JP3152543B2 - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JP3152543B2 JP14850093A JP14850093A JP3152543B2 JP 3152543 B2 JP3152543 B2 JP 3152543B2 JP 14850093 A JP14850093 A JP 14850093A JP 14850093 A JP14850093 A JP 14850093A JP 3152543 B2 JP3152543 B2 JP 3152543B2
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明 矢本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オフィスビル等に設備
される、外気を調整して室内に導くタイプの空気調和装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近のオフィスビルでは、OA機器の多
用等による室内での発熱量の増大により、中間期や冬季
にも冷房を必要とする場合が多い。
【0003】従来、中間期や冬季において冷房負荷が発
生した場合、低温の外気を全熱交換器をバイパスさせて
直接室内に導入する、外気冷房と呼ばれる冷房方法が広
く行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特に冬季にお
いては、外気の絶対湿度が低いため、外気を直接室内に
導いたのでは室内の湿度不足という問題が生じる。
【0005】従って、本発明の目的は、外気導入タイプ
の空気調和装置において、冬季のように外気が低湿であ
る季節に冷房運転を行う場合、室内の湿度を適切に維持
できるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の空気調和装置
は、導入される外気と屋外へ排出される内気との間で熱
交換を行う全熱交換器と、導入された外気を冷却しつつ
加湿できる自然気化式の加湿器と、圧縮機を含む冷凍サ
イクルに接続された熱交換器と、冷房運転を行う際に、
外気の温度が所定の基準外気温度より高い場合、導入外
気を全熱交換器に通して熱回収換気を行い、基準外気温
度より低い場合、全熱交換器をバイパスして外気を導入
して通常換気を行うと共に、室内の湿度が所定の基準値
より低い場合、加湿器をONとして導入外気を冷却しつ
つ加湿し、室温が高く加湿器だけによる冷房では不十分
な場合、圧縮機をONとして冷凍サイクルによる冷房を
行うと共に、加湿器の運転を停止する制御手段と、を備
えることを特徴とする。
【0007】
【作用】冬季のように外気の湿度が低い時期に冷房運転
をする場合、自然気化式の加湿器により外気が加湿され
る。これにより、外気の冷却と加湿とが同時に行われる
ので、冷房と湿度の維持とが同時に達成される。
【0008】
【実施例】図1は本発明にかかる空気調和装置の一実施
例の全体構成を示す。
【0009】図1において、1はビルなどの部屋を示
す。この部屋1の天井裏などに空気調和装置の室内ユニ
ット3が設備され、また、ベランダなどに室外ユニット
5が設置される。
【0010】室内ユニット3は、外気を導入して調温及
び調湿した後これを部屋1内に吹き出し、かつ、部屋1
内の空気を屋外に排出するように構成される。
【0011】すなわち、屋外の空気が、吸気ファン15
の作用により、吸入ダクト7よりプレフィルタ9を通じ
て室内ユニット3内に導入される。導入された外気は、
全熱交換器13を通って、または、全熱交換器13を通
らずバイパス路11を通った後、さらに室内ユニット3
の内奥部へ送られる。ここで、全熱交換器13は、導入
外気と、屋外へ排出される内気との間での熱交換を行
う。なお、この明細書では、冷房運転の際、導入外気を
熱交換器13に通す場合を「熱回収換気」と呼び、バイ
パス路11によりバイパスする場合を「通常換気」と呼
ぶことにする。熱回収換気と通常換気との切り替えは、
バイパス路11の入り口にあるドア17により行われ
る。
【0012】こうして室内ユニット3の内奥に導入され
た外気は、次に、高性能フィルタ19を通り、その後、
加湿器21に送られる。この加湿器21は自然気化式タ
イプ(滴下式)のものであり、これを通る外気に対して
湿度を与えると共に、そのための気化熱を奪う。つま
り、加湿と冷房を同時に行う。
【0013】加湿器21を通った外気は、圧縮機37を
含む冷凍サイクルに接続された熱交換器23により温度
調節された後、吹き出しファン25の作用により、部屋
1内に吹き出される。各吹き出し口での吹き出し量は、
それぞれバルブ27、29により調節される。
【0014】部屋1内へ吹き出された空気は、部屋1内
を循環した後、室内ユニット3内に吸入される。この吸
入内気の大部分は排気ファン31の作用により、フィル
タを通って室外に排出される。また、一部の吸入内気
は、フィルタ19、加湿器21、熱交換器23を通って
再び室内にへ戻される。
【0015】35は、この空気調和装置の各部を制御す
る為の制御装置である。この制御装置35は、具体的に
は、室外ユニット5内の圧縮機37の運転、冷暖モード
の切り替え、室内ユニット3内のファン15、25、3
1の運転、全熱交換器13の運転、バイパス路11の入
り口ドア17の開閉、加湿器21の運転、吹き出し量調
