JPH05103198A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH05103198A
JPH05103198A JP3287037A JP28703791A JPH05103198A JP H05103198 A JPH05103198 A JP H05103198A JP 3287037 A JP3287037 A JP 3287037A JP 28703791 A JP28703791 A JP 28703791A JP H05103198 A JPH05103198 A JP H05103198A
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JP
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image
pattern
laser
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density
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JP3287037A
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English (en)
Inventor
Hitomi Kumazaki
ひとみ 熊崎
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ベクトルなどのドット・マトリクス・フォー
マットからなる2値画像のエッジ部に生じるギザリを防
止し画質を向上させる。 【構成】 小領域の2値ドットからなる画像要素パター
ンを記憶するパターン記憶手段1と、入力された2値画
像を記憶する画像記憶手段2と、画像記憶手段2に記憶
された画像を順次抽出してパターン記憶手段1に格納さ
れているパターンとの比較を行うパターン比較手段3
と、抽出したパターンがパターン記憶手段1の少なくと
も1つと一致したとき濃度変更信号とビーム形状変更信
号とを発生する信号発生手段4と、通常のビーム形状と
異なるビーム形状をレーザ光で形成する変形ビームレー
ザ発振手段6と、変形ビームレーザ発振手段6の駆動を
制御するレーザ制御手段5とを備える。 【効果】 画像エッジ部のギザリはより目立たなくな
り、印字品質が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベクトルなどのように
ドット・マトリクス・フォーマットで構成される2値の
画像を処理し、その結果をレーザビームで書き込む画像
形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ドット・マトリクス・フォーマットから
なる画像をレーザビームにより書き込む従来技術として
は、特開平2−112966号公報に記載のものがあ
る。この方法はドット・マトリクス・フォーマットの画
像を小領域に分けてパターン認識し、比較,補正を行う
ことによって出力画像の質を向上させている。またこの
ような画像をレーザビームによって書き込むレーザプリ
ンタとしては、特開昭59−201574号公報、特開
昭62−112470号公報などが知られている。これ
らはいずれもレーザビームを入力画像に合わせるように
制御するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の画像形成装置は、ドット・マトリクス・フォー
マットの画像の読み取りおよび出力の解像度が充分でな
いため、出力画像の斜線部,細線,線交差部などにおい
て、その画像にギザリを生じたりシャープさに欠ける問
題があった。これに対し受け取った画像を部分毎に認識
し、その認識結果によって出力画像の潜像を形成するビ
ームの大きさや印字位置を変更して高画質化することが
行われているが、この場合のビーム形が円形などの定形
であるため、45度に近い斜線などの出力に対しては効
果的となっていない。また従来の方法では、画像の出力
の際にアンチ・エイリアシング処理を行っているが、そ
の結果の濃度をそのまま再現するだけであり、印字品質
の向上に対する配慮がなされていない。このため、図形
情報によって1画素内での印字位置や出力方法を変更す
ることが考えられているが、この方法においても前述と
同様にビーム形が縦長,横長などの定形であるため、斜
線などに対しては効果的とはなっていなかった。そこで
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであ
り、レーザビームで形成する画像のギザリを防止すると
共に、シャープ感の良好な再現性を可能とした画像形成
