JP2000346512A - 冷却装置 - Google Patents

冷却装置

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JP2000346512A
JP2000346512A JP11156975A JP15697599A JP2000346512A JP 2000346512 A JP2000346512 A JP 2000346512A JP 11156975 A JP11156975 A JP 11156975A JP 15697599 A JP15697599 A JP 15697599A JP 2000346512 A JP2000346512 A JP 2000346512A
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JP
Japan
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blower
unit
cooling device
temperature
rotation speed
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JP11156975A
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Takashi Sekiguchi
隆 関口
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Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D25/00Pumping installations or systems
    • F04D25/16Combinations of two or more pumps ; Producing two or more separate gas flows
    • F04D25/166Combinations of two or more pumps ; Producing two or more separate gas flows using fans
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D27/00Control, e.g. regulation, of pumps, pumping installations or pumping systems specially adapted for elastic fluids
    • F04D27/004Control, e.g. regulation, of pumps, pumping installations or pumping systems specially adapted for elastic fluids by varying driving speed
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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    • Y02B30/70Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating

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  • Control Of Positive-Displacement Air Blowers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の送風機を有する冷却装置において、送
風機の過剰運転を防止することにより信頼性を向上させ
た冷却装置を提供する。 【解決手段】自立制御モードと協調制御モードとを有
し、各々が一つの送風機を含む送風ユニットFU1〜F
U4を備えた冷却装置であって、送風ユニットFU1〜
FU4の各々に内設され、冷却対象物の温度を検知する
温度センサと、自立制御モードにおいては送風機の回転
数を送風ユニットFU1〜FU4内に付設された温度セ
ンサで検知された温度に応じて決定するとともに、協調
制御モードにおいてはいずれか一つの送風機の回転数が
所定の閾値を下回ったときに、他の少なくとも一つの送
風機の回転数を上昇させる制御部とを備えたことを特徴
とする冷却装置を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷却装置に関し、
さらに詳しくは複数の送風機によって対象物を冷却する
冷却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子情報通信機器における電子部品の発
熱対策、即ち熱放射対策は、機器破壊防止面のみならず
火災防止面等でも非常に重要である。現状における発熱
対策として主に利用されている送風機を有した冷却装置
は、その使いやすさやコストなどの面において、非常に
有効であり、今後も冷却装置の主流となると思われる。
【0003】一方で、現在の情報通信機器の進歩に鑑み
ると、大容量化や高スピード化等といった高性能化によ
り消費電力は上昇し、高密度実装化(あるいは小型化)
によって部品へかかる熱ストレスは増大するものと考え
られる。このような状況では、なおさら冷却手段として
今後とも送風機を有する冷却装置が不可欠であり、送風
機単体の高性能化のみならず、複数の送風機をいかにシ
ステマティックに使用するかが重要となる。また、同時
に冷却装置における信頼性の向上を図り、コストを低減
することも重要である。
【0004】しかしながら、従来までの情報通信機器に
対する送風機による冷却システムの設計は、送風機を高
出力化することで進められてきた。また、この冷却シス
テムの設計における送風機の選定は、情報通信機器の最
大発熱量に耐え得る特性と信頼性とを有するか否かが基
準とされ、冷却システムにおいては、これらの基準によ
り選定された送風機が複数使用されている。
【0005】ここで、このような従来の冷却システムに
おいては、実際の情報通信機器の発熱量にかかわらず、
常に最大能力の状態で送風機が運転されていた為に、送
風機の過剰運転がなされていたのが実情であった。一
方、送風機の回転数を上げて冷却能力を向上させる従来
からの手法は様々な問題を引き起こし、また近年の技術
革新による冷却性能の更なる向上の要求に応えるには限
界がある。
【0006】即ち、送風機を高回転数で運転すると騒音
問題を引き起こし、国際規格の限界に達するものもあ
り、また、従来において主流であった複数の送風機を有
する冷却システムにおいては、情報通信機器の最大熱容
