WO2012077186A1 - ストレージ装置,及びストレージ装置における仕切り板 - Google Patents

ストレージ装置,及びストレージ装置における仕切り板 Download PDF

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Abstract

ストレージ装置(3)は、バックプレーン(10)の第1の面(10-1)に第1記憶装置(21-1)と第1ユニット(30)とを配置し、前記バックプレーン(10)の第2の面(10-2)に第2記憶装置(21-2)と第2ユニット(40)とを配置するとともに、前記第1記憶装置(21-1)と前記第2ユニット(40)とを通過する気流を生成する第1気流生成部(42)と、前記第1ユニット(30)と前記第2記憶装置(21-2)とを通過する気流を生成する第2気流生成部(32)と、前記第1,第2記憶装置(21-1,21-2)の間に介装され、前記第1記憶装置(21-1)と前記第2ユニット(40)とを連通させる仕切り板側第1開口部(51)が形成されるとともに、前記第1記憶装置(21-1)を通過する気流の、前記第2記憶装置(21-2)への流入を抑止する抑止部(52)を備える仕切り板(50)と、を備える。

Description

ストレージ装置,及びストレージ装置における仕切り板
 本件は、記憶装置を前段及び後段に搭載可能なストレージ装置,及びストレージ装置に用いて好適な仕切り板に関する。
 近年、情報処理装置において扱われる情報の増大に伴い、複数のHDD(Hard Disk Drive)を高密度に格納した大容量のドライブエンクロージャ(Drive Enclosure)を搭載したディスクアレイ装置、例えばRAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)装置が利用されている。
 ファン等の送風装置による送風でHDD等の内部装置の冷却を行なうドライブエンクロージャにおいては、複数のHDDが高密度に搭載されることによって、HDD間の間隔が狭くなるため、冷却風の流路が確保され難い。
 このため、内部に複数のHDDを高密度に搭載する一方、内部を効率よく冷却することができるドライブエンクロージャが望まれている。
 図18は、ラック102に搭載された複数のディスクアレイユニット(ドライブエンクロージャ)103を示す斜視図であり、図19は、図18に示すディスクアレイユニット103の構成例を示す斜視図である。
 図18に示すように、ラック102には、複数基(例えば4基)のディスクアレイユニット103と、これらのディスクアレイユニット103の動作を統括的に制御する1台のコントローラユニット104とが格納される。
 また、図19に示すように、ディスクアレイユニット103は、筐体105を備える。筐体105の前方(図19の左側)には、前側から吸気するファン132が備えられる。また、筐体105の後方(図19の右側)には、後側へ排気するファン142が備えられる。また、筐体105は、筐体105内の空間を前後に二分するマザーボード110とを備える。
 マザーボード110は、その表面を筐体105の前方に、また、その裏面を筐体105の後方に向けた状態で、筐体105内に取り付けられる。
 マザーボード110の表面には、複数個の表面側コネクタ(図示省略)が所定の間隔で実装され、これらの表面側コネクタに第1HDD121-1が装着される。
 一方、マザーボード110の裏面には、複数個の表面側コネクタの間隔よりも大きな間隔で、複数個の裏面側コネクタ(図示省略)が実装され、これらの裏面側コネクタに第2HDD121-2が装着される。
 また、マザーボード110の裏面には、各HDD121-1,121-2に電力を供給する一対の電源ユニット140が搭載される。
 さらに、マザーボード110の裏面には、コントローラユニット104と各HDD121-1,121-2との間でデータ信号のやり取りを確立するインターフェースプリント基板130が搭載される。
 また、マザーボード110には、ファン132,142による気流の流通を促進する、表面から裏面に突き抜ける複数個の貫通孔が形成されている。
 上述したディスクアレイユニット103によれば、ファン132,142の働きで筐体105の前側から後側に向かって気流が生成され、生成された気流は、第1HDD121-1群の合間を縫って進み、マザーボード110に形成された貫通孔を通過した後、続いて第2HDD121-2群の合間を縫って進む。
 このように、図18及び図19を用いて上述の如く、マザーボード110の表面だけでなく裏面にHDD121-1,121-2が搭載されることにより、従来のディスクアレイユニットに比べて、限られた空間に効率的にHDDを配置する技術が知られている。
 また、正面側から導入された空気流が正面側機器モジュールを通る一方、下部横行ダクトと背面側縦行ダクトとにより空気流を筐体の外から導入して背面側機器モジュールを通る通流経路を持つ電子機器装置が知られている。
 この電子機器装置においては、正面側機器モジュールを通る空気流と、背面側機器モジュールを通る空気流とは、いずれも集合ダクトと上部横行ダクトとを通過して筐体の外に排気される。
国際公開第02/009113パンフレット 特開平7-202464号公報
 上述の如く、ディスクアレイユニット103において、ファン132,142の働きで生成される気流は、第1HDD121-1群の合間を縫って進んだ後、第2HDD121-2群の合間を縫って進む。
 すなわち、第2HDD121-2は、第1HDD121-1群によって暖められた空気によって冷却される。
 従って、上述したディスクアレイユニット103では、第2HDD121-2に対する冷却性能が、第1HDD121-1に対する冷却性能よりも低くなる。
 また、上述の如く、ディスクアレイユニット103では、複数個の裏面側コネクタが複数個の表面側コネクタの間隔よりも大きな間隔で実装される。
 従って、裏面側コネクタに装着される第2HDD121-2群の搭載密度は、表面側コネクタに装着される第1HDD121-1群の搭載密度よりも低くなり、ディスクアレイユニット103におけるHDDの実装効率は低下する。
 さらに、上述した正面側機器モジュールと背面側機器モジュールとを通過する空気流の通流経路が異なる電子機器装置においては、各ダクトを筐体内部に備えるため、機器モジュールを搭載する領域が減少し、機器モジュールの実装効率は低下する。
 上述の点に鑑み、本件の目的の1つは、バックプレーンの両面に記憶装置が取り付けられるストレージ装置において、記憶装置を効率良く冷却することである。
 また、本件の目的の1つは、バックプレーンの両面に記憶装置が取り付けられるストレージ装置において、記憶装置を高密度に搭載することである。
 なお、前記目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本発明の他の目的の1つとして位置付けることができる。
 本件のストレージ装置は、バックプレーンと、前記バックプレーンの第1の面に取り付けられる少なくとも1つの第1記憶装置と、前記バックプレーンの第2の面に取り付けられる少なくとも1つの第2記憶装置と、前記第1の面に、前記第1記憶装置に隣接して配置される少なくとも1つの第1ユニットと、前記第2の面に、前記第2記憶装置に隣接して配置される少なくとも1つの第2ユニットと、前記第1記憶装置を通過してから前記第2ユニットを通過する気流を生成する第1気流生成部と、前記第1ユニットを通過してから前記第2記憶装置を通過する気流を生成する第2気流生成部と、前記第1記憶装置と前記第2記憶装置との間に介装され、前記第1記憶装置と前記第2ユニットとを連通させる少なくとも1つの仕切り板側第1開口部が形成されるとともに、前記第1記憶装置を通過する気流の、前記第2記憶装置への流入を抑止する抑止部を備える仕切り板と、を備えるものである。
 また、本件のストレージ装置における仕切り板は、バックプレーンと、前記バックプレーンの第1の面に取り付けられる少なくとも1つの第1記憶装置と、前記バックプレーンの第2の面に取り付けられる少なくとも1つの第2記憶装置と、前記第1の面に、前記第1記憶装置に隣接して配置される少なくとも1つの第1ユニットと、前記第2の面に、前記第2記憶装置に隣接して配置される少なくとも1つの第2ユニットと、前記第1記憶装置を通過してから前記第2ユニットを通過する気流を生成する第1気流生成部と、前記第1ユニットを通過してから前記第2記憶装置を通過する気流を生成する第2気流生成部と、を備えるストレージ装置における仕切り板であって、前記第1記憶装置と前記第2記憶装置との間に介装され、前記第1記憶装置と前記第2ユニットとを連通させる少なくとも1つの仕切り板側第1開口部が形成されるとともに、前記第1記憶装置を通過する気流の、前記第2記憶装置への流入を抑止する抑止部を備えるものである。
 開示の技術によれば、バックプレーンの両面に記憶装置が取り付けられるストレージ装置において、記憶装置を効率良く冷却することができる。
 また、開示の技術によれば、バックプレーンの両面に記憶装置が取り付けられるストレージ装置において、記憶装置を高密度に搭載することができる。
本実施形態の一例としてのディスクアレイ装置の全体構成を示す斜視図である。 本実施形態の一例としてのドライブエンクロージャの構成例を示す斜視図である。 図2に示すドライブエンクロージャの上面図である。 本実施形態の一例としてのドライブエンクロージャのバックプレーンを示す正面図である。 本実施形態の一例としてのドライブエンクロージャのバックプレーン及び仕切り板を示す上面図である。 図5に示すバックプレーン及び仕切り板の正面図である。 本実施形態の一例としてのドライブエンクロージャの記憶ユニットを示す斜視図である。 図2に示すドライブエンクロージャの正面図である。 図2に示すドライブエンクロージャの背面図である。 本実施形態の一例としてのドライブエンクロージャの動作時の気流を説明するための上面図である。 図10に示すドライブエンクロージャの動作時のバックプレーン及び仕切り板付近における気流を説明するための上面図である。 図2に示すドライブエンクロージャの上面図である。 本実施形態の変形例としてのドライブエンクロージャのバックプレーン及び仕切り板を示す斜視図である。 図13に示すバックプレーン及び仕切り板の正面図である。 図14に示すバックプレーン及び仕切り板のA-A矢視断面図である。 本実施形態の変形例としてのドライブエンクロージャの動作時の様子を示す、図14に示すバックプレーン及び仕切り板のA-A矢視断面図である。 本実施形態の変形例としてのドライブエンクロージャのバックプレーンの正面図である。 ラックに搭載されたディスクアレイユニットを示す斜視図である。 図18に示すディスクアレイユニットの構成例を示す斜視図である。