装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明による画像形成装置は次のような構成とした
ものである。 (1)2値のドットの集合で構成された画像情報を受け
取り、受け取った画像情報を記憶し、レーザ光によって
画像を形成する装置において、平滑化を必要とする小領
域の2値ドットからなる画像要素パターンを記憶するパ
ターン記憶手段と、入力された2値画像を記憶する画像
記憶手段と、この画像記憶手段に記憶された画像の中か
ら前記パターン記憶手段に格納されている小領域と同一
の大きさ・形状の中心ドットを含む領域を順次抽出して
パターン記憶手段に格納されているパターンとの比較を
行うパターン比較手段と、前記抽出したパターンがパタ
ーン記憶手段の少なくとも1つと一致したとき中心ドッ
トを変更するための濃度変更信号とビーム形状変更信号
とを発生する信号発生手段と、通常のビーム形状と異な
るビーム形状をレーザ光で形成する変形ビームレーザ発
振手段と、この変形ビームレーザ発振手段の駆動を前記
濃度変更信号およびビーム形状変更信号に基いて制御す
るレーザ制御手段とを備えていることを構成とする。 (2)ベクトルで構成された図形情報を受け取り、アン
チ・エイリアシング処理を含む画像処理を行った後、レ
ーザ光によって画像を形成する装置において、前記ベク
トルの傾き情報に基いてビーム形状に合わせた図形情報
を生成する図形情報生成手段と、前記ベクトルで構成さ
れた図形情報をラスター情報に変換すると共に前記アン
チ・エイリアシング処理を含む濃度変調を行う画素濃度
算出手段と、通常のビーム形状と異なるビーム形状をレ
ーザ光で形成する変形ビームレーザ発振手段と、前記図
形情報生成手段で生成された図形情報および前記画素濃
度算出手段で算出された濃度情報に基いて前記変形ビー
ムレーザ発振手段の駆動を制御するレーザ制御手段とを
備えていることを構成とする。
【0005】
【作用】上記手段(1)の構成の画像形成装置において
は、2値のイメージ画像入力を受け、そのうち平滑化が
必要である図形の特徴をパターン・マッチングで抽出
し、平滑化のための変更信号を図形の特徴に応じてレー
ザビーム形状を切り変えることにことを含んで発生させ
画像の感光体上への潜像作成を行うので、濃度調節とビ
ームの印字位置制御だけによる平滑化処理によるより
も、画像エッジ部のギザリをより目立たなくすることが
出来、印字品質の向上を得ることが出来る。また上記手
段(2)の構成の画像形成装置においては、アンチ・エ
イリアシング処理時に図形の特徴情報を蓄えておき、画
像の感光体上への潜像作成時に図形の特徴情報に応じて
レーザビーム形状を切り換えるので、アンチ・エイリア
シング処理結果を通常の出力方法で出力するよりも、画
像エッジ部のギザリをより目立たなくすることが出来、
印字品質の向上を得ることが出来る。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基いて
説明する。図1は本発明による画像形成装置の一実施例
の構成を示し、2値画像を平滑化するために出力方法の
変更が必要であると判断される小領域内での、白・黒ド
ットの配列パターンをその変更方法と共に記憶しておく
パターン記憶手段1と、入力された2値画像を記憶する
画像記憶手段2と、この画像記憶手段2に記憶された画
像の中からパターン記憶手段1に格納されている小領域
と同一の大きさ・形状の中心ドットを含む領域を順次抽
出して、パターン記憶手段1に格納されているパターン
との比較を行うパターン比較手段3と、前記抽出したパ
ターンがパターン記憶手段1の少なくとも1つと一致し
たとき、中心ドットを変更するための濃度変更信号とビ
ーム形状変更信号とを発生する信号発生手段4と、通常
のビーム形状と異なるビーム形状をレーザ光で形成する
変形ビームレーザ発振手段6と、この変形ビームレーザ
発振手段6の駆動を前記濃度変更信号およびビーム形状
変更信号に基いて制御するレーザ制御手段5とを備えて
いる。
【0007】上記パターン記憶手段1、画像記憶手段
2、パターン比較手段3および信号発生手段4は、図2
に示すレーザプリンタのコントローラ部7に組み込ま
れ、このコントローラ部7の一機能を行うものである。
【0008】図3は変形ビームレーザ発振手段6のハー
ド構成の一例を示し、互いに直交方向に配置された半導
体レーザ8,9と、各半導体レーザ8,9の光路内に設
けられたコリメーションレンズ10,11と、ハーフプ
リズム12と、回転駆動するポリゴンミラー13と、ポ
リゴンミラー13で走査されたレーザを感光体15に集
光する結像レンズ14とを備えている。なお、図示例で
は2つの半導体レーザ8,9を組み合わせたが、2以上
の半導体レーザを組み合わせても良い。かかる変形ビー