量に基いて送風機が選定され実装状態によっては上記の
ように過剰運転が行われている場合がある為、送風機を
不必要に早くその可能生涯回転総数へ到達させてしまい
信頼性を低下させていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の問題
点を解消するためになされたもので、複数の送風機を有
する冷却装置において、送風機の過剰運転を防止するこ
とにより信頼性を向上させた冷却装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、自立制御
モードと協調制御モードとを有し、各々が一つの送風機
を含む複数の送風ユニットを備えた冷却装置であって、
送風ユニットの各々に内設され、冷却対象物の温度を検
知する温度センサと、自立制御モードにおいては送風機
の回転数を送風ユニット内に付設された温度センサで検
知された温度に応じて決定するとともに、協調制御モー
ドにおいてはいずれか一つの送風機の回転数が所定の閾
値を下回ったときに、他の少なくとも一つの送風機の回
転数を上昇させる制御部とを備えたことを特徴とする冷
却装置を提供することにより達成される。
【0009】本発明の上記手段によれば、自立制御モー
ドにおいては冷却対象物の発熱状態により送風機の回転
数を制御するため、過剰運転が防止され可能生涯回転数
に支配される送風機の寿命を延ばすことができる。ま
た、送風機に異常が生じたときに協調制御モードで他の
送風機の回転数を上昇させる為、冷却能力の維持を効率
的に図ることができる。さらに、各々の送風機は送風ユ
ニットを単位として実装され、かつ制御される為、送風
機を物理的にも電気的にも互いに独立させることがで
き、送風ユニット毎の交換を可能として保守を容易にす
ることができる。
【0010】また、上記冷却装置においては、制御部
が、予め送風機を複数のグループに分類し、協調制御モ
ードにおいて回転数が閾値を下回った送風機が属するグ
ループ内にある他の送風機の回転数を上昇させる構成と
することができる。このような構成とすることにより、
冷却能力の維持のために必要な送風機だけについて回転
数を上昇させるため、低消費電力化を図ることができ
る。
【0011】また、上記冷却装置においては、制御部
が、一つの送風機の中心から所定の距離以内に配置され
た送風機を一つのグループに分類する構成とすることが
できる。このような構成とすることにより、冷却能力の
維持を確実なものとすることができる。
【0012】また、上記冷却装置においては、制御部
が、協調制御モードにおいていずれか一つの送風ユニッ
トを冷却装置から取り外したときには、取り外した送風
ユニットに含まれた送風機が属するグループ内にある他
の送風機の各々の回転数を、取り外し前の回転数に保持
する構成とすることができる。このような構成とするこ
とにより、送風ユニットを冷却装置から取り外したとき
に引き起こされる冷却能力の低下を最小限にとどめるこ
とができる。
【0013】また、上記冷却装置においては、制御部
が、取り外した送風ユニットの代わりに新たな送風ユニ
ットを冷却装置に実装したときには、協調制御モードを
解除して、実装した送風ユニットに含まれた送風機が属
するグループ内にある他の送風機の各々の回転数を、自
立制御モードにおいて送風ユニットに内設された対応す
る各々の温度センサで検知された温度に応じて決定する
構成とすることができる。
【0014】また、上記冷却装置においては、送風機の
各々が、送風機の性能に応じた所定の距離だけ冷却対象
物から離して設けられた構成とすることができる。この
ような構成とすることにより、いずれかの送風機に異常
が生じた場合であっても、他の送風機の動作によって冷
却能力の維持を図ることができる。また、上記冷却装置
においては、制御部が、複数の送風ユニットの動作状態
を監視する冷却監視部と、送風ユニットの各々に内設さ
れ、対応する送風機を制御する送風機制御部とを含み、
送風機制御部は、冷却監視部から供給された制御信号に
基いて送風機の制御モードを決定し、対応する温度セン
サで検知された温度において最適な回転数で送風機を駆
動する構成とすることができる。
【0015】また、上記冷却装置においては、送風機制
御部が、自立制御モードにおける温度毎の最適回転数を
示す自立制御テーブルと協調制御モードにおける温度毎
の最適回転数を示す協調制御テーブルとを記憶する記憶
部を含む構成とすることができる。また、上記冷却装置
においては、自立制御テーブルに示された最適回転数
を、温度に対して階段関数とすることができる。
【0016】また、上記冷却装置においては、自立制御
テーブルに示された最適回転数を、温度に対して一次関
数とすることができる。また、上記冷却装置において
は、送風機制御部が、送風機の実際の回転数と最適な回
転数に応じた閾値とを比較して送風機の動作に異常があ
るか否かを検知する障害検知部を含み、冷却監視部は、
障害検知部で送風機の動作における異常が検知された場
合には、予め決められた複数の送風ユニットを協調制御
モードに設定する構成とすることができる。
【0017】このような構成とすることにより、障害検
知部が送風機における動作の異常の有無を検知する為、
冷却装置の動作の信頼性を向上させることができる。ま
た、上記冷却装置においては、上記閾値を最適な回転数
が変動する温度近傍において定数とすることができる。
このような構成とすることにより、冷却装置の動作の安
定性を図ることができる。
【0018】また、上記冷却装置においては、送風機制
御部が、障害検知部で送風機の動作における異常が検知
されたときに、異常が検知された送風機を有する第一の
送風ユニットを協調制御モードに設定する為の第一のス
イッチング手段と、他の送風ユニットに含まれた送風機
において異常が検知されたときに、第一の送風ユニット
を協調制御モードに設定する為に設けられ、第一のスイ
ッチング手段に接続された第二のスイッチング手段と、
第一のスイッチング手段と第二のスイッチング手段との
間に配置された制御端子とをさらに含む構成とすること
ができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下において、本発明の実施の形
態を図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一符
号は同一又は相当部分を示す。 [実施の形態1]図1(a)は、本発明の実施の形態1
にかかる冷却装置の構成を示す図である。図1に示され
るように、この冷却装置は冷却監視部5と、冷却監視部
5に接続された第一から第四までの送風ユニットFU1
〜FU4とを備える。ここで、送風ユニットFU1〜F
U4のそれぞれは、送風機を内蔵するファン部1と、フ
ァン部1に接続されたファン制御部3とを含む。また、