 1  ディスクアレイ装置
 2,102  ラック
 3  ドライブエンクロージャ(ストレージ装置)
 4  制御装置
 5,105  筐体
 10,10′,110  バックプレーン
 10-1,10-1′  バックプレーンの第1の面(第1の面)
 10-2,10-2′  バックプレーンの第2の面(第2の面)
 11  バックプレーン側第1開口部
 12,12-1,12-2  バックプレーン側第2開口部
 13  第1記憶ユニット用コネクタ
 14  第2記憶ユニット用コネクタ
 20-1  第1記憶ユニット
 20-2  第2記憶ユニット
 21-1,121-1  第1HDD(第1記憶装置)
 21-2,121-2  第2HDD(第2記憶装置)
 22,22-1,22-2  中継コネクタ
 23,23-1,23-2  バックプレーン用コネクタ
 24,24-1,24-2  ディスクカバー部材(カバー部材)
 25,25-1,25-2  通気孔
 26,26-1,26-2  貫通孔
 30  制御ユニット(第1ユニット)
 31  制御ユニットカバー部材(第1ユニットカバー部材)
 32,132  ファン(第2気流生成部)
 33  第1吸気開口部
 34  第1排気開口部
 35  回路基板(第1回路部品)
 36  回路素子
 37  IFポート
 40,140  電源ユニット(第2ユニット)
 41  電源ユニットカバー部材(第2ユニットカバー部材)
 42,142  ファン(第1気流生成部)
 43  第2吸気開口部
 44  第2排気開口部
 45  回路基板(第2回路部品)
 46  回路素子
 47  インレット
 50,50′  仕切り板
 51  仕切り板側第1開口部
 52  抑止部
 53  コネクタ開口部
 54  通気空間
 55  突出部
 56  仕切り部材
 103  ディスクアレイユニット
 104  コントローラユニット
 130  インターフェースプリント基板
 以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
 〔1〕本実施形態の構成
  〔1-1〕ドライブエンクロージャの全体構成
 まず、本実施形態の一例としてのドライブエンクロージャ(ストレージ装置)3の全体構成について説明する。
 はじめに、本実施形態の一例としてのドライブエンクロージャ3の構成を簡単に説明する。なお、ドライブエンクロージャ3の各部の詳細な構成については、後述する。
 図1は、本実施形態の一例としてのディスクアレイ装置1の構成を示す斜視図である。
 また、図2は、本実施形態の一例としてのドライブエンクロージャ3の構成例を示す斜視図であり、図3は、図2に示すドライブエンクロージャ3の上面図である。
 図4は、本実施形態の一例としてのドライブエンクロージャ3のバックプレーン10を示す正面図である。また、図5は、本実施形態の一例としてのドライブエンクロージャ3のバックプレーン10及び仕切り板50を示す上面図であり、図6は、図5に示すバックプレーン10及び仕切り板50の正面図である。
 また、図7は、本実施形態の一例としてのドライブエンクロージャ3の記憶ユニット20を示す斜視図である。
 さらに、図8は、図2に示すドライブエンクロージャ3の正面図であり、図9は、図2に示すドライブエンクロージャ3の背面図である。
 なお、図2においては、便宜上、筐体5の内部を透視した状態を示す。また、図3,図8及び図9においては、筐体5の図示を省略している。
 図1に示すように、ディスクアレイ装置1は、ラック2、ドライブエンクロージャ3、制御装置4を備える。
 ラック2には、複数基(例えば4基)のドライブエンクロージャ3と、これらのドライブエンクロージャ3の動作を統括的に制御する1台の制御装置4とが格納される。
 図2に示すように、情報処理装置に使用されるドライブエンクロージャ3は、筐体5と、バックプレーン10と、少なくとも1つの第1記憶ユニット20-1と、少なくとも1つの第2記憶ユニット20-2とを備える。
 また、ドライブエンクロージャ3は、少なくとも1つ(本実施形態においては2つ)の制御ユニット(第1ユニット)30と、少なくとも1つ(本実施形態においては2つ)の電源ユニット(第2ユニット)40と、仕切り板50とを備える。
 なお、ドライブエンクロージャ3は、図1に示す例においてはラック2に搭載されているが、これに限定されず、ラック2に搭載されなくても良い。
 バックプレーン10は、両面に複数のコネクタを搭載し、コネクタ間を相互に接続してバスとして機能する回路基板であり、複数のコネクタには、第1記憶ユニット20-1,第2記憶ユニット20-2,制御ユニット30及び電源ユニット40が接続される。バックプレーン10は、筐体5の断面とほぼ同サイズ,同一形状である。
 以下、図2に示すドライブエンクロージャ3において、バックプレーン10を境に、第1記憶ユニット20-1及び制御ユニット30が存在する側(図3の左側)を前側といい、バックプレーン10における前側に向かう面を第1の面10-1という。また、バックプレーン10を境に、第2記憶ユニット20-2及び電源ユニット40が存在する側(図3の右側)を後側といい、バックプレーン10における後側に向かう面を第2の面10-2という。
 すなわち、バックプレーン10は、ドライブエンクロージャ3の筐体5内において第1の面10-1を前側に、また、第2の面10-2を後側に向けて、筐体5内に内接するように配置される。
 これにより、バックプレーン10は、筐体5内を前側と後側とに区画する隔壁として機能する。
 図2に示す如く、バックプレーン10の第1の面10-1には、少なくとも1つの第1記憶ユニット20-1が取り付けられるとともに、少なくとも1つの制御ユニット30が第1記憶ユニット20-1に隣接して配置される。なお、本実施形態においては、2つの制御ユニット30が、水平方向に第1記憶ユニット20-1を挟んで第1の面10-1の両端位置に、筐体5の床面から立設するように配置される。
 また、バックプレーン10の第2の面10-2には、少なくとも1つの第2記憶ユニット20-2が取り付けられるとともに、少なくとも1つの電源ユニット40が第2記憶ユニット20-2に隣接して配置される。なお、本実施形態においては、2つの電源ユニット40が、水平方向において、2つに振り分けた第2記憶ユニット20-2の間に、筐体5の床面から立設するように配置される。
 なお、バックプレーン10の詳細な構成については、後述する。
 また、筐体5は、ドライブエンクロージャ3の直方体の内部空間を区画する筒型の形状であり、図2に示すドライブエンクロージャ3の前側及び後側が開口している。
 すなわち、筐体5は、ドライブエンクロージャ3の前側の面が開口しており、制御ユニット30及び第1記憶ユニット20-1をドライブエンクロージャ3の外部に露出する。また、筐体5は、ドライブエンクロージャ3の後側の面が開口しており、第2記憶ユニット20-2及び電源ユニット40をドライブエンクロージャ3の外部に露出する。
 なお、筐体5は、前側の開口に、開閉可能な前側カバーを備えても良い。筐体5が前側カバーを備える場合、前側カバーには、ドライブエンクロージャ3の外部から吸気する吸気口が設けられることが好ましい。同様に、筐体5は、後側の開口に、開閉可能な後側カバーを備えても良い。筐体5が後側カバーを備える場合、後側カバーには、ドライブエンクロージャ3の外部へ排気する排気口が設けられることが好ましい。
 また、筐体5は、ドライブエンクロージャ3をラック2に格納するためのガイドレールを備えても良い。
 第1記憶ユニット20-1は、図7に示すように、第1HDD(第1記憶装置)21-1を備え、第2記憶ユニット20-2は、第2HDD(第2記憶装置)21-2を備える。
 以下の説明において、第1記憶ユニット20-1及び第2記憶ユニット20-2を区別しない場合には、単に記憶ユニット20という。また、以下の説明において、第1HDD21-1及び第2HDD21-2を区別しない場合には、単にHDD21という。
 上述のように、ドライブエンクロージャ3は、HDD21をバックプレーン10の前後両面に搭載することができる。
 なお、記憶ユニット20の詳細な構成については、後述する。
 図8に示すように、制御ユニット30は、それぞれ、2つの第2ファン(第2気流生成部)32を備える。第2ファン32は、制御ユニット30を通過してから第2記憶ユニット20-2を通過する第2気流(図10の「第2気流」参照)を生成する。
 また、図9に示すように、電源ユニット40は、それぞれ、2つの第1ファン(第1気流生成部)42を備える。第1ファン42は、第1記憶ユニット20-1を通過してから電源ユニット40を通過する第1気流(図10の「第1気流」参照)を生成する。
 制御ユニット30及び電源ユニット40の詳細な構成については、後述する。
 仕切り板50は、第1記憶ユニット20-1と第2記憶ユニット20-2との間、具体的にはバックプレーン10と第1記憶ユニット20-1との間に介装される。
 仕切り板50には、第1記憶ユニット20-1と電源ユニット40とを連通させる少なくとも1つ(図6に示す例では1つ)の仕切り板側第1開口部51が形成される(図6参照)。第1ファン42により生成され、第1記憶ユニット20-1を通過した第1気流は、この仕切り板側第1開口部51を通過して、電源ユニット40に流入することができる。
 また、仕切り板50は、第1記憶ユニット20-1を通過した第1気流の、第2記憶ユニットへの流入を抑止する抑止部52を備える。図3に示すように、抑止部52は、第1記憶ユニット20-1における第1の面10-1に対向する面を覆う形状である。
 この抑止部52により、第1ファン42によって生成され、第1記憶ユニット20-1を通過した第1気流は、第2記憶ユニット20-2へは流入せず、仕切り板側第1開口部51へ流入して、電源ユニット40を通過することができる。
