方体の形状を有し、内部に実装される回路基板210を取り囲むように、金属板等で形成される。これにより、回路基板210に対する外部からのノイズ侵入が防止される。
回路基板210の後方には、回路基板210上の回路を接続用基板PL上の配線パターンと接続するためのコネクタ220が、モジュールケース200の後背面を貫通して突設されている。なお、各モジュール20〜90に設置するコネクタ220の数はディスク制御部1の設計条件に応じて適宜決定すればよい。
モジュールケース200の両側面には、モジュールケース200内に冷却空気を導入するための開口部230が設けられている。この開口部230の面積と設置個所は、モジュールケース200に収納される回路基板210上の発熱部品の配置等の条件に応じて決定することができる。図4Aの例では、開口部230は、モジュールケース200の手前側と奥側とに分割して設けられている。図4Aの例でモジュールケース200両側面の最奥部に上下に並置されている突起部(係合部)240は、後述するように、モジュールケース200への冷却空気導入用開口部230を切り替えるために用いられる。
レール250は、モジュールケース200の両側面に沿って略水平に連続して凸設されている部材であり、各レール250は筐体100内の両側面に設けられる凹状断面を有する受け部(図示せず)と係合する。モジュールケース200を筐体100の前面側あるいは後面側から取り付ける場合、このレール250を前記受け部に嵌合させて奥へ摺動させればよい。操作レバー260はモジュールケース200の前面下部に一対設けられており、筐体100内に収納されているモジュールケース200を取り出す際に使用される。レール250及び操作レバー260については、ラックマウント型の筐体構造において使用される他の形態の構成を適宜採用することができる。
図4Bに、モジュールケース200の他の構造例を示す。図4Bに例示する構造は、例えば本実施形態のMPモジュール30に適用されている。図4Aの例とは、開口部230がモジュールケース200の前面に設けられている構成において異なる。
ディスク制御部1の冷却構造
次に、本実施形態のディスク制御部1における冷却構造について説明する。図5は、ディスク制御部1の図3Aの断面A−Aにおける縦断面図、図6は、図3Aの断面B−Bにおける縦断面図である。なお、各モジュール20〜90において、モジュールケース200内の回路基板210に配置されている回路部品については、図示が煩雑となることを避けるために、冷却構造の説明に特に関連性の高いもの以外は省略してある。
図5において、筐体100の前面側にある上下各4段がCMモジュール20の収納個所、中央の4段がMPモジュール30の収納個所である。上下とも、2台のCMモジュール20に対して2個の冷却ファン10Fが設けられている。筐体100に収納される各CMモジュール20の側面と対向する位置に、筐体100側の隔壁110が設置されている。それぞれの隔壁110には、CMモジュール20のモジュールケース200に設けられた開口部230に対応する位置に、開口部111、112が設けられる。これにより、後述するように、各冷却ファン10Fから吸入された冷却空気は、隔壁110の開口部111、112とモジュールケース200の開口部230とを通じて流通することが可能となっている。
図5において、筐体100の前面側の中央4段にあるMPモジュール30は、その縦断面が示されている。また筐体100の後面側には、PSモジュール40、SVPモジュール50、CHFモジュール70、及び後面側に設置されている冷却ファン10Rの縦断面が示されている。なお、図5の例では、FICONモジュール60は筐体100内に収納されていない。
図6のディスク制御部1の断面B−Bにおける縦断面図では、図5の断面A−Aよりも筐体100の端部側よりにおける断面が示されている。図6では、各冷却ファン10Fも縦断面として示されており、1個の冷却ファン10Fが2個のユニットを含んでいることが示されている。ただし、各冷却ファン10Fについて、どのような構成を採用するかは、所要の風量、騒音レベル、電力消費量、形状寸法等の条件を勘案して決定すればよい。これは、筐体100の後面側にある冷却ファン10Rについても同様である。