各送風ユニットFU1〜FU4は冷却監視部5との間に
おいて、後に説明される制御信号CSを入出力する。ま
た、各送風ユニットFU1〜FU4は、冷却監視部5に
送風機の動作状態を示すファン動作情報SPと冷却対象
物の温度を示す内部温度情報STとを供給する。
【0020】次に、図1(a)に示された冷却装置の動
作の概要を図1(b)を参照して説明する。なお、図1
(b)において破線の囲みはモニタ状態を表し、二重線
による囲みはマスタ制御状態を表し、一重線による囲み
はスレイブ制御状態をそれぞれ表す。各送風ユニットF
U1〜FU4は、自立制御モードと協調制御モードとを
有するが、冷却監視部5により送風ユニットFU1〜F
U4のいずれの動作についても異常がないものと判断さ
れたとき(正常状態)には、冷却監視部5から各送風ユ
ニットFU1〜FU4へ自立制御モードを指示する制御
信号CSが供給される。
【0021】これにより、各送風ユニットFU1〜FU
4は自立制御モードの状態をとる。そして、この自立制
御モードの状態においては、送風ユニットFU1〜FU
4のそれぞれが、自ら別個独立に冷却対象物の温度を検
知し、その検知した温度に応じて同じユニット内にある
送風機の回転数の制御を行う。これにより、各送風機
は、必要以上の回転数で運転されることがない。
【0022】また、例えば送風ユニットFU3に含まれ
た送風機に故障が生じた場合(障害発生状態)には、冷
却監視部5で予め定められた制御グループに属する送風
ユニットFU2,FU4へ協調制御モードを指示する制
御信号CSが供給される。なお、この場合送風ユニット
FU3は自らの状態を自ら検知することにより協調制御
モードに入る。これにより、送風ユニットFU3の故障
による冷却装置全体の冷却能力の低下が防止される。
【0023】さらに、故障が生じた送風ユニットFU3
を交換などにより取り外す場合(メンテナンス状態)に
は、冷却監視部5から供給される制御信号CSによって
送風ユニットFU2,FU4は、取り外し直前の協調制
御状態が維持される。そしてまた、新たな正常品である
送風ユニットを故障した送風ユニットFU3の代わりに
再実装した場合(正常状態)には、冷却監視部5は送風
ユニットFU2,FU4の協調制御モードを解除し、送
風ユニットFU2〜FU4を再度自立制御モードに設定
する。
【0024】図2は、本実施の形態1に係る冷却装置が
冷却対象物7に実装された場合を示す斜視図である。図
2に示されるように、冷却対象物7の上部に送風ユニッ
トFU1〜FU4が実装され、冷却対象物7から発せら
れた熱が送風ユニットFU1〜FU4に吸い上げられ
る。なお、この冷却方式を吐き出し型冷却方式という。
また、各送風ユニットFU1〜FU4は、物理的・電気
的に完全に独立しており、その形状もカセットに類した
ものとされている。これにより、いずれかの送風ユニッ
トに送風機の回転数の低下などに見られる異常が生じた
場合には、その送風ユニットだけを交換すれば足りるた
め、保守単位を最小化でき、ライフサイクルにおけるコ
ストも削減できる。そしてさらには、異常が生じた送風
ユニットを取り外した時の冷却能力の低下も最小限に抑
えることができる。
【0025】なお、図3は各送風ユニットFU1〜FU
4のそれぞれに含まれた送風機の冷却フィン部の側面図
であるが、図3に示されるように、冷却フィン部は高さ
FHを有する。そして、図2に示されるように送風ユニ
ットFU1〜FU4に含まれた送風機は、冷却フィン部
の高さFHの2倍以上冷却対象物7から離して設けられ
ている。このような空間9を備えることにより、送風ユ
ニットFU1〜FU4から冷却対象物7への冷却風が均
一化され、また、いずれかの送風ユニットが故障した場
合における冷却冗長性の向上が可能となる。即ち、送風
ユニットFU1〜FU4に含まれた送風機が、冷却対象
物7から冷却フィン部の高さFHの2倍未満の距離とな
るよう近づけられて設けられた場合には、故障した送風
ユニットの直下には冷却風が有効に行き渡らないため、
その部分の冷却対象物の温度が上昇してしまうことが実
験的に確かめられた。
【0026】図4は、図1に示された送風ユニットFU
1〜FU4の構成を示す図である。図4に示されるよう
に、送風ユニットFU1〜FU4のそれぞれは、ファン
部1と、ファン部1に接続されたファン制御部3とを備
え、ファン部1はファン駆動部11と、ファン駆動部1
1に接続されたファン13と、ファン13に接続された
回転数検知部15とを含む。
【0027】また、ファン制御部3は温度検知制御部2
0と、障害検知部30と、制御インタフェース部40と
を含む。そして、温度検知制御部20は、ファン駆動制
御部21と、ファン駆動制御部21に接続された温度検
知部25と、ファン駆動制御部21に接続された自立制
御テーブル記憶部27と、ファン駆動制御部21に接続
された協調制御テーブル記憶部23とを含む。また、障
害検知部30は、障害判断部31と、障害判断部31に
接続された障害判断テーブル記憶部33とを含む。
【0028】ここで、自立制御テーブル記憶部27に
は、冷却装置が保証すべき温度状態により数種類の自立
制御テーブルを記憶する。図5は、自立制御テーブル記
憶部27に記憶される自立制御テーブルの一例を示す図
である。この図において、横軸は温度検知部25で検知
された温度T(℃)を表し、縦軸は温度Tにおける最適
回転数N(rpm)を示す。なお、この自立制御テーブ
ルは、ファン駆動制御部21が自立制御モードにおい
て、温度検知部25により検知された温度Tで送風機1
3を最適に制御するために参照し、得られた最適回転数
Nを制御回転数NDとしてファン駆動部11へ供給する
際に利用されるものである。
【0029】図5に示された最適回転数Nは、温度Tに
対し階段関数となっており、この最適曲線はヒステリシ
スHA,HBを有する。すなわち図5に示されるよう
に、温度検知部25で検知された温度が温度T4以上の
とき送風機13は回転数NHで駆動されるが、冷却対象
物7が冷却され温度検知部25で検知された温度が温度
T4未満となった時は特性曲線Bd,Ad上で最適回転
数が決定され、温度T3から温度T1までの間において
送風機13は回転数NLで駆動される。一方、冷却対象
物7の温度が上昇して行く場合には特性曲線Au,Bu
上で最適回転数が決定される。
【0030】従って、自立制御モードにおいては、低速
な回転数NLと高速な回転数NHの2段階の回転数を予
め用意し、冷却対象物7の温度によって段階的に送風機
13を制御することとする。図6は、自立制御テーブル
記憶部27に記憶される自立制御テーブルの他の例を示
す図である。図6に示されるように、この自立制御テ―
ブルは図5に示された自立制御テーブルと同様な特性曲
線で表されたものであるが、温度T3から温度T4の間