 一方、上述した仕切り板50により、第2ファン32により生成され、制御ユニット30を通過した第2気流は、抑止部52とバックプレーン10の第1の面10-1との間を通過して、第2記憶ユニット20-2に流入する。
 なお、仕切り板50の詳細な構成については、後述する。
 ここで、HDDは、一般に耐熱温度が60℃前後であり、ドライブエンクロージャにおいて最も熱の影響を受けやすく、また、発熱量も多い。
 本実施形態の一例としてのドライブエンクロージャ3は、HDD21を前後両面にそれぞれ配置する一方、前側の第1HDD21-1を冷却する気流(第1気流)と、後側の第2HDD21-2を冷却する気流(第2気流)とが異なる気流になるように構成されている。
 これにより、第2HDD21-2は、HDDよりも発熱量の少ない制御ユニット30を通過した空気によって効率よく冷却されることができるため、第2HDD21-2に対する冷却性能が向上し、結果として、ドライブエンクロージャ3全体の冷却効率を向上させることができる。
 また、第2HDD21-2に対する冷却性能が向上することにより、第2HDD21-2の搭載密度を、第1HDD21-1の搭載密度と同程度とすることができ、ドライブエンクロージャ3におけるHDDの実装効率を向上させることができる。
  〔1-2〕ドライブエンクロージャの各部の構成
 次に、ドライブエンクロージャ3のバックプレーン10,記憶ユニット20,制御ユニット30,電源ユニット40,及び仕切り板50の詳細な構成について説明する。
 図4に示すように、バックプレーン10には、第1の面10-1から第2の面10-2に突き抜ける、バックプレーン側第1開口部11及びバックプレーン側第2開口部12が形成される。
 また、バックプレーン10の第1の面10-1には、第1記憶ユニット20-1が装着される少なくとも1つの第1記憶ユニット用コネクタ13が実装される。第1記憶ユニット20-1は、第1HDD21-1に接続された後述する中継コネクタ22-1を介してバックプレーン10に電気的に接続される。
 さらに、図5に示すように、バックプレーン10の第2の面10-2には、第2記憶ユニット20-2が装着される少なくとも1つの第2記憶ユニット用コネクタ14が実装される。第2記憶ユニット20-2は、第2HDD21-2に接続された後述する中継コネクタ22-2を介してバックプレーン10に電気的に接続される。
 各第1記憶ユニット用コネクタ13と、各第2記憶ユニット用コネクタ14とは、バックプレーン10の第1の面10-1と、第2の面10-2との間で、互いに重ならない位置に実装されることが好ましい。例えば、図4及び図5に示す如く、第1の面10-1に配設される各第1記憶ユニット用コネクタ13と第2の面10-2に配設される各第2記憶ユニット用コネクタ14とが、各コネクタ13,14の長手方向において交互に実装されることが好ましい。
 なお、第1の面10-1に実装される各第1記憶ユニット用コネクタ13同士の長手方向の間隔と、第2の面10-2に実装される各第2記憶ユニット用コネクタ14同士の長手方向の間隔とは、同程度の間隔である。また、第1の面10-1に実装される各第1記憶ユニット用コネクタ13同士の長手方向に直交する方向の間隔と、第2の面10-2に実装される各第2記憶ユニット用コネクタ14同士の長手方向に直交する方向の間隔とは、同程度の間隔である。
 バックプレーン側第1開口部11は、第1記憶ユニット20-1と電源ユニット40とを連通させるための開口である。すなわち、バックプレーン側第1開口部11は、第1記憶ユニット20-1を通過した気流(第1気流)を、電源ユニット40に流入させるための開口である。
 このため、バックプレーン側第1開口部11は、第2の面10-2における、電源ユニット40に対向する位置に形成されることが望ましい。より具体的には、バックプレーン側第1開口部11は、後述する電源ユニット40の第2吸気開口部43に対向して形成されることが好ましい。
 本実施形態においては、図4に示す如く、バックプレーン側第1開口部11は、水平方向において、2つに振り分けた第2記憶ユニット20-2の間の位置、すなわち、第2の面10-2において、電源ユニット40に対向する位置に、上下に2つ形成されている。
 バックプレーン側第2開口部12は、制御ユニット30と第2記憶ユニット20-2とを連通させるための開口である。すなわち、バックプレーン側第2開口部12は、制御ユニット30を通過した気流(第2気流)を、第2記憶ユニット20-2に流入させるための開口である。
 このため、バックプレーン側第2開口部12は、第2の面10-2における、第2記憶ユニット20-2に対向する位置に形成されることが好ましい。このとき、各バックプレーン側第2開口部12は、第2の面10-2において各第2記憶ユニット用コネクタ14が実装される位置の近傍、例えば、各第2記憶ユニット用コネクタ14の中間の位置に形成されることが好ましい。すなわち、第1記憶ユニット用コネクタ13及び第2記憶ユニット用コネクタ14の取り付け位置と干渉することがないように、第1の面10-1及び第2の面10-2における各コネクタ13,14の位置とはずれた位置であることが好ましい。
 本実施形態においては、バックプレーン側第2開口部12は、図4に示す如く、各第1記憶ユニット用コネクタ13の左右いずれかの側に形成されている。また、本実施形態においては、バックプレーン側第2開口部12は、図4に示す如く、各第2記憶ユニット用コネクタ14の上下いずれかの側に形成されている。
 また、図3及び図5に示すように、バックプレーン側第2開口部12は、仕切り板50とバックプレーン10によって区画される通気空間54に面する位置に形成される。この通気空間54については、後述する。
 仕切り板50は、上述の如く、第1記憶ユニット20-1と第2記憶ユニット20-2との間、具体的にはバックプレーン10と第1記憶ユニット20-1との間に介装される。また、仕切り板50には、第1記憶ユニット20-1と電源ユニット40とを連通させる少なくとも1つの仕切り板側第1開口部51が形成される。
 ここで、仕切り板側第1開口部51は、上述したバックプレーン側第1開口部11に対向する位置に形成されることが好ましい。すなわち、仕切り板側第1開口部51とバックプレーン側第1開口部11とを連通して開口させることが好ましい。仕切り板側第1開口部51とバックプレーン側第1開口部11とが対向することにより、第1記憶ユニット20-1を通過した第1気流を、仕切り板側第1開口部51,バックプレーン側第1開口部11を通過させ、効率良く電源ユニット40に流入させることができる。
 本実施形態においては、仕切り板側第1開口部51は、2つのバックプレーン側第1開口部11の開口を含む大きさの開口を1つ有している。
 また、仕切り板50は、図5に示す如く、仕切り板側第1開口部51の外周位置において、第1の面10-1に向かって突出し、制御ユニット30を通過する第2気流の、電源ユニット40への流入を抑止する突出部55が形成されることが好ましい。
 すなわち、突出部55は、仕切り板50における、仕切り板側第1開口部51が形成された位置近傍の部材を、第1の面10-1に向かって隆起させた形状である。
 換言すれば、突出部55は、仕切り板50と第1の面10-1との間に介在し、仕切り板50及び第1の面10-1に対向する面に開口を有する筒型の部材であるといえる。そして、筒型部材のうちの第1の面10-1に対向する面の開口が、仕切り板側第1開口部51である。この場合、仕切り板50には、筒型部材の断面と同サイズ、同一形状の突出部用開口が形成され、この仕切り板50の突出部用開口と、筒型部材のうちの仕切り板50に対向する面の開口とが結合される。
 従って、仕切り板50における突出部55は、仕切り板50と一体形成されても良いし、上述した筒状部材を形成し、突出部用開口が形成された仕切り板50に、筒型部材を結合することによって形成されても良い。
 この仕切り板50の突出部55により、第2ファン32によって生成され制御ユニット30を通過した第2気流が、通気空間54から電源ユニット40へ流入することを抑止することができる。
 加えて、この仕切り板50の突出部55により、仕切り板側第1開口部51及びバックプレーン側第1開口部11が連接される。従って、第1ファン42によって生成され、第1記憶ユニット20-1を通過した第1気流を、電源ユニット40へ効率良く導くことができ、ドライブエンクロージャ3の冷却性能を向上させることができる。
 また、上述の如く、仕切り板50は、第1記憶ユニット20-1を通過した第1気流の、第2記憶ユニットへの流入を抑止する抑止部52を備える。
 抑止部52は、第1記憶ユニット20-1における第1の面10-1に対向する面を覆う形状である。すなわち、仕切り板50は、筐体5内に第1の面10-1に対して平行に備えられるため、抑止部52は、仕切り板50における、第1記憶ユニット20-1に対向する位置の部位であるといえる。
 この抑止部52により、第1ファン42によって生成され、第1記憶ユニット20-1を通過した第1気流は、第2記憶ユニット20-2へは流入せずに仕切り板側第1開口部51へ流入し、電源ユニット40を通過することができる。
 さらに、図3及び図5に示すように、仕切り板50は、抑止部52とバックプレーン10との間に第2ファン32によって生成される第2気流を導く通気空間54を区画する。
 ここで、上述の如く、バックプレーン側第2開口部12は、バックプレーン10において、通気空間54に面する位置に形成される。
 このため、第2ファン32によって生成され、通気空間54に流入した第2気流は、通気空間54に面するバックプレーン側第2開口部12を通過して、第2記憶ユニット20-2に流入することができる。なお、通気空間54に流入した第2気流は、突出部55により、電源ユニット40への流入は抑止される。
 また、図6に示すように、仕切り板50(抑止部52)には、バックプレーン10に接続するために第1記憶ユニット20-1が貫通する、コネクタ開口部53が形成される。
 本実施形態においては、バックプレーン10と第1記憶ユニット20-1とを接続するコネクタ(後述する中継コネクタ22-1)が、コネクタ開口部53を貫通する。
 第1記憶ユニット20-1の中継コネクタ22-1は、コネクタ開口部53を貫通して、バックプレーン10の第1記憶ユニット用コネクタ13に接続される。