ムレーザ発振手段6は、カラープリンタの構成中におけ
るC(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー),B
K(ブラック)の全ての記録ユニットに対して1組ずつ
配置されるものである。図4はそのカラープリンタのハ
ード構成を示し、ドライバ16によって制御される変形
ビームレーザ発振手段6がC,M,Y,BKの各色に対
応して設けられており、各変形ビームレーザ発振手段6
に対応してドラム状の感光体15が配置されている。
【0009】図1の構成において、まず2値の画像を平
滑化するのに変更が必要である小領域の2値画像パター
ンを、その変更方法と共にパターン記憶手段1に記憶さ
せる。2値の画像データ入力を受け、それを画像記憶手
段2に記憶する。次にパターン比較手段3が、画像記憶
手段2に記憶している画像データから一部を取り出し、
それを記憶パターンと比較し、それが少なくとも1つの
パターンと一致したときは、信号発生手段4でそのパタ
ーンを平滑化するための中心ドットの濃度変更とドット
形状変更をパターンと共に記憶してある変更信号を参照
し、出力することで行う。但し、変更前の黒ドットは、
濃度は最大濃度、ドット形状は、最も対照的な形になっ
ているものとする。得られた濃度信号とドット形状信号
によって、レーザ制御手段5でレーザをどのように駆動
させるかの制御が行われ、その制御に従って変形ビーム
レーザ発振手段6からレーザが発振し、変形ビームを用
いながら感光体上に図形の潜像を形成する。
【0010】上記の動作により各図形のエッジ部分を抽
出し、そのエッジの傾き情報を基準にレーザのビーム変
形機能に合わせたエッジ特徴情報を生成し、その情報と
濃度に従って、エッジ部ピクセルへの図形エッジのかか
りかたをなるべく再現するような形のビームが出力され
るようにレーザ駆動を制御する。
【0011】この場合の変形ビームレーザ発振手段6の
作動は下記のように行われる。レーザビームは縦方向、
横方向で放射角が異なる性質を持つため、立体的に楕円
錐形をしている。よって、半導体レーザ8,9から発振
されたレーザ光がコリメーションレンズ10,11で平
行化されると楕円形ビームになる。よって、半導体レー
ザを含む光源部を傾けて設置することで傾きのある楕円
形のビームスポットを感光体上に得ることができる。こ
のとき半導体レーザを含む光源部を複数個互いに傾きの
異なるように傾けて設置し、それらから発振されたレー
ザ光がビーム中心を合わせるようにしてハーフプリズム
12で合成できるようにしておくと、それぞれのレーザ
をon・offすることによってさまざまなビーム形状
を発生させることができる。
【0012】図5は、この変形ビームレーザ発振手段6
により発生するビーム形状の一例を示し、右に45度傾
いた楕円ビーム(a)、左に45度傾いた楕円ビーム
(b)、それらを合成して形成される円形に近いクロス
の形のビーム(c)を生成できる。この装置では、エッ
ジ情報としてはそれぞれのビーム形を用いるとより品質
良く図形を再現できると考えられる様なエッジ分類に従
った情報を生成する。この場合は、それぞれのビーム形
に対応して垂直よりも右に傾いたエッジ、左に傾いたエ
ッジ、垂直エッジという3種の情報を生成するようにす
る。尚、レーザを3つ以上備える構成のレーザ装置を用
いた場合には、ビーム形としてより多種のものが形成で
きるので、それに伴いより多種の情報を生成することが
できる。
【0013】図6はパターン・マッチングによる画像の
平滑化信号発生のフローチャートを示し、このフローチ
ャートでは平滑化が必要と考えられる画像要素パターン
を平滑化のために必要な変更方法と共にあらかじめ蓄え
ておき、イメージ画像とのパターン・マッチングによっ
て平滑化対象箇所を決定し、その平滑方法としての変更
信号を決定する。
【0014】このような処理方法では、平滑化に用いる
パターンは従来通りのものを用いるが、その変更方法を
従来と異なったものとする。すなわち従来では、平滑化
のために画像のギザリ部分の濃度を元々黒と白の2値で
あったものの中間値を用いて変更し、1画素単位により
細かい印字開始位置制御を用いて印字位置を変更する方
法がとられていたが、本発明ではそれにビーム形状の変
更を加える。このビーム形状の変更方法として、平滑化
のためにその中心画素を変更すべきパターンの中心画素
まわりの形状によって、ビーム形状をあらかじめその画
像形状になるべく近くなるように定め、対応する信号を
出力するようにする。つまり、斜めに黒画素が並んでい
る図形境界を平滑化する場合には、その傾き方向に従っ
てビーム形状を決定する。また変更前のビーム形状は、
変形レーザビーム発振手段6で出力できるビーム形のう