において送風機13の最適回転数Nが冷却対象物7の温
度について一次関数である点が相違する。
【0031】このような自立制御テーブルによる制御
は、図5に示された自立制御テーブルによる制御と比べ
ると送風機13の回転数を一度に上下させず冷却対象物
7の温度に随時追従させるものである為、送風機13の
動作負担が軽減されるとともに過剰な運転を回避できる
という利点がある。また特に、冷却対象物7の発熱量の
微小変化に追随させて送風機13の回転数を制御する必
要があるときに、このような自立制御テーブルが有効で
ある。
【0032】以上は自立制御モードにおける冷却装置の
動作であるが、温度検知制御部20が制御インターフェ
イス部40から供給された制御信号に基いて冷却ユニッ
トを協調制御モードに切り替えた場合は、協調制御テー
ブル記憶部23に予め記憶された協調制御テーブルを参
照して送風機13が制御される。ここで、協調制御テー
ブルの一例が以下の表1に示される。
【0033】
【表1】
【0034】表1に示されるように、冷却装置が協調制
御モードに切り替えられた時には、自立制御モードにお
いて停止状態にある送風機13はそのまま停止状態に保
持されるが、回転数NLの低速回転状態にある送風機1
3は回転数NHの高速回転状態に移行され、回転数NH
の高速回転状態にある送風機13はその回転数が維持さ
れる。
【0035】このようにして、いずれのモードにおいて
も図4に示されたファン駆動部11は、ファン駆動制御
部21から供給された制御回転数NDに基いて送風機1
3を駆動し、回転数検知部15は送風機13の実際の回
転数を検知する。なお、送風機13の回転数についてフ
ィードバック制御は行われない。また、温度検知部25
で検知された冷却対象物7の温度が検知温度情報SDT
としてファン駆動制御部21から障害判断部31へ伝達
され、さらに、回転数検知部15で実際に検知された送
風機13の回転数NRが障害判断部31へ伝達される。
【0036】ここで、障害判断部31は、検知温度情報
SDTに基いて障害判断テーブルを参照し、動作異常が
生じたものと判断する為の閾値を得ると共に、この閾値
と回転数NRとを比較して、回転数NRが閾値以下であ
る場合には送風機13に異常が生じたものとして制御イ
ンタフェース部40と冷却監視部5へ障害の発生を通知
するファン動作情報SPを供給する。
【0037】図7は、上記障害判断テーブルの一例を示
すものである。障害判断テーブルは、検知温度情報SD
Tにより伝達された温度Tの関数として障害が発生した
ものと判断する回転数の閾値を定めたものであって、図
7(a)の障害検知回転数として規定される。図5に示
された自立制御モードにおいて冷却対象物の温度が上昇
する時は、図7(a),(b)に示されるように温度T
2から温度T4では回転数NLより一定値低い回転数A
LMLが閾値とされ、温度T4以上では回転数NHより
一定値低い回転数ALMHが閾値とされる。
【0038】また、同様に図5に示された自立制御モー
ドにおいて冷却対象物の温度が下降する時は、図7
(a),(c)に示されるように温度T1から温度T3
では回転数NLより一定値低い回転数ALMLが閾値と
され、温度T3以上では回転数NHより一定値低い回転
数ALMHが閾値とされる。このように、温度の上昇時
と下降時のいずれにおいても閾値としての障害検知回転
数の変化点は、最適回転数の変化点と同じものとされ、
それぞれ温度T4,T3とされる。
【0039】また、図8は障害判断テーブルの他の例を
示すものである。図8に示された障害判断テーブルは、
図7に示された障害判断テーブルと同様なものであっ
て、図8(a)の障害検知回転数として規定される。図
6に示された自立制御モードにおいて冷却対象物の温度
が上昇する時は、図8(a),(b)に示されるように
温度T2から温度T5までは回転数NLより一定値低い
回転数ALMLが閾値とされ、温度T5以上では回転数
NHより一定値低い回転数ALMHが閾値とされる。
【0040】また、同様に図6に示された自立制御モー
ドにおいて冷却対象物の温度が下降する時は、図8
(a),(c)に示されるように温度T1から温度T5
では回転数NLより一定値低い回転数ALMLが閾値と
され、温度T5以上では回転数NHより一定値低い回転
数ALMHが閾値とされる。従って、温度の上昇時と下
降時のいずれにおいても、障害検知回転数の変化点は最
適回転数の変動範囲である温度T3から温度T4に対し
て所定の温度高い温度T5とされ、温度T3から温度T
5において一定の回転数ALMLとされる。
【0041】このように、最適回転数が温度Tの一次関
数として決定される場合には、最適回転数の変動範囲で
閾値を定数とすることにより、温度検知部25による検
知誤差や実際の送風機13における回転数のばらつきが
生じた場合においても、誤って障害が検知されることを
回避でき、動作の安定性を担保することができる。図9
は、図4に示される制御インタフェース部40の構成を
示す回路図である。図9に示されるように、制御インタ
フェース部40は制御信号CS1〜CSnがそれぞれ入
出力される制御端子T1〜Tnと、制御端子T1〜Tn
と障害検知部30との間に接続された一つのスイッチS
Wbと、それぞれが制御端子T1〜Tnのいずれか一つ
及びスイッチSWbに接続され、温度検知制御部20に
含まれた温度センサ29のオン・オフを制御するn個の
スイッチSWaとを含む。なお、スイッチSWaとスイ
ッチSWbとは共に、発光ダイオード(LED)とフォ
トトランジスタとから構成され、スイッチSWbの出力
ノードと各スイッチSWaの入力ノードとがそれぞれダ
イオード41を介して接続される。
【0042】制御インタフェース部40がこのような回
路構成を有することにより、障害検知部30でファン部
1の送風機13に動作異常が検知された場合には、スイ
ッチSWbがオンし、それに伴ってスイッチSWaがオ
ンする。これにより、ノードNSの電位は下がり温度セ
ンサ29がオフする。このとき、温度検知制御部20は
送風ユニットを協調制御モードに設定する。
【0043】また、他の送風ユニットに含まれた送風機
において異常が検知された時には、制御端子T1〜Tn
に供給される制御信号CS1〜CSnによりスイッチS
Waがオンし、上記と同様に送風ユニットが協調制御モ
ードに設定される。ここで、送風ユニットFU1〜FU
4の制御端子T1〜Tnを相互に接続すれば、各送風ユ
ニットFU1〜FU4に含まれたスイッチSWbは他の
送風ユニットに含まれたスイッチSWaを制御でき、効
率的な協調制御を実現できることになる。なお、このこ
とは、以下に説明する制御グループ内の制御端子T1〜
Tnの全てを相互に接続すると、特に有効である。ま
た、一つの送風ユニットに複数の制御端子T1〜Tnを