 なお、上述の如く、仕切り板50(抑止部52)は、第1ファン42によって生成され、第1記憶ユニット20-1を通過した第1気流の、通気空間54への流入、すなわち第2記憶ユニット20-2への流入を抑止する。
 このとき、第1記憶ユニット20-1が、コネクタ開口部53を貫通して第1記憶ユニット用コネクタ13に接続された状態において、コネクタ開口部53の開口と第1記憶ユニット20-1との間に隙間があると、第1記憶ユニット20-1を通過した第1気流の一部が、コネクタ開口部53を通過して通気空間54へ流入してしまう。その結果、抑止部52で通気空間54への流入が抑止されるはずの第1気流は、コネクタ開口部53の開口と第1記憶ユニット20-1との間の隙間を通じて、第2記憶ユニット20-2へ流入することができてしまう。
 従って、第1記憶ユニット20-1を通過した第1気流が、コネクタ開口部53を通じて通気空間54に流入しないように、コネクタ開口部53の開口は、第1記憶ユニット20-1(中継コネクタ22-1)の断面とほぼ同一形状であることが好ましい。
 また、第1HDD21-1が、中継コネクタ22-1を介さずに、直接バックプレーン10の第1記憶ユニット用コネクタ13に接続される場合には、コネクタ開口部53は、第1HDD21-1、或いは第1HDD21-1のコネクタ(図示省略)を貫通させるのに必要な面積だけ開口していることが好ましい。
 なお、第1記憶ユニット20-1が、コネクタ開口部53を貫通して第1記憶ユニット用コネクタ13に接続された状態において、第1記憶ユニット20-1(中継コネクタ22-1)の一部の領域は、通気空間54に位置し、第2流路によって冷却されることになる。
 この第1記憶ユニット20-1(中継コネクタ22-1)の一部の領域には、中継コネクタ22-1のバックプレーン10側の端部、または第1HDD21-1が直接バックプレーン10に接続される場合には第1HDD21-1のバックプレーン10側の端部等が該当する。なお、中継コネクタ22-1のバックプレーン10側の端部には、後述するバックプレーン用コネクタ23-1(図7参照)が含まれる。また、第1HDD21-1のバックプレーン10側の端部には、第1HDD21-1のコネクタが含まれる。
 しかし、これら第1記憶ユニット20-1(中継コネクタ22-1)の一部の領域の発熱量は、第1流路によって冷却される第1HDD21-1の中央部、すなわち第1HDD21-1内部の回転機構による発熱量と比較して非常に小さい。
 従って、通気空間54に位置するこれら第1記憶ユニット20-1(中継コネクタ22-1)の一部の領域は、通気空間54を通過する第2気流による、第2記憶ユニット10-2の冷却には影響を及ぼさないものとみなせる。
 次に、第1記憶ユニット20-1及び第2記憶ユニット20-2の構成及び機能を説明する。なお、本実施形態においては、第1記憶ユニット20-1及び第2記憶ユニット20-2の構成は共通しているため、第1記憶ユニット20-1及び第2記憶ユニット20-2のいずれの説明にも図7を用いる。
 この図7に示すように、第1記憶ユニット20-1は、上述した第1HDD21-1を備えるとともに、中継コネクタ22-1及びディスクカバー部材(カバー部材)24-1を備える。
 中継コネクタ22-1は、第1HDD21-1のコネクタ(図示省略)に接続されるコネクタ(図示省略)と、第1の面10-1に実装された第1記憶ユニット用コネクタ13に接続されるバックプレーン用コネクタ23-1とを備える。すなわち、第1HDD21-1は、中継コネクタ22-1を介してバックプレーン10の第1記憶ユニット用コネクタ13に接続される。
 また、中継コネクタ22-1は、第1HDD21-1よりも小さいことが好ましい。具体的には、各第1記憶ユニット20-1を通過する第1気流の、進行方向に直交する面における、中継コネクタ22-1の断面が、第1HDD21-1の断面よりも小さいことが好ましい。
 ディスクカバー部材24-1は、第1HDD21-1と中継コネクタ22-1とを環囲し、それぞれを固定する。なお、ディスクカバー部材24-1は、中継コネクタ22-1のバックプレーン用コネクタ23-1の周囲については環囲しない形状であることが好ましい。具体的には、ディスクカバー部材24-1は、図3及び図7に示す如く、第1記憶ユニット20-1がバックプレーン10に接続された状態において、中継コネクタ22-1のうちの、仕切り板50のコネクタ開口部53を貫通する領域の周囲については環囲しない形状であることが好ましい。
 これにより、仕切り板50の説明において上述の如く、コネクタ開口部53の開口を中継コネクタ22-1の断面とほぼ同一形状にすることができる。
 また、ディスクカバー部材24-1が環囲する中継コネクタ22-1の周囲には、通気孔25-1が形成されることが好ましい。具体的には、通気孔25-1は、ディスクカバー部材24-1における、バックプレーン用コネクタ23-1の長手方向と直交する面に形成されることが好ましい。つまり、通気孔25-1は、ディスクカバー部材24-1における、仕切り板側第1開口部51から仕切り部材52の左右両端部に向かう方向(図3に示す左右の矢印方向)に直交する面に形成されることが好ましい。
 例えば、仕切り板側第1開口部51から遠い位置に接続された第1記憶ユニット20-1を通過する第1気流は、仕切り板側第1開口部51に向かって、各第1記憶ユニット20-1の合間を縫って仕切り板50に平行な方向に進行する(図10の矢印A2-2参照)。
 このとき、ディスクカバー部材24-1に通気孔25-1が形成されると、第1気流は、密集した第1記憶ユニット20-1(第1HDD21-1)の間を通過せずに、通気孔25-1を通過して、仕切り板側第1開口部51に進行することができる。また、上述の如く、中継コネクタ22-1が第1HDD21-1よりも小さい場合には、第1記憶ユニット20-1を通過した第1気流がスムーズに通気孔25-1を通過することができる。
 従って、中継コネクタ22-1及びディスクカバー部材24-1(通気孔25-1)により、第1気流が第1記憶ユニット20-1を通過する際の減速や流量の低下を生じさせる抵抗を、第1HDD21-1を直接第1の面10-1に接続する場合に比べて減少させることができる。
 また、上述の如く、コネクタ開口部53の開口が第1記憶ユニット20-1(中継コネクタ22-1)の断面とほぼ同一形状である場合、第1記憶ユニット20-1を通過した第1気流が、コネクタ開口部53を通過して通気空間54へ流入することを抑止できる。
 従って、第1記憶ユニット20-1を通過(冷却)した第1気流と、第2記憶ユニット20-1を通過(冷却)するための第2気流とが混ざることを抑止できる。
 また、ディスクカバー部材24-1の正面、すなわち、中継コネクタ22-1(バックプレーン用コネクタ23-1)が備えられる面の反対側の面には、第1ファン42によって生成された第1気流を流入させ、第1HDD21-1に当てるための貫通孔26-1が形成されることが好ましい。
 同様に、第2記憶ユニット20-2は、上述した第2HDD21-2を備えるとともに、中継コネクタ22-2及びディスクカバー部材(カバー部材)24-2を備える。
 中継コネクタ22-2は、第2HDD21-2のコネクタ(図示省略)に接続されるコネクタ(図示省略)と、第2の面10-2に実装された第2記憶ユニット用コネクタ14に接続されるバックプレーン用コネクタ23-2とを備える。すなわち、第2HDD21-2は、中継コネクタ22-2を介してバックプレーン10の第2記憶ユニット用コネクタ14に接続される。
 また、中継コネクタ22-2は、第2HDD21-2よりも小さいことが好ましい。具体的には、各第2記憶ユニット20-2を通過する第2気流の、進行方向に直交する面における、中継コネクタ22-2の断面が、第2HDD21-2の断面よりも小さいことが好ましい。
 ディスクカバー部材24-2は、第2HDD21-2と中継コネクタ22-2とを環囲し、それぞれを固定する。
 なお、ディスクカバー部材24-2が環囲する中継コネクタ22-2の周囲には、通気孔25-2が形成されてもよい。
 例えば、バックプレーン側第2開口部12の位置によって、バックプレーン側第2開口部12を通過する第2気流の流量に差が現れる場合がある。一例として、図3に示すように、第2ファン32によって生成され、第1の面10-1に制御ユニット30が配置される位置から遠い位置のバックプレーン側第2開口部12を通過する第2気流は、第1の面10-1に制御ユニット30が配置される位置から近い位置のバックプレーン側第2開口部12を通過する第2気流よりも、流量が少なくなる場合がある。これは、第1の面10-1に制御ユニット30が配置される位置から遠い位置のバックプレーン側第2開口部12を通過する第2気流は、近い位置のバックプレーン側第2開口部12を通過する第2気流よりも、抵抗が大きい通気空間54を進行する距離が長いためである。
 このとき、ディスクカバー部材24-2に通気孔25-2が形成されると、第2記憶ユニット20-2を通過する第2気流は、通気孔25-2を通過して、第2気流の流量が少ない他の第2記憶ユニット20-2に進行することができる。また、上述の如く、中継コネクタ22-2が第2HDD21-2よりも小さい場合には、バックプレーン側第2開口部12を通過した第2気流がスムーズに通気孔25-2を通過することができる。
 従って、中継コネクタ22-2及びディスクカバー部材24-2(通気孔25-2)により、第2気流が第2記憶ユニット20-2を通過する際の減速や流量の低下を生じさせる抵抗を、第2HDD21-2を直接第2の面10-2に接続する場合に比べて減少させることができる。
 なお、第2記憶ユニット20-2は、仕切り板50を介さずに、直接第2の面10-2の第2記憶ユニット用コネクタ14に接続される。また、上述の如く、第2記憶ユニット20-2においては、第1記憶ユニット20-1に比して、気流が仕切り板50に平行な方向に進行する流量が少ない。
 従って、第2記憶ユニット20-2においては、必ずしも中継コネクタ22-2を備える必要はない。第2記憶ユニット20-2が中継コネクタ22-2を備えないことにより、ドライブエンクロージャ3の省スペース化を図ることができるとともに、ドライブエンクロージャ3(第2記憶ユニット20-2)の製造コストを低減させることができる。
 また、ディスクカバー部材24-2は、必ずしも通気孔25-2を備える必要はない。ディスクカバー部材24-2が通気孔25-2を備えないことにより、ドライブエンクロージャ3(第2記憶ユニット20-2)の製造コストを低減させることができる。