ち、最も対称性のよい(円に近い)ものである。
【0015】図7はビーム形状変更の一例を示し、
(a)は画素濃度・ビーム形状変更用パターン、(b)
は変更後である。この例におけるビーム形状では図5に
示す3種を使用するものであり、右に傾いているパター
ンの場合で中心画素を変更するパターンでは、ビームは
右斜めのものを選択するようにビーム形状変更信号を右
斜め信号(例えば1)で出力する。左に傾いているパタ
ーンの場合で中心画素を変更するパターンでは、ビーム
は左斜めのものを選択するように左斜め信号(例えば−
1)で出力する。よって図7のような右に傾いた図形パ
ターンを平滑化するために、中心画素を右傾きビーム
(ビーム形状変更信号=1)、濃度を最大濃度7のうち
4(濃度信号=4)とするように変更パターンを決定し
て蓄えておく。このような方法によって登録されるパタ
ーンと変更信号(図6参照)を生成し、図6に示すフロ
ーチャートに従って平滑化処理を行う。
【0016】図8はこの平滑化処理される図形の一例を
示し、図9はこの処理によって各画素毎に出力される濃
度変更信号とビーム形状信号を示す。図9の各画素にお
いて上側の数値は濃度信号(8値)を、下側の数値はビ
ーム形状変更信号であり、ビーム形状変更信号が発生し
ない濃度が正の画素では、対称形(クロス形)のビーム
形状となっている。
【0017】図10はレーザ制御手段5(図1参照)の
内部構成を示す。このレーザ制御手段5は、各画素につ
いて濃度信号とビーム形状信号を受け取り、それらによ
ってレーザのパワーとビーム形状を選択してレーザを駆
動させ書き込みを行う。このためレーザ選択制御回路2
0とドライバ21とを有し、ビーム形状信号、濃度デー
タを入力として複数のレーザの動作制御を行う。まず、
レーザ選択制御回路20はビーム形状信号を入力として
どのレーザを用いるかを選択し、レーザ選択信号をドラ
イバ21に渡す。それぞれのビームのパワーは、濃度信
号に従って制御する。その際x形(クロス形)ビームの
ように、2本以上のレーザビームが重なって得られるビ
ーム形状では、最大濃度を表現する際に全てのレーザビ
ームを最大パワーにすることなく、1本のレーザの最大
パワーで得られる濃度と同等な濃度になるように複数レ
ーザのパワーを調整する必要がある。よって、画素濃度
補正回路23で、レーザ選択制御回路20によって選択
されたレーザ数によって画素濃度の補正を行い、ドライ
バ21は、レーザ選択信号と補正された画素濃度データ
によって複数レーザを駆動させる。
【0018】図11はこのレーザ制御手段5によって出
力するレーザ選択信号を示し、ビーム形状信号が右傾き
記号1であれば、そのエッジ部で右に傾いたビームを発
振するレーザのみを駆動させるようにし、ビーム形状信
号が左傾き記号−1であれば、そのエッジ部で左に傾い
たビームを発振するレーザのみを駆動させ、ビームパワ
ーが0以上でビーム形状信号が発振されない場合は、両
方のレーザを駆動させてx形のビームを発振させるよう
に制御する。
【0019】図12は以上の処理によって図7に示した
図形を感光体15に入力して形成した場合の潜像画像を
示す。このような本実施例では、2値のイメージ画像入
力を受け、そのうち平滑化が必要である図形の特徴情報
をパターン・マッチングで抽出し、平滑化のための変更
信号を図形の特徴に応じてレーザビーム形状を切り換え
ることを含んで発生させて画像の感光体上への潜像作成
を行うので、濃度調節とビームの印字位置制御だけによ
る平滑化処理によるよりも、画像エッジ部のギザリをよ
り目立たなくすることが出来、印字品質の向上を得るこ
とが出来る。
【0020】図13は本発明の他の実施例の構成を示
す。この実施例は入力される画像情報がベクトルで構成
された図形情報への適用例である。この実施例の装置
は、入力されたベクトルの傾き情報に基いてビーム形状
に合わせた図形情報を生成する図形情報生成手段31
と、前記ベクトルで構成された図形情報をラスター情報
に変換すると共に、前記アンチ・エイリアシング処理を
含む濃度変調を行う画素濃度算出手段32と、通常のビ
ーム形状と異なるビーム形状をレーザ光で形成する変形
ビームレーザ発振手段6と、前記図形情報生成手段31
で生成された図形情報および前記画素濃度算出手段32
で算出された濃度情報に基いて、前記変形ビームレーザ
発振手段6の駆動を制御するレーザ制御手段5とを備え
ている。なお、この構成においてレーザ制御手段5のハ
ード構成は図10、変形ビームレーザ発振手段6のハー
ド構成は図3と同一のものを使用できるため、その説明
を省略する。
【0021】このような構成では図形情報生成手段31
で図形情報を生成し、画素濃度算出手段32でベクトル
画像情報をラスター画像情報にしたときの各画素の濃度