設けることにより、一つの送風ユニットにおいて複数の
送風ユニットの協調制御が可能になる。
【0044】図10は、図5に示された自立制御テーブ
ルによる制御を実現する為の温度検知制御部20の構成
を示す回路図である。図10に示されるように、温度検
知制御部20は温度センサ29aと、温度センサ29a
に接続されたフォトカプラ60と、フォトカプラ60を
介して温度センサ29aに接続された電源(DC/DC
コンバータ)PCと、温度センサ29bと、温度センサ
29bに接続されたフォトカプラ61とを備える。な
お、電源PCはファン部1に接続され、フォトカプラ6
1はファン駆動部11及び図4に示された障害判断部3
1に接続される。
【0045】ここで、温度センサ29aにはコンパレー
タC1が備えられ、そのマイナス端子にはサーミスタが
接続されると共に、プラス端子には参照電圧Vref と出
力端電圧VO の差を抵抗Ra,Rbで分割した電圧VTH
が供給される。また、温度センサ29aのオン/オフ切
り替えスイッチ63は、抵抗素子を介して電源ノードV
CCに接続され、常時オンとされる。また、温度センサ2
9bのオン/オフ切り替えスイッチ63は、制御インタ
ーフェイス部40に接続される。
【0046】上記温度センサ29aは図5に示されたヒ
ステリシスHAを実現する為の回路であり、温度センサ
29bは図5に示されたヒステリシスHBを実現する為
の回路である。なお、ヒステリシスHA,HBは、温度
センサ29a,29bに含まれた抵抗Ra,Rbの大き
さを変えることにより、任意に設定できる。図5に示さ
れたヒステリシスHAは、回転数0と回転数NLとの間
での制御を規定するものであるが、この切り替えはファ
ン部1の電源をオン/オフすることにより制御する。即
ち、冷却対象物の温度が上昇してゆく時は、温度T2以
下でコンパレータC1から正の出力端電圧VO が出力さ
れ、フォトカプラ60が活性化されて電源PCがオフす
る。そして、温度T2でコンパレータC1の出力端電圧
O の極性が正から負へ転じ、フォトカプラ60が不活
性化されて電源PCがオンする。これにより、ファン部
1に含まれたファン駆動部11は回転数NLでファン1
3を駆動する。一方、冷却対象物の温度が下降してゆく
時は、温度T1で上記と逆の動作をし、電源PCがオフ
してファン13の回転数が0とされる。
【0047】なお、温度T2,T1での回転数の切り替
えのためコンパレータC1のプラス端子に供給される電
圧VTHH ,VTHL は次のような関係により決定される。 VTHH =Vref +Ra・(VO −Vref )/(Ra+R
b) VTHL =Rb・Vref /(Ra+Rb) 一方、図5に示されたヒステリシスHBは、温度センサ
29bから出力された制御回転数NDに基いて、ファン
駆動部11がファン13を回転数NLと回転数NHとの
間で制御する場合に基準とするものである。なお、この
場合電源PCがオンしており、ファン13が回転数NL
で駆動されていることが前提となる。
【0048】そして、自立制御モードにおいては温度セ
ンサ29bがオンされて、冷却対象物の温度が上昇して
ゆく時は、温度T4以下でコンパレータC2から正の出
力端電圧VO が出力される。これにより、温度センサ2
9bは、フォトカプラ61が活性化されることによって
回転数NLでファン13を駆動するよう命令する制御回
転数NDをファン駆動部11へ供給する。
【0049】さらには、温度T4でコンパレータC2の
出力端電圧VO の極性が正から負へ転じ、フォトカプラ
61が不活性化される。これにより、ファン駆動部11
へはファン13を回転数NHで駆動するよう命令する制
御回転数NDがファン駆動部11へ供給される。そし
て、ファン部1に含まれたファン駆動部11は回転数N
Hでファン13を駆動する。なお、冷却対象物の温度が
下降してゆく時は、温度T3で上記と逆の動作をし、フ
ァン13の回転数が回転数NHから回転数NLへ切り替
えられる。
【0050】また、協調制御モードの場合には、制御イ
ンターフェイス部40のスイッチSWaがオンし、温度
センサ29bがオフされる。これにより、ファン駆動部
11へは回転数NHを設定する制御回転数NDが供給さ
れ、ファン13は回転数NHで駆動される。一方、図1
1は図6に示された自立制御テーブルによる制御を実現
する為の温度検知制御部20aの構成を示す回路図であ
る。図11に示されるように、温度検知制御部20aは
温度センサ29cと、温度センサ29cに接続されたコ
ンパレータC10と、コンパレータC10にフォトカプ
ラ62を介して接続された電源PCと、温度センサ29
cに接続されたオペアンプC20と、温度センサ29c
に接続されたコンパレータC30とを備える。
【0051】なお、電源PCはファン部1に接続され、
コンパレータC20はファン駆動部11へ接続される。
また、コンパレータC30の出力端は障害判断部31に
接続される。ここで、温度センサ29cにはオペアンプ
C0が備えられ、その入力端にはサーミスタが接続され
る。また、温度センサ29cのオン/オフ切り替えスイ
ッチ63は、抵抗素子を介して電源ノードVCCに接続さ
れ、常時オンとされる。また、コンパレータC10のプ
ラス端子には制御インターフェイス部40が接続され
る。
【0052】上記温度センサ29cは図6に示されたヒ
ステリシスHAを実現する為の回路であり、オペアンプ
C20は温度T3から温度T4の間において回転数を温
度に対して比例するよう制御するための回路である。な
お、ヒステリシスHAは、コンパレータC10に接続さ
れた抵抗Rc,Rdの大きさを変えることにより任意に
設定できる。
【0053】図6に示されたヒステリシスHAは、回転
数0と回転数NLとの間での制御を規定するものである
が、この切り替えはコンパレータC0の出力電圧VO
コンパレータC10のマイナス端子に供給されることに
より実現される。即ち、オペアンプC0からはサーミス
タで検知された温度に比例した大きさを有する出力電圧
O が出力されるが、冷却対象物の温度が上昇してゆく
時は、温度T2以下でコンパレータC10から正の出力
端電圧が出力され、フォトカプラ62が活性化されて電
源PCがオフする。そして、温度T2でコンパレータC
10の出力端電圧の極性が正から負へ転じ、フォトカプ
ラ62が不活性化されて電源PCがオンする。
【0054】これにより、ファン部1に含まれたファン
駆動部11は回転数NLでファン13を駆動する。な
お、冷却対象物の温度が下降してゆく時は、温度T1で
上記と逆の動作をし、電源PCがオフしてファン13の
回転数が0とされる。一方、図8(b),(c)に示さ
れたファン障害検知領域における温度T5での閾値の切
り替えは、コンパレータC30により実現される。即
ち、温度T5以下においては、コンパレータC30から
回転数ALMLを閾値とする為の正の電圧を有した検知