 また、ディスクカバー部材24-2の正面、すなわち、中継コネクタ22-2(バックプレーン用コネクタ23-2)が備えられる面の反対側の面には、第2ファン43によって生成された第2気流をドライブエンクロージャ3の外部に排気させるための貫通孔26-2が形成されることが好ましい。
 以下の説明において、中継コネクタ22-1及び22-2を区別しない場合には、単に中継コネクタ22という。また、ディスクカバー部材24-1及び24-2を区別しない場合には、単にディスクカバー部材24という。
 なお、上述した中継コネクタ22は、例えば、HDD21において、SAS(Serial Attached SCSI)規格のHDDとSATA(Serial Advanced Technology Attachment)規格のHDDとが混在する場合に、HDD21側のコネクタを、バックプレーン10側のコネクタに変換する変換コネクタとしての機能を備えても良い。
 すなわち、HDD21側には、SAS及びSATAのコネクタが存在することになる一方、バックプレーン10の第1記憶ユニット用コネクタ13及び第2記憶ユニット用コネクタ14は、汎用性を保つため単一形状のコネクタであることが好ましい。
 そこで、中継コネクタ22は、HDD21側のSAS又はSATAのコネクタを、第1記憶ユニット用コネクタ13及び第2記憶ユニット用コネクタ14に接続可能なコネクタ形状に変換するものであっても良い。
 制御ユニット30は、サーバコンピュータ等のホスト(図示省略)から受信した指示に従い、記憶ユニット20のHDD21に対する制御を行なう。
 図3に示すように、制御ユニット30は、上述した第2ファン32を備えるとともに、回路素子36が設けられた回路基板(第1回路部品)35を備える。
 回路素子36は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等の処理装置、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等の記憶装置、コンデンサ、抵抗などの、回路基板35上に設けられる素子である。
 なお、図8に示すように、制御ユニット30は、ホストからの指示を受信するインターフェースであるIF(Interface)ポート37を備える。
 このIFポート37には、ケーブルを介して、図示しないホストが接続される。制御ユニット30とホストとの通信は、例えば、ファイバーチャネル(Fibre Channel)等のストレージネットワークで用いられるプロトコルによって行なわれる。
 回路基板35は、回路基板35上に設けられた回路素子36によって、IFポート37から受信したホストからの指示に従い、上述した記憶ユニット20のHDD21に対する制御を行なう。
 なお、図3に示すドライブエンクロージャ3においては、制御ユニット30は、回路基板35がバックプレーン10の第1の面10-1から起立するように、第1の面10-1に配置されている。
 図3及び図8に示すように、制御ユニット30は、第1吸気開口部33と第1排気開口部34とが形成される制御ユニットカバー部材(第1ユニットカバー部材)31を備える。
 制御ユニットカバー部材31は、直方体の形状をしており、内部に回路基板35及び回路素子36を収容する空間を区画する。
 第1吸気開口部33は、制御ユニットカバー部材31の前面に形成され、第1排気開口部34は、制御ユニットカバー部材31における、第1の面10-1に対向する面に形成される。
 また、本実施形態においては、図2及び図8に示すように、第2ファン32は、各制御ユニット30に、第1吸気開口部33に隣接して2つ備えられる。
 第2ファン32によって生成される第2気流は、制御ユニット30において、第1吸気開口部33から吸気され、回路基板35及び回路基板35上の回路素子36の近傍を通過することにより、これらを冷却するとともに、第1排気開口部34から排気される。そして、第1排気開口部34から排気された第2気流は、仕切り板50により通気空間54に導かれ、バックプレーン側第2開口部12に流入し、第2記憶ユニット20-2を通過してドライブエンクロージャ3の後側へ排気される。
 ここで、上述の如く、第1排気開口部34は、制御ユニットカバー部材31における、第1の面10-1に対向する面に形成される。
 従って、制御ユニットカバー部材31は、第1排気開口部34から排気される第2気流が通気空間54に流入することができる程度の間隔だけ第1の面10-1から離間することが好ましい。例えば、制御ユニット30は、制御ユニットカバー部材31が第1の面10-1に接続されるのではなく、回路基板35が第1の面10-1に装着されることによって、第1の面10-1に固定される。
 なお、制御ユニット30と第1の面10-1との接続の剛性を確保するため、制御ユニットカバー部材31は、第1の面10-1に接触して固定されても良い。例えば、制御ユニットカバー部材31は、筐体5の内壁に対向する面を第1の面10-1に向かって延在させることで、第1の面10-1に接触して固定されても良い。
 上述の如く、ドライブエンクロージャ3は、内部空間を区画する筐体5を備える。従って、制御ユニットカバー部材31が第1の面10-1から離間しても、第1排気開口部34から排気される第2気流が、通気空間54の外部に漏れずに済む。すなわち、制御ユニットカバー部材31が第1の面10-1から離間しても、筐体5により、第1排気開口部34から排気される第2気流を、通気空間54に確実に導くことができる。
 また、制御ユニットカバー部材31は、上述した形状に限らず、第1の面10-1に接触して配置されても良い。この場合、第1排気開口部34から排気される第2気流を通気空間54に流入させるため、制御ユニットカバー部材31における通気空間54に面する位置に、第1排気開口部34を設けることが好ましい。
 電源ユニット40は、電力源(図示省略)から供給された電力を、バックプレーン10,記憶ユニット20,及び制御ユニット30のそれぞれに対して供給する。
 図3に示すように、電源ユニット40は、上述した第1ファン42を備えるとともに、回路素子46が設けられた回路基板(第2回路部品)45を備える。
 回路素子46は、例えば、MPU等の処理装置、コイル、コンデンサなどの素子であり、回路基板45上に設けられる。
 なお、図9に示すように、電源ユニット40は、電力源から供給される電力が入力されるインレット47を備える。
 回路基板45は、回路基板45上に設けられた回路素子46によって、インレット47(図9参照)に入力された電力源から供給される電力を、上述したバックプレーン10,記憶ユニット20,及び制御ユニット30のそれぞれに対して供給する。
 なお、図3に示すドライブエンクロージャ3においては、電源ユニット40は、回路基板45がバックプレーン10の第2の面10-2から起立するように、第2の面10-2に配置されている。
 図3及び図9に示すように、電源ユニット40は、第2吸気開口部43と第2排気開口部44とが形成される電源ユニットカバー部材(第2ユニットカバー部材)41を備える。
 電源ユニットカバー部材41は、直方体の形状をしており、内部に回路基板45及び回路素子46を収容する空間を区画する。
 第2吸気開口部43は、電源ユニットカバー部材41における、第2の面10-2に対向する面に形成され、第2排気開口部44は、電源ユニットカバー部材41の背面、すなわち、電源ユニットカバー部材41における、第2吸気開口部43の反対側の面に形成される。
 なお、第2吸気開口部43は、バックプレーン10のバックプレーン側第1開口部11に対向する位置に備えられる。
 また、本実施形態においては、図2及び図8に示すように、第1ファン42は、各電源ユニット40に、第2排気開口部44に隣接して2つ備えられる。
 第1ファン42によって生成される第1気流は、ドライブエンクロージャ3の前側から吸気され、第1記憶ユニット20-1を通過する。そして、第1記憶ユニット20-1を通過した第1気流は、仕切り板側第1開口部51及びバックプレーン側第1開口部11を通過し、電源ユニット40に流入する。第1気流は、電源ユニット40において、第2吸気開口部43から吸気され、回路基板45及び回路基板45上の回路素子46の近傍を通過することにより、これらを冷却するとともに、第2排気開口部44からドライブエンクロージャ3の外部へ排気される。
 〔2〕本実施形態のドライブエンクロージャの冷却動作
 次に、上述の如く構成された本実施形態の一例としてのドライブエンクロージャ3の動作時における、第1ファン42及び第2ファン32によるドライブエンクロージャ3内の冷却の様子を、図10及び図11を参照しながら説明する。
 図10は、本実施形態の一例としてのドライブエンクロージャ3の動作時の気流を説明するための上面図であり、図11は、図10に示すドライブエンクロージャ3の動作時のバックプレーン10及び仕切り板50付近における気流を説明するための上面図である。
 なお、図10及び図11においては、図の簡略化のため、既述の符号の一部の図示を省略している。
 また、図10及び図11において、黒矢印は、第1ファン42によって生成された第1気流の進行方向を表す。また、白矢印は、第2ファン32によって生成された第2気流の進行方向を表す。
 まず、第1ファン42によって生成された第1気流によるドライブエンクロージャ3内の冷却の様子を説明する。
 ドライブエンクロージャ3の動作に伴い、電源ユニット40に備えられた第1ファン42が作動する。第1ファン42は、ドライブエンクロージャ3の前側から後側に向かって第1気流を生成する。
 はじめに、第1ファン42によって生成された第1気流は、ドライブエンクロージャ3の前側から各第1記憶ユニット20-1に向かうA1方向に進行する。
 A1方向に進行する第1気流は、各第1記憶ユニット20-1にドライブエンクロージャ3の前側から流入し、各第1記憶ユニット20-1の合間を縫って、バックプレーン10に向かって進む。
 このとき、仕切り板側第1開口部51に近い位置に接続された第1記憶ユニット20-1を通過する第1気流は、ドライブエンクロージャ3の前側から後側に向かうA2-1方向に進行する。
 また、この際、第1気流の第2記憶ユニット20-2への流入は、抑止部52により抑止される。