を決定した後、レーザ制御手段5で図形情報と濃度情報
に従ってレーザをどのように駆動させるか決定し、その
制御を行う。その制御に従ってレーザが発振し、変形ビ
ームを用いながら感光体上に図形の潜像を形成する。よ
り具体的には、ベクトルで構成される各図形のエッジ部
分で、そのエッジの傾き情報を基準にレーザのビーム変
形機能に合わせたエッジ特徴情報を生成し、その情報と
濃度に従ってエッジ部ピクセルへの図形エッジのかかり
かたをなるべく再現するような形のビームが出力される
ように、レーザ駆動を制御する。
【0022】図14は図形情報生成手段31の処理のフ
ローチャートを示す。まず1つ1つのベクトルが初めて
処理される際に、その始点・終点座標よりベクトルの傾
きを求める(ステップS1)。その傾きを判定し(ステ
ップS2)、傾きが正の数であればそのベクトルは垂直
よりも右に傾いていると判断して右傾き記号1を(ステ
ップS3)、傾きが負の数であればそのベクトルが垂直
よりも左に傾いていると判断して左傾き記号−1を(ス
テップS5)、傾きが無限大ならば(すなわち始点・終
点のx座標が等ければ)垂直記号0(ステップS4)
を、ベクトル情報の傾きフラグ内に書き込む。スキャン
ライン処理のエッジ処理時に処理しているベクトルの傾
きフラグを参照し、図形を主走査方向の直線ベクトルに
分解するときの始点および終点の情報として、それらの
始点・終点となっている図形ベクトルの傾きフラグをそ
の始点・終点の傾きフラグ情報として格納する(ステッ
プS6)。その際、分解した直線ベクトルの始点・終点
の画素に、図形ベクトルの始点又は終点が2つ以上存在
し、それらの傾きフラグが互いに異なっていた場合、そ
の直線ベクトルの始点・終点の傾きフラグは0とする
(ステップS7)。最終的にページメモリの特徴情報メ
モリ部にエッジ部(上記主走査方向に分解した直線ベク
トルの始点・終点)の傾きフラグ情報を格納する(ステ
ップS8)。図15は以上の処理によって生成されたエ
ッジ部の傾きフラグ情報である。
【0023】前記画素濃度算出手段32はアンチ・エイ
リアシング処理を含む画素濃度決定を行うが、この濃度
(輝度値)はページメモリのプレーンメモリ部(図示省
略)に格納される。レーザ制御手段5は各主走査線につ
いて直線ベクトルに分解された図形情報を受け取り、レ
ーザを駆動させて書き込みを行う。その際、各色に対応
するページメモリのプレーン・メモリ部の濃度(輝度
値)情報とページメモリ特徴情報メモリ部の内、傾き情
報フラグによってレーザのパワーとビーム形状を選択す
る。ビーム形状は、フラグとして右傾き記号1があった
場合、そのエッジ部で右に傾いたビームを発振するレー
ザのみを駆動させるようにし、フラグとして左傾き記号
−1があった場合、そのエッジ部で左に傾いたビームを
発振するレーザのみを駆動させ、フラグが0であった場
合は、両方のレーザを駆動させてx形のビームを発振さ
せるように制御する。エッジ部以外では、レーザは常に
両方駆動させるように制御する。このときそれぞれのビ
ームパワーは、画素濃度算出手段32で得られた濃度に
従って調整される。その際x形ビームのように、2本以
上のレーザビームが重なって得られるビーム形状では、
最大濃度を表現する際に全てのレーザビームを最大パワ
ーにするのでなく、1本のレーザの最大パワーで得られ
る濃度と同等な濃度になるように複数レーザのパワーを
調整する。
【0024】図16は以上のようにして形成された感光
体15上の潜像画像を示す。このような本実施例では、
アンチ・エイリアシング処理時に図形の特徴を蓄えてお
き、画像の感光体上への潜像作成時に図形の特徴情報に
応じてレーザビーム形状を切り換えるので、アンチ・エ
イリアシング処理結果を通常の出力方法で出力するより
も、画像エッジ部のギザリをより目立たなくすることが
出来、印字品質の向上を得ることが出来る。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明の画像形成装
置によれば、図形の特徴に応じてレーザビーム形状を切
り換えるため、画像エッジ部のギザリが目立たなくなり
印字品質が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像形成装置の一実施例の構成を
示すブロック図である。
【図2】レーザプリンタの制御系統を示すブロック図で
ある。
【図3】変形ビームレーザ発振手段の構成図である。
【図4】カラープリンタの内部構成を示す図である。
【図5】変形ビームレーザ発振手段により発生するビー
ム形状の正面図である。
【図6】平滑化信号発生の動作手順を示すフローチャー
トである。
【図7】ビーム形状変更の一例を示す画像図である。
【図8】平滑化処理される図形の一例を示す図である。