温度情報SDTが障害判断部31に供給されると共に、
温度T5以上においては、コンパレータC30から回転
数ALMHを閾値とする為の0以下の電圧を有した検知
温度情報SDTが障害判断部31に供給される。
【0055】なお、図8(b),(c)には図示されて
いないが、ファン障害検知領域は温度T5近傍でヒステ
リシスを持つように設定され、コンパレータC30の動
作により実現される。また、温度T3から温度T5の間
においては、オペアンプC20の出力電圧としてファン
駆動部11へ供給される制御回転数NDによりファン1
3が駆動される。ここで、オペアンプC20の出力電圧
は温度センサ29cに含まれたサーミスタにおいて検知
された温度に比例するため、図8(b),(c)に示さ
れるような温度に比例した回転数の制御が可能になる。
【0056】次に、本実施の形態に係る冷却装置全体の
協調制御モードにおける動作を説明する。協調制御モー
ドにおいては、障害が発生した送風ユニットに対して一
定範囲の周辺に配置される送風ユニットを協調制御する
こととするが、この制御範囲に含まれた複数の送風ユニ
ットを制御グループと呼ぶ。図12は、この制御グルー
プの決定法を説明する図であり、図12(a)は、送風
ユニットFU1〜FU4が一次元に実装された場合にお
ける制御グループの決定法を説明する図である。
【0057】図12(a)に示されるように、送風ユニ
ットFU3に障害が発生した場合そのフィン部の中心か
ら半径φの円を描き、その円の内部にファンのフィン部
の中心が入っている送風ユニットFU2,FU3,FU
4を上記制御グループと決定する。ここで、制御グルー
プを設定する為の円の半径φは、冷却対象物の発熱量や
冷却装置の構造及び送風機の性能により任意に設定が可
能である。
【0058】また、図12(b)は、送風ユニットが二
次元に実装された場合における制御グループの決定法を
説明する図であり、図12(a)に示された場合と同様
に考えられる。即ち、座標(x, y)=(3,3)にフ
ィン部の中心がある送風ユニットに障害が発生した場合
に、そのフィン部の中心から半径φの円を描き、その円
の内部の座標(2,3)、(3,4)、(3,3)、
(3,2)、(4,3)にファンのフィン部の中心があ
る五つの送風ユニットを上記制御グループと決定する。
【0059】図13は、上記のようにして決定された制
御グループによる協調制御を実現する為の構成を示す図
である。図13に示されるように配線することにより、
送風ユニットFU1を中心とした制御グループGP1
と、送風ユニットFU2を中心とした制御グループGP
2と、送風ユニットFU3を中心とした制御グループG
P3と、送風ユニットFU4を中心とした制御グループ
GP4とが形成される。
【0060】このような構成をとることにより、送風ユ
ニットFU1に障害が生じた場合には、冷却監視部5か
ら協調制御モードに設定する為の制御信号CS1が制御
グループGP1内の送風ユニットFU1,FU2に供給
される。また同様に、送風ユニットFU2に障害が生じ
た場合には、冷却監視部5から協調制御モードに設定す
る為の制御信号CS2が制御グループGP2内の送風ユ
ニットFU1〜FU3へ、送風ユニットFU3に障害が
生じた場合には、冷却監視部5から協調制御モードに設
定する為の制御信号CS3が制御グループGP3内の送
風ユニットFU2〜FU4へ、送風ユニットFU4に障
害が生じた場合には、冷却監視部5から協調制御モード
に設定する為の制御信号CS4が制御グループGP4内
の送風ユニットFU3,FU4へそれぞれ供給される。
【0061】図14は、図13で示された送風ユニット
FU3に障害が発生したときの制御グループGP3の協
調制御を説明する図である。図14(a)に示されるよ
うに、冷却監視部5は、送風ユニットFU2〜FU4か
らファン動作情報SPが供給されると共に各送風機の状
態を監視するリセット制御部51と、リセット制御部5
1に接続されると共に送風ユニットFU2〜FU4との
間で制御信号CSを入出力する制御固定部52とを含
む。
【0062】図14(b)は図14(a)に示された信
号の状態と、各部の動作を示し、図中における実装情報
に関する信号SPの0は未実装状態を、1は実装状態を
それぞれ示す。また、障害情報に関する信号SPの0は
正常動作を、1は障害が発生したことをそれぞれ示す。
図14(b)に示されるように、正常動作時には送風ユ
ニットFU2〜FU4から出力される障害情報に関する
信号SPは0であり、実装情報に関する信号SPは1と
される。また、制御固定部52から送風ユニットFU2
〜FU4へは論理レベルが0の信号CSが供給され、そ
れぞれ自立制御モードで制御される。
【0063】ここで、送風ユニットFU3に障害が発生
したときには、送風ユニットFU3からリセット制御部
51へ供給される信号SP(障害情報)が1とされ、制
御固定部52から送風ユニットFU2〜FU4へは協調
制御モードを命令する論理レベルが1の信号CSが供給
される。これにより、送風ユニットFU2〜FU4は協
調制御モードに入る。
【0064】そして、交換の為に送風ユニットFU3を
引き抜いた時は、送風ユニットFU3は送風機が未実装
状態になる為、送風ユニットFU3からリセット制御部
51へ論理レベルが0の信号SP(実装情報)が供給さ
れる。なおこの時、送風ユニットFU3から出力される
障害情報に関する信号SPも0とされる。一方、制御固
定部52から送風ユニットFU2〜FU4へは協調制御
モードの固定を命令する論理レベルが1の信号CSが供
給される。これにより、送風ユニットFU2〜FU4は
協調制御モードに固定される。このように制御固定部5
2が協調制御モードを固定する機能を持つことにより、
障害が発生した送風機を交換のため引き抜いた時でも、
同じ制御グループ内の他の送風ユニットを協調制御する
ことができる。
【0065】次に、送風ユニットFU3に送風機の正常
品を再実装した場合には、送風ユニットFU3からリセ
ット制御部51へ再実装を示す論理レベルが1の信号S
P(実装情報)が供給される。これにより、リセット制
御部51は論理レベルが1のリセット信号RSを制御固
定部52へ供給し、制御固定部52は協調制御モードを
解除する論理レベルが0の制御信号CSを送風ユニット
FU2〜FU4へ供給する。これにより、送風ユニット
FU2〜FU4は自立制御モードを再開する。
【0066】以上のように、本実施の形態1に係る冷却
装置によれば、複数の送風機を有する冷却装置において
各送風機を自立制御する為、送風機の過剰運転を回避で
き、冷却装置の長寿命化、低電力化、さらには低騒音化
を図ることができる。また、送風機の独立化、ユニット
化により保守単位の最小化が図られているため、メンテ
ナンスの低コスト化を図ることができる。