 一方、仕切り板側第1開口部51から遠い位置に接続された第1記憶ユニット20-1を通過する第1気流は、仕切り板側第1開口部51に向かって左右方向、すなわち各第1記憶ユニット20-1(第1HDD21-1)の合間を縫ってA2-2方向に進む。
 A2-2方向に進行する第1気流は、本実施形態においては、第1記憶ユニット20-1の通気孔25-1を通過して、仕切り板側第1開口部51に進行する。
 各第1記憶ユニット20-1は、各第1HDD21-1が放射する熱をA2-1方向及びA2-2方向に進行する第1気流によって奪われ、冷却される。
 次いで、第1気流は、仕切り板側第1開口部51及びバックプレーン側第1開口部11を通過して、第2吸気開口部43から電源ユニット40に流入して電源ユニットカバー部材41内部をA3方向に進む。
 A3方向に進行する第1気流は、電源ユニット40において、回路基板45及び回路基板45上の回路素子46から放射される熱を奪い、第2排気開口部44を通過して、A4方向、すなわちドライブエンクロージャ3(電源ユニット40)の後側に排気される。
 次に、第2ファン32によって生成された第2気流によるドライブエンクロージャ3内の冷却の様子を説明する。
 ドライブエンクロージャ3の動作に伴い、制御ユニット30に備えられた第2ファン32が作動する。第2ファン32は、ドライブエンクロージャ3の前側から後側に向かって第2気流を生成する。
 はじめに、第2ファン32によって生成された第2気流は、ドライブエンクロージャ3(制御ユニット30)の前側から制御ユニット30に向かうB1方向に進行する。
 B1方向に進行する第2気流は、第1吸気開口部33から制御ユニット30に流入して制御ユニットカバー部材31内部を進む。
 制御ユニットカバー部材31内部を進む第2気流は、制御ユニット30において、回路基板35及び回路基板35上の回路素子36から放射される熱を奪い、第1排気開口部34を通過して、B2方向、すなわち通気空間54に流入する。
 通気空間54をB2方向に進行する第2気流は、通気空間54に面する位置に形成された各バックプレーン側第2開口部12を通過する。
 このとき、第1の面10-1に電源ユニット30が配置される位置に近いバックプレーン側第2開口部12を通過する第2気流は、ドライブエンクロージャ3の前側から後側に向かうB3-1方向に進行する。
 一方、第1の面10-1に電源ユニット30が配置される位置から遠いバックプレーン側第2開口部12を通過する第2気流は、通気空間54を進み、B3-2方向に進行する。
 B3-1方向及びB3-2方向に進行する第2気流は、各第2記憶ユニット20-2にドライブエンクロージャ3の前側から流入し、各第2記憶ユニット20-2の合間を縫って、ドライブエンクロージャ3の後側に向かって進む。
 各第2記憶ユニット20-2は、各第2HDD21-2が放射する熱をB3-1方向及びB3-2方向に進行する第2気流によって奪われ、冷却される。
 そして、第2記憶ユニット20-2を通過した第2気流は、B4方向、すなわちドライブエンクロージャ3(第2記憶ユニット20-2)の後側に排気される。
 上述のように、本実施形態の一例としてのドライブエンクロージャ3によれば、仕切り板50により、ドライブエンクロージャ3内部で発生する気流を、第1HDD21-1を通過してから電源ユニット40を通過する第1気流と、制御ユニット30を通過してから第2HDD21-2を通過する第2気流とに分けることができる。
 先に述べたように、HDDは、一般に耐熱温度が60℃前後であり、ドライブエンクロージャにおいて最も熱の影響を受けやすく、また、発熱量も多い。
 従って、本実施形態の一例としての仕切り板50によれば、後側の第2HDD21-2は、前側の第1HDD21-1によって暖められた空気ではなく、前側のユニット(制御ユニット30)を通過した空気によって冷却されることができる。
 これにより、ドライブエンクロージャ3においては、第2記憶ユニット20-2の第2HDD21-2に対する冷却性能を向上させることができ、結果として、ドライブエンクロージャ3全体の冷却効率を向上させることができる。
 また、前段の第1HDD21-1を冷却した第1気流により、後段の電源ユニット40が冷却される一方、後段の第2HDD21-2は、前段の制御ユニット30を通過した第2気流によって冷却される。
 このように、本実施形態の一例としてのドライブエンクロージャ3は、前段の第1HDD21-1と、後段の第2HDD21-2とを別々に冷却するために、他の冷却対象であるユニットを通過する、又は通過した気流を用いている。
 従って、例えば各HDD21を冷却するために専用の流路を設ける場合に比べて、ドライブエンクロージャ3内部の空間を有効に活用することができ、ドライブエンクロージャ3におけるHDDの実装効率を向上させることができる。
 さらに、第2HDD21-2に対する冷却性能が向上するため、複数の第2記憶ユニット20-2同士の間隔を、複数の第1記憶ユニット20-1同士の間隔よりも大きくする必要がない。
 従って、ドライブエンクロージャ3における第2記憶ユニット20-2の搭載密度を、第1記憶ユニット20-1の搭載密度と同程度とすることができ、図19に示すディスクアレイユニット103に比して、ドライブエンクロージャ3におけるHDDの実装効率を向上させることができる。
 また、仕切り板50は、仕切り板側第1開口部51の外周位置において、第1の面10-1に向かって突出する突出部55が形成されている。
 この仕切り板50の突出部55により、第2ファン32によって生成され制御ユニット30を通過した第2気流が、電源ユニット40へ流入することを抑止することができる。
 加えて、この仕切り板50の突出部55により、仕切り板側第1開口部51及びバックプレーン側第1開口部11が連接される。従って、第1ファン42によって生成され、第1記憶ユニット20-1を通過した第1気流を、電源ユニット40へ効率良く導くことができ、ドライブエンクロージャ3の冷却性能を向上させることができる。
 また、仕切り板50が抑止部52とバックプレーン10との間に通気空間54を区画し、バックプレーン10には通気空間54に面する位置にバックプレーン側第2開口部12が形成される。このように、バックプレーン10と仕切り板50とを組み合わせることにより、制御ユニット30と第2記憶ユニット20-2とを連通させることができるため、ドライブエンクロージャ3内部の空間を有効に活用することができ、ドライブエンクロージャ3におけるHDDの実装効率を向上させることができる。
 〔3〕本実施形態の変形例
 本実施形態の一例としてのドライブエンクロージャ3の仕切り板50については、上述した構成に限らず、例えば、図13~図16に示す本実施形態の変形例のドライブエンクロージャ3の仕切り板50′のように、仕切り部材56を追加して備えても良い。
 また、本実施形態の一例としてのドライブエンクロージャ3のバックプレーン10については、上述した構成に限定されるものではない。例えば、図17に示す本実施形態の変形例のバックプレーン10′のように、バックプレーン側第2開口部12の開口面積を、バックプレーン側第2開口部12の位置に応じて、バックプレーン側第2開口部12-1及び12-2のように異なる面積としても良い。
 なお、本変形例としての図13~図17に示すドライブエンクロージャ3においても、既述の符号と同一の符号は、上述した本実施形態の一例としてのドライブエンクロージャ3と同一または略同一の構成であるため、その詳細な説明を省略する。
 図12は、図2に示すドライブエンクロージャ3の上面図である。
 図12に示すように、第1ファン42によって生成され、仕切り板側第1開口部51から遠い隅部X2を通過する第1気流は、流体の性質上、最短経路を通過しようとするため、仕切り板側第1開口部51に近い中央部X1を通過する第1気流よりも、流量が少なくなる。ここで、隅部X2は、第1記憶ユニット20-1におけるバックプレーン10の近傍の位置であって、バックプレーン10と制御ユニット30とによってできる隅の部分である。
 従って、隅部X2を通過する第1気流による、隅部X2の位置の第1記憶ユニット20-1の冷却性能は、中央部X1を通過する第1気流による、中央部X1の位置の第1記憶ユニット20-1の冷却性能よりも低くなる。
 図13は、本実施形態の変形例としてのドライブエンクロージャ3に備えられたバックプレーン10′及び仕切り板50′を示す斜視図であり、図14は、図13に示すバックプレーン10′及び仕切り板50′の正面図である。また、図15は、図14に示すバックプレーン10′及び仕切り板50′のA-A矢視断面図である。さらに、図16は、本変形例のドライブエンクロージャ3の動作時の様子を示す、図14に示すバックプレーン10′及び仕切り板50′のA-A矢視断面図である。
 本変形例の仕切り板50′は、図13~図15に示すように、仕切り板側第1開口部51と第1記憶ユニット20-1との間に、第1記憶ユニット20-1からの第1気流を拡散させる仕切り部材56を備える。
 仕切り部材56により、図16に示す如く、仕切り板側第1開口部51に近い中央部X1を通過する第1気流が拡散され、仕切り板側第1開口部51に近い中央部X1を通過する第1気流の、仕切り板側第1開口部51に流入する際の抵抗が発生する。
 そして、仕切り部材56により拡散された中央部X1を通過する第1気流によって、仕切り板側第1開口部51から遠い位置を通過する第1気流を、隅部X2側に押し戻す流れが発生する。これにより、仕切り板側第1開口部51から遠い、隅部X2を通過する第1気流の流量を、仕切り部材56が仕切り板50に備えられていない場合に比べて、増加させることができる。
 従って、隅部X2を通過する第1気流による、隅部X2の位置の第1記憶ユニット20-1の冷却性能を向上させることができる。
 例えば、隅部X2を通過する第1気流による、隅部X2の位置の第1記憶ユニット20-1の冷却性能を、中央部X1を通過する第1気流による、中央部X1の位置の第1記憶ユニット20-1の冷却性能と同程度とすることができる。すなわち、どの第1記憶ユニット20-1にも均等に冷却風を流すことができる。
 なお、仕切り部材56は、本変形例においては、仕切り板50に備えられているが、これに限らず、ドライブエンクロージャ3の筐体に備えられても良い。