筐体100前面側の冷却ファン10F1個に対しては、その冷却空気流路下流側に、整風板120A、120Bが設けられている。後述するように、整風板120Aは、冷却ファン10Fから吹き出される冷却空気を、筐体100側の開口部111及びCMモジュール20のモジュールケース200の開口部230からモジュールケース200内へ滑らかに導入される冷却空気流を作り出すために設けられる。整風板120Bは、逆に、CMモジュール20のモジュールケース200内から、開口部230、112を通じて押し出された冷却空気を、接続用基板PLに設けられた開口部140を通じて筐体100の後面側へ円滑に案内する役割を果たす。なお、整風板120A、120Bは、それぞれ冷却空気の流れに対する角度をかえられるようにしてもよい。例えば、整風板120A、120Bを、それぞれ筐体100内で回動させることができるように、回転支軸でもって支持する構成を採用することができる。
以上のCMモジュール20に関する冷却構造を、冷却ファン10Fによって生成される冷却空気の流れに着目して説明する。図7A、図7Bに、図3Aの断面C−Cにおける平断面図を示している。図7A、図7Bに示されるように、CMモジュール20の回路基板210には、モジュールケース200の奥側に記憶デバイス装着用のメモリスロット21が、前面側にバッテリパッケージ22が配置されて高密度化が図られている。CMモジュール20内ではデータの書き込み読み出しに伴う記憶デバイスからの発熱量が大きいため、冷却ファン10Fからの冷却空気の流れがメモリスロット21周辺に集まるように誘導することが冷却効率向上につながる。なお、図7Bでは2個のメモリスロット21が図示されているが、3個以上設置することもできる。
本実施形態では、特に図7Bに、太い矢印によって明確に示されているように、冷却ファン10Fからの冷却空気を筐体100の隔壁110にある開口部111から整風板120Aによってモジュールケース200の開口部230を通じてCMモジュール20のメモリスロット21周辺に誘導し、CMモジュール20内で記憶デバイスを冷却した冷却空気の流れを、開口部230、隔壁110の開口部112から押し出す。その後冷却空気の流れは整風板120Bによって接続用基板PLの開口部140に案内される。開口部140を通過した冷却空気の流れは、PSモジュール40の後背面開口部230を通じてモジュールケース200内に入り、PSモジュール40の回路部品冷却に利用された後、前面側の開口部230から排出される。
図8には、本実施形態のディスク制御部1について、図3Aの断面D−Dにおける縦断面図を示している。図8は、筐体100の左右逆側における図6の縦断面図に相当しており、上下各4段のCMモジュール20についての冷却構造はすでに説明した構造と同様である。一方、中央4段については、筐体100の前面右側に配置されている2台の冷却ファン10Fによって、筐体100の後面側に収納されているCHFモジュール70、DKAモジュール80、及びSWモジュール90に対して冷却空気が送られている点が異なっている。
次に、MPモジュール30についての冷却構造を説明する。図9A、図9Bに、図3Aの断面E−Eにおけるディスク制御部1の平断面図を示している。図9A、図9Bに示されるように、MPモジュール30を構成するモジュールケース200の前面側には、外部空間から冷却空気を取り入れるための開口部230が設けられており、CMモジュール20の構造とは異なり、モジュールケース200の両側面には開口部230が設けられていない。MPモジュール30については、筐体100の後面側に配置された冷却ファン10Rによって筐体100内から空気が吸い出されることによりMPモジュール30を構成するモジュールケース200内が負圧となり、開口部230から冷却空気が吸い込まれる。特に、図9Bにおいて太い矢印で明確に示されるように、前面側の開口部230からMPモジュール30内に導入された冷却空気は、MPモジュール30内の回路基板210に実装されているMP31等の発熱部品を冷却した後、モジュールケース200後面側の開口部230及び接続用基板PLに設けられた開口部150を通じて流路160に誘導され、冷却ファン10Rによって筐体100の外へ排出される。MPモジュール30を冷却した後の冷却空気を他のモジュールの冷却に利用しないで筐体100外へ排出するのは、MP等の発熱量の大きい回路部品を冷却することで、冷却空気の温度が十分に上昇することとなるためである。
一方、図9Bに示されているように、筐体100の前面側にある冷却ファン10Fによって筐体100内の流路170に吸い込まれた冷却空気は、接続用基板PLに設けられた開口部180及びSWモジュール90のモジュールケース200の後面側に設けられている開口部230を通じてSWモジュール90内に導入され、SWモジュール90の回路基板210上に実装されている回路部品を冷却した後、モジュールケース200の前面側開口部230から外部空間へ排出される。なお、このSWモジュール90に関する冷却のスキームは、筐体100の後面側にあるDKAモジュール80についても同様に適用される。