【0067】さらには、自立制御モードと協調制御モー
ドとを備えることにより、いずれかの送風機に障害が発
生した場合であっても、装置全体としての冷却対象物に
対する冷却能力の低下を最小限にすることができる。
[実施の形態2]実施の形態2に係る冷却装置は、上記
実施の形態1に係る冷却装置と同様な構成を有するが、
冷却監視部5がソフトウェアにより制御される点で、相
違するものである。
【0068】図15は、本実施の形態2に係る冷却装置
において冷却監視部5の動作を説明する図である。図1
5(a)に示されるように、冷却監視部5に含まれたフ
ァン動作監視制御部53はCPUを有し、ソフトウェア
により動作することによって、送風ユニットFU1〜F
U4へそれぞれ対応する制御信号CSC1〜CSC4を
供給する。また、各送風ユニットFU1〜FU4から
は、障害情報としての信号SPF1〜SPF4及び実装
情報としての信号SPR1〜SPR4がファン動作監視
制御部53へ供給される。
【0069】図15(b)は、各送風ユニットFU1〜
FU4へ供給される制御信号CSC1〜CSC4を示す
図である。なお、図中0は自立制御モードの設定を命令
する信号であることを示し、1は協調制御モードの設定
を命令する信号であることを示す。以下において図15
(b)を参照しつつ、本実施の形態2に係る冷却監視部
5の動作を説明する。全ての送風ユニットFU1〜FU
4が正常動作している時は、制御信号CSC1〜CSC
4は0とされ、送風ユニットFU1〜FU4は自立制御
モードで動作する。ここで、送風ユニットFU1に障害
が発生した場合には、送風ユニットFU1,FU2へ供
給される信号CSC1,CSC2が1とされ、送風ユニ
ットFU1,FU2が協調制御モードで動作する。また
同様に、送風ユニットFU2に障害が発生した場合に
は、送風ユニットFU1〜FU3へ供給される信号CS
C1〜CSC3が1とされ、送風ユニットFU1〜FU
3が協調制御モードで動作する。また、送風ユニットF
U3に障害が発生した場合には、送風ユニットFU2〜
FU4へ供給される信号CSC2〜CSC4が1とさ
れ、送風ユニットFU2〜FU4が協調制御モードで動
作する。そして、送風ユニットFU4に障害が発生した
場合には、送風ユニットFU3,FU4へ供給される信
号CSC3,CSC4が1とされ、送風ユニットFU
3,FU4が協調制御モードで動作する。
【0070】図16は、図15(a)に示されたファン
動作監視制御部53の動作を示すフローチャートであ
る。以下において、この図16に示されたフローチャー
トを参照しつつ、ファン動作監視制御部53の動作を説
明する。まず最初にステップS1では、ファン動作監視
制御部53は各送風ユニットから供給される障害情報と
しての信号SPFをモニタ(監視)する。そして、ステ
ップS2において、ファン動作監視制御部53は信号S
PFが1か否か判断する。ここで、1と判断されない場
合は、ステップS1に戻りファン障害監視ルーチンが繰
り返される。
【0071】一方、いずれかのファンユニットに障害が
発生し、供給された信号SPFが1と判断された場合に
は、ステップS3で協調制御モードに設定する範囲を演
算し、図12に示される半径φが決定される。そして、
ステップS4でファン動作監視制御部53は、図12に
示されるように、半径φの円内にある全ての送風ユニッ
トに対して論理レベルが1の制御信号CSCを供給し、
これらの送風ユニットを協調制御モードに設定する。
【0072】次に、ステップS5でファン動作監視制御
部53は、交換のため送風機が取り除かれた送風ユニッ
トから供給された信号SPRnの1への変化を監視す
る。そして、ステップS6でファン動作監視制御部53
は上記変化を監視することにより、一度取り除かれた送
風機が再実装(リセット)されたか否かを判断し、再実
装がなされていないと判断された場合はステップS4へ
戻り協調制御が保持される。
【0073】一方、一度取り除かれた送風機が再実装
(リセット)されたと判断された場合には、ファン動作
監視制御部53は協調制御モードに設定した送風ユニッ
トへ論理レベルが0の制御信号CSCを供給し、協調制
御モードを解除して自立制御モードに切り替える。この
ようにして、ステップS1に戻り各送風ユニットの自立
制御が再開される。
【0074】以上のような実施の形態2に係る冷却装置
によれば、冷却監視部5がソフトウェアにより制御され
るので、簡易な構成により上記実施の形態1に係る冷却
装置と同様な効果を得ることができ、また、上記ソフト
ウェアは書き換えることができるので、いろいろな冷却
対象物に幅広く対応できる冷却装置を提供できる。
【0075】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、複数の送
風機を有する冷却装置において、送風機の過剰運転を防
止することができ、冷却装置の長寿命化や低消費電力
化、低騒音化を図ることができる。また、いずれかの送
風機に動作異常が生じた場合であっても冷却能力の低減
を最小限にすることができ、冷却装置の信頼性を向上さ
せることができる。
【0076】また、グループ単位で協調制御を行う為、
さらに低消費電力化を図ることができる。また、いずれ
かの送風機を交換のため取り外した時には、制御部が他
の送風機をその取り外し前の回転数に保持するため、動
作の安定化を図ることができる。また、取り外した送風
ユニットの代わりに新たな送風ユニットを冷却装置に実
装した場合は、協調制御モードを解除して自立制御モー
ドを再設定するため、冷却対象物に最適な冷却を実現で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1にかかる冷却装置の構成
とその動作を示す図である。
【図2】本実施の形態1に係る冷却装置が冷却対象物に
実装された場合を示す斜視図である。
【図3】各送風ユニットのそれぞれに含まれた送風機の
冷却フィン部の側面図である。
【図4】図1に示された送風ユニットの構成を示す図で
ある。
【図5】自立制御テーブル記憶部に記憶される自立制御
テーブルの一例を示す図である。
【図6】自立制御テーブル記憶部に記憶される自立制御
テーブルの他の例を示す図である。
【図7】障害判断テーブルの一例を示すものである。
【図8】障害判断テーブルの他の例を示すものである。
【図9】図4に示される制御インタフェース部の構成を
示す回路図である。
【図10】図5に示された自立制御テーブルによる制御
を実現する為の温度検知制御部の構成を示す回路図であ
る。
【図11】図6に示された自立制御テーブルによる制御
を実現する為の温度検知制御部の構成を示す回路図であ
る。
【図12】制御グループの決定法を説明する図である。
【図13】決定された制御グループによる協調制御を実