 また、図12に示すように、第2ファン32によって生成され、第1の面10-1′に制御ユニット30が配置される位置から遠い開口出口付近Y2を通過する第2気流は、第1の面10-1′に制御ユニット30が配置される位置に近い開口出口付近Y1を通過する第2気流よりも、流量が少なくなる。これは、開口出口付近Y2を通過する第2気流は、開口出口付近Y1を通過する第2気流よりも、抵抗が大きい通気空間54を進行する距離が長いためである。
 従って、開口出口付近Y2を通過する第2気流による、開口出口付近Y2の位置の第2記憶ユニット20-2の冷却性能は、開口出口付近Y1を通過する第2気流による、開口出口付近Y1の位置の第2記憶ユニット20-2の冷却性能よりも低くなる。
 図17は、本実施形態の変形例としてのドライブエンクロージャ3のバックプレーン10′の正面図である。
 図17に示すように、本変形例のバックプレーン10′は、第1の面10-1′に制御ユニット30が配置される位置に応じて、バックプレーン側第2開口部12の開口面積が異なるように構成されている。
 具体的には、第1の面10-1′に制御ユニット30が配置される位置に近いバックプレーン側第2開口部12-1の開口面積よりも、第1の面10-1′に制御ユニット30が配置される位置から遠いバックプレーン側第2開口部12-2の開口面積の方が広くなるように構成されている。
 このように、本変形例においては、抵抗が大きい通気空間54を進行する距離が、開口出口付近Y1を通過する第2気流よりも、開口出口付近Y2を進む第2気流の方が長い点に鑑み、バックプレーン側第2開口部12-2の開口面積が、バックプレーン側第2開口部12-1の開口面積よりも広くなるように構成されている。
 すなわち、バックプレーン側第1開口部12-1の開口面積よりも、バックプレーン側第2開口部12-2の開口面積を広くすることにより、第2気流がバックプレーン側第2開口部12-2を通過し易い状況を作っている。
 これにより、第1の面10-1′に制御ユニット30が配置される位置から遠いバックプレーン側第2開口部12-2に流入し、開口出口付近Y2を通過する第2気流の流量を、バックプレーン側第2開口部12の開口面積を変化させない場合に比べ、増加させることができる。
 従って、開口出口付近Y2を通過する第2気流による、開口出口付近Y2の位置の第2記憶ユニット20-2の冷却性能を向上させることができる。
 例えば、開口出口付近Y2を通過する第2気流による、開口出口付近Y2の位置の第2記憶ユニット20-2の冷却性能を、開口出口付近Y1を通過する第2気流による、開口出口付近Y1の位置の第2記憶ユニット20-2の冷却性能と同程度とすることができる。すなわち、どの第2記憶ユニット20-2にも均等に冷却風を流すことができる。
 このように、本実施形態の変形例としてのドライブエンクロージャ3によれば、上述した本実施形態の一例としてのドライブエンクロージャ3と同様の効果が得られる。
 また、本実施形態の変形例としてのドライブエンクロージャ3によれば、仕切り板50′が仕切り部材56を備える。これにより、仕切り板側第1開口部51から遠い、隅部X2を通過する第1気流による、隅部X2の位置の第1記憶ユニット20-1の冷却性能を向上させることができる。
 さらに、本実施形態の変形例としてのドライブエンクロージャ3によれば、バックプレーン10′における、第1の面10-1′に制御ユニット30が配置される位置から遠いバックプレーン側第2開口部12-2の開口面積は、第1の面10-1′に制御ユニット30が配置される位置に近いバックプレーン側第2開口部12-1の開口面積よりも広くなる。これにより、第1の面10-1′に制御ユニット30が配置される位置から遠い開口出口付近Y2を通過する第2気流による、開口出口付近Y2の位置の第2記憶ユニット20-2の冷却性能を向上させることができる。
 〔4〕その他
 以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は、かかる特定の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変形、変更して実施することができる。
 例えば、本実施形態及び変形例においては、第2ファン32は、各制御ユニット30の第1吸気開口部33に隣接して2つ備えられているが、これに限定されるものではない。例えば、制御ユニット30の第1排気開口部34に隣接して備えられても良いし、第2記憶ユニット20-2の後側に備えられても良い。いずれにしても、第2ファン32は、制御ユニット30を通過してから第2記憶ユニット20-2を通過する気流を生成することができれば、任意の位置に備えられて良く、任意の個数が備えられて良い。
 同様に、本実施形態及び変形例においては、第1ファン42は、各電源ユニット40の第2排気開口部44に隣接して2つ備えられているが、これに限定されるものではない。例えば、電源ユニット40の第2吸気開口部43に隣接して備えられても良いし、第1記憶ユニット20-1の前側に備えられても良い。いずれにしても、第1ファン42は、第1記憶ユニット20-1を通過してから電源ユニット40を通過する気流を生成することができれば、任意の位置に備えられて良く、任意の個数が備えられて良い。
 また、本実施形態及び変形例においては、2つの制御ユニット30は、第1の面10-1,10-1′の両左右端に配置され、2つの電源ユニット40は、第2の面10-2,10-2′の両左右端の中間の位置に配置されているが、これに限定されるものではない。
 例えば、制御ユニット30及び電源ユニット40は、バックプレーン10,10′,仕切り板50,50′の形状及び第1,第2記憶ユニット20-1,20-2の配置に応じて、任意の位置に、任意の個数が配置されることができる。
 さらに、本実施形態及び変形例においては、制御ユニット30は、ドライブエンクロージャ3の前側に備えられ、電源ユニット40は、ドライブエンクロージャ3の後側に備えられているが、これに限定されるものではない。
 例えば、制御ユニット30が、ドライブエンクロージャ3の後側に2つ備えられ、電源ユニット40は、ドライブエンクロージャ3の前側に2つ備えられても良く、制御ユニット30及び電源ユニット40が、ドライブエンクロージャ3の前側と後側に、それぞれ1つずつ備えられても良い。
 また、本実施形態及び変形例においては、HDD21-1は、中継コネクタ22-1を介して、仕切り板50,50′のコネクタ開口部53を貫通して、第1記憶ユニット用コネクタ13に接続されたが、これに限定されるものではない。
 例えば、バックプレーン10,10′が、中継コネクタ22-1のバックプレーン用コネクタ23-1(又はHDD21-1のコネクタ)に接続するコネクタを備える少なくとも1つのHDD接続ケーブルを備え、HDD接続ケーブルに各HDD21-1を接続しても良い。
 これにより、仕切り板50,50′のコネクタ開口部53は、中継コネクタ22-1(又はHDD21-1)が貫通するための開口面積を確保せずに済み、HDD接続ケーブルが貫通するための開口面積を確保するだけで良い。また、バックプレーン10,10′は、第1記憶ユニット用コネクタ13を備えずに済み、バックプレーン10,10′の製造コストが減少する。さらに、HDD接続ケーブルがHDD21-1のコネクタに直接接続される場合には、記憶ユニット20-1は、中継コネクタ22-1を備えずに済み、記憶ユニット20-1の製造コストが減少する。
 さらに、このとき、HDD接続ケーブルは、仕切り板50,50′を迂回して各HDD21-1に接続されることが好ましい。或いは、仕切り板50,50′に、HDD接続ケーブルを纏めて貫通させるためのケーブル用開口部が形成されて、各HDD接続ケーブルは、ケーブル用開口部を貫通して各HDD21-1に接続されることが好ましい。
 これにより、仕切り板50,50′には、コネクタ開口部53が形成されずに済み、仕切り板50,50′の製造コストが減少するとともに、第1記憶ユニット20-1を通過した第1気流の一部が、コネクタ開口部53を通過して通気空間54へ流入せずに済む。
 同様に、本実施形態及び変形例においては、HDD21-2は、中継コネクタ22-2を介して、第2記憶ユニット用コネクタ14に接続されたが、これに限定されるものではない。
 例えば、バックプレーン10,10′が、中継コネクタ22-2のバックプレーン用コネクタ23-2(又はHDD21-2のコネクタ)に接続するコネクタを備える少なくとも1つのHDD接続ケーブルを備え、HDD接続ケーブルに各HDD21-2を接続しても良い。
 これにより、バックプレーン10,10′は、第2記憶ユニット用コネクタ14を備えずに済み、バックプレーン10,10′の製造コストが減少する。また、HDD接続ケーブルがHDD21-2のコネクタに直接接続される場合には、記憶ユニット20-2は、中継コネクタ22-2を備えずに済み、記憶ユニット20-2の製造コストが減少する。
 また、本実施形態及び変形例においては、制御ユニット30は、回路基板35がバックプレーン10,10′の第1の面10-1,10-1′から起立するように、第1の面10-1,10-1′に配置されているが、これに限定されるものではない。すなわち、第2ファン32によって生成される気流が、制御ユニットカバー部材31の第1吸気開口部33から吸気され、回路基板35、特に回路素子36を冷却するとともに、第1排気開口部34から排気されることができれば良い。
 例えば、ケーブルによって第1の面10-1,10-1′と回路基板35とを接続して、回路基板35が第1の面10-1,10-1′から起立しないようにすることができる。
 同様に、本実施形態及び変形例においては、電源ユニット40は、回路基板45がバックプレーン10,10′の第2の面10-2,10-2′から起立するように、第2の面10-2,10-2′に配置されているが、これに限定されるものではない。すなわち、第1ファン42によって生成される気流が、電源ユニットカバー部材41の第2吸気開口部43から吸気され、回路基板45、特に回路素子46を冷却するとともに、第2排気開口部44から排気されることができれば良い。
 例えば、ケーブルによって第2の面10-2,10-2′と回路基板45とを接続して、回路基板45が第2の面10-2,10-2′から起立しないようにすることができる。
 さらに、本実施形態及び変形例においては、図4,図6及び図16に示す如く、バックプレーン側第1開口部11,バックプレーン側第2開口部12,12-1及び12-2,並びに仕切り板側第1開口部51の形状は矩形であるが、これに限定されるものではない。例えば、楕円等の他の形状であっても良い。