図10A、図10Bに、図3Aの断面F−Fにおける平断面図を示している。筐体100の下端側に収納されるCMモジュール20についても、図7A、図7Bを参照して説明した冷却構造が適用される。
本実施形態における冷却構造の効果
以上説明した本実施形態におけるディスク制御部1の冷却構造について、その効果を説明する。図11A〜図11Eは、本実施形態のディスク制御部1内における冷却空気の流れをシミュレーションにより可視化して示している。
図11Aは、CMモジュール20の冷却の状況を示しており、図7Bの平断面図に相当する。CMモジュール20内での冷却空気の流れは筐体100の前面側から見て左右対称となるため、図11Aには、その右半部のみを示している。図中、冷却空気の流れは多数の矢印の集合として表現されており、矢印の向きが流れの向きを、矢印の長さが流速を、矢印の密度が流量を、それぞれ定性的に代表している。なお、技術的な理由で、整風板120A、120Bはシミュレーションの要素として取り込んでいない。
図11Aに示されるように、筐体100の前面側冷却ファン10Fによって筐体100内に導入された冷却空気は、開口部111(230)を通じてCMモジュール20内に導入され、メモリスロット21に装着される記憶デバイス付近に集中してこれらを冷却した後、開口部112(230)を通じてCMモジュール20から出て、接続用基板PLの開口部140から筐体100の後面側へ案内されることが分かる。これにより、発熱量の多い記憶デバイスを効率的に冷却することができる。この場合に整風板120A、120Bを設ければ、CMモジュール20に出入りする冷却空気の流れをより滑らかにして、流路抵抗をより減少させることができる。
図11Bは、MPモジュール30の冷却の状況を示しており、図9Bの平断面図に相当する。図11Bは図11Aと異なり、MPモジュール30の平面全体を示している。図示のように、筐体100の後面側冷却ファン10Rによって筐体100内の空気が吸い出されることによってMPモジュール30を構成するモジュールケース200の前面側に設けられた開口部230から冷却空気が導入されている。MPモジュール30内に導入された冷却空気は、回路基板210の略中央後部に配置されているMP31を冷却した後、接続用基板PLの開口部150を通じて筐体100の後面側にある流路160へ排出される。このように、MPモジュール30においては、本実施形態の構成によって、特に発熱量の多いMP31周辺を効率的に冷却することができる。
図11Cは、図11Aと同じく、CMモジュール20の右半部の冷却状況を示しており、図10Bの平断面図に相当する。図11Cによれば、図11Aの場合と同様に、CMモジュール20のメモリスロット21の周辺が効率的に冷却されていることが分かる。
図11Dは、図11Bにおいて、筐体100の後面側にあるモジュール(この場合CHFモジュール70)が、筐体100の前面側冷却ファン10Fによって冷却されている状況を示している。冷却ファン10Fによって筐体100内に導入された冷却空気は、接続用基板PLの開口部180を通じて筐体100の後面側に収納されているCHFモジュール70の内部に案内され、CHFモジュール70内の回路部品を冷却した後、CHFモジュール70前面側の開口部230から外部空間へ排出される。
図11Eは、図11Aと同じく、CMモジュール20の右半部の冷却状況を示している。図11Eは、図3A、図3Bにおいて、筐体100の上端側、又は下端側のCMモジュール20について、筐体100後面側に収納されているFICONモジュール60を含む平断面を示している。この場合も、図11Aの場合と同様に、CMモジュール20のメモリスロット21の周辺が効率的に冷却されていることが分かる。
以上説明したように、本実施形態によるディスク制御部1の冷却構造によれば、CMモジュール20に実装されている記憶デバイス、MPモジュール30に実装されているMP31といった発熱量の多い回路部品を冷却する場合の冷却空気流路抵抗を可及的に減少させて、それらの回路部品を効率的に冷却することができ、それにより、より高密度の回路部品実装を可能としている。また、整風板120A、120Bを設けて流路抵抗をさらに減少させれば、冷却効率をより高めることができる。
冷却空気の流路可変機構