現する為の構成を示す図である。
【図14】図13で示された送風ユニットに障害が発生
したときの制御グループの協調制御を説明する図であ
る。
【図15】本実施の形態2に係る冷却装置において冷却
監視部の動作を説明する図である。
【図16】図15(a)に示されたファン動作監視制御
部の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ファン部 3 ファン制御部 5 冷却監視部 7 冷却対象物 9 空間 11 ファン駆動部 13 ファン 15 回転数検知部 20,20a 温度検知制御部 21 ファン駆動制御部 23 協調制御テーブル記憶部 25 温度検知部 27 自立制御テーブル記憶部 29,29a,29b,29c 温度センサ 30 障害検知部 31 障害判断部 33 障害判断テーブル記憶部 40 制御インタフェース部 41 ダイオード 51 リセット制御部 52 制御固定部 60,61,62 フォトカプラ 63 オン/オフ切り替えスイッチ FU1〜FU4 送風ユニット C1,C2,C10,C30 コンパレータ C0,C20 オペアンプ T1〜Tn 制御端子 PC 電源 SP ファン動作情報 ST 内部温度情報 SDT 検知温度情報 ND 制御回転数 NR 動作回転数 RS リセット信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H021 AA06 BA06 BA20 CA04 CA09 EA10 3L044 AA01 BA06 CA13 DA01 FA03 HA01 HA04 JA01 KA01 KA02 KA06 5E322 AB10 BB03 BB04

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自立制御モードと協調制御モードとを有
    し、各々が一つの送風機を含む複数の送風ユニットを備
    えた冷却装置であって、 前記送風ユニットの各々に内設され、冷却対象物の温度
    を検知する温度センサと、 前記自立制御モードにおいては前記送風機の回転数を前
    記送風ユニット内に付設された前記温度センサで検知さ
    れた温度に応じて決定するとともに、前記協調制御モー
    ドにおいてはいずれか一つの前記送風機の回転数が所定
    の閾値を下回ったときに、他の少なくとも一つの前記送
    風機の回転数を上昇させる制御部とを備えたことを特徴
    とする冷却装置。
  2. 【請求項2】 前記制御部は、予め前記送風機を複数の
    グループに分類し、前記協調制御モードにおいて前記回
    転数が前記閾値を下回った前記送風機が属する前記グル
    ープ内にある他の前記送風機の回転数を上昇させる請求
    項1に記載の冷却装置。
  3. 【請求項3】 前記制御部は、一つの前記送風機の中心
    から所定の距離以内に配置された前記送風機を一つの前
    記グループに分類する請求項2に記載の冷却装置。
  4. 【請求項4】 前記制御部は、前記協調制御モードにお
    いていずれか一つの前記送風ユニットを前記冷却装置か
    ら取り外したときには、取り外した前記送風ユニットに
    含まれた前記送風機が属する前記グループ内にある他の
    前記送風機の各々の回転数を、取り外し前の回転数に保
    持する請求項2に記載の冷却装置。
  5. 【請求項5】 前記制御部は、取り外した前記送風ユニ
    ットの代わりに新たな前記送風ユニットを前記冷却装置
    に実装したときには、前記協調制御モードを解除して、
    実装した前記送風ユニットに含まれた前記送風機が属す
    る前記グループ内にある他の前記送風機の各々の回転数
    を、前記自立制御モードにおいて前記送風ユニットに内
    設された対応する各々の前記温度センサで検知された温
    度に応じて決定する請求項4に記載の冷却装置。
  6. 【請求項6】 前記送風機の各々は、前記送風機の性能
    に応じた所定の距離だけ前記冷却対象物から離して設け
    られた請求項1に記載の冷却装置。
  7. 【請求項7】 前記制御部は、前記複数の送風ユニット
    の動作状態を監視する冷却監視部と、 前記送風ユニットの各々に内設され、対応する前記送風
    機を制御する送風機制御部とを含み、 前記送風機制御部は、前記冷却監視部から供給された制
    御信号に基いて前記送風機の制御モードを決定し、対応
    する前記温度センサで検知された温度において最適な回
    転数で前記送風機を駆動する請求項1に記載の冷却装
    置。
  8. 【請求項8】 前記送風機制御部は、前記自立制御モー
    ドにおける温度毎の最適回転数を示す自立制御テーブル
    と前記協調制御モードにおける温度毎の最適回転数を示
    す協調制御テーブルとを記憶する記憶部を含む請求項7
    に記載の冷却装置。
  9. 【請求項9】 前記自立制御テーブルに示された前記最
    適回転数は、温度に対して階段関数である請求項8に記
    載の冷却装置。
  10. 【請求項10】 前記自立制御テーブルに示された前記
    最適回転数は、温度に対して一次関数である請求項8に
    記載の冷却装置。
  11. 【請求項11】 前記送風機制御部は、前記送風機の実
    際の回転数と前記最適な回転数に応じた前記閾値とを比
    較して前記送風機の動作に異常があるか否かを検知する
    障害検知部を含み、 前記冷却監視部は、前記障害検知部で前記送風機の動作
    における異常が検知された場合には、予め決められた複
    数の前記送風ユニットを前記協調制御モードに設定する
    請求項7に記載の冷却装置。
  12. 【請求項12】 前記閾値は、前記最適な回転数が変動
    する温度近傍において定数とされる請求項11に記載の
    冷却装置。
  13. 【請求項13】 前記送風機制御部は、前記障害検知部
    で前記送風機の動作における異常が検知されたときに、
    異常が検知された前記送風機を有する第一の送風ユニッ
    トを前記協調制御モードに設定する為の第一のスイッチ
    ング手段と、 他の前記送風ユニットに含まれた前記送風機において異
    常が検知されたときに、前記第一の送風ユニットを前記
    協調制御モードに設定する為に設けられ、前記第一のス
    イッチング手段に接続された第二のスイッチング手段
    と、 前記第一のスイッチング手段と前記第二のスイッチング
    手段との間に配置された制御端子とをさらに含む請求項
    11に記載の冷却装置。
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