 また、本実施形態及び変形例においては、図4及び図16に示す如く、各バックプレーン側第2開口部12,12-1及び12-2は、各第1記憶ユニット用コネクタ13の左右いずれかの側、且つ、各第2記憶ユニット用コネクタ14の上下いずれかの側に形成されているが、これに限定されるものではない。
 例えば、各バックプレーン側第2開口部12,12-1及び12-2は、各コネクタ13,14のバックプレーン10,10′との結線状態に応じて、第2の面10-2に第2記憶ユニットが存在する位置に、1つの大きな矩形の開口などの任意の形状及び任意の個数で、バックプレーン10,10′に形成されても良い。
 また、例えば、上述の如く、バックプレーン10,10′が両面の各HDDを接続するHDD接続ケーブルを備える場合、バックプレーン10,10′は、第1記憶ユニット用コネクタ13及び第2ユニット用コネクタ14を備えずに済む。
 この場合においても、各バックプレーン側第2開口部12,12-1及び12-2は、第2の面10-2に第2記憶ユニットが存在する位置に、1つの大きな開口などの任意の形状で、バックプレーン10,10′に形成されることができる。
 また、本実施形態及び変形例においては、ディスクカバー部材24の通気孔25は、図7に示す如き開口であるが、これに限定されるものではなく、例えば、ディスクカバー部材24が環囲する中継コネクタ22の周囲に、凹型の形状等の通気溝が形成されても良い。
 さらに、本実施形態及び変形例においては、記憶装置21としてHDDを用いた場合について説明したが、SSD(Solid State Drive)等の、記憶装置として利用可能な種々の記録媒体を用いることができる。

Claims (19)

  1.  バックプレーンと、
     前記バックプレーンの第1の面に取り付けられる少なくとも1つの第1記憶装置と、
     前記バックプレーンの第2の面に取り付けられる少なくとも1つの第2記憶装置と、
     前記第1の面に、前記第1記憶装置に隣接して配置される少なくとも1つの第1ユニットと、
     前記第2の面に、前記第2記憶装置に隣接して配置される少なくとも1つの第2ユニットと、
     前記第1記憶装置を通過してから前記第2ユニットを通過する気流を生成する第1気流生成部と、
     前記第1ユニットを通過してから前記第2記憶装置を通過する気流を生成する第2気流生成部と、
     前記第1記憶装置と前記第2記憶装置との間に介装され、前記第1記憶装置と前記第2ユニットとを連通させる少なくとも1つの仕切り板側第1開口部が形成されるとともに、前記第1記憶装置を通過する気流の、前記第2記憶装置への流入を抑止する抑止部を備える仕切り板と、を備えることを特徴とする、ストレージ装置。
  2.  前記仕切り板は、
     前記バックプレーンと前記第1記憶装置との間に介装され、
     前記仕切り板側第1開口部の外周位置において、前記第1の面に向かって突出し、前記第1ユニットを通過する気流の、前記第2ユニットへの流入を抑止する突出部を備えることを特徴とする、請求項1記載のストレージ装置。
  3.  前記仕切り板は、
     前記抑止部と前記バックプレーンとの間に前記第2気流生成部によって生成される気流を導く通気空間を区画し、
     前記バックプレーンは、
     前記第1記憶装置と前記第2ユニットとを連通させる少なくとも1つのバックプレーン側第1開口部と、前記通気空間に面する位置に、前記第1ユニットと前記第2記憶装置とを連通させる少なくとも1つのバックプレーン側第2開口部とが形成されることを特徴とする、請求項1又は請求項2記載のストレージ装置。
  4.  前記バックプレーン側第1開口部は、
     前記第2の面における、前記第2ユニットに対向する位置に形成され、
     前記バックプレーン側第2開口部は、
     前記第2の面における、前記第2記憶装置に対向する位置に形成されることを特徴とする、請求項3記載のストレージ装置。
  5.  前記仕切り板側第1開口部は、前記バックプレーン側第1開口部に対向する位置に形成されることを特徴とする、請求項3又は請求項4項記載のストレージ装置。
  6.  前記第1の面に前記第1ユニットが配置される位置に近いバックプレーン側第2開口部の開口面積よりも、前記第1の面に前記第1ユニットが配置される位置から遠いバックプレーン側第2開口部の開口面積が広いことを特徴とする、請求項3~5のいずれか1項記載のストレージ装置。
  7.  前記仕切り板側第1開口部と前記第1記憶装置との間に、前記第1記憶装置からの気流を拡散させる仕切り部材を備えることを特徴とする、請求項1~6のいずれか1項記載のストレージ装置。
  8.  前記第1記憶装置及び前記第2記憶装置の少なくとも一方よりも小さい中継コネクタを備え、
     前記第1記憶装置及び前記第2記憶装置の少なくとも一方は、前記中継コネクタを介して前記バックプレーンに接続されることを備えることを特徴とする、請求項1~7のいずれか1項記載のストレージ装置。
  9.  前記第1記憶装置及び前記第2記憶装置の少なくとも一方と前記中継コネクタとを環囲するカバー部材を備え、
     前記ディスクカバー部材は、
     前記中継コネクタの周囲に通気孔を備えることを特徴とする、請求項8記載のストレージ装置。
  10.  前記第1ユニットは、
     第1回路部品を備えるとともに、第1吸気開口部と第1排気開口部とが形成される第1ユニットカバー部材を備え、
     前記第1排気開口部は、前記第1ユニットカバー部材における、前記第1の面に対向する面に形成され、
     前記第2気流生成部によって生成される気流は、前記第1ユニットにおいて、前記第1吸気開口部から吸気され、前記第1回路部品を冷却するとともに、前記第1排気開口部から排気されて前記第2記憶装置を通過し、
     前記第2ユニットは、
     第2回路部品を備えるとともに、第2吸気開口部と第2排気開口部とが形成される第2ユニットカバー部材とを備え、
     前記第2吸気開口部は、前記第2ユニットカバー部材における、前記第2の面に対向する面に形成され、
     前記第1気流生成部によって生成される気流は、前記第1記憶装置を通過し、前記第2ユニットにおいて、前記第2吸気開口部から吸気され、前記第2回路部品を冷却するとともに、前記第2排気開口部から排気されることを特徴とする、請求項1~9のいずれか1項記載のストレージ装置。
  11.  前記第1ユニットは、水平方向に前記第1記憶装置を挟んで前記第1の面の両側位置に備えられ、
     前記第2ユニットは、水平方向において、2つに振り分けた第2記憶装置の間に備えられることを特徴とする、請求項1~10のいずれか1項記載のストレージ装置。
  12.  前記仕切り板は、
     前記バックプレーンと前記第1記憶装置及び前記第2記憶装置のうちのいずれか一方とを接続するコネクタが貫通するコネクタ開口部が形成されることを特徴とする、請求項1~11のいずれか1項記載のストレージ装置。
  13.  前記第2気流生成部は、前記第1ユニットに備えられ、
     前記第1気流生成部は、前記第2ユニットに備えられることを特徴とする、請求項1~12のいずれか1項記載のストレージ装置。
  14.  前記少なくとも1つの第1ユニットは、前記第1記憶装置及び前記第2記憶装置に対する制御を行なう少なくとも1つの制御ユニットであり、
     前記少なくとも1つの第2ユニットは、前記第1記憶装置、前記第2記憶装置、前記制御ユニット及び前記バックプレーンに電力を供給する少なくとも1つの電源ユニットであることを特徴とする、請求項1~13のいずれか1項記載のストレージ装置。
  15.  バックプレーンと、前記バックプレーンの第1の面に取り付けられる少なくとも1つの第1記憶装置と、前記バックプレーンの第2の面に取り付けられる少なくとも1つの第2記憶装置と、前記第1の面に、前記第1記憶装置に隣接して配置される少なくとも1つの第1ユニットと、前記第2の面に、前記第2記憶装置に隣接して配置される少なくとも1つの第2ユニットと、前記第1記憶装置を通過してから前記第2ユニットを通過する気流を生成する第1気流生成部と、前記第1ユニットを通過してから前記第2記憶装置を通過する気流を生成する第2気流生成部と、を備えるストレージ装置における仕切り板であって、
     前記第1記憶装置と前記第2記憶装置との間に介装され、前記第1記憶装置と前記第2ユニットとを連通させる少なくとも1つの仕切り板側第1開口部が形成されるとともに、前記第1記憶装置を通過する気流の、前記第2記憶装置への流入を抑止する抑止部を備えることを特徴とする、ストレージ装置における仕切り板。
  16.  前記バックプレーンと前記第1記憶装置との間に介装され、
     前記仕切り板側第1開口部の外周位置において、前記第1の面に向かって突出し、前記第1ユニットを通過する気流の、前記第2ユニットへの流入を抑止する突出部を備えることを特徴とする、請求項15記載のストレージ装置における仕切り板。
  17.  前記ストレージ装置における前記バックプレーンは、
     前記第1記憶装置と前記第2ユニットとを連通させる少なくとも1つのバックプレーン側第1開口部と、前記第1ユニットと前記第2記憶装置とを連通させる少なくとも1つのバックプレーン側第2開口部とが形成され、
     前記仕切り板は、
     前記バックプレーン側第2開口部に対向する位置に、前記抑止部と前記バックプレーンとの間に前記第2気流生成部によって生成される気流を導く通気空間を区画することを特徴とする、請求項15又は請求項16記載のストレージ装置における仕切り板。
  18.  前記仕切り板側第1開口部は、前記バックプレーン側第1開口部に対向する位置に形成されることを特徴とする、請求項17記載のストレージ装置における仕切り板。
  19.  前記バックプレーンと前記第1記憶装置及び前記第2記憶装置のうちのいずれか一方とを接続するコネクタが貫通するコネクタ開口部が形成されることを特徴とする、請求項15~18のいずれか1項記載のストレージ装置における仕切り板。
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