次に、本実施形態に適用しうる冷却空気の流路可変機構について説明する。図12A、図12Bは、この冷却空気の流路可変機構の構成及び作用を示す模式図である。この流路可変機構は、例えば本実施例におけるCMモジュール20を収納するスロットに対して適用することができる。
図12A、図12Bを参照すると、先に図4Aに示したモジュールケース200と、それを収容する筐体100の内部構造が、模式的にかつ透過的に示されている。この例では、モジュールケース200は、筐体100内に設置される筐体内フレーム170に収容されることとしている。筐体内フレーム170の両側面には、冷却空気の流路の一部を構成する開口部171A、171Bが設けられている。筐体内フレーム170の両内側面には、流路可変機構の主要部を構成する可変シャッターアセンブリ151(開閉機構)が、それぞれ取り付けられる。
各可変シャッターアセンブリ151には、筐体内フレーム170の開口部171A、171Bと対応する開口部152A、152Bが設けられる。開口部152Aと152Bは、シャッター板160(シャッター部材)によって選択的に開閉することができる。シャッター板160は、常時開口部152Aを塞ぐ位置に配置されるように可変シャッターアセンブリ151に取り付けられ、かつ適宜の保持構造によって、可変シャッターアセンブリ151に対して略水平方向に摺動可能とされている。シャッター板160の筐体100奥側端部には、その端部を略直角に折り曲げて形成した当接部161が設けられており、当接部161は開口部152Bの筐体100手前側端部に常時配置されるように形成されている。
図4Aについて説明したように、モジュールケース200の筐体100奥側端部には、突起部240(係合部)が選択的に設けられる。いま、モジュールケース200のレール250を可変シャッターアセンブリ151の受け部153に嵌め合わせて摺動させつつ筐体内フレーム170の奥側へ向けて押し込んでいくと、行程の約1/2程度まで押し込んだ地点で、モジュールケース200の突起部240がシャッター板160の当接部161に突き当たり、なおモジュールケース200を押し込むと、突起部240が当接部161とともにシャッター板160を奥側に摺動させる。モジュールケース200が完全に筐体内フレーム170内に、すなわち筐体100内に収納された状態で、シャッター板160は可変シャッターアセンブリ151の開口部152Bを塞ぎ、開口部152Aを開放する位置にとどまる。このように、流路可変機構を有する筐体100に突起部240を設けたモジュールケース200を収納すると、開口部152Bが冷却空気の流路を構成して、冷却空気はモジュールケース200の筐体100手前側(前面側)に主として流入するように誘導される。
一方、突起部240を有しないモジュールケース200を収納した場合には、上記のシャッター板160の移動は起こらないので、シャッター板160は常時の位置にとどまり、開口部152Bが冷却空気の流路を構成して、冷却空気はモジュールケース200の筐体100奥側(後面側)に主として流入するようにされる。以上の構成によれば、モジュールケース200に突起部240を設けるか否かによって、冷却空気をモジュールケース200の手前側に案内するか奥側に案内するかを切り替えることができ、モジュールケース200に収納される回路基板210上の発熱部品の配置に応じて、冷却空気の流路を可変とすることができる。これにより、ディスク制御部1に実装される回路部品の冷却効率をさらにいっそう向上させることが可能となる。なお、突起部240をモジュールケース200の左右いずれかの外側面のみに設けることにより、モジュールケース200の一方の外側面は手前側の開口部(第1の開口部)、他方の側は奥側の開口部(第2の開口部)が開放されるようにし、より詳細に冷却空気の流入個所を制御することも可能である。
なお、シャッター板160と可変シャッターアセンブリ151との間には、シャッター板160の移動に対して復原力を与える手段、例えば小型のコイルバネ162等の弾発部材を設けておくことにより、モジュールケース200を筐体100(筐体内フレーム170)から取り外した場合に、シャッター板160が開口部152Aを塞ぐ常時位置に戻るように構成されている。
以上、本発明の一実施形態によるディスク制御部1の冷却構造に即して詳細に説明してきたように、本発明によれば、回路基板上に配置されている発熱量の多い回路部品周辺を効率的に冷却することができるストレージ装置、ストレージ装置の記憶制御部、記憶制御部用筐体を提供することができる。
以上、本願発明を、その実施例に即して添付図面を参照しながら説明したが、本願発明は、これらの実施例に限定されるものではない。また、本願発明の趣旨を逸脱しないいかなる変形例、均等物も本願発明の範囲内のものである。