整用バルブ27、29の状態などを制御する。
【0016】これらの制御のために、制御装置35は種
々の信号を入力される。すなわち、部屋1内に設置され
たリモートコントローラ39からは、ユーザによるON
・OFF指令や設定室温や検出室温などが入力され、同
じく部屋1内の湿度センサ41からは、室内の相対湿度
が入力される。また、吸気ダクト7に取り付けられた外
気温度センサ43からは、外気温度が入力され、吹き出
しダクト45に取り付けられた吹き出し温度センサ47
からは、吹き出し温度が入力される。
【0017】49、51は吹き出し量調節用のリモート
コントローラである。
【0018】このような構成の下で、この実施例の一つ
の特徴は、冬季のように外気が低温かつ低湿な時期に冷
房運転を行う場合、自然気化式タイプの加湿器21を活
用することにより、適度な湿度の維持と冷房とを両立さ
せる点にある。図2は、その際に制御装置35が行う制
御を示すフローチャートである。
【0019】図2に示すように、冷房運転モードでは、
制御装置35はまず、外気温度センサから外気温度TO
を取り込み、予め計算された基準外気温度T(例えば、
室温−5°C)と比較する(S1)。外気温度T0 が基
準外気温度T以上の場合(S2)には、導入外気を冷却
するため、導入外気を全熱交換器13に通して熱回収換
気を行う(S3)。
【0020】一方、外気温度TO が基準外気温度Tより
低い場合(S4)は、全熱交換器13をバイパスして外
気を導入して通常換気を行う(S5)。
【0021】次に、湿度センサ41より室内の相対湿度
Ri を取り込み、これと予め設定された基準相対湿度R
(例えば、50%)と比較する(S6)。室内相対湿度
Riが基準相対湿度R以上の場合(S7)は、導入外気
の湿度は十分に高いため、加湿器21をOFFとして加
湿せずに室内に供給する(S7)。
【0022】一方、室内相対湿度Ri が基準相対湿度R
より低い場合(S8)は、加湿器21をONとして導入
外気を冷却しつつ加湿する(S9)。これにより、加湿
と共に、4゜Cから5゜C程度の冷却効果が得られる。
続いて、圧縮機37の運転状態をチェックする(S1
0)。室温が高く加湿器21だけによる冷房では不十分
な場合は、冷房サイクルによる本来の冷房が行われるた
め、圧縮機37はONである。この場合は、必要以上に
冷房負荷を上昇させないため、加湿器21の運転を停止
する(S7)。一方、圧縮機37が停止中であれば、加
湿器21による加湿冷房を維持する。
【0023】以上の処理ループが繰り返され、それによ
り、冬季のように外気温度が低湿の場合には、導入外気
を加湿器によって冷却かつ加湿できるため、室内の湿度
不足を防止することができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
外気を導入して冷房を行う場合、外気の湿度が低い場合
には、自然気化式の加湿器を用いて外気を冷却するた
め、冷房と加湿が同時に行え、特に冬季の冷房時におけ
る湿度不足を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体構成を示す系統図。
【図2】同実施例における冷房時の制御を示すフローチ
ャート。
【符号の説明】
3 室内ユニット 5 室外ユニット 11 バイパス路 13 全熱交換器 17 バイパス路ドア 21 加湿器 35 制御装置 41 室内湿度センサ 43 外気温度センサ 47 吹き出し温度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−14539(JP,A) 特開 平5−39945(JP,A) 特開 平4−106354(JP,A) 特開 平4−281143(JP,A) 実開 平4−23943(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 11/02 102 F24F 7/08 101

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外気を導入して温度調節して室内に供給
    する空気調和装置において、導入される外気と屋外へ排
    出される内気との間で熱交換を行う全熱交換器と、導入
    された外気を冷却しつつ加湿できる自然気化式の加湿器
    と、圧縮機を含む冷凍サイクルに接続された熱交換器
    と、冷房運転を行う際に、外気の温度が所定の基準外気
    温度より高い場合、導入外気を全熱交換器に通して熱回
    収換気を行い、基準外気温度より低い場合、全熱交換器
    をバイパスして外気を導入して通常換気を行うと共に、
    室内の湿度が所定の基準値より低い場合、加湿器をON
    として導入外気を冷却しつつ加湿し、室温が高く加湿器
    だけによる冷房では不十分な場合、圧縮機をONとして
    冷凍サイクルによる冷房を行うと共に、加湿器の運転を
    停止する制御手段と、を備えることを特徴とする空気調
    和装置。
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JP6494765B2 (ja) * 2015-08-20 2019-04-03 三菱電機株式会社 空気調和システム
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