【図9】平滑化処理した信号の説明図である。
【図10】レーザ制御手段の内部構成を示すブロック図
である。
【図11】レーザ選択信号の対応図である。
【図12】静電潜像の一例の正面図である。
【図13】本発明による画像形成装置の他の実施例の構
成を示すブロック図である。
【図14】図形情報生成手段の処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図15】エッジ部の傾きフラグ情報の対応図である。
【図16】静電潜像の他の例の正面図である。
【符号の説明】 1 パターン記憶手段 2 画像記憶手段 3 パターン比較手段 4 信号発生手段 5 レーザ制御手段 6 変形ビームレーザ発振手段 7 コントローラ部 8,9 半導体レーザ 10,11 コリメーションレンズ 12 ハーフプリズム 13 ポリゴンミラー 14 結像レンズ 15 感光体 16,21 ドライバ 20 レーザ選択制御回路 23 画素濃度補正回路 31 図形情報生成手段 32 画素濃度算出手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2値のドットの集合で構成された画像情
    報を受け取り、受け取った画像情報を記憶し、レーザ光
    によって画像を形成する装置において、平滑化を必要と
    する小領域の2値ドットからなる画像要素パターンを記
    憶するパターン記憶手段と、入力された2値画像を記憶
    する画像記憶手段と、この画像記憶手段に記憶された画
    像の中から前記パターン記憶手段に格納されている小領
    域と同一の大きさ・形状の中心ドットを含む領域を順次
    抽出してパターン記憶手段に格納されているパターンと
    の比較を行うパターン比較手段と、前記抽出したパター
    ンがパターン記憶手段の少なくとも1つと一致したとき
    中心ドットを変更するための濃度変更信号とビーム形状
    変更信号とを発生する信号発生手段と、通常のビーム形
    状と異なるビーム形状をレーザ光で形成する変形ビーム
    レーザ発振手段と、この変形ビームレーザ発振手段の駆
    動を前記濃度変更信号およびビーム形状変更信号に基い
    て制御するレーザ制御手段とを備えていることを特徴と
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】 ベクトルで構成された図形情報を受け取
    り、アンチ・エイリアシング処理を含む画像処理を行っ
    た後、レーザ光によって画像を形成する装置において、
    前記ベクトルの傾き情報に基いてビーム形状に合わせた
    図形情報を生成する図形情報生成手段と、前記ベクトル
    で構成された図形情報をラスター情報に変換すると共に
    前記アンチ・エイリアシング処理を含む濃度変調を行う
    画素濃度算出手段と、通常のビーム形状と異なるビーム
    形状をレーザ光で形成する変形ビームレーザ発振手段
    と、前記図形情報生成手段で生成された図形情報および
    前記画素濃度算出手段で算出された濃度情報に基いて前
    記変形ビームレーザ発振手段の駆動を制御するレーザ制
    御手段とを備えていることを特徴とする画像形成装置。
JP3287037A 1991-10-07 1991-10-07 画像形成装置 Pending JPH05103198A (ja)

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JPH05103198A true JPH05103198A (ja) 1993-04-23

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JP3287037A Pending JPH05103198A (ja) 1991-10-07 1991-10-07 画像形成装置

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JP (1) JPH05103198A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014011723A (ja) * 2012-07-02 2014-01-20 Canon Inc 画像処理装置およびその制御方法

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JP2014011723A (ja) * 2012-07-02 2014-01-20 Canon Inc 画像処理装置およびその制御方法

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