Claims (12)

  1. 外部装置に対してデータ記憶領域としての論理記憶領域を提供するストレージ装置であって、
    前記ストレージ装置は、
    前記論理記憶領域を生成するための物理記憶媒体と、
    前記外部装置と前記論理記憶領域との間でのデータ入出力処理を制御するために前記物理記憶媒体と通信可能に接続されている記憶制御部とを備え、
    前記記憶制御部は、
    前記記憶制御部における所定の機能を実現する回路基板と、当該回路基板を収容する回路基板ケースとを有する複数の回路基板モジュールと、
    前面側開口と後面側開口とを有する筒状収容部を備え、複数の前記回路基板モジュールを前記前面側開口及び前記後面側開口から収容するように構成されている筐体とを備え、
    前記複数の回路基板モジュールは、
    前記筐体の前記前面側開口から挿入されており、その回路基板ケースの少なくとも一方の側面に設けられた開口部から前記回路基板に取り付けられた回路部品に冷却空気を導入するように構成されている第1の回路基板モジュールと、
    前記筐体の前記前面側開口から挿入されており、その回路基板ケースの前面に設けられた開口部から前記回路基板に取り付けられた回路部品に冷却空気を導入するように構成されている第2の回路基板モジュールと、を備え、
    前記記憶制御部は、さらに、
    前記第1の回路基板モジュールに隣接するように、前記筐体にその前記前面側から設置され、前記第1の回路基板モジュールの前記側面に設けられた前記開口部から冷却空気を送り込む第1の送風機と、
    前記第2の回路基板モジュールの後面側に位置するように、前記筐体の前記後面側開口部から設置され、前記第2の回路基板モジュール内から吸気することによって前記第2の回路基板モジュールの前記前面に設けられた開口部から冷却空気が流入するようにする第2の送風機と、
    を備え、
    前記第1の回路基板モジュールの前記回路基板ケースにおいて前記側面に設けられる前記開口部は、前記第1の回路基板モジュールを前記筐体に収容した場合にその手前側に位置する第1の開口部と、その奥側に位置する第2の開口部とを有し、
    前記筐体には、前記第1の回路基板モジュールが収容されたときに、前記第1の開口部又は前記第2の開口部を選択的に開状態又は閉状態にする開閉機構を備え、
    前記開閉機構は、前記第1の回路基板モジュールが有する前記回路基板ケースの前記第1の開口部及び前記第2の開口部に対向して前記筐体に設けられ、前記第1の回路基板モジュールを前記筐体に収容したときに、前記第1の開口部又は前記第2の開口部を選択的に開放又は閉止するシャッター部材を備える、
    ストレージ装置。
  2. 外部装置に対してデータ記憶領域としての論理記憶領域を提供するストレージ装置であって、
    前記ストレージ装置は、
    前記論理記憶領域を生成するための物理記憶媒体と、
    前記外部装置と前記論理記憶領域との間でのデータ入出力処理を制御するために前記物理記憶媒体と通信可能に接続されている記憶制御部とを備え、
    前記記憶制御部は、
    前記記憶制御部における所定の機能を実現する回路基板と、当該回路基板を収容する回路基板ケースとを有する複数の回路基板モジュールと、
    前面側開口と後面側開口とを有する筒状収容部を備え、複数の前記回路基板モジュールを前記前面側開口及び前記後面側開口から収容するように構成されている筐体とを備え、
    前記複数の回路基板モジュールは、
    前記筐体の前記前面側開口から挿入されており、その回路基板ケースの少なくとも一方の側面に設けられた開口部から前記回路基板に取り付けられた回路部品に冷却空気を導入するように構成されている第1の回路基板モジュールと、
    前記筐体の前記前面側開口から挿入されており、その回路基板ケースの前面に設けられた開口部から前記回路基板に取り付けられた回路部品に冷却空気を導入するように構成されている第2の回路基板モジュールと、を備え、
    前記記憶制御部は、さらに、
    前記第1の回路基板モジュールに隣接するように、前記筐体にその前記前面側から設置され、前記第1の回路基板モジュールの前記側面に設けられた前記開口部から冷却空気を送り込む第1の送風機と、
    前記第2の回路基板モジュールの後面側に位置するように、前記筐体の前記後面側開口部から設置され、前記第2の回路基板モジュール内から吸気することによって前記第2の回路基板モジュールの前記前面に設けられた開口部から冷却空気が流入するようにする第2の送風機と、
    を備え、
    前記筐体の前記前面側開口と前記後面側開口との間に、前記筒状収容部を区画するとともに、前記前面側開口から収容される前記回路基板モジュールと前記後面側開口から収容される前記回路基板モジュールとに電気的に接続される配線を備える接続用基板が設けられ、前記接続用基板には前記前面側開口から前記後面側開口へ冷却空気を流通させる孔部が設けられ、
    前記第1の回路基板モジュールの前記回路基板ケースにおいて前記側面に設けられる前記開口部は、前記第1の回路基板モジュールを前記筐体に収容した場合にその手前側に位置する第1の開口部と、その奥側に位置する第2の開口部とを有し、
    前記筐体には、前記第1の回路基板モジュールが収容されたときに、前記第1の開口部又は前記第2の開口部を選択的に開状態又は閉状態にする開閉機構を備え、
    前記開閉機構は、前記第1の回路基板モジュールが有する前記回路基板ケースの前記第1の開口部又は前記第2の開口部に対向して前記筐体に設けられ、前記第1の回路基板モジュールを前記筐体に収容したときに、前記第1の開口部又は前記第2の開口部を選択的に開放又は閉止するシャッター部材を備え、
    前記筐体に設けられている前記シャッター部材は常時前記第1の回路基板モジュールの前記第1の開口部を閉止する位置にあり、
    前記第1の回路基板モジュールを構成する前記回路基板ケースの少なくとも一方の側面に、前記シャッター部材と係合する係合部が設けられ、前記第1の回路基板モジュールを前記筐体に挿入したときに、前記係合部が前記シャッター部材を前記第2の開口部を閉止する位置に移動させ、
    前記第1の回路基板モジュールから流出した冷却空気が、前記筐体の後面側開口から収容されている他の前記回路基板モジュール内に導入されてその内部にある回路基板を冷却し、
    前記筐体の前記前面側開口から前記筐体の左右内側面のいずれかに隣接して収容された第3の送風機を備え、
    前記第3の送風機が前記筐体の前記前面側開口から吸入した冷却空気が、前記筐体の前記後面側開口から収容されている前記回路基板モジュールの前記回路ケース内に導入され、
    前記第1の回路基板モジュールは、前記物理記憶媒体に対して入出力されるデータを一時的に記憶するキャッシュメモリを構成する記憶デバイスが実装された前記回路基板を収容し、
    前記第2の回路基板モジュールは、前記記憶制御部の機能を実現するためのデータ処理を行うプロセッサが実装された前記回路基板を収容し、
    前記物理記憶媒体が複数のハードディスクドライブを含み、前記論理記憶領域は、前記複数のハードディスクドライブにより構成されるRAIDグループから作成されている、
    ストレージ装置。
  3. 請求項1に記載のストレージ装置であって、
    前記筐体の前記前面側開口と前記後面側開口との間に、前記筒状収容部を区画するとともに、前記前面側開口から収容される前記回路基板モジュールと前記後面側開口から収容される前記回路基板モジュールとに電気的に接続される配線を備える接続用基板PLが設けられ、前記接続用基板には前記前面側開口から前記後面側開口へ冷却空気を流通させる孔部が設けられている、
    ストレージ装置。
  4. 請求項1に記載のストレージ装置であって、
    前記第1の回路基板モジュールから流出した冷却空気が、前記筐体の後面側開口から収容されている他の前記回路基板モジュール内に導入されてその内部にある回路基板を冷却する、
    ストレージ装置。
  5. 請求項1に記載のストレージ装置であって、
    前記第1の回路基板モジュールの前記回路基板ケースにおいて前記側面に設けられる前記開口部は、前記第1の回路基板モジュールを前記筐体に収容した場合にその手前側に位置する第1の開口部と、その奥側に位置する第2の開口部とを有し、
    前記筐体には、前記第1の送風機からの冷却空気を前記第1の開口部に向けて案内し、前記第2の開口部から流出する冷却空気を前記筐体の後面側開口から収容される他の回路基板モジュール内へ向けて案内する第1及び第2の整風板が設けられている、
    ストレージ装置。
  6. 請求項1に記載のストレージ装置であって、
    前記筐体に設けられている前記シャッター部材は常時前記第1の回路基板モジュールの前記第1の開口部を閉止する位置にあり、
    前記第1の回路基板モジュールを構成する前記回路基板ケースの少なくとも一方の側面に、前記シャッター部材と係合する係合部が設けられ、前記第1の回路基板モジュールを前記筐体に挿入したときに、前記係合部が前記シャッター部材を前記第2の開口部を閉止する位置に移動させる、
    ストレージ装置。
  7. 請求項1に記載のストレージ装置であって、
    前記筐体の前記前面側開口から前記筐体の左右内側面のいずれかに隣接して収容された第3の送風機を備え、
    前記第3の送風機が前記筐体の前記前面側開口から吸入した冷却空気が、前記筐体の前記後面側開口から収容されている前記回路基板モジュールの前記回路ケース内に導入される、
    ストレージ装置。
  8. 請求項1に記載のストレージ装置であって、
    前記第1の回路基板モジュールは、前記物理記憶媒体に対して入出力されるデータを一時的に記憶するキャッシュメモリを構成する記憶デバイスが実装された前記回路基板を収容している、
    ストレージ装置。
  9. 請求項1に記載のストレージ装置であって、
    前記第2の回路基板モジュールは、前記記憶制御部の機能を実現するためのデータ処理を行うプロセッサが実装された前記回路基板を収容している、
    ストレージ装置。
  10. 請求項1に記載のストレージ装置であって、
    前記物理記憶媒体が複数のハードディスクドライブを含み、前記論理記憶領域は、前記複数のハードディスクドライブにより構成されるRAIDグループから作成されている、
    ストレージ装置。
  11. 外部装置に対してデータ記憶領域として提供される論理記憶領域を生成するための物理記憶媒体を提供するストレージ装置について、前記外部装置と前記論理記憶領域との間でのデータ入出力処理を制御するために前記物理記憶媒体と通信可能に接続されている記憶制御部であって、
    前記記憶制御部における所定の機能を実現する回路基板と、当該回路基板を収容する回路基板ケースとを有する回路基板モジュールと、
    前面側開口と後面側開口とを有する筒状収容部を備え、複数の前記回路基板モジュールを前記前面側開口及び前記後面側開口から収容するように構成されている筐体とを備え、
    前記複数の回路基板モジュールは、
    前記筐体の前記前面側開口から挿入されており、その回路基板ケースの少なくとも一方の側面に設けられた開口部から前記回路基板に取り付けられた回路部品に冷却空気を導入するように構成されている第1の回路基板モジュールと、
    前記筐体の前記前面側開口から挿入されており、その回路基板ケースの前面に設けられた開口部から前記回路基板に取り付けられた回路部品に冷却空気を導入するように構成されている第2の回路基板モジュールと、
    前記第1の回路基板モジュールに隣接するように、前記筐体にその前記前面側から設置され、前記第1の回路基板モジュールの前記側面に設けられた前記開口部から冷却空気を送り込む第1の送風機と、
    前記第2の回路基板モジュールの後面側に位置するように、前記筐体の前記後面側開口部から設置され、前記第2の回路基板モジュール内から吸気することによって前記第2の回路基板モジュールの前記前面に設けられた開口部から冷却空気が流入するようにする第2の送風機と、を備え、
    前記第1の回路基板モジュールの前記回路基板ケースにおいて前記側面に設けられる前記開口部は、前記第1の回路基板モジュールを前記筐体に収容した場合にその手前側に位置する第1の開口部と、その奥側に位置する第2の開口部とを有し、
    前記筐体には、前記第1の回路基板モジュールが収容されたときに、前記第1の開口部又は前記第2の開口部を選択的に開状態又は閉状態にする開閉機構を備え、
    前記開閉機構は、前記第1の回路基板モジュールが有する前記回路基板ケースの前記第1の開口部及び前記第2の開口部に対向して前記筐体に設けられ、前記第1の回路基板モジュールを前記筐体に収容したときに、前記第1の開口部又は前記第2の開口部を選択的に開放又は閉止するシャッター部材を備える、
    記憶制御部。
  12. 請求項11に記載の記憶制御部に用いられる筐体であって、

    前記シャッター部材は常時前記第1の回路基板モジュールの前記第1の開口部を閉止する位置にあり、
    前記第1の回路基板モジュールを構成する前記回路基板ケースの少なくとも一方の側面に、前記シャッター部材と係合する係合部が設けられ、前記第1の回路基板モジュールを前記筐体に挿入したときに、前記係合部が前記シャッター部材を前記第2の開口部を閉止する位置に移動させる、
    筐